JPH09262607A - 洗浄剤噴射方法 - Google Patents
洗浄剤噴射方法Info
- Publication number
- JPH09262607A JPH09262607A JP7454296A JP7454296A JPH09262607A JP H09262607 A JPH09262607 A JP H09262607A JP 7454296 A JP7454296 A JP 7454296A JP 7454296 A JP7454296 A JP 7454296A JP H09262607 A JPH09262607 A JP H09262607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- rolls
- cleaning agent
- foreign matters
- detergent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B28/00—Maintaining rolls or rolling equipment in effective condition
- B21B28/02—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning
- B21B28/04—Maintaining rolls in effective condition, e.g. reconditioning while in use, e.g. polishing or grinding while the rolls are in their stands
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】乾式調質圧延において、オンラインでロールの
洗浄を迅速に省力的に行う。 【解決手段】揮発性のロール洗浄剤をワークロールの下
流側からワークロール１１とバックアップロール１２の
接触部１３に圧力０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 にて噴射
して液溜り９を形成し、ロール表面の異物を溶解除去す
る。
洗浄を迅速に省力的に行う。 【解決手段】揮発性のロール洗浄剤をワークロールの下
流側からワークロール１１とバックアップロール１２の
接触部１３に圧力０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 にて噴射
して液溜り９を形成し、ロール表面の異物を溶解除去す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリップの乾式
調質圧延における洗浄剤噴射方法に関する。
調質圧延における洗浄剤噴射方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】乾式調質圧延機においてロール表面に異
物が付着した場合、従来は、洗浄剤のボンベをもった作
業者が圧延機内に入り、手作業でノズルを操作すること
によりロールに洗浄剤を噴射していた。これを改善する
技術として、特開昭５７−７５２０３号公報には、調質
圧延油を連続的にバックアップロールに同伴させてバッ
クアップロールとワークロールとの接触部に至らしめ、
接触部に調質圧延油を保持させる一方、ワークロールの
入側周面に加圧気体を噴射させ、吸引機能を有するブラ
シで調質圧延油をワークロールの周面から除去する技術
が開示されている。
物が付着した場合、従来は、洗浄剤のボンベをもった作
業者が圧延機内に入り、手作業でノズルを操作すること
によりロールに洗浄剤を噴射していた。これを改善する
技術として、特開昭５７−７５２０３号公報には、調質
圧延油を連続的にバックアップロールに同伴させてバッ
クアップロールとワークロールとの接触部に至らしめ、
接触部に調質圧延油を保持させる一方、ワークロールの
入側周面に加圧気体を噴射させ、吸引機能を有するブラ
シで調質圧延油をワークロールの周面から除去する技術
が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】作業者が手作業で洗浄
剤を噴射する方法では、ロールへの異物の附着の発見か
ら除去するまでに時間が掛かる上に、作業者がボンベを
背負って圧延機内に入るため安全に対して十二分の配慮
が必要であった。また、前記特開昭５７−７５２０３号
公報の技術では、潤滑油や鉱油等の調質圧延油を用い、
バックアップロールとワークロールとの接触部に保持さ
せるが、調質圧延油を用いるので、ワークロールに付着
してストリップに至るのを防止するために、これをワー
クロールから除去する手段が必須である。
剤を噴射する方法では、ロールへの異物の附着の発見か
ら除去するまでに時間が掛かる上に、作業者がボンベを
背負って圧延機内に入るため安全に対して十二分の配慮
が必要であった。また、前記特開昭５７−７５２０３号
公報の技術では、潤滑油や鉱油等の調質圧延油を用い、
バックアップロールとワークロールとの接触部に保持さ
せるが、調質圧延油を用いるので、ワークロールに付着
してストリップに至るのを防止するために、これをワー
クロールから除去する手段が必須である。
【０００４】本発明は、乾式調質圧延において、従来技
術に改善を加え、オンラインでロールの洗浄を、適時に
迅速に省力的に行う洗浄剤噴射方法を開発し、これを提
供することを目的とするものである。
術に改善を加え、オンラインでロールの洗浄を、適時に
迅速に省力的に行う洗浄剤噴射方法を開発し、これを提
供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、乾式調質圧延機におい
て、ワークロールの下流側からロール洗浄剤をワークロ
ールとバックアップロールの接触部に噴射し、接触部に
ロール洗浄剤の液溜りを形成し、ロール表面の異物を溶
解除去することを特徴とする洗浄剤噴射方法である。本
発明では、圧延機内にロール洗浄剤噴射装置を設置し、
ロール表面に異物が付着したことを確認すると同時に、
操作室からの遠隔操作により対象とするロールに洗浄剤
を直ちに噴射する。また、より迅速に異物を除去するた
めに、ワークロールとバックアップロールの接触部にロ
ール洗浄剤を噴射し、その接触部に液溜りを形成するよ
うにしたものである。
解決するためになされたもので、乾式調質圧延機におい
て、ワークロールの下流側からロール洗浄剤をワークロ
ールとバックアップロールの接触部に噴射し、接触部に
ロール洗浄剤の液溜りを形成し、ロール表面の異物を溶
解除去することを特徴とする洗浄剤噴射方法である。本
発明では、圧延機内にロール洗浄剤噴射装置を設置し、
ロール表面に異物が付着したことを確認すると同時に、
操作室からの遠隔操作により対象とするロールに洗浄剤
を直ちに噴射する。また、より迅速に異物を除去するた
めに、ワークロールとバックアップロールの接触部にロ
ール洗浄剤を噴射し、その接触部に液溜りを形成するよ
うにしたものである。
【０００６】この場合、前記洗浄剤を圧力０．５〜１．
５ｋｇ／ｃｍ2 にて噴射することとすると好適である。
噴射する液圧が０．５ｋｇ／ｃｍ2 未満では洗浄効果が
乏しく、液圧を増加させると、洗浄効果は高まるが、
１．５ｋｇ／ｃｍ2 を越えると、液溜りに気泡が発生し
て洗浄効果が低下する。したがって、噴射する液圧は、
０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 とした。
５ｋｇ／ｃｍ2 にて噴射することとすると好適である。
噴射する液圧が０．５ｋｇ／ｃｍ2 未満では洗浄効果が
乏しく、液圧を増加させると、洗浄効果は高まるが、
１．５ｋｇ／ｃｍ2 を越えると、液溜りに気泡が発生し
て洗浄効果が低下する。したがって、噴射する液圧は、
０．５〜１．５ｋｇ／ｃｍ2 とした。
【０００７】ロール洗浄剤としては異物を溶解する洗浄
剤であって、揮発性の洗浄剤を用いる。このようなロー
ル洗浄剤としては、エーテル、アセトン、トルエン、ア
ルコール類、フロン化合物等、沸点の低い揮発性を有す
るものが適切である。
剤であって、揮発性の洗浄剤を用いる。このようなロー
ル洗浄剤としては、エーテル、アセトン、トルエン、ア
ルコール類、フロン化合物等、沸点の低い揮発性を有す
るものが適切である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明方法を説明する説明
図である。第１スタンド１と第２スタンド２でストリッ
プ１０が調質圧延される。このストリップ１０の出側で
ストリップ１０の板面の点検が行われ、板面の点検によ
ってロールの汚れを検出する。各スタンド１、２のワー
クロール１１とバックアップロール１２との接触部１３
の背面側（ワークロール１１の下流側）に、噴射ノズル
５が配設されており、ステンレス配管３によりポンプ６
に連結されている。ポンプ６は、ロール洗浄剤タンク７
から洗浄剤を送るようになっており、各ステンレス配管
３には自動弁４が装着されている。ストリップ１０の板
面点検の結果、ロールの汚れ情報が出力され、該当する
自動弁４を開いてロール洗浄剤をノズル５に送る。ノズ
ル５はロール洗浄剤をロールに吹き付け、ワークロール
１１とバックアップロール１２の接触部１３に液溜り９
を形成し、この液溜り９において、ロール洗浄剤は、ロ
ールの汚れを溶解除去する。この調質圧延は乾式である
ため、洗浄剤はストリップ１０に到達しないように、洗
浄剤には揮発性の洗浄剤を用いる（例えばダイキン工業
株式会社製 ダイフロンＳ２Ｔ−４０Ｅ（商品名）な
ど）。
図である。第１スタンド１と第２スタンド２でストリッ
プ１０が調質圧延される。このストリップ１０の出側で
ストリップ１０の板面の点検が行われ、板面の点検によ
ってロールの汚れを検出する。各スタンド１、２のワー
クロール１１とバックアップロール１２との接触部１３
の背面側（ワークロール１１の下流側）に、噴射ノズル
５が配設されており、ステンレス配管３によりポンプ６
に連結されている。ポンプ６は、ロール洗浄剤タンク７
から洗浄剤を送るようになっており、各ステンレス配管
３には自動弁４が装着されている。ストリップ１０の板
面点検の結果、ロールの汚れ情報が出力され、該当する
自動弁４を開いてロール洗浄剤をノズル５に送る。ノズ
ル５はロール洗浄剤をロールに吹き付け、ワークロール
１１とバックアップロール１２の接触部１３に液溜り９
を形成し、この液溜り９において、ロール洗浄剤は、ロ
ールの汚れを溶解除去する。この調質圧延は乾式である
ため、洗浄剤はストリップ１０に到達しないように、洗
浄剤には揮発性の洗浄剤を用いる（例えばダイキン工業
株式会社製 ダイフロンＳ２Ｔ−４０Ｅ（商品名）な
ど）。
【０００９】本発明の洗浄剤噴射方法は、ロールへの異
物の附着の確認後すぐに異物除去動作に入るため、不良
発生量を最小限に押えることが可能となる。また圧延機
内で人力による作業がなくなるため、作業者の危険をな
くすことが可能となる。噴射する液圧と洗浄効果との関
係を図２に示した。図２は伸率２．５％の乾式調質圧延
を圧延速度１２００ｍｐｍでぶりき原板（板厚０．３５
ｍｍ）に施した場合の本発明の実施例装置の噴射圧力と
必要洗浄時間との関係を示すグラフである。必要洗浄時
間は、ロール表面の異物を完全に除去するまでに要した
時間である。噴射圧力が１．０ｋｇ／ｃｍ2 近傍で必要
洗浄時間は最短となり、０．５ｋｇ／ｃｍ2 未満又は
１．５ｋｇ／ｃｍ2 を越える液圧では必要洗浄時間が増
加する。したがって、好適な噴射液圧は、０．５ｋｇ／
ｃｍ2 〜１．５ｋｇ／ｃｍ2に限定される。なお、洗浄
剤の噴射量は１０〜２０リットル／ｍｉｎである。
物の附着の確認後すぐに異物除去動作に入るため、不良
発生量を最小限に押えることが可能となる。また圧延機
内で人力による作業がなくなるため、作業者の危険をな
くすことが可能となる。噴射する液圧と洗浄効果との関
係を図２に示した。図２は伸率２．５％の乾式調質圧延
を圧延速度１２００ｍｐｍでぶりき原板（板厚０．３５
ｍｍ）に施した場合の本発明の実施例装置の噴射圧力と
必要洗浄時間との関係を示すグラフである。必要洗浄時
間は、ロール表面の異物を完全に除去するまでに要した
時間である。噴射圧力が１．０ｋｇ／ｃｍ2 近傍で必要
洗浄時間は最短となり、０．５ｋｇ／ｃｍ2 未満又は
１．５ｋｇ／ｃｍ2 を越える液圧では必要洗浄時間が増
加する。したがって、好適な噴射液圧は、０．５ｋｇ／
ｃｍ2 〜１．５ｋｇ／ｃｍ2に限定される。なお、洗浄
剤の噴射量は１０〜２０リットル／ｍｉｎである。
【００１０】さらに、伸率を０．５〜３．０％、圧延速
度６００〜１４００ｍｐｍ、板厚０．１５〜０．５０ｍ
ｍの範囲で条件を変えて実施したが、図２とほぼ同じ結
果が得られた。
度６００〜１４００ｍｐｍ、板厚０．１５〜０．５０ｍ
ｍの範囲で条件を変えて実施したが、図２とほぼ同じ結
果が得られた。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ロールに異物が付着し
たとき、迅速に洗浄剤の噴射を行うようにしたため、異
物附着確認から異物除去までの時間を大幅に短縮するこ
とができた。また、本発明では、ロール洗浄剤を用いる
ので、これをワークロールから除去する手段が不要とな
る。なお、作業者の圧延機内作業を必要としていた技術
に比べ、作業者の安全を確保する効果もある。
たとき、迅速に洗浄剤の噴射を行うようにしたため、異
物附着確認から異物除去までの時間を大幅に短縮するこ
とができた。また、本発明では、ロール洗浄剤を用いる
ので、これをワークロールから除去する手段が不要とな
る。なお、作業者の圧延機内作業を必要としていた技術
に比べ、作業者の安全を確保する効果もある。
【図１】実施例の洗浄剤噴射方法を示す側面図である。
【図２】実施例の液圧と必要洗浄時間との関係を示すグ
ラフである。
ラフである。
１ 第１スタンド ２ 第２スタン
ド ３ ステンレス配管 ４ 自動弁 ５ ノズル ６ ポンプ ７ タンク ８ 出側運転室
板面点検 ９ 液溜り部 １０ ストリップ １１ ワークロール １２ バックアッ
プロール １３ 接触部
ド ３ ステンレス配管 ４ 自動弁 ５ ノズル ６ ポンプ ７ タンク ８ 出側運転室
板面点検 ９ 液溜り部 １０ ストリップ １１ ワークロール １２ バックアッ
プロール １３ 接触部
Claims (2)
- 【請求項１】 乾式調質圧延機において、ワークロール
の下流側からロール洗浄剤をワークロールとバックアッ
プロールの接触部に噴射し、該接触部にロール洗浄剤の
液溜りを形成し、ロール表面の異物を溶解除去すること
を特徴とする洗浄剤噴射方法。 - 【請求項２】 前記洗浄剤を圧力０．５〜１．５ｋｇ／
ｃｍ2 にて噴射することを特徴とする請求項１記載の洗
浄剤噴射方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7454296A JPH09262607A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 洗浄剤噴射方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7454296A JPH09262607A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 洗浄剤噴射方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09262607A true JPH09262607A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13550266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7454296A Pending JPH09262607A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 洗浄剤噴射方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09262607A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007021544A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Nippon Steel Corp | 圧延機の異物飛び込み疵防止方法および装置 |
| CN104307879A (zh) * | 2014-11-10 | 2015-01-28 | 江苏亨特宏业重工有限公司 | 铝型材生产线用冷轧机轧辊轮的除污装置 |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7454296A patent/JPH09262607A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007021544A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Nippon Steel Corp | 圧延機の異物飛び込み疵防止方法および装置 |
| CN104307879A (zh) * | 2014-11-10 | 2015-01-28 | 江苏亨特宏业重工有限公司 | 铝型材生产线用冷轧机轧辊轮的除污装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040209 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040727 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |