JP2006045594A - 帯板洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 洗浄中の帯板の一時的な停止に伴う帯板表面のしみの発生を防止する。
【解決手段】 脱脂液吹付ノズル4とブラシロール3とリンガーロール5をそなえた脱脂槽に、温水吹付ノズル7,8とリンガーロール5をそなえた湯洗槽を連設して成る帯板洗浄装置において、前記脱脂槽のリンガーロール5を、仕切板6により脱脂液吹付ノズル4設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、前記湯洗槽のリンガーロール5を、仕切板6により温水吹付ノズル7,8設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、これらリンガーロール室のうち前記脱脂槽の入口部および前記湯洗槽の出口部に位置するリンガーロール室13,44,45を除く各リンガーロール室に、温水供給装置50と圧縮空気供給装置55に接続され温水を微細な温水ミストとして噴霧する噴霧ノズル9を設け、帯板の通板停止時に噴霧ノズル9から温水を噴霧させる噴霧制御装置61をそなえた。
【選択図】 図1
【解決手段】 脱脂液吹付ノズル4とブラシロール3とリンガーロール5をそなえた脱脂槽に、温水吹付ノズル7,8とリンガーロール5をそなえた湯洗槽を連設して成る帯板洗浄装置において、前記脱脂槽のリンガーロール5を、仕切板6により脱脂液吹付ノズル4設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、前記湯洗槽のリンガーロール5を、仕切板6により温水吹付ノズル7,8設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、これらリンガーロール室のうち前記脱脂槽の入口部および前記湯洗槽の出口部に位置するリンガーロール室13,44,45を除く各リンガーロール室に、温水供給装置50と圧縮空気供給装置55に接続され温水を微細な温水ミストとして噴霧する噴霧ノズル9を設け、帯板の通板停止時に噴霧ノズル9から温水を噴霧させる噴霧制御装置61をそなえた。
【選択図】 図1
Description
この発明は金属製の帯板を洗浄する洗浄装置に関する。
冷間圧延された鋼帯や銅帯などの帯板の表面には、圧延油や機械油等の油脂分、および金属粉やごみ等の異物が付着しているので、これらを除去する必要があり、そのための洗浄装置としては、従来はアルカリ溶液などの脱脂液を帯板の両面に吹付けてブラシロールでブラッシング後、温水を吹付けて仕上洗いをおこなう洗浄装置が、一般的に用いられている(たとえば、特許文献1,2参照。)。
特開平11−269678号公報(第2頁、第6−8頁、図1)
特開2000−336494号公報(第2頁、図3)
ところで、上記の洗浄装置を設けた帯板の処理ラインにおいては、たとえば帯板にきず等が検出された場合にその状態を目視で確認するためとか、帯板のつなぎ替え、すなわち被処理帯板の切替えに伴う洗浄中の帯板の後端部と次の被処理帯板の先端部との溶接などのために、帯板を一時的に停止する場合があるが、このとき洗浄装置内のブラシロール後段部(帯板進行方向側)や脱脂後の湯洗用温水ノズルの後段部等に設けた液体分除去用のリンガーロールの前後で、帯板の両面に付着した脱脂液や異物を含む温水が蒸発して、帯板表面にしみが発生し、帯板の外観不良の原因となっている。
なお上記の帯板の停止時には、脱脂液および温水の吹付を続行すれば、ブラシロール付近や温水ノズル付近においては、帯板は液体に濡れた状態に維持されてしみが発生することはないが、上記のリンガーロール付近では上記の液体による濡れはほとんどなく、かつ槽内の湿潤雰囲気は洗浄装置の周囲に流出しないように吸引排気されているので、上記のリンガーロール付近での液体分の蒸発、およびこれによる上記のしみの発生は避けることができなかった。
この発明は上記従来の問題点を解決しようとするもので、洗浄中の帯板の一時的な停止に伴う帯板表面のしみの発生を防止できる帯板洗浄装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の帯板洗浄装置は、脱脂液吹付ノズルとブラシロールとリンガーロールをそなえた脱脂槽に、温水吹付ノズルとリンガーロールをそなえた湯洗槽を連設して成り、通板ラインに沿って走行する帯板を洗浄する帯板洗浄装置において、前記脱脂槽の前記リンガーロールを、仕切板により脱脂液吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、前記湯洗槽の前記リンガーロールを、仕切板により温水吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、これらリンガーロール室のうち前記脱脂槽の入口部および前記湯洗槽の出口部に位置するリンガーロール室を除く各リンガーロール室に、温水供給装置と圧縮空気供給装置に接続され温水を微細な温水ミストとして該リンガーロール室内に噴霧する噴霧ノズルを設け、帯板の通板停止時に前記温水供給装置と前記圧縮空気供給装置を制御して前記噴霧ノズルから前記温水を噴霧させる噴霧制御装置をそなえたことを特徴とする。
また請求項2記載の帯板洗浄装置は、脱脂液吹付ノズルとブラシロールとリンガーロールをそなえた脱脂槽に、温水吹付ノズルとリンガーロールをそなえた湯洗槽を連設して成り、通板ラインに沿って走行する帯板を洗浄する帯板洗浄装置において、前記脱脂槽の前記リンガーロールを、仕切板により脱脂液吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、前記湯洗槽の前記リンガーロールを、仕切板により温水吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、これらリンガーロール室のうち前記脱脂槽の入口部および前記湯洗槽の出口部に位置するリンガーロール室を除く各リンガーロール室に、温水供給装置と圧縮空気供給装置に接続され温水を微細な温水ミストとして該リンガーロール室内に噴霧する噴霧ノズルを設け、帯板の通板停止時に前記温水供給装置と前記圧縮空気供給装置を制御して前記噴霧ノズルから前記温水を噴霧させる噴霧制御装置と、帯板の通板停止時に所定の時間間隔で帯板を所定距離前進駆動するインチング制御装置とをそなえたことを特徴とする。
この発明の帯板洗浄装置においては、帯板の洗浄中にその通板を一時的に停止する場合、通板停止中、リンガーロール室に設けた噴霧ノズルから温水ミストを噴霧することにより、リンガーロールの前後における帯板の表面は温水による湿潤状態に維持され、帯板の乾燥およびこれに伴うしみの発生が防止される。また温水ミストの噴霧は、仕切板によって脱脂液吹付ノズルおよび温水吹付ノズル設置部と仕切られた小空間のリンガーロール室内に対しておこなえばよいので、噴霧量、従って温水および圧縮空気の使用量も少なくて済む。なお脱脂槽の入口部のリンガーロール室および洗浄槽の出口部のリンガーロール室には噴霧ノズルは設けてないため、これら各リンガーロール室内においては帯板の表面に付着した液が蒸発することになるが、入口部のリンガーロール室における蒸発により帯板表面にしみが発生しても、その後の脱脂・洗浄工程によりこのしみは除去され、また出口部のリンガーロール室においては帯板の表面に付着しているのは仕上湯洗後の清浄水であるので、蒸発してもしみが発生することはない。
また、上記の帯板の一時停止が長時間に及ぶ場合、リンガーロールにより上下両面を高圧力でかつ液体分が排除された状態で長時間挟圧されていた帯板の挟圧ゾーンが、ニップ痕(ロール痕)としてくっきりと帯板表面に残り、外観上好ましくないが、請求項2記載の帯板洗浄装置においては、帯板の通板停止中にインチング制御装置により帯板をインチングさせることにより、帯板のリンガーロールによる挟圧ゾーンが所定の時間間隔で順次前進駆動されて脱脂液や温水により濡らされ、上記ニップ痕が軽減化される。
この発明によれば、帯板の洗浄中にその通板を一時的に停止する場合、リンガーロール室に設けた噴霧ノズルから温水ミストを噴霧することにより、リンガーロールの前後における帯板の表面は温水による湿潤状態に維持され、帯板の一時的な停止に伴う帯板表面のしみの発生を防止できる。
また上記の効果に加えて請求項2記載の発明によれば、帯板の通板停止中にインチング制御装置により帯板をインチングさせることにより、リンガーロールによる帯板のニップ痕を軽減化し帯板の外観を良好に維持できる。
以下、図1および図2に示す一例により、この発明の実施の形態を説明する。図1において帯板洗浄装置1は、帯板2の通板ラインに沿って配置した第1脱脂槽10と第2脱脂槽20とからなる脱脂槽の後段側(帯板進行方向側)に、第1湯洗槽30と第2湯洗槽40とからなる湯洗槽を連設して成る。
第1脱脂槽10および第2脱脂槽20は、帯板2の上側と下側に配置した1組のブラシロール3と、このブラシロール3の前後に設けた3組の脱脂液吹付ノズル4とを、それぞれそなえ、第1脱脂槽10においては、脱脂液ポンプ11により供給された脱脂液(この例ではアルカリ溶液)が脱脂液吹付ノズル4から上下面に吹付けられた帯板2は、ブラシロール3によるブラッシングを受け、帯板表面から除去された油分や鉄分を含んだ槽の流出液12は、図示しない濾過装置等を経て脱脂液ポンプ11へと循環供給される。
また第2脱脂槽20においても、脱脂液ポンプ21により供給され脱脂液吹付ノズル4から吹付けられる脱脂液とブラシロール3によるブラッシングにより、帯板2は二次脱脂され、脱脂処理後の流出液22は同様に脱脂液ポンプ21へと循環供給される。
また5は、帯板2を上下から挟圧して帯板2に付着した油分,脱脂液,温水(後述)などの液分を絞取るリンガーロールで、第1脱脂槽10の入口部に仕切板6によって脱脂液吹付ノズル4設置部と仕切られたリンガーロール室13に1組、第1脱脂槽10の出口部に仕切板6によって同様に仕切られたリンガーロール室14に1組、第2脱脂槽20の出口部に仕切板6によって同様に仕切られたリンガーロール室23に1組、それぞれ設けられている。なお仕切板6は、帯板2の通過する通板口を有するとともに、その下端部は槽の底面から離間し、洗浄後の液体の流通を可能としている。またリンガーロール室14,23には噴霧ノズル9が設けられているが、この点については後述する。
次に第1湯洗槽30および第2湯洗槽40は、帯板2の上側と下側に配置した2組の温水吹付ノズル7を、それぞれそなえ、さらに第2湯洗槽40は、後述のリンガーロール室43の後段側に、仕上湯洗用の温水吹付ノズル8を1組そなえている。第1湯洗槽30においては、温水ポンプ31により供給された温水が温水吹付ノズル7から、帯板2の上下面に吹付られて脱脂液や油分,鉄分の残留分が除去され、この除去分を含む槽の流出液32は、図示しない濾過装置を経て温水ポンプ31へと循環供給される。
また第2湯洗槽40においても、温水ポンプ41により供給され温水吹付ノズル7から吹付けられる温水により、帯板2は二次湯洗され、湯洗処理後の流出液42は同様に温水ポンプ41へと循環供給される。さらにこの二次湯洗後の帯板2は、後述のリンガーロール室43のリンガーロール5により水分除去後、温水吹付ノズル8により仕上湯洗される。この温水吹付ノズル8へは、水供給源51に加熱器52を接続して成る温水供給装置50から、開閉弁53を介して清浄な仕上用の温水が供給され、帯板2の上下面に吹付けられた仕上湯洗後の温水は、前記流出液42に合流して流出する。
第1湯洗槽30の入口部に仕切板6によって温水吹付ノズル7設置部と仕切られたリンガーロール室33には、脱脂液除去用に1組のリンガーロール5が、また出口部に仕切板6によって仕切られたリンガーロール室34には、温水除去用に1組のリンガーロール5が、それぞれ設けられている。また第2湯洗槽40の温水吹付ノズル7設置部と、仕上湯洗用の温水吹付ノズル8設置部の中間部に、仕切板6,6により仕切られ形成されたリンガーロール室43には、温水除去用に1組のリンガーロール5が、さらに温水吹付ノズル8設置部の後段側の、仕切板6,6により仕切られたリンガーロール室44,45には、仕上温水除去用のリンガーロール5が、それぞれ1組設けられている。
そして帯板洗浄装置1全体の上記各リンガーロール室のうち、第1脱脂槽10の入口部(脱脂槽入口部)のリンガーロール室13および第2湯洗槽40の出口部(湯洗槽出口部)のリンガーロール室44,45を除く各リンガーロール室には、図2にも示すように、各リンガーロール室内に温水ミストを噴霧する噴霧ノズル9が、それぞれ1組設けられている。
各噴霧ノズル9は二流体式ノズルから成り、前述の仕上湯洗用温水供給用としても用いられる温水供給装置50から温水を供給する温水供給管54、およびコンプレッサからなる圧縮空気供給装置55から圧縮空気を供給する圧縮空気供給管56が、図2に示すように別配管として接続されているが、図1においては、その一部を単線として略示してある。
57は温水供給管54に設けた開閉弁、58は同じく絞り弁、59は圧縮空気供給管56に設けた開閉弁、60は同じく絞り弁で、絞り弁58,60はそれぞれ温水圧力および空気圧力を調節して各噴霧ノズル9から微細なミスト状水滴として温水を噴霧させるためのものである。また開閉弁57,59は、噴霧制御装置61の出力信号により開閉切換えされ、噴霧制御装置61は、帯板2の洗浄中における帯板通板停止時に開弁信号を、その後の通板再閉時に閉弁信号を、それぞれ開閉弁57,59に出力するものである。
また65はインチング制御装置で、上記の帯板洗浄中における通板停止時に、通板停止時点から所定の時間間隔でインチング指令Sを出力して、帯板2を所定距離前進駆動するインチングをおこなうためのもので、インチング指令Sは、各リンガーロール5(詳しくは駆動側のリンガーロール)および図示しない帯板コイルの送出装置および巻取装置等の各駆動機に、短時間の駆動指令信号として出力される。
上記構成の装置において、通常の帯板2の洗浄時には、開閉弁57,59は閉状態にして噴霧ノズル9による温水ミストの噴霧はおこなうことなく、通板ラインに沿って通板中の帯板2に対して、第1脱脂槽10および第2脱脂槽20における脱脂と、これに続く第1湯洗槽30および第2湯洗槽40における湯洗ならびに仕上湯洗をおこなって、表面(上下両面)が清浄化された帯板2を得る。このとき、各リンガーロール5は仕切板6によって脱脂液吹付ノズル4や温水吹付ノズル7等と仕切られたリンガーロール室内にあるため、帯板2に吹付けられて飛散する汚れ成分を含んだ液滴は仕切板6により遮られてリンガーロール室に侵入するのが阻止され、各リンガーロール5やその前後の帯板部分が上記液滴によって汚損されるのが防止される。
上記の帯板洗浄中において、たとえば帯板洗浄装置1の前段部もしくは後段部に設けた図示しないきず検出センサーによるきず検出信号にもとづいて帯板2のきずを目視検査(きず見)するためとか、帯板2の切替えに伴うつなぎ替えのために、帯板2の洗浄中にその通板を一時停止する場合、通板停止信号を受けて噴霧制御装置61は開閉弁57,59を開き、噴霧ノズル9から温水ミストを噴霧させ、通板停止中はこの噴霧を継続する。なおこの噴霧開始は、帯板2の停止動作と多少前後してもよい。これによって脱脂槽のリンガーロール室14,23および湯洗槽のリンガーロール室33,34,43内には、微細な温水ミストが充満し、帯板2の表面全面に温水膜が形成されるので、リンガーロール5の前後における帯板2の乾燥が防止され、この乾燥による帯板2の表面のしみ発生が防止される。
なお脱脂槽部においてはブラシロール3は停止させ、各脱脂液吹付ノズル4からの脱脂液の吹付は続行し、湯洗槽部においては温水吹付ノズル7,8からの温水の吹付は続行することにより、これら各ノズル設置部における帯板2の乾燥およびそれに伴うしみの発生も防止できるのである。なお上記各ノズルからの吹付流量は、通常の脱脂・洗浄時の吹付流量より適宜減量してもよい。
そして上記の噴霧ノズル9からの温水ミストの噴霧は、仕切板6によって各ノズル設置部と仕切られた小空間のリンガーロール室内に対しておこなえばよいので、噴霧量、従って温水および圧縮空気の使用量も少なくて済むのである。
また帯板洗浄装置1の脱脂槽の入口部のリンガーロール室13および洗浄槽の出口部のリンガーロール室44,45には、噴霧ノズル9は設けてないため、帯板2の停止中にこれら各リンガーロール室内においては帯板2の表面に付着した液が蒸発することになるが、入口部のリンガーロール室13における蒸発により帯板2の表面にしみが発生しても、その後の通板開始と脱脂・洗浄工程により、このしみは除去されるので問題はなく、また出口部のリンガーロール室44,45においては帯板2の表面に付着しているのは仕上湯洗後の清浄水であるので、蒸発してもしみが発生することはないのである。
上記の帯板2の通板停止が帯板のきず見等、帯板2の間欠移動が許容される場合には、帯板の通板停止後所定時間(たとえば1分)経過ごとに、インチング制御装置65はインチング指令Sを出力し、リンガーロール5等を駆動して帯板2を小距離(たとえば100〜200mm)前進駆動後停止させるインチングをおこなう。これにより帯板2のリンガーロール5の上下両面への圧着により液体分が殆どない状態で高圧力で挟圧されていた帯板2の通板方向に直交する巾10mm前後の挟圧ゾーンが、脱脂液や温水によって濡らされることになり、リンガーロール5によるニップ痕が減軽化され帯板外観を良好に維持できるのである。
帯板2のきず見やつなぎ替えの完了により通板を再開するときには、開閉弁57,59を閉じて噴霧ノズル9による温水の噴霧は終了させ、通板を再開した帯板2に対して通常通り脱脂・洗浄をおこなえばよい。
この発明は上記の例に限定されるものではなく、たとえば、上記の例では脱脂槽および湯洗槽をそれぞれ第1および第2の2槽構成としたが、単槽構成としてもよく、また脱脂液吹付ノズル4の個数やブラシロール3に対する配置、温水吹付ノズル7,8の個数や配置等も、上記以外のものとしてもよい。
1…帯板洗浄装置、3…ブラシロール、4…脱脂液吹付ノズル、5…リンガーロール、6…仕切板、7…温水吹付ノズル、8…温水吹付ノズル、9…噴霧ノズル、10…第1脱脂槽、13…リンガーロール室、14…リンガーロール室、20…第2脱脂槽、23…リンガーロール室、30…第1湯洗槽、33…リンガーロール室、40…第2湯洗槽、43…リンガーロール室、44…リンガーロール室、45…リンガーロール室、50…温水供給装置、55…圧縮空気供給装置、57…開閉弁、59…開閉弁、61…噴霧制御装置、65…インチング制御装置。
Claims (2)
- 脱脂液吹付ノズルとブラシロールとリンガーロールをそなえた脱脂槽に、温水吹付ノズルとリンガーロールをそなえた湯洗槽を連設して成り、通板ラインに沿って走行する帯板を洗浄する帯板洗浄装置において、前記脱脂槽の前記リンガーロールを、仕切板により脱脂液吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、前記湯洗槽の前記リンガーロールを、仕切板により温水吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、これらリンガーロール室のうち前記脱脂槽の入口部および前記湯洗槽の出口部に位置するリンガーロール室を除く各リンガーロール室に、温水供給装置と圧縮空気供給装置に接続され温水を微細な温水ミストとして該リンガーロール室内に噴霧する噴霧ノズルを設け、帯板の通板停止時に前記温水供給装置と前記圧縮空気供給装置を制御して前記噴霧ノズルから前記温水を噴霧させる噴霧制御装置をそなえたことを特徴とする帯板洗浄装置。
- 脱脂液吹付ノズルとブラシロールとリンガーロールをそなえた脱脂槽に、温水吹付ノズルとリンガーロールをそなえた湯洗槽を連設して成り、通板ラインに沿って走行する帯板を洗浄する帯板洗浄装置において、前記脱脂槽の前記リンガーロールを、仕切板により脱脂液吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、前記湯洗槽の前記リンガーロールを、仕切板により温水吹付ノズル設置部と仕切られたリンガーロール室に設置し、これらリンガーロール室のうち前記脱脂槽の入口部および前記湯洗槽の出口部に位置するリンガーロール室を除く各リンガーロール室に、温水供給装置と圧縮空気供給装置に接続され温水を微細な温水ミストとして該リンガーロール室内に噴霧する噴霧ノズルを設け、帯板の通板停止時に前記温水供給装置と前記圧縮空気供給装置を制御して前記噴霧ノズルから前記温水を噴霧させる噴霧制御装置と、帯板の通板停止時に所定の時間間隔で帯板を所定距離前進駆動するインチング制御装置とをそなえたことを特徴とする帯板洗浄装置。
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