JPH05206U - 圧延機の洗浄装置 - Google Patents

圧延機の洗浄装置

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JPH05206U
JPH05206U JP5573991U JP5573991U JPH05206U JP H05206 U JPH05206 U JP H05206U JP 5573991 U JP5573991 U JP 5573991U JP 5573991 U JP5573991 U JP 5573991U JP H05206 U JPH05206 U JP H05206U
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JP
Japan
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water
coolant
rolling
scum
coolant water
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Pending
Application number
JP5573991U
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English (en)
Inventor
武彦 戸野部
茂美 小割
皖司 木崎
正美 米長
馨 白石
安利 中山
圭治 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延機のミルハウジングやガイドに付着した
スカムを自動的且つ迅速に、しかも少量の洗浄水により
洗浄、除去する。 【構成】 圧延に使用するクーラント水を回転ノズル1
3a,13b,13c,14a,14b,14cから高
速噴射して圧延機1a,1b,1cのミルハウジングや
ガイドに付着しているスカムを洗浄、除去し、次いで洗
浄水を回転ノズル13a,13b,13c,14a,1
4b,14cから高速噴射してクーラント水を洗浄、除
去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧延機内に付着したスカムを少量の洗浄水で自動的に且つ迅速に除 去し得るようにした圧延機の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば鋼板を冷間圧延する冷間圧延機では、作業ロールや控えロールの冷却或 いは作業ロールと圧延材の潤滑のために、作業ロールと控えロールの接触部近傍 及び作業ロールと圧延材の接触部近傍にクーラントノズルからクーラント水を噴 射しつつ圧延を行っている。
【0003】 而して、噴射されたクーラント水は、通常は圧延機の下部に設けたパンに集め られ、循環使用されるが、一部のクーラント水は噴射により飛散して、圧延機内 のミルハウジングやガイドに付着する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、クーラント水には牛脂系等の油脂が混入してあるため、クーラント 水がミルハウジングやガイドに付着すると、該クーラント水に圧延により生じた 鉄粉や塵埃等が付着し、油脂が真黒になって固まったいわゆるスカムが形成され 、このスカムがミルハウジングやガイドに堆積すると圧延中に圧延材上に落下し 、圧延材の製品としての価値を下落させることになる。
【0005】 又、圧延機のメンテナンス時等に前記スカムが作業員に付着すると、該スカム は作業員の行動に伴い他所に付着し、工場中を汚染させる虞れがある。
【0006】 このため、適宜圧延機内を洗浄し、スカムを洗い落しているが、この作業は、 従来は作業員がホースを手に持ち、ホースから高圧水を噴射させることにより行 っているため、洗浄に時間を要し、しかも清浄な洗浄水が大量に必要である。
【0007】 本考案は、斯かる実情に鑑み、スカムの除去を自動的且つ迅速にしかも少量の 洗浄水で行い得るようにすることを目的としてなしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、圧延用のクーラント水或いは洗浄水を切換え供給する管路と、該管 路に接続され前記クーラント水或いは洗浄水を圧延機の所定の領域に噴射するノ ズルを備えたものである。
【0009】
【作用】
管路を通って供給されたクーラント水はノズルから圧延機の所定の領域に噴射 されてスカムが洗浄、除去される。
【0010】 又、スカムの洗浄、除去後、洗浄水がノズルから圧延機の所定の領域に噴射さ れてスカムの除去により付着しているクーラント水が洗浄、除去される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。
【0012】 図1及び図2は本考案の一実施例で、1a,1b,1cは、図示してない左右 のミルハウジング間に配設された上下一対の作業ロール2a,2b,2c及び該 作業ロール2a,2b,2cをバックアップする上下一対の控えロール3a,3 b,3cを備えた圧延機であり、図示してないが各作業ロール2a,2b,2c の圧延材進行方向Dに対し上流側及び下流側には圧延材4を案内するガイドが設 置されている。
【0013】 5a,5b,5cは作業ロール2a,2b,2cと控えロール3a,3b,3 cの接触部近傍へ向けてクーラント水を噴射するクーラントノズル、6a,6b ,6cは作業ロール2a,2b,2cと圧延材4の接触部近傍へ向けてクーラン ト水を噴射するクーラントノズル、7a,7b,7cはクーラントノズル5a, 5b,5c,6a,6b,6cから噴射されて落下したクーラント水を受けるよ う圧延機1a,1b,1cの下部に設置されたパン、8は内部に浄化装置を備え 浄化したクーラント水を貯留するタンク、9はポンプであり、タンク8内のクー ラント水はポンプ9により管路10,11を介してクーラントノズル5a,5b ,5c,6a,6b,6cへ供給され、クーラントノズル5a,5b,5c,6 a,6b,6cから噴射されるようになっており、又噴射されたクーラント水は 落下してパン7a,7b,7cにたまり、パン7a,7b,7cから管路12を 通り、タンク8へ戻り得るようになっている。
【0014】 13a,13b,13c,14a,14b,14cは圧延機1a,1b,1c 内に配設されミルハウジングやガイド等にクーラント水或いは清浄な洗浄水(濁 水)を噴射しスカムを洗い流すための回転ノズル、15は洗浄水を加熱、貯留す るタンクであり、タンク8,15内のクーラント水或いは洗浄水は、管路10, 16からポンプ9、管路10,17を通り、回転ノズル13a,13b,13c ,14a,14b,14cへ供給され、回転ノズル13a,13b,13c,1 4a,14b,14cから噴射されるようになっている。
【0015】 18,19,20,21は管路10,11,16,17に接続された切換弁で ある。
【0016】 回転ノズル13a,13b,13c,14a,14b,14cは、図2に示す ようにX軸のまわりを回転するノズル本体22、ノズル本体22を回転自在に支 持し且つX軸に対して直交するY軸のまわりを回転するボディ23、ボディ23 を回転自在に支持する主軸24、主軸24に取付けられ且つ主軸24を図示して ないノズルヘッダに固定するフランジ25を備えている。又回転ノズル13a, 13b,13c,14a,14b,14cは圧延機1a,1b,1cのミルハウ ジングやガイドの寸法、構造に対応して最適の位置及び向きに設置するが、例え ば圧延機1a,1b,1c左右両側のミルハウジング部或いは圧延機1a,1b ,1cの左右方向中間部等に取付け、圧延機1a,1b,1c内の所定の洗浄領 域にクーラント水や洗浄水を噴射し得るようにする。
【0017】 通常の圧延の際には、切換弁20,21は閉とし、切換弁18,19は開いた 状態で作業を行う。このため、タンク8内のクーラント水はポンプ9により吸引 、加圧され、管路10,11を通ってクーラントノズル5a,5b,5c,6a ,6b,6cへ供給され、クーラントノズル5a,5b,5cから作業ロール2 a,2b,2cと控えロール3a,3b,3cの接触部近傍に向け噴射されて各 ロールを冷却し、又クーラントノズル6a,6b,6cから作業ロール2a,2 b,2cと圧延材4の接触部近傍に噴射されて作業ロール2a,2b,2cと圧 延材4の冷却及び潤滑を行う。
【0018】 各クーラントノズル5a,5b,5c,6a,6b,6cから噴射されて前述 の冷却や潤滑を行ったクーラント水は、圧延機1a,1b,1c下部のパン7a ,7b,7cにたまり、管路12を通りタンク8に戻り、該タンク8内の浄化装 置で浄化された後再びポンプ9によりクーラントノズル5a,5b,5c,6a ,6b,6cに供給される。
【0019】 クーラント水には、牛脂系等の油脂が混入されているため、圧延機1a,1b ,1cのミルハウジングやガイドには、スカムが堆積する。このスカムの洗浄を 行う場合には、ラインを停止して圧延機1a,1b,1cの作業ロール2a,2 b,2c、控えロール3a,3b,3cを従来公知の手段によって圧延ライン外 へ抜出し、切換弁18,21を開き、19,20を閉止してポンプ9を駆動する 。このためタンク8内のクーラント水はポンプ9により吸引、加圧され、管路1 0,17を通って回転ノズル13a,13b,13c,14a,14b,14c へ供給され、X軸及びY軸のまわりを回転している各ノズル本体22から噴射さ れてミルハウジング内側面やウインド部、ガイドの上下面等所定の洗浄領域に向 けて高圧噴射され、付着しているスカムはクーラント水により洗浄、除去される 。スカムを洗浄、除去した後のクーラント水はパン7a,7b,7cに落下し、 クーラント水と共にタンク8へ戻され、スカムはタンク8内で浮上し、除去され る。又クーラント水は浄化されて再使用される。
【0020】 スカムの洗浄、除去が終了したら、切換弁21は開き切換弁19は閉止したま まで切換弁18を閉止すると共に切換弁20を開き、ポンプ9を駆動する。この ため、タンク15内の清浄で且つ数十度程度に加熱された洗浄水は管路16から ポンプ9に吸引され、ポンプ9で加圧されて管路10,17から回転ノズル13 a,13b,13c,14a,14b,14cへ送られ、ノズル本体22から噴 射されて所定の洗浄領域に向けて高圧噴射され、スカムの洗浄、除去によりミル ハウジングやガイドに付着しているクーラント水が洗浄水によって洗浄、除去さ れる。クーラント水を洗浄、除去した後の汚水はパン7a,7b,7cに落下し 、タンク8へ送られ浄化されたり、或いは排水として廃棄される。
【0021】 上述のように、圧延機1a,1b,1cに付着したスカムを除去する場合に、 回転ノズル13a,13b,13c,14a,14b,14cから圧延に使用す るクーラント水を噴射してスカムの洗浄、除去を行い、次いで清浄な洗浄水を噴 射してクーラント水の洗浄、除去を行うようにしているため、圧延機1a,1b ,1c内を洗浄する清浄な洗浄水の使用量は少くてすみ、又作業を自動的に行う ことができるため作業員にスカムが付着したりすることがなく、しかも作業を迅 速に行うことが可能となる。
【0022】 又、クーラント水を回転ノズル13a,13b,13c,14a,14b,1 4cから噴射させた後、洗浄水を回転ノズル13a,13b,13c,14a, 14b,14cから噴射しているため、クーラント水中の油脂が凝固することに より回転ノズル13a,13b,13c,14a,14b,14cが閉塞するこ とがない。
【0023】 なお、本考案の実施例では、作業ロールや控えロールをライン外へ抜出した後 、スカムの洗浄、除去を行う場合について説明したが、作業ロールや控えロール は圧延ライン内にセットしたままこれらロールを回転させれば、ライン外へ抜出 さずともスカムの洗浄、除去を行うことが可能なこと、圧延機は3基設ける場合 について説明したが、3基以外何基の場合にも適用できること、クーラント水と 洗浄水を噴射するノズルは、回転ノズルではなく固定ノズルとしても良いこと、 その他、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿論 である。
【0024】
【考案の効果】
本考案の圧延機の洗浄装置によれば、スカムの洗浄、除去を少量の洗浄水によ り自動的にしかも迅速に行うことができるという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧延機の洗浄装置の系統図である。
【図2】本考案の圧延機の洗浄装置に使用する回転ノズ
ルの外形を表わす側面図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c 圧延機 10 管路 13a,13b,13c 回転ノズル(ノズル) 14a,14b,14c 回転ノズル(ノズル) 16 管路 17 管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 木崎 皖司 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第二工場内 (72)考案者 米長 正美 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜第二工場内 (72)考案者 白石 馨 広島県福山市鋼管町1番地 日本鋼管株式 会社福山製鉄所内 (72)考案者 中山 安利 広島県福山市鋼管町1番地 日本鋼管株式 会社福山製鉄所内 (72)考案者 高木 圭治 広島県福山市鋼管町1番地 日本鋼管株式 会社福山製鉄所内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 圧延用のクーラント水或いは洗浄水を切
    換え供給する管路と、該管路に接続され前記クーラント
    水或いは洗浄水を圧延機の所定の領域に噴射するノズル
    を備えてなることを特徴とする圧延機の洗浄装置。
JP5573991U 1991-06-21 1991-06-21 圧延機の洗浄装置 Pending JPH05206U (ja)

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JP5573991U JPH05206U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 圧延機の洗浄装置

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JPH05206U true JPH05206U (ja) 1993-01-08

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ID=13007227

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JP5573991U Pending JPH05206U (ja) 1991-06-21 1991-06-21 圧延機の洗浄装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326668A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Jfe Steel Kk 熱間圧延における被圧延材裏面飛び込み疵の発生防止方法、熱間圧延ラインにおける粗圧延機の裏面飛び込み疵発生防止装置、ならびにその裏面飛び込み疵の発生防止装置を備えた熱間圧延ラインにおける粗圧延機。
CN108817086A (zh) * 2018-06-15 2018-11-16 河钢股份有限公司 一种轧机油污的快速自动清洗装置

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