JPS6321953Y2 - - Google Patents

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JPS6321953Y2
JPS6321953Y2 JP20137483U JP20137483U JPS6321953Y2 JP S6321953 Y2 JPS6321953 Y2 JP S6321953Y2 JP 20137483 U JP20137483 U JP 20137483U JP 20137483 U JP20137483 U JP 20137483U JP S6321953 Y2 JPS6321953 Y2 JP S6321953Y2
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JP
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insert
split
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joint surface
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JP20137483U
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JPS60108448U (ja
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はダイカスト金型、高圧鋳造金型、低圧
鋳造金型、樹脂成形金型及びその他各種の金型に
用いられる入子の分割構造に関するものである。
(従来技術) 一般に鋳造用等の金型においては、溶湯により
急激に加熱され体積が膨張したガスを放出しやす
くするため、あるいは消耗の激しい部分のみ交換
することが可能なように、入子を分割する構造が
よく用いられる。
しかし、従来の入子の分割構造においては、第
1図に示すように、入子本体1と分割入子2との
接合面のうち製品の引き抜き方向に平行な接合面
がストレートになるように設計されている。
したがつて、この接合面の製作精度が悪い場
合、あるいは使用期間が長くなり接合面が変形し
た場合等には接合面に隙間が生じ、鋳造の際に溶
湯がこれらの隙間に入り込んでそのまま凝固して
しまうことになる。そして接合面がストレートな
ために、第2図及び第3図に示すごとく、製品3
を矢印方向に引き抜いて離型した後も、上記の凝
固部分は鋳バリ3aとして製品3に残つたままと
なる。
そのため、これらの鋳バリ3aを除去する作業
を別個に行なわなければならず、工数の削減を図
る上で大きな障害となつていた。
(考案の目的) 本考案は上記した問題に鑑みてなされたもので
あり、接合面の隙間に溶湯が入り込んでも、離型
後には製品に鋳バリが残らなくなるような入子の
分割構造を提供することを目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案は、上記目的を達成するために、入子本
体と分割入子との接合面の一部に、分割入子の一
部が入子本体に張り出すように分割入子の抜き勾
配を設けたことを特徴とするものである。
(実施例) 本考案の実施例を図により説明する。第4図は
入子本体1と分割入子2との接合面の形状を示し
たものである。
分割入子2の接合面の一部には、分割入子2の
一部が入子本体1側に張り出すように、勾配を有
する接合面2aが設けられている。そして、これ
に対応して入子本体1の接合面の一部には、入子
本体1の一部が削り取られるように、勾配を有す
る接合面1aが設けられている。
前述したような理由により、これらの接合面1
a,2aとの間に隙間が生じ、この隙間に溶湯が
入りこんでそのまま凝固すると、第5図に示すよ
うに製品3の一部に鋳バリ3aが形成されること
となる。
しかし、鋳造完了後第6図に示すように製品3
を矢印方向に引き抜いて離型した後は、鋳バリ3
aは隙間にそのまま残り、製品3からきれいに除
去された状態となる。これは、製品離型時に鋳バ
リ3aが接合面2aに強く押しつけられて分断力
を受け、根元から折れるためである。したがつ
て、本考案に係る入子の分割構造を用いれば、離
型と鋳バリを除去する作業とを同時に行なうこと
が可能になる。
次に、分割入子2の接合面2aを入子本体1側
に張り出すようにして勾配を設けた理由につき説
明する。単に、離型と同時に鋳バリ3cを除去す
ることのみを目的とするならば、上述の勾配とは
逆に、入子本体1の接合面1aを分割入子2側に
張り出すような構造(特に図示せず)としてもよ
いように思える。しかし、この構造だと、離型時
に鋳バリ3aが強く押し付けられて消耗の激しく
なる接合面は1aの方となるため、重量の大きな
入子本体1の方を交換しなければならず、作業が
著しく困難となる。そこで、本考案のごとく分割
入子2側の接合面2aを入子本体1側に張り出す
ようにして、軽量な方の分割入力2を交換できる
ような構造としたものである。
又、このような構造とすれば、分割入子2を交
換する際に入子本体1側に落下あるいは付着した
鋳バリ3aを取り除く清掃作業も容易に行なうこ
とができる。特に、本実施例以外の構造で例え
ば、入子本体側にカツプ状の穴が設けられ、この
穴に分割入子を嵌着させるような入子の分割構造
においては、カツプ状の穴の開口部が底部よりも
広がつているために上記の清掃作業を行なうのに
便利である。その他、分割入子をこの穴に嵌着す
る際も、穴の開口部が広いために、案内を容易に
することができるという利点をも有する。
(考案の効果) 本考案は上述のように構成されたものであり、
鋳造後に製品に生じた鋳バリを、離型を行うこと
により同時に除去せしめ、工数の削減に寄与する
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の入子の分割構造を示した図、第
2図はその要部を拡大した一部断面図、第3図は
第2図を−方向より見た断面図、第4図は本
考案の実施例を示した図、第5図及び第6図は実
施例の要部を拡大して説明した一部断面図であ
る。 1……入子本体、1a……接合面、2……分割
入子、2a……接合面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入子本体と分割入子との接合面の一部に、分割
    入子の一部が入子本体に張り出すように分割入子
    の抜き勾配を設けたことを特徴とする入子の分割
    構造。
JP20137483U 1983-12-28 1983-12-28 入子の分割構造 Granted JPS60108448U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20137483U JPS60108448U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 入子の分割構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20137483U JPS60108448U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 入子の分割構造

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Publication Number Publication Date
JPS60108448U JPS60108448U (ja) 1985-07-23
JPS6321953Y2 true JPS6321953Y2 (ja) 1988-06-16

Family

ID=30763104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20137483U Granted JPS60108448U (ja) 1983-12-28 1983-12-28 入子の分割構造

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JP (1) JPS60108448U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012071319A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Toyota Motor Corp 鋳造用金型セット、金型分割面決定方法、及び、鋳造粗形材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60108448U (ja) 1985-07-23

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