JP2843776B2 - 樹脂カウンター - Google Patents

樹脂カウンター

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JP2843776B2
JP2843776B2 JP1869895A JP1869895A JP2843776B2 JP 2843776 B2 JP2843776 B2 JP 2843776B2 JP 1869895 A JP1869895 A JP 1869895A JP 1869895 A JP1869895 A JP 1869895A JP 2843776 B2 JP2843776 B2 JP 2843776B2
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counter
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康裕 久田
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Inax Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は樹脂カウンターに関
し、詳しくは洗面器用開口部を有する樹脂カウンターに
関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂カウンターの一種に洗面器用開口部
を有するものがあり、かかる樹脂カウンターの場合、図
3に示しているように水平な板状のカウンター本体10
0の上面を成形する成形型本体101に開口成形部10
2を一体に形成し、カウンター成形と同時にかかる洗面
器用開口部103を同時に成形するようにしている。
【0003】その際、成形型本体101を成形品から脱
型する際の脱型性を良くするために、従来、開口部10
3の内周面をテーパ形状、具体的には下面側開口径より
も上面側開口径を大きくし、そして成形後において成形
型本体101を図3中右斜め上方に脱型するようにして
いた。
【0004】ところで、カウンターの意匠性を高めるた
めにカウンター本体100の前端部に前方への突出部
(デコレーション部)104を形成するといったことが
行われており、この場合エプロン106の前面成形用の
成形部108をカウンター本体100の上面成形用の成
形型本体101に一体に形成すると、成形品からの成形
型の脱型を行うことができなくなってしまう。
【0005】そこでかかる突出部104を有する樹脂カ
ウンターを成形する場合、従来にあっては成形部108
を成形型本体101と別体構成、即ち成形型本体101
と成形部108とを分割型構成とし、或いはカウンター
本体100とエプロン106とを別々に成形しておい
て、それらを接着により一体化するといったことを行っ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら成形型本
体101と成形部108とを分割型構成とした場合、成
形時にそれらの型の合せ面においてバリが発生し、後に
同部分の仕上げ加工が必要となって手間を要する問題が
あり、またカウンター本体100とエプロン106とを
別々に成形して接着一体化する場合、成形操作が2度に
亘るとともに接着のための工程が必要となる問題があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、水平な板状のカウンター本体に洗面器用開口
部が設けられ、且つ該開口部は下面側の開口径よりも上
面側の開口径の方が大きい形状とされていて、該開口部
における少なくとも前端部の内周面の形状が、下面から
上面へと進むにつれて前方に傾斜する形状と成された樹
脂カウンターにおいて、前記カウンター本体の前端部の
前方への突出部分の形状を、最も前方に位置する部位よ
りも下側の部分を斜めにカットした形状となし、該下側
部分の前面形状が、前記開口部における前端部の内周面
と同じ向きに傾斜し且つその傾斜角度が該前端部の内周
面の傾斜角度よりも急角度をなす形状とされていること
を特徴とする(請求項1)。
【0008】本願の別の発明は、請求項1において、前
記樹脂カウンターが前記カウンター本体の下側であって
前記前方への突出部分の後側部位より下方に立ち下がる
形態のエプロンを一体に有しているものであることを特
徴とする(請求項2)。
【0009】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、カウン
ター本体における前端部の突出部の形状を、最も前方に
位置する部位よりも下側の部分を斜めにカットした形態
となし、且つ該カット部分の傾斜角度を、洗面器用開口
部における前端部内周面の傾斜角度よりも急角度となし
たものである。
【0010】本発明によれば、カウンター本体の上面を
成形する成形型本体に対し、エプロン前面を成形する成
形部を一体に形成した場合においても、成形後の脱型を
支障なく行うことができる。即ち本発明によれば、カウ
ンター本体の上面を成形する成形型本体とエプロンの前
面を成形する成形部とを分割構成としなくても良好に樹
脂カウンターを一体に成形することができる。従って本
発明によれば、それらを分割構成とした場合において成
形品に生ずるバリを除去するための仕上げ加工を不要化
でき、成形作業に要する手間を削減することができる。
【0011】また本発明によれば、カウンター本体とエ
プロンとを別々に成形する必要がないのでその後の接着
工程も不要であり、従って本発明によれば少ない工程数
で且つ少ない手間で樹脂カウンターの成形操作を行うこ
とができる。
【0012】上記説明から明らかなように、本発明はカ
ウンター本体とエプロンとを一体に有する樹脂カウンタ
ーに適用して特に効果の大きいものである(請求項
2)。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において、10は樹脂カウンターであっ
て水平なカウンター本体12と、その後端より立ち上が
る形態のバックガード14と、カウンター本体12の前
端部(厳密には前端より微小距離後側部位)より立ち下
がる形態のエプロン16Aとを一体に有しており、更に
カウンター本体12には洗面器用開口部18が形成され
ている。
【0014】ここでカウンター本体12,バックガード
14,エプロン16Aは全て板状を成している。尚、本
例の樹脂カウンター10においては、カウンター本体1
2の左側端部にも板状のエプロン16Bが一体に形成さ
れている。
【0015】上記洗面器用開口部18の内周面は、同図
(B)に示しているようにテーパ形状とされている。具
体的には、下面側開口径よりも上面側開口径が大きくな
るようなテーパ形状とされている。ここで開口部18の
内周面の傾斜角度はα(水平方向に対する角度。図1
(B)参照)とされている。
【0016】本例の樹脂カウンター10にあっては、カ
ウンター本体12の前端部に前方への突出部(デコレー
ション部)20Aが形成されており、この突出部20A
の後側部位よりエプロン16Aが立ち下がっている。
尚、カウンター本体12の側端部においても突出部20
Bが形成されており、この突出部20Bより所定微小距
離内方側(図中右側)においてエプロン16Bが立ち下
がっている。ここで突出部20A,20Bはカウンター
本体12の他部よりも厚肉とされている。
【0017】突出部20Aは、図1(B)に明らかに示
しているようにその略下側半分、厳密には最も前方に位
置する部位の下側の部分が斜めにカットされた形態を成
している。而してこのカット部分の前面の形状は、上記
洗面器用開口部18における最も前側の部位の内周面の
傾斜方向と同じ向きで且つ角度βで傾斜させられてい
る。ここで傾斜角度βとαとの関係は、β>αとされて
いる。即ちカット部分の傾斜角度は洗面器用開口部18
内周面の傾斜角度よりも急角度とされている。
【0018】尚、カウンター本体12の側端部に形成さ
れた突出部20Bも同様の形状とされている。但し突出
部20Bのカット部の傾斜方向は、洗面器用開口部18
における図中左端側の部位の傾斜の向きと同じ向きとさ
れており、且つこれよりも急角度とされている。
【0019】本例の樹脂カウンター10は、図1に示す
方法にて成形することができる。即ちカウンター本体1
2の上面を成形する成形型本体22に対して、洗面器用
開口部18を成形する開口成形部24及びエプロン16
A,16Bを成形する成形部26を一体に形成し、そし
てこの成形型本体22と、カウンター本体12の裏面側
を成形する今一方の成形型本体28とでバックガード1
4,カウンター本体12及びエプロン16A,16Bを
同時に一体成形することができる。
【0020】而して脱型に際しては、成形型本体22を
斜め上方に離間させることによって支障なく成形品から
脱型することができる。突出部20A,20Bの略下側
半分は斜めにカットされているとともに、そのカット部
分の傾斜角度は洗面器用開口部18の内周面の傾斜角度
よりも急角度とされているため、成形型本体22を斜め
上方に離間させることによって、突出部20A,20B
が障害となることなく円滑に成形型本体22を脱型でき
るのである。
【0021】尚、本例においては突出部20A,20B
及びエプロン16A,16Bがカウンター本体12の前
端部及び側端部に形成されているため、即ちこれら突出
部20A,20B及びエプロン16A,16Bがカウン
ター本体12の二方向に形成されているため、脱型に際
しては成形型本体22を図2(A)中左前方斜め上方に
脱型することとなる。
【0022】但しカウンター本体12に対してエプロン
16A及び突出部20Aのみが設けられている場合、即
ち突出部及びエプロンがカウンター本体12の一方向に
のみ設けられている場合には、成形型本体22を前方斜
め上方に離間させることによって脱型を行うことができ
る。
【0023】本例によれば、カウンター本体12とエプ
ロン16A(16B)との境界部位において、成形型の
パーティングライン(分割部位)に沿ったバリが発生す
るといったことがなく、従って同部分のバリ取り仕上げ
を必要としないし、またカウンター本体12とエプロン
16A(16B)とを別々に成形して接着するといった
ことも必要ないので、少ない工数で簡単に樹脂カウンタ
ー10を成形することができる。
【0024】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は例えばエプロンを有しな
い樹脂カウンターに対して適用することも可能であっ
て、この場合においても脱型性が良好となる利点が得ら
れるなど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更
を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である樹脂カウンターの成形
方法の説明図である。
【図2】同実施例における樹脂カウンターの構成を示す
図である。
【図3】従来の樹脂カウンターの一例とその不具合の説
明図である。
【符号の説明】
10 樹脂カウンター 12 カウンター本体 16A エプロン 18 洗面器用開口部 20A 突出部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平な板状のカウンター本体に洗面器用
    開口部が設けられ、且つ該開口部は下面側の開口径より
    も上面側の開口径の方が大きい形状とされていて、該開
    口部における少なくとも前端部の内周面の形状が、下面
    から上面へと進むにつれて前方に傾斜する形状と成され
    た樹脂カウンターにおいて前記カウンター本体の前端部
    の前方への突出部分の形状を、最も前方に位置する部位
    よりも下側の部分を斜めにカットした形状となし、該下
    側部分の前面形状が、前記開口部における前端部の内周
    面と同じ向きに傾斜し且つその傾斜角度が該前端部の内
    周面の傾斜角度よりも急角度をなす形状とされているこ
    とを特徴とする樹脂カウンター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記樹脂カウンター
    が前記カウンター本体の下側であって前記前方への突出
    部分の後側部位より下方に立ち下がる形態のエプロンを
    一体に有しているものであることを特徴とする樹脂カウ
    ンター。
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