JP4247509B2 - 車両装着部材の成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両装着部材の成形方法に関し、更に詳細には、例えば乗用車の車体外側面に装着されるロッカーパネルやサイドマッドガード等の車両装着部材を、ブロー成形を利用して効率的に製作し得るようにした成形技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一部の乗用車では、図11に示すように、左右のフロントドア36およびリアドア37における外部側面の下部や、車体35の左右側面における下縁部に、ロッカーパネル40,41やサイドマッドガード42等の車両装着部材を取着する車種がある。このロッカーパネル40,41およびサイドマッドガード42は、走行中に自車のタイヤ39によって跳ね上げられる小石等から車体35および各ドア36,37の側面下部を保護する保護機能と、該車体35のドレスアップを図る装飾機能とを有している。このようなロッカーパネル40,41やサイドマッドガード42は、例えば合成樹脂等の素材を材質とし、インジェクション成形方法や真空成形方法または圧縮成形方法等で成形するのが主流とされているが、これらの成形方法は何れも金型製作費が嵩むことからコストアップが大きな課題となっている。
【0003】
そこで近年に至り、成形型製作費を低く抑えることができるブロー成形方法により、前記ロッカーパネル40,41やサイドマッドガード42を成形することが試みられている。このブロー成形方法は、周知の如く、加熱により軟化したパリソンを垂下させて2つの分割型の間で挟圧し、該パリソンに空気を強制的に吹込んで膨らませることで、該分割型の内部に画成されるキャビティに合致した外部輪郭を有するブロー成形品を製造するものであり、特に中空軽量の成形品を成形する場合に適している。しかるに、ブロー成形によって前記ロッカーパネル40,41やサイドマッドガード42等の車両装着部材を成形する場合には、▲1▼成形サイクルタイムが長い、▲2▼成形品が中空形状となるので材料費が嵩む、▲3▼サンディング等の後加工を要する場合は成形工数が多くなる等の課題が指摘され、実用化に支障を来していた。
【0004】
例えば図12(a)は、従来の成形方法によってリアドア37用のロッカーパネル40をブロー成形する状態を示す断面図,(b)はこの成形方法により成形されたロッカーパネル40の斜視図である。このロッカーパネル40は、分割型46,46からなるブロー成形型45のキャビティ47内でブロー成形され、外方へ露出して意匠面となる外側壁部20と、前記リアドア37の外側面に沿って密着する内側壁部21とからなり、これら各壁部20,21の間に広く薄い空間部26を有する中空体を呈している。しかるに前記内側壁部21は、前記リアドア37に装着した際に完全に被覆されて外方へ露出しない部分であるから、取着部23を除外した中央部分21aが実質的に無駄な部分となってしまい、前記▲2▼の課題を内在したものとなっている。また前記ブロー成形型45は、キャビティ47が1つしか画成されていないので1回のブロー成形工程で1つのロッカーパネル40しか成形できず、単位時間当たりに成形される個数が限定されて前記▲1▼の課題も内在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、前記▲1▼の課題を解決するために、図13(a)に示すように、各分割型51,51からなるブロー成形型50を2つのキャビティ52,53を有するものとし、左右一対のロッカーパネル40,40を各キャビティ52,53内で同時に成形する方法が提案された。この成形方法によれば、単位時間当たりに成形し得る個数が単純に2倍となるので、前記▲1▼の課題を解消してコストダウンを図り得る利点がある。しかるに、成形された両方のロッカーパネル40,40は中空体に成形されるので、何れのパネル40,40にも前記内側壁部21が形成されることになり、前記▲2▼の課題は依然として解消されていない。また図13(b)に示すように、各分割型51,51のパーティングラインP.Lにバリ54が形成され易く、このバリ54を除去する後工程が更に追加される。しかも前記バリ54の形成位置が、ロッカーパネル40をリアドア37に装着した際に外側に露出する部分であるから、除去作業を慎重かつ丁寧に行なう必要があり、前記インジェクション成形方法や真空成形方法等よりむしろコストアップとなってしまう。
【0006】
また、前記▲1▼および▲2▼の課題を同時に解決するために、図14(a)および図14(b)に示すように、ブロー成形型55における各分割型56,56のパーティングラインP.Lで接合した状態で左右一対のロッカーパネル40,40を一体的に成形した後、図15に示すように、接合部分43に沿って切断することで各ロッカーパネル40,40を同時に成形する方法も提案されている。この成形方法によれば、各ロッカーパネル40,40に前記内側壁部21が形成されないので、単位時間当たりの成形個数の増加および材料費削減によりコストダウンを図り得る利点がある。しかるに、前記取着部23が形成されないから前記リアドア37に対する装着に支障を来たし、また両ロッカーパネル40,40を分離した際の切断端面44が該パネル40,40の製品輪郭縁に臨むので、この切断端面44の仕上げを慎重かつ丁寧に行なわなければ前記リアドア37に装着した際に隙間が形成されてしまう等の問題を内在していた。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、車両装着部材をブロー成形方法を利用して成形するに際し、単位時間当たりの成形個数の増加、材料ロスの回避による材料費低減、後加工の容易化等を図ることでコストダウンを可能とした車両装着部材の成形方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る車両装着部材の成形方法は、乗用車等の車体の左右側面に取着される左右一対の車両装着部材を得るための成形方法であって、
最終製品となる予定の左右一対の車両装着部材が、前記車体の左右側面に当接されるべき内側壁部を互いに向き合わせていると共に、一方の車両装着部材は他方の車両装着部材に対して上下逆向きで、かつ斜め側方へ所要量だけ偏倚した状態で接合されている中間成形体をブロー成形し、
前記中間成形体における前記一対の車両装着部材の接合部分に沿って工具案内溝を形成し、
前記中間成形体を前記工具案内溝に沿って切断工具で切断分離することで、独立した夫々の車両装着部材を得るようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る車両装着部材の成形方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。そこで本実施例では、車両装着部材として、前記リアドア37における外部側面の下部に装着されるリア用のロッカーパネルを例示し、このロッカーパネルをブロー成形方法によって成形する場合につき説明する。なお、従来技術の項において既出の部材,部位と同一の部材,部位については、同一の符号を付して説明する。
【0010】
図1は、本実施例に係る成形方法によりブロー成形された中間成形品の斜視図およびI−I線断面図、図2は図1に示す中間成形品の平面図、図3は図1に示す中間成形品の側面図である。本実施例の成形方法によってブロー成形された中間成形品Wは、互いに対称形状を呈するリアドア37用の左右一対のロッカーパネル10,10を一体的に接合した状態で成形したもので、全体としては中空体状を呈している。すなわちこの中間成形品Wは、例えば図4に示すように、加熱により軟化したパリソン(図示せず)を垂下させてブロー成形型30における2つの分割型31,31の間で挟圧し、該パリソンに空気を強制的に吹込んで膨らませることで、該分割型31,31の内部に画成されるキャビティ32に合致した形状に成形されたものである。
【0011】
前記中間成形品Wについて更に詳細に説明すると、各ロッカーパネル10,10は、前記リアドア37に装着する際に該ドア37の外部側面に当接されるべき内側壁部21を互いに向き合わせていると共に、一方のロッカーパネル10は他方のロッカーパネル10に対して180度回転変位した上下逆向きで、かつ斜め側方へ所要量だけ偏倚しており、この状態で両者10,10が一体成形されている。すなわち各ロッカーパネル10,10は、相対する他方のパネルに対して上側かつ後側へ偏倚した状態となっており、これにより矩形枠状の接合部分13によって互いに連設されている。なお前記接合部分13の外側には、該接合部分13に沿った工具案内溝14が成形時に凹設されている。従って前記ブロー成形型30のキャビティ32は、各ロッカーパネル10,10が前述した状態での外形形状と同一形状に画成されている。
【0012】
また、両ロッカーパネル10,10が前述した状態で一体成形されることにより、各パネル10,10における該内側壁部21には、前記リアドア37に装着固定するための固定ボルト24を突出状態にセットした取着部23が、上縁から後縁にわたって略L形に延在形成されている。これら各固定ボルト24は、図4に示すように、前記中間成形品Wをブロー成形するに先立ってブロー成形型30における前記分割型31,31に予めセットしておき、該中間成形品Wの成形に際して所謂インサートブロー成形方法によって前記取着部23に固定装着される。
【0013】
ブロー成形によって一体成形された各ロッカーパネル10,10は、後工程において、図示しない所要の切断工具(例えばカッター等)を利用して切断することで互いに分離形成される。すなわち、切断工具で前記工具案内溝14に沿って切込みを入れることにより、図5および図6に示すように、左右のロッカーパネル10,10が互いに分離されるに至る。このように、中間成形品Wを切断分離して形成された両ロッカーパネル10,10は、外方へ露出して意匠面となる外側壁部20と、前記リアドア37の外部側面に沿って密着する内側壁部21とからなり、この内側壁部21に前記接合部分13を輪郭とした開口部22が開口形成されている。この開口部22は、各ロッカーパネル10,10が偏倚した状態で一体的に成形されたことにより、内側壁部21の下縁および前縁に隣接して形成されており、これにより前記取着部23が上縁部19aから後縁部19bに沿って略L形に延在している。
【0014】
このように形成された各ロッカーパネル10,10は、図7に示すように、左右の各リアドア37,37における外側面下部へ装着するに際し、夫々のリアドア37,37に形成されたボルト挿通孔38に前記固定ボルト24を挿通させ、裏側からナット25を締結することで該リアドア37に固定される。なおロッカーパネル10,10の下縁部19c側は、接着剤や接着テープまたは図示しない適宜係着部材によりリアドア37,37の下端隅角部に係着される。
【0015】
本実施例の成形方法で形成された各ロッカーパネル10,10は、図10に示すように、前記リアドア37に装着した際に、車体35の外方から直接的に視認され得る上縁部19aと、該ドア37の開閉操作時に視認され得る後縁部19bに、前記接合部分13を切断することで形成された切断端部15が臨まないよう構成されるので、見栄えを損なうことがないと共にこれにより質感低下を来すこともない。しかも、切断端部15が被覆されてしまうから該切断端部15に多少のバリや凹凸が形成されても問題なく、各ロッカーパネル10,10の切断分離作業を気軽に行ない得る。また各ロッカーパネル10,10では、リアドア37に装着した際に被覆されてしまう内側壁部21に、該ドア37に装着するための固定ボルト24を固定装着する取着部23を形成したもとで、この取着部23以外の領域には大きく開口した開口部22が画成されるので、材料費の大幅な削減によるコストダウンを図ることができる。また、1回のブロー成形工程で左右一対からなる2つのロッカーパネル10,10を同時に成形し得るので単位時間当たりの成形個数が増え、これによるコストダウン効果も期待できる。
【0016】
図8は、前記左右のフロントドア36の外部側面に装着される左右一対のロッカーパネル11,11を、本実施例に係る成形方法によってブロー成形する場合につき図示したものである。すなわち、前記フロントドア36に装着する際に該ドア36の外部側面に当接するべき内側壁部21を互いに向き合わせていると共に、一方のロッカーパネル11が他方のロッカーパネル11に対して180度回転変位した上下逆向きで、かつ斜め側方へ所要量だけ偏倚しており、この状態で両者11,11が一体的に連設された中間成形品Wが成形される。そして図8(b)に示すように、切断工具で工具案内溝14に沿って切込みを入れることにより、左右のロッカーパネル11,11が互いに分離形成される。
【0017】
このように、本実施例の成形方法でブロー成形された前記各ロッカーパネル11,11は、前記フロントドア36の外部側面に取着した際に上方から直接的に視認され得る上縁部19aや、該フロントドア36を開放した際に視認され得る後縁部19bに、接合部分13を切断することで形成された切断端部15が臨まないので、見栄えを損なうことがないと共にこれにより質感低下を来すこともない。また各ロッカーパネル11,11は、内側壁部21に開口部22が画成されるので、材料費の削減によるコストダウンを図ることができる。また、1回のブロー成形工程で2つのロッカーパネル11,11を同時に成形し得るので単位時間当たりの成形個数が増え、これによるコストダウン効果も期待できる。
【0018】
図9は、前記車体35の左右両側における側面下部に装着される左右一対のサイドマッドガード12,12を、本実施例に係る成形方法によってブロー成形する場合につき図示したものである。すなわち、前記車体35に装着する際に該車体35の外部側面に当接するべき内側壁部21を互いに向き合わせていると共に、一方のサイドマッドガード12が他方のサイドマッドガード12に対して180度回転変位した上下逆向きで、かつ斜め側方へ所要量だけ偏倚しており、この状態で両者12,12が一体的に連設された中間成形品Wが成形される。そして図9(b)に示すように、切断工具で工具案内溝14に沿って切込みを入れることにより、左右のサイドマッドガード12,12が互いに分離形成される。
【0019】
このように、本実施例の成形方法でブロー成形された前記各サイドマッドガード12,12は、前記車体35の側面下部に取着した際に、図10に示すように、前記フロントドア36またはリアドア37を開放した際に上方から直接的に視認され得る上縁部19aに、接合部分13を切断することで形成された切断端部15が臨まないので、見栄えを損なうことがないと共にこれにより質感低下を来すこともない。また各サイドマッドガード12,12は、内側壁部21に開口部22が画成されるので、材料費の削減によるコストダウンを図ることができる。また、1回のブロー成形工程で2つのサイドマッドガード12,12を同時に成形し得るので単位時間当たりの成形個数が増え、これによるコストダウン効果も期待できる。
【0020】
前記実施例では、ロッカーパネル10,11やサイドマッドガード12を各ドア37,36または車体35に固定する手段として固定ボルト24を例示したが、これ以外に、例えば各ドア37,36または車体35の所定位置に形成した係止孔に対して脱抜不能に係着する係着部材等を採用してもよい。
【0021】
本願が対象とする車両装着部材は、前記ロッカーパネルやサイドマッドガードに限定されるものではなく、例えば前記ドア36,37や車体35の外側面に装着されるサイドプロテクションモール等も対象とされ、これらの各車両装着部材も本実施例の成形方法により好適に成形し得る。
【0022】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る車両装着部材の成形方法によれば、1回のブロー成形工程において左右一対の車両装着部材を同時にブロー成形し得るので、単位時間当たりの成形個数が増えてこれによるコストダウンを図り得る利点がある。また本発明の成形方法では、車体に当接されるべき内側壁部に、取着部を形成すると共に該取着部以外の領域には大きく開口した開口部が画成されるので、材料費の大幅な削減によるコストダウンをも図り得る効果がある。更に、一体的にブロー成形された両車両装着部材を切断した際に形成される切断端部は、車体の外部側面に取着した際に外部へ臨まない位置に形成されるので、質感低下を来すことがないと共に該切断端部に多少のバリや凹凸が形成されても問題ないので、切断分離作業を簡単かつ気軽に行ない得る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形方法により得られた中間成形品としてのリアドア用の左右一対のロッカーパネルを示すものであって、(a)は該中間成形品を示す斜視図、(b)は(a)のI−I線断面図である。
【図2】図1(a)に示す左右一対のロッカーパネルをなす中間成形品の平面図である。
【図3】図1(a)に示す左右一対のロッカーパネルをなす中間成形品の側面図である。
【図4】図1(a)の中間成形品を分割型を使用してブロー成形する際の説明断面図である。
【図5】図1(a)における左右一対のロッカーパネルを接合部分で切断することで、左右のロッカーパネルに分離させた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の工程で分離させた左右のロッカーパネルの側断面図である。
【図7】左右の各ロッカーパネルを、各対応のドア外側面に装着した状態での側断面図である。
【図8】本発明に係る成形方法により得られた中間成形品としてのフロントドア用の左右一対のロッカーパネルを示すものであって、(a)は該中間成形品の斜視図、(b)は(a)のVIII−VIII線断面図である。
【図9】本発明に係る成形方法により得られた中間成形品としての左右一対のサイドマッドガードを示すものであって、(a)は該中間成形品の斜視図、(b)は(a)のIX−IX線断面図である。
【図10】本発明に係る成形方法により夫々成形されたロッカーパネルおよびサイドマッドガードを取付けた車両の要部斜視図であって、リアドアを開放した状態で示している。
【図11】車両装着部材としてのロッカーパネルやサイドマッドガードを、車体外側面に装着して示す説明図である。
【図12】 (a)は従来技術に係るブロー成形方法によりロッカーパネルを成形する状態を示す断面図,(b)はこの成形方法により成形されたロッカーパネルの斜視図である。
【図13】 (a)は従来技術に係る別のブロー成形方法により左右のロッカーパネルを同時に成形する状態を示す断面図、(b)はこの成形方法により成形された各ロッカーパネルの斜視図である。
【図14】 (a)は従来技術に係る更に別のブロー成形方法により左右のロッカーパネルを同時に成形する状態を示す断面図、(b)はこの成形方法により成形された各ロッカーパネルの斜視図である。
【図15】図14(b)に示した左右のロッカーパネルを接合部分で切断することで、左右のロッカーパネルに分離させた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ロッカーパネル(車両装着部材)
13 接合部分
14 工具案内溝
15 切断端部
21 内側壁部
23 取着部
24 固定ボルト(固定手段)
37 リアドア(車体)
W 中間成形品

Claims (4)

  1. 乗用車等の車体(37)の左右側面に取着される左右一対の車両装着部材(10,10)を得るための成形方法であって、
    最終製品となる予定の左右一対の車両装着部材(10,10)が、前記車体(37)の左右側面に当接されるべき内側壁部(21)を互いに向き合わせていると共に、一方の車両装着部材(10)は他方の車両装着部材(10)に対して上下逆向きで、かつ斜め側方へ所要量だけ偏倚した状態で接合されている中間成形体(W)をブロー成形し、
    前記中間成形体(W)における前記一対の車両装着部材(10,10)の接合部分(13)に沿って工具案内溝 (14) を形成し、
    前記中間成形体 (W) を前記工具案内溝 (14) に沿って切断工具で切断分離することで、独立した夫々の車両装着部材(10,10)を得るようにした
    ことを特徴とする車両装着部材の成形方法。
  2. 前記車体(37)の外部側面に当接すべき取着部(23)を前記内側壁部(21)の外縁部に沿って形成すると共に、前記接合部分(13)の切断予定部位となる切断端部(15)を前記取着部(23)の内縁部に沿って形成した請求項1記載の車両装着部材の成形方法。
  3. 前記中間成形体 (W)のブロー成形に際し、当該車両装着部材(10)を前記車体(37)に装着固定するための固定手段(24)を、前記取着部(23)に同時に装着する請求項記載の車両装着部材の成形方法。
  4. 前記車両装着部材(10)は、前記車体の一部を構成するドア(37)の外側面に装着されるロッカーパネルである請求項1〜の何れか一項に記載の車両装着部材の成形方法。
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