JPS6321942A - 導電性複合加工糸とその製造方法 - Google Patents

導電性複合加工糸とその製造方法

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JPS6321942A
JPS6321942A JP15871586A JP15871586A JPS6321942A JP S6321942 A JPS6321942 A JP S6321942A JP 15871586 A JP15871586 A JP 15871586A JP 15871586 A JP15871586 A JP 15871586A JP S6321942 A JPS6321942 A JP S6321942A
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JP
Japan
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yarn
conductive
conductive composite
drawn
false twisting
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Pending
Application number
JP15871586A
Other languages
English (en)
Inventor
鰐部 勝重
山奥 俊夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性複合加工糸とその製造方法に関する。
〔従来技術〕
従来、例えばIC工場等、静電気を嫌う職場で作業する
作業者が着用しているユニホームには導電性成分を有す
る糸が織込まれているが、この糸としては、例えば導電
性繊維とポリ−アミド、ポリエステル等の熱可塑性マル
チフィラメント糸を撚合わせたもの、あるいは導電性繊
維を熱可塑性マルチフィラメント糸によりカバリングし
たものなどが使用されている。
ところで、導電性繊維(導電性モノフィラメント糸)は
芯鞘型あるいはバイメタル型など多種多様の形状のもの
が知られているが、いずれもカーボンや金属など導電性
を有する成分を含んでいる。カーボンや金属は通電性が
優れている反面、それ自体は黒色や茶褐色をしているの
で、導電性繊維(導電性モノフィラメント糸)自体の外
観は導電性成分同様に黒色や茶褐色を呈している。
従って、前者の場合は、黒色や茶褐色を呈している導電
性繊維と白色の熱可塑性マルチフィラメント糸が互いに
螺旋状に絡んでおり、全体的に黒色あるいは茶褐色を呈
している。このため、医療関係や食品関係など白板外の
色を極度に嫌う分野のユニホーム用に供することができ
なかった。
他方、後者の場合は撚数を多くすることにより導電性繊
維をカバリング用のマルチフィラメント糸によってカバ
ーできるが、撚数を多くすると加工費が高騰するばかり
でなく、生産性が向上しないと言う欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の問題点を一挙に解決しようとするもの
であり、医療関係、食品関係のユニホーム用に使用し得
る導電性複合加工糸を低度で提供すること、製造に際し
ては当該導電性複合加工糸を低コストで、効率的に製造
することを目的とするものである。
〔発明の構成〕 すなわち、本発明の導電性複合加工糸は、導電性成分を
有する糸の外側を、捲縮を有し、かつ配向の進行してい
ない熱可塑性マルチフィラメント糸により捲回したこと
を特徴とするものである。
また、本発明の導電性複合加工糸の製造方法は、少なく
とも、導電性成分を有する糸と熱可塑性マルチフィラメ
ント未延伸糸または半延伸糸とを引揃え、次いで仮撚加
工を施すことを特徴とするものである。
上記導電性成分を有する糸とは、芯鞘型あるいはバイメ
タル型などの導電性モノフィラメント糸を単独使用する
場合、導電性モノフィラメント糸を2本以上引揃えて使
用する場合、引揃えられた1本以上の導電性モノフィラ
メント糸の外側を熱可塑性マルチフィラメント糸で被覆
した場合など、導電性モノフィラメント糸を1本以上含
む糸を言う。
導電性成分はカーボンや金属であることが好ましい。こ
れらは黒色や茶褐色など目立つ色をしているが導電性の
点において他の成分より勝っているからである。
本発明では、最終的に芯糸となる導電性を有する糸と最
終的に鞘糸となる熱可塑性マルチフィラメント糸を同時
延伸仮撚するために延伸倍率を大きくできないから加工
糸となった段階でも鞘部を形成する熱可塑性マルチフィ
ラメント糸の配向は充分に進行していない。例えば、ポ
リエステル繊維の場合、その複屈折率は80〜140X
10−3の範囲内にある。
また、所望により最終的に芯部となる導電性繊維および
最終的に鞘部となる熱可塑性マルチフィラメント糸のほ
かに、延伸糸などの第3成分の糸を合糸させてもよい。
第3成分の糸を合糸させると黒色や茶褐色をした導電性
繊維が第3成分の糸でも被覆されるからさらに見え難く
なる。
更に、引揃えられた糸を仮撚加工する前に空気交絡処理
すると導電性繊維以外の糸がバラけるのでカバリング性
が向上するようになる。
更にまた、最終的に鞘部となる糸に艶消糸を使用すると
導電性繊維が見え難くなる。
また、熱可塑性マルチフィラメント未延伸糸または半延
伸糸の複屈折は22〜39X10−3の範囲が好ましい
。8X10−3未満では完全に非結晶性であるために2
00℃の仮撚ヒーターの上で瞬間的に融着するし、反対
に60X10−3を超えるとばば通常の延伸糸と同様の
物理的挙動を示し、本発明の目的とする効果が得られな
い。
以下、本発明の導電性複合加工糸の製造方法を図面を用
いて説明する。
第1図は本発明の一実施態様であり、導電性繊維1、熱
可塑性マルチフィラメント未延伸糸または半延伸糸2、
熱可塑性マルチフィラメント延伸糸3は集束ガイド4に
よって集束されてから第1供給ローラー5を経て混繊、
交絡用の空気噴射ノズル6に供給され、ここで、導電性
繊維1、未延伸糸または半延伸系2、延伸糸3の3者が
混成される。次いで、この混成糸は第1デリベリローラ
ー7により延伸仮撚域に供給され、仮撚ヒーター8、仮
撚具9を経て第2デリベリローラー10により引き取ら
れたあと、チーズ11として巻き取られる。
上記延伸仮撚域では未延伸糸または半延伸糸2が加熱に
よって延伸されやすい状態になると同時に加熱されるの
で、未延伸糸または半延伸糸2が螺旋状に巻きついた状
態で仮撚具9に導かれる。次いで、解撚領域において未
延伸糸または半延伸糸2が局部的に解撚、逆加熱され、
螺旋状がそのまま保持される部分と解撚によって螺旋方
向が逆転した部分が反転部分を介して連続している交互
捲回した導電性複合加工糸が高速下に安定して得られる
上記仮撚具としては仮撚加工できるものであれば、特に
限定しないが、高速加工する点を考慮すると外接式の摩
擦仮撚具が好ましい。
ここで、仮撚ヒーターの温度は170〜200℃の範囲
が好ましい。200℃を超えると未延伸糸または半延伸
糸2を構成する繊維同志が融着し、均一な捲回が難しく
なる。
第2図は本発明の製造方法で得られた導電性複合加工糸
の代表的な側面図であり、導電性繊維および延伸糸(図
示せず)の外側が捲縮を有する未延伸糸または半延伸糸
2が捲回している。
〔発明の効果〕
上記のように、本発明の糸は、導電性成分を有する糸の
外側を、捲縮を有し、かつ配向の進行していない熱可塑
性マルチフィラメント糸によって捲回したので、従来の
カバリングマシン製の導電性の糸よりも低順で提供でき
る。また、捲縮を有するマルチフィラメント糸によって
光が乱流ノズル反射されるために導電性の糸が見え難く
なる。
他方、本発明の方法は、少なくとも、導電性成分を有す
る糸と熱可塑性マルチフィラメント未延伸糸または半延
伸糸とを引揃え、次いで仮撚加工を施すので、従来に較
べて高速で、低コストで製造できるようになる。
〔実施例〕
実施例 芯部がカーボン、鞘部がポリエステルで構成された芯鞘
タイプの導電性繊維(20デニール/3フイラメント)
、ポリエステル延伸糸(75デニール/36フイラメン
ト、フルダル)およびポリエステル半延伸糸(75デニ
ール/36フイラメント、セミダル)を第1図に示す加
工工程にて導電性複合加工糸を製造した。
加工条件は、次の通りである。
(1)空気噴射ノズルの空気圧:3kg/m2(2)延
伸仮撚域の延伸倍率:t、04(3)加工速度:400
m/m1n (4)仮撚ヒーター温度:170℃ 圧皿 得られた導電性複合加工糸は導電性繊維の外側が延伸糸
によって被覆され、更にその外側が捲縮を有する半延伸
糸によって捲回された3重構造となり、外観は全体的に
白色を呈するものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の加工工程を示す概略図、第2図は本発
明方法によって得られた導電性複合加工糸の側面図であ
る。 1・・・導電性繊維、2・・・未延伸糸または半延伸糸
、3・・・延伸糸、6・・・混繊、交絡用の空気噴射ノ
ズル、8・・・仮撚ヒーター、9・・・仮撚具。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性成分を有する糸の外側を、捲縮を有し、か
    つ配向の進行していない熱可塑性マルチフィラメント糸
    によって捲回したことを特徴とする導電性複合加工糸。
  2. (2)導電性成分がカーボンまたは金属である特許請求
    の範囲第(1)項記載の導電性複合加工糸。
  3. (3)少なくとも、導電性成分を有する糸と熱可塑性マ
    ルチフィラメント未延伸糸または半延伸糸を引揃え、次
    いで仮撚加工を施すことを特徴とする導電性複合加工糸
    の製造方法。
  4. (4)導電性成分がカーボンまたは金属である特許請求
    の範囲第(3)項記載の導電性複合加工糸。
  5. (5)引揃えられた糸を仮撚加工する直前に空気交絡処
    理する特許請求の範囲第(3)項記載の導電性複合加工
    糸の製造方法。
JP15871586A 1986-07-08 1986-07-08 導電性複合加工糸とその製造方法 Pending JPS6321942A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007297721A (ja) * 2006-04-27 2007-11-15 Daiwa:Kk 複合糸、防音カーペット、及び繊維製品
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EP4123071A4 (en) * 2020-03-19 2024-05-29 Toray Industries, Inc. CONDUCTIVE TEXTURED COMPOSITE YARN, FABRICS AND APPAREL

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JPS6045638A (ja) * 1972-07-21 1985-03-12 イ−・アイ・デユポン・デ・ニモアス・アンド・カンパニ− 帯電防止性合成フイラメントを含むカ−ペツト

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