JPS63218766A

JPS63218766A - 含金属モノアゾ化合物及び該化合物を含む記録液

Info

Publication number: JPS63218766A
Application number: JP61277365A
Authority: JP
Inventors: Noriya Ota; 太田　徳也; Masatsune Kobayashi; 小林　正恒; Yuko Suga; 祐子菅; Konoe Miura; 三浦　近衛; Hiroshi Takimoto; 滝本　浩; Hideo Sano; 秀雄佐野
Original assignee: Canon Inc; Mitsubishi Kasei Corp
Current assignee: Canon Inc; Mitsubishi Kasei Corp
Priority date: 1986-11-20
Filing date: 1986-11-20
Publication date: 1988-09-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は新規なモノアゾ化合物及び記録液。

特には筆記具（万年筆、フェルトベン等）用記録液及び
記録ヘッドに設けられ念微細な吐出口（吐出オリフィス
）から吐出させ、液滴として飛翔させて記録を行がう所
謂インクジェット記録方式に適し念記録液に関する。

（従来の技術）インクジェット記録法は、所謂インクと称される記録液
の液滴（ｄｒｏｐｌｓｔ　）を飛翔させ、これを被記録
材に付着させて記録を行なうものである。斯かる記録液
は、記録剤（染料又は顔料が用いられる）及びこれを溶
解又は分散する液媒体（水又は各種有機溶削成いはこれ
らの混合物が用いられる）を基本的成分とし、また必要
に応じて各種添加剤が添加されたものが用いられている
。そして、該記録液の好ましい特性としては。

（１）　　吐出条件（圧電素子の駆動電圧、駆動周波数
、オリアイスの形状と材質、オリフィス径Ｑりにマッチ
ィングし念液物性（粘度、表面張力、電導度等）を有し
ていること、１１ｉＪ　　長期保存に対して安定で目詰まりを起さな
いこと、（１）　　被記録材（紙、フィルム等）Ｋ対して定着が
速くドツトの周辺が清らかでにじみの小さいこと、（１ｖ）印字され穴画像の色調が鮮明で濃度が高いこと
、（ｙ）　　印字された画像の耐水性及び耐光性が優れて
いること、（ｖＯ記録液が周辺材料（容器、連結チューブ。

シール材等）を侵さないこと、（Ｖｉａ　　臭気、毒性、引火性等の安全性に優れたも
のであること、等が挙げられ、肴に、ノズルの目詰まりは、記録方式の
信頼性の面からも非常に′Ｍ要な要素であるが、上記諸
考性を同時に満足させることは相当に困難である。

マ九、斯かる目的の記録に適用する記録液は基本的に染
料とその溶媒とから組成されるものであるので、上記の
記録液等性は染料固有の性質に左右されるところが大き
い。

従って、記録液が上記特性を具備するように染料を選択
することは斯かる技術分野に於いてきわめて重要な技術
である。

従来、記録液用のマゼンタ色の染料として使用されてい
るモノアゾ化合物としては１例えば下記構造式（ｃ、工、アシッド曇レッドー３夕）で示される化合物が知られておシ、また、特開昭ｊ７−
３０７７！号公報には、下記構造式で示される錯塩染料
が記載されている。

しかしながら、前記Ｃ０工、アシッド・レッド−３！及
び−３２を用い九記録液は、耐光性が著しく劣っておシ
、また、特開昭！？−３０７７ｊ号公報に記載されてい
る前記染料を用いた記録液は、耐光性は、濃度依存性が
大きく、濃色では、良好であるが、淡色では、劣ってお
り、そして色調が著しく暗黄味または暗青味マゼンタで
あるため、イエロー、マセンタ及びシアンの３色を用い
て減色油接よシカラー画像を記録する場合に鮮明々印刷
物が得られない、色再現性妙１不十分である等の不具合
が生じる。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、前記緒特性を満足するようなマゼンタ色の新
規なモノアゾ化合物及びそれを含む記録液を提供するこ
とを目的とするものである。

（問題点を解決する念めの手段）本発明は、下記一般式〔Ｉ〕（式中、Ｘは水素原子又はハロゲン原子を表わし、Ａは
一５ＯｓＷで置換されたナフタレン核形成原子群を表わ
し、ＭはＣｕ又はＣＯを表わし、Ｗはアルカリ金属、ア
ンモニウム又はアミン類を表わす、）で表わされるモノアゾ化合物及び該モノアゾ化合物の少
なくとも７種を記録像モ形成する成分である記録剤とし
て含有している記録液をその要旨とするものである。

以下本発明を更Ｋ　ｌ！８１ｉＭＦＣ説明する。

前記一般式（”Ｉ）の化合物において、ナフタレン被形
ｆｆ原子群が有する一ＳＯ，Ｗ基のＷけアルカリ金属、
アンモニウム又はアミン類を表わすが。

アルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム、カリウム
力１挙げられ、アミン類としてはジェタノールアミン、
トリエタノールアミン等が挙げられる。

本発明の一般式ＣＤで示されるモノアゾ化合物は、例え
ば、細田豊著「新染料化学」（昭和４ｔ／年／コ月−１
日発行）技報堂、第！？！頁ダ行〜第４０／頁６行等の
記αに従い、以下の方法で製造することができる。

すなわち、下記一般式ＣＩＢ（式中、Ｘは前記定義に同じ）で表わされるアミノフェノール類を塩酸、硫酸を等の鉱酸中で亜硝酸ソーダ等７用いてジアゾ化した俵下
記一般式［１１１）（式中、Ａは前記定義に同じ）で表わされるす７トール類とカップリングすることによ
り下記一般式（ＩＶ）ＳＯ２ＮＨ。

（式中、Ｘ、Ａは前記定義に同じンで示されるモノアゾ化合物を荀る。

−ル％Ｎ−メチルピロリドン等の水溶性有機溶剤甲で酢
酸鋼、硫酸銅等の銅塩あるいは酢酸コバルト、塩化コバ
ルト・専のコバルト塩で処理する事により本発明のモノ
アゾ化合物が得られる。

本発明の化合物は耐光性、耐熱性、保存安定性に優れる
他色調が鮮明である等の特性を有するので、電子情報材
料分野、とりわけインクジェットプリンター用記録液の
マジエンタ色素トして有用である。

本発明の記録液中、上記一般式〔！〕で表わされる染料
の含有量は、液媒体成分の種類、記録液に要求される特
性等に依存して決定されるが、一般には記録液全重量に
対して、重量パーセントでｏ、ｉ−一０％、好ましくは
０．！〜／ｊ俤、よシ好ましくは７〜１０％の範囲とさ
れる。該染料はもちろん単独で若しくは一種以上を組合
わせて、あるいは該染料を必須成分としてこの他に他の
直接染料、酸性染料などの各種染料を併用して使用する
ことができる。

本発明の記録液における液媒体成分としては、水又は水
と各種水溶性有機溶剤との混合物が使用される。水溶性
の有機溶剤としては、例えば。

メチルアルコール、エテルアルコール、ｎ−７’ロヒル
アルコール、イングロビルアルコール、ｎ−ブチルアル
；−ル、５ｅｃ−フチルアルコール、ｔｅｒｔ−ブチル
アル；−ル、インブチルアル；−ル等の炭素数／〜Ｚの
アルキルアル；−ル類；ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド等のア、ミド類；アセトン、ジアセトン
アルコール等のケトン又はケトンアルコール類；テトラ
ヒドロ７ラン、ジオキサン等のエーテル類；Ｎ−メチル
−１−ピロリドン、７．３−ジメテルーーーイミダゾリ
ジノン等の含窒素複素環式ケトン類；ポリエチレングリ
；−ル、ポリプロピレングリ；−ル等のポリアル中レン
ゲリコール類；エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
　／、２．ｔ−ヘキサントリオール、チオジグリコール
、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のフ
ルキレン基が１〜６ｍの炭素原子を含むアルキレングリ
コール類；グリセリン：エチレングリコールメチルエー
テル、ジエチレンクリ；−ルメテル（又はエテル）エー
テル、トリエチレングリコールモノメチル（又はエチル
）エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル
類等があげられる。

液媒体成分として水と上記水溶性有機溶剤との混合物を
使用する場合、該水溶性有機溶剤の含有量は、一般には
記碌液全″！ＩＣ看に対して重量パーセントでｊ〜り！
儂、好ましくは７０〜／Ｑ％、よシ好ましくは、２０〜
ｊ０チの範囲とされる。

この様な成分から調合される不発明の記録液は、それ自
体で記録特性（信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安
定性、長時間の連続記録性。

長期間の記録休止後の吐出安定性）、保存安定性、被記
録材への定着性、或いは記録画像の耐光性、耐候性、耐
水性等いずれもバランスのとれ±優れたものである。そ
してこのような特性を更に改良するために１従来から知
られている各種添加剤を更に添加含有せしめても良い。

例、ｔ［、ポリビニルアルコール、セルロース類、水溶
性樹脂等の粘度調整剤；カチオン、アニオン或いはノニ
オン系の各穏界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン等の表面張力調整剤；緩衝液による…調
整剤、防カビ剤等を挙げることができる。

また、記録液を帯電するタイプのインクジェット記録方
法に使用される記録液を調合する為には塩化リチウム、
塩化アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等の比
抵抗調整剤が添加される。

なお、熱エネルギーの作用によって記録液を吐出させる
タイプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的
な物性値（例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等）が
調整されることもある。

（作用及び効果）本発明によれば、粘度・表面張力等の物性値が適正範囲
内ＫＴｏＤ　、微細な吐出オリフィスを目詰力させず、
充分に高い濃度の記録画像を与え、保存中に物性値変化
あるいは固形分の析出を生じることなく１被記録材の種
類を制限せずに種々の部材に記録が行なえ、定着速度が
太きく、耐水性、耐摩耗性および解像度のすぐれた画像
を与える記録液が得られる。

ま九、本発明の記録液は、上記インクジェット記録用イ
ンクとして優れているだけではなく、戴記具用インクと
して用いることもできる。

（実施例）本発明を以下の実施例及び比較例でさらに詳ＭＫ説明す
る。

合成例−／（第１表Ａ／の化合物）（１）　　ジアゾ化一一アミノーダースルホアミドー７二ノーｈ／ｒ、ｒｆ
をコチ塩酸３１０ｄに加え、３時間攪拌して均一なスラ
リーとした後、これに氷４ｔＪｒＯｆを加えて３℃に冷
却した。このスラリー中に水７ｊｓ＃に亜硝酸ンーダ７
．３ｔを溶解した水溶液を加え、次いで３℃で！時間攪
拌してジアゾ化し穴後、スルファミン酸３ｆを加えて残
存する亜硝酸ンーダを消去しジアゾ液を得た。

（２）　　カップリング／−ナフト−に−３，≦−ジスルホン酸ｉｏ、４ｔｙを
水ｔｏｏｌＬｌ（Ｉｃ加えた後これに氷ｒｏｏｙ前記ジ
アゾ液及び２ｊ％力性ンーダ１００ｄを加えてｐＨ／〜
／　０．温度夕〜１０℃でカップリングを行った。同温
度、同…にて！時間攪拌し九後食塩！ｊＯｆを加えて塩
析４ｔＯＯ−で洗浄し乾燥して／−ヒドロキシ−、Ｚ＋
２−ヒドロキシ−よ−スルホンアミド−フェニルアゾナ
ナフタリン−３，≦−ジスルホン酸λナトリワム塩４ｔ
／、≦ｆを［７’ｈ。

（３）合金化前記（２）で祠た色素２７，４１１を水！４ｔＯｗｌに
加えて溶解した後硫酸銅／−２，４ｔｔを加え一６〜ｒ
、ｊθ〜１０ｃで７０時間攪拌して銅を配位せしめｔ後
食塩／３０ｔを加えて塩析を行つ念。析出し次化合物を
一過し良後−〇％食塩水−００ｄで洗浄しウェットケー
キ／３０荀た。収率は７　／、４ｔチであつ六。

本化合物の水中における極大吸収波長はｊ　Ｊ　／　ｎ
ｍであった。

合放例−一合成例一／と同様にして製造した化合物の例を第１表に
まとめて記した。

第　　７　　表実施例／上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径／μの
テフロンフィルターで加圧ろ過し虎のち、真空ポンプを
用いて脱気処理し喪記録液とした。得られた記録液を用
いて、ピエゾ振動子によって記録液を吐出させるオンデ
マンド型記録ヘッド（吐出オリフィス径！θμ・ピエゾ
振動子駆動電圧ｔＯＶ％周波数４ｔＫＨ２）を有する記
録装置によシ、下記の（Ｔ１）〜（Ｔ５）の検討を行な
つ九ところ、いずれも良好な結果を得た。

（Ｔ＋）記Ｉ＆液の長期保存性；記録液をガラス容器に
密閉し、−３０℃と１０℃で６力月間保存したのちでも
不溶分の析出は認められず、液の物性や色調にも変化が
なかった。

（Ｔ２）吐出安定性；室温、！℃％４ｔＯ℃の雰囲気中
でそれぞれ−４を時間の連続吐出を行なっ念が、いずれ
の条件でも終始安定した高品質の記録が行なえた。

（Ｔ３）吐出応答性；−秒間の間欠吐出とλカ月間放置
後の吐出について調べ九が、いずれの場合もオリアイス
先端での目詰りがなく安定で均一に記録された。

（Ｔ４）記録画像の品質；記録され念画像は濃度が高く
鮮明であつ念。室内光に３力月さらしたのちの濃度の低
下率は７％以下であり、また、水中に７分間浸した場合
、画像のにじみはきわめてわずかであった。

（Ｔ５）各種被記録羽に対する定着性−下表に記載の被
記録材で印字／！秒後印字部を指でこす力画像ずれ・ニ
ジミの有無を判定した、いずれも画像ずれ・ニジミ等が
なく優れた定着性を示した。

念だし、被記録材名は商品名である・。

実施例コ実施例／と同様にして上記の組成の記録液を調製し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径！！μ、発熱抵抗体抵抗値／ｊＯΩ、
駆動電圧１０７．周波数−ＫＨｚ、　）を有するｇｄ録
装置を用いて実施例／と同様に（Ｔ＋）〜（Ｔ５）の検
討を行なり念が、全ての検討実験に於て優れた結果を得
た。

実施例３実施例／と同様にして上記の組成の記録液を調表し、記
録ヘッド内の記録液ＫＭエネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリアイス径３！μ、発熱抵抗体抵抗値／１０Ω、
駆動電圧３０ｖ１周波ａＪＫＨｚ）を有する記録装置を
用いて実施例／と同様に（Ｔ１）〜（Ｔ５）の検討を行
なったが、全て屏検討実験に於て優れ念結果を得た。

実施例グ実施例／と同様にして上記の組成の記録液を調製し、記
録ヘッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径３！μ、発熱抵抗体抵抗値／１０Ω、
駆動電圧３０ｖ１周波数２　ＫＨｓ　）を有する記録装
置を用いて実施例／と同様に（Ｔ１）〜（Ｔ５）の検討
を行なつ九が、全ての検討実験に於て優れた結果を得意
。

実施例！実施例／と同様にして上記の組成の記録液を調製し、記
録ベッド内の記録液に熱エネルギーを与えて液滴を発生
させ記録を行なうオンデマンドタイプのマルチヘッド（
吐出オリフィス径３！μ、発熱抵抗体抵抗値／！０Ω、
駆動電圧ｊＯＶ、周波数−ＫＨｚ　）を有する記録装置
を用いて実施例／と同様に（Ｔ１）〜（Ｔｓ）の検討を
行なつ九が、全ての検討実験に於て優れた結果を祷虎。

実施例６〜？下記に〜ｔに示す組成の記録液を実施例／と同様な方法
で調合し念、これ等の組成物をフェルトペンに充填し、
中質紙（白牡丹二本州製紙）に蛾記して耐水性及びキャ
ップをはずして２４を時間放置後の蔭記性を調べ九。

本実施例の記録液は耐水性及び放置後の筆記性共に優れ
ていた。

比較例／〜３本発明の化合物の前記従来化合物に対する性能上の優位
性を明確にするなめ比較実験を行った。結果を、第−表
にまとめて記す。

耐光性　印字物を、キｔノンフェードメーター０１Ｊｊ
（アトラス−製造％鯛品名）により−２０時間照射し、
変退色の度合いを色差（ΔＥ）で評価し喪、値が小さい程耐光性は
良好である。

色　相　三菱、裏紙■のインクジェット用紙り紙を用い
て印字し、目視にて判定し念。

特許出願人　　キャノン株式会社（ほか７名）代　埋　人　　弁理士　長径用　　− （はか７名）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕（式中、Ｘは水素原子又はハロゲン原子を表わし、Ａは
−ＳＯ＿３Ｗで置換されたナフタレン核形成原子群を表
わし、ＭはＣｕ又はＣｏを表わし、Ｗはアルカリ金属、
アンモニウム又はアミン類を表わす。）で示される含金属モノアゾ化合物。
（２）記録像を形成する成分である記録剤と、この記録
剤を溶解又は分散するための溶媒体とを含む記録液に於
いて、記録剤として下記一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
・〔 I 〕（式中、Ｘは水素原子又はハロゲン原子を表わし、Ａは
−ＳＯ＿３Ｗで置換されたナフタレン核形成原子群を表
わし、ＭはＣｕ又はＣｏを表わし、Ｗはアルカリ金属、
アンモニウム又はアミン類を表わす。）で示される含金属モノアゾ化合物の少くとも１種が含有
されていることを特徴とする記録液。
（３）一般式〔 I 〕で示される化合物が記録液全重量
に対して０．１〜４０重量パーセント含有されている特
許請求の範囲第４項記載の記録液。