JP3484787B2 - 記録液 - Google Patents
記録液Info
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Description
る。詳しくはインクジェット記録に適した黒色系の記録
液に関するものである。
む記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて
記録を行う、所謂インクジェット記録方法が実用化され
ている。この記録液に関しては、長時間安定した吐出が
可能であることの他、電子写真用紙等のPPC(プレイ
ン ペーパー コピア)用紙、ファンホールド紙(コン
ピューター等の連続用紙)等の一般事務用に汎用される
記録紙に対する定着が速く、しかも印字物の印字品位が
良好であること、即ち印字に滲みがなく輪郭がはっきり
していることが要求されると共に、記録液としての保存
時の安定性も優れていることが必要であるので、記録液
に使用できる溶剤は著しく制限される。
ような限られた溶剤に対して充分な溶解性を有すると共
に、記録液として長時間安定した吐出が可能となる他、
長期間保存した場合にも安定であり、また印字された画
像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光性に優れているこ
と等が要求されるが、これ等の多くの要求を同時に満足
させることは困難であった。このため種々の方法(例え
ば、特開昭61−101576号、特開昭61−625
62号、特開昭61−261377号等各公報)が提案
されているが、市場の要求を充分に満足するには至って
いない。
ット記録用及び筆記用具用等として、普通紙に記録した
場合にも印字品位が良好であると共に、記録画像の濃度
が高く、耐光性や、とりわけ耐水性及び記録画像の色調
に優れており、長時間保存した場合の安定性が良好であ
る黒色系の記録液を提供することを目的とするものであ
る。
分として特定構造の色素を使用した場合に、特に上記の
目的を満足する性能が得られることを確認し本発明を達
成したものである。即ち本発明の要旨は、水性媒体と遊
離酸型が前記請求項1において一般式〔1〕で表わされ
るジスアゾ色素の少なくとも1種を含有する記録液に存
する。
録液に使用される色素は、遊離酸型が前記請求項1にお
いて一般式〔1〕で表わされるものである。詳しくは、
前記一般式〔1〕の式中、A及びBで示されるフェニレ
ン基又はナフチレン基は、置換基として、スルホ基、カ
ルボキシル基、炭素数2〜18のアシルアミノ基(例え
ばアセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、n−ヘキサ
ノイルアミノ基、n−ヘプタノイルアミノ基等が挙げら
れる。)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキ
ル基(例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イ
ソプロピル基、n−ブチル基、S−ブチル基等の炭素数
1〜9の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基及び、ト
リフルオロメチル基、ジメチルアミノメチル基等のフッ
素原子、置換アミノ基等で置換されたアルキル基が挙げ
られる。)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアル
コキシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロ
ポキシ基、n−ブトキシ基等の炭素数1〜9の直鎖状も
しくは分岐鎖状のアルコキシ基、及び2−ヒドロキシエ
トキシ基、2−メトキシエトキシ基、ベンジルオキシ基
等の水酸基、アルコキシ基、アリール基等で置換された
アルコキシ基が挙げられる。)、水酸基、塩素原子、臭
素原子、フッ素原子等のハロゲン原子等を1個又は複数
個有していてもよい。
に、置換もしくは非置換の炭素数1〜18のアルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−
ブチル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n
−ドデシル基、n−オクタデシル基等の炭素数1〜18
の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、及び、2−ヒ
ドロキシエチル基、カルボキシメチル基、2−カルボキ
シエチル基等の水酸基、カルボキシル基等で置換された
アルキル基が挙げられる。)、置換もしくは非置換の炭
素数1〜18のアルケニル基(例えば、2−メチル−1
−プロペニル基、ビニル基、アリル基等の直鎖状又は分
岐鎖状のアルケニル基が挙げられ、これらがカルボキシ
ル基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基等で置換されていて
もよい。)、置換もしくは非置換のアリール基(例え
ば、フェニル基、1−ナフチル基、及び3,5−ジカル
ボキシフェニル基、4−ブチルフェニル基、4−カルボ
キシフェニル基、3−スルホフェニル基、7−スルホ−
1−ナフチル基等のカルボキシル基、アルキル基、スル
ホ基等で置換されたフェニル基、ナフチル基等が挙げら
れる。)、置換もしくは非置換のアラルキル基(例え
ば、ベンジル基、フェニルエチル基等の炭素数7〜15
のフェニルアルキル基、及び、ヒドロキシベンジル基、
4−カルボキシベンジル基等のカルボキシ基、水酸基等
で置換されたフェニルアルキル基が挙げられる。)、置
換もしくは非置換のシクロアルキル基(例えば、シクロ
ヘキシル基、及び、ヒドロキシシクロヘキシル基、4−
カルボキシシクロヘキシル基等のカルボキシル基、水酸
基等で置換されたシクロアルキル基が挙げられる。)又
は置換もしくは非置換の複素環基(例えば、ピリジル
基、チアジアゾリル基、ベンゾチアゾリル基等の窒素原
子、硫黄原子等を1〜2個含む5員乃至6員環又はそれ
らの縮合環或いはそれらの環とベンゼン環等の縮合環が
挙げられ、これらの環はいずれもアルキル基、カルボキ
シル基等で置換されていてもよい。)、置換もしくは非
置換のアシル基(例えばアセチル基、n−プロパノイル
基、ベンゾイル基、4−メチルベンゾイル基等が挙げら
れる。)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキ
ルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル基、n−プ
ロピルスルホニル基、n−ヘプチルスルホニル基等が挙
げられる。)、置換もしくは非置換のアリールスルホニ
ル基(例えばフェニルスルホニル基、トシル基、4−ク
ロロフェニルスルホニル基等が挙げられる。)を表す。
ており、かつ更にスルホ基以外の置換基を有していても
よいフェニル基を表し、好ましい置換基としては、 ア
ミノ基、炭素数2〜18のアシルアミノ基(例えばアセ
チルアミノ基、ベンゾイルアミノ基等が挙げられ
る。)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキル
基(例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、n−オクチル基等の炭素数
1〜9の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基及びトリ
フルオロメチル基、ジメチルアミノメチル基等のフッ素
原子、置換アミノ基等で置換されたアルキル基が挙げら
れる。)、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコ
キシ基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、イソプロポ
キシ基、n−ブトキシ基等の直鎖状もしくは分岐鎖状の
炭素数1〜9のアルコキシ基、及び2−ヒドロキシエト
キシ基、2−メトキシエトキシ基等の水酸基、アルコキ
シ基等で置換されたアルコキシ基が挙げられる。)、水
酸基、塩素原子、臭素原子、フッ素原子等のハロゲン原
子が挙げられ、これらの置換基を1個又は複数個有して
いても良い。
素原子の他に、置換もしくは非置換の炭素数1〜18の
アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−ブチル
基、t−ブチル基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、
2−エチルヘキシル基、n−ドデシル基、n−オクタデ
シル基等の炭素数1〜18の直鎖状もしくは分岐鎖状の
アルキル基、及び、2−ヒドロキシエチル基、2−カル
ボキシエチル基、3−カルボキシプロピル基、4−カル
ボキシシクロヘキシルメチル基、1−カルボキシ−2−
メルカプトエチル基、1−カルボキシ−2−カルバモイ
ルエチル基、1−イソプロピル−1−カルボキシメチル
基、1,2−ジカルボキシプロピル基、2−アミノエチ
ル基等のこれらのアルキル基が水酸基、カルボキシル
基、4−カルボキシシクロヘキシル基、メルカプト基、
カルバモイル基、アミノ基等で置換された基が挙げられ
る。)、置換もしくは非置換の炭素数1〜18のアルケ
ニル基(例えば、2−メチル−1−プロペニル基、ビニ
ル基、アリル基等の直鎖状又は分岐鎖状のアルケニル基
が挙げられ、これらがカルボキシル基、ハロゲン原子、
ヒドロキシ基等で置換されていてもよい。)、置換もし
くは非置換のアリール基(例えば、フェニル基、1−ナ
フチル基、及び、これらの基がカルボキシル基、炭素数
1〜9のアルキル基等で置換されたものが挙げられ、好
ましくは3,5−ジカルボキシフェニル基、4−n−ブ
チルフェニル基、4−カルボキシフェニル基等が挙げら
れる。)、置換もしくは非置換のアラルキル基(例え
ば、ベンジル基、フェニルエチル基等の炭素数7〜15
のフェニルアルキル基、及び、1−カルボキシ−2−フ
ェニルエチル基、1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−フ
ェニルエチル基、4−カルボキシベンジル基等のカルボ
キシル基、水酸基等で置換されたフェニルアルキル基等
が挙げられる。)、置換もしくは非置換のシクロアルキ
ル基(例えば、シクロヘキシル基、及び4−カルボキシ
シクロヘキシル基等のカルボキシル基、水酸基等で置換
された基が挙げられる。)又は置換もしくは非置換の複
素環基(例えば、ピリジル基、チアジアゾリル基、ベン
ゾチアゾリル基等の窒素原子、硫黄原子等を1〜2個含
む5員乃至6員環又はそれらの縮合環或いはそれらの環
とベンゼン環等の縮合環が挙げられ、これらの環はいず
れも炭素数1〜9のアルキル基、カルボキシル基等で置
換されていてもよい。)を表す。又はR5 とR6 は窒素
原子と一緒になって飽和複素環基、例えばピロリジノ
基、ピペリジノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基、N−
メチルピペラジノ基等を形成しても良い。また、R3 及
びR4 のうちの少なくとも1つが1〜4個のカルボキシ
ル基を置換基として有することが好ましい。nは0又は
1の数を表す。
〔1〕で示される遊離酸型のまま使用してもよいが、塩
型で使用しても良い。この塩型は製造時のままでもよい
が、所望の塩型に変換して使用してもよい。この他、色
素の一分子中の一部の酸基が塩型であるものでもよく、
塩型の色素と遊離酸型の色素を併用してもよい。このよ
うな塩型の例として、ナトリウム、リチウム、カリウム
等のアルカリ金属の塩型、アルキル基もしくはヒドロキ
シアルキル基等で置換されていてもよいアンモニウム塩
型、有機アミンの塩型等が挙げられる。この有機アミン
の例としては、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低
級アルキルアミン、カルボキシ置換低級アルキルアミ
ン、及び炭素数2〜4のアルキレンイミン単位を2〜1
0個有するポリアミン等が挙げられる。以上の塩型の場
合、その塩の種類は、一種類に限らず複数種混在しても
よい。これ等の色素の具体例としては、例えば以下の表
−1のNo.1〜36に示す構造のアゾ系色素が挙げら
れ、所望の色調に応じてこれらの色素を単独使用または
併用してもよい。また前記一般式〔1〕の色素を他の構
造の色素と併用することも可能である。
化学」(昭和48年12月21日技報堂発行)第396
頁〜第409頁の記載に従い、以下の方法で得られる。
下記一般式〔3〕
じ〕で示されるアミン類を塩酸、硫酸等の鉱酸中で亜硝
酸ナトリウム等を用いてジアゾ化した後、下記一般式
〔4〕
アミン類とカップリングすることにより下記一般式
〔5〕
同じ〕で示されるモノアゾ化合物を得る。得られたモノ
アゾ化合物を塩酸、硫酸等の鉱酸中で亜硝酸ナトリウム
等を用いてジアゾ化した後、下記一般式〔6〕
じ〕で示されるナフトール類とカップリングすることに
より本発明の一般式〔1〕で示されるジスアゾ化合物を
得る。記録液中における前記一般式〔1〕の色素の含有
量としては、記録液全量に対して通常0.5〜5重量
%、特に2〜4重量%程度が好ましい。
は、水及び水溶性有機溶剤として、例えばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール(分子量200)、ポリエチレング
リコール(分子量400)、グリセリン、N−メチル−
ピロリドン、N−エチル−ピロリドン、1,3−ジメチ
ル−イミダゾリジノン、チオジエタノール、ジメチルス
ルホキシド、エチレングリコールモノアリルエーテル、
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、2−ピロリドン、スルホ
ラン、エチルアルコール、イソプロパノール、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等を含有しているの
が好ましい。これ等の水溶性有機溶剤は、通常記録液の
全量に対して10〜50重量%の範囲で使用される。一
方、水は記録液の全量に対して通常45〜95重量%の
範囲で使用される。
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、
チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化
合物を添加したり、また0.001〜5.0重量%の界
面活性剤を添加することによって、印字後の速乾性及び
印字品位をより一層改良することができる。
するが、本発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。
ール3重量部、前記No.1の色素3重量部に水を加
え、アンモニア水でpHを9に調整して全量を100重
量部とした。この組成物を充分に混合して溶解し、孔径
1μmのテフロンフィルターで加圧濾過した後、真空ポ
ンプ及び超音波洗浄機で脱気処理して記録液を調整し
た。得られた記録液を使用し、インクジェットプリンタ
ー(商品名HG−3000、エプソン社製)を用いて電
子写真用紙(ゼロックス社製)にインクジェット記録を
行い、高濃度の茶味黒色の印字物を得た。また下記
(a)、(b)及び(c)の方法による諸評価を行なっ
た結果を示す。
ドメーター(スガ試験機社製)を用い、記録紙に100
時間照射した。照射後の変退色は小さかった。 (b)記録画像の耐水性: 耐水性試験 (1)試験方法 水道水中に記録画像を5分間浸漬したのち、 目視にて画像の滲みを調べた。 浸漬前後のベタ印字部分のOD値をマクベス濃度計
(TR927)にて測定した。 (2)試験結果 上記の結果、画像の滲みはわずかであった。上記の
浸漬前後のベタ印字部分の濃度変化を下記式によるOD
残存率で示すと、95%であった。
D値)×100
ロン容器中に密閉し、5℃及び60℃で1ケ月間保存し
た後の変化を調べたところ、不溶物の析出は認められな
かった。 実施例2 グリセリン5重量部、エチレングリコール10重量部、
前記No.3の色素2.5重量部に水を加え、アンモニ
ア水でpHを9に調整して全量を100重量部とし、こ
の組成物を実施例1に記載の方法により処理して記録液
を調製した。この記録液を用いて、実施例1と同様に印
字を行なった結果、高濃度の茶味黒色系記録物を得た。
またこの記録物に対し、実施例1の(a)〜(c)によ
る諸評価を行なった。その結果、実施例1と同様に何れ
も良好な結果が得られた。またOD残存率は98%であ
った。
ン5重量部、イソプロピルアルコール3重量部、前記N
o.20の色素3重量部に水を加え、アンモニア水でp
Hを9に調整して全量を100重量部とし、この組成物
を実施例1に記載の方法により処理して記録液を調製し
た。またこの記録液を用いて、実施例1と同様に印字を
行なって黒色系記録物を得た。またこの記録物に対し、
実施例1の(a)〜(c)による諸評価を行なった。そ
の結果、実施例1と同様に何れも良好な結果を得た。ま
た、OD残存率は93%であった。
に、前記No.2、No.4〜19、No.21〜36
の色素をそれぞれ使用した以外は、実施例1の方法によ
り記録液を調製し、印字を行い、この記録物に対して実
施例1の(a)〜(c)による諸評価を行なった。その
結果、実施例1と同様に何れも良好な結果を得た。
用、筆記用具用等として用いられ、普通紙に記録した場
合、黒色系の記録物を得ることができ、その印字濃度及
び耐光性、耐水性がすぐれている他、記録液としての保
存安定性も良好である。
Claims (4)
- 【請求項1】 水性媒体と遊離酸型が下記一般式〔1〕
で表わされるジスアゾ色素の少なくとも1種を含有する
ことを特徴とする記録液。 【化1】 (式中、A及びBは、各々独立にフェニレン基又はナフ
チレン基であって、これらは、各々独立にスルホ基、カ
ルボキシル基、炭素数2〜18のアシルアミノ基、置換
もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキル基、置換もし
くは非置換の炭素数1〜9のアルコキシ基、水酸基、又
はハロゲン原子で置換されていてもよく、R1、R2は、
各々独立に水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜
18のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜1
8のアルケニル基、置換もしくは非置換のアリール基、
置換もしくは非置換のアラルキル基、置換もしくは非置
換のシクロアルキル基、置換もしくは非置換の複素環
基、置換もしくは非置換のアシル基、置換もしくは非置
換の炭素数1〜9のアルキルスルホニル基、置換もしく
は非置換のアリールスルホニル基を表し、R3は置換基
としてカルボキシル基を有しており、かつ更にスルホ基
を除く置換基を有していてもよいフェニル基を表し、 【化2】 ここで、R5、R6、及びR7は、各々独立に水素原子、
炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のアルケ
ニル基、アリール基、アラルキル基、シクロアルキル
基、複素環基を表し、これらのうち水素原子以外は更に
置換基を有していてもよく、また、R5とR6は窒素原子
と共に飽和複素環基を形成してもよい。nは0又は1の
数を表す。) - 【請求項2】 一般式〔1〕で表わされるジスアゾ色素
において、R 3 が1〜4個のカルボキシル基と、更にア
ミノ基、炭素数2〜18のアシルアミノ基、置換もしく
は非置換の炭素数1〜9のアルキル基、置換もしくは非
置換の炭素数1〜9のアルコキシ基、水酸基及びハロゲ
ン原子よりなる群から選ばれた基とを置換基として有す
ることを特徴とする請求項1に記載の記録液。 - 【請求項3】 遊離酸型が下記一般式〔1〕で表わされ
る記録液用ジスアゾ色素。 【化3】 (式中、A及びBは、各々独立にフェニレン基又はナフ
チレン基であって、これらは、各々独立にスルホ基、カ
ルボキシル基、炭素数2〜18のアシルアミノ基、置換
もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキル基、置換もし
くは非置換の炭素数1〜9のアルコキシ基、水酸基、又
はハロゲン原子で置換されていてもよく、R1、R2は、
各々独立に水素原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜
18のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜1
8のアルケニル基、置換もしくは非置換のアリール基、
置換もしくは非置換のアラルキル基、置換もしくは非置
換のシクロアルキル基、置換もしくは非置換の複素環
基、置換もしくは非置換のアシル基、置換もしくは非置
換の炭素数1〜9のアルキルスルホニル基、置換もしく
は非置換のアリールスルホニル基を表し、R3は置換基
としてカルボキシル基を有しており、かつ更にスルホ基
を除く置換基を有していてもよいフェニル基を表し、 【化4】 ここで、R5、R6、及びR7は、各々独立に水素原子、
炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜18のアルケ
ニル基、アリール基、アラルキル基、シクロアルキル
基、複素環基を表し、これらのうち水素原子以外は更に
置換基を有していてもよく、また、R5とR6は窒素原子
と共に飽和複素環基を形成してもよい。nは0又は1の
数を表す。) - 【請求項4】 一般式〔1〕で表わされる色素におい
て、R 3 が1〜4個のカルボキシル基と、更にアミノ
基、炭素数2〜18のアシルアミノ基、置換もしくは非
置換の炭素数1〜9のアルキル基、置換もしくは非置換
の炭素数1〜9のアルコキシ基、水酸基及びハロゲン原
子よりなる群から選ばれた基とを置換基として有するこ
とを特徴とする請求項3に記載の記録液用ジスアゾ色
素。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29154594A JP3484787B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 記録液 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29154594A JP3484787B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 記録液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08143799A JPH08143799A (ja) | 1996-06-04 |
JP3484787B2 true JP3484787B2 (ja) | 2004-01-06 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29154594A Expired - Fee Related JP3484787B2 (ja) | 1994-11-25 | 1994-11-25 | 記録液 |
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1994
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