JP3484581B2 - 記録液 - Google Patents

記録液

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JP3484581B2
JP3484581B2 JP27141594A JP27141594A JP3484581B2 JP 3484581 B2 JP3484581 B2 JP 3484581B2 JP 27141594 A JP27141594 A JP 27141594A JP 27141594 A JP27141594 A JP 27141594A JP 3484581 B2 JP3484581 B2 JP 3484581B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録液に関するものであ
る。詳しくはインクジェット記録に適した記録液に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】直接染料や酸性染料等の水溶性染料を含
む記録液の液滴を微小な吐出オリフィスから飛翔させて
記録を行う、いわゆるインクジェット記録方法が実用化
されている。この記録液に関しては、電子写真用紙等の
PPC(プレインペーパーコピア)用紙、ファンホール
ド紙(コンピューター等の連続用紙)等の一般事務用に
汎用される記録紙に対する定着が速く、しかも印字物の
印字品位が良好であること、即ち印字ににじみがなく輪
郭がはっきりしていることが要求されると共に、記録液
としての保存時の安定性も優れていることが必要であ
り、従って使用できる溶剤が著しく制限される。
【0003】一方、記録液用の染料に関しては、上記の
ような限られた溶剤に対して充分な溶解性を有すると共
に、記録液として長期間保存した場合にも安定であり、
また印字された画像の濃度が高く、しかも耐水性、耐光
性に優れていること等が要求されるが、これ等の多くの
要求を同時に満足させることは困難であった。このため
種々の方法(例えば特開昭55−144067号、特開
昭55−152747号、特開昭57−207660
号、特開昭59−226072号、特開昭62−190
269号、特開昭62−190271号、特開昭62−
190272号、特開昭62−250082号、特開昭
62−246975号、特開昭62−246974号、
特開昭62−288659号、特開昭63−8463
号、特開昭63−22867号、特開昭63−1170
79号、特開昭63−30567号、特開昭63−33
484号、特開昭63−63764号、特開昭63−1
05079号、特開昭64−31877号、特開平1−
93389号、特開平1−210464号、特開平2−
16171号、特開平2−140270号、特開平3−
200882号等)が提案されているが、市場の要求を
充分に満足するには至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インクジェ
ット記録用、筆記用具用等として、普通紙に記録した場
合にも印字品位が良好であると共に、記録画像の濃度が
高く、耐光性やとりわけ耐水性及び記録画像の色調に優
れており、長期間保存した場合の安定性が良好である黒
色系の記録液を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、記録液成
分として特定の色素を使用した場合に、上記の目的が達
成されることを確認し本発明を達成したものである。即
ち本発明の要旨は、水性媒体と前記請求項1において遊
離酸の形が一般式〔I〕で表される色素の少なくとも1
種を含有する記録液に存する。
【0006】以下本発明を詳細に説明する。本発明で使
用される色素は、遊離酸の形が前記請求項1において一
般式〔I〕で表されるものである。詳しくは前記一般式
〔I〕において、A及びBで表されるフェニル基、ナフ
チル基、フェニレン基、又はナフチレン基の置換基とし
ては、スルホ基(−SO3H)、カルボキシル基(−C
OOH)、アミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイルア
ミノ基、またはアリールカルボニルアミノ基等のアシル
アミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキ
ル基(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基等の非置換のアルキル基
及びトリフロロメチル基等のハロゲン置換アルキル基、
ジメチルアミノメチル基等の置換されていてもよいアミ
ノ基を有するアルキル基)、置換もしくは非置換の炭素
数1〜9のアルコキシ基(例えば、メトキシ基、イソプ
ロポキシ基、n−ブトキシ基等の非置換のアルキル基、
ヒドロキシエトキシ基、メトキシエトキシ基、ベンゾイ
ルオキシ基、カルボキシメトキシ基等の水酸基、低級ア
ルコキシ基、アリール基、カルボキシ基等で置換された
アルコキシ基)、水酸基又は塩素原子、臭素原子、フッ
素原子等のハロゲン原子が挙げられ、これら置換基は複
数個置換していてもよい。
【0007】Bで示される基は、フェニレン基の場合、
上記のような置換基を有していてもよい1,4−フェニ
レン基が好ましく、ナフチレン基の場合、スルホ基で置
換された1,4−ナフチレンが好ましい。X及びYで表
されるアルキル基の置換基としては例えばフェニル基が
挙げられ、アルコキシ基の置換基としては、アルコキシ
基、水酸基、フェニル基、ベンジルオキシ基、カルボキ
シル基等が挙げられる。
【0008】R1 、R2 、R3 及びR4 で表される置換
基としては、それぞれ独立に、水素原子、置換もしくは
非置換の炭素数1〜18のアルキル基(例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、n−オクチル基、エチルヘキシル基等の非置
換のアルキル基、ヒドロキシエチル基、カルボキシプロ
ピル基、カルボキシシクロヘキシルメチル基、1−カル
ボキシ−2−カルバモイル−エチル基、1−イソプロピ
ル−1−カルボキシメチル基、1,2−ジカルボキシプ
ロピル基、1−カルボキシ−2−メルカプト−エチル
基、1−カルボキシ−2−ヒドロキシ−エチル基等のカ
ルボキシ基を有するアルキル基、アミノエチル基等の置
換アルキル基等)、置換もしくは非置換の炭素数1〜1
8のアルケニル基(例えば、2−メチル−1−プロペニ
ル基、ビニル基、アリル基等)、置換もしくは非置換の
アリール基(例えば、フェニル基、3,4−ジカルボキ
シフェニル基、4−ブチルフェニル基、4−カルボキシ
フェニル基等の非置換のフェニル基、アルキルフェニル
基、カルボキシフェニル基、ジカルボキシフェニル基
等)、置換もしくは非置換のアラルキル基(例えば、ベ
ンジル基、1−カルボキシ−2−フェニルエチル基、1
−カルボキシ−2−ヒドロキシフエニルエチル基、4−
カルボキシベンジル基等)、置換もしくは非置換のシク
ロアルキル基(例えば、シクロヘキシル基、4−カルボ
キシシクロヘキシル基等)、置換もしくは非置換の複素
環基(例えば、ピリジル基、メルカプトチアジアゾリル
基、ベンゾチアゾリル基、2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジニル基等)が挙げられる。また、R1 又はR
2 のいずれか一方及びR3 又はR4 のいずれか一方は水
素原子を表わし、残る一方が水素原子以外の基を示すの
が良い。特に有利にはR1 、R2 、R3 及びR4 の少な
くとも1つが1〜4個のカルボキシル基で置換されてい
るのがよい。
【0009】本発明においては、前記一般式〔I〕中、
下記一般式〔II〕で示される基は結合するベンゼン環の
アゾ基に対してオルト位又はパラ位に結合するのが好ま
しく、より好ましくはパラ位である。更にこのベンゼン
環とこれに置換するXとYは、下記の一般式〔III 〕に
示すものであるのが良い。
【0010】
【化5】
【0011】(XO 及びYO はそれぞれ置換もしくは非
置換の炭素数1〜4のアルキル基、置換もしくは非置換
の炭素数1〜4のアルコキシ基又は炭素数2〜7のアシ
ルアミノ基を表わし、XO は水素原子であっても良
い。)更に、本発明においては、一般式〔I〕におい
て、nが0である色素が良い。
【0012】本発明で使用される色素は一般式〔I〕で
示される遊離酸型のまま使用してもよいが製造時、塩型
で得られた場合はそのまま使用してもよいし、所望の塩
型に変換してもよい。また酸基の一部が塩型のものであ
ってもよく、塩型の色素と遊離酸型の色素が混在してい
てもよい。このような塩型の例としてNa,Li,K等
のアルカリ金属の塩、アルキル基もしくはヒドロキシア
ルキル基で置換されていてもよいアンモニウムの塩、又
は有機アミンの塩があげられる。有機アミンの例とし
て、低級アルキルアミン、ヒドロキシ置換低級アルキル
アミン、カルボキシ置換低級アルキルアミン及び炭素数
2〜4のアルキレンイミン単位を2〜10個有するポリ
アミン等があげられる。これらの塩型の場合、その種類
は1種類に限られず複数種混在していてもよい。
【0013】また、本発明で使用する色素の構造におい
て、その1分子中に酸基が複数個含まれる場合は、その
複数の酸基は塩型あるいは酸型であり互いに異なるもの
であってもよい。これ等の色素の具体例としては、例え
ば以下のNo.1−23に示す構造の色素が挙げられ、
これらの色素は単独でも、複数種併用してもよい。
【0014】
【化6】
【0015】
【化7】
【0016】
【化8】
【0017】
【化9】
【0018】
【化10】
【0019】
【化11】
【0020】
【化12】
【0021】
【化13】
【0022】一般式〔1〕で示されるアゾ色素は、それ
自体周知の方法に従って製造することができる。例えば
No.(1)で示される色素は、下記(A)〜(E)の
工程で製造できる。
【0023】(A)3−アミノ安息香酸と2,5−ジエ
トキシアニリンとから常法〔例えば、細田豊著「新染料
化学」(昭和48年12月21日技報堂発行)第396
〜409頁参照〕に従って、ジアゾ化、カップリング工
程を経てモノアゾ化合物を製造する。 (B)得られたモノアゾ化合物を7−アミノ−1−ヒド
ロキシ−3−スルホン酸(γ酸)とから常法に従って、
ジアゾ化、カップリング工程を経てジスアゾ化合物を製
造する。
【0024】(C)得られたジスアゾ化合物と2,5−
ジエトキシアニリンとから常法に従って、ジアゾ化、カ
ップリング工程を経てトリスアゾ化合物を製造する。 (D)得られたトリスアゾ化合物を塩化シアヌル懸濁液
にpH4〜6、温度0〜5℃を保持しながら加えて、数
時間反応を行う。次いで室温にてアルカリ性にならない
様に、3−アミノ安息香酸水溶液を加えて数時間縮合反
応を行う。次いで、n−ヘキシルアミン溶液を50〜6
0℃にて加え数時間縮合反応を行い完結させる。
【0025】(E)冷却後、20%食塩水で塩析するこ
とにより目的の色素No.(1)が得られる。
【0026】記録液中における前記一般式[I]の色素
の含有量としては、記録液全量に対して0.5〜5重量
%、特に2〜4重量%程度が好ましい。本発明に用いら
れる溶剤としては、水及び水溶性有機溶剤として、例え
ばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ポリエチレングリコール(#200)、ポリ
エチレングリコール(#400)、グリセリン、N−メ
チルピロリドン、N−エチルピロリドン、1,3−ジメ
チルイミダゾリジノン、チオジエタノール、ジメチルス
ルホキシド、エチレングリコールモノアリルエーテル、
エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、2−ピロリドン、スルホ
ラン、エチルアルコール、イソプロパノール、ジエタノ
ールアミン、トリエタノールアミン等を含有しているの
が好ましい。これ等の水溶性有機溶剤は、通常記録液の
全量に対して1〜50重量%の範囲で使用される。一
方、水は記録液の全量に対して45〜95重量%の範囲
で使用される。
【0027】本発明の記録液に、その全量に対して0.
1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、
チオ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化
合物を添加したり、又0.001〜5.0重量%の界面
活性剤を添加することによって、印字後の速乾性及び印
字品位をより一層改良することができる。また、本発明
においては一般式〔I〕の色素の他に、他の構造の色素
を併用しても良い。この場合、該他の構造の色素は、黒
色系の色素でも良いが、茶色系や、赤色系、黄色系、青
色系の色素も所望の色調を得る等の為に使用できる。但
し、この場合、本願で使用する一般式〔I〕の色素と色
調以外は同等以上の良好な性能を有するのが良い。特
に、耐水性、耐光性が優れているものが良い。
【0028】
【実施例】以下本発明を実施例について更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限りこれ等の実施
例に限定されるものではない。
【0029】〔実施例1〕ジエチレングリコール10重
量部、イソプロピルアルコール3重量部、前記No.1
の色素3重量部に水を加え、アンモニア水でpHを9に
調整して全量を100重量部とした。この組成物を充分
に混合して溶解し、孔径1μmのテフロンフィルターで
加圧濾過した後、真空ポンプ及び超音波洗浄機で脱気処
理して記録液を調製した。得られた記録液を使用し、イ
ンクジェットプリンター(商品名HG−3000、エプ
ソン社製)を用いて電子写真用紙(富士ゼロックス社
製)にインクジェット記録を行い、高濃度の黒色印字物
を得た。また下記に(a)、(b)及び(c)の方法に
よる諸評価を行った結果を示す。
【0030】(a)記録画像の耐光性: キセノンフェードメーター(スガ試験機社製)を用い、
記録紙に100時間照射したが、照射後の変退色は小さ
かった。
【0031】(b)記録画像の耐水性: 耐水性試験 (1)試験方法 水道水中に記録画像を5分間浸漬したのち、 目視にて画像の滲みを調べた。 浸漬前後のベタ印字部分のOD値をマクベス濃度計
(TR927)にて測定した。尚、浸漬前のOD値(印
字濃度)は1.32と高濃度であった。
【0032】(2)試験結果 上記の結果画像のにじみはわずかであった。また上記
の浸漬前後のベタ印字部分の濃度変化を下記式による
OD残存率で示すと、97.3%であった。
【0033】
【数1】OD残存率=(浸漬後OD値/浸漬前OD値)
×100(%)
【0034】(c)記録液の保存安定性: 記録液をテフロン容器に密閉し、5℃及び60℃で1ケ
月間保存した後の変化を調べたところ、不溶物の析出は
認められなかった。
【0035】〔実施例2〕グリセリン5重量部、エチレ
ングリコール10重量部、前記No.8の色素2.5重
量部に水を加え、アンモニア水でpHを9に調整して全
量を100重量部とし、この組成物を実施例1に記載の
方法により処理して記録液を調製した。この記録液を用
いて、実施例1と同様に印字を行った結果、高濃度の緑
味黒色の記録物を得た。またこの記録物に対し、実施例
1の(a)〜(c)による諸評価を行った。その結果、
実施例1と同様に何れも良好な結果が得られた。また印
字濃度は1.30、OD残存率は91.2%であった。
【0036】〔実施例3〕ジエチレングリコール10重
量部、N−メチルピロリドン5重量部、イソプロピルア
ルコール3重量部、前記No.16の色素3重量部に水
を加え、アンモニア水でpHを9に調整して全量を10
0重量部とし、この組成物を実施例1に記載の方法によ
り処理して記録液を調製した。この記録液を用いて、実
施例1と同様に印字を行った結果、高濃度の青味黒色記
録物を得た。またこの記録物に対し、実施例1の(a)
〜(c)による諸評価を行った。その結果、実施例1と
同様に何れも良好な結果が得られた。また印字濃度は
1.27、OD残存率は90.5%であった。
【0037】〔実施例4〜22〕実施例1において前記
No.1の色素の代わりに、前記No.2〜7、No.
9〜15、No.17〜21及びNo.23の色素をそ
れぞれ使用した以外は、実施例1の方法により記録液を
調製し、印字を行い、この記録物に対して実施例1の
(a)〜(c)による諸評価を行った。その結果、実施
例1と同様に何れも良好な結果を得た。また色素No.
2を使用した記録液のOD残存率は85.3%であり、
色素No.3を使用した記録液では97.4%であっ
た。
【0038】〔実施例23〕実施例1におけるNo.1
の色素の代わりに、No.22の色素を使用した以外
は、実施例1の方法により記録液を調製し、この記録液
を用いて、実施例1と同様に印字を行った結果、印字濃
度1.32の黒色記録物を得た。また、この記録物に対
し、実施例1の(a)〜(c)による諸評価を行った。
その結果、実施例1と同様に何れも良好な結果が得られ
た。また、OD残存率は98.2%であった。
【0039】
【発明の効果】本発明の記録液は、インクジェット記録
用、筆記用具用として用いられ、普通紙に記録した場
合、黒色系の記録物を得ることができ、その印字濃度及
び耐光性、耐水性が優れている他、記録液としての保存
安定性も良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−329932(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20 B41J 2/01 - 2/21 B41M 5/00 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性媒体と遊離酸の形が下記一般式
    〔I〕で示される色素から選ばれる少なくとも1種の色
    素を含有する記録液。 【化1】 (式中、Aは置換されていてもよいフェニル基、ナフチ
    ル基を表し、Bは置換されていてもよいフェニレン基、
    ナフチレン基を表し、X、Yはそれぞれ独立に、水素原
    子、アミノ基、アシルアミノ基、スルホ基、カルボキシ
    ル基、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜
    9のアルキル基、又は置換もしくは非置換の炭素数1〜
    9のアルコキシ基を表し、R1、R2、R3及びR4は、そ
    れぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシ
    ル基、カルバモイル基、アミノ基及びメルカプト基より
    なる群から選ばれた基で置換されていてもよい炭素数1
    〜18のアルキル基、炭素数1〜18のアルケニル基、
    カルボキシル基、アルキル基及び2−カルボキシエチル
    基よりなる群から選ばれた基で置換されていてもよいア
    リール基、ヒドロキシル基及びカルボキシル基よりなる
    群から選ばれた基で置換されていてもよいアラルキル
    基、カルボキシル基で置換されていてもよいシクロアル
    キル基、又はメルカプト基及びメチル基よりなる群から
    選ばれた基で置換されていてもよい複素環基を表し、n
    は0又は1の数を表す。但し、Aが3,5−ジカルボキ
    シフェニル基である場合には、 【化2】 の一方が−NH2-p(CH2CH2OH)p(pは1又は2
    を表す)であり、他方が−NH2-q(CH2CH2OH)q
    (qは0、1又は2を表す)であることはない。)
  2. 【請求項2】 一般式〔I〕において、下記一般式〔I
    I〕で示される基が、結合するベンゼン環のアゾ基に対
    してパラ位に結合している請求項1記載の記録液。 【化3】
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕において、Aはスルホ基、
    カルボキシル基、アミノ基、炭素数2〜7のアシルアミ
    ノ基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキル
    基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコキシ
    基、水酸基及びハロゲン原子よりなる群から選ばれた基
    で置換されていてもよいフェニル基又はナフチル基であ
    る請求項1又は2記載の記録液。
  4. 【請求項4】 一般式〔I〕において、Bは、スルホ
    基、カルボキシル基、アミノ基、炭素数2〜7のアシル
    アミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキ
    ル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコキシ
    基、水酸基及びハロゲン原子よりなる群から選ばれた基
    で置換されていてもよい1,4−フェニレン基、又はス
    ルホ基で置換された1,4−ナフチレン基である請求項
    1ないし3のいずれかに記載の記録液。
  5. 【請求項5】 一般式〔I〕において、 【化4】 は、下記一般式〔III〕である請求項1ないし4のいず
    れかに記載の記録液。 【化5】 (X0及びY0は、それぞれ置換もしくは非置換の炭素数
    1〜4のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜
    4のアルコキシ基、又は炭素数2〜7のアシルアミノ基
    を表わし、X0は水素原子であってもよい)
  6. 【請求項6】 一般式〔I〕において、R1又はR2のい
    ずれか一方及びR3又はR4のいずれか一方は水素原子を
    表わし、残る一方は、ヒドロキシル基、カルボキシル
    基、カルバモイル基、アミノ基及びメルカプト基よりな
    る群から選ばれた基で置換されていてもよいアルキル
    基、炭素数1〜18のアルケニル基、カルボキシル基、
    アルキル基及び2−カルボキシエチル基よりなる群から
    選ばれた基で置換されていてもよいアリール基、ヒドロ
    キシル基及びカルボキシル基よりなる群から選ばれた基
    で置換されていてもよいアラルキル基、カルボキシル基
    で置換されていてもよいシクロアルキル基、又はメルカ
    プト基及びメチル基よりなる群から選ばれた基で置換さ
    れていてもよい複素環基を表わし、かつ、R1、R2、R
    3及びR4のいずれか1つがカルボキシル基を置換基とし
    て有するものである請求項1ないし5のいずれかに記載
    の記録液。
  7. 【請求項7】 一般式〔I〕において、nが0である請
    求項1ないし6のいずれかに記載の記録液。
  8. 【請求項8】 水45〜95重量%、水溶性有機溶剤1
    〜50重量%及び遊離酸形が請求項1ないし7のいずれ
    かに記載の色素の少なくとも1種を0.5〜5重量%含
    有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに
    記載の記録液。
  9. 【請求項9】 遊離酸の形が下記一般式〔I〕で示され
    る記録液用色素。 【化6】 (式中、Aは置換されていてもよいフェニル基、ナフチ
    ル基を表し、Bは置換されていてもよいフェニレン基、
    ナフチレン基を表し、X、Yはそれぞれ独立に、水素原
    子、アミノ基、アシルアミノ基、スルホ基、カルボキシ
    ル基、ハロゲン原子、置換もしくは非置換の炭素数1〜
    9のアルキル基、又は置換もしくは非置換の炭素数1〜
    9のアルコキシ基を表し、R1、R2、R3及びR4は、そ
    れぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシ
    ル基、カルバモイル基、アミノ基及びメルカプト基より
    なる群から選ばれた基で置換されていてもよい炭素数1
    〜18のアルキル基、炭素数1〜18のアルケニル基、
    カルボキシル基、アルキル基及び2−カルボキシエチル
    基よりなる群から選ばれた基で置換されていてもよいア
    リール基、ヒドロキシル基及びカルボキシル基よりなる
    群から選ばれた基で置換されていてもよいアラルキル
    基、カルボキシル基で置換されていてもよいシクロアル
    キル基、又はメルカプト基及びメチル基よりなる群から
    選ばれた基で置換されていてもよい複素環基を表し、n
    は0又は1の数を表す。但し、Aが3,5−ジカルボキ
    シフェニル基である場合には、 【化7】 の一方が−NH2-p(CH2CH2OH)p(pは1又は2
    を表す)であり、他方が−NH2-q(CH2CH2OH)q
    (qは0、1又は2を表す)であることはない。)
  10. 【請求項10】 一般式〔I〕において、下記一般式
    〔II〕で示される基が、結合するベンゼン環のアゾ基に
    対してパラ位に結合している請求項9記載の記録液用色
    素。 【化8】
  11. 【請求項11】 一般式〔I〕において、Aはスルホ
    基、カルボキシル基、アミノ基、炭素数2〜7のアシル
    アミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキ
    ル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコキシ
    基、水酸基及びハロゲン原子よりなる群から選ばれた基
    で置換されていてもよいフェニル基又はナフチル基であ
    る請求項9又は10記載の記録液用色素。
  12. 【請求項12】 一般式〔I〕において、Bは、スルホ
    基、カルボキシル基、アミノ基、炭素数2〜7のアシル
    アミノ基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルキ
    ル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜9のアルコキシ
    基、水酸基及びハロゲン原子よりなる群から選ばれた基
    で置換されていてもよい1,4−フェニレン基、又はス
    ルホ基で置換された1,4−ナフチレン基である請求項
    9ないし11のいずれかに記載の記録液用色素。
  13. 【請求項13】 一般式〔I〕において、 【化9】 は、下記一般式〔III〕である請求項9ないし12のい
    ずれかに記載の記録液用色素。 【化10】 (X0及びY0は、それぞれ置換もしくは非置換の炭素数
    1〜4のアルキル基、置換もしくは非置換の炭素数1〜
    4のアルコキシ基、又は炭素数2〜7のアシルアミノ基
    を表わし、X0は水素原子であってもよい)
  14. 【請求項14】 一般式〔I〕において、R1又はR2
    いずれか一方及びR3又はR4のいずれか一方は水素原子
    を表わし、残る一方は、ヒドロキシル基、カルボキシル
    基、カルバモイル基、アミノ基及びメルカプト基よりな
    る群から選ばれた基で置換されていてもよいアルキル
    基、炭素数1〜18のアルケニル基、カルボキシル基、
    アルキル基及び2−カルボキシエチル基よりなる群から
    選ばれた基で置換されていてもよいアリール基、ヒドロ
    キシル基及びカルボキシル基よりなる群から選ばれた基
    で置換されていてもよいアラルキル基、カルボキシル基
    で置換されていてもよいシクロアルキル基、又はメルカ
    プト基及びメチル基よりなる群から選ばれた基で置換さ
    れていてもよい複素環基を表わし、かつ、R1、R2、R
    3及びR4のいずれか1つがカルボキシル基を置換基とし
    て有するものである請求項9ないし13のいずれかに記
    載の記録液用色素。
  15. 【請求項15】 一般式〔I〕において、nが0である
    請求項9ないし14のいずれかに記載の記録液用色素。
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