JPS6321139B2 - - Google Patents

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JPS6321139B2
JPS6321139B2 JP54044911A JP4491179A JPS6321139B2 JP S6321139 B2 JPS6321139 B2 JP S6321139B2 JP 54044911 A JP54044911 A JP 54044911A JP 4491179 A JP4491179 A JP 4491179A JP S6321139 B2 JPS6321139 B2 JP S6321139B2
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reagent
cuvette
reaction
photometry
sample
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Ryoichi Orimo
Masahiko Sakurada
Taiichi Sakano
Sugio Mabe
Gyaare Kebin
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE3014250A priority patent/DE3014250C2/de
Publication of JPS55136957A publication Critical patent/JPS55136957A/ja
Publication of JPS6321139B2 publication Critical patent/JPS6321139B2/ja
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    • G01N35/1009Characterised by arrangements for controlling the aspiration or dispense of liquids
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、血液や尿等の試料を自動的に化学分
析する自動分析装置に関するものである。 自動分析装置は、分析方式から連続流動方式
(continuous flow system)と分離独立方式(デ
イスクリート方式、discrete system)とに大別
されるが、最近の装置はその殆んどのものが後者
の方式を採用している。デイスクリート方式を採
用する自動分析装置には、分析過程の上でバツヂ
プロセス、バツグまたはバツク方式、遠沈方式の
3種があるが、殆んどバツチプロセスを採用して
いる。このバツヂプロセスは、採取した試料を反
応管に分注し、これを所定の通路に従つて搬送さ
せながら、試薬注入、撹拌を行なつて被検液を
得、この被検液の反応過程または反応終了後を比
色測定するもので、1つの反応ラインで1項目の
分析を行なういわゆるシーケンシヤルシングル方
式と、多項目の分析を行なういわゆるシーケンシ
ヤルマルチ方式とがある。前者の場合には、1つ
の反応ラインで1項目の分析しかできないため、
一般には反応ラインを複数個設け、1つの試料を
各反応ラインに並列に分注して多項目の分析がで
きるように構成している。このため、かかる装置
は構成が複雑になると共に、装置全体が大形とな
り高価となる欠点がある。これに対し後者の場合
には、1つの反応ラインで多項目の分析ができる
から、構成が簡単になると共に装置全体を小形に
できる利点がある。 一方、従来の自動分析装置は、連続流動方式お
よびデイスクリート方式に拘らず、被検液が反応
を開始してから所定時間経過後、すなわち被検液
が反応ライン上を所定量移動した位置において比
色測定するよう構成されている。この比色測定位
置、すなわち比色測定までの反応時間は、種々の
分析項目に対して被検液が測定可能な反応状態に
なる時間で固定的に設定されている。しかし、こ
の設定された反応時間は全ての分析項目に対して
必ずしも満足した時間ではなく、分析項目、ある
いは被検液の量によつては正常な試料に対して測
定結果が異常値となることもある。このため、異
常値が出た場合には、これを医師や臨床検査技師
等が判断して再測定するようにして、測定結果の
信頼性を高めるようにしていた。 本発明の目的は、上述した不具合を解消し、常
に高信頼性の分析結果が得られるように適切に構
成した自動分析装置を提供せんとするにある。 本発明は、所定の反応ラインに沿つて移送され
るキユベツトに試料および測定項目に応じた試薬
を分注して被検液を得、この被検液に対する測定
項目の定量分析を行なう自動分析装置において、 前記反応ライン中に設けた被検液の反応状態を
監視する反応状態監視用測光部と、前記反応ライ
ンから外れた位置に設けた被検液に対する測定項
目を定量分析するための精密測光部と、前記反応
状態監視用測光部において被検液が所定の反応状
態に達したことを検知してから、該被検液を前記
精密測光部に移送する手段とを具えることを特徴
とするものである。 以下図面を参照して本発明を詳細に説明する。 第1図は本発明自動分析装置の原理的構成を示
す線図である。この装置はバツヂプロセスを採用
するデイスクリート方式で、しかも多項目の分析
を順次連続して行なうシーケンシヤルマルチ方式
の自動分析装置を示す。試料容器1は試料移送機
構2に保持し、矢印A方向に間欠的に移送する。
試料容器1内に収容された試料は、分析項目数に
応じ所定の位置において順次試料分注機構3によ
り所定量吸引し、キユベツト4内に希釈液5と共
に分注する。キユベツト4はキユベツト移送機構
6に保持し、矢印Bで示す反応ラインに沿つて1
ステツプ6秒で間欠的に移送するよう構成する。
また、このキユベツト4はキユベツト供給機構7
により、順次移送機構6上に供給する。試料の分
注を受けたキユベツト4は更に数ステツプを移送
し、反応ラインB上の所定の位置において該キユ
ベツト4に試薬分注機構8により希釈液9と共に
分析項目に応じた試薬を分注する。分析に必要な
試薬は、それぞれ試薬容器10l〜10o内に収容
し、両矢印Cで示す方向に移動可能な試薬移送機
構11に保持して、所定の位置において試薬分注
機構8により分析項目に応じた試薬が吸引される
よう構成する。試料と試薬との撹拌は、試薬分注
機構8により試薬と希釈液とを適当な流速で分注
することにより十分に行なえるようにする。試薬
の分注を受けたキユベツト4を、反応ラインB上
の所定の複数箇所、図示の例では試薬分注位置か
ら12秒、24秒、36秒および60秒後の位置、すなわ
ち試薬の分注を受けたキユベツト4が2、4、6
および10ステツプ移動する位置の4箇所にそれぞ
れ設けた光源と受光素子とより成る光電比色計1
2〜15により測光し、当該キユベツト4内の被
検液の反応状態を監視する。 反応状態の監視は、特に酵素反応の測定に重要
なことである。すなわち酵素反応測定において
は、NADH/NADレベル対時間の直線部分で測
定しなければ正確な反応速度を求めることはでき
ない。第2図は代表的な反応曲線を示す線図で、
縦軸は吸光度(O.D)を横軸は試薬を添加してか
らの反応時間(t)を表わしている。第2図にお
いて、領域○イは被検液の加熱時間や撹拌等による
反応の遅れ部分(ラグフエーズ)を表わし、領域
ロ○は反応速度を確実に測定できる直線部分(リニ
アフエーズ)を表わす。また領域ハ○は試薬(基
質)あるいは試料中の成分が消耗した部分(エン
ドポイント)を表わし、この範囲での測定は誤つ
た低値を示すことになる。リニアフエーズロ○の時
間は、基質濃度や反応総液量を調整することによ
つて適当に変えることができるが、その調整は破
線で示す反応速度の速い検液および遅い被検液で
あつても、殆んどの被検液に対して光電比色計1
2〜15(第1図参照)の位置でラグフエーズイ○
の終点、すなわち光電比色計12〜15において
吸光度変化が検出されるようにする。好適には、
リニアフエーズロ○の時間を正常な被検液で1〜2
分、ラグフエーズイ○の終点を決定する吸光速度変
化を最も反応が遅い被検液に対して試薬添加から
12秒間(光電比色計12の位置)で最低0.05とな
るように、基質濃度および反応総液量を設定す
る。このように設定することにより、順次に搬送
される被検液のラグフエーズを光電比色計12〜
15においてほぼ完全にモニターすることができ
る。なお、光電比色計12〜15はラグフエーズ
イ○のみをモニターするものであるから、必ずしも
高精度のものは必要としない。 第1図において、ラグフエーズをモニターする
光電比色計12〜15の近傍で反応ラインBから
外れた位置には精密測光部16を設け、この精密
測光部にラグフエーズモニター用の光電比色計1
2〜15の位置とそれぞれ対応する位置に精密測
光用の光源と受光素子とより成る光電比色計17
〜20を設ける。ラグフエーズモニター用の光電
比色計12〜15の1つでラグフエーズの終点が
検出された被検液は、キユベツト4ごと精密測光
部16の空いている光電比色計17〜20の1つ
の位置に移送して反応ラインBから外し、ここで
12秒間測光された後、キユベツト4ごと廃棄す
る。このようにすれば、精密測光部16での測光
は、リニアフエーズで行なわれ、しかも十分な時
間をもつて行なわれるから、信頼できる高精度の
データを得ることができる。また、精密測光部1
6における測光ステツプは、反応ラインB上での
キユベツト4の移送ステツプ(6秒)の倍の12秒
であるが、精密測光用の光電比色計がラグフエー
ズモニター用の光電比色計12〜15と対応して
4箇所に設けられているから、反応ラインB上で
の送移ステツプを変えることなく測光することが
でき、したがつて処理効率を向上させることがで
きる。なお、ラグフエーズモニター用の光電比色
計12〜15の1つでリニアフエーズになつたこ
とを検出した時点で、当該光電比色計と対応する
精密測光用の光電比色計部にキユベツトが装着さ
れているときは、反応ラインBは1ステツプ間に
数ステツプ分前進または後退し、空いている精密
測光用の光電比色計部に当該キユベツトを移送し
た後、元の位置から1ステツプの位置に戻り、以
後順次に1ステツプずつ移送する。したがつて反
応ラインBの全体的な移送ステツプは何ら変わる
ことはない。 上述した試料移送機構2、試料分注機構3、キ
ユベツト移送機構6、試薬分注機構8、試薬移送
機構11の動作およびラグフエーズのモニター、
リニアフエーズでの精密測定は、コンピユータを
具える制御装置21により、入力される検体情報
に基いて制御する。 上述したように、本発明は反応ラインでラグフ
エーズをモニターし、リニアフエーズになつたら
反応ラインから外して測光する点に特徴がある。
このように構成すれば反応ライン上での移送ステ
ツプを乱すことなく、反応ラインから外れた位置
での測光時間を十分とることができるから、高精
度でしかも高信頼性の分析データを得ることがで
きると共に、処理能力の優れた自動分析装置を実
現することができる。 以下本発明の実施例について説明する。 第3図および第4図は本発明自動分析装置の一
例の構成を示す外観斜視図である。本体25には
後方に回動可能に蓋26を設け、この蓋のほぼ中
央部に後述するラグフエーズモニター用およびリ
ニアフエーズモニター用の光電比色計を構成する
光源の放熱用の開口27を形成する。前板28は
本体25に対して手前に開閉可能に設ける。この
前板28には測定後のキユベツトを収容するキユ
ベツト収容容器29と、廃液を収容する廃液容器
30とをそれぞれ着脱自在に装着する。右側板3
1は本体25の底部を中心に開閉可能に設け、こ
れに分析に必要な各種試薬容器を保持する試薬カ
セツトを着脱自在に装着するカセツト収納部32
を設ける。右側板31で画成されるカセツト収納
部32の取り付け部分は冷蔵室33とする。 本体25の上面には、手前側に試料移送機構3
4、その奥にキユベツト移送機構35、左側にキ
ユベツト供給機構36を設け、右側には第5図に
示すように試料分注機構37および試薬分注機構
38を設ける。なお、本実施例では試薬分注機構
38はそれぞれ異なる希釈液および/または緩衝
液に接続された4つの試薬分注ポンプを具える。 試料移送機構34およびキユベツト移送機構3
5は、それぞれ水平面上で間欠的に回動可能な円
盤状の回動部材の周縁に試料容器39およびキユ
ベツト40を着脱自在に保持するよう構成する。 更に、本実施例では、第6図に示すように、本
体25の前面に試料アダプター41を着脱自在に
装着し、円盤状の試料移送機構34にセツトでき
る試料数(容器数)よりも更に多い試料容器39
を装着できるように構成する。このため、試料ア
ダプター41には、試料移送機構34を構成する
円盤状の回転部材を捲回し、かつ該回転部材の試
料容器収容部と噛合するサンプルチエーンを設
け、このサンプルチエーンに多数の試料容器39
を着脱自在に装着する。このようにして、前記回
転部材をスプロケツトとしてサンプルチエーンを
回動させ、1つの駆動源によつて選択的に多数の
試料容器を装着し得るよう構成する。 更に、本実施例では第5図に示すように、キユ
ベツト移送機構35によるキユベツトの移送ライ
ンすなわち反応ライン上を、試薬分注部後方から
キユベツト供給部に亘つてカバー42で覆い、こ
の部分に後述するようにラグフエーズモニター部
を設け、反応ラインに沿つた複数箇所にラグフエ
ーズモニター用の光電比色計を配置すると共に、
その下方で反応ラインから外れた位置に精密測光
部を設け、該測光部にラグフエーズモニター用の
光電比色計と対応してそれぞれ精密測光用の光電
比色計を配置する。本実施例では、第1図で説明
したと同様、反応ライン上でのキユベツト40の
移送ステツプを6秒とし、精密測定部での精密測
光ステツプを12秒とする。 次に、ラグフエーズモニター部および精密測光
部の構成を第7図に示す線図的平面図および第8
図に示す線図的断面図を参照して説明する。ラグ
フエーズモニター部43はカバー42で覆われた
キユベツト移送機構35による反応ラインに沿つ
て設け、キユベツト40の移送方向(矢印D)に
みて、最後の試薬分注ポンプの分注位置にあるキ
ユベツト40が12秒、24秒、36秒および60秒後に
移送される位置44〜47にラグフエーズモニタ
ー用の光電比色計をそれぞれ配置して、キユベツ
ト40を通してラグフエーズをモニターする。ま
た、精密測光部48はラグフエーズモニター部4
3の下方で反応ラインから外れた位置に設け、ラ
グフエーズモニター位置44〜47とそれぞれ対
応する位置に反応ラインから落下するキユベツト
40を受ける保持部分を配置すると共に、これら
の位置にそれぞれ精密測光用の光電比色計を配置
し、キユベツト40を通して12秒間精密測光す
る。精密測光を終えたキユベツト40は、前記保
持部分から下方に落とし、後述する分離手段によ
りキユベツト40と廃液とを分けて、それぞれキ
ユベツト収容容器29および廃液容器30(第4
図参照)に排出する。 本実施例では、ラグフエーズモニター用の光電
比色計および精密測光用の光電比色計を1つの多
色光源を兼用して構成する。すなわち、キユベツ
ト移送機構35の回動中心部に、第3図に示す蓋
26に設けた開口27と連通する筒50を垂直方
向に延在して設け、この筒内に1つの多色光源5
1と多面鏡52とを配置する。また、ラグフエー
ズモニター位置および精密測光位置のそれぞれの
位置に対応して、筒50の外壁にレンズ53をそ
れぞれ設ける。更に、それぞれのラグフエーズモ
ニター位置には、キユベツト移送機構35による
キユベツト40の移送通路を挾むように光学フイ
ルター54およびラグフエーズモニター用の受光
素子55を配置する。同様に、それぞれの精密測
光位置には、装着されるキユベツト40を挾むよ
うに光学フイルター56および精密測光用の受光
素子57を配置する。ただし、精密測光における
光学フイルター56は、筒50の周囲を回動する
フイルター保持部材58に、それぞれ異なる波長
の光を透過するものを複数個装着して構成する。
すなわち、分析項目に応じた波長のフイルターを
選択可能にすると共に、複波長測光を可能にし
て、高精度の分析データが得られるようにする。
このように構成することにより、1つの多色光源
51から射出された光を、ラグフエーズモニター
部43においては多面鏡52、レンズ53および
光学フイルター54を経て反応ライン上のキユベ
ツト40に投射し、その透過光を受光素子55で
受光することによつて各ラグフエーズモニター位
置44〜47においてラグフエーズをモニターす
ることができると共に、精密測光部48において
はレンズ53および分析項目によつて選択した所
定の波長の光を透過する光学フイルター56を経
てキユベツト40に投射し、その透過光を受光素
子57で受光することにより各精密測光位置にお
いてリニアフエーズでの測光を行なうことができ
る。 なお、キユベツト移送機構35によるキユベツ
ト40の移送ライン(反応ライン)および精密測
光部48には30℃の温風を流通させて、これらの
部分を恒温槽とする。また、光源51の下方で筒
50内にはフアン59を設け、光源51の発熱を
筒50および第3図に示す蓋26に設けた開口2
7を通して放熱する。 以下上述した実施例の分析動作を簡単に説明す
る。 先ず採取した試料を試料容器39に収容し、こ
れを間欠的に回動可能な試料移送機構34にセツ
トする。矢印D方向に1ステツプ6秒で間欠的に
回動するキユベツト移送機構35には、キユベツ
ト供給機構36から順次にキユベツト40がセツ
トされる。キユベツト移送機構35にセツトされ
たキユベツト40には、所定の位置で試料分注機
構37により試料と希釈液とが注入され、その後
数ステツプ移送された位置で試薬分注機構38に
より、所定の希釈液および/または緩衝液に接続
された試薬分注ポンプから分析項目に応じた試薬
と希釈液(または緩衝液)とが注入され、同時に
撹拌されて被検液が作られる。この被検液はキユ
ベツト移送機構35によるキユベツト40の移送
ライン(反応ライン)上に設けたラグフエーズモ
ニター部43の複数の測光位置44〜47におい
てキユベツト40を通してラグフエーズの終点検
出が行なわれ、該終点が検出された時点で、次の
ステツプに反応ラインの下方に設けた精密測光部
48の空いている精密測光位置に落下され、ここ
で12秒間測光される。精密測光後は上述したよう
にキユベツト40と廃液とが分離されて、それぞ
れキユベツト収容容器29および廃液容器30に
廃棄される。 なお、本実施例はシーケンシヤルマルチ方式を
採用するものであるから、各試料に対して検体情
報(キーボード、カード等により入力)に指定さ
れた複数の分析項目を連続的に処理できるのは勿
論であるが、その他セツトされた多数の試料につ
いて全て同一の1項目を連続的に分析することも
できるし、また機能別セツト検査を指定すること
により、予じめセツトされた複数項目について各
試料を連続的に処理することもできる。したがつ
てオペレータの指示によりその時の分析状況に応
じて最も効率のよい使い方ができると共に、特に
機能別検査においては手間をかけずに必要な項目
のみ分析結果を得ることができる。 また、本実施例では自動的にキヤリブレーシヨ
ンを行なう機能を具える。これはスタンバイ状態
のときに試料移送機構34に標準試料をセツトす
ることによつて行なう。このようによれば、一定
時間毎に自動的に分析装置が作動し、試料分注機
構37によりキユベツト移送機構35上のキユベ
ツト40に標準試料が分注され、通常の自動キラ
リブレーシヨン動作が行なわれて多色光源51の
輝度変動等の装置の経時ドリフトが補正される。
したがつて、本実施例に示す分析装置は、何らの
調整を必要とせず、常時適正にキヤブレーシヨン
された状態でスタンバイさせておくことができる
から、特に夜間時におけるように熟練したオペレ
ータが操作する可能性が少なく、かつ緊急分析の
場合においても、誰もが簡単に操作することがで
きると共に、常に正確な分析データを得ることが
できる。 なお、上述した各部の動作の制御、検体情報の
入力、分析結果の演算出力等は、本体25とは別
個に設けられるコンピユータを具える図示しない
制御装置によつて行なわれる。 以下、上述した実施例に示す自動分析装置の各
部の構成および動作について更に詳細に説明す
る。 第9図はキユベツト40の一例の構成を示す斜
視図である。本例に示すキユベツト40は、長方
形の開口部40aと、この開口部の外周に設けた
保持用のフランジ40bとを具え、底部40cに
向けて狭くなるようにテーパー状に形成する。底
部40cはかまぼこ状に形成すると共に、少なく
共その長手方向両端面は光透過性として測光窓4
0dを形成し、この両測光窓を通して収容される
被検液を測光し得るよう構成する。 かかるキユベツト40によれば、開口部40a
(受け口)が広いから、試料および試薬を外方に
飛散させることなく容易に注入できると共に、被
検液は少なく共かまぼこ状の底部40cを満たす
量でよいから、微量の試料および試薬で分析する
ことができる。また測光光軸を長手方向に取るこ
とにより、光路長を十分とることができるから、
高精度の分析を行なうことができる。更に、開口
部40aから底部40cに向けて狭くなるように
テーパー状に形成すると共に、開口部40aの外
周にフランジ40bを設けたから、これをキユベ
ツト移送機構35および精密測光部48に装着す
る場合には、第10図Aに示すように、保持部部
材60上にフランジ40bを載せることにより、
あるいは同図Bに示すように、保持部材61に溝
を形成し、この溝にフランジ40bを挿脱自在に
係合させることにより、測光窓40dを保持部材
60または61に接触させることなく、したがつ
て傷等を付けることなく簡単に装着することがで
きる。なお、第10図Aに示す矢印Eは測光光軸
を表わす。更にまた、キユベツト40を光透過性
の材料で一体成形することにより、機械的強度の
優れたものを得ることができる。 第11図はキユベツト移送機構35によるキユ
ベツト40の保持および着脱機構の一例の構成を
示す線図であり、第11図Aは平面図、同図Bは
側面図を示す。本例では、キユベツト移送機構3
5を構成する回転部材35aにピン62を植設
し、このピンにキユベツト40をそのフランジ4
0bにおいて先端部で保持する2本のレバー63
a,63bを開閉自在に枢着する。またレバー6
3a,63bにはそれぞれガイド溝64a,64
bを形成すると共に、これらガイド溝を通して作
動レバー65を設ける。この作動レバー65は一
端において回転部材35aとの間に引張ばね66
を架設してレバー63a,63bをキユベツト4
0を有効に保持できる所定の位置に閉じるよう附
勢する。一方、反応ライン上のラグフエーズモニ
ター位置44〜47にはそれぞれモータ67を設
け、このモータの回転軸に前記作動レバー65の
他端と係合可能に偏心カム68を取り付ける。 かかる保持および着脱機構によれば、キユベツ
ト40はそのフランジ40bにおいてレバー63
a,63b上に有効に保持されて移送される。ま
た、ラグフエーズモニター位置においてキユベツ
ト40を精密測光部48に移送させる場合には、
モータ67を駆動して偏心カム68を介して作動
レバー65をばね66の力に抗して移動させるこ
とができることにより、レバー63a,63bを
開くことができるから、キユベツト40を所望の
精密測光位置に確実に移送させることができる。 なお、精密測光部48の各測光位置におけるキ
ユベツト40の保持および着脱機構も、上述した
キユベツト移送機構35における保持および着脱
機構と同様に構成することができる。 次に各種の試薬容器を保持する試薬カセツトお
よびその収納部について説明する。第12図はカ
セツト収納部32の一例の構成を示す斜視図であ
り、第13図はこのカセツト収納部32に着脱自
在に装着される試薬カセツトの一例の構成を示す
斜視図である。本例では、各種の試薬容器を収納
保持する試薬カセツト収納部32内において直線
状に往復動させ、所望の試薬を収容する試薬容器
を所望の試薬分注ポンプの吸引位置に移動させる
よう構成したものである。カセツト収納部32は
長方形の箱状部材70と、この箱状部材の開口部
で長手方向の両側板にそれぞれ設けた複数個のロ
ーラ71と、ガイド部材72に沿つて長手方向に
移動可能なラツクギヤを具えるアーム73と、こ
のアームを往復動させるためのピニオンギヤを具
えるステツピングモータ74とを具え、前記アー
ム73に試薬カセツトを係合させて装着すること
により、試薬カセツトを長手方向に沿つて往復動
させるよう構成する。一方、試薬カセツト75は
前記アーム73に係合する長さの長方形のカセツ
ト本体76に前記ローラ71上を摺動するフラン
ジ77a,77bを設けて構成する。またカセツ
ト本体76内には数個の仕切板78を設け、この
仕切板によつて各種の試薬を収納する試薬容器7
9をその移動方向に沿つて並べて装着する。更に
カセツト本体76には把手80a,80bを設け
る。 このように数種の試薬容器79を試薬カセツト
75に着脱自在に装着可能にすると共に、この試
薬カセツト75をカセツト収納部32に着脱自在
に装着可能とすることにより、複数項目分の試薬
容器を一度に取り扱うことができるから、試薬を
セツトする操作が極めて簡単になる。また、分析
装置外で試薬を保存(冷蔵)する場合も複数個の
試薬容器を一体に取り扱うことができるから、極
めて有利である。更に、試薬カセツト75内で試
薬容器79が着脱可能であるから、試薬の調整お
よび追加等を容易に行なうことができる。更にま
た、カセツト収納部32内で試薬カセツト75を
直線的往復動させるものであるから、駆動機構も
簡単に構成できると共に、駆動機構と試薬カセツ
ト75との着脱機構も簡単に構成することができ
る。 上述の構成の試薬カセツトにおいて、各試薬容
器にその中に収めた試薬を識別するマークをつけ
ておき、このマークを読取る装置をカセツトに関
連させて設けておけば、試薬容器はカセツト内の
ランダムな位置に配列することができる。 しかし、第14図に示す例においては、測定頻
度および機能別検査項目を考慮して、試薬容器7
9の配列を所要の移送行程が最小となるように予
め定めておく。そしてカセツト75の所定の位置
に所定の試薬を収めた容器を確実に位置させるた
め、それぞれの試薬容器79の下部に下方に向つ
て開いた切込み79aを形成し、これら試薬容器
79を置くべきカセツト本体76の側壁にそれぞ
れ長孔81を形成し、これらの長孔81を通して
マイクロスイツチ82のアクチユエータ82aを
カセツト内に向けて突出させ、これらアクチユエ
ータ82aをそれぞれの試薬容器79の上記切込
み79aにそれぞれ対応させて配置する。マイク
ロスイツチ82のアクチユエータ82aは、所定
の試薬を収めた容器以外の容器がその位置に置か
れたときに作動させ、警報を発生させる。試薬容
器の側壁の幅がせまく、しかも試薬の種類が多数
であるときには各試薬容器に2個以上の切込みを
形成してもよい。またマイクロスイツチ以外の検
出手段、例えば光電的または磁気的検出手段を用
いて試薬容器がカセツト内の正規の位置に置かれ
ているか否かを検出する構成としても良い。 分析装置の作動効率を高めるため、1つの試薬
分注ポンプで複数の試薬のうちから所要のいくつ
かの試薬を選択して分注するシステムにおいて
は、指定された測定項目の順序とは無関係に、試
薬容器の移送行程の総和が最小となるような順序
で分注を行なわせるのが望ましい。 そのためには、第15図に示すように、測定項
目順序決定機能に、試薬容器がどのような順序で
配列されているかを予め記憶させておき、ある検
体について測定を開始するにあたり、他のメモリ
からその検体について要求されている測定項目の
データを供給し、また試薬容器搬送装置からは現
在どの試薬容器が試薬吸引位置にあるかについて
の情報を供給する。これら3種類の情報にもとづ
いて試薬容器の移送行程が最小となるような測定
項目順序を決定し、測定項目順序リストを作成す
る。このリストに従つて順次に試薬容器の移送指
令を出すと同時に、測光部に対してはこのリスト
を送り、順次に送られてくるキユベツトについて
どの項目の測定を行なうかを知らせておく。 上述した実施例では各種試薬容器を冷蔵室33
に収納して変質を防止するようにしたが、試薬の
種類によつては冷蔵すると固形物が析出してしま
い、分注が不可能となる試薬もある。この場合に
は、第16図に示すように試薬カセツトの収納部
32を2部分32A,32Bに分け、その一方3
2Aの内部は室温に保ち、そこに冷蔵に不適当な
試薬のカセツトを収め、他方32Bには冷凍機9
6および送風機97を閉ループを構成するように
接続し、冷凍機96の作動は収納部32B内に配
置された温度検出素子98と、この検出素子から
の出力信号を受けて作動する制御回路99とによ
つて制御する。収納部32の上記各部分32A,
32B内に第13,14図に示すようなカセツト
をそれぞれ収めることは言うまでもない。なお冷
蔵部分32B内の冷気が外部に逃げないようにす
るため、第17図に示すように上記部分32Bに
蓋100を設け、蓋100には分注位置に対応す
る箇所にのみ小さな開口101を形成し、この開
口を通して分注用プローブを部分32B内に出入
れする。前述したように定期的に分析装置のキヤ
リブレーシヨンを行なうために使用する標準試料
は、上記冷蔵部分32B内に収納しておくのが望
ましい。 次に試料および試薬の分注機構について説明す
るが、これらはほぼ同様に構成することができる
ので以下では試薬分注機構についてのみ言及す
る。 試薬分注機構38は、上述したようにそれぞれ
異なる希釈液および/または緩衝液に接続した4
本の試薬分注ポンプを具え、各分注ポンプにより
それぞれ異なる複数種類の試薬を選択的に分注す
るものである。この場合の分注操作は、第18図
に示すように、各希釈液または緩衝液に接続した
4本の分注ポンプ105A〜105Dのそれぞれ
の分注位置においてあるキユベツト40がポンプ
105Aに対応する分注位置まで搬送されたと
き、このキユベツト内に分注すべき試薬がポンプ
105Aの希釈液で希釈すべきものであれば、当
該試薬容器79をポンプ105Aに対応する位置
まで搬送し、試薬をポンプ105Aによつて吸
引・分注する。もし、このキユベツトに分注すべ
き試薬がポンプ105Cの希釈液で希釈すべきも
のであれば、キユベツト40をポンプ105Cに
対応させるべく更に2ステツプ搬送し、この位置
で所望の試薬を分注する。 この構成によれば各試薬に対して最適の希釈液
または緩衝液が利用可能となるので、試薬が更に
長時間安定な状態に保たれ、測定可能項目を増加
させることができる。また、試薬によつては数回
に分けて分注することが試薬の安定時間を増加さ
せる上で有効な場合もあるが、この操作も複数の
ポンプ105A〜105Dによりキユベツトの各
搬送ステツプごとに同一の試薬を順次に供給する
ことによつて行なうことができる。 上述した試薬分注機構は、各分注ポンプ105
A〜105Dにより異なる複数種類の試薬を分注
するものであり、したがつて各分注ポンプはその
プローブに吸引した試薬をキユベツト40に対し
てデイスクリート分注する構成とする。 本実施例では、試薬として高濃度のものを使用
し、この試薬を希釈液と共にプローブからキユベ
ツトに向けて噴出させる。このように構成するこ
とにより装置全体の小型化がはかれるのみなら
ず、プローブ内部が希釈液によつて洗浄されるた
めに異なる試薬間でのコンタミネーシヨンを防止
することができる。なお希釈液を反応温度に近い
温度に予熱しておけば、冷蔵した試薬を分注し、
エアバス等の熱伝達効率の低い恒温槽内で反応さ
せる場合であつても反応液温の立上りを早め、反
応時間を短縮することが可能となる。さらに希釈
液を緩衝液と同一の液体とすれば、これら両液の
分注装置を別々に設ける必要がなくなる。 第19図は上述した分注ポンプの一例の構成を
示す線図であり、分注ポンプ(シリンジ)105
には、該シリンジ105と対応する反応ライン上
の分注位置と、試薬カセツト75上の吸引位置と
の間を移動可能なプローブ106を連結して設け
る。分注操作の工程は、先ず試薬カセツト75内
の所望の試薬タンク79をプローブ106の吸引
位置の直下まで搬送し、以後は後述する表に示す
順序に従つて分注する。予熱部107は、前述し
たように希釈液を反応液温近くまで予熱するため
のものであり、ヒータ、温度センサおよび温度制
御回路(いずれも図示せず)を具える。シリンジ
105をプローブ106と希釈液容器108との
一方に選択的に接続するための弁109,110
は、図示例においては2個の2方弁により構成す
るが、3方弁1個で代用しても良い。この弁10
9,110は希釈液のみと接触させるため、耐薬
品性はあまり要求されない。ただし微量の液体を
分注することに鑑み、流路内の容積は変化させな
いことが望ましい。したがつて弁109,110
としてはテーパコツク式のロータリーソレノイド
弁を用いるのが有効である。 シリンジおよびピストンよりなる分注ポンプ1
05も弁109,110と同様の理由により耐薬
品性のものとする必要がない。各分注ポンプ10
5により異なる量の試薬を分注するため、ポンプ
のピストンは何ステツプにも分けて動作させ、か
つパルスモータにより外部からの信号にもとづい
て異なるストロークで変位可能とする。希釈液と
しては、前述のように緩衝液を用いることも、ま
た場合によつてはイオン交換水を用いることもで
きる。 次表にポンプの分注操作工程を示す。
【表】
【表】 なお、デイスクリート分注においては、プロー
ブ内に規定量の液体が吸引されたか否かを確認す
ることは非常に重要である。すなわち血清や試薬
の吸引量が過剰であり、または不足する場合には
異常データが得られるので、これを何らかの手段
で検知しなければならない。 そのための具体的構成として第20図Aに示す
ものにおいては、プローブ106を透光性の材料
で構成し、液体の吸引を完了した時点におけるプ
ローブ106をはさむように発光素子111Aお
よび受光素子111Bを配置する。プローブ10
6内には試薬または血清等の液体112、空気層
113、希釈液114が存在し、これらの吸光度
は各々相違する。したがつて液体112の量Qに
応じて受光素子111Bの出力Tの大きさは第2
0図Bに示すように変化するので、プローブ内に
適正量が吸引されたか否かを検知することができ
る。 第21図Aに示す構成は、プローブ106内に
一対の電極115,116を配置し、適正量の液
体112が吸引されたときに電極115,116
間を導通させることにより液体の吸引量の適否を
判別するものである。出力信号は第21図Bに示
すように抵抗変化となつて表われる。 第22図Aに示すものにおいては、プローブ1
06をはさむように一対の電極117,118を
配置し、これらの電極、プローブおよび液体によ
りCR発振器119のコンデンサを構成し、その
発振周波数を液体112の量Qの関数とする
(第22図B参照)と共にカウンタ120により
計数し、カウンタ120の出力信号を判別回路1
21に供給して吸引量Qの適否を判別する。 上述したように、試薬分注ポンプのプローブを
試薬容器内に浸入させて試薬を吸引する場合に
は、試薬容器中の試薬の液面レベルを検出して、
プローブの侵入量を制御するようにした方が望ま
しい。第23図は、かゝる試薬の液面検知装置の
一例の構成を示す線図である。本例では試薬容器
79を光透過性の材料で形成し、該容器を挾んで
発光素子130と受光素子131とを対向配置す
る。発光素子130および受光素子131はそれ
ぞれ垂直方向に複数個のエレメントを並べて設
け、各々のエレメントの出力から試薬容器79内
の試薬の液面レベルを検出し、この信号に基い
て、試薬分注ポンプ105のプローブ106の試
薬容器79に対する侵入程度を制御する。 このようにすれば、プローブ106を試薬中に
最小限侵入させて所望量の試薬を確実に吸引する
ことができるから、プローブ外壁への試薬の附着
を最小限におさえることができ、したがつてプロ
ーブ先端の洗浄を容易かつ確実に行なうことがで
きるから、試薬間のコンタミネーシヨンを有効に
防止することができる。 なお、試薬の液面検知装置は、上述した他、第
24図に示すように構成することもできる。すな
わちプローブ106に光透過性部材より成る試薬
容器79を挾む形状の保持部材132を取り付
け、この保持部材に発光素子133と受光素子1
34とを対設し、これらを一体に下降させて試薬
の液面レベルを検出する。 次に、試薬分注ポンプのプローブの洗浄装置に
ついて説明する。第25図はかゝる洗浄装置の一
例の構成を示す線図である。本例では、内径に複
数の開口を有するリング132を廃棄ピン136
を経て真空ポンプ137に接続し、プローブを前
記リング135の内径に挿入して真空ポンプ13
7を作動させることにより、その外壁に附着した
試薬を廃液ビン136に収容するよう構成したも
のである。 第26図は洗浄装置の他の例の構成を示す斜視
図である。本例ではプローブを吸取紙に突きさす
ことによつて外壁に附着した試薬を洗浄するよう
構成したものである。キユベツト移送機構35の
反応ライン上で、試薬分注位置に反応ラインと平
行に支持板140を設ける。この支持板140に
はプローブ106を通すための開口141を形成
し、この開口を覆うように吸取紙142を移行さ
せる。吸取紙142はロール状のものを支持板1
40の一端部において保持し、他端部においてモ
ータ143を回転させて巻き取ることにより送行
させる。なお、吸取紙142の繰出側は適当な負
荷をかけ、たるまないようにする。このようにし
てプローブ106を吸取紙142および開口14
1を通して反応ライン上のキユベツト40上に臨
ませて、所定の試薬を希釈液と共に分注する。 なお、本例では支持板140に回動可能に2本
のアーム144a,144bを枢着し、これらア
ームの回動先端部においてピン145a,145
bによりプローブ106を保持すると共に、一方
のアーム145aにモータ146の回転軸を連結
して、プローブ106を2本のアーム144a,
144bの間を通して第27図AおよびBに示す
ように試薬吸引位置にある試薬容器79内に侵入
させると共に、試薬分注位置において吸取紙14
2および開口141を通してキユベツト40上に
臨ませるよう構成した。この場合、試薬の液面検
知装置は第23図に示す構成のものを実施するの
が好適である。 上述したプローブ洗浄装置によれば、洗浄水等
を使うことがないから構造が簡単であると共に、
試薬の液面検知と相俟つてプローブ106を完全
に洗浄することができる。 なお、上述したプローブの洗浄装置および移動
機構は、試薬分注機構37のプローブについても
同様に実施することができる。 次に比色測定後のキユベツトおよび検液廃棄機
構について説明する。本例においては、分析終了
後、廃液を直線分析装置外に出さず、装置内に廃
液処理機構を設け、廃液中の有害物質を除去する
か無害物質に変化させた後キユベツトおよび廃液
を別々に装置外に取出せるようにしたものであ
る。第28図は廃棄機構を線図的に示すものであ
り、精密測光部48の各測光位置において、キユ
ベツト保持機構により保持されたキユベツト40
を示す。この位置において測光が終了した後、保
持機構が駆動し、キユベツト40は矢印で示すよ
うに重力により落下する。この下方にはダクト1
50を配置し、このダクトにはメツシユ151を
傾斜して配置する。落下してきたキユベツト40
はこの傾斜メツシユ151上で転倒しながら被検
液をこぼしキユベツト収容容器29内に落下す
る。傾斜メツシユ151の下方にはこぼれた被検
液を取り込む中和タンク152を配置し、こゝで
被検液のPHを調整すると共に有害有機物を吸着除
去した後、廃液を廃液容器30に流す。中和タン
ク152は交換可能で廃液処理能力の低下に伴な
い、取り出して再生または交換することができ
る。 かゝる廃棄機構によれば、廃液を容器30内に
溜ておいても悪臭等の有害物質の影響がないと共
にキユベツトと廃液とを別々に装置外に取り出せ
るから、その処理が容易となる。 第29図および第30図は廃棄機構の他の2つ
の例をそれぞれ示す線図である。第29図ではキ
ユベツト保持機構から落下したキユベツト40を
底部をメツシユ29a′としたキユベツト収容容器
29′で受け、こぼれた被検液を容器29′の下方
に配置した廃液容器30に収容するように構成し
たものである。キユベツト40は第9図に示すよ
うな形状であるから極めて転倒し易い。したがつ
て落下したキユベツト40内の被検液はほゞ完全
に廃出される。第30図は第29図とほゞ同様の
構成であるが、本例では落下したキユベツト40
をキユベツト収容容器29″の内側壁で積極的に
転倒させるようにしたものである。このため、落
下位置の下方において容器29″の側壁29″aを
傾斜させると共に、この内面に不連続な突起2
9″bを設ける。 このような構成によれば、第28図と同様廃液
とキユベツトとを別々の処理工程で廃棄すること
ができるので後処理が容易となる。 次に分析装置の各部の動作の制御、検体情報の
入力、分析結果の演算出力等を行なう制御装置に
ついて説明する。上述したように、本実施例にお
いては制御装置は分析装置本体とは別個に設置す
る。このように分析装置本体と制御装置とを別々
にすることにより、分析装置を設置する病院等
の施設に分析装置を制御できる容量をもつたコン
ピユータがある場合、このコンピユータにソフト
ウエアを供給することにより分析装置を制御でき
る。分析装置を通信回線と選択的に接続するこ
とにより、専用の制御装置がダウンした場合、通
信回線を介してバツクアツプ用コンピユータと接
続して分析装置を稼動することができる。分析
項目あるいは検体数の増大等のために処理能力を
増す必要がある場合、稼動中の分析装置とは別に
分析ユニツトを追加することにより、1台の制御
装置で複数台の分析装置を稼動することができる
等の利点がある。 以下、上記〜の構成を順番に説明する。第
31図は施設側コンピユータと切換可能にした本
発明に係る自動分析装置の構成を示すブロツク線
図である。専用の制御装置155はコンピユータ
156とインターフエイス157とを具え、切換
装置158を経て分析装置本体25に接続する。
また施設側コンピユータ159はインターフエー
ス160および前記切換装置158を経て分析装
置本体25に接続する。このようにして、切換装
置158を自動的または手動的に操作して、分析
装置本体25を制御装置155および施設側コン
ピユータ159のいずれか一方に接続して稼動す
る。 かゝる構成によれば、専用の制御装置155が
ダウンした場合、切換装置158の操作によつて
施設側コンピユータ159によりバツクアツプす
ることができるから、分析作業に支障を与えるこ
とはない。また、専用の制御装置155を用いず
施設側のコンピユータ159のみで稼動すること
もできるから、スペースおよび費用の点でも有利
である。 第32図は通信回線を介してバツクアツプ用コ
ンピユータと接続可能にした本発明に係る自動分
析装置の構成を示すブロツク線図であり、第31
図に示す符号と同一符号は同一部材を示す。バツ
クアツプ用コンピユータ161はインターフエー
ス162およびMODEM163を経て通信回線
164に接続する。これらバツクアツプ用コンピ
ユータ161、インターフエース162および
MODEM163は、サービス会社あるいはメー
カー等に設置される。分析装置本体25を具える
施設側には前記通信回線164に接続した
MODEM165を設け、これをインターフエー
ス166を経て切換装置158に接続する。この
ようにして、切換装置158を自動的または手動
的に操作して、分析装置本体25をバツクアツプ
用コンピユータ161および専用の制御装置15
5のいずれか一方と接続する。 か々る構成によれば、上述したと同様、専用の
制御装置155がダウンしても修理が終るまで通
信回線164を介してバツクアツプ用コンピユー
タ161で分析装置本体25を稼動することがで
きるから、分析作業に支障を与えることはない。 第33図は1台の制御装置で複数台の分析装置
を稼動するようにした本発明に係る自動分析装置
の構成を示すブロツク線図であり、本例でも第3
1図に示す符号と同一符号は同一部材を示す。こ
のように、1台の制御装置155によつて複数
台、本例では2台の分析装置本体25,25′を
稼動する場合には、追加した分析装置25′に別
にインターフエース167を接続し、このインタ
ーフエースを経て制御装置155のコンピユータ
156に接続すればよい。 かゝる構成によれば、1台の制御装置155で
複数台の分析装置本体25を簡単に制御できるか
ら、安い費用で処理能力を増すことができると共
に、施設の規模に応じて分析装置本体25を追加
すればよいので極めて経済的である。 次に本発明自動分析装置を用いる場合の患者デ
ータシステムについて説明する。 従来の自動分析装置における一般的な患者デー
タシステムは、手書きで患者情報を入れた依頼書
をローデイングリストとして用い、サンプルI・
Dを表示して分析装置にセツトされたサンプル位
置を指示していた。したがつて、このシステムに
よれば、分析結果(報告書)はローデイングの順
番に従つて出力される。この分析結果は、ローデ
イングリストの依頼書に書き移すか、あるいは報
告書に依頼書の患者情報を書き込んで、最終的な
分析報告書としている。 しかし、かゝる患者データシステムでは、分析
結果あるいは患者情報を転記する必要があると共
に、サンプルを抜き取つたり、追加したり、ある
いはスタツト(緊急)サンプルを割り込んでセツ
トした場合には分析結果とローデイングリストと
の関係が不確実となり、以下に示すような誤りを
起こす欠点がある。 (a) 患者名とI・DNo.との不一致。 (b) 患者情報あるいは分析結果の転記ミス。 (c) I・DNo.に対してサンプルを間違う。 (d) サンプルとI・DNo.とは一致しているが、患
者が一致しない。 また、他のデータシステムとして患者情報をコ
ンピユータメモリにロードし、分析結果と共にプ
リントアウトするものも従来提案されている。し
かし、このシステムでは患者情報をキーボードに
よつて手で人力しているため、ロードミスを起こ
す欠点がある。更に、別のシステムとして、分析
項目選択情報を依頼書からコンピユータメモリー
に直接ロードするようにしたものもあるが、サン
プルI・Dと患者との照合はマニユアルに行なつ
ているため、上述したと同様な誤りを起こす欠点
がある。 一方、従来の自動分析装置は分析項目に対応し
て正常値範囲を予じめセツトし、その範囲を外れ
るものは、異常値としてデータシート上にマーク
を打ち出すようにしたものが多い。しかし、正常
直範囲は一義的には決定され離く、患者によつて
すなわち性別、年令、投薬等によつて異なるか
ら、患者情報に適応した正常値範囲を定め、この
範囲と分析結果とを比較した方が、診断上極めて
好都合である。 本発明自動分析装置による患者データシステム
は、上述した従来のデータシステムにおける種々
の不具合を解消したもので、少なく共患者情報を
記入した依頼書から分析装置に直接患者情報を入
力できると共に、この依頼書上に分析結果および
必要に応じて患者に適応した正常値範囲を直接プ
リントアウトするようにしたものである。このよ
うにすれば、患者名とI・DNo.とは常に一体であ
るから、上述したような誤りを起こすことがない
と共に、各患者に対して適正な診断および治療法
を施すことができる。また、別の報告書等を用い
る必要がないから手間もかゝらず、したがつて検
査に対する費用も軽減できる。 第34図および第35図はそれぞれ本発明自動
分析装置による患者データシステムのフローチヤ
ートを示す線図であり、第36図はかゝるシステ
ムに用いる依頼書のフオーマツトを示す平面図で
ある。 第34図に示すフローチヤートは患者別(性
別、年令、投薬等により異なる)の正常値範囲を
予じめ分析装置に記憶しておき、患者情報に基い
て適応する値を読み出して依頼書上に直接プリン
トアウトすると共に、分析結果および分析結果と
正常値範囲との比較結果をも依頼書上に直接プリ
ントアウトするようにしたものである。第35図
に示すフローチヤートは依頼書上に患者情報と該
患者に適応する正常値範囲とを予じめ記入し、こ
れらを読み取つて分析結果と比較結果とを依頼書
上にプリントアウトするようにしたものである。
この場合、依頼書はリーダー/プリンターに2回
フイードされ、1回目のフイードでI・DNo.の分
析項目選択情報と正常値範囲とが読み取られ、2
回目のフイードで分析結果と比較結果とがプリン
トされる。I・Dは第36図に示すようにバーコ
ードを用いる。また、比較結果は、AFコラムに
異常値の場合のみ、例えば高低を表わす符号と異
常度(正常値平均値からのS・D値)とをプリン
トする。 なお、本発明は上述した例にのみ限定されるも
のではなく幾多の変形または変更が可能である。
例えば、上述した説明ではラグフエーズをモニタ
ーし、リニアフエーズで測光するようにしたが、
ラグフエーズモニター部でエンドポイントをモニ
ターし、エンドポイントになつたら精密測定部で
測光することもできる。また、上述した例ではラ
グフエーズモニター後、被検液をキユベツトごと
反応ラインから外して精密測光するようにした
が、第37図に示すように被検液のみを反応ライ
ンから外して測光することもできる。すなわち、
吸引ノズル170を反応ライン上のキユベツト4
0′および反応ラインから外れた位置に配置した
洗浄水容器171内に選択的に浸入可能に保持
し、このノズル170を断熱チユーブ172およ
びフロー型の側光用キユベツト173を経てシリ
ンダ174に接続すると共に、弁175および廃
液タンク176を経て吸引ポンプ177に接続す
る。また、測光用キユベツト173の部分には、
これを挾むように配置した光源および光電変換素
子より成る精密測光用の光電比色計178を設け
る。このようにして、先ず弁175を閉じ、吸引
ノズル170をリニアフエーズとなつた反応ライ
ン上のキユベツト40′内に侵入させ、シリンダ
174を作動して被検液179を吸引する。次に
吸引ノズル170を移動して洗浄水容器171内
に侵入させ、再びシリンジ174を作動させて洗
浄水180を吸引し、先に吸引した被検液を測光
用キユベツト173内に移送する。被検液が測光
用キユベツト173内に移送された状態で、洗浄
水180の吸引を止め、被検液を静止させて光電
比色計178によつて精密測光を行なう。測光終
了後、弁175を開き、吸引ポンプ177を作動
させて吸引した被検液および洗浄水を廃液タンク
176内に排出すると共に、シリンジ174を元
の位置に復帰させる。かゝる構成によれば、吸引
ノズル170および測光用キユベツト173は、
被検液吸引後および測光後それぞれ洗浄水によつ
て洗浄されるから、コンタミネーシヨンは起こら
ない。なお、吸引および測光は次に説明する手順
で行なうこともできる。先ず、弁175を閉じ、
シリンジ174を作動させて被検液179を測光
用キユベツト173まで吸引し、この状態で静止
させて精密測光を行なう。測光終了後、弁175
を開き、吸引ポンプ177を作動させて洗浄水1
80を吸引すると共に、シリンジ174を元の位
置に復帰させる。この場合も、前述したと同様コ
ンタミネーシヨンを起こすことなく比色測光する
ことができる。 更に、反応ライン中で、試薬分注後の任意の位
置にイオン濃度測定装置を設け、被検液中のNa、
K、Cl等を測定するよう構成することもできる。
第38図はその一例の構成を示す線図で、複数本
のイオン選択電極181をキユベツト移送機構3
5(反応ライン)にセツトされたキユベツト40
内に侵入させて各種のイオン濃度を測定するよう
にしたものである。イオン選択電極181はアー
ム182の一端に保持する。アーム182の他端
部には2本のガイド棒183a,183bを設
け、これらガイド棒を支持板184に設けたスリ
ーブ185a,185bにそれぞれ遊嵌させる。
ガイド棒183aの端部にはローラ186を設
け、このローラをモータ187の回転軸に取り付
けた偏心カム188のカム面に当接させる。な
お、このイオン濃度測定部分はごみ等の侵入附着
を防止するためカバー189で覆つておく。かゝ
る構成によれば、モータ187を駆動して偏心カ
ム188を回転させると、アーム182はスリー
ブ185a,185bの作用により水平を保つた
まゝ昇降し、イオン選択電極181はキユベツト
40内の被検液中に侵入するから、各種のイオン
濃度を同時に測定することができる。 第39図はイオン濃度測定装置の他の例の構成
を示す線図であり、本例ではキユベツト40内の
被検液を吸引ノズル190で吸引し、フローセル
191内で各種のイオン濃度を測定するようにし
たものである。吸引ノズル190はアーム192
の一端部に保持し、このアームの他端部にはガイ
ド棒193を取り付ける。このガイド棒193は
支持板194に設けたスリーブ195に遊嵌し、
その端部にはローラ196を枢着する。このロー
ラはモータ197の回転軸に取り付けた偏心カム
198のカム面に当接させる。このようにすれ
ば、モータ197を駆動して偏心カム198を回
転させると、吸引ノズル190はキユベツト40
内の被検液中に侵入させることができる。また、
吸引ノズル190は可撓性チユーブ199および
フローセル191を経てシリンジ200に接続す
ると共に、弁201および廃液タンク202を経
て吸引ポンプ203に接続する。またイオン選択
電極181はその電極部分をフローセル191内
に侵入させて配置する。なお、イオン濃度測定部
分はごみ等の侵入、附着を防止するためカバー1
89で覆つておく。かゝる構成において、被検液
中のイオン濃度を測定するには、先ず弁201を
閉じ、モータ197を駆動して吸引ノズル190
を反応ライン上のキユベツト40内の被検液中に
侵入させる。次に、シリンジ200を作動してキ
ユベツト40内の被検液を吸引し、フローセル1
91に収容する。この状態で、イオン選択電極1
81により被検液中の各種のイオン濃度を測定す
る。測定後は、弁201を開き、吸引ポンプ20
3を作動して吸引した被検液を廃液タンク202
に収容すると共に、シリンジ200を元の位置に
復帰させる。 第40図は上述したイオン濃度測定装置の信号
処理回路の一例の構成を示すブロツク線図であ
り、イオン選択電極181からの信号をプリアン
プ205で増幅した後、アナログ−デジタル変換
器206でデジタル信号に変換し、この信号を制
御装置155に供給して演算処理するようにした
ものである。 なお、第38図および第39図に示すイオン濃
度測定装置において、反応ライン上に第26図に
示すように吸取紙を配置し、これをイオン選択電
極181および吸引ノズル190でそれぞれ突き
差すようにするか、あるいは第37図に示すよう
に、反応ラインから外れた位置に洗浄水容器を配
置し、この容器中にイオン選択電極181および
吸引ノズル190をそれぞれ侵入させるようにす
れば、イオン選択電極181の洗浄を行なうこと
ができるから、被検液間のコンタミネーシヨンを
起こすことなく正確な測定を行なうことができ
る。 このように、自動分析装置にイオン濃度測定装
置を装着すれば、分析可能項目数が増えると共
に、緊急検査にも有効に適用できるから、装置の
利用価値が大きくなる。 更にまた、上述した例では精密測光部48を、
比色法によつて被検液の測定項目を定量分析する
よう構成したが、比色法と合わせて比濁法および
螢光法による種々の物質の定量分析をも行ない得
るよう構成することもできる。この場合には、第
41図に示すように、各精密測光位置において、
装着されるキユベツト40の下方に、散乱光およ
び螢光を受光する受光素子210を退去可能に配
置すればよい。受光素子210は半円盤状の支持
板211(第42図参照)に保持し、これをモー
タ212によつて回動可能に構成する。測光後は
モータ212を駆動して受光素子210および支
持板211を回動させ、キユベツト40の下方の
位置から退去させてから、精密測光位置にあるキ
ユベツト40を落下させる。 なお、このように被検液の散乱光および螢光を
受光して比濁分析および螢光分析を行なう場合に
は、第43図に示すように、キユベツト40の底
部40cは、かまぼこ状ではなく底面40eも光
透過性で平面とした方が好適である。 このように、比濁分析および螢光分析をも可能
とすることにより、分析項目数が極めて多く、し
かも測定の応用範囲が非常に広い自動分析装置を
得ることができる。 なお、上述した比濁分析および螢光分析におい
ては、比色分析とは別の受光素子を用いたが、1
個の受光素子で透過光、乱乱光および螢光を受光
してそれぞれ定量分析を行ない得るよう構成する
こともできる。第44図〜第47図にその実施例
を示す。第44図はキユベツト40′を回動可能
に保持したもので、先ず同図Aに示すように、キ
ユベツト40′の光透過面を人射光に対して直交
するように配置して、受光素子215で透過光を
受光し、比色分析する。次に、キユベツト40′
を同図Bに示すように若干回動させる。このと
き、透過光は受光素子215の光軸から外れ、該
受光素子215には散乱光および螢光が入射する
ことになる。したがつて、この状態で比濁分析お
よび螢光分析を行なうことができる。第45図お
よび第46図は、それぞれ散乱光および螢光の出
射方向に受光素子215を配置し、透過光は可動
ミラー216を経て前記受光素子215に入射さ
せるようにしたもので、第45図ではキユベツト
40′の側面から散乱子217を経て、第46図
はキユベツト40′の底面からそれぞれ散乱光お
よび螢光を出射させるようにしたものである。比
色分析の場合には、可動ミラー216をそれぞれ
図示の位置にして透過光を受光素子215に入射
させ、比濁分析および螢光分析の場合には、可動
ミラー216をそれぞれ仮想線で示す位置に回動
させて、透過光が受光素子215に入射しないよ
うにして、散乱光および螢光のみをそれぞれ受光
する。第47図はキユベツト自体の形状を変えて
共通の受光素子215で比色分析、比濁分析およ
び螢光分析を行ない得るようにしたもので、比色
分析の場合には、同図Aに示すように、入射光軸
と直交する光透過面を有するキユベツト40′を
用い、比濁分析および螢光分析の場合には、同図
Bに示すように、入射光軸と交差する光透過面を
有するキユベツト40″を用いるようにしたもの
である。 上述したように、共通の受光素子で比色分析、
比濁分析および螢光分析を可能とすることによ
り、測光装置の構成を簡単にすることができる。 更にまた、上述した例では4本の分注ポンプを
用いて試薬分注機構38を構成したが、1本の分
注ポンプだけでも、各種の試薬を選択的に分注で
きることは上述した説明から明らかである。ま
た、試薬容器79をカセツト75に直線状にセツ
トして該カセツト75を直線状に移動させたが、
各種の試薬容器79を無端ベルトを具えるカセツ
トにセツトし、これを回動させて所望の試薬容器
を所定の吸引位置に移送するよう構成することも
できる。更にまた、反応ラインは円に限らず、直
線状でもよく、また複数の反応ラインを設定する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明自動分析装置の原理的構成を示
す線図、第2図は被検液の反応状態を示す線図、
第3図および第4図はそれぞれ本発明自動分析装
置の一例の構成を示す外観斜視図、第5図は第3
図および第4図に示す自動分析装置の試料および
試薬分注部分の構成を示す外観斜視図、第6図は
第3図および第4図に示す自動分析装置に試料ア
ダプターを装着した状態を示す外観斜視図、第7
図は第3図および第4図に示す自動分析装置の線
図的平面図、第8図は同じくラグフエーズモニタ
ー部および精密測光部の詳細を示す線図的断面
図、第9図は本発明自動分析装置に用いるキユベ
ツトの一例の構成を示す斜視図、第10図Aおよ
びBは第9図に示すキユベツトの保持態様をそれ
ぞれ示す側面図、第11図AおよびBは同じくキ
ユベツトの保持および着脱機構の一例の構成を示
す平面図および側面図、第12図は第4図に示す
カセツト収納部の一例の構成を示す斜視図、第1
3図は第12図に示すカセツト収納部に着脱自在
に装着する試薬カセツトの一例の構成を示す斜視
図、第14図は試薬カセツトに対する試薬容器の
該挿入防止機構の一例の構成を示す斜視図、第1
5図は試薬カセツトの移送行程の総和を最小にす
るための制御例を示すブロツク線図、第16図は
カセツト収納部を冷蔵室と非冷蔵室とに分けた実
施例を示す線図、第17図はカセツト収納部の冷
蔵室の一例の構成を示す線図、第18図は第5図
に示す試薬分注機構の分注操作を説明するための
線図、第19図は同じく分注機構の一例の構成を
示す線図、第20図AおよびBは分注機構を構成
するプローブによる液体吸引量を検知する検出装
置の一例の構成と、吸引量と検出出力との関係と
をそれぞれ示す線図、第21図AおよびBは同じ
く他の例の構成と、吸引量と検出出力との関係と
をそれぞれ示す線図、第22図AおよびBは同じ
く更に他の例の構成と、吸引量と検出出力との関
係とをそれぞれ示す線図、第23図は試薬容器内
の試薬の液面レベル検出装置の一例の構成を線図
的に示す斜視図、第24図は同じく他の例の構成
を線図的に示す斜視図、第25図はプローブの洗
浄装置の一例の構成を示す線図、第26図は同じ
く他の例の構成を示す斜視図、第27図Aおよび
Bはそれぞれ第26図に示す洗浄装置の動作を説
明するための線図、第28図はキユベツトおよび
被検液の廃棄機構の一例の構成を示す線図、第2
9図は同じく他の例の構成を示す線図、第30図
は同じく更に他の例の構成を示す線図、第31図
は施設側コンピユータに接続可能にした本発明に
係る自動分析装置の構成を示すブロツク線図、第
32図は通信回線を介してバツクアツプ用コンピ
ユータに接続可能にした本発明に係る自動分析装
置の構成を示すブロツク線図、第33図は1台の
制御装置で覆数台の分析装置を稼動するようにし
た本発明に係る自動分析装置の構成を示すブロツ
ク線図、第34図は本発明に係る自動分析装置に
よる患者データシステムの一例を示すフローチヤ
ート、第35図は同じく他の例を示すフローチヤ
ート、第36図は第34図および第35図に示す
患者データシステムに用いる依頼書のフオーマツ
トを示す平面図、第37図は被検液のみを反応ラ
インから外して精密測光するようにした他の実施
例の構成を示す線図、第38図は本発明自動分析
装置に装着可能なイオン濃度測定装置の一例の構
成を示す線図、第39図は同じく他の構成を示す
線図、第40図は第38図および第39図に示す
イオン濃度測定装置の信号処理回路の一例の構成
を示すブロツク線図、第41図は比色分析、比濁
分析および螢光分析を行ない得るようにした本発
明に係る自動分析装置の測光部の一例の構成を線
図的に示す断面図、第42図は第41図に示す散
乱光および螢光を受光する受光素子を保持する支
持板の詳細を示す平面図、第43図は透過光、散
乱光および螢光を得るに好適なキユベツトの一例
の構成を示す線図、第44図AおよびBは1個の
受光素子で透過光、散乱光および螢光を受光する
ようにした測光部の一例の構成を示す線図、第4
5図は同じく他の例の構成を示す線図、第46図
は同じく更に他の例の構成を示す線図、第47図
AおよびBは異なる形状のキユベツトを用いるこ
とによつて1個の受光素子で透過光、散乱光およ
び螢光を受光するようにした測光部の構成を示す
線図である。 1……試料容器、2……試料移送機構、3……
試料分注機構、4……キユベツト、6……キユベ
ツト移送機構、7……キユベツト供給機構、8…
…試薬分注機構、10l〜10o……試薬容器、1
1……試薬移送機構、12,13,14,15…
…光電比色計、16……精密測光部、17,1
8,19,20……光電比色計、21……制御装
置、25……分析装置本体、26……蓋、27…
…開口、28……前板、29……キユベツト収容
容器、30……廃液容器、31……側板、32…
…カセツト収納部、33……冷蔵室、34……試
料移送機構、35……キユベツト移送機構、36
……キユベツト供給機構、37……試料分注機
構、38……試薬分注機構、39……試料容器、
40……キユベツト、41……試料アダプター、
42……カバー、43……ラグフエースモニター
部、44,45,46,47……ラグフエースモ
ニター位置、48……精密測光部、50……筒、
51……多色光源、52……多面鏡、53……レ
ンズ、54……光学フイルタ、55……受光素
子、56……光学フイルタ、57……受光素子、
58……フイルター保持部材、59……フアン、
60,61……キユベツト保持部材、75……試
薬カセツト、76……試薬カセツト本体、77
a,77b……フランジ、78……仕切板、79
……試薬容器、80a,80b……把手、96…
…冷凍機、97……送風機、98……温度検出素
子、99……制御回路、105……分注ポンプ
(シリンジ)、106……プローブ、107……予
熱部、108……希釈液容器、109,110…
…弁、152……中和タンク、155……制御装
置、156……コンピユータ、157……インタ
ーフエース、158……切換装置、163,16
5……MODEM、164……通信回線、167
……インターフエース、181……イオン選択電
極、205……プリアンプ、206……アナログ
−デジタル変換器、210……受光素子、215
……受光素子、216……可動ミラー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の反応ラインに沿つて移送されるキユベ
    ツトに試料および測定項目に応じた試薬を分注し
    て被検液を得、この被検液に対する測定項目の定
    量分析を行なう自動分析装置において、 前記反応ライン中に設けた被検液の反応状態を
    監視する反応状態監視用測光部と、前記反応ライ
    ンから外れた位置に設けた被検液に対する測定項
    目を定量分析するための精密測光部と、前記反応
    状態監視用測光部において被検液が所定の反応状
    態に達したことを検知してから、該被検液を前記
    精密測光部に移送する手段とを具えることを特徴
    とする自動分析装置。 2 前記被検液をキユベツトごと前記精密測光部
    に移送するよう構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲1記載の自動分析装置。
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