JPS6321131Y2 - - Google Patents

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JPS6321131Y2
JPS6321131Y2 JP18769781U JP18769781U JPS6321131Y2 JP S6321131 Y2 JPS6321131 Y2 JP S6321131Y2 JP 18769781 U JP18769781 U JP 18769781U JP 18769781 U JP18769781 U JP 18769781U JP S6321131 Y2 JPS6321131 Y2 JP S6321131Y2
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Japan
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metal wheel
wheel frame
frame piece
locking member
clamping
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は古い電線を新しい電線に張り替える場
合等に使用される金車に関するものである。
目 的 本考案の目的は、環状に形成された金車枠の内
側に滑車を回転可能に支持するとともに、前記金
車枠の内側をロープ挿通部とした金車において、
前記ロープ挿通部を開閉可能に複数の金車枠片に
より前記金車枠を連結形成し、前記ロープ挿通部
を開閉する一対の金車枠片の各開閉端部に挾持部
をそれぞれ設け、一方の金車枠片の挾持部にロー
プ挿通部を開放する位置と閉成する位置とに切り
換え可能かつ取り外し不能に錠止部材を取付け、
金車枠と錠止部材との間に前記開放位置から閉成
位置へ前記錠止部材を付勢する付勢手段を介在
し、他方の金車枠片の挾持部と係合して金車枠を
環状に閉成ロツクする前記閉成位置の錠止部材に
よりフツク、連結具等を支持する吊下部材を前記
両挾持部間に前記錠止部材の回りの回動不能に挾
持することにより、前記錠止部材を取り外すこと
なく金車枠の開閉を迅速に行うことができて金車
枠の頻繁かつ迅速な開閉を要する作業に使用する
ことができ、又、作業中における振動、衝撃によ
り金車枠が開放することはなく、さらに、互いに
複数連結したり、種々の作業に使用したりするこ
とができる金車を提供することにある。
実施例 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜7
図に基づいて説明するが、まず、第1,2図によ
りこの実施例の概略を説明すると、1は硬質ゴム
等により被覆された滑車2を回転可能に支持する
とともに、ロープ挿通部3を形成している環状の
金車枠である。なお、ロープは電線、ワイヤ等も
含めるものとする。この金車枠1は第1金車枠片
4と、同第1金車枠片4の下端部に対し、フツク
30を連結した吊下部材19Bを介して下端部が
連結された第2金車枠片5と、同第2金車枠片5
の上端部に対し、下端部が回動可能に連結された
第3金車枠片6とからなり、同第3金車枠片6の
上端部と第1金車枠片4の上端部とがフツク30
を連結した他の吊下部材19Aを介して鍵24に
より開閉可能に連結されている。
そこで、前述した各部材の詳細を第3図を中心
にして述べると、第1金車枠片4の上半部は外側
に向かつて湾曲する半円弧状に形成され、第1金
車枠片4の上端部には上側を半円弧面状に形成し
た挾持部7が一体に立設され、同挾持部7の下側
には内側に向かつて当接部4aが突設されてい
る。挾持部7の内側には凹部7aが形成され、か
つ凹部7aの左右両側に相対向して一対の規制突
片7bが突設されている。この一対の規制突片7
bの相対する内側面は規制突片7bの内端部に向
かうに従つて徐々に離隔するように傾斜してい
る。さらに、挾持部7には凹部7aから外側に向
かつて透孔7cが貫設され、同透孔7cの内周面
には軸線方向に溝7dが形成されている。
又、第1金車枠片4の下端部には半円弧状の挾
持部8が挾持部7と逆向きに一体に立設されてお
り、同挾持部8の上側には内側に向かつて当接部
4bが突設されている。同じく挾持部8の内側に
は規制突片7bと同様の一対の規制突片8aが突
設され、内側から外側に向かつて透孔8bが貫設
されている。
9は第1金車枠片4の挾持部8側寄りに内側か
ら外側に向かつて貫設された滑車2支持用の透
孔、10は第1金車枠片4の半円弧状部の両側に
突設され、ロープが滑車2の溝から外れることを
防止する外れ防止突片である。なお、半円弧状部
の内周面には硬質ゴム等からなる弾性体11がモ
ールドされ、ロープと金車枠1との接触損傷を防
ぐようになつている。
第2金車枠片5の下端部には挾持部8と対応す
る挾持部12が一体に立設され、同挾持部12の
上側には内側に向かつて当接部4bと対応する当
接部5cが突設されている。同じく挾持部12の
内側には規制突部12aが突設されており、挾持
部12には透孔8bと対応する透孔12bが貫設
されている。第2金車枠片5の上端部には一対の
連節突部5aが相対向して突設され、さらに両連
節突部5aにはそれぞれ透孔5bが貫設されてい
る。13は透孔9に対応して形成された滑車2支
持用の透孔である。そして、透孔9,13に挿通
するシヤフト14、一対のベアリング14a及び
一対のナツト15により滑車2が回転可能に支持
されるようになつている。
第3金車枠片6は第1金車枠片4の半円弧状部
と相対向して配置され、その下端部には前記連節
突部5a間に挾入される連節突部6aが突設され
ており、透孔5bに対応する透孔6bが設けられ
ている。そして、透孔5b,6bにピン16を挿
通することにより、第2金車枠片5に対して第3
金車枠片6が回動可能に連節される。第3金車枠
片6の上端部には第2金車枠片5の挾持部12、
規制突部12a、透孔12b及び当接部5cとほ
ぼ同様の挾持部17、規制突部17a、段差部1
7cを有する透孔17b及び当接部6cが形成さ
れ、挾持部17の外側には円形の突部17dが突
設されている。
18は第3金車枠片6の下端部両側に突設さ
れ、ロープが滑車2の溝から外れることを防止す
る外れ防止突片である。なお、第3金車枠片6の
円弧状内周面には弾性体11がモールドされてい
る。
19A,19Bは挾持部7,17間及び挾持部
8,12間にそれぞれ挾着固定された吊下部材で
あるが、上側と下側とで上下逆方向に使用され
る。従つて、ここでは上側の吊下部材19Aにつ
いてのみ説明し、下側の吊下部材19Bの説明は
省略する。吊下部材19Aは挾持部7の一対の規
制突片7b間にぴつたり嵌合される嵌合突部20
と、挾持部17の規制突部17aをぴつたり嵌合
する嵌合凹部21(第3図に示す下側の吊下部材
19Bを参照)を有するとともに、透孔7c,1
7bに対応する透孔22が貫設されている。そし
て、同透孔22の内周面には溝7dに対応する溝
22aが軸線方向に設けられている。又、吊下部
材19Aの上端部には間隙23aをおいて環状の
吊下部23が形成され、同吊下部23の中央部に
は上下方向にフツク、連結棒等を挿通する透孔2
3bが貫設されている。そして、この吊下部23
には第7図に示すように、透孔23bにフツク3
0のネジ部30aを挿通し、間隙23aにおいて
同ネジ部30aにナツト31を緩く螺着し、さら
に、ネジ部30a及びナツト31に軸線と直交す
る方向に貫設した透孔30b,31aにピン(図
示略)を挿通してネジ部30aからナツト31が
抜けないようにするとともに、吊下部材19Aに
対し、フツク30がネジ部30aを中心に回動可
能に連結されている。なお、フツク30はロープ
が外れるのを防止するロープ外れ防止片32及び
スプリング33を有している。
第4図に示す24は挾持部7,17間に吊下部
材19Aを挾着した状態で各部材を一体的に固定
し得る鍵であつて、透孔7c,17b,22に適
合する大径軸25と、同軸25に連結固定された
小径軸26と、同軸26に螺合固定される操作つ
まみ27と、さらに、大径軸25周面の嵌合孔2
5a,25bに嵌入され、溝7d,22aとそれ
ぞれ対応するスプリングピン28,29とにより
構成されていて、この鍵24は常には第5図に示
すように、第3金車枠片6と吊下部材19Aとを
連結するようにしている。
次に、前述した各部材により金砂を組付ける方
法について説明する。
まず、第2金車枠片5の一対の連節突部5a間
に第3金車枠片6の連節突部6aを挾入し、透孔
5b,6bにピン16を挿通して第2金車枠片5
に対し、第3金車枠片6を回動可能に連節してお
く。そして、第1,2金車枠片4,5間に滑車2
を入れて両枠片4,5の透孔9,13、ベアリン
グ14a及び滑車2にシヤフト14を挿通し、同
シヤフト14の両端にナツト15を螺着して滑車
2を回転可能に支持する。次に第1金車枠片4の
挾持部8と第2金車枠片5の挾持部12との間に
フツク30を連結した吊下部材19Bを挾持した
状態、すなわち、同吊下部材19Bの嵌合突部2
0が挾持部8の一対の規制突片8a間に嵌合し、
又、嵌合凹部21に挾持部12の規制突部12a
が嵌合し、当接部4bと当接部5cとが丁度当接
した状態で透孔8b,22,12bにボルト34
を挿通し、さらに、同ボルト34にナツト35を
螺着して第1金車枠片4と第2金車枠片5を吊下
部材19Bとともに締付固定する。
次に、第5図に示すように、挾持部17の透孔
17b内に押圧スプリング36を挿入し、吊下部
材19Aの嵌合突部20側から透孔22にスプリ
ングピン28,29を装着した鍵24の小径軸2
6を挿通するとともに、透孔17bに小径軸26
を挿通し、突部17d側において小径軸26に操
作つまみ27を螺着する。この場合、スプリング
ピン29は吊下部材19Aの溝22aに入り込ん
でいて鍵24の回転を阻止しているが、スプリン
グピン28は溝22aに入り込むことができない
ようになつているので、スプリングピン28が嵌
合突部20の表面に当接して吊下部材19Aが鍵
24から抜けることはない。
続いて、第3金車枠片6をピン16を中心にし
て第5図の反時計回り方向へ回動すると、第5図
の2点鎖線に示すように、鍵24の先端が挾持部
7の内側上面すなわち、透孔7cの上方に当接す
る。さらに、第3金車枠片6を回動すると、鍵2
4の大径軸25はスプリング36を縮小させなが
ら透孔17bへ没入してゆき、これに伴つて傾斜
状態から水平状態へ変位する。そして、大径軸2
5の先端が透孔7cと対応し、かつ、スプリング
ピン28が溝7dに対応して大径軸25がスプリ
ング36により同孔7cに嵌入され、当接部4a
と当接部6cとが当接する。その結果、第6図に
示すように、第1金車枠片4の挾持部7と第3金
車枠片6の挾持部17とが鍵24により連結さ
れ、挾持部7の一対の規制突片7b間に吊下部材
19Aの嵌合突部20が嵌合されて挾持部7,1
7間に吊下部材19Aが鍵24の軸回りの回動不
能に挾持固定される。
このようにして、ロープ挿通部3を開閉する第
1及び第3の金車枠片4,6の挾持部7,17が
吊下部材19Aを介して連結され、第1,2図に
示すように金車が構成される。
この状態において、ロープ挿通部3にロープを
挿通するには第6図において、スプリング36の
押圧力に抗して操作つまみ27を引張ると、大径
軸25の先端が透孔7cから抜け出した時点で第
3金車枠片6が第1金車枠片4からピン16を中
心にして回動離間されるので、第1金車枠片4の
挾持部7と第3金車枠片6の挾持部17との間か
らロープ挿通部3にロープを挿通すればよい。そ
して、前述したように、第1金車枠片4の当接部
4aと第3金車枠片6の当接部6cとを押合わせ
るようにすれば第1金車枠片4の挾持部7と第3
金車枠片6の挾持部17とが吊下部材19Aを介
して連結固定され、ロープ挿通作業が完了する。
このように、操作つまみ27を引張るだけで金
車枠1が開放し、吊下部材19Aを介して第1金
車枠片4の挾持部7と第3金車枠片6の挾持部1
7とを押合わせるだけで金車枠1が閉成ロツクす
るため、ロープ挿通作業は非常に容易かつ迅速に
行うことができ、金車枠1の頻繁な開閉作業に使
用することができる。
又、金車枠1が閉成ロツクされているとき、鍵
24がスプリング36により押圧されているの
で、作業中における振動、衝撃により金車枠1が
開放することはない。
又、鍵24が吊下部材19Aから抜けることは
ないため、電線、ワイヤ等に金車の上側のフツク
30を引掛けた状態のままでもロープ挿通部3に
ロープを挿入したり、挿通部3からロープを取り
出したりすることができ、従つて、金車を手で支
持する必要はない。
又、前記フツク30を連結した吊下部材19A
とは別の吊下部材を金車枠1に取り付けるには、
まず、第1金車枠片4と第3金車枠片6との連結
を解いた状態で、小径軸26から操作つまみ27
を取り外して鍵24と吊下部材19Aとを分離
し、鍵24に別の吊下部材を装着し、透孔17b
に小径軸26を挿通して操作つまみ27を装着す
ればよい。
なお、本考案は前記実施例のみに限定されるも
のではなく、次のように具体化することも可能で
ある。
(1) 第8,9図に示すように、前記実施例の挾持
部7の規制突片7b及び挾持部17の規制突部
17aを省略するとともに、吊下部材19Aの
嵌合突部20及び嵌合凹部21を省略し、挾持
部7,17間に吊下部材19Cを挾入した状態
においては吊下部材19Cの底面が当接部4
a,6cの上面に係合するように形成するこ
と。このようにしても吊下部材19Cは挾持部
7,17間に固定される。又、挾持部8,12
を上記と同様に形成してもよい。
(2) 第2,3金車枠片5,6の規制突部12a,
17aを省略し、これに代えて第1金車枠片4
の規制突片7b,8aと同様の規制突片を形成
し、吊下部材19A,19Bの嵌合凹部21を
嵌合突部にすること。
(3) 吊下部材19Aとフツク30とを一体に連結
形成すること。
(4) 第10〜12図に示すように、前記第1の実
施例と同様の一対の吊下部材19A,19Bを
一体に連結形成し、中央部に挾持溝37a、ネ
ジ孔37b及び透孔37cを有する連結板37
と、挾持溝37a、ネジ孔37b及び透孔37
cに対応する挾持溝38a、透孔38b及び透
孔38cを有する挾持板38と、一端部に操作
つまみ39aが固着され、他端部に前記ネジ孔
37bに螺合されるネジ部39bを有する回動
ピン39と、透孔37cに挿通され、透孔38
cに嵌入固着された規制ピン40とからなる連
結部材41を形成すること。この連結部材41
は操作つまみ37aを回動させることにより、
連結板37と挾持板38とが互いに平行に接近
離間し、規制ピン40により所定間隔以上に分
離しないようになつている。このように連結し
た対金車により鉄塔間の電線を取り替えるには
次のようにすればよい。
まず、自走機(図示略)を旧電線42上に載
置し、前記対金車の一方のロープ挿通部3に旧
電線42を挿通するとともに、前記自走機に止
着された固定ロープ43を連結部材41の挾持
溝37a,38a間に挿入し、操作つまみ39
aを回動することにより挾持溝37a,38a
間に挾持固定する。又、自走機に止着された新
電線引きロープ44を他方のロープ挿通部3に
挿通する。そして自走機を一方の鉄塔から他方
の鉄塔へ向けて走行させ、前記と同様に、別の
対金車を旧電線42及び新電線引きロープ44
を挿通し、固定ロープ43を固定挾持し、同対
金車を一定間隔を置いて送り出す。自走機が他
方の鉄塔に到着したら同自走機を旧電線42か
ら取り外し、2つの鉄塔間に固定ロープ43を
緊張固定し、新電線引きロープ44の一端に新
電線45を連結し、他端側から新電線引きロー
プ44をウインチ等で巻き取り、新電線45を
延線する。その後、新電線45を緊線すると同
時に旧電線42を弛緩すれば新旧両電線45,
42の位置反転がなされ、各対金車及び旧電線
42は新電線45に吊下される。そして、旧電
線42の一端に前記引きロープ44を取着し、
他端からウインチ等で旧電線42を巻き取り、
一方の鉄塔から固定ロープ43を取り外して他
方の鉄塔から固定ロープ43を手繰り寄せれ
ば、対金車及び引きロープ44が回収される。
以下、この方法による電線取り替え方法を反
転工法と呼ぶ。
(5) 上下に配列して架設された3本の旧電線42
を取り替える方法を説明すると、第14図に示
すように、上段の旧電線42を反転工法により
取り替える対金車を連結棒46により連結し、
同連結棒46に遊嵌係止したリング47から中
断の旧電線42を挿通した金車を吊下するとと
もに、同金車から下段の旧電線42を挿通した
金車を吊下する。この対金車と2つの金車とか
らなる金車群を鉄塔間に複数配設し、上段の新
旧両電線45,42を反転させるとともに、旧
電線42を引きロープ44に代えておく。この
とき、中段、下段の金車はリング47が連結棒
46に沿つて移動するため、中段、下段の金車
の吊下状態は変らない。その後、中段、下段の
旧電線42の一端に新電線を連結し、旧電線4
2の他端側からウインチ等により同旧電線42
を巻き取り、新電線を延線する。そして、鉄塔
間に3本の新電線を緊線固定した後、固定ロー
プ43をウインチ等で巻き取れば前記金車群及
び引きロープ44が回収される。
(6) 第15図に示すような配置にある6本の電線
を取り替えるには、まず、上段の2本の電線を
それぞれ反転工法により取り替え、その後、同
図に示す連結棒48により連結した6つの金車
のロープ挿通部3に新旧電線45,42を挿通
する。そして、この金車群を鉄塔間に複数配設
し、中段、下段の4本の旧電線42の一端に新
電線を連結して他端側より旧電線42をウイン
チ等により巻き取つて新電線を沿線すればよ
い。
(7) 上側及び/又は下側の吊下部材19A,19
Bが不要の場合にはボルト34、ナツト35の
みで第1,2,3金車枠片4,5,6を連結し
て金車枠1を構成すること。このようにして
も、ボルト34と他の金車のボルト34とをロ
ープ等により連結することができる。
効 果 以上詳述したように、本考案の金車はロープ挿
通部を開閉可能に複数の金車枠片により前記金車
枠を連結形成し、前記ロープ挿通部を開閉する一
対の金車枠片の各開閉端部に挾持部をそれぞれ設
け、一方の挾持部にロープ挿通部を開放する位置
と閉成する位置とに切り換え可能かつ取り外し不
能に錠止部材を取付け、金車枠と錠止部材との間
に前記開放位置から閉成位置へ前記錠止部材を付
勢する付勢手段を介在し、他方の挾持部と係合し
て金車枠を環状に閉成ロツクする前記閉成位置の
錠止部材によりフツク、連結具等を支持する吊下
部材を前記両挾持部材間に前記錠止部材の回りの
回動不能に挾持したことにより、錠止部材を取り
外すことなく、金車枠の開閉を迅速に行うことが
できて金車枠の頻繁かつ迅速な開閉を要する作業
に使用することができ、又、作業中における振
動、衝撃により金車枠が開放することはなく、さ
らに、反転工法に使用する対金車を構成したり、
種々の作業に使用したりすることができる優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の金車を具体化した一実施例を
示す正面図、第2図は同じく右側面図、第3図は
金車枠及び吊下部材を分解した状態を示す斜視
図、第4図は鍵のみの分解斜視図、第5図は第1
金車枠片と第3金車枠片とを連結する以前の状態
を示す部分縦断面図、第6図は第1金車枠片と第
3金車枠片とを連結した状態を示す部分縦断面
図、第7図は吊下部材にフツクを連結した状態を
示す正面図、第8図は本考案の別例を示し、挾持
部及び吊下部材付近の部分斜視図、第9図は同じ
く連結状態にある挾持部付近の部分縦断面図、第
10図は反転工法に使用される連結部材の分解斜
視図、第11図は同じく連結部材の連結板と挾持
板との係合状態を示す部分縦断面図、第12図は
同じく離間状態を示す部分縦断面図、第13図は
連結部材を使用した反転工法を示す略体正面図、
第14,15図は電線張り替え方法の別例を示す
略体正面図である。 金車枠1、滑車2、ロープ挿通部3、第1金車
枠片4、第2金車枠片5、第3金車枠片6、挾持
部7,8,12,17、吊下部材19A,19
B,19C、錠止部材としての鍵24、フツク3
0、連結部材41、旧電線42、新電線45、連
結棒46,48、リング47。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 環状の金車枠1の内側に滑車2を回転可能に
    支持するとともに、前記金車枠1の内側をロー
    プ挿通部3とした金車において、前記ロープ挿
    通部3を開閉可能に複数の金車枠片4,5,6
    により前記金車枠1を連結形成し、前記ロープ
    挿通部3を開閉する一対の金車枠片4,6の各
    開閉端部に挾持部7,17をそれぞれ設け、一
    方の金車枠片6の挾持部17にロープ挿通部3
    を開放する位置と閉成する位置とに切り換え可
    能かつ取り外し不能に錠止部材24を取付け、
    金車枠片6と錠止部材24との間に前記開放位
    置から閉成位置へ前記錠止部材24を付勢する
    付勢手段36を介在し、他方の金車枠片4の挾
    持部7と係合して金車枠1を環状に閉成ロツク
    する前記閉成位置の錠止部材24によりフツク
    30、連結具41,46,48等を支持する吊
    下部材19Aを前記両挾持部7,17間に前記
    錠止部材24の回りの回動不能に挾持したこと
    を特徴とする金車。 2 金車枠1は、第1金車枠片4と、同第1金車
    枠片4の下端部に連結固定され、同第1金車枠
    片4とともに滑車2を支持する第2金車枠片5
    と、同第2金車枠片5の上端部に回動可能に連
    結されるとともに、前記錠止部材24により第
    1金車枠片4に離隔可能に連結されて前記第1
    金車枠片4とともにロープ連通部3を形成する
    第3金車枠片6とからなる実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の金車。 3 第1金車枠片4の上下両端部、第2金車枠片
    5の下端部及び第3金車枠片6の上端部はそれ
    ぞれ吊下部材19A,19Bを挾持するための
    挾持部7,8,12,17を備えている実用新
    案登録請求の範囲第2項に記載の金車。 4 第1金車枠片4の一対の挾持部7,8はそれ
    ぞれ吊下部材19A,19Bを回動不能に支持
    するための一対の相対向する規制突片7b,8
    aを備えており、第2金車枠片5の挾持部12
    及び第3金車枠片6の挾持部17は吊下部材1
    9A,19Bを回動不能に支持するための規制
    突部12a,17bを備えている実用新案登録
    請求の範囲第3項に記載の金車。 5 吊下部材19A,19Bは、一方の片面に前
    記一対の規制突片7b又は8a間に嵌合される
    嵌合突部20を備えているとともに、他方の片
    面に前記規制突部12a,17aを嵌合する嵌
    合凹部21を備えている実用新案登録請求の範
    囲第4項に記載の金車。 6 挾持部7,17は金車枠1を環状に連結固定
    するための錠止部材24挿通用の透孔7c,1
    7bを備えており、吊下部材19Aは錠止部材
    24挿通用の透孔22を備えている実用新案登
    録請求の範囲第5項に記載の金車。 7 付勢手段は挾持部17の透孔17bに挿入さ
    れた押圧スプリングである実用新案登録請求の
    範囲第6項に記載の金車。
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