JPH0135813Y2 - - Google Patents

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JPH0135813Y2
JPH0135813Y2 JP17139984U JP17139984U JPH0135813Y2 JP H0135813 Y2 JPH0135813 Y2 JP H0135813Y2 JP 17139984 U JP17139984 U JP 17139984U JP 17139984 U JP17139984 U JP 17139984U JP H0135813 Y2 JPH0135813 Y2 JP H0135813Y2
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JP
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taper pin
ring
shaped member
inclined surface
claw members
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JP17139984U
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はテーパピンに傷をつけることなく、該
テーパピンを脱着することができるチヤツクに関
するものである。
(従来の技術) 金型鋳造等においては鋳抜きピンがよく用いら
れるが、この鋳抜きピンは鋳抜きを容易にするた
めのテーパがつけられた、テーパピンとなつてい
るのが通常である。
ところで、第5図に示すように、テーパピン1
を金型本体2に取付ける場合は、その取付けを確
実にするため、ネジにより両者が固定されてい
る。したがつて、テーパピン1の金型本体2に対
する脱着は、テーパピンを把持し、これを所定の
方向へ回すことにより行なわれなければならな
い。このテーパピン1を把持する手段として、第
5図のような通常の三つ爪チヤツク等が考えられ
るが、この種のチヤツクに用いられる爪部材3
は、テーパピン1のテーパに沿つた傾斜をさせる
ことができない。そのため、テーパピン1はA部
のみが把持され、A部には把持されたための傷が
生じることになる。
そこで、従来はこのようなテーパピンの脱着を
行う手段として、テーパピンに、テーパがつかず
且つスパナに係止されることが可能な形状(例え
ば六角形)の平行部分を設け、この平行部分をス
パナで回す手段が用いられていた。
あるいは他の手段として、テーパピンのテーパ
部分をパイプレンチ等の工具手段で強引に回し、
これにより生じた傷を後で修正する手段も用いら
れていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した手段のうち前者の手段
においては、金型設計上、必ずしも全ての場合に
平行部を設けることが許容されるわけではないと
いう問題点を有し、後者の手段においても、傷を
修正するのに多くの時間と労力を費さなければな
らないという問題点を有するものであつた。
また、テーパピン脱着用の専用工具の製作も過
去に試みられたが、テーパピンのテーパ角度は一
定のものではなく、種々変化するものであるた
め、このような専用治具化の実現は困難であつ
た。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、
その目的とするところは、上記問題点を解決し、
種々のテーパ角度を有するテーパピンを、傷つけ
ることなく脱着可能ならしめるチヤツクを提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するための手段とし
て、テーパピン挿入用の孔を底部に設けた筒状の
本体内部に、前記テーパピンの把持径が拡縮自在
且つ把持するときの傾斜が変化自在に複数の爪部
材を装着し、該複数の爪部材の外側部にその上端
部から下方へ向けて拡がる傾斜面を設けると共
に、前記本体の底部へ向けて押圧駆動される押圧
部材を前記傾斜面に当接させた構成としてある。
(作用) かかる構成を有するチヤツクの作用を説明する
と、まず、テーパピン脱着の際はテーパピンを本
体底部から本体内部に挿入し、次いで押圧部材を
本体底部へ向けて押圧駆動する。
すると、複数の爪部材は上記した状態で本体内
部に装着されているため、それまで爪部材外側部
の傾斜面と当接していた押圧部材はこの傾斜面上
を下方に移動する。この押圧部材の下方の移動に
より、複数の爪部材は、テーパピンの軸心即ち把
持径の中心方向へ絞られ、テーパピンをそのテー
パ面に沿つた状態で把持することとなる。この場
合の把持は、テーパ面の特定個所に集中して力を
加えるものではないため、把持による傷が生ずる
ことはない。
そして、さらに押圧部材を下方へ押圧し、爪部
材のテーパピンに対する把持を充分確実にした上
で、本体を所定の方向へ回せばよい。すると、テ
ーパピンのネジ部における固定がゆるみ(きつく
なり)、容易にテーパピンを取外す(取付ける)
ことが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図に基
き説明する。
第1図は本実施例のチヤツクの要部構造を示す
縦断面図であり、第2図は第1図を−方向か
ら見た断面図である。
筒状の本体4の底部4aにはテーパピン1挿入
用の孔4bが設けられており、本体4内部の内周
面には3個の長孔4cが設けられている。長孔4
cには、略L字形のスペーサ5に固定された係止
部材5aが係止され、スペーサ5が上下方向に摺
動可能に取付けられている。孔4bの周面には押
圧部材として断面円形のリング状部材6が載置さ
れ、リング状部材6の内側にはテーパピン1を把
持するための3個の爪部材7が、スペーサ5の真
下に配設されている。
この3個の爪部材7は単にリング状部材6の内
側へ置かれた状態となつており、それぞれの爪部
材7は互に隣接する他の爪部材7とコイルバネ8
により連結されている。そのため、それぞれの爪
部材7の把持部7aにより形成される把持径D
(第2図)は拡縮自在となつており、また、テー
パピン1を把持するときの傾斜角度θも自在に変
化させられるようになつている。尚、この3個の
コイルバネ8は、把持径Dを常時は拡大させよう
とする方向の付勢力を有するものである。
爪部材7の外側部には、第1図に示す如く、そ
の上端部7bから下方へ向けて拡がる傾斜面7c
が設けられている。この傾斜面7cは、第1図の
縦断面図においては直線となつて表われている
が、テーパピン1の軸心を中心とする円周方向に
対しては、円弧状の曲線部を有するものである。
傾斜面7c上には、前述のリング状部材6と同
一の形状を有するリング状部材9が置かれてい
る。すなわち、リング状部材9の内側に3個の爪
部材7の上端部7bが差し込まれた状態となつて
おり、リング状部材9はスペーサ5と爪部材7の
間にはさまれた傾斜面7cと当接された状態とな
つている。
本体4内部において、スペーサ5上方の内周面
にはネジ部が設けられており、このネジ部へ外周
面にネジが設けられた内筒体10が螺着されてい
る。内筒体10の下端には凸部10aが設けられ
ており、凸部10aにはスラストベアリング11の
上輪11aが圧入されている。そして、下輪11
bの下側にスペーサ5が臨んだ状態になつてい
る。
第4図は本実施例のチヤツクの外観斜視図で、
12は本体4を回すためのハンドル、13は内筒
体10を回転させるためのハンドルである。
次に、以上のように構成される本実施例のチヤ
ツクの作用を、テーパピン1を金型2から取外す
場合を例にとつて説明する。
まず、孔4bからテーパピン1を本体4内部に
挿入する。この時点においては、まだ3個の爪部
材7はコイルバネ8の働きにより外側へ向つて押
し拡げられているため、把持部7aは必ずしもテ
ーパピン1のテーパ面に沿つた傾斜をするわけで
はない。
次いで、ハンドル13を持つて内筒体10を所
定方向へ回転させる。すると、内筒体10及びス
ラストベアリング11は除々に下降し、下輪11
bがスペーサ5と接触するようになる。さらに、
内筒体10を回し続けると、上輪11aは内筒体
10と共に回転するが、下輪11bには回転力は
伝わらず、単に下方即ち底部4a方向への押圧力
のみが加わることになる。
したがつて、スペーサ5は下輪11bにより押
圧されて下降し、リング状部材6もスペーサ5に
押圧されて下降することとなる。リング状部材9
は傾斜面7c上をすべりながら下方へ移動するた
め、それまでコイルバネ8により外側へ押し拡げ
られていた3個の爪部材7はテーパピン1の軸心
方向へ絞られる。すなわち、3個の爪部材7は、
それぞれテーパピン1の形状に倣つて傾斜し、把
持部7aはその上端から下端までの長さに渡つて
テーパピン1のテーパ面と均一な接触とすること
になる。そのため、さらにリング状部材9を下方
に押圧駆動させ、強い力で爪部材7にテーパピン
1を把持させることとしても、テーパピン1のテ
ーパ面には傷がつくことがない。
上述した操作により、爪部材7にテーパピン1
を確実に把持させた後、作業者はハンドル12を
持つて本体4を所定方向へ回転させ、テーパピン
1を金型2から取外せばよい。
以上示した実施例においては、リング状部材6
を第2図に示すような円環状の部材を用いたが、
これを第3図に示すような、直線部9aを有する
ような形状としてもよい。そして、この直線部9
aを傾斜面7cと当接させることとすれば、傾斜
面7cを第2図のような、円周方向に対して円弧
状の曲線部を有するような形状とする必要はな
く、平担な傾斜面とすることができる。
したがつて、第2図の場合の傾斜面7cに比べ
て機械加工その他による成形がより容易になる。
また、第3図の場合は第2図の場合と異なり、前
述した把持径D及び傾斜角度θがどのように変化
しても、傾斜面7c上にある直線部9aは常時均
一に傾斜面7cと接触することになる。すなわ
ち、爪部材7がより安定した状態で押圧駆動され
るという利点を有する。
そして、押圧部材として用いる第3図のような
リング状部材9(及びリング状部材6)をさらに
簡略にし、第4図のようにすることも可能であ
る。すなわち、第3図におけるリング状部材9の
円弧状曲線部を取り除き、3本の丸棒9を用いる
構成としたものである。
尚、第2図及び第3図の場合ともリング状部材
9及びリング状部材6(あるいは第4図における
丸棒9,6)の断面形状を円形とした場合につい
て説明したが、これはリング状部材9が傾斜面7
c上をすべて下降する場合に、断面形状を円形と
しておけば、リング状部材9と傾斜面7cとの接
触状態が線当りとなり、なめらかにすべることが
できるからである。しがつて、上記の接触状態が
線当りに近いものにすることが可能であれば、も
ちろん円形以外の他の断面形状を採用してもよ
い。
(考案の効果) 以上説明したように本考案においては、本体内
部に複数の爪部材を、把持径が拡縮自在且つ把持
するときの傾斜が変化自在に、装着する構成とし
たため、複数の爪部材によりテーパピンをそのテ
ーパ面に沿つた状態で把持することが可能とな
る。したがつて、テーパピンを取外す際にテーパ
ピンを傷つけることがない。
また、上記構成としたことにより、種々のテー
パ角度を有するテーパピンの取付け、取外しは、
本考案によるチヤツクで全て対処できることとな
る。
さらに、押圧部材を傾斜面に当接させた構成と
したため、単なる上下方向の押圧駆動によつて、
テーパピンを複数の爪部材に把持させることがで
きる。実施例においては、この押圧駆動源として
作業者等の人力を利用する構造を示したが、他の
電気的、機械的押圧駆動源を利用することも勿論
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のチヤツクの要部構造を
示す縦断面図、第2図は第1図を−方向から
見た断面図、第3図及び第4図は第2図において
一部の部材の形状を変えた場合を示す断面図、第
5図は本考案実施例のチヤツク全体の外観を示す
斜視図、第6図は従来の通常のチヤツクを用いて
テーパピンの脱着を行う場合の説明図である。 1……テーパピン、4……本体、4a……底
部、4b……孔、7……爪部材、7a……把持
部、7b……上端部、7c……傾斜面、9……リ
ング状部材(押圧部材)、φD……把持径、θ……
傾斜角度。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) テーパピン挿入用の孔を底部に設けた筒状の
    本体内部に、前記テーパピンの把持径が拡縮自
    在且つ把持するときの傾斜が変化自在に複数の
    爪部材を装着し、該複数の爪部材の外側部にそ
    の上端部から下方へ向けて拡がる傾斜面を設け
    ると共に、前記本体の底部へ向けて押圧駆動さ
    れる押圧部材を前記傾斜面に当接させたことを
    特徴とするテーパピン脱着用チヤツク。 (2) 前記押圧部材をリング状部材とし、該リング
    状部材の内側に前記複数の爪部材の上端部を差
    し込み、前記傾斜面と該リング状部材とを当接
    させた実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    テーパピン脱着用チヤツク。
JP17139984U 1984-11-12 1984-11-12 Expired JPH0135813Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17139984U JPH0135813Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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JP17139984U JPH0135813Y2 (ja) 1984-11-12 1984-11-12

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JPS6185361U JPS6185361U (ja) 1986-06-05
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