JPS63206309A - 高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法 - Google Patents

高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法

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JPS63206309A
JPS63206309A JP3636387A JP3636387A JPS63206309A JP S63206309 A JPS63206309 A JP S63206309A JP 3636387 A JP3636387 A JP 3636387A JP 3636387 A JP3636387 A JP 3636387A JP S63206309 A JPS63206309 A JP S63206309A
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JP
Japan
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fine powder
silicon oxide
purity
organic solvent
solution
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Application number
JP3636387A
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English (en)
Inventor
Hideko Fukushima
英子 福島
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路素子、磁気ディスク等におい
て樹脂その他の材料と混合して使用する高純度酸化ケイ
素微粉の製造方法に関するものであり、特に球状の微粉
を製造する方法に関するものである。
〔従来技術〕
従来半導体集積回路素子においては、ICチップを不本
意な機械的外力の作用による損傷から保護するために、
酸化ケイ素微粉をモールド用樹脂中にフィラーとして混
合させて、前記ICチップ表面に塗布するか若しくはモ
ールド手段等を介して被覆している。また磁気ディスク
の磁気記録表面に薄膜を形成して、外力による損傷から
保護する目的で使用されている。従って上記保護部材と
して樹脂中に混合すべき酸化ケイ素微粉には、高純度で
あることは勿論のこと0球状であることが要求されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の従来使用されているフィラーとしての酸化ケイ素
は、高純度の天然石英を原材料として。
これを機械的に粉砕し、かつ分級して微粉化したものが
一般である。しかしながら、上記機械的粉砕手段の結果
として得られる粉末は、原料石英を強制的に破砕若しく
は粉砕したものであるため。
個々の粉末粒子はフレーク状を呈すると共に、鋭い突起
部が存在する。このような鋭い突起部を有する酸化ケイ
素をフィラーとしてモールド若しくは保護膜中に介在さ
せた場合には、上記鋭い突起部がICの機能部分若しく
は磁気ディスクの磁気記録部分に直接的に当接してこれ
らの機能を喪失若しくは破損させる。また直接当接しな
い場合においても、絶縁層若しくは保護層に直接的に若
しくは間接的に作用して機能を劣化させるという問題点
がある。また上記天然石英中には多くの不純物を含有す
るため、酸化ケイ素の純度を向上させることができない
。特に天然に存在するU、Th等の放射性元素の含有量
が比較的多いため、半導体ICにおけるエラー発生の原
因となり、信顧性を著しく低下させ、半導体ICの集積
度が次第に大となりつつある現在では深刻な問題点とな
っている。更に上記フィラーにもより細粒の微粉が要求
されつつあるが、従来の手段によっては実現が極めて困
難であると共に2分級による細粒の微粉抽出の手段のみ
では収率が極めて低い等の問題点がある。
本発明は上記従来技術に存在する問題点を解消し、高純
度の球状酸化ケイ素微粉の製造方法を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記従来技術に存在する問題点を解決するために8本願
発明においては下記のような技術的手段を採用したので
ある。
まず第一の発明においては、高純度Siのアルコキシド
を第一の有機溶媒で希釈した溶液と、水と第二の有機溶
媒とを混合してなる混合液とを。
何れか一方を液滴状態として他の液中に滴下させて加水
分解を行ない、析出したSiの水酸化物を300〜60
0℃に加熱乾燥して平均粒径0.01〜10μmの微粉
とする。という技術的手段を採用した。
また第二の発明においては、上記第一の発明における技
術的手段に、900〜1400℃の熱処理によって結晶
化させて平均粒径0.5〜3μmの微粉とする。という
技術的手段を付加した。
上記第一の発明において、水と第二の有機溶媒とを混合
するのは、析出するSiの水酸化物を微粒化させるため
であり1体積比がL:0.5未満では上記微粒化が期待
できず、一方体積比が1:10を越えると加水分解速度
が遅すぎると共に析出量が少なくなるため不都合である
また加水分解温度が0℃より低いと水が凝固するため不
都合であり、一方80℃を越えると有機溶媒が蒸発する
ため不都合である。好ましくは常温若しくは30℃〜7
0℃とするのがよい。
次に液滴の滴下速度が0.5 ml/ll1inではS
i[1 の水酸化物の析出速度が小であるため好ましくなく、一
方5mj!/a+inを越えると前記溶液と混合液との
混合が不充分であり、加水分解が不充分となるため不都
合である。
次に第二の発明において熱処理温度900℃未満では結
晶化が不充分であり、非晶質の酸化ケイ素が残存するた
め不都合であり、一方1400℃を越えると焼結時に酸
化ケイ素粒子の粒成長を促進させて粗粒化させるため好
ましくない。
〔作用〕
上記の構成により、Siアルコキシド中からSiを分解
させた後、化学的にS i O2を合成するものであり
、必然的に球状の微粒を生成し得るという作用が期待で
きる。
〔実施例1〕 Si純度99.99%のSiメトキシドの5%ベンゼン
溶液と、水とエタノールとを各々l:4の体積比で混合
した混合液とを作成した。次に上記の両液を50℃に加
熱した状態でベンゼン溶液を混合液中に1+Ill/f
f1inの割合で滴下して加水分解を行ない、34の水
酸化物を析出させた。このSiの水酸化物をフリードラ
イ後、500℃で60分間の熱処理を行なって平均粒径
2μmのSio2を得た。顕微鏡観察の結果このSio
1粒子は、略球形を呈すると共に突起部を形成していな
いことを確認した。なお放射性元素であるU。
Thは2分析の結果各々? ppb、 3 ppb以下
で検出されず、LSIチップモールド用フィラーとして
優れた特性を有することを確認した。
〔実施例2〕 実施例1同様にして5iot粒子を合成後、加熱炉にお
いて1000℃、1時間の熱処理を行なったところ、平
均粒径6μmの微粒SiO□を得た。この微粒SiO□
は上記熱処理により、完全に結晶化しており、前記実施
例同様の特性を具備することを確認した。
本実施例においては、原材料としてSiエトキシドを使
用した例を示したが、Siエトキシド。
Siテトラプロポキシド等を使用してもよい。また第一
の有機溶媒としては、ベンゼンの他にキシレン、アルコ
ール等の他の有機溶媒を使用できる。
更に第二の有機溶媒としてメタノールを使用しても作用
は同一である。
〔発明の効果〕
本発明は以上記述のような構成および作用であるから、
下記の効果を期待できる。
(1)高純度Siのアルコキシドを出発原料としてSi
を加水分解後、化学的に5i02を合成するものである
から、U、Th等の有害元素を極めて微量に抑制するこ
とができ、半導体集積回路素子、磁気ディスク等の特性
を大幅に向上させることができる。
(2)従来の機械的破砕によって製造したものと相違し
て、微粒1球状であり、突起部が存在しないため、フィ
ラーとして使用しても応用部材の機能部分を破損させる
事故を皆無とすることができ、信頼性を飛躍的に向上さ
せ得る。
(3)粒度のコントロールが容易であるため、従来のよ
うな分級は全く不要であり、収率が高い。
(4)微粒1球状であるため、モールド用樹脂の流動性
が大であり、応用部材の生産性向上に寄与するところが
大である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高純度Siのアルコキシドを第一の有機溶媒で希
    釈した溶液と、水と第二の有機溶媒とを混合してなる混
    合液とを、何れか一方を液滴状態として他の液中に滴下
    させて加水分解を行ない、析出したSiの水酸化物を3
    00〜600℃に加熱乾燥して平均粒径0.01〜10
    μmの微粉とすることを特徴とする高純度球状酸化ケイ
    素微粉の製造方法。
  2. (2)Siの純度が99.99%以上である特許請求の
    範囲第1項記載の高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法
  3. (3)高純度SiのアルコキシドがSiメトキシド若し
    くはSiエトキシドである特許請求の範囲第1項若しく
    は第2項記載の高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法。
  4. (4)第一の有機溶媒がベンゼン若しくはキシレンであ
    る特許請求の範囲第1項ないし第3項何れかに記載の高
    純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法。
  5. (5)第二の有機溶媒がアルコール若しくはメタノール
    である特許請求の範囲第1項ないし第4項何れかに記載
    の高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法。
  6. (6)水と第二の有機溶媒との体積混合比が1:0.5
    〜1:10である特許請求の範囲第1項ないし第5項何
    れかに記載の高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法。
  7. (7)加水分解温度が0℃を越え80℃以下である特許
    請求の範囲第1項ないし第6項何れかに記載の高純度球
    状酸化ケイ素微粉の製造方法。
  8. (8)液滴の滴下速度が0.5〜5ml/minである
    特許請求の範囲第1項ないし第7項記載の高純度球状酸
    化ケイ素微粉の製造方法。
  9. (9)加熱乾燥手段がフリードライ若しくはスプレード
    ライである特許請求の範囲第1項ないし第8項記載の高
    純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法。
  10. (10)高純度Siのアルコキシドを第一の有機溶媒で
    希釈した溶液と、水と第二の有機溶媒とを混合してなる
    混合液とを、何れか一方を液滴状態として他の液中に滴
    下させて加水分解を行ない、析出したSiの水酸化物を
    300〜600℃に加熱乾燥して平均粒径0.01〜1
    0μmの微粉とした後、900〜1400℃の熱処理に
    よって結晶化させて平均粒径0.5〜3μmの微粉とす
    ることを特徴とする高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方
    法。
  11. (11)第一の有機溶媒がベンゼン若しくはキシレンお
    よび第二の有機溶媒がアルコール若しくはメタノールで
    ある特許請求の範囲第10項記載の高純度球状酸化ケイ
    素微粉の製造方法。
JP3636387A 1987-02-19 1987-02-19 高純度球状酸化ケイ素微粉の製造方法 Pending JPS63206309A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02188421A (ja) * 1989-01-13 1990-07-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 非晶質シリカ球状微粒子およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02188421A (ja) * 1989-01-13 1990-07-24 Shin Etsu Chem Co Ltd 非晶質シリカ球状微粒子およびその製造方法
JPH057326B2 (ja) * 1989-01-13 1993-01-28 Shinetsu Chem Ind Co

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