JPS63206090A - Y/c分離装置 - Google Patents

Y/c分離装置

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JPS63206090A
JPS63206090A JP3864187A JP3864187A JPS63206090A JP S63206090 A JPS63206090 A JP S63206090A JP 3864187 A JP3864187 A JP 3864187A JP 3864187 A JP3864187 A JP 3864187A JP S63206090 A JPS63206090 A JP S63206090A
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correlation
circuit
signal
diagonal
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JP3864187A
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Inventor
Hideyuki Hayashi
秀行 林
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はY/C分離装置に関し、特に、フィールド内処
理を行う2次元適応型のものに適用して好適なものであ
る。
[従来の技術] 従来、Y/C分離方式としては、コンポジットビデオ信
号の周波数スペクトラムを利用して例えばバンドパスフ
ィルタ及びローパスフィルタによって周波数軸上で輝度
信号及び色信号を分離する周波数分離方式と、ビデオ信
号のライン間の相関を利用して輝度信号及び色信号を分
離する櫛形フィルタ分離方式とがある。
これら両分離去式はそれぞれ、周波数分離方式は輝度信
号にカラーサブキャリア周波数近傍の高域成分が含まれ
る画面状態では、色信号と輝度信号相互間に漏れが生じ
ていわゆるクロスカラーという画質の劣化等が生じると
いう欠点を有し、櫛形フィルタ分離方式はその前提とな
る相関の崩れに伴い分離が不十分となって画像のエツジ
部においてドツトが流れるいわゆるドツトクロールとい
う画質の劣化等が生じるという欠点を有する。
そこで、従来、両方式のY/C分離回路を並列的に設け
、画像内容に応じてこれら分離方式を切り換えるように
していた。このような分離方式間の切換えは、従来、水
平相関検出回路または垂直相関検出回路の相関検出出力
に基づき行われていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来の装置によれば、水平相関または垂
直相関に応じて出力信号を切り換えているため、斜め方
向にエツジを有する画像に対しては、斜め方向にクロス
カラーやドツトクロールが発生することを避は得なかっ
た。
また、仮に斜め方向の相関を検出し得たとしても、Y/
C分離が垂直相関性を利用する櫛形フィルタ分離方式及
び周波数軸を利用した周波数分離方式に従うため、斜め
方向のビデオ信号を用いて分離しておらず、斜め方向に
ついて相関のないビデオ信号を用いて分離していること
になり、斜め相関に応じて切り換えたとしても分離が不
十分となって斜め方向にクロスカラーやドツトクロール
が発生することを避は得なかった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、水平方向
及び垂直方向のドツトクロールやクロスカラー等を増大
させることなく、斜め方向のドツトクロールやクロスカ
ラー等を低減することのできるY/C分離装置を提供し
ようとするものである。
[問題点を解決するための手段] かかる問題点を解決するた−め、本発明においては、コ
ンポジットビデオ信号から輝度信号及びクロマ信号を周
波数分離方式に従い分離する周波数分離回路と、コンポ
ジットビデオ信号から輝度信号及びクロマ信号を櫛形フ
ィルタ分離方式に従い分離する櫛形フィルタ分離回路と
、一方の色差信号成分軸に位相を合わせられ、カラーサ
ブキャリア周波数の4倍の周波数でサンプリングされた
コンポジットビデオ信号のデータを入力し、着目点を通
る斜め方向について、当該斜め方向上のデータから着目
点の輝度信号を得ると共に、得られた当該輝度信号をコ
ンポジットビデオ信号から減算してクロマ信号を得るそ
れぞれ斜め方向の傾斜角が異なる複数の斜め相関検出型
Y/C分離回路と、データを入力し、着目点を通る水平
方向について相関を検出する水平相関検出回路と、デー
タを入力し、着目点を通る垂直方向について相関を検出
する垂直相関検出回路と、データを入力し、着目点を通
る斜め方向について、当該斜め方向上のデータからその
方向の相関を検出するそれぞれ斜め方向の傾斜角が異な
る複数の斜め相関検出回路と、水平相関検出回路、垂直
相関検出回路及び各斜め相関検出回路の検出出力に基づ
いて、水平相関がある場合に周波数分離回路を選択させ
、水平相関がなく垂直相関がある場合に、櫛形フィルタ
分離回路を選択させ、水平相関及び垂直相関がなく斜め
相関がある場合に相関がある斜め方向を決定していずれ
かの斜め相関検出型Y/C分離回路を選択させるY/C
分離回路選択手段とを備えた。
[作用] 周波数分離回路及び櫛形フィルタ分離回路は、それぞれ
周波数分離方式及び櫛形フィルタ分離方式に従いY/C
分離する。各斜め相関検出型Y/C分離回路は、所定の
傾斜角を有する斜め方向についてその方向上のデータを
用いてY/C分離する。各斜め相関検出回路は、所定の
傾斜角を有する斜め方向についてその方向上のデータか
ら斜め相関を検出してY/C分離回路選択手段に与える
また、水平相関検出回路及び垂直相関検出回路はそれぞ
れ、水平相関及び垂直方向の相関を検出して検出出力を
Y/C分離回路選択手段に与える。
Y/C分離回路選択手段は、水平相関があれば、他の相
関に関係なく周波数分離回路を選択させ、水平相関がな
い場合において垂直相関があれば、斜め相関に関係なく
、櫛形フィルタ分離回路を選択させ、水平相関及び垂直
相関がない場合において斜め相関があれば、いずれかの
斜め相関検出型Y/C分離回路を選択させる。
その結果、全ての方向の相関出力に基づいて分離回路を
選択させているので、水平方向、垂直方向及び斜め方向
の画質劣化を低減させることができる。また、人間が変
化に対して識別し易い方向の相関を優先させて切り換え
ているので、ユーザにとって見易い画像を得ることがで
きる。
[実施例] 以下、本発明によるY/C分離装置の一実施例を図面を
参照しながら詳述する。
(実施例の全体構成) 第1図に実施例の全体構成を示す。第1図において、カ
ラーサブキャリア周波数fscの4倍の周波数で一方の
色差信号成分軸に位相が合わせられてサンプリングされ
たコンポジットビデオ信号COMP1が当該Y/C分離
装置に与えられる。このビデオ信号COMP1は、第2
図に詳細構成を示す水平・垂直相関検出型Y/C分離回
路1及び第3図に詳細構成を示す斜め相関検出型Y/C
分離回路2に与えられる。
水平・垂直相関検出型Y/C分離回路1は、内部に第4
図に詳細構成を示す垂直相関検出回路3と、第5図に詳
細構成を示す水平相関検出回路4と、周波数分離方式に
従いY/C分離する周波数分離回路5と、用いるライン
が異なる各種の櫛形フィルタ分離方式に従う櫛形フィル
タ分離回路6とを有し、水平相関があるとき周波数分離
回路5のY/C分離信号を選択し、水平相関がない場合
において垂直相関があれば櫛形フィルタ分離回路6のY
/C分離信号を選択し、水平相関及び垂直相関が共にな
い場合には周波数分離回路5のY/C分離信号を選択し
て輝度信号及びクロマ信号をそれぞれ1/4逓倍回路1
2及び13を介してスイッチ回路7に第1の選択入力C
HV、YHVとして出力する。
斜め相関検出型Y/C分離回路2は、内部に第6図に詳
細構成を示す斜め相関検出回路8と、櫛形フィルタ分離
方式に従いY/C分離する櫛形フィルタ分離回路9と、
着目点を通る斜め方向上のデータからY/C分離する斜
め相関分離回路10とを有し、斜め相関がある場合に斜
め相関分離回路10のY/C分離信号を選択し、斜め相
関がない場合に櫛形フィルタ分離回路9のY/C分離信
号を選択してスイッチ回路7に第2の選択入力C3,Y
Sとして出力する。
スイッチ回路7はオア回路11から与えられる切換制御
信号CONに応じて切換え動作する。オア回路11は、
垂直相関検出回路3から垂直相関がある場合に少なくと
も一方が論理「1」を取る後述する垂直相関フラグVF
I及びVF2が与えられ、また、水平相関検出回路4か
ら水平相関がある場合に論理「0」を取る後述する水平
相関フラグHFが反転されて与えられ、これらのオア出
力を切換制御信号CONとしてスイッチ回路7に出力す
る。
スイッチ回路7は制御信号CONに基づき、水平相関ま
たは垂直相関の一方がある場合に水平・垂直相関検出型
Y/C分離回路1からのY/C分離信号CHV、YHV
を選択し、水平相関及び垂直相関が共にない場合には斜
め相関検出型Y/C分離回路2のY/C分離信号cs、
ysを選択する。
従って、当該Y/C分離装置におけるY/C分離信号の
選択は、第7図のテーブルTABIに示すようになる。
すなわち、水平相関がある場合には、他の相関の有無に
関係なく、水平・垂直相関検出型Y/C分離回路1の周
波数分離回路5によるY/C分離信号を選択して水平相
関がある場合に好適な周波数分離方式によるY/C分離
信号を選択する。水平相関がなく垂直相関がある場合に
は、斜め相関の有無に関係なく、水平・垂直相関検出型
Y/C分離回路1の櫛形フィルタ分離回路6を選択して
垂直相関がある場合に好適な櫛形フィルタ分離方式によ
るY/C分離信号を選択する。
水平相関及び垂直相関が共になく斜め相関がある場合に
は、斜め相関検出型Y/C分離回路2の斜め相関分離回
路10を選択して斜め相関がある場合に好適な斜め方向
のデータから得られたY/C分離信号を選択する。全て
の方向について、相関がない場合には、斜め相関検出型
Y/C分離回路2の櫛形フィルタ分離回路9を選択して
櫛形フィルタ分離方式に従うY/C分離信号を選択する
従って、上述の構成によれば、相関がある方向のデータ
から求めたY/C分離信号を出力させるようにしたので
、画質劣化を一段と軽減することができる。また、複数
の相関がある場合においては、人間が変化に気付きやす
い水平、垂直、斜め方向の順序で優先させるようにした
ので、ユーザにとってより見易い画像を得ることができ
る。
なお、全ての方向について、相関がない場合には、いず
れの方式を採用してもほとんど画質上変わりがなく、こ
の実施例においては、切換構成が簡単になるように斜め
相関検出型Y/C分離回路2の櫛形フィルタ分離回路9
を選択するようにした。
以下、各回路の詳細を説明する。
(水平・垂直相関検出型Y/C分離回路1)水平・垂直
相関検出型Y/C分離回路1の具体的構成を第2図に示
す。コンポジットビデオ信号COMP2は1水平走査期
間だけ遅延させる遅延回路20及び21を縦属接続して
なる遅延段22に与えられ、この遅延段22によって第
8図に示すように着目点P14及び当該着目点PL4に
対して垂直方向に隣接する点P23及びP5のデータD
23、D14、D5が取り出されるようになされている
なお、第8図は2次元データ配列を示し、丸と三角の違
いは色差信号成分の違いを意味し、白黒の違いは色差信
号成分の位相の同相、逆相を意味している。
データD14は減算回路23に被減算入力として与えら
れ、データD23は減算回路23に減算入力として与え
られ、減算回路23において減算された後2逓倍回路2
4を介して2倍されて輝度信号成分を打ち消し所定のレ
ベルを有するようにしたクロマ信号C1を得てスイッチ
回路25に第1の選択入力として与えられる。また、デ
ータD14は減算回路26に被減算入力として与えられ
、データD5は減算回路26に減算入力として与えられ
、減算回路26において減算された後2逓倍回路27を
介して2倍されて輝度信号成分を打ち消し所定のレベル
を有するようにしたクロマ信号C2を得てスイッチ回路
25に第2の選択入力として与えられる。さらに、減算
回路23及び26の減算出力は加算回路28において加
算されてデータD23、D14、D5より輝度信号成分
を打ち消したクロマ信号C3を得てスイッチ回路25に
第3の選択入力として与えられる。
スイッチ回路25には、さらに、後段の周波数分離部に
コンポジットビデオ信号を供給するように、着目点P1
4のデータが4逓倍回路29を介して4倍されて第4の
選択入力として与えられる。
スイッチ回路25はアンド回路30及び31を介して第
4図に詳細構成を示す垂直相関検出回路3から与えられ
る第1及び第2の垂直相関フラグVF1及びVF2に基
づいて入力を選択する。
すなわち、着目点P14を含むラインLNを中心として
その前後に渡って垂直相聞がある場合には、ラインLN
を中心とする3ラインLN−1〜LN+1から求めたク
ロマ信号C3を選択し、着目点P14を含むラインLN
の下方だけに垂直相関がある場合には、着目点P14を
含むラインLNとその下方のラインLN+1の2ライン
から求めたクロマ信号C2を選択し、着目点P14を含
むラインLNの上方だけに垂直相関がある場合には、着
目点P14を含むラインLNとその上方のラインLN−
1との2ラインから求めたクロマ信号C1を選択し、垂
直相関がない場合には、4倍された着目点P14のデー
タを選択する。
このようにして、スイッチ回路25で選択された選択信
号は、カラーサブキャリア周波数fscを通過中心周波
数とするバンドパスフィルタ33を介してスイッチ回路
34に対して第1の選択入力として与えられると共に、
バンドパスフィルタ33を介することなく直接スイッチ
回路34に第2の選択入力として与えられる。
スイッチ回路34はアンド回路35を介して垂直相関検
出回路3から与えられる第3の垂直相関フラグVF3に
基づいて切換え動作する。スイッチ回路34は垂直相関
が非常にある場合に、バンドパスフィルタ33を介さな
い入力信号を選択し、垂直相関が多少ある場合及び垂直
相関がない場合に、バンドパスフィルタ33を介した入
力信号を選択する。
このスイッチ回路34からの出力信号は、バンドパスフ
ィルタ36を介して不要成分が除去されて出力クロマ信
号CHVとして送出される。また、スイッチ回路34か
らの出力クロマ信号CHVは減算回路37に減算入力と
して与えられる。減算回路37にはまた、このクロマ信
号と位相が同期しているコンポジットビデオ信号、すな
わち、着目点P14のデータD14が4逓倍回路38を
介して被減算入力として与えられる。かくして、減算回
路37において、輝度信号が得られて出力輝度信号YH
Vとして出力される。
アンド回路30.31.35には、第5図に詳細構成を
示す水平相関検出回路4から水平相関ありの場合に、論
理「0」を取り、水平相関なしの場合に、論理「1」を
取る水平相関フラグHFが与えられる。従って、アンド
回路30.31.35は水平相関がある場合に閉動作し
て垂直相関フラグVF1〜VF3を垂直相関なしと同様
の内容にして後段の周波数分離部によるY/C分離に委
ねるようにする。また、水平相関がない場合には、垂直
相関フラグVF1〜VF3を通過させて垂直相関を利用
したクロマ信号及び輝度信号を選択させるようにする。
(垂直相関検出回路3) 垂直相関検出回路3は、上述のような出力信号の選択を
できるように、第4図に示す構成を有する。この実施例
における垂直相関検出回路3は、Y/C分離方式の切換
えを適切に行い得るように、着目点P14を含め垂直方
向の前後2点P28、P23、P5、P29のデータD
28〜D29の全てを用いて垂直相関を検出している。
第4図において、Y/C分離回路1に同期されて当該垂
直相関検出回路3に与えられるコンポジットビデオ信号
COMP3は、1水平走査期間だけ遅延させる遅延回路
41〜44を縦属接続してなる遅延段45に入力され、
第8図に示すような着目点P14を中心として垂直方向
に前後2個ずつのデータD28〜D29を得るようにな
されている。
データD14は減算回路46に被減算入力として与えら
れ、また、データD28は減算回路46に減算入力とし
て与えられ、減算された後絶対値回路47に与えられ、
絶対値化されて差信号DIF1に変換されて比較回路4
8及び49に与えられる。
比較回路48にはまた、基準信号REF1が与えられて
おり、差信号DIFIが基準信号REF1より大きいと
き相関なしを表す論理「0」を取り、他方、差信号DI
FIが基準信号REF1より小さいとき相関ありを表す
論理「1」を取る第1の相関信号VCO1がデコーダ5
0に出力される。他方、比較回路49には、基準信号R
EFIより小さい基準信号REF2が与えられており、
差信号DIFIが基準信号REF2より大きいとき相関
なしを表す論理「0」を取り、他方、差信号DIFIが
基準信号REF2より小さいとき相関ありを表す論理「
1」を取る第2の相関信号VCO2がデコーダ50に出
力される。
ここで、差信号DIFIは、着目点P14のデータD1
4とその上方の点P28のデータD28との差を表すの
で、相関信号VCOL及びVc。
2は着目点P14の上方における相関性を示すものとな
る。また、第2の基準信号REF2を第1の基準信号R
EFIより小さく選定しているので、着目点P14の上
方において相関があるが否がを第1の相関信号VCOL
が示し、着目点P14の上方で非常に相関があるか否が
を第2の相関信号VCO2が示すものとなる。
また、データD23及びD5は減算回路51に与えられ
、減算回路51において減算された後、絶対値回路52
を介して絶対値化されて差信号DIF2に変換されて比
較回路53及び54に与えられる。比較回路53及び5
4は、上述の比較回路48及び4つと同様な動作を行い
、中央部のデータの差信号DIF2に基づいて着目点P
14近傍において相関があるが否がを示す第3の相関信
号VCO3及び着目点P14近傍において相関が非常に
あるか否かを示す第4の相関信号VCO4をデコーダ5
0に出力する。
また、データD14及びD29は減算回路55に与えら
れ、減算回路55において減算された後、絶対値回路5
6を介して絶対値化されて差信号DIF3に変換されて
比較回路57及び58に与えられる。比較回路57及び
58は、上述の比較回路48及び49と同様な動作を行
い、着目点P14の下方において相関があるが否かを示
す第5の相関信号VCO5及び着目点P14の下方にお
いて相関が非常にあるが否がを示す第6の相関信号VC
O6をデコーダ50に出力する。
デコーダ50は例えばROMで構成され、到来する相関
信号VC01〜VCO6に基づき第9図及び第10図に
示すテーブルTAB2及びテーブルTAB3に従い変換
動作して上述した第1〜第3の相関フラグVF1〜VF
3を出力する。
デコーダ50は、以下のような設計思想に基づき変換動
作する。相関信号VCOI〜VCO6が示す相関性を、
着目点P14の上方の相間性COU、着目点P14の近
傍(以下、中央部と呼ぶ)の相関性COCl着目点P1
4の下方の相関性COLの点から整理すると、テーブル
TAB2のコラムCL1に示すようになる。ここで、「
×」は相関なしを示し、「O」は相関ありを示し、「・
」は非常に相関ありを示す。
このコラムCLIの情報に基づき、以下のようにY/C
分離方式を決定する。
(1)中央部に相関がない場合には、上方及び下方の相
関の状態に関係なく周波数分離方式によるY/C分離信
号(バンドパスフィルタ33により分離されたクロマ信
号及びこのクロマ信号に対応する輝度信号)を選択する
。なお、コラムCL2におけるrH,がこの場合を表し
ている。
(2)中央部だけに相関がある場合には、着目点P14
を含むラインLNを含めた前後3ラインを用いた2H型
の櫛形フィルタ分離方式を採用する。
すなわち、クロマ信号C3とそれに対応する輝度信号を
選択させる。なお、コラムCL2における「V」は2H
型の櫛形フィルタ分離方式を表している。
(3)中央部に相関があり、かつ、上方または下方の一
方に相関がある場合には、着目点P14を含むラインL
Nと相関がある方向に隣接するラインLN−1またはL
N+1とを用いたI H型の櫛形フィルタ分離方式を採
用する。すなわち、上方に相関がある場合には、クロマ
信号C1とそれに対応する輝度信号を選択し、下方にお
いて相関がある場合には、クロマ信号C2とそれに対応
する輝度信号を選択させる。なお、コラムCL2におけ
るrVUJ及びrVLJはそれぞれ、着目点P14を含
むラインLNとその上方のラインLN−1またはその下
方のラインLN+1とを用いたI H型の櫛形フィルタ
分離方式を表している。
この場合において、中央部の相関及び上方または下方の
一方の相関が共に、非常にある場合には、バンドパスフ
ィルタ33を介することなく出力させ、他の場合にはバ
ンドパスフィルタ33を介して出力させる方式を選択す
る。なお、コラムCL2において、rVUJ、rVLJ
を丸で囲繞している方式が、バンドパスフィルタ33を
介さない方式を表している。
(4)中央部、上方、下方の全てについて相関がある場
合には、2H型の櫛形フィルタ分離方式を選択する。こ
の場合において、中央部、上方、下方の相関が全て非常
に相関がある場合には、バンドパスフィルタ33を介さ
ない2H型櫛形フィルタ分離方式を選択させ、他の場合
にはバンドパスフィルタ33を介して出力させる2H型
櫛形フィルタ方式を選択させる。コラムCL2において
、「v」を丸で囲繞している方式がバンドパスフィルタ
33を介さずに出力する2H型櫛形フィルタ方式を表し
ている。
このような分離方式の選択を実行できるように、デコー
ダ50は、テーブルTAB2及びTAB3に従い相関フ
ラグVFI〜VF3を得てアンド回路30.31.35
を介して上述したスイッチ回路25及び34に出力して
各種の分離方式を切り換える。
なお、この垂直相関フラグ■F1及びVF2はオア回路
11に与えられ、垂直相関の有無をスイッチ回路7に伝
えるようになされている。
(水平相関検出回路4) 上述したように、この実施例においては、垂直相関に比
べ水平相関を優先させているので、水平相関を厳密に検
出するように着目点P14を中心として水平方向に連続
する5点P16〜P12のデータD16〜D12を用い
て水平相関を検出するようにしている。第5図に、5点
のデータD16〜D12から水平相関を検出する水平相
関検出回路4を示す。
第5図において、Y/C分離回路1及び垂直相関検出回
路3に同期されたコンポジットビデオ信号COMP4は
、サンプリング周期だけ遅延させる遅延回路61〜64
を縦属接続してなる遅延段65に与えられ、第8図に示
すような着目点P14を中心として水平方向に前後2点
ずつのデータD16〜D12を得るようになされている
データD16及びD14は加算回路68に与えられ、加
算回路68において加算されて相関がある場合に色差信
号成分が打ち消されて着目点P14より1サンプリング
周期遅れた点P15に対応する輝度信号Y15を出力す
る。また、データD13及びD15は加算回路69に与
えられ、加算回路6つにおいて加算されて相関がある場
合に色差信号成分が打ち消されて着目点P14に応じた
輝度信号Y14を出力する。さらに、データD14及び
D12は加算回路70に与えられ、加算回路70におい
て加算されて相関がある場合に色差信号成分が打ち消さ
れて着目点P14より1サンプリング周期進んだ点P1
3に対応した輝度信号Y13を出力する。
輝度信号Y14及び輝度信号Y13は、減算回路71に
与えられて減算された後、絶対値回路72に与えられて
絶対値が取られて着目点P14と右方の点P13の輝度
信号レベルの差を表す差信号1ΔYllに変換されて比
較回路73に与えられる。比較回路73はこの差信号I
ΔYllを基準信号REF7と比較して差信号1ΔYl
lが小さい場合に相関ありを意味する論理「1」を取り
、大きい場合に相関なしを意味する論理「0」を取る第
1の相関信号HCO1をナンド回路75に出力する。こ
の相関信号HCO1は着目点P14の主として右方のデ
ータから得られたものであるので右方において水平相関
があるかを示すものになる。
着目点P14に応じた輝度信号Y14及び着目点P14
より左方の点P15の輝度信号Y15は、減算回路76
に与えられて減算された後、絶対値回路77に与えられ
て絶対値が取られて着目点P14と左方の点P15の輝
度信号レベルの差を表す差信号1ΔY2+に変換されて
比較回路78に与えられる。比較回路78はこの差信号
1ΔY21を基準信号REF8と比較して差信号1ΔY
21が小さい場合に相関ありを意味する論理「1」を取
り、大きい場合に相関なしを意味する論理「0」を取る
第2の相間信号HCO2をナンド回路75に出力する。
この相関信号HCO2は着目点P14の主として左方の
データから得られたものであるので左方において水平相
関があるかを示すものになる。
着目点P14を挾んだ左右の点P15、PI3の輝度信
号Y15及びY13は、減算回路79に与えられて減算
された後、絶対値回路80に与えられて絶対値が取られ
て着目点P14の左右の輝度信号レベルの差を表す差信
号1ΔY31に変換されて比較回路81に与えられる。
比較回路81はこの差信号1ΔY31を基準信号REF
9と比較して差信号1ΔY31が小さい場合に相関あり
を意味する論理「1」をとり、大きい場合に相関なしを
意味する論理rQJを取る第3の相関信号HCO3をナ
ンド回路75に出力する。この相関信号HCO3は主と
して着目点P14の近傍のデータから得られたものであ
るので近傍において水平相関があるかを示すものになる
ナンド回路75は、到来する第1〜第3の相関信号HC
O1〜HCO3に基づき着目点P14の右方、左方、近
傍のいずれにも相関があるときだけ、水平相関あり(’
OJ)を意味する相関フラグHFを、上述したアンド回
路30.31.35及びオア回路11に送出する。
(斜め相関検出型Y/C分離回路2) 第3図に斜め相関検出型Y/C分離回路2の全体構成を
示す。上述のようにサンプリングされたコンポジットビ
デオ信号COMP5が与えられる。
このコンポジットビデオ信号COMP5は、第11図に
詳MA構成を示す斜め相関分離回路10に与えられると
共に、4サンプリング周期遅延回路90を介して櫛形フ
ィルタ分離回路9に与えられる。
なお、遅延回路90は斜め相関分離回路10と櫛形フィ
ルタ分離回路9との処理の同期を得るために設けられた
ものである。
櫛形フィルタ分離回路9により分離された輝度信号Y4
及びクロマ信号C4はスイッチ回路91に与えられ、斜
め相関分離回路10により分離された輝度信号Y5及び
クロマ信号C5もスイッチ回路91に与えられる。スイ
ッチ回路91は第6図に詳細構成を示す斜め相関検出回
路8から与えられる相関フラグSF1〜SF3に基づき
、斜め方向の相関がないとき、櫛形フィルタ分離回路9
によって分離された輝度信号Y4及びクロマ信号C4を
選択し、他方、斜め方向の相関があるとき、斜め相関分
離回路10により分離された輝度信号Y5及びクロマ信
号C5を選択させ、出力分離信号ys、csとして送出
させる。
(櫛形フィルタ分離回路9) 櫛形フィルタ分離回路9においては、遅延回路90を介
して与えられるコンポジットビデオ信号COMP5を、
1水平走査期間だけ遅延する遅延回路92及び93を縦
属接続してなる遅延段を介することによって第8図に示
すように着目点P14及び当該着目点P14に対して垂
直方向に隣接する点P23及びP5のデータD23、D
14、D5を得るようにしている。
データD5及びD23は加算回路94において加算され
た後、1/2逓倍回路95を介して1/2倍されて減算
回路96に減算入力として与えられ、また、データD1
4は減算回路96に被減算入力として与えられ、減算回
路96において減算されて輝度信号成分を打ち消した後
、1/2逓倍回路99を介してクロマ信号C4を得るよ
うになされている。このクロマ信号C4は、カラーサブ
キャリア周波数fscを通過中心周波数とするバンドパ
スフィルタ97を介して不要成分が除去されてスイッチ
回路91に与えられる。
また、バンドパスフィルタ97を介したクロマ信号C4
は、減算回路98に減算入力として与えられる。減算回
路98には遅延回路92から着目点P14のデータD1
4が与えられ、データD14からクロマ信号C4が減算
されて着目点P14の輝度信号が得られ、この輝度信号
Y4がスイッチ回路91に与えられる。
(斜め相関分離回路10) 斜め相関分離回路10においては、コンポジットビデオ
信号COMP5は、第11図に示すように1サンプリン
グ周期だけ遅延させる8個の遅延回路101〜108と
、906サンプリング周期だけ遅延させる2個の遅延回
路109及び110と、1サンプリング周期だけ遅延さ
せる8個の遅延回路111〜118とを縦属接続した遅
延段119に与えられる。なお、910サンプリング周
期が1水平走査期間に相当する。
かくして、第8図に示すように、着目点P14のデータ
D14と、その下方の点P5のデータD5と、点P5の
前後4点P1〜P4、P6〜P9のデータD1〜D4、
D6〜D9と、着目点P14の上方の点P23のデータ
D23と、点P23の前後4点P19〜P22、P24
〜P27のデータD19〜D22、D24〜D27とが
この遅延段119により得られる。
ここで、着目点P14を通る斜め方向A〜Iについて各
データの色差信号成分を検討してみる。
斜め方向Aの各データD1、D14、D27については
、同一の色差成分の同相、逆相が交互に現われるように
なっている。従って、これらデータD1、D14、D2
7を適宜加算または減算することにより、輝度信号だけ
を取り出すこともでき、クロマ信号だけを取り出すこと
もできる。
斜め方向Bの各データD2、D14、D26については
、データD14の色差成分と異なる色差成分をデータD
2及びD26が有し、データD2及びD26の色差成分
が逆相になっている。従って、この場合には、データD
2及びD26を加算または減算することにより、クロマ
信号だけを、また、輝度信号だけを取り出すことができ
る。しかし、この方向Bについては、取り出したクロマ
信号の色差信号成分が着目点P14の色差信号成分に対
応していないので分離信号として用いることができない
斜め方向Cの各データD3、D14、D25については
、全ての色差信号成分が同相であり、加算または減算し
た場合に色差信号成分も輝度信号成分も相殺されてしま
うので、この場合には輝度信号もクロマ信号も取り出す
ことができない。
同様に検討していき整理すると、斜め方向A、B、D、
F、H,Iはそのデータを用いて輝度信号を分離でき、
斜め方向A、■はそのデータを用いてクロマ信号を分離
できる。従って、輝度信号を分離できる斜め方向の方が
多いので、斜め方向の相関に応じた選択の種類を多くす
るように、この実施例においては、まず、輝度信号を分
離し、その輝度信号をコンポジットビデオ信号から減算
してクロマ信号を得るように構成した。
斜め方向A上のデータD1及びD27は加算回路120
に与えられて加算された後、1/2逓倍回路121を介
して1/2倍され、さらに、加算回路122においてデ
ータD14と加算され、相関ある場合に色差信号成分が
相殺されてこの方向における輝度信号YAを得てデータ
セレクタ123に与えられる。
斜め方向B上のデータD2及びD26は加算回路124
に与えられ、加算されて相間がある場合に色差信号成分
が相殺されてこの方向における輝度信号YBを得てデー
タセレクタ123に与えられる。
斜め方向り上のデータD4及びD24は加算回路125
に与えられ、加算されて相関がある場合に色差信号成分
が相殺されてこの方向における輝度信号YDを得てデー
タセレクタ123に与えられる。
これら斜め方向A、B、Dと対称間係にある斜め方向工
、H,Fについても、同様にして、加算回路126.1
/2n倍回路127、加算回路128を用いて輝度信号
YIを得、また、加算回路129を用いて輝度信号YH
を得、さらに、加算回路130を用いて輝度信号YFを
得てデータセレクタ123に与えられる。
データセレクタ123は、第6図に詳細構成を示す斜め
相関検出回路8から与えられる相関フラグSFI〜SF
3に基づき、相関がある斜め方向のデータから得られた
輝度信号を選択して1/2逓倍回路131を介して1/
2倍して出力輝度信号Y5として送出する。この輝度信
号Y5はまた、減算回路132に減算入力として与えら
れる。減算回路132には、この輝度信号と位相が一致
しているコンポジットビデオ信号、すなわち、着目点P
14のデータD14が被減算入力として与えられ、デー
タD14から輝度信号を減算してクロマ信号を得てバン
ドパスフィルタ133を介して不要成分を除去した後出
力クロマ信号C5として送出する。
(斜め相関検出回路8) この実施例において、斜め相関検出回路8は第6図に示
すように構成されている。
この斜め相関検出回路8も上述の遅延段119を用いて
おり、コンポジットビデオ信号COMP5を遅延段11
9に入力して第8図に示すように、着目点P14のデー
タD14と、その下方の点P5のデータD5と、点P5
の前後4点P1〜P4、P6〜P9のデータD1〜D4
、D6〜D9と、着目点P14の上方の点P23のデー
タD23と、点P23の前後4点P19〜P22、P2
4〜P27のデータD19〜D22、D24〜D27と
を得ている。
ここで、輝度信号成分または色差信号成分を得ることな
くデータ間のレベルの差を検出して相関を検出しようと
すると、加算または減算した場合に色差成分及び輝度信
号成分が残るようなデータの間では相関を検出できない
。従って、斜め方向の相関を斜め方向のデータから直接
検出するためには、その斜め方向に色差信号成分が同相
のデータを2個以上有することが必要となる。
この観点から各斜め方向A−Iについて検討してみると
、第8図から明らかなように斜め方向A、C,E、G、
Iについて相関を検出し得ることが分かる。そこで、こ
の実施例においては、これら斜め方向A、C,E、G、
Iについて相関を検出して相関フラグSF1〜SF3を
得るようにした。
第6図において、斜め方向A上の色差信号成分が同相の
データD1及びD27は、減算回路140を介して減算
された後、絶対値回路141を介して絶対値化され、相
関がある場合にほぼ0レベルを取る差信号SAに変換さ
れて最小値回路142及び比較回路143に与えられる
。この斜め方向Aと対称関係にある斜め方向■のデータ
D9及びD19は、減算回路144を介して減算された
後、絶対値回路145を介して絶対値化され、相関があ
る場合にほぼ0レベルを取る差信号SIに変換されて最
小値回路142及び比較回路143に与えられる。
比較回路143は到来する差信号SA及びSIを比較し
、差信号SAが小さい場合に斜め方向Iより斜め方向A
の相関が強いことを指示する論理「0」を取り、逆に、
差信号SIが小さい場合に斜め方向Aより斜め方向Iの
相関が強いことを指示する論理「1」を取る斜め傾向指
示信号AIをデコーダ146に出力する。
最小値回路142は到来する差信号SA及びSIの小さ
い方を選択し、すなわち、相関が強い方向の差信号を選
択して比較回路147に与える。
また、比較回路147には基準信号REF10が与えら
れており、比較回路147は基準信号REFIOより差
信号が小さい場合に相関ありを指示する論理rlJを取
り、基準信号REFIOより差信号が大きい場合に相関
なしを指示する論理「0」を取る第1の相関信号5CO
1をデコーダ146に与える。
斜め方向Cについて、色差信号成分が同相のデータD3
、D14、D25は、減算回路148.149.150
において相互の差が演算され、その後、その差分がそれ
ぞれ絶対値回路151.152.153を介して絶対値
化されて相関がある場合にほぼ0レベルを取る差信号S
CI、SC2、S03に変換されて平均値回路154に
与えられる。平均値回路154はこれら差信号SC1、
SC2、SC3の平均を得て斜め方向Cについてのデー
タのレベル差を示す差信号SCを得て最小値回路155
及び比較回路156の出力する。
斜め方向Cに対称な斜め方向G上の色差信号成分が同一
のデータD7、D14、D21は、減算回路157〜1
59、絶対値回路160〜162、平均値回路163に
よって斜め方向Cについてなされた変換処理と同様に処
理されてその斜め方向Gについての差信号SGを得て最
小値回路155及び比較回路156に与えられる。
比較回路156は到来する差信号SC及びSGを比較し
、差信号SCが小さい場合に斜め方向Gより斜め方向C
の相関が強いことを指示する論理「0」を取り、逆に、
差信号SGが小さい場合に斜め方向Cより斜め方向Gの
相関が強いことを指示する論理「1」を取る斜め傾向指
示信号CGをデコーダ146に出力する。
最小値回路155は到来する差信号SC及びSGの小さ
い方を選択し、すなわち、相関が強い方向の差信号を選
択して比較回路164に与える。
また、比較回路164には基準信号REFIIが与えら
れており、比較回路164は基準信号REF11より差
信号が小さい場合に相関ありを指示する論理「1」を取
り、基準信号RBFLIより差信号が大きい場合に相関
なしを指示する論理「0」を取る第2の相関信号5CO
2をデコーダ146に与える。
また、斜め方向E(厳密には垂直方向)の色差信号成分
が同相のデータD5及びD23は、減算回路165に与
えられ、減算されて相関がある場合にほぼ0レベルを取
る差信号SEに変換されて絶対値回路166を介して比
較回路167に与えられる。比較回路167にはまた、
基準信号REF12が与えられており、比較回路167
は基準信号REF12より差信号SEが小さい場合に相
関ありを指示する論理「1」を取り、基準信号REF1
2より差信号SRが大きい場合に相関なしを指示する論
理「0」を取る第3の相関信号5003をデコーダ14
6に与える。
デコーダ146は第12図に示す変換テーブルTAB4
に従い変換動作して相関フラグSF1〜SF3を得て斜
め相関利用Y/C分離部1のデータセレクタ123及び
スイッチ回路91に与える。
ここで、デコーダ146の変換は、以下のような変換思
想に基づいてなされる。
(1)傾斜が緩やかな斜め方向A及びIについても。
また、傾斜が急な斜め方向C及びGについても相関がな
い場合(SCOI及び5CO2共に「0」)には、斜め
方向の相関がないとして櫛形フィルタ分離回路9からの
輝度信号Y4及びクロマ信号C4を選択させる。従って
、この場合には、データセレクタ123にデータセレク
ト動作を実行させないと共に、スイッチ回路91に櫛形
フィルタ分離回路9の信号を選択させることを内容とす
る相関フラグSF1〜SF3を出力する。なお、テーブ
ルTAB4の横方向の欄L4及びL5がこの場合に相当
する。
(2)傾斜が緩やかな斜め方向A、工または傾斜が急な
斜め方向C,Fの少なくとも一方に相関がある場合には
(SCOIまたは5CO2の少なくとも一方が「1」)
、斜め相関分離回路10の分離信号及びを選択させる。
テーブルTAB4の横方向の4!!ILL〜L3、し6
〜L8がこの場合に相当する。
(21)この場合において、輝度信号の分離に供する斜
め方向と相関検出に用いる斜め方向とが一致する斜め方
向、すなわち、斜め方向A及びIについて、その方向に
相関があるときには(SCOIが「1」)、他の斜め方
向の相関の有無に関係なく、当該斜め方向上のデータに
より求めた輝度信号YAまなはYIを選択させるように
相関フラグSF1〜SF3の内容を決定する。テーブル
TAB4の横方向の欄L1及びL8がこの場合に相当す
る。
(22)斜め方向に相関がある場合において、輝度信号
を分離できない斜め方向CまたはGだけに相関があると
きには(SCO2が「1」)、この方向については輝度
信号を分離できないので、当該斜め方向CまたはGより
傾斜が緩やかな隣接する斜め方向BまたはH上のデータ
を用いて分離された輝度信号YBまたはYHを選択させ
るように相関フラグSFI〜SF3の内容を決定する。
テーブルTAB4の横方向の欄L2及びL7がこの場合
に相当する。
(23)斜め相関がある場合において、輝度信号を分離
できない斜め方向CまたはGに相関があり〈5CO2が
「1」)、かつ垂直方向Eに相関がある(SC03が[
1]〉場合には、当該斜め方向CまなはGと垂直方向E
との中間の斜め方向りまなはF上のデータにより求めた
輝度信号YDまたはYFを選択させるように相関フラグ
SF1〜SF3の内容を決定する。テーブルTAB4の
横方向の11!L3及びL6がこの場合に相当する。
従って、以上のように変換動作するデコーダ146から
の相関フラグSF1〜SF3に基づいてデータセレクタ
123及びスイッチ回路91が選択動作することにより
、斜め相関がない場合には、櫛形フィルタ分離回路9の
出力を選択させることができ、斜め相関がある場合には
相関がある斜め方向のデータから得た輝度信号及びその
輝度信号に基づき得られたクロマ信号を選択させること
ができる。
(実施例の効果) 従って、上述の実施例によれば、水平方向に相関がある
場合には、他の方向の相関に関係なく水平相関がある場
合に最適な周波数分離方式による分離信号を選択させる
ようにしなので、水平方向の画質劣化を防止することが
できる。
また、水平相関がない場合には垂直相関を優先させ、垂
直相関があれば斜め相関に関係なく垂直相関がある場合
に最適な櫛形フィルタ分離方式による分離信号を選択さ
せるようにしたので、垂直方向の画質劣化を防止するこ
とができる。
さらに、垂直相関もない場合には、斜め方向の複数のデ
ータを用いて得られた斜め相関に基づき、斜め相関があ
れば、その方向と同一または近似の傾斜角を有する斜め
方向のデータから分離されたY/C分離信号を選択させ
るようにしたので、斜め方向のドツトクロールやクロス
カラーを一段と低減することができる。
かくするにつき、人間の視覚が変化に敏感な水平、垂直
、斜め方向の順序でその方向に適する分離方式を選択さ
せるようにしたので、ユーザにとって見易い画像を得る
ことができる。
(他の実施例) なお、上述の実施例においては、着目点を中心とした3
×9の計27点のデータを用いて斜め方向の相関検出及
び輝度信号の取り出しを行うものを示したが、本発明は
これに限らず、これより多くの点のデータを用いて相関
検出及び輝度信号の分離を実行させるようにしても良い
また、上述の実施例においては、対称な斜め方向につい
てデコーダ146に入力する前に相関の強い方向を選択
させてからデコーダ146に入力するようにしたものを
示したが、各斜め方向の相関信号を全てデコーダ146
に直接入力させるようにしても良い。
さらに、上述の実施例においては、データのレベル差に
基づいて各斜め方向の相関を検出するものを示したが、
検出できる斜め方向の数は減少するが、データから一旦
輝度信号成分を取り出して斜め方向の相関を検出するよ
うにしても良い。
さらにまた、上述の実施例においては、櫛形フィルタ分
離回路6がいわゆる2H型及びIH型のものを併用する
ものを示したが、いずれか一方だけを用いるようなもの
であっても良い。
また、上述の実施例においては、水平および垂直相関を
5点のデータから検出するものを示したが、これより多
くのデータを用いて、また、これより少ないデータを用
いて検出しても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、水平相関、垂直相関、
斜め相関を検出し、水平、垂直、斜め方向の11117
序で相関検出出力の優先順序を定め、優先順序が高い方
向に相関があれば、その方向に相関がある場合に好適な
分離方式による分離信号を選択させるようにしたので、
水平方向、垂直方向、斜め方向のドツトクロール及びク
ロスカラー等の画質劣化を従来装置に比べて一段と低減
できると共に見易い画像を実現できるY/C分離装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるY/C分離装置の一実施例を示す
ブロック図、第2図は水平・垂直相関検出型Y/C分離
回路1の詳細構成を示すブロック図、第3図は斜め相関
検出型Y/C分離回路2の詳細構成を示すブロック図、
第4図は垂直相関検出回路3の詳aI!戒を示すブロッ
ク図、第5図は水平相関検出回路4の詳細構成を示すブ
ロック図、第6図は斜め相関検出回路8の詳細構成を示
すブロック図、第7図は当該Y/C分離装置による出力
分離信号の方式の説明に供する図表、第8図はサンプリ
ングデータの2次元データ配列を示す路線図、第9図及
び第10図はデコーダ50の入出力を示す図表、第11
図は斜め相関分離回路10の詳細構成を示すブロック図
、第12図はデコーダ146の入出力を示す図表である
。 1・・・水平・垂直相関検出型Y/C分離回路、2・・
・斜め相関検出型Y/C分離回路、3・・・垂直相関検
出回路、4・・・水平相関検出回路、5・・・周波数分
離回路、6.9・・・櫛形フィルタ分離回路、7・・・
スイッチ回路、8・・・斜め相関検出回路、10・・・
斜め相関分離回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 コンポジットビデオ信号から輝度信号及びクロマ信号を
    周波数分離方式に従い分離する周波数分離回路と、 上記コンポジットビデオ信号から輝度信号及びクロマ信
    号を櫛形フィルタ分離方式に従い分離する櫛形フィルタ
    分離回路と、 一方の色差信号成分軸に位相を合わせられ、カラーサブ
    キャリア周波数の4倍の周波数でサンプリングされた上
    記コンポジットビデオ信号のデータを入力し、着目点を
    通る斜め方向について、当該斜め方向上の上記データか
    ら上記着目点の輝度信号を得ると共に、得られた当該輝
    度信号を上記コンポジットビデオ信号から減算してクロ
    マ信号を得るそれぞれ斜め方向の傾斜角が異なる複数の
    上記データを入力し、上記着目点を通る水平方向につい
    て相関を検出する水平相関検出回路と、上記データを入
    力し、上記着目点を通る垂直方向について相関を検出す
    る垂直相関検出回路と、上記データを入力し、上記着目
    点を通る斜め方向について、当該斜め方向上の上記デー
    タからその方向の相関を検出するそれぞれ斜め方向の傾
    斜角が異なる複数の斜め相関検出回路と、 上記水平相関検出回路、上記垂直相関検出回路及び上記
    各斜め相関検出回路の検出出力に基づいて、水平相関が
    ある場合に上記周波数分離回路を選択させ、水平相関が
    なく垂直相関がある場合に、上記櫛形フィルタ分離回路
    を選択させ、水平相関及び垂直相関がなく斜め相関があ
    る場合に相関がある斜め方向を決定していずれかの上記
    斜め相関検出型Y/C分離回路を選択させるY/C分離
    回路選択手段と を備えたことを特徴とするY/C分離装置。
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