JP2005057508A - 動き検出装置および方法、輝度信号/色信号分離装置および方法、ノイズ低減装置および方法、映像表示装置および方法 - Google Patents

動き検出装置および方法、輝度信号/色信号分離装置および方法、ノイズ低減装置および方法、映像表示装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 動き検出装置において斜め成分を多く含んだ映像信号が入力された場合、動きのある映像と判断してしまい、動き検出装置を用いた輝度信号/色信号分離装置において、輝度信号成分が色信号成分に漏れ込むことによりクロスカラーが発生する。
【解決手段】 フレーム間の映像信号の差分から映像信号のサンプル毎に動き量を検出する動き検出回路と、ライン間の映像信号から前後ラインのサンプル点を遅延回路により斜め方向に遅延させて斜め方向の輝度成分を検出する斜め相関検出回路と、斜め相関検出回路からの出力に応じて動き判定レベルを切り換えて動きを判定する動き判定回路と、動き判定回路の動き判定結果に応じてライン間YC分離の出力とフレーム間YC分離の出力とを切り換える切り換え回路とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像信号から動き量を検出する装置および方法、この動き検出装置および方法を適用した輝度信号/色信号分離装置および方法,ノイズ低減装置および方法,映像表示装置および方法に関する。
近年、テレビジョン受像機の大型化・高画質化に伴い、コンポジット映像信号から輝度信号と色信号とを分離する輝度信号/色信号分離装置の高性能化が重要視されてきている。さらに、3次元YC分離と呼ばれる輝度信号/色信号分離装置では、ライン相関を利用した2次元YC分離とフレーム相関を利用した3次元YC分離とを動き検出結果に応じて切り換えており、動き検出回路の高性能化が重要視されている。
以下、従来の動き検出装置および輝度信号/色信号分離装置について説明する。
図20は、特開平10−108039号公報に開示された動き処理回路の構成を示すブロック図である。図20において、入力されたコンポジット映像信号S1100は、現フレーム信号として順次フレームメモリ1101と動き検出回路1102に供給されており、さらに第1のエッジ検出回路1103に与えられている。フレームメモリ1101は現フレーム信号を1フレーム期間記憶した後、1フレーム前のフレーム信号S1101を動き検出回路1102と第2のエッジ検出回路1104に与える。判定回路1105は第1のエッジ検出回路1103と第2のエッジ検出回路1104から入力された論理積をとるAND回路より構成されている。判定回路1105より出力された信号S1105に従って適応処理回路1106は動き信号S1102を減衰させる。
次に、以上のように構成された動き検出装置の動作について説明する。
図21は、図20に示した動き処理回路において、入力信号S1100にエッジ部分の信号を含んだ信号が入力されており、1フレーム前の信号S1101からエッジ部分が動いている場合を表している。動き検出回路1102から出力された動き信号S1102は、エッジ部分が動いていると判断している。第1のエッジ検出回路1103および第2のエッジ検出回路1104ではそれぞれエッジ検出信号S1103,S1104を検出しているがエッジ部分は重なりがないため判定回路1105は、出力する判定信号S1105の値を0としている。判定信号S1105が0の場合は動き信号S1102がそのまま信号S1106として出力されている。
図22は、図20に示した動き処理回路において、入力信号S1100に斜め成分を含んだ信号が入力された場合を表している。図12と同様に動き信号S1106が出力される。
特開平10−108039
しかしながら上述の動き処理回路では、エッジ部分を検出する際、斜め成分が入力されている場合とエッジ部分が入力されている場合との区別ができない。したがって、斜め成分が入力された場合に動き検出結果の動き量を補正あるいは減衰させることができない。
また、上述の動き処理回路を輝度信号/色信号分離装置に適用した場合、ライン相関を利用した2次元YC分離とフレーム相関を利用したフレーム間YC分離とを動き処理回路の出力信号に応じて切り換える輝度信号/色信号分離装置では、ライン相関とフレーム相関とを斜め成分量に応じて切り替えることができない。すなわち、斜め成分を含んだ信号のときは動き量を減衰させて「静止」と判定することあるいは動き判定の閾値を変更することができない。したがって、斜め成分が多く含まれた信号が入力された場合、コンポジット映像信号から輝度信号と色信号とを分離する際に輝度成分が色成分に混入して発生するクロスカラーを低減できない。
本発明の目的は、斜め成分を含んだ信号が入力された場合の動き検出精度を向上させることができる動き検出装置および方法を提供することである。
本発明のもう1つの目的は、斜め方向に相関のある輝度信号が入力された場合においても輝度信号成分が色信号成分に漏れ込むことによるクロスカラーを低減できる輝度信号/色信号分離装置および方法を提供することである。
本発明による動き検出装置は、コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する斜め相関検出部と、前記コンポジット映像信号のフレーム間差分に基づいて動き量を検出する動き検出部と、前記動き検出部によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定する動き判定部とを備え、前記動き判定部は、前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する、ことを特徴とする。
好ましくは、前記動き判定部は、前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果に応じたレベルのしきい値を設定し、前記動き検出部によって検出された動き量と前記しきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する。
好ましくは、前記動き判定部は、前記動き検出部によって検出された動き量を前記斜め相関検出部による検出結果に応じて補正し、補正後の動き量と所定のしきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する。
好ましくは、前記動き判定部は、前記動き検出部によって検出された動き量が所定のしきい値よりも大きいときは「動きあり」と判定し、前記動き量が前記所定のしきい値よりも小さいときは前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果に従って動きの有無を判定する。
好ましくは、前記動き検出部は、前記コンポジット映像信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第1の動き検出回路と、前記コンポジット映像信号の2フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第2の動き検出回路とを含む。
好ましくは、前記動き検出部は、ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された輝度信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第1の動き検出回路と、前記ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された色信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第2の動き検出回路とを含む。
好ましくは、前記動き判定部は、前記第1の動き検出回路によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定する第1の動き判定回路と、前記第2の動き検出回路によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定する第2の動き判定回路とを含む。
好ましくは、前記第1および/または第2の動き判定回路は、前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する。
好ましくは、前記動き判定部は、前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果に応じて第1の判定と第2の判定とを切り換え、前記第1の判定は、前記第1の動き検出回路によって検出された動き量に基づいて前記動きの有無を判定するものであり、前記第2の判定は、前記第1の動き検出回路によって検出された動き量と前記第2の検出回路によって検出された動き量とに基づいて前記動きの有無を判定するものである。
本発明による輝度信号/色信号分離装置は、ライン相関を利用してコンポジット映像信号から第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出する第1の輝度信号/色信号分離部と、フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号から第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出する第2の輝度信号/色信号分離部と、上述の動き検出装置と、前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力する切換部とを備えることを特徴とする。
本発明による別の輝度信号/色信号分離装置は、コンポジット映像信号の現フレームのライン相関を利用して第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出する第1の輝度信号/色信号分離部と、前記コンポジット映像信号の前フレームのライン相関を利用して第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出する第2の輝度信号/色信号分離部と、上述の動き検出装置と、前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力する切換部とを備えることを特徴とする。
本発明によるノイズ低減装置は、ライン相関を利用してコンポジット映像信号のノイズを低減する第1のノイズ低減部と、フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号のノイズを低減する第2のノイズ低減部と、上述の動き検出装置と、前記第1のノイズ低減部により得られた映像信号と前記第2のノイズ低減部により得られた映像信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して出力する切換部とを備えることを特徴とする。
本発明による動き検出方法は、コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出するステップ(a)と、前記コンポジット映像信号のフレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(b)と、前記ステップ(b)によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定するステップ(c)とを備え、前記ステップ(c)では、前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定することを特徴とする。
好ましくは、前記ステップ(c)では、前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果に応じたレベルのしきい値を設定し、前記ステップ(b)によって検出された動き量と前記しきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する。
好ましくは、前記ステップ(c)では、前記ステップ(b)によって検出された動き量を前記ステップ(a)による検出結果に応じて補正し、補正後の動き量と所定のしきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する。
好ましくは、前記ステップ(c)では、前記ステップ(b)によって検出された動き量が所定のしきい値よりも大きいときは「動きあり」と判定し、前記動き量が前記所定のしきい値よりも小さいときは前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果に従って動きの有無を判定する。
好ましくは、前記ステップ(b)は、前記コンポジット映像信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(d)と、前記コンポジット映像信号の2フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(e)とを含む。
好ましくは、前記ステップ(b)は、ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された輝度信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(d)と、前記ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された色信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(e)とを含む。
好ましくは、前記ステップ(c)は、前記ステップ(d)によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定するステップ(f)と、前記ステップ(e)によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定するステップ(g)とを含む。
好ましくは、前記ステップ(f)および/または(g)では、前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する。
好ましくは、前記ステップ(c)では、前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果に応じて第1の判定と第2の判定とを切り換え、前記第1の判定は、前記ステップ(d)によって検出された動き量に基づいて前記動きの有無を判定するものであり、前記第2の判定は、前記ステップ(d)によって検出された動き量と前記ステップ(e)によって検出された動き量とに基づいて前記動きの有無を判定するものである。
本発明による輝度信号/色信号分離方法は、ライン相関を利用してコンポジット映像信号から第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出するステップ(h)と、フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号から第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出するステップ(i)と、上述の動き検出方法と、前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力するステップ(j)とを備えることを特徴とする。
本発明による別の輝度信号/色信号分離方法は、コンポジット映像信号の現フレームのライン相関を利用して第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出するステップ(k)と、前記コンポジット映像信号の前フレームのライン相関を利用して第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出するステップ(l)と、上述の動き検出方法と、前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力するステップ(m)とを備えることを特徴とする。
本発明によるノイズ低減方法は、ライン相関を利用してコンポジット映像信号のノイズを低減するステップ(n)と、フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号のノイズを低減するステップ(o)と、上述の動き検出方法と、前記ステップ(n)により得られた映像信号と前記ステップ(o)により得られた映像信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して出力するステップ(p)とを備えることを特徴とする。
本発明の動き検出装置・方法では、入力されたコンポジット映像信号の斜め方向の相関を検出し、この検出結果に応じて動き判定を切り換えるため、斜め方向の相関が多い映像信号において動き検出精度を向上させることができる。
また、本発明の動き検出装置・方法を輝度信号/色信号分離装置・方法に用いた場合、斜め相関の検出結果に応じて切り替えられた動き判定に応じてライン間の輝度信号/色信号分離出力とフレーム間の輝度信号/色信号分離出力を切り換えることにより、斜め成分が多く含まれた信号をフレーム相関輝度信号/色信号分離よりに動き判定を行う。したがって、斜め線のような斜め方向の輝度信号成分がライン相関輝度信号/色信号分離部に入力され、ライン相関輝度信号/色信号分離部において正しく分離されず、ライン相関出力色信号に漏れ出したとしても、出力される色信号においてはクロスカラーを低減し画質の改善を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図面において同一部分または相当する部分には同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
<テレビジョン受像機の全体構成>
第1の実施形態によるテレビジョン受像機の全体構成を図1に示す。このテレビジョン受像機10は、地上波チューナ1と、AVスイッチ2と、Y/C分離装置3と、色復調回路4と、RGB変換回路5と、モニター画面6と、オーディオ処理回路7と、音声出力回路8と、スピーカ9とを備える。
地上波チューナ1は、チャンネル毎に割り当てられた放送を受信する。AVスイッチ2は、チューナ1で受信した地上波放送S10とビデオカセットレコーダーなどの外部機器から入力された映像信号,音声信号(Video入力)とを切り換える。Y/C分離装置3は、AVスイッチ2より出力されたコンポジット映像信号S100を輝度信号S109と色信号S110とに分離する。色復調回路4は、Y/C分離装置3より出力された色信号S110を色差信号であるU信号S40UおよびV信号S40Vに復調する。RGB変換回路5は、Y/C分離装置3からの輝度信号S109と色復調回路4からのU信号S40UおよびV信号S40VをR信号S50R,G信号S50G,およびB信号S50Bに変換する。モニター画面6は、RGB変換回路5より出力されたR信号S50R,G信号S50G,およびB信号S50Bより映像を表示する。オーディオ処理回路7は、AVスイッチ2より出力された音声信号S100Aを処理する。音声出力回路8は、オーディオ処理回路7より出力された音声信号S70を増幅してスピーカ9に出力する。スピーカ9は、音声出力回路8より出力された音声信号S80を出力する。
<Y/C分離装置3の内部構成>
図1に示したY/C分離装置3の内部構成を図2に示す。このY/C分離装置3は、ラインメモリ101,102と、ライン相関YC分離回路103と、斜め相関検出回路104と、フレームメモリ105と、フレーム相関YC分離回路106と、動き検出回路107と、動き判定回路108と、切換回路109,110とを備える。
ラインメモリ101は、AVスイッチ2(図1参照)からのコンポジット映像信号S100を1水平期間遅延させてコンポジット映像信号S101として出力する。ラインメモリ102は、ラインメモリ101からの信号S101を1水平期間遅延させてコンポジット映像信号S102として出力する。
ライン相関YC分離回路103は、コンポジット映像信号S100,S101,S102の間での相関(3ライン間の相関)に基づいて輝度信号S103Yと色信号S103Cとを抽出する。
斜め相関検出回路104は、コンポジット映像信号の輝度信号成分の斜め方向における相関(斜め相関)を検出し、検出した斜め相関に応じた信号S104を出力する。
フレームメモリ105は、ラインメモリ101からのコンポジット映像信号S101を1フレーム期間遅延させてコンポジット映像信号S105として出力する。
フレーム相関YC分離回路106は、1フレーム間の映像信号S101,S105のフレーム差分およびフレーム加算を利用して輝度信号S106Yと色信号S106Cとを抽出する。
動き検出回路107は、1フレーム間の映像信号S101,S105の差分から映像信号のサンプルごとに動き量を検出し、検出した動き量に応じた信号S107を出力する。
動き判定回路108は、斜め相関検出回路104からの信号S104と動き検出回路107からの信号S107とに基づいてコンポジット映像信号の動きの有無を判定し、判定結果に応じた判定信号S108を出力する。
切換回路109は、動き判定回路108からの判定信号S108に応じてライン相関YC分離回路103からの輝度信号S103Yまたはフレーム相関YC分離回路106からの輝度信号S106Yを輝度信号S109として出力する。切換回路110は、動き判定回路108からの判定信号S108に応じてライン相関YC分離回路103からの色信号S103Cまたはフレーム相関YC分離回路106からの色信号S106Cを色信号S110として出力する。
<斜め相関検出回路104の内部構成>
図1に示した斜め相関検出回路104の内部構成を図3に示す。斜め相関検出回路104は、バンドパスフィルタ201,202,203と、加算器204,205と、遅延回路206,207と、減算器208,209と、絶対値回路210,211と、比較回路212,213と、OR回路214とを備える。
バンドパスフィルタ201,202,203は、色副搬送波周波数の3.58MHzをセンター周波数とするバンドパスフィルターである。遅延回路206,207は、色副搬送波周波数の4倍のクロック周波数で加算器204,205からの信号S204,S205を遅延させる。減算器208は、加算器204の出力S204から遅延回路207の出力S207を減算する。減算器209は、加算器205の出力S205から遅延回路206の出力S206を減算する。絶対値回路210は、減算器208の出力S208の絶対値をとり信号S210として出力する。絶対値回路211は、減算器209の出力S209の絶対値をとり信号S211として出力する。比較回路212,213は、絶対値回路210,211からの信号S210,S211と基準値S200とを比較し比較結果に応じた信号S212,S213を出力する。OR回路214は、比較回路212,213の出力S212,S213の論理和を出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
次に、以上のように構成されたY/C分離装置3の動作について説明する。
入力されたコンポジット映像信号S100はラインメモリ101,102に入力され、1ライン遅延されたコンポジット映像信号S101とさらに1ライン(2ライン)遅延されたコンポジット映像信号S102が得られる。
3ライン間のコンポジット映像信号S100,S101,S102はライン相関色分離回路103でそれぞれ3.58MHzをセンターとした通過周波数帯域のバンドパスフィルターにより帯域制限され、さらに3ライン間の色信号の相関を判定するために多数決もしくは中間値をとることにより、3ライン相関色信号S103C、3ライン相関輝度信号S103Yが得られる。
1ライン遅延されたコンポジット映像信号S101はフレームメモリ105に入力され、1フレーム前のコンポジット映像信号S105が得られる。1フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101,S105をフレーム間YC分離回路106で加算および減算することによりフレーム相関輝度信号S106Yとフレーム相関色信号S106Cが得られる。
一方、3ライン間のコンポジット映像信号S100,S101,S102は斜め相関検出回路104に入力される。入力されたコンポジット映像信号S100,S101,S102はそれぞれ3.58MHzをセンターとした通過周波数帯域のバンドパスフィルターにより帯域制限され、3.58MHzを中心に帯域制限された信号S201,S202,S203が得られる。ライン間で色の位相は180度反転するため、中央ラインの帯域制限信号S202と1ライン間差がある帯域制限信号S201とを加算器504で加算することにより色信号成分は打ち消し合い、帯域制限された輝度成分信号S204が得られる。同様に中央ラインの帯域制限信号S202と1ライン間差がある帯域制限信号S203とを加算器205で加算することにより色信号成分は打ち消し合い、帯域制限された輝度成分信号S205が得られる。帯域制限された輝度成分信号S204,S205は遅延回路206,207によりそれぞれクロック単位で遅延され輝度成分信号S206,S207を得る。帯域制限された輝度成分信号S204と遅延された輝度信号成分信号S207とを減算器208で差分をとることにより、斜め方向にずらしたサンプルポイントの差から輝度信号成分の第1の斜め方向の相関値S208が得られる。この第1の相関値S208の絶対値を絶対値回路210によって取得し、第1の斜め方向の差分値S210が得られる。第1の斜め方向の差分値S210は斜め成分判定レベルS200と比較され、差分値S210が斜め成分判定レベルS200より小さい時は斜め方向の相関があると判定し、比較回路212からは相関ありを示す第1の斜め相関信号S212が出力される。差分値S210が斜め成分判定レベルS200より大きい時は斜め方向の相関が無いと判定し、比較回路212からは相関なしを示す第1の斜め相関信号S212が出力される。さらに、上述の斜め成分とは逆向きの成分を検出するために、帯域制限された輝度成分信号S205と遅延された輝度信号成分信号S206とを減算器209で差分をとることにより、斜め方向にずらしたサンプルポイントの差から輝度信号成分の斜め方向の相関値S209が得られる。この第2の相関値S209の絶対値を絶対値回路211によって取得し、第2の斜め方向の差分値S211が得られる。第2の斜め方向の差分値S211は斜め成分判定レベルS200と比較され、差分値S211が斜め成分判定レベルS200より小さい時は斜め方向の相関があると判定し、比較回路213からは相関ありを示す第2の斜め相関信号S212が出力される。差分値S211が斜め成分判定レベルS200より大きい時は斜め方向の相関が無いと判定し、比較回路213からは相関なしを示す第2の斜め相関信号S213が出力される。
1フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101とコンポジット映像信号S105とに基づいて動き検出回路107は動き量を検出し、検出した動き量に応じた動き信号S107を出力する。動き判定回路108は、斜め相関検出信号S104に応じて動き信号S107と所定のしきい値とを比較し比較結果に応じた判定信号S108を出力する。
動き判定回路108の内部構成の一例を図4に示す。この動き判定回路108は、セレクタ1081と判定部1082とを含む。セレクタ1081は、斜め相関検出回路104からの信号S104に応じてしきい値Th1,Th2(Th1<Th2)を選択的に判定部1082に与える。ここでは、斜め相関検出回路104において「斜め相関あり」と判定されたときは値「1」の信号S104がセレクタ1081与えられ、「斜め相関なし」と判定されたときは値「0」の信号S104がセレクタ1081に与えられるものとする。セレクタ1081は、信号S104の値が「0」のときはしきい値Th1を判定部1082に与え、信号S104の値が「1」のときはしきい値Th2を判定部1082に与える。判定部1082は、動き検出回路107からの信号S107がセレクタ1081からのしきい値よりも大きいときは「動きあり(動画)」と判定し、値「1」の判定信号S108を出力する。一方、信号S107がセレクタ1081からのしきい値よりも小さいときは「動きなし(静止画)」と判定し、値「0」の判定信号S108を出力する。動き判定回路108は、図5に示すように、「斜め相関あり」のときは動きの有無を判定するためのしきい値を大きくする(TH1→Th2)ことにより、「動きなし(静止画)」と判定される範囲(信号S107のレベルの範囲)を広げている。
動き判定回路108からの判定信号S108の値が「1」のとき(すなわち「動きあり(動画)」と判定されたとき)、切換回路109はライン相関YC分離回路103からの輝度信号S103Yを輝度信号S109として出力し、切換回路110はライン相関YC分離回路103からの色信号S103Cを色信号S110として出力する。一方、動き判定回路108からの判定信号S108の値が「0」のとき(すなわち「動きなし(静止画)」と判定されたとき)、切換回路109はフレーム相関YC分離回路106からの輝度信号S106Yを輝度信号S109として出力し、切換回路110はフレーム相関YC分離回路106からの色信号S106Cを色信号S110として出力する。
図6は斜め線が入力された場合の各信号の波形図である。コンポジット映像信号S100,S101,S102は斜め線が入力されており、ライン間での相関が低く、ライン間のYC分離を行うと演算誤差が出やすく、クロスカラーが多く発生してしまう。コンポジット映像信号S101と1フレーム前のコンポジット映像信号S105が図6に示したように動いた場合、動き検出回路107により動き信号S107が得られる。一方、斜め相関検出回路104により、現フレームのコンポジット映像信号S100,S101,S102から斜め成分が検出され、斜め成分が検出されている間「斜め相関あり」を示す信号S104が出力される。上述のとおり、「斜め相関あり」のとき(すなわち信号S104が値「1」のとき)動き判定回路108は、動きの有無を判定するためのしきい値を大きくし(TH1→Th2)、「動きなし(静止画)」と判定される範囲(信号S107のレベルの範囲)を広げる。このため、斜め成分が検出されている期間 動き判定信号S108は「動きなし(静止画)」を示している。これに応答して切換回路109はフレーム相関YC分離回路106からの輝度信号S106Yを輝度信号S109として出力し、切換回路110はフレーム相関YC分離回路106からの色信号S106Cを色信号S110として出力する。このように、斜め成分が入力された場合にはフレーム間でのYC分離に切換ることによりクロスカラーを低減することができる。
<効果>
以上のように第1の実施形態では、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、動き検出回路107の出力信号S107を動き判定回路108で静止画よりに動き判定を行う(斜め相関ありのときは動きの有無を判定するためのしきい値を大きくする)。したがって、コンポジット映像信号S100,S101,S102における斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103において正しく分離されずにライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより、出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。また、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、動き検出精度の向上を図ることができる。
<変形例>
ここではY/C分離装置3を搭載した機器(映像信号処理装置、映像表示装置)の一例としてテレビジョン受信機を取り上げたが、液晶テレビ,プラズマディスプレイテレビ,有機ELテレビ,ビデオキャプチャーボード機器,パソコン機器,ビデオカセットレコーダなどでもかまわない。
また、切換回路109,110はライン間演算結果(ライン相関YC分離回路103の出力)とフレーム間演算結果(フレーム間YC分離回路106の出力)を単純に切り換えたが、ライン間の演算結果とフレーム間の演算結果とに重み付けを行い、合成する割合を変えたり、信号比率を変えて加算しても構わない。
また、図4に示した内部構成の動き判定回路108に代えて図7に示す内部構成の動き判定回路108を用いてもよい。図4に示した構成の動き判定回路108では、斜め相関検出回路104によって斜め相関ありと判定された場合にしきい値を大きくすることによって動きの有無の判定を静止画よりに設定した。これに対して図7に示す内部構成の動き判定回路108では、動き検出回路107によって検出される動き量S107を、斜め相関検出回路104によって検出される斜め成分量S210,S211に応じて加算器1083によって減衰させ、これと固定のしきい値Th1とを判定部1082によって比較して動きの有無を判定する。
また、図8に示すフローに従って動きの有無を判定する動き判定回路108を用いてもよい。図8に示す判定フローでは、まず、動き検出回路107によって検出された動き量S107と固定のしきい値Th1とを比較する(ST101)。動き量S107がしきい値Th1よりも大きいときは「動きあり(動画)」と判定しこれに応じた判定信号S108を出力する。動き量S107がしきい値よりも小さいときは斜め相関の有無に従って動きの有無を判定する(ST102)。斜め相関検出回路104によって「斜め相関なし」と判定されたときは「動きあり(動画)」と判定しこれに応じた判定信号S108を出力する。一方、斜め相関検出回路104によって「斜め相関あり」と判定されたときは「動きなし(静止画)」と判定しこれに応じた判定信号S108を出力する。
(第2の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第2の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図9に示す。このY/C分離装置3は、図1に示した構成要件に加えてさらにフレームメモリ300と、動き検出回路301と、動き判定回路302と、合成回路303とを備える。フレームメモリ300は、フレームメモリ105からのコンポジット映像信号S105を1フレーム期間遅延させてコンポジット映像信号S300として出力する。動き検出回路300は、2フレーム間の映像信号S101,S300の差分から映像信号のサンプルごとに動き量を検出し、検出した動き量に応じた信号S301を出力する。動き判定回路302は、動き判定回路108と同様に、斜め相関検出回路104からの信号S104と動き検出回路301からの信号S301とに基づいてコンポジット映像信号の動きの有無を判定し、判定結果に応じた判定信号S302を出力する。合成回路303は、動き判定回路108からの判定信号S108と動き判定回路302からの判定信号S302とを合成(OR演算)し判定信号S303として出力する。切換回路109は、合成回路303からの判定信号S303に応じてライン相関YC分離回路103からの輝度信号S103Yまたはフレーム相関YC分離回路106からの輝度信号S106Yを輝度信号S109として出力する。切換回路110は、合成回路303からの判定信号S303に応じてライン相関YC分離回路103からの色信号S103Cまたはフレーム相関YC分離回路106からの色信号S106Cを色信号S110として出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
次に、以上のように構成されたY/C分離装置3の動作について説明する。
第1の実施形態と同様、1フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101とコンポジット映像信号S105とに基づいて動き検出回路107は動き量を検出し、検出した動き量に応じた動き信号S107を出力する。動き判定回路108は、斜め相関検出信号S104に応じて動き信号S107と所定のしきい値とを比較し比較結果に応じた判定信号S108を出力する。ここでは動き判定回路108は図4に示したのと同様の内部構成を有するものとする。図10に示すように、動き判定回路108は、斜め相関検出回路104によって斜め相関ありと判定されたときは動き判定用のしきい値を大きく設定し、斜め相関なしと判定されたときは動き判定用のしきい値を小さく設定する(ST201)。次に、設定したしきい値と動き量S107とを比較し、動き量S107がしきい値よりも大きいときは動画と判定し、動き量S107がしきい値よりも小さいときは静止画と判定する(ST202)。このように動き判定回路108は、斜め相関が検出された場合は動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S108を静止画よりの判定となるようにする。
一方、2フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101とコンポジット映像信号S300とに基づいて動き検出回路301は動き量を検出し、検出した動き量に応じた動き信号S301を出力する。動き判定回路302は、斜め相関検出信号S104に応じて動き信号S301と所定のしきい値とを比較し比較結果に応じた判定信号S302を出力する。ここでは動き判定回路302は図4に示したのと同様の内部構成を有するものとする。図10に示すように、動き判定回路302は、斜め相関検出回路104によって斜め相関ありと判定されたときは動き判定用のしきい値を大きく設定し、斜め相関なしと判定されたときは動き判定用のしきい値を小さく設定する(ST301)。次に、設定したしきい値と動き量S301とを比較し、動き量S301がしきい値よりも大きいときは動画と判定し、動き量S301がしきい値よりも小さいときは静止画と判定する(ST302)。このように動き判定回路302は、斜め相関が検出された場合は動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S302を静止画よりの判定となるようにする。
動き判定信号S108,S302は合成回路303により組み合わせられ、判定信号S303として切換回路109,110に与えられる。切換回路109は判定信号S303により、ライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は判定信号S303により、ライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換える。
<効果>
以上のように第2の実施形態では、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号S100,S101,S102より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、1フレーム動き検出回路107の出力信号S107を1フレーム動き判定回路108で静止画よりに動き判定を行うことと、2フレーム動き検出回路301の出力信号S301を2フレーム動き判定回路302で静止画よりに動き判定を行う。したがって、3ライン相関YC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されず、ライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより出力される色信号S119においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。
また、斜め相関検出結果に応じて2フレーム間動き検出結果を静止画よりに補正することにより、1フレーム差分から輝度信号の動き検出の精度を改善させることに加えて2フレーム差分から映像信号の全帯域の動き検出の精度を改善させることができ、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、1フレーム差分の輝度信号の動き検出精度向上と2フレーム差分による映像信号の全帯域の動き検出精度の向上を図ることができる。
<変形例>
なお、第1の実施形態の変形例において説明したの同様、図4に示した内部構成の動き判定回路108,302に代えて図7に示す内部構成の動き判定回路108,302を用いてもよい。
また、図11に示すフローに従って動きの有無を判定する動き判定回路108,302を用いてもよい。図11に示す判定フローでは、まず、動き検出回路107,301によって検出された動き量S107,S301と固定のしきい値Th1とを比較する(ST101,ST501)。動き量S107,S301がしきい値Th1よりも大きいときは「動きあり(動画)」と判定しこれに応じた判定信号S108,S302を出力する。動き量S107,ST301がしきい値よりも小さいときは斜め相関の有無に従って動きの有無を判定する(ST102,ST502)。斜め相関検出回路104によって「斜め相関なし」と判定されたときは「動きあり(動画)」と判定しこれに応じた判定信号S108,ST302を出力する。一方、斜め相関検出回路104によって「斜め相関あり」と判定されたときは「動きなし(静止画)」と判定しこれに応じた判定信号S108,ST302を出力する。
(第3の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第3の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図12に示す。このY/C分離装置3は、図9に示した動き判定回路108に代えて動き判定回路304を備える。その他の構成は図9に示したY/C分離装置3と同様である。動き判定回路304は、動き検出回路107によって検出された動き量S107と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S304を出力する。合成回路303は、動き判定回路304からの判定信号S304と動き判定回路302からの判定信号S302とを合成(OR演算)し判定信号S303として出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
次に、以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
1フレーム遅延されたコンポジット映像信号S105は、さらにフレームメモリ300により1フレーム遅延させて、2フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101,S300から2フレーム間動き検出回路301により動き量を検出し、2フレーム動き信号S301を出力する。2フレーム動き判定回路302は、斜め相関検出信号S104に応じて、動き信号S301を減衰あるいは補正させる。斜め成分を検出した場合は動き量を減衰あるいは動きを判定する動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S302を静止画よりの判定となるようにする。切換回路109は動き判定結果信号S303に応じて、ライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は動き判定結果信号S303に応じて、ライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
この実施の形態によれば、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号S100,S101,S102より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、2フレーム動き検出回路301の出力信号S301を2フレーム動き判定回路302で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことにより、3ラインYC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されず、ライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。また、斜め相関検出結果に応じて2フレーム間動き検出結果を減衰あるいは補正することにより、2フレーム差分による映像信号の全帯域の動き検出の精度を改善させることができ、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、映像信号の全帯域の動き検出精度の向上を図ることができる。
(第4の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第4の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図13に示す。このY/C分離装置3は、図9に示した動き判定回路302に代えて動き判定回路305を備える。その他の構成は図9に示したY/C分離装置3と同様である。動き判定回路305は、動き検出回路301によって検出された動き量S301と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S305を出力する。合成回路303は、動き判定回路108からの判定信号S108と動き判定回路305からの判定信号S305とを合成(OR演算)し判定信号S303として出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
次に、以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
コンポジット映像信号S101は、フレームメモリ105により1フレーム遅延させて、1フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101,S105から1フレーム間動き検出回路107により動き量を検出し、1フレーム動き信号S107を出力する。1フレーム動き判定回路108は、斜め相関検出信号S104に応じて、動き信号S107を減衰あるいは補正させる。斜め成分を検出した場合は動き量を減衰あるいは動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S108を静止画よりの判定となるようにする。1フレーム遅延されたコンポジット映像信号S105は、さらにフレームメモリ300により1フレーム遅延させて、2フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101,S300から2フレーム間動き検出回路301により動き量を検出し、2フレーム動き信号S301を出力する。1フレーム間動き判定信号S108と2フレーム間動き判定信号S305は合成回路303により組み合わせられる。切換回路109は動き判定結果信号S303に応じて、ライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は動き判定結果信号S303に応じて、ライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
この実施の形態によれば、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号S100,S101,S102より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、1フレーム動き検出回路107の出力信号S107を1フレーム動き判定回路108で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことにより、3ラインYC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されず、ライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。また、斜め相関検出結果に応じて1フレーム間動き検出結果を減衰あるいは補正することにより、1フレーム差分から輝度信号の動き検出の精度を改善させることができ、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、1フレーム差分の輝度信号の動き検出精度向上を図ることができる。
(第5の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第5の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図14に示す。このY/C分離装置3は、図9に示した動き判定回路108,302および合成回路303に代えて動き判定回路304,305およびセレクタ601を備える。その他の構成は図9に示したY/C分離装置3と同様である。動き判定回路304,305は、動き検出回路107,301によって検出された動き量S107,S301と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S304,S305を出力する。セレクタ601は、斜め相関検出回路104からの信号S104が「斜め相関あり」を示すときは動き判定回路304からの判定信号S304を判定信号S601として切換回路109,110に出力し、斜め相関検出回路104からの信号S104が「斜め相関なし」を示すときは動き判定回路304からの判定信号S304と動き判定回路305からの判定信号S305とを合成(OR演算)しこれを判定信号S601として切換回路109,110に出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
次に、以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
コンポジット映像信号S101は、フレームメモリ105により1フレーム遅延させて、1フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101,S105から1フレーム間動き検出回路107により動き量を検出し、1フレーム動き信号S107を出力する。1フレーム遅延されたコンポジット映像信号S105は、さらにフレームメモリ300により1フレーム遅延させて、2フレーム期間差を持ったコンポジット映像信号S101,S300から2フレーム間動き検出回路301により動き量を検出し、2フレーム動き信号S301を出力する。1フレーム間動き判定信号S304と2フレーム間動き判定信号S305はセレクタ601により、斜め相関がある場合は1フレーム間動き判定信号S304が判定信号S601として出力され、斜め相関がない場合は1フレーム動き判定信号S304と2フレーム動き判定信号S305との合成信号が判定信号S601として出力される。切換回路109は動き判定信号S601に応じて、ライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は動き判定信号S601に応じて、ライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
以上のように第5の実施形態では、斜め相関検出回路104によって斜め相関ありと判定されたときは動き判定回路304の出力信号S304を判定信号S601として切換回路109,110へ出力し、斜め相関なしと判定されたときは動き判定回路304からの判定信号S304と動き判定回路305からの判定信号S305とを合成して判定信号S601として切換回路109,110へ出力する。これによっても第1〜第4の実施形態におけるY/C分離装置と同様の効果が得られる。すなわち、3ラインYC分離回路103に入力する信号S100、S101、S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されずライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより、出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。
(第6の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第6の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図15に示す。このY/C分離装置3は、ラインメモリ101,102,701,702と、フレームメモリ105と、ライン相関YC分離回路103,703と、フレーム相関YC分離回路106と、斜め相関検出回路104と、動き検出回路704,705と、動き判定回路706,707と、合成回路708と、切換回路109,110とを備える。
ラインメモリ701は、フレームメモリ105からのコンポジット映像信号S105を1水平期間遅延させてコンポジット映像信号S701として出力する。ラインメモリ720は、ラインメモリ701からのコンポジット映像信号S701を1水平期間遅延させてコンポジット映像信号S702として出力する。
ライン相関YC分離回路703は、コンポジット映像信号S105,S701,S702の間での相関(3ライン間の相関)に基づいて輝度信号S703Yと色信号S703Cとを抽出する。
動き検出回路704は、1フレーム間の輝度信号S103Y,S703Yの差分から輝度信号のサンプルごとに動き量を検出し、検出した動き量に応じた信号S704を出力する。
動き判定回路706は、斜め相関検出回路104からの信号S104と動き検出回路704からの信号S704とに基づいて輝度信号の動きの有無を判定し、判定結果に応じた判定信号S706を出力する。
動き検出回路705は、1フレーム間の色信号S103C,S703Cの差分から色信号のサンプルごとに動き量を検出し、検出した動き量に応じた信号S705を出力する。
動き判定回路707は、斜め相関検出回路104からの信号S104と動き検出回路705からの信号S705とに基づいて色信号の動きの有無を判定し、判定結果に応じた判定信号S707を出力する。
合成回路708は、動き判定回路706からの判定信号S706と動き判定回路707からの判定信号S707とを合成(OR演算)し判定信号S708として出力する。
切換回路109は、合成回路708からの判定信号S708に応じてライン相関YC分離回路103からの輝度信号S103Yまたはフレーム相関YC分離回路106からの輝度信号S106Yを輝度信号S109として出力する。切換回路110は、合成回路708からの判定信号S708に応じてライン相関YC分離回路103からの色信号S103Cまたはフレーム相関YC分離回路106からの色信号S106Cを色信号S110として出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
次に、以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
入力されたコンポジット映像信号S100は、ラインメモリ101,102によりそれぞれ1ライン,2ライン遅延されたコンポジット映像信号S101,S102を得る。入力されたコンポジット映像信号S100は、フレームメモリ105により1フレーム遅延させ、さらに、ラインメモリ701,702により1ライン、2ライン遅延したコンポジット映像信号S701,S702を得る。3ライン間のコンポジット映像信号S105,S701,S702はライン相関YC分離回路703でそれぞれ3.58MHzをセンターとした通過周波数帯域のバンドパスフィルターにより帯域制限され、さらに3ライン間の色信号の相関を判定するために多数決もしくは中間値をとることにより、3ライン相関色信号S703C、3ライン相関輝度信号S703Yを得ている。
1フレーム期間差を持った輝度信号S103Y,S703Yから動き検出回路704により輝度信号の1フレーム間の動き量を検出し、検出した動き量に応じた信号S704が出力される。動き判定回路706は、第1の実施形態において説明した動き判定回路108と同様の構成・動作をするものであり、斜め相関検出信号S104に応じて動き信号S704を減衰あるいは補正させる。斜め成分を検出した場合は動き量を減衰あるいは動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S706を静止画よりの判定となるようにする。
1フレーム期間差を持った色信号S103C,S703Cから動き検出回路705により色信号の1フレーム間の動き量を検出し、検出した動き量に応じた信号S705が出力される。動き判定回路707は、第1の実施形態において説明した動き判定回路108と同様の構成・動作をするものであり、斜め相関検出信号S104に応じて動き信号S705を減衰あるいは補正させる。斜め成分を検出した場合は動き量を減衰あるいは動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S707を静止画よりの判定となるようにする。
輝度信号の1フレーム間動き判定信号S706と色信号の1フレーム間動き判定信号S707は合成回路708により組み合わせられ判定信号S708として出力される。切換回路109は判定信号S708に応じてライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は判定信号S708に応じてライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
この実施の形態によれば、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、輝度信号の1フレーム動き検出回路704の出力信号S704を輝度信号の1フレーム動き判定回路706で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことと、色信号の1フレーム動き検出回路705の出力信号S705を色信号の1フレーム動き判定回路707で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことにより、3ライン相関YC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されず、ライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより、出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。また、斜め相関検出結果に応じて1フレーム間動き検出結果を減衰あるいは補正することにより動き検出の精度を改善させることができ、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、1フレーム差分の輝度信号の動き検出精度向上と1フレーム差分による色信号の動き検出精度の向上を図ることができる。
(第7の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第7の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図16に示す。このY/C分離装置3は、図15に示した動き判定回路707に代えて動き判定回路709を備える。その他の構成は図15に示したY/C分離装置3と同様である。動き判定回路709は、動き検出回路705によって検出された動き量S705と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S709を出力する。合成回路708は、動き判定回路706からの判定信号S706と動き判定回路709からの判定信号S709とを合成(OR演算)し判定信号S708として出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
1フレーム期間差を持った輝度信号S103Yと輝度信号S703Yから1フレーム間動き検出回路704により動き量を検出し、輝度信号の1フレーム動き信号S704を出力する。1フレーム動き判定回路706は、斜め相関検出信号S104に応じて、動き信号S704を減衰あるいは補正させる。斜め成分を検出した場合は動き量を減衰あるいは動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S706を静止画よりの判定となるようにする。
1フレーム期間差を持った色信号S103Cと色信号S703Cから色信号の1フレーム間動き検出回路705により動き量を検出し、色信号の1フレーム動き信号S705を出力する。動き判定回路709は、動き検出回路705によって検出された動き量S705と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S709を出力する。
輝度信号の1フレーム間動き判定信号S706と色信号の1フレーム間動き判定信号S709は合成回路708により組み合わせられる。切換回路109は判定信号S708に応じてライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は判定信号S708に応じてライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
この実施の形態によれば、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路の検出結果に応じて、輝度信号の1フレーム動き検出回路704の出力信号S704を輝度信号の1フレーム動き判定回路706で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことと、色信号の1フレーム動き判定回路709の出力信号S709とを用いることにより、3ラインYC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されず、ライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。また、斜め相関検出結果に応じて輝度信号の1フレーム間動き検出結果を減衰あるいは補正することにより、1フレーム差分から輝度信号の動き検出の精度を改善させることができ、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、1フレーム差分の輝度信号の動き検出精度向上を図ることができる。
(第8の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第8の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図17に示す。このY/C分離装置3は、図15に示した動き判定回路706に代えて動き判定回路710を備える。その他の構成は図15に示したY/C分離装置3と同様である。動き判定回路710は、動き検出回路704によって検出された動き量S704と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S710を出力する。合成回路708は、動き判定回路710からの判定信号S710と動き判定回路707からの判定信号S707とを合成(OR演算)し判定信号S708として出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
1フレーム期間差を持った輝度信号S103Y,S703Yから1フレーム間動き検出回路704により動き量を検出し、輝度信号の1フレーム動き信号S704を出力する。動き判定回路710は、動き検出回路704によって検出された動き量S704と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S710を出力する。
1フレーム期間差を持った色信号S103C,S703Cから色信号の1フレーム間動き検出回路705により動き量を検出し、色信号の1フレーム動き信号S705を出力する。1フレーム動き判定回路707は、斜め相関検出信号S104に応じて、動き信号S705を減衰あるいは補正させる。斜め成分を検出した場合は動き量を減衰あるいは動きを判定する閾値を大きくすることにより、動き判定結果信号S707を静止画よりの判定となるようにする。
輝度信号の1フレーム間動き判定信号S710と色信号の1フレーム間動き判定信号S707は合成回路708により組み合わせられる。切換回路109は判定信号S708に応じてライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は判定信号S708に応じてライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
この実施の形態によれば、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、色信号の1フレーム動き検出回路705の出力信号S705を動き判定回路707で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことと、輝度信号の1フレーム動き判定回路710の出力信号S710とを用いることにより、3ラインYC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されずライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより、出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。また、斜め相関検出結果に応じて色信号の1フレーム間動き検出結果を減衰あるいは補正することにより、1フレーム差分から色信号の動き検出の精度を改善させることができ、斜め成分が入力された場合に動き検出結果が誤検出しにくいようにし、1フレーム差分による色信号の動き検出精度の向上を図ることができる。
(第9の実施形態)
<Y/C分離装置3の内部構成>
第9の実施形態によるY/C分離装置3の内部構成を図18に示す。このY/C分離装置3は、図15に示した動き判定回路706,707および合成回路708に代えて動き判定回路710,709およびセレクタ1001を備える。その他の構成は図15に示したY/C分離装置3と同様である。動き判定回路710,709は、動き検出回路704,705によって検出された動き量S704,S705と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S710,S709を出力する。セレクタ1001は、斜め相関検出回路104からの信号S104が「斜め相関あり」を示すときは動き判定回路710からの判定信号S710を判定信号S1001として切換回路109,110に出力し、斜め相関検出回路104からの信号S104が「斜め相関なし」を示すときは動き判定回路710からの判定信号S710と動き判定回路709からの判定信号S709とを合成(OR演算)しこれを判定信号S1001として切換回路109,110に出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
1フレーム期間差を持った輝度信号S103Y,S703Yから動き検出回路704により動き量を検出し、輝度信号の1フレーム動き信号S704を出力する。動き判定回路710は、動き検出回路704によって検出された動き量S704と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S710を出力する。
1フレーム期間差を持った色信号S103C,S703Cから動き検出回路705により動き量を検出し、色信号の1フレーム動き信号S705を出力する。動き判定回路709は、動き検出回路705によって検出された動き量S705と固定のしきい値とを比較しその結果に応じた判定信号S709を出力する。
動き判定信号S710,S709はセレクタ1001により、斜め相関がある場合は動き判定信号S710が判定信号S1001として出力され、斜め相関がない場合は動き判定信号S710,S709の合成信号が判定信号S1001として出力される。切換回路109は動き判定信号S1001に応じて、ライン間演算の輝度信号S103Yとフレーム間演算の輝度信号S106Yとを切り換える。切換回路110は動き判定信号S1001に応じて、ライン間演算の色信号S103Cとフレーム間演算の色信号S106Cとを切り換えている。
<効果>
以上のように第9の実施形態では、斜め相関検出回路104によって斜め相関ありと判定されたときは動き判定回路710の出力信号S710を判定信号S1001として切換回路109,110へ出力し、斜め相関なしと判定されたときは動き判定回路710からの判定信号S710と動き判定回路709からの判定信号S709とを合成して判定信号S1001として切換回路109,110へ出力する。これによっても第6〜第8の実施形態におけるY/C分離装置と同様の効果が得られる。すなわち、3ラインYC分離回路103に入力する信号S100,S101,S102において、斜め方向の輝度信号成分がライン相関YC分離回路103に入力され、ライン相関YC分離回路103において正しく分離されずライン相関出力色信号S103Cに漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合はフレーム相関YC分離よりにすることにより、出力される色信号S110においてクロスカラーを低減し、画質の改善を図ることができる。
(第10の実施形態)
第10の実施形態によるノイズ低減装置の構成を図19に示す。このノイズ低減装置は、ラインメモリ101,102と、フレームメモリ105と、ノイズリダクション回路1601,1602と、斜め相関検出回路104と、動き検出回路107と、動き判定回路108と、切換回路1603とを備える。
以上のように構成されたノイズ低減装置の動作について説明する。
入力された映像信号S100はラインメモリ101,102により遅延され、ライン間の相関を利用したノイズリダクション回路1601に入力される。ノイズリダクション回路1601の構成としては、ライン間の信号の差分をとり、基準信号から差分値を減算し、ノイズ成分を低減する方式や、ライン間差の信号を平均化してノイズ成分を低減する方式などがある。また、ノイズリダクション回路1602には、1フレーム遅延差を持った信号S101,S105が入力され、フレーム間の相関を利用してノイズを低減する。ノイズリダクション回路1602の構成としては、フレーム間の信号の差分値をとり、基準信号から差分値を減算しノイズを低減する方式や、フレーム間差の信号を平均化してノイズ成分を低減する方式などがある。ノイズリダクション回路1601の出力S1601とノイズリダクション回路1602の出力S1602は動き判定回路108の出力信号S108に応じて切り換えられる。切換回路1603は、判定信号S108が静止画(動きなし)を示している場合はノイズリダクション回路1602の出力信号S1602を選択して信号S1603として出力し、動画(動きあり)を示している場合はノイズリダクション回路1601の出力信号S1601を選択して信号S1603として出力する。
この実施形態によれば、入力された映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を斜め相関検出回路104により検出し、この斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、動き検出回路107の出力信号S107を動き判定回路108で減衰あるいは補正し、静止画よりに動き判定を行うことにより、斜め線において垂直方向に映像がぼやけるといった画質劣化を抑えつつ、出力される信号S1603において斜め成分を多く含む映像においてノイズを低減することができる。
なお、本実施形態についても、第1の実施形態を第2〜第9の実施形態に変形したのと同様の変形を行うことができ、それにより第2〜第9の実施形態におけるとの同様の効果が得られる。
本発明の動き検出装置はY/C分離装置やノイズ低減装置に適用できる。さらには、これらを搭載したテレビジョン受像機,液晶テレビ,プラズマディスプレイテレビ,有機ELテレビ,ビデオキャプチャーボード機器,パソコン機器,ビデオカセットレコーダなどに適用できる。
第1の実施形態によるテレビジョン受像機の全体構成を図1に示すブロック図である。 図1に示したY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 図2に示した斜め相関検出回路の内部構成を示すブロック図である。 図2に示した動き判定回路の内部構成の一例を示すブロック図である。 図4に示した動き判定回路による動き判定の動作を説明するための図である。 図2に示したYC分離装置に斜め線が入力された場合の動作を説明するための波形図である。 図2に示した動き判定回路の内部構成の別の一例を示すブロック図である。 図2に示した動き判定回路のさらに別の一例による判定処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 図9に示した動き判定回路の一例による判定処理の流れを示すフローチャートである。 図9に示した動き判定回路の別の一例による判定処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第4の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第5の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第6の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第7の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第8の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第9の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 第10の実施形態によるノイズ低減装置の構成を示すブロック図である。 従来の動き処理回路の構成を示すブロック図である。 従来の動き処理装置の動作を説明する波形図である。 従来の動き処理装置に斜め線が入力された場合の動作を説明する波形図
符号の説明
101,102,701,702 ラインメモリ
103,703 ライン相関YC分離回路
104 斜め相関検出回路
105,300 フレームメモリ
106 フレーム相関YC分離回路
107,301,704,705 動き検出回路
109,110,1603 切換回路
201〜203 帯域制限フィルタ
204,205 加算器
206,207 遅延回路
208,209 減算回路
210,211 絶対値回路
212,213 比較回路
214 OR回路
108,302,304,305,706,707,709,710 動き判定回路
303,708 合成回路
601,1001 セレクタ
1601,1602 ノイズリダクション回路

Claims (26)

  1. コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する斜め相関検出部と、
    前記コンポジット映像信号のフレーム間差分に基づいて動き量を検出する動き検出部と、
    前記動き検出部によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定する動き判定部とを備え、
    前記動き判定部は、
    前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記動き判定部は、
    前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果に応じたレベルのしきい値を設定し、前記動き検出部によって検出された動き量と前記しきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  3. 請求項1において、
    前記動き判定部は、
    前記動き検出部によって検出された動き量を前記斜め相関検出部による検出結果に応じて補正し、補正後の動き量と所定のしきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  4. 請求項1において、
    前記動き判定部は、
    前記動き検出部によって検出された動き量が所定のしきい値よりも大きいときは「動きあり」と判定し、前記動き量が前記所定のしきい値よりも小さいときは前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果に従って動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  5. 請求項1において、
    前記動き検出部は、
    前記コンポジット映像信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第1の動き検出回路と、
    前記コンポジット映像信号の2フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第2の動き検出回路とを含む、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  6. 請求項1において、
    前記動き検出部は、
    ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された輝度信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第1の動き検出回路と、
    前記ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された色信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出する第2の動き検出回路とを含む、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  7. 請求項5または6において、
    前記動き判定部は、
    前記第1の動き検出回路によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定する第1の動き判定回路と、
    前記第2の動き検出回路によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定する第2の動き判定回路とを含む、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  8. 請求項7において、
    前記第1および/または第2の動き判定回路は、
    前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  9. 請求項5または6において、
    前記動き判定部は、
    前記斜め相関検出部による斜め相関の検出結果に応じて第1の判定と第2の判定とを切り換え、
    前記第1の判定は、
    前記第1の動き検出回路によって検出された動き量に基づいて前記動きの有無を判定するものであり、
    前記第2の判定は、
    前記第1の動き検出回路によって検出された動き量と前記第2の検出回路によって検出された動き量とに基づいて前記動きの有無を判定するものである、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  10. ライン相関を利用してコンポジット映像信号から第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出する第1の輝度信号/色信号分離部と、
    フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号から第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出する第2の輝度信号/色信号分離部と、
    請求項1から9のいずれか1つに記載の動き検出装置と、
    前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力する切換部とを備える、
    ことを特徴とする輝度信号/色信号分離装置。
  11. コンポジット映像信号の現フレームのライン相関を利用して第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出する第1の輝度信号/色信号分離部と、
    前記コンポジット映像信号の前フレームのライン相関を利用して第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出する第2の輝度信号/色信号分離部と、
    請求項6から9のいずれか1つに記載の動き検出装置と、
    前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力する切換部とを備える、
    ことを特徴とする輝度信号/色信号分離装置。
  12. ライン相関を利用してコンポジット映像信号のノイズを低減する第1のノイズ低減部と、
    フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号のノイズを低減する第2のノイズ低減部と、
    請求項1から9のいずれか1つに記載の動き検出装置と、
    前記第1のノイズ低減部により得られた映像信号と前記第2のノイズ低減部により得られた映像信号とを前記動き検出装置の動き判定部による判定結果に応じて合成して出力する切換部とを備える、
    ことを特徴とするノイズ低減装置。
  13. コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出するステップ(a)と、
    前記コンポジット映像信号のフレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(b)と、
    前記ステップ(b)によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定するステップ(c)とを備え、
    前記ステップ(c)では、
    前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  14. 請求項13において、
    前記ステップ(c)では、
    前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果に応じたレベルのしきい値を設定し、前記ステップ(b)によって検出された動き量と前記しきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  15. 請求項13において、
    前記ステップ(c)では、
    前記ステップ(b)によって検出された動き量を前記ステップ(a)による検出結果に応じて補正し、補正後の動き量と所定のしきい値とを比較することによって前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  16. 請求項13において、
    前記ステップ(c)では、
    前記ステップ(b)によって検出された動き量が所定のしきい値よりも大きいときは「動きあり」と判定し、前記動き量が前記所定のしきい値よりも小さいときは前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果に従って動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  17. 請求項13において、
    前記ステップ(b)は、
    前記コンポジット映像信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(d)と、
    前記コンポジット映像信号の2フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(e)とを含む、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  18. 請求項13において、
    前記ステップ(b)は、
    ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された輝度信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(d)と、
    前記ライン相関を利用した輝度信号/色信号分離によって前記コンポジット映像信号から抽出された色信号の1フレーム間差分に基づいて動き量を検出するステップ(e)とを含む、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  19. 請求項17または18において、
    前記ステップ(c)は、
    前記ステップ(d)によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定するステップ(f)と、
    前記ステップ(e)によって検出された動き量に基づいて前記コンポジット映像信号における動きの有無を判定するステップ(g)とを含む、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  20. 請求項19において、
    前記ステップ(f)および/または(g)では、
    前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果を考慮して前記動きの有無を判定する、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  21. 請求項17または18において、
    前記ステップ(c)では、
    前記ステップ(a)による斜め相関の検出結果に応じて第1の判定と第2の判定とを切り換え、
    前記第1の判定は、
    前記ステップ(d)によって検出された動き量に基づいて前記動きの有無を判定するものであり、
    前記第2の判定は、
    前記ステップ(d)によって検出された動き量と前記ステップ(e)によって検出された動き量とに基づいて前記動きの有無を判定するものである、
    ことを特徴とする動き検出方法。
  22. ライン相関を利用してコンポジット映像信号から第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出するステップ(h)と、
    フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号から第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出するステップ(i)と、
    請求項13から21のいずれか1つに記載の動き検出方法と、
    前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力するステップ(j)とを備える、
    ことを特徴とする輝度信号/色信号分離方法。
  23. コンポジット映像信号の現フレームのライン相関を利用して第1の輝度信号と第1の色信号とを抽出するステップ(k)と、
    前記コンポジット映像信号の前フレームのライン相関を利用して第2の輝度信号と第2の色信号とを抽出するステップ(l)と、
    請求項18から21のいずれか1つに記載の動き検出方法と、
    前記第1の輝度信号と前記第2の輝度信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の輝度信号として出力し、前記第1の色信号と前記第2の色信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して第3の色信号として出力するステップ(m)とを備える、
    ことを特徴とする輝度信号/色信号分離方法。
  24. ライン相関を利用してコンポジット映像信号のノイズを低減するステップ(n)と、
    フレーム相関を利用して前記コンポジット映像信号のノイズを低減するステップ(o)と、
    請求項13から21のいずれか1つに記載の動き検出方法と、
    前記ステップ(n)により得られた映像信号と前記ステップ(o)により得られた映像信号とを前記動き検出方法のステップ(c)による判定結果に応じて合成して出力するステップ(p)とを備える、
    ことを特徴とするノイズ低減方法。
  25. 請求項1から9のいずれか1つに記載の動き検出装置、請求項10または11に記載の輝度信号/色信号分離装置、請求項12に記載のノイズ低減装置のうちのいずれか1つを備える、
    ことを特徴とする映像表示装置。
  26. 請求項13から21のいずれか1つに記載の動き検出方法、請求項22または23に記載の輝度信号/色信号分離方法、請求項24に記載のノイズ低減方法のうちのいずれか1つを備える、
    ことを特徴とする映像表示方法。
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