JP4469658B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、コンポジット映像信号から輝度信号(Y)および/または色信号(C)を分離する装置および方法に関する。
近年、テレビジョン受像機の大型化・高画質化に伴い、コンポジット映像信号から輝度信号と色信号とを分離するY/C分離装置(輝度信号/色信号分離装置)の高性能化が重要視されてきている。
以下、従来のY/C分離装置について説明する。
図10は、特開平5−111051号公報に開示されたY/C分離装置の構成を示すブロック図である。図10において、入力端31は、ライン間くし型フィルタより出力される帯域制限された色信号の入力部である。入力端31には遅延回路32〜35が直列に接続される。遅延回路32〜35は、色信号の半周期だけ入力信号を遅延させて出力する。遅延回路32,34には反転回路36,37が接続される。次に各遅延信号を入力する最小値回路38〜45が設けられている。最小値回路38〜42は3つの入力端子を有し、これら3つの入力端子に入力される信号のうち最小の信号を選択して出力する。最小値回路43〜45は2つの入力端子を有し、これら2つの入力端子に入力される信号のうち最小の信号を選択して出力する。最小値回路38の3つの入力端子には反転回路37,遅延回路35,入力端31からの信号が与えられる。最小値回路39の3つの入力端子には遅延回路35,入力端31,反転回路36からの信号が与えられる。最小値回路40の3つの入力端子には入力端31,反転回路36,遅延回路33からの信号が与えられる。最小値回路41の3つの入力端子には反転回路36および37,遅延回路33からの信号が与えられる。最小値回路42の3つの入力端子には遅延回路33および35,反転回路37からの信号が与えられる。最小値回路43の2つの入力端子には反転回路37,遅延回路33からの信号が与えられる。最小値回路44の2つの入力端子には反転回路36,遅延回路33からの信号が与えられる。最小値回路45の2つの入力には反転回路36,37からの信号が与えられる。最小値回路38〜42の出力信号は最大値回路46に与えられる。最大値回路46は5つの入力信号のうち最大の振幅を有する信号を選択し、出力端47を介してこれを色信号として出力する。最小値回路43〜45の出力信号は最大値回路49に与えられる。最大値回路49は3つの入力信号のうち最大の振幅を有する信号を選択し、その値を減算器50に与える。減算器50は入力端51に入力される複合映像信号から最大値回路49の出力信号を減算して出力端52より輝度信号として出力する。
次に、以上のように構成されたY/C分離装置の動作について説明する。
図6は、入力端31に1波長の色信号が入力された場合の最大値回路49の出力波形を表している。図8は、入力端31に1.5波長の色信号が入力された場合の最大値回路46の出力波形を表している。ここで、特開平5−111051号公報に記載と同符合とすることで処理途中の動作の説明を省略する。図10において最大値回路49側は、1波長以上の信号が入力された場合、入力された信号が色信号であると見なすため、最大値回路49の出力からは入力された1波長の信号がそのまま出力される。図10において最大値回路46側は、1.5波長以上の信号が入力された場合、入力された信号が色信号であると見なすため、最大値回路46の出力からは入力された1.5波長の信号がそのまま出力される。
特開平5−111051号公報(第4−5頁、第1図、第2−3頁、第6図、第11図)
上述のY/C分離装置では、1.5周期以上の信号が入力されると色信号が入力されているとみなす。このため、1波長以下の細い斜め線が入力されているような場合の信号は除去できるが、斜め線が連続して入力されているような場合の信号は除去できず、クロスカラーを抑圧する効果が少ない。
この発明の目的は、細い斜め線だけでなく、連続して斜め方向に相関のある輝度信号が入力された場合においても、輝度信号成分が色信号成分に漏れ込むことによるクロスカラーを低減でき、斜め方向の解像度を改善できる映像信号処理装置および方法を提供することである。
この発明による映像信号処理装置は、斜め相関検出部と、ライン相関色分離部と、第1の色信号取得部とを備える。斜め相関検出部は、コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する。ライン相関色分離回路は、コンポジット映像信号の垂直方向における相関に基づいてコンポジット映像信号から第1の色信号を抽出する。第1の色信号取得部は、第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第2の色信号を得る。第1の色信号取得部は、水平相関範囲内の中間値と水平相関値内の中間値より小さい値を検出し、斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて水平相関範囲内の中間値と水平相関値内の中間値より小さい値とを切換える。
好ましくは、上記映像信号処理装置は減算部をさらに備える。減算部は、コンポジット映像信号と第2の色信号との差に基づいてコンポジット映像信号から輝度信号を抽出する。
好ましくは、上記第1の色信号取得部は、水平相関範囲内の中間値と水平相関値内の最小値を検出し、斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて水平相関範囲内の中間値と水平相関値内の最小値とを切換える。
この発明による映像信号処理方法はステップ(a)〜(c)を備える。ステップ(a)では、コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する。ステップ(b)では、コンポジット映像信号の垂直方向における相関に基づいてコンポジット映像信号から第1の色信号を抽出する。ステップ(c)では、第1の色信号の水平方向における相関範囲内の中間値と中間値より小さい値の第2の色信号を得る。ステップ(c)では、ステップ(a)によって検出された斜め相関の程度に応じて、第1の色信号の水平方向における相関範囲内の中間値と中間値より小さい値とを切換える。
好ましくは、上記映像信号処理方法はステップ(d)をさらに備える。ステップ(d)では、コンポジット映像信号と第2の色信号との差に基づいてコンポジット映像信号から輝度信号を抽出する。
好ましくは、上記ステップ(c)は第1の色信号の水平方向における相関範囲内の中間値と最小値の第2の色信号を得る。ステップ(c)では、ステップ(a)によって検出された斜め相関の程度に応じて、第1の色信号の水平方向における相関範囲内の中間値と中間値より小さい値とを切換える。
本発明によれば、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を検出し、この検出結果に応じて水平方向の相関検出範囲を切り換えることにより、斜め線のような斜め方向の輝度信号成分がライン相関色分離回路に入力され、ライン相関色分離回路において正しく分離されず、ライン相関出力色信号に漏れ出したとしても、斜め線が入力された場合は水平方向の相関範囲内の中間値を中間値より小さくすることにより、出力される色信号においてはクロスカラーを低減するとともに、出力される輝度信号においても斜め方向の解像度の改善を図ることができる。
また、斜め線が入力されていない場合は、水平方向の相関範囲内の中間値を取ることにより、通常の色信号が正しく出力され、水平方向の相関範囲内の最小値を常に選択したために起こる色抜けや、色の飽和度低下を抑制することができる。
<テレビジョン受像機の全体構成>
図1は、この発明の実施形態によるテレビジョン受像機の全体構成を示すブロック図である。このテレビジョン受信機10は、地上波チューナ1と、AVスイッチ2と、Y/C分離装置3と、色復調回路4と、RGB変換回路5と、モニター画面6と、オーディオ処理回路7と、音声出力回路8と、スピーカ9とを含む。
地上波チューナ1は、チャンネル毎に割り当てられた放送を受信する。AVスイッチ2は、チューナ1で受信した地上波放送信号S10とビデオカセットレコーダーなどの外部機器から入力された映像信号,音声信号とを切り換える。Y/C分離装置3は、AVスイッチ2より出力されたコンポジット映像信号S100を輝度信号S120と色信号S199とに分離する。色復調回路4は、Y/C分離装置3より出力された色信号S119を色差信号であるU信号S40UおよびV信号S40Vに復調する。RGB変換回路5は、Y/C分離装置3より出力された輝度信号S120と色復調回路4より出力されたU信号S40UおよびV信号S40VをR信号S50R,G信号S50G,およびB信号S50Bに変換する。モニター画面6は、RGB変換回路5より出力されたR信号S50R,G信号S50G,およびB信号S50Bより映像を表示する。オーディオ処理回路7は、AVスイッチ2より出力された音声信号S100Aを処理する。音声出力回路8は、オーディオ処理回路7より出力された音声信号S70を増幅してスピーカ9に出力する。スピーカ9は、音声出力回路8より出力された音声信号S80を出力する。
<Y/C分離装置3の内部構成>
図2は、図1に示したY/C分離装置3の内部構成を示すブロック図である。このY/C分離装置3は、ラインメモリ101,102と、ライン相関色分離回路103と、斜め相関検出回路104と、遅延回路105〜109と、反転回路112,113と、第1の水平3点相関回路115と、第2の水平3点相関回路116と、第1の水平5点相関回路117と、第2の水平5点相関回路111と、切換回路118,119と、減算器120とを備える。
ラインメモリ101は、AVスイッチ2(図1参照)より出力されたコンポジット映像信号S100を1水平期間(1ライン)遅延させて出力する。ラインメモリ102は、ラインメモリ101からの映像信号S101を1水平期間(1ライン)遅延させて出力する。
ライン相関色分離回路103は、コンポジット映像信号S100とラインメモリ101からの映像信号S101とラインメモリ102からの映像信号S102との間での相関(3ライン間の相関)に基づいてコンポジット映像信号から色信号S103を抽出する。
斜め相関検出回路104は、コンポジット映像信号の輝度信号成分の斜め方向における相関(斜め成分)を検出する。
遅延回路105〜109は、色信号の半周期だけ入力信号を遅延させて出力する。遅延回路105は、ライン相関色分離回路103からの色信号S103を遅延させて出力する。遅延回路106〜109は、前段の遅延回路105〜108の出力信号S105〜S108を遅延させて出力する。
反転回路112,113は、遅延回路106,108の出力信号S106,S108を反転させて出力する。
第1の水平3点相関回路115は、色信号を半周期づつ遅延させた3点の信号S112,S107,S113に基づいて色信号S103の相関を検出する。第1の水平3点相関回路115は、信号S112,S107,S113の中間のレベルを示す信号S115を出力する。
第2の水平3点相関回路116は、色信号を半周期づつ遅延させた3点の信号S112,S107,S113に基づいて色信号S103の相関を検出する。第2の水平3点相関回路116は、信号S112,S107,S113の最小のレベル、もしくは第1の水平3点相関回路115において検出したレベルより小さいレベルを示す信号S116を出力する。
第1の水平5点相関回路117は、色信号を半周期づつ遅延させた5点の信号S105,S112,S107,S113,S109に基づいて色信号S103の相関を検出する。第1の水平5点相関回路117は、信号S105,S112,S107,S113,S109の中間のレベルを示す信号S117を出力する。
第2の水平5点相関回路111は、色信号を半周期づつ遅延させた5点の信号S105,S112,S107,S113,S109に基づいて色信号S103の相関を検出する。第2の水平5点相関回路111は、信号S105,S112,S107,S113,S109の最小のレベル、もしくは第1の水平5点相関回路117において検出したレベルより小さいレベルを示す信号S111を出力する。
切換回路118は、第1の水平3点相関回路115の出力信号S115と第2の水平3点相関回路116の出力信号S116とを斜め相関検出回路104の検出結果S104に応じて切換えを行なう。
切換回路119は、第1の水平5点相関回路117の出力信号S117と第2の水平5点相関回路111の出力信号S111とを斜め相関検出回路104の検出結果S104に応じて切換えを行なう
減算器120は、1ライン遅延されたコンポジット映像信号S101から切換回路118の出力信号S118を減算する。
<第1、第2の水平3点相関回路115、116の内部構成>
図3は、図2に示した第1の水平3点相関回路115および第2の水平3点相関回路116の内部構成を示すブロック図である。第1、第2の水平3点相関回路115、116は、最小値回路201〜203、205と、最大値回路204とを含む。最小値回路201〜203は、色信号の半周期だけ遅延させた隣り合う3点の信号(S112,S107,S113)のうち2つ(S107,S113),(S113,S112),(S112,S107)がそれぞれ入力され、入力された信号の最小値を選択して出力する。最大値回路204は、最小値回路201〜203の出力信号S201〜S203から最大値を選択して出力する。最小値回路205は、最小値回路201〜203の出力信号S201〜S203から最小値を選択して出力する。
<第1、第2の水平5点相関回路117、111の内部構成>
図4は、図2に示した第1の水平5点相関回路117および第2の水平5点相関回路111の内部構成を示すブロック図である。第1、第2の水平5点相関回路117、111は、最小値回路301〜305、307と、最大値回路306とを含む。最小値回路301〜305は、色信号の半周期だけ遅延させた隣り合う5点の信号(S105,S112,S107,S113,S109)のうち3つ(S107,S113,S109),(S112,S107,S113),(S105,S112,S107),(S109,S105,S112),(S113,S109,S105)がそれぞれ入力され、入力された信号の最小値を選択して出力する。最大値回路306は、最小値回路301〜305の出力信号S301〜S305から最大値を選択して出力する。最小値回路307は、最小値回路301〜305の出力信号S301〜S305から最小値を選択して出力する。
<斜め相関検出回路104の内部構成>
図5は、図2に示した斜め相関検出回路104の内部構成を示すブロック図である。斜め相関検出回路104は、バンドパスフィルター501,502,503と、加算器504,505と、遅延回路506,507と、減算器508,509と、絶対値回路510,511と、比較回路512,513と、OR回路514とを含む。バンドパスフィルター501,502,503は、色副搬送波周波数の3.58MHzをセンター周波数としてコンポジット映像信号S100,S101,S102より帯域制限信号S501,S502,S503を抽出する。加算器504は、バンドパスフィルター501,502より出力される帯域制限信号S501とS502とを加算する。加算器505は、バンドパスフィルターより出力される帯域制限信号S502とS503とを加算する。遅延回路506,507は、色副搬送波周波数の4倍のクロック周波数で加算器504、505のそれぞれの信号を遅延させる。減算器508,509は、加算器504,505より出力される信号から遅延回路506,507より出力される信号を減算する。絶対値回路510,511は、減算回路508,509の出力値の絶対値をとる。比較回路512,513は、絶対値回路510,511で得られた値と基準値との比較を行う。OR回路514は、比較回路512,513のどちらか一方でも「判定あり」を判定すれば、「相関あり」を示す出力信号S104を出力する。
<Y/C分離装置3の動作>
以上のように構成されたY/C分離装置3の動作について説明する。
まず、ラインメモリー101,102は、AVスイッチ2よりコンポジット映像信号S100を入力する。ラインメモリー101,102は、入力したコンポジット映像信号S100を基に、1ライン遅延されたコンポジット映像信号S101とさらに1ライン遅延されたコンポジット映像信号S102とを得る。
次に、斜め相関検出回路104は、ラインメモリー101,102によって得られた3ライン間のコンポジット映像信号S100,S101,S102を入力する。
次に、バンドパスフィルター501,502,503は、3.58MHzをセンターとした通過周波数帯域を用いて、入力したコンポジット映像信号S100,S101,S102からそれぞれ、3.58MHzを中心に帯域制限された信号S501,S502,S503を得る。
次に、加算器504は、中央ラインの帯域制限信号S502と1ライン間差がある帯域制限信号S501とを加算する。ライン間で色の位相は180度反転するので、加算器504は、中央ラインの帯域制限信号S502と1ライン間差がある帯域制限信号S501とを加算器504で加算することにより、色信号成分は打ち消し合い、帯域制限された輝度成分信号S504を得る。同様に、加算器505は、中央ラインの帯域制限信号S502と1ライン間差がある帯域制限信号S503と加算することにより、色信号成分は打ち消し合い、帯域制限された輝度成分信号S505を得る。
次に、遅延回路506,507は、加算器504,505で得られた輝度成分信号S504,S505をそれぞれクロック単位で遅延させることにより、遅延された輝度成分信号S506,S507を得る。
次に、減算器508は、帯域制限された輝度成分信号S504と遅延回路506で遅延された輝度信号成分信号S507との差分を求めることによって、斜め方向にずらしたサンプルポイントの差から輝度信号成分の斜め方向の相関値S508を得る。
次に、絶対値回路510は、減算器508で得られた相関値S508の絶対値と求めることによって、斜め方向の差分値S510を得る。
次に、比較回路512は、絶対値回路510で得られた斜め方向の差分値S510と斜め成分判定レベルS500とを比較する。比較の結果、斜め方向の差分が小さく斜め成分判定レベルS500より小さい時は、斜め方向の相関があると判定され、比較回路512は「相関あり」を示す信号S512をOR回路514に出力する。一方、比較の結果、斜め方向の差分が大きく斜め成分判定レベルS500より大きい時は、斜め方向の相関が無いと判定され、比較回路512は「相関なし」を示す信号S512をOR回路514に出力する。
また、上記斜め成分とは逆向きの成分を検出するために、減算器509は、減算器508と同様に、帯域制限された輝度成分信号S505と遅延回路506で遅延された輝度信号成分信号S506との差分を求めることによって、斜め方向にずらしたサンプルポイントの差から輝度信号成分の斜め方向の相関値S509を得る。
次に、絶対値回路511は、絶対値回路510と同様に、減算器509で得られた相関値S509の絶対値と求めることによって、斜め方向の差分値S511を得る。
次に、比較回路513は、比較回路512と同様に、絶対値回路511で得られた斜め方向の差分値S511と斜め成分判定レベルS500とを比較する。比較の結果、斜め方向の差分が小さく斜め成分判定レベルS500より小さい時は、斜め方向の相関があると判定され、比較回路513は「相関あり」を示す信号S513をOR回路514に出力する。一方、比較の結果、斜め方向の差分が大きく斜め成分判定レベルS500より大きい時は、斜め方向の相関が無いと判定され、比較回路513は「相関なし」を示す信号S513をOR回路514に出力する。
次に、OR回路514は、比較回路512からの出力信号S512および比較回路513からの出力信号S513のうち少なくとも1つが「相関あり」を示すとき「相関あり」を示す出力信号S104を切替回路118,119に出力する。また、OR回路514は、出力信号S512および出力信号S513のうちどちらも「相関なし」を示すとき「相関なし」を示す出力信号S104を切替回路118,119に出力する。
一方、ライン相関色分離回路103は、3.58MHzをセンターとした通過周波数帯域のバンドパスフィルターを用いて入力した3ライン間のコンポジット映像信号S100,S101,S102を制限し、さらに、3ライン間の色信号の相関を判定するために多数決もしくは中間値をとることにより、3ライン相関色信号S103を得る。
次に、ライン相関色分離回路103の後段に直列に接続された遅延回路105〜109は、各々色信号の半周期づつ信号を遅延させる。
また、反転回路112,113は、遅延信号S106,S108を反転させることによって、反転遅延信号S112,S113を得る。
次に、第1の水平3点相関回路115は、遅延回路107で遅延された遅延信号S107と反転回路112,113で反転された反転遅延信号S112,S113を入力し、入力した3つの信号の大きさから中間値S115を出力する。
また、第2の水平3点相関回路116は、遅延回路107で遅延された遅延信号S107と反転回路112,113で反転された反転遅延信号S112,S113を入力し、入力した3つの信号の大きさから最小値もしくは第1の水平相関回路115の出力S115より小さい値S116を出力する。
次に、第1の水平5点相関回路117は、遅延回路105,107,109で遅延された遅延信号S105,S107,S109と反転回路112,113で反転された反転遅延信号S112,S113を入力し、入力した5つの信号の大きさから中間値S117を出力する。
また、第2の水平5点相関回路111は、遅延回路105,107,109で遅延された遅延信号S105,S107,S109と反転回路112,113で反転された反転遅延信号S112,S113を入力し、入力した5つの信号の大きさから最小値もしくは第1の水平5点相関回路117の出力S117より小さい値S111を出力する。
次に、切換回路118は、斜め相関検出回路104より「斜め相関あり」の信号が入力された場合はS116を輝度分離用色信号S118として出力し、斜め相関検出回路104より「斜め相関なし」の信号が入力された場合はS115を輝度分離用色信号S118として出力する。
次に、減算器120は、中央ラインのコンポジット映像信号S101から輝度分離用色信号S118を減算することにより、輝度信号S120を分離して、その輝度信号S120をRGB変換回路5に出力する。
また、切換回路119は、斜め相関検出回路104より「斜め相関あり」の信号が入力された場合はS111を色信号S119として色復調回路に出力し、斜め相関検出回路104より「斜め相関なし」の信号が入力された場合はS117を色信号S119として色復調回路4に出力する。
図7は、1周期の周波数成分を持った斜め線が入力された場合のS103〜S120の波形図である。
従来のY/C分離装置では、色信号の1周期の信号がライン相関色信号S103に入力された場合、輝度分離用色信号S118からは色信号の1周期の信号がそのまま出力されていた(図6参照)が、この実施形態によるY/C分離装置3では、1周期分の信号を除去することができる。
また、図9は、1周期半の周波数成分を持った斜め線が入力された場合のS103〜S120の波形図である。
従来のY/C分離装置では、色信号の1.5周期の信号がライン相関色信号S103に入力された場合、色信号S119からは色信号の1.5周期の信号がそのまま出力されていた(図8参照)が、この実施形態によるY/C分離装置3では、1.5周期分の信号を除去することができる。
<効果>
この実施形態によれば、斜め相関検出回路104は、入力されたコンポジット映像信号の3ライン間の映像信号より輝度信号成分の斜め方向の相関を検出する。切り換え回路118,119は、この検出結果に応じて水平方向の相関検出範囲を切り換える。例えば、従来の技術では、3ライン色分離回路に入力する信号S100,S101,S102において斜めじまのような斜め方向の輝度信号成分がライン相関色分離回路103に入力されると、ライン相関色分離回路103において正しく分離されず、ライン相関出力色信号S103に漏れ出す可能性があった。しかし、本実施形態によるY/C分離装置3は、このような斜め線が入力された場合には水平方向の相関範囲内の最小値をとる。このことにより、出力される色信号S119においてクロスカラーを低減するとともに、出力される輝度信号S120においても斜め方向の解像度の改善を図ることができる。また、斜め線が入力されていない場合は、水平方向の相関範囲内の中間値をとることにより通常の色信号が正しく出力され、水平方向の相関範囲内の最小値を取り続けたために起こる色抜けや色の飽和度低下を抑制することができる。
なお、ここでは斜め相関検出回路104の検出結果に応じて、第1の水平3点相関回路115と第2の水平3点相関回路116との切り換え及び第1の水平5点相関回路117と第2の水平5点相関回路111との切り換えを用いて説明したが、斜め相関がある時の水平相関値の大きさが、第1の水平3点相関回路>第2の水平3点相関回路、第1の水平5点相関回路>第2の水平5点相関回路とする関係を保ち、水平相関範囲を3点、5点以上に増やしても構わない。水平方向の点数を多くとることにより、クロスカラーが除去できる周期が増えることはいうまでもない。
なお、本実施形態ではテレビジョン受信機と記載したが、液晶テレビ,プラズマディスプレイテレビ,有機ELテレビ,ビデオキャプチャーボード機器,パソコン機器,ビデオカセットレコーダなどでもかまわない。
この発明の映像信号処理装置は、映像信号を出力するテレビジョン受像機,液晶テレビ,プラズマディスプレイテレビ,有機ELテレビ,ビデオキャプチャーボード機器,パソコン機器,ビデオカセットレコーダなどにおいて、斜め線を含む映像信号が入力されたときに生じるクロスカラーを低減すること、または斜め線を含まない映像信号が入力されたときに生じる色抜けや色の飽和度低下を抑制することに適している。
この発明の実施形態によるテレビジョン受信機の全体構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態によるY/C分離装置の内部構成を示すブロック図である。 水平3点相関回路の内部構成を示すブロック図である。 水平5点相関回路の内部構成を示すブロック図である。 斜め相関検出回路の内部構成を示すブロック図である。 従来のY/C分離装置に1波長の斜め信号が入力された場合の各部の出力波形を示す図である。 図2に示したY/C分離装置に1波長の斜め信号が入力された場合の各部の出力波形を示す図である。 従来のY/C分離装置に1.5波長の斜め信号が入力された場合の各部の出力波形を示す図である。 図2に示したY/C分離装置に1.5波長の斜め信号が入力された場合の各部の出力波形を示す図である。 従来のY/C分離装置の構成を示すブロック図である。

Claims (6)

  1. コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する斜め相関検出部と、
    前記コンポジット映像信号の垂直方向における相関に基づいて前記コンポジット映像信号から第1の色信号を抽出するライン相関色分離部と、
    前記第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第2の色信号を得る第1の色信号取得部とを備え、
    前記第1の色信号取得部は、
    前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて前記第2の色信号の大きさを制御する、
    ことを特徴とする映像信号処理装置であって、
    前記第1の色信号取得部は、
    前記第1の色信号を初段の入力に受ける複数段の遅延回路と、
    前記第1の色信号と前記複数段の遅延回路の各段の出力とのうちの大きさを検出し、前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて、検出した大きさの中から選択した第1の選択順位値を前記第2の色信号として出力する検出部とを含み、
    前記複数段の遅延回路の各段では、
    前記第1の色信号の半周期時間だけ入力信号を遅延させて出力する、
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  2. コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する斜め相関検出部と、
    前記コンポジット映像信号の垂直方向における相関に基づいて前記コンポジット映像信号から第1の色信号を抽出するライン相関色分離部と、
    前記第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第2の色信号を得る第1の色信号取得部とを備え、
    前記第1の色信号取得部は、
    前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて前記第2の色信号の大きさを制御する、
    ことを特徴とする映像信号処理装置であって、
    前記第1の色信号取得部は、
    前記第1の色信号を初段の入力に受ける複数段の遅延回路と、
    前記第1の色信号と前記複数段の遅延回路の各段の出力とのうちの選択順位値(第1の選択順位値)を検出する第1の検出部と、
    前記第1の色信号と前記複数段の遅延回路の各段の出力とのうち、前記第1の選択順位値以下の値となる選択順位値(第2の選択順位値)を検出する第2の検出部と、
    前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて前記第1の選択順位値または前記第2の選択順位値を前記第2の色信号として出力する選択部とを含み、
    前記複数段の遅延回路の各段では、
    前記第1の色信号の半周期時間だけ入力信号を遅延させて出力する、
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 請求項において、
    前記第1の選択順位は自己相関内の中間値をとる順位であり、前記第2の選択順位は自己相関内の最小値をとる順位である、
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  4. コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する斜め相関検出部と、
    前記コンポジット映像信号の垂直方向における相関に基づいて前記コンポジット映像信号から第1の色信号を抽出するライン相関色分離部と、
    前記第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第2の色信号を得る第1の色信号取得部と、
    前記コンポジット映像信号と前記第2の色信号との差に基づいて前記コンポジット映像信号から輝度信号を抽出する減算部と、
    前記第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第3の色信号を得る第2の色信号取得部と
    を備え、
    前記第1の色信号取得部は、
    前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて前記第2の色信号の大きさを制御し、
    前記第2の色信号取得部は、
    前記第1の色信号を初段の入力に受ける複数段の遅延回路と、
    前記第1の色信号と前記複数段の遅延回路の各段の出力とのうちの大きさを検出し、前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて、検出した大きさの中から選択した第1の選択順位値を検出し、検出した第1の選択順位値を前記第3の色信号として出力する中間値検出部とを含み、
    前記複数段の遅延回路の各段では、
    前記第1の色信号の半周期時間だけ入力信号を遅延させて出力する、
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  5. コンポジット映像信号の斜め方向における相関(斜め相関)を検出する斜め相関検出部と、
    前記コンポジット映像信号の垂直方向における相関に基づいて前記コンポジット映像信号から第1の色信号を抽出するライン相関色分離部と、
    前記第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第2の色信号を得る第1の色信号取得部と、
    前記コンポジット映像信号と前記第2の色信号との差に基づいて前記コンポジット映像信号から輝度信号を抽出する減算部と、
    前記第1の色信号の水平方向における自己相関に基づいて第3の色信号を得る第2の色信号取得部と
    を備え、
    前記第1の色信号取得部は、
    前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて前記第2の色信号の大きさを制御し、
    前記第2の色信号取得部は、
    前記第1の色信号を初段の入力に受ける複数段の遅延回路と、
    前記第1の色信号と前記複数段の遅延回路の各段の出力とのうちの選択順位値(第1の選択順位値)を検出する第1の検出部と、
    前記第1の色信号と前記複数段の遅延回路の各段の出力とのうち、前記第1の選択順位
    値以下の値となる選択順位値(第2の選択順位値)を検出する第2の検出部と、
    前記斜め相関検出部によって検出された斜め相関の程度に応じて前記第1の選択順位値または前記第2の選択順位値を前記第3の色信号として出力する選択部とを含み、
    前記複数段の遅延回路の各段では、
    前記第1の色信号の半周期時間だけ入力信号を遅延させて出力する、
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
  6. 請求項において、
    前記第1の選択順位は自己相関内の中間値をとる順位であり、前記第2の選択順位は自己相関内の最小値をとる順位である、
    ことを特徴とする映像信号処理装置。
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