JP2506669B2 - Pal輝度信号色信号分離装置 - Google Patents

Pal輝度信号色信号分離装置

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JP2506669B2 JP61160023A JP16002386A JP2506669B2 JP 2506669 B2 JP2506669 B2 JP 2506669B2 JP 61160023 A JP61160023 A JP 61160023A JP 16002386 A JP16002386 A JP 16002386A JP 2506669 B2 JP2506669 B2 JP 2506669B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はPAL方式複合映像信号と搬送色信号を分離す
る装置に関する。
従来の技術 PAL方式カラーテレビジョン信号の副搬送周波数sc
と水平走査周波数とは次式の関係にある。sc =(284−1/4+1/625) ……(1) 又、搬送色信号Cは2つの色差信号成分U,Vより成る
が、Vは走査線ごとに極性が反転しており、CとU,Vは
次式で表わされる関係にある。
C=U・sin(ωsct)±V・cos(ωsct) ……(2) (ωsc=2πsc) 又、バースト信号の位相は、−U軸に対して、45度ず
れており、V信号同様水平走査線ごとに極性が反転す
る。
バースト信号とU,V信号の位相は第5図に示す関係と
なる。C信号を−U軸にある4倍の副搬送周波数をもつ
クロックでサンプルした場合の、各ラインでのC信号の
位相を示したのが第6図である。第6図に示すように、
U信号は各ライン毎に1/4周期ずつ遅れており、V信号
は逆に1/4周期ずつ進む。この為、PAL信号のC信号の位
相関係は複雑となり、あるサンプル点のC信号と逆の位
相を持つC信号は、垂直方向では2水平ライン離れたサ
ンプル点であり水平方向では1周期離れたサンプル点と
なる。第7図は第6図に示したサンプル点に対応した番
号を示した図である。例えば第6図のn−2ラインの左
端のサンプル点は第7図のn−にライン左端のサンプル
点s1に対応する。また第7図のサンプル点の番号の下に
は、そのサンプル点で得られるC信号の成分を示してい
る。
このようなPAL信号の輝度信号色信号分離装置として
は、従来第8図に示すものがあった。第8図に示す輝度
信号色信号分離装置において56は副搬送波周波数近傍の
信号を波するバンドパスフィルター、55は加算回路で
ある。この輝度信号色信号分離装置の端子54にPAL信号
が入力されると、BPF56において副搬送波周波数近傍の
成分が抽出され色信号として端子58に出力される。又BP
F56よりの出力の一つは加算器55において元の信号より
減算され、輝度信号として端子57に出力される。以上の
輝度信号色信号分離装置は構成は簡単であるが、輝度信
号の高域成分が色信号として分離されるため、輝度信号
の高域成分が無くなりクロスカラーを生じるという問題
点があった。これに対して、第9図に示す輝度信号色信
号分離装置が考えられた。第9図において62は1水平ラ
イン遅延回路、60はハイパスフィルター、61は2水平ラ
イン遅延回路、63,64は加算器、65は1/2倍の乗算器であ
る。以上の様に構成された輝度信号色信号分離装置にお
いて、端子59にPAL信号が入力されるとHPF60において色
信号と高域輝度信号を含む高域映像信号が波される。
この高域映像信号の1つは2H Delay61に入力され、加算
器63において遅延していない信号より減算された後乗算
器65で1/2倍されて端子67より色信号として出力され
る。又PAL信号の一つは1H・Delay62において一水平ライ
ン期間遅延されて加算器64において乗算器65よりの出力
が減算され輝度信号として端子66より出力される。この
輝度信号は2水平ライン期間離れた色信号の位相が逆で
あることを利用したくし形フィルターを用いているが、
映像信号の垂直方向の相関性が弱い場合においてはクロ
スカラーやドット妨害を生じるという問題点を有してい
た。
これを解決するために映像信号の相関性を判定し相関
性の強い信号同志を用いて輝度信号色信号分離を行う方
法が最近考えられてきた。第10図に示す輝度信号色信号
分離装置が相関性を利用するものであり、69,71,73は2
水平ライン期間遅延回路、70はハイパスフィルター、72
は相関性判定回路、74,75,78は加算回路、76はスイッチ
回路、77は1/2倍の乗算器である。以上の様構構成され
た輝度信号分離装置において、端子68よりPAL信号が入
力されると、HPF70において高域輝度信号と色信号を含
む高域映像信号が波される。高域映像信号の1つは2
水平ライン期間遅延回路71と73に続々に入力される。相
関性判定回路72にはHPF70よりの出力(信号r),2HDela
y71よりの出力(信号s)と2H Delay73よりの出力(信
号t)が入力されて、信号rとtのどちらが信号sと相
関性が強いかが判定されてその結果がスイッチ回路76に
出力される。加算器74において信号sより信号rが減算
されて色信号を得スイッチ回路76に出力される。又、加
算器75において信号sより信号tが減算されて色信号を
得スイッチ回路76に出力される。スイッチ回路76におい
ては、相関性判定回路72よりの判定結果に基づいて、加
算器74と75よりの出力を選択して出力する。そして乗算
器77で1/2倍し、信号sと相関性の強い信号を用いて分
離した劣化の少ない色信号を得る。又、加算器78におい
て元信号を2水平ライン期間遅延させた信号より色信号
を減算することにより輝度信号を得る。第7図の輝度信
号色信号分離装置においては、着目している信号と、画
面上で2水平ライン上下の信号のうちで相関性の強い方
の信号を用いて分離を行うので第9図の輝度信号色信号
分離装置に比べて性能はよい。
発明が解説しようとする問題点 しかしながら上記の第10図の輝度信号色信号分離装置
においては、2水平ライン期間離れた信号を用いている
ため、映像信号の相関性が垂直方向で大きくくずれるよ
うな場合には、クロスカラーやドット妨害等の劣化を生
じるという問題点を有していた。又、最大遅延量は4水
平ライン期間となりハードの規模も増大するという問題
点も有していた。
本発明はかかる点に鑑み、映像信号の相関性が垂直方
向で大きくくずれる場合においても劣化の発生が少なく
かつハード規模の小さい輝度信号色信号分離装置を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、着目するサンプル点の前後1水平ライン期
間離れたサンプル点を得る、最大の遅延量が2水平ライ
ン期間の遅延回路と、近傍のサンプル点との相関を判定
する相関性判定回路と、相関性判定回路よりの出力を平
滑化する平滑化回路と、相関性の強いサンプル点を用い
て輝度信号色信号分離を行うフィルタの出力を選択する
スイッチ回路を備えた輝度信号色信号分離装置である。
作用 本発明は前記した構成により、相関性判定回路により
着目するサンプル点と最大1水平ライン期間だけ離れた
近傍のサンプル点との相関性を判定し、又近傍のどのサ
ンプル点とも相関性が弱い場合は相関性判定回路内の閾
値回路で検出して予め設定しているサンプル点位置を示
す番号を出力し、更に平滑化回路において相関性判定回
路よりの出力を平滑化することにより誤った判定による
劣化を防ぎ、平滑化回路の出力により、近傍の画素を用
いたフィルタの出力を選択し、ドット妨害やクロスカラ
ーの発生の少ない輝度信号色信号分離を行う。
実 施 例 第1図は本発明の輝度信号色信号分離装置の一実施例
を示すブロック図である。第1図において3は1136τ
(τ=1/4・Fsc)遅延回路、4はハイパスフィルター5,
6,8,9,11,13,14はτ遅延回路、7は1132τ遅延回路、12
は1132τ遅延回路、2,15,16,17,18,19,20,27,29は加算
回路、21,24は絶対値回路、22,25は乗算器、23は相関性
判定回路26はスイッチ回路、28は平滑化回路である。上
記のように構成された第1図において端子1に、副搬送
波の4倍の周波数をもつクロックで例えば第5図に示す
ように−U軸と位相が一致するもの(4Fscクロックとす
る)でサンプルされたディジタルPAL信号が供給される
と、このディジタル信号の一つはHPF4に入力されて、高
域輝度信号と色信号を含む高域映像信号が波される。
この高域映像信号はτ遅延回路5,6に順々に入力され、
次に1132τ遅延回路7,τ遅延回路8,9,10,11に入力され
更に1132τ遅延回路12,τ遅延回路13,14へ順々に入力さ
れる。これらの遅延回路により得られる高域映像信号の
2次元的な配置を第7図を用いて説明する。第7図は4F
scクロックでサンプルされたディジタル映像信号の平面
上での配置を示しており、今着目している水平ラインを
nラインとすると、n−2ラインからn+2ラインまで
のサンプル点とその番号を示しており、サンプル点はs0
よりs29までを帰している。又第7図では各サンプル点
における色信号成分も示している。第7図は第6図と対
応しており、第6図のn−2ラインの左端のサンプル点
は第7図のサンプル点s1に対応し、その他のサンプル点
も平面上同じ位置のもの同士が対応する。第1図のHPF4
の出力が第7図のn+1ラインのサンプル点s8であると
すると、τ遅延回路5と6よりの出力はそれぞれサンプ
ル点s9,s10に対応する。又式(1)のscの関係
より一水平ライン期間のサンプル点の個数は4Fscクロッ
クを用いた場合1135個となるので、1132τ遅延回路7よ
りの出力はnラインのサンプル点s13に対応し、τ遅延
回路8,9,10,11よりの出力はそれぞれサンプル点s14,s1
5,s16,s17に対応する。更に1132τ遅延回路12よりの出
力はn−1ラインのサンプル点s20に対応し、τ遅延回
路13,14よりの出力はそれぞれサンプル点s21,s22に対応
する。これらのサンプル点は第7図において破線で囲ん
だように、現在着目しているサンプル点をs15とした場
合、相関性判定と輝度信号色信号分離を行うのに用いる
サンプル点の配置を示している。
さて第1図において、加算器15においてはHPF4の出力
よりτ遅延回路6の出力が減算される。加算器14よりの
出力をPC1とすると、 PC1=s8−s10 ……(3) となる。加算器19よりの出力をPC2,加算器18よりの出力
をPC3,加算器16よりの出力をPC4とすると、加算器19,加
算器18,加算器16では次の演算が行われる。
PC2=s22−s20 ……(4) PC3=s13−s17= (s13−s15)−(s17−s15) ……(5) PC4=PC1−PC2 ……(6) 各サンプル点での高域輝度信号成分はそれぞれ次の様
になる。s8=YH+U,s10=YH−U,s20=YH−1,s22=YH
U,s13=YH−U,s17=YH−UゆえにPC1,PC2、は次の様に
なる。
PC1=2U ……(7) PC2=2U ……(8) つまり、PC1,PC2はサンプル点s9とs10における色信号
成分となり、PC4はPC1とPC2の差であるのでサンプル点s
9とs10の色信号の差を示す。又、PC3は次式の様にな
る。
PC3=(−2U)−(−2U) ……(9) このようにPC3はサンプル点s14とs16の色信号の差を
示す。PC4とPC3はそれぞれ絶対値回路21,24を通り、乗
算器22と25で適当に重みつけされて相関性判定回路23に
入力される。相関性判定回路23では2つの入力信号によ
り、着目しているサンプル点s15が、垂直方向のサンプ
ル点s9とs21の組と、水平方向のサンプル点の組s14とs1
6の組のどちらと相関性が強いかを判定しその結果を出
力する。出力する値はサンプル点の組を示すインデック
スNo.である。
このインデックスNo.は平滑化回路28でおいて平滑化
を行いノイズ等による誤りを無くす。平滑化回路28より
の出力はスイッチ回路26に切替信号として入力される。
スイッチ回路26に加算器17と20の出力が入力される。加
算器17はサンプル点s14とs16の加算を行い、加算器20は
サンプル点s9とs21の加算を行う。第6図に示すように
サンプル点s14とs16の色信号は位相が逆で、サンプル点
s9とs21についても同様の関係となっているので、加算
器17よりは水平方向のサンプル点s14とs16を用いて分離
した高域輝度信号YHが出力され、加算器20よりは垂直方
向のサンプル点s9とs21を用いて分離した高域輝度信号Y
Hが出力される。そして、スイッチ回路26において平滑
化回路28の出力により、加算器17と20より出力された高
域輝度信号のうち着目するサンプル点s15と相関の強い
サンプル点を用いて分離した信号を選択して出力する。
この高域輝度信号は加算器29においてτ遅延器9の出力
(サンプル点s15)より減算されて色信号Cを得、端子3
1に出力される。又、HPF4の出力は加算器2において元
信号より減算されて低域輝度信号を得、1136τ遅延回路
3において約1水平ライン期間遅延した後、加算回路27
で高域輝度信号YHと加算され輝度信号Yとなり端子30よ
り出力される。
以上のように本実施例によれば、加算器15,19,16によ
り着目するサンプル点の垂直方向にある1水平ライン期
間前後の色信号の変化を調べ、加算器18により着目する
サンプル点の水平方向にあるτ期間前後のサンプル点の
色信号の変化を調べこれらの変化量の絶対値に重みづけ
した値を用いて相関性判定回路23と平滑化回路28により
垂直方向と水平方向のどちらの相関性が強いかを正しく
判定でき、加算器17と20により水平方向と垂直方向にあ
るたかだか一水平ライン期間しか離れていないサンプル
点を用いて高域輝度信号を分離でき、更にスイッチ回路
26により相関性判定結果に基づいてこれらの高域輝度信
号成分を選択することができる。このように、たかだか
1水平ライン期間しか離れていない近傍のサンプル点を
用いて輝度信号色信号分離を行うので、映像信号が大き
く変化する場合においても劣化の少ない分離を行うこと
ができる。なお、第1の実施例においては、色信号を用
いて相関性判定を行っているが、第1図の加算器15と19
においてそれぞれサンプル点s8とs10及びサンプル点s20
とs22の加算を行うことにより、高域輝度信号による相
関性判定を行うことができる。又、高域輝度信号と色信
号の両方を用いて相関性判定を行うこともできる。更に
この方式は3次元に拡強することもできる。
第2図は第1図における相関性判定回路23の構成を示
すものである。第2図において34は最小値判定回路、37
は比較回路、38はスイッチ回路である。以上の様に構成
された相関性演算回路において端子32と33にそれぞれ、
第1図の乗算器22と25の出力が入力されると最小値選択
回路よりそれらのうちの小さい方の値が選択され信号線
dに出力されるとともに、信号線cには選択された値に
対応する近傍のサンプル点の組を表わすインデックスN
o.が出力される。信号線dは比較回路37に入力され、外
部より端子35より入力された閾値と比較される。信号線
dの値が閾値より小さい時は相関性ありと判定され、大
きい時は相関性無しと判定されてその結果がスイッチ回
路38に出力される。スイッチ回路38では相関性のある場
合は信号線cのインデックスNo.を選択して端子39に出
力するが、相関性の無い時には端子36より外部から予め
設定されたインデックスNo.を選択して出力する。以上
説明したように相関性判定回路23内で外部より設定され
た閾値と比較して相関性の有無を判定することにより、
垂直方向にも水平方向にも相関性の弱い場合の誤った判
定による分離特性の劣化を防ぐことができる。
次に第1図の平滑化回路23の構成と動作を第3図と第
4図を用いて説明する。第3図において41,43,44,45,4
6,49,50,51はτ期間の遅延器、42は比較器、52はラッチ
回路である。端子40よりサンプル点の位置を示す番号が
入力されると、遅延器41でτ期間遅延する。そして比較
器42において遅延した番号と遅延していない番号が比較
され、異なる場合は1を出力する。この出力は遅延器4
3,44,45,46で順次遅延されインバーター47に入力され
る。比較器42,遅延器43,44,45及びインバータ47の出力
はNOR48に入力される。又、遅延器41より出力された番
号は遅延器49,50,51で3τ期間遅延してラッチ回路52に
入力され、NOR48よりの出力が1となった時にラッチさ
れて端子53に出力される。この平滑化回路はあるサンプ
ル点の位置を表す番号が最低5τ期間連続して入力され
た時に、その番号を出力する。第4図を用いて平滑化回
路の動作を説明する。第4図の各段の信号h,i,j,……p,
qは第3図に示すh,i,j,……p,q点における信号を示す。
又第4図のh,i,j……p,qのデータの1マスがτ期間に相
当する。第4図Aの信号hは、相関性判定回路23よりn
クロックまで1番が出力されており、n+1からn+5
クロックまでの5クロック間φ番が出力されその後は1
番が出力される。この信号が第3図の端子40より入力さ
れると、遅延器41よりτ期間遅延した信号iが出力され
る。比較器52は信号hとiが異なった時1を出力するの
でn+1とn+6クロックで1となる信号jを出力す
る。信号jは遅延器43,44,45,46で順次遅延され信号k,
l,mを得る。又遅延器46よりの出力はインバーター47で
反転されて信号nを出力する。NOR48は、5つの入力が
全てφとなるn+5とn+10クロックで1を出力しラッ
チ52を作動させる。ラッチ52には信号iより3クロック
分遅れた信号iが入力され、信号oか1の時に取り込ま
れた信号qを出力する。このように信号hにおいてφ番
号は5クロック期間連続しているので信号qに4クロッ
ク期間遅れてそのまま出力される。充に第4図Bの信号
は、相関性判定回路によりnクロックまでは1番が出力
されており、n+1からn+4クロックまでの4クロッ
ク間はφ番、n+5からn+7クロックまでの3クロッ
ク間は1番、n+8からn+9クロックまでの2クロッ
ク間はφ番、そしてn+10クロック以後は1番が出力さ
れている。この信号が第3図の平滑化回路の端子40に入
力されると、比較器42よりは信号jに示すようにn+1,
n+5,n+8クロックで1が出力されるが、NOR48の入力
が全てφとなるのはn+14クロックだけである。これに
より、ラッチ52においては、信号hのn+1からn+9
の信号は全て取り込まず出力は1番のままである。以上
説明したように第3図の平滑化回路においては、同じ番
号が4クロック期間以下しか連続して入力されない場
合、この番号は無視されて直前に出力されていた番号が
そのまま出力される。この平滑化回路を用いることによ
りノイズ等により判定結果が誤っても、誤りを訂正する
ことができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば着目しているサ
ンプル点とたかだか一水平ライン期間離れた垂直方向の
サンプル点の組と、−τ期間離れた水平方向のサンプル
点の組の相関性を判定し、判定結果に応じてそれらのサ
ンプル点を用いて分離した輝度信号と色信号を選択する
ので映像信号の変化が大きくても劣化の少ない分離がで
き、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における一実施例のPAL輝度信号色信号
分離装置のブロック図、第2図は相関性判定回路のブロ
ック図、第3図は平滑化回路のブロック図、第4図は平
滑化回路の動作説明図、第5図はU,V信号とバースト信
号とサンプリングクロックの位相図、第6図は色信号の
位相を示す説明図、第7図はサンプル点の名称を示す説
明図、第8図,第9図及び第10図は従来のPAL輝度信号
色信号分離装置のブロック図である。 3……1135τ遅延回路、4……HPF、5,6,7,8,9,10,11,1
3,14……τ遅延回路、7,12……1132τ遅延回路、23……
相関性判定回路、28……平滑化回路、2,15,16,17,18,1
9,20,27,29……加算器。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンプル値に離散化されたPAL映像信号の
    高域輝度信号と色信号を含む高域信号を通過させる高域
    通過フィルタと、この高域通過フィルタの出力を遅延さ
    せる複数の遅延回路と、この複数の遅延回路の一つの遅
    延回路の出力である着目する信号の1水平期間前の第1
    の近傍の信号の副搬送波の1/4周期前後の信号の差信号
    である色信号成分を取り出す第1の演算回路と、前記複
    数の遅延回路の一つの遅延回路の出力である前記着目す
    る信号の1水平期間後の第2の近傍の信号の副搬送波の
    1/4周期前後の信号の差信号である色信号を取り出す第
    2の演算回路と、前記第1の演算回路と前記第2の演算
    回路の出力の差より、前記着目する信号の垂直方向の相
    関値を演算する第3の演算回路と、前記複数の遅延回路
    の一つの遅延回路の出力である前記着目する信号の副搬
    送波の1/2周期前の第3の近傍の信号の高域信号と前記
    着目する信号の副搬送波の1/2周期後の第4の近傍の信
    号の高域信号の差である前記着目する信号の水平方向の
    相関値を演算する第4の演算回路と、前記第3の演算回
    路の出力と前記第4の演算回路の出力より画像の相関性
    を判定する相関判定回路と、前記相関判定回路の出力を
    平滑化する平滑化回路と、前記着目する信号と前記第1
    と前記第2の近傍の信号の高域信号より輝度信号と色信
    号を分離する第1の分離手段と、前記着目する信号と前
    記第3と前記第4の近傍の信号の高域信号より輝度信号
    と色信号を分離する第2の分離手段と、前記平滑化回路
    の出力により前記第1の分離手段と前記第2の分離手段
    の出力を切り替える切り替え回路とを備えたことを特徴
    とするPAL輝度信号色信号分離装置。
  2. 【請求項2】相関判定回路は、第3の演算回路の出力が
    第4の演算回路の出力より小さいときに垂直方向の相関
    性が強いと判定し、前記第4の演算回路の出力が前記第
    3の演算回路の出力より小さいときには水平方向の相関
    性が強いと判定する回路であり、切り替え回路は、前記
    相関判定回路の出力により垂直方向の相関性が強い時に
    は第1の分離手段の出力を選択し、水平方向の相関性が
    強い時には第2の分離手段の出力を選択する回路である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のPAL輝度
    信号色信号分離装置。
  3. 【請求項3】平滑化回路は、相関判定回路の出力信号が
    所定の期間連続して同じである場合に取り込み制御信号
    を発生する検出回路と、前記取り込み制御信号が発生さ
    れた時の前記相関判定回路の出力信号を記憶して常時出
    力する取り込み回路とを含んで構成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のPAL輝度信号色信号分
    離装置。
  4. 【請求項4】サンプル値に離散化されたPAL映像信号の
    高域輝度信号と色信号を含む高域信号を通過させる高域
    通過フィルタと、この高域通過フィルタの出力を遅延さ
    せる複数の遅延回路と、この複数の遅延回路の一つの遅
    延回路の出力である着目する信号の1水平期間前の第1
    の近傍の信号の副搬送波の1/4周期前後の信号の和信号
    である輝度信号成分を取り出す第1の演算回路と、前記
    複数の遅延回路の一つの遅延回路の出力である前記着目
    する信号の1水平期間後の第2の近傍の信号の副搬送波
    の1/4周期前後の信号の和信号である輝度信号を取り出
    す第2の演算回路と、前記第1の演算回路と前記第2の
    演算回路の出力の差より、前記着目する信号の垂直方向
    の相関値を演算する第3の演算回路と、前記複数の遅延
    回路の一つの遅延回路の出力である前記着目する信号の
    副搬送波の1/2周期前の第3の近傍の信号の高域信号と
    前記着目する信号の副搬送波の1/2周期後の第4の近傍
    の信号の高域信号の差である前記着目する信号の水平方
    向の相関値を演算する第4の演算回路と、前記第3の演
    算回路の出力と前記第4の演算回路の出力より画像の相
    関性を判定する相関判定回路と、前記相関判定回路の出
    力を平滑化する平滑化回路と、前記着目する信号と前記
    第1と前記第2の近傍の信号の高域信号より輝度信号と
    色信号を分離する第1の分離手段と、前記着目する信号
    と前記第3と前記第4の近傍の信号の高域信号より輝度
    信号と色信号を分離する第2の分離手段と、前記平滑化
    回路の出力により前記第1の分離手段と前記第2の分離
    手段の出力を切り替える切り替え回路とを備えたことを
    特徴とするPAL輝度信号色信号分離装置。
  5. 【請求項5】相関判定回路は、第3の演算回路の出力が
    第4の演算回路の出力より小さいときに垂直方向の相関
    性が強いと判定し、前記第4の演算回路の出力が前記第
    3の演算回路の出力より小さいときには水平方向の相関
    性が強いと判定する回路であり、切り替え回路は、前記
    相関判定回路の出力により垂直方向の相関性が強い時に
    は第1の分離手段の出力を選択し、水平方向の相関性が
    強い時には第2の分離手段の出力を選択する回路である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載のPAL輝度
    信号色信号分離装置。
  6. 【請求項6】平滑化回路は、相関判定回路の出力信号が
    所定の期間連続して同じである場合に取り込み制御信号
    を発生する検出回路と、前記取り込み制御信号が発生さ
    れた時の前記相関判定回路の出力信号を記憶して常時出
    力する取り込み回路とを含んで構成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項記載のPAL輝度信号色信号分
    離装置。
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