JP2537792B2 - 輝度信号色信号分離装置 - Google Patents
輝度信号色信号分離装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号の輝度信号と色信号を分離する装置
に関する。
に関する。
従来の技術 従来の輝度信号搬送色信号分離装置としては、例えば
第8図に示すものがある。第8図において端子71に複合
映像信号(YL+YH+C)が入力され、高域波フィルタ
72で高域成分(YH+C)が波される。この高域成分
(YH+C)の1つは、加算器76に供給され、複合映像信
号(YL+YH+C)より減算され低域輝度信号YLを得る。
又高域成分(YH+C)は、垂直方向クシ形フィルタ73と
水平方向クシ形フィルタ74において高域輝度信号(YH)
と色信号(C)に分離される。そしてこれらの分離され
た高域輝度信号(YH)と色信号(C)はスイッチ回路77
に供給される。スイッチ回路77においては、相関性判定
回路75により判定された高域成分(YH+C)の相関性に
より、垂直方向の相関性が強い場合には垂直方向クシ形
フィルタ73の出力を選択し、水平方向の相関が強い場合
には水平方向クシ形フィルタ74の出力を選択する。第9
図は上記の輝度信号色信号に入力される、4倍のFSCの
クロックでサンプリングされた映像信号すなわち画素を
示すものである。第9図においては、l−1ライン,lラ
イン,l+1ラインの映像信号を示し、τは1/4・FSCを示
す。そして上記の輝度信号色信号分離装置は次のように
して分離を行う。
第8図に示すものがある。第8図において端子71に複合
映像信号(YL+YH+C)が入力され、高域波フィルタ
72で高域成分(YH+C)が波される。この高域成分
(YH+C)の1つは、加算器76に供給され、複合映像信
号(YL+YH+C)より減算され低域輝度信号YLを得る。
又高域成分(YH+C)は、垂直方向クシ形フィルタ73と
水平方向クシ形フィルタ74において高域輝度信号(YH)
と色信号(C)に分離される。そしてこれらの分離され
た高域輝度信号(YH)と色信号(C)はスイッチ回路77
に供給される。スイッチ回路77においては、相関性判定
回路75により判定された高域成分(YH+C)の相関性に
より、垂直方向の相関性が強い場合には垂直方向クシ形
フィルタ73の出力を選択し、水平方向の相関が強い場合
には水平方向クシ形フィルタ74の出力を選択する。第9
図は上記の輝度信号色信号に入力される、4倍のFSCの
クロックでサンプリングされた映像信号すなわち画素を
示すものである。第9図においては、l−1ライン,lラ
イン,l+1ラインの映像信号を示し、τは1/4・FSCを示
す。そして上記の輝度信号色信号分離装置は次のように
して分離を行う。
IF|S31−S37|≦|S33−S35|; Y=(S31+2・S34+S37)/4 ……(1) C=−(S31−2・S34+S37)/4 ……(2) IF|S33−S35|<|S31−S37|; Y=(S33+2・S34+S35)/4 ……(3) C=−(S33+2・S34+S35)/4 ……(4) 上記のように画素S34の相関性を判定する場合には、|
S31−S37|と|S33−S35|の値により水平方向と垂直方向
の相関性を求める。
S31−S37|と|S33−S35|の値により水平方向と垂直方向
の相関性を求める。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、相関性の判定は単
に副搬送波の一周期間離れたサンプル点、又は2水平ラ
イン離れたサンプル点の値を比較し、相関性判定の結果
により垂直方向の3つの画素S31,S34,S37を用いたクシ
形フィルタと、水平方向の3つの画素S33,S34,S35を用
いたバンド・パス・フィルタを切り替えているだけであ
る。
に副搬送波の一周期間離れたサンプル点、又は2水平ラ
イン離れたサンプル点の値を比較し、相関性判定の結果
により垂直方向の3つの画素S31,S34,S37を用いたクシ
形フィルタと、水平方向の3つの画素S33,S34,S35を用
いたバンド・パス・フィルタを切り替えているだけであ
る。
この輝度信号色信号分離装置を用いて、例えば第10図
A,Bに示す画像の輝度信号色信号の分離を行うとする。
第10図A,Bとも斜線で示した部分が、無地の部分と異な
る絵柄である。図Aにおいてはサンプル点S40とS46及び
サンプル点S42とS44ともに相関性は弱いため、従来の方
法でサンプル点S43における輝度信号色信号分離を行う
と、クロスカラーやドット妨害を生じる。又図Bにおい
てもサンプル点S49とS55及びサンプル点S51とS53ともに
相関性が弱いので、サンプル点S52においてクロスカラ
ーやドット妨害が生じる。これらの劣化は絵柄のエッジ
部においては目立つものであった。このように従来の方
法では相関性判定及びフィルタリングに用いるサンプル
点の距離が大きいので、絵柄の端部で劣化を生じる問題
点があった。
A,Bに示す画像の輝度信号色信号の分離を行うとする。
第10図A,Bとも斜線で示した部分が、無地の部分と異な
る絵柄である。図Aにおいてはサンプル点S40とS46及び
サンプル点S42とS44ともに相関性は弱いため、従来の方
法でサンプル点S43における輝度信号色信号分離を行う
と、クロスカラーやドット妨害を生じる。又図Bにおい
てもサンプル点S49とS55及びサンプル点S51とS53ともに
相関性が弱いので、サンプル点S52においてクロスカラ
ーやドット妨害が生じる。これらの劣化は絵柄のエッジ
部においては目立つものであった。このように従来の方
法では相関性判定及びフィルタリングに用いるサンプル
点の距離が大きいので、絵柄の端部で劣化を生じる問題
点があった。
本発明はかかる点に鑑み、絵柄の端部においてもドッ
ト妨害やクロスカラーの発生の少なく、更にノイズ等に
よる相関性判定の誤りの少ない輝度色信号分離装置を提
供することを目的とする。
ト妨害やクロスカラーの発生の少なく、更にノイズ等に
よる相関性判定の誤りの少ない輝度色信号分離装置を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、着目するサンプル点と近傍のサンプル点の
相関性を判定する相関性判定回路と、相関性判定回路よ
りの判定結果を平滑化する平滑化回路と、相関性が強い
と判定されたサンプル点を用いて輝度信号色信号分離を
行うフィルタの出力を選択するスイッチ回路を備えた輝
度信号色信号分離装置である。
相関性を判定する相関性判定回路と、相関性判定回路よ
りの判定結果を平滑化する平滑化回路と、相関性が強い
と判定されたサンプル点を用いて輝度信号色信号分離を
行うフィルタの出力を選択するスイッチ回路を備えた輝
度信号色信号分離装置である。
作用 本発明は前記した構成により、相関性判定回路により
着目するサンプル点と相関性の強い近傍のサンプルウ点
を判定し、又近傍のどのサンプル点とも相関性が焼い場
合は相関性判定回路内の閾値回路で検出して、予め設定
されているサンプル点位置を示す番号を出力し、更に平
滑化回路で相関性判定回路よりの出力を平滑化すること
により誤った判定による劣化を防ぎ、平滑化回路の出力
により、近傍の画素を用いたフィルタの出力を選択する
ことにより、ドット妨害やクロックカラーの発生の少な
い輝度信号色信号分離を行う。
着目するサンプル点と相関性の強い近傍のサンプルウ点
を判定し、又近傍のどのサンプル点とも相関性が焼い場
合は相関性判定回路内の閾値回路で検出して、予め設定
されているサンプル点位置を示す番号を出力し、更に平
滑化回路で相関性判定回路よりの出力を平滑化すること
により誤った判定による劣化を防ぎ、平滑化回路の出力
により、近傍の画素を用いたフィルタの出力を選択する
ことにより、ドット妨害やクロックカラーの発生の少な
い輝度信号色信号分離を行う。
実 施 例 第1図は本発明の輝度信号色信号分離装置の一実施例
を示すブロック図である。第1図において、2は高域
波フィルタ(HPF)、3は3水平ライン分の信号を作る3
H・Delay、4は1水平期間遅延される1H・Delay、8は
高域映像信号の相関性を判定する相関性判定回路、9,10
は色信号を分離するフィルタ(1)及びフィルタ
(2)、11は相関判定回路8よりの出力を平滑化する平
滑化回路、12はスイッチ回路である。上記のように構成
された第1図において端子1は複合映像信号(YL+YH+
C)が入力され、HPF2で高域成分(YH+C)が波され
て3H・Delay3に入力される。3H・Delay3においては3水
平ライン分の信号が作られて信号線5には現ラインの信
号(lライン信号)が出力され、信号線6には1水平期
間前の信号(l−1ライン信号)が出力され、信号線7
には2水平期間前の信号(l−2ライン信号)が出力さ
れる。相関性判定回路8においてはlラインとl−1ラ
インのサンプル点の相関性と、lラインとl+1ライン
のサンプル点のどちらが強いかを判定しその結果を出力
する。l−1ラインのサンプル点の位置を示す番号を0
番、l+1ラインのサンプル点の位置を示す番号を1番
とすると、lラインとl−1ラインのサンプル点の相関
性が強い時には0を出力し、lラインとl+1ラインの
サンプル点の相関性が強い時には1を出力する。平滑化
回路11においては、相関性判定回路よりの出力であるサ
ンプル点の位置を示す番号が、一定期間以上連続して同
じ番号である場合のみその番号を出力する。一定期間に
満たない間しか同じ番号が連続しない場合その番号は誤
っている判定であるとみなせるので出力せず、直前に出
力していた番号を出力する。フィルタ1においてはl−
1ラインとlラインのサンプル点を用いて色信号を分離
する。又フィルタ2においてはl+1ラインとlライン
のサンプル点を用いて色信号を分離する。スイッチ回路
12において平滑化回路11の出力により相関の強いサンプ
ル点を用いて分離された色信号を端子15に出力する。端
子1に入力された複合映像信号(YL+YH+C)の1つ
は、1水平期間遅延回路(1H・Delay)4に入力され
る。そして、スイッチ回路12より出力される色信号と遅
延量が同じである複合映像信号から、色信号が加算器13
において減算され輝度信号を得、端子14に出力する。
を示すブロック図である。第1図において、2は高域
波フィルタ(HPF)、3は3水平ライン分の信号を作る3
H・Delay、4は1水平期間遅延される1H・Delay、8は
高域映像信号の相関性を判定する相関性判定回路、9,10
は色信号を分離するフィルタ(1)及びフィルタ
(2)、11は相関判定回路8よりの出力を平滑化する平
滑化回路、12はスイッチ回路である。上記のように構成
された第1図において端子1は複合映像信号(YL+YH+
C)が入力され、HPF2で高域成分(YH+C)が波され
て3H・Delay3に入力される。3H・Delay3においては3水
平ライン分の信号が作られて信号線5には現ラインの信
号(lライン信号)が出力され、信号線6には1水平期
間前の信号(l−1ライン信号)が出力され、信号線7
には2水平期間前の信号(l−2ライン信号)が出力さ
れる。相関性判定回路8においてはlラインとl−1ラ
インのサンプル点の相関性と、lラインとl+1ライン
のサンプル点のどちらが強いかを判定しその結果を出力
する。l−1ラインのサンプル点の位置を示す番号を0
番、l+1ラインのサンプル点の位置を示す番号を1番
とすると、lラインとl−1ラインのサンプル点の相関
性が強い時には0を出力し、lラインとl+1ラインの
サンプル点の相関性が強い時には1を出力する。平滑化
回路11においては、相関性判定回路よりの出力であるサ
ンプル点の位置を示す番号が、一定期間以上連続して同
じ番号である場合のみその番号を出力する。一定期間に
満たない間しか同じ番号が連続しない場合その番号は誤
っている判定であるとみなせるので出力せず、直前に出
力していた番号を出力する。フィルタ1においてはl−
1ラインとlラインのサンプル点を用いて色信号を分離
する。又フィルタ2においてはl+1ラインとlライン
のサンプル点を用いて色信号を分離する。スイッチ回路
12において平滑化回路11の出力により相関の強いサンプ
ル点を用いて分離された色信号を端子15に出力する。端
子1に入力された複合映像信号(YL+YH+C)の1つ
は、1水平期間遅延回路(1H・Delay)4に入力され
る。そして、スイッチ回路12より出力される色信号と遅
延量が同じである複合映像信号から、色信号が加算器13
において減算され輝度信号を得、端子14に出力する。
次に第2図Aを用いて、第1図の輝度信号色信号分離
装置の動作を説明する。第2図Aはl−1,l,l+1ライ
ンの色信号を示しており、l−1とlラインの間では相
関性が強く、lとl+1ラインの間では相関性が弱い。
又、S1,S2,S3……S9は4倍のFSCの周波数のクロックで
サンプリングしたサンプル点を示す。第2図Aの信号が
第1図の輝度信号色信号分離装置に入力されると、着目
するサンプル点をS5とすると相関性判定回路8において
サンプル点S5とS2の相関性とサンプル点S5とS8の相関性
のどちらかが強いかが判定され、その結果が出力され
る。サンプル点S2の位置を示す番号を0番とし、サンプ
ル点S8の位置を示す番号を1番とすると、サンプル点S5
とS2の相関性が強い場合には相関性判定回路8より0番
が出力され、サンプル点S5とS8の相関性が強い場合には
1番が出力される。平滑化回路11においては相関性判定
回路8より出力された番号が一定の期間連続している場
合のみその番号を出力し、連続していない場合は誤った
判定が行なわれたとしてその番号は出力せず替わりに直
前に出力していた番号をそのまま出力する。第2図Aの
信号においてはサンプル点S5とS2の相関性が強いので、
相関判定回路より0番が出力される。又、この0番が一
定期間連続しているとすると平滑化回路11より0番が出
力される。フィルタ(1)9においては次の演算が行な
われる。
装置の動作を説明する。第2図Aはl−1,l,l+1ライ
ンの色信号を示しており、l−1とlラインの間では相
関性が強く、lとl+1ラインの間では相関性が弱い。
又、S1,S2,S3……S9は4倍のFSCの周波数のクロックで
サンプリングしたサンプル点を示す。第2図Aの信号が
第1図の輝度信号色信号分離装置に入力されると、着目
するサンプル点をS5とすると相関性判定回路8において
サンプル点S5とS2の相関性とサンプル点S5とS8の相関性
のどちらかが強いかが判定され、その結果が出力され
る。サンプル点S2の位置を示す番号を0番とし、サンプ
ル点S8の位置を示す番号を1番とすると、サンプル点S5
とS2の相関性が強い場合には相関性判定回路8より0番
が出力され、サンプル点S5とS8の相関性が強い場合には
1番が出力される。平滑化回路11においては相関性判定
回路8より出力された番号が一定の期間連続している場
合のみその番号を出力し、連続していない場合は誤った
判定が行なわれたとしてその番号は出力せず替わりに直
前に出力していた番号をそのまま出力する。第2図Aの
信号においてはサンプル点S5とS2の相関性が強いので、
相関判定回路より0番が出力される。又、この0番が一
定期間連続しているとすると平滑化回路11より0番が出
力される。フィルタ(1)9においては次の演算が行な
われる。
SS5=(S5−S2)/2 ……(5) フィルタ(2)10においては次の演算が行なわれる。
SS5=(S5−S8)/2 ……(6) このようにフィルタ(1)は、サンプル点S5とS2を用
いて色信号分離を行い、フィルタ(2)はサンプル点S5
とS8を用いて色信号分離を行う。スイッチ回路12におい
ては平滑化回路11の出力に応じてフィルタ(1)とフィ
ルタ(2)の出力を切り替える。前述のように平滑化回
路11より0番が出力されているので、フイルタ(1)の
出力がスイッチ回路12において選択される。又、平滑化
回路11より1番が出力されている場合は、フィルタ
(2)の出力が選択される。そして、スイッチ回路12よ
り出力された色信号を加算器13において1水平期間遅延
した複合映像信号より減算することにより輝度信号を得
る。
いて色信号分離を行い、フィルタ(2)はサンプル点S5
とS8を用いて色信号分離を行う。スイッチ回路12におい
ては平滑化回路11の出力に応じてフィルタ(1)とフィ
ルタ(2)の出力を切り替える。前述のように平滑化回
路11より0番が出力されているので、フイルタ(1)の
出力がスイッチ回路12において選択される。又、平滑化
回路11より1番が出力されている場合は、フィルタ
(2)の出力が選択される。そして、スイッチ回路12よ
り出力された色信号を加算器13において1水平期間遅延
した複合映像信号より減算することにより輝度信号を得
る。
以上のように相関性判定回路及び平滑化回路により着
目しているサンプル点と相関性の強い近傍のサンプル点
を判定し、その近傍のサンプル点を用いて色信号分離を
行うフィルタの出力を選択するスイッチ回路により、ド
ット妨害やクロスカラーの発生の少ない輝度信号色信号
分離を行うことができる。
目しているサンプル点と相関性の強い近傍のサンプル点
を判定し、その近傍のサンプル点を用いて色信号分離を
行うフィルタの出力を選択するスイッチ回路により、ド
ット妨害やクロスカラーの発生の少ない輝度信号色信号
分離を行うことができる。
次に第1図の相関性判定回路8の構成と動作について
第3図と第2図A,Bを用いて行う。第3図は相関判定回
路の一構成を示すものである。第3図において19,20,21
は2τ(τ=副搬送波の1/4周期)期間離れたサンプル
値の差を演算する差値演算回路、26,27,28,29は絶対値
回路、30,31,32,33は低域波フィルタ、34,35,36,37は
乗算器、38は最小値選択回路、41は閾値回路である。上
記のように構成された相関性判定回路において端子16に
l−1ラインの信号が供給され、端子17にlラインの信
号が供給され、端子18にl+1ラインの信号が供給され
る。これら3ラインの信号が第2図Aに示すものである
とし、lライン上のサンプル点S5がl−1ライン上のサ
ンプル点S2と、l+1ライン上のサンプル点S8のどちら
と相関が強いかを判定する場合、差値演算回路19,20,21
においてそれぞれ次の演算が行なわれる。
第3図と第2図A,Bを用いて行う。第3図は相関判定回
路の一構成を示すものである。第3図において19,20,21
は2τ(τ=副搬送波の1/4周期)期間離れたサンプル
値の差を演算する差値演算回路、26,27,28,29は絶対値
回路、30,31,32,33は低域波フィルタ、34,35,36,37は
乗算器、38は最小値選択回路、41は閾値回路である。上
記のように構成された相関性判定回路において端子16に
l−1ラインの信号が供給され、端子17にlラインの信
号が供給され、端子18にl+1ラインの信号が供給され
る。これら3ラインの信号が第2図Aに示すものである
とし、lライン上のサンプル点S5がl−1ライン上のサ
ンプル点S2と、l+1ライン上のサンプル点S8のどちら
と相関が強いかを判定する場合、差値演算回路19,20,21
においてそれぞれ次の演算が行なわれる。
D2=S1−S3 ……(9)(差値回路19) D5=S4−S6 ……(10)(差値回路21) D8=S7−S9 ……(11)(差値回路20) D2,D5,D8は第2図Aに矢印で示すように、矢印の長さ
が大きさを示し、矢印が上向きの時は正極性、下向きな
ら負極性を示す。又、第2図Bに示すような高域輝度信
号が入力された場合、差値演算回路19,20,21において D11=S10−S12 ……(12)(差値回路19) D14=S13−S15 ……(13)(差値回路21) D17=S16−S18 ……(14)(差値回路20) の演算が行なわれる。D11,D14,D17は図中に示す通りで
ある。以上の様に差値(D2,D5,D8……等)は、サンプル
点近傍の3.58MHzの周波数成分の大きさとその位相を示
す。次に加算器22,23,24,25においては次の演算が行な
われる。
が大きさを示し、矢印が上向きの時は正極性、下向きな
ら負極性を示す。又、第2図Bに示すような高域輝度信
号が入力された場合、差値演算回路19,20,21において D11=S10−S12 ……(12)(差値回路19) D14=S13−S15 ……(13)(差値回路21) D17=S16−S18 ……(14)(差値回路20) の演算が行なわれる。D11,D14,D17は図中に示す通りで
ある。以上の様に差値(D2,D5,D8……等)は、サンプル
点近傍の3.58MHzの周波数成分の大きさとその位相を示
す。次に加算器22,23,24,25においては次の演算が行な
われる。
差値がD2,D5,D8である場合 DC2=D5+D2 ……(15)(加算器22) DY2=D5−D2 ……(16)(加算器23) DC8=D5+D8 ……(17)(加算器24) DY8=D5−D8 ……(18)(加算器25) 第2図Aの色信号は、l−1ラインとlラインの相関
が強く、lラインとl+1ラインの相関が弱い。(|D5|
=|D2||D5|≠|D8|)ゆえに、DC2=0となり他のDY2,D
C8,DY8は0とならない。色信号は水平ライン毎に位相が
反転しているので、D2,D5,D8も水平ライン毎に位相が反
転する。そこでD2とD5,D5とD8の差を求めるには加算す
ればよい。このようにして加算により得られたDC2とDC8
は、サンプル点S5とS2及びサンプル点S5とS8の色信号の
相関性を示しており、その絶対値が小さい方が相関性は
強い。又第2図Bに示す高域輝度信号が相関判定回路8
に入力されると次の演算が行なわれる。
が強く、lラインとl+1ラインの相関が弱い。(|D5|
=|D2||D5|≠|D8|)ゆえに、DC2=0となり他のDY2,D
C8,DY8は0とならない。色信号は水平ライン毎に位相が
反転しているので、D2,D5,D8も水平ライン毎に位相が反
転する。そこでD2とD5,D5とD8の差を求めるには加算す
ればよい。このようにして加算により得られたDC2とDC8
は、サンプル点S5とS2及びサンプル点S5とS8の色信号の
相関性を示しており、その絶対値が小さい方が相関性は
強い。又第2図Bに示す高域輝度信号が相関判定回路8
に入力されると次の演算が行なわれる。
DC11=D14+D11 ……(19)(加算器26) DY11=D14−D11 ……(20)(加算器27) DC17=D14+D17 ……(21)(加算器28) DY17=D14−D17 ……(22)(加算器29) 第2図Bの高域輝度信号はl−1ラインとlラインの
相関が強く、lラインとl+1ラインの相関が弱い。
(D11=D14,D14≠D17)ゆえに、DY11=0となり他のDC
11,DC17,DY17は0とならない。輝度信号は色信号のよう
に水平ライン毎に位相の反転する副搬送波で変調されて
いない。そのためD11とD14,D14とD18の差を求めるには
減算すればよく、減算により得られたDY11とDY17は高域
輝度信号の相関性を示し、絶対値が小さいほど相関性が
強い。以上のように加算器22よりlラインとl−1ライ
ンの色信号の相関性を示す値(色相関値とする)が出力
され、加算器24よりはlラインとl+1ラインの色相関
値が出力され、加算器23よりはlラインとl−1ライン
の高域輝度信号の相関性を示す値(輝度相関値とする)
が出力され、加算器25よりはlラインとl+1ラインの
輝度相関値が出力される。これらの相関値は絶対値回路
26,27,28,29で絶対値がとられ、LPF30,31,32,33で低域
波される。この低域フィルタはノイズ成分による誤っ
た相関性判定を防ぐとともに、相関性判定に用いるサン
プルの期間を増やす。そして、乗算器34,35,36,37にお
いて、サンプル点の位置や、色相関値か輝度信号相関値
であるかに応じて適当な重みづけをし、最小値選択回路
において、重みづけされた相関値の絶対値の低域成分の
最小値を選び、その値とサンプル点の位置を示す番号を
出力する。すなわち、サンプル点S2とS8(S11とS17)の
うちサンプル点S5(S14)と相関性の強い方の位置を示
す番号が信号線40に出力され、相関値の絶対値に低域
波し重みづけを行った値が信号線39に出力される。閾値
回路41は信号線39より入力される上記の処理された相関
値をある閾値と比較し、閾値より大きい場合には最小値
選択回路38により選択されたサンプル点は相関が弱いと
判定して、予め設定されたサンプル点の位置を示す番号
を出力する。閾値回路としては第4図の構成がある。第
4図Aは比較回路47とスイッチ回路48より成る。端子43
より入力された上記の処理された相関値は端子45より入
力された閾値と比較回路47において大小関係が判定され
る。閾値が大きい場合、端子44より入力された上記の選
択されたサンプル点の位置を示す番号はスイッチ回路48
により端子49に出力され、閾値が小さい場合端子46より
入力された予め設定された番号が端子49に出力される。
又、Bは閾値として、一定値でなく、上記の処理された
相関値の過去の値の平均値を用いる場合であり、LPF53
により低域波した値に適当な重みづけした値を用い
る。又、閾値として、色信号や輝度信号の差値の絶対値
の過去ある期間の平均値に重みづけしたものを用いるこ
ともできる。
相関が強く、lラインとl+1ラインの相関が弱い。
(D11=D14,D14≠D17)ゆえに、DY11=0となり他のDC
11,DC17,DY17は0とならない。輝度信号は色信号のよう
に水平ライン毎に位相の反転する副搬送波で変調されて
いない。そのためD11とD14,D14とD18の差を求めるには
減算すればよく、減算により得られたDY11とDY17は高域
輝度信号の相関性を示し、絶対値が小さいほど相関性が
強い。以上のように加算器22よりlラインとl−1ライ
ンの色信号の相関性を示す値(色相関値とする)が出力
され、加算器24よりはlラインとl+1ラインの色相関
値が出力され、加算器23よりはlラインとl−1ライン
の高域輝度信号の相関性を示す値(輝度相関値とする)
が出力され、加算器25よりはlラインとl+1ラインの
輝度相関値が出力される。これらの相関値は絶対値回路
26,27,28,29で絶対値がとられ、LPF30,31,32,33で低域
波される。この低域フィルタはノイズ成分による誤っ
た相関性判定を防ぐとともに、相関性判定に用いるサン
プルの期間を増やす。そして、乗算器34,35,36,37にお
いて、サンプル点の位置や、色相関値か輝度信号相関値
であるかに応じて適当な重みづけをし、最小値選択回路
において、重みづけされた相関値の絶対値の低域成分の
最小値を選び、その値とサンプル点の位置を示す番号を
出力する。すなわち、サンプル点S2とS8(S11とS17)の
うちサンプル点S5(S14)と相関性の強い方の位置を示
す番号が信号線40に出力され、相関値の絶対値に低域
波し重みづけを行った値が信号線39に出力される。閾値
回路41は信号線39より入力される上記の処理された相関
値をある閾値と比較し、閾値より大きい場合には最小値
選択回路38により選択されたサンプル点は相関が弱いと
判定して、予め設定されたサンプル点の位置を示す番号
を出力する。閾値回路としては第4図の構成がある。第
4図Aは比較回路47とスイッチ回路48より成る。端子43
より入力された上記の処理された相関値は端子45より入
力された閾値と比較回路47において大小関係が判定され
る。閾値が大きい場合、端子44より入力された上記の選
択されたサンプル点の位置を示す番号はスイッチ回路48
により端子49に出力され、閾値が小さい場合端子46より
入力された予め設定された番号が端子49に出力される。
又、Bは閾値として、一定値でなく、上記の処理された
相関値の過去の値の平均値を用いる場合であり、LPF53
により低域波した値に適当な重みづけした値を用い
る。又、閾値として、色信号や輝度信号の差値の絶対値
の過去ある期間の平均値に重みづけしたものを用いるこ
ともできる。
以上説明したように相関性判定回路8より、着目して
いるサンプル点と相関性の強いサンプル点の位置を示す
番号を得ることができる。
いるサンプル点と相関性の強いサンプル点の位置を示す
番号を得ることができる。
次に第1図の平滑化回路11の構成と動作を第5図と第
6図を用いて説明する。第5図において58,60,61,62,6
3,66,67,68はτ期間の遅延器(τ=1/4・FSC)、59は比
較器、69はラッチ回路である。端子57よりサンプル点の
位置を示す番号が入力されると、遅延器58でτ期間遅延
する。そして比較器59において遅延した番号と遅延して
いない番号が比較され、異なる場合は1を出力する。こ
の出力は遅延器60,61,62,63で順次遅延されInverter64
に入力される。比較器59,遅延器60,61,62及びInverter6
4の出力はNOR65に入力される。又、遅延器58より出力さ
れた番号は遅延器66,67,68で3τ期間遅延してラッチ回
路69に入力され、NOR65よりの出力が1となった時にラ
ッチされた端子70に出力される。この平滑化回路はある
サンプル点の位置を示す番号が最低5τ期間連続して入
力された時に、その番号を出力する。第6図を用いて平
滑化回路の動作を説明する。第6図の各段の信号a,b,c,
……i,jは第5図に示すa,b,c,……i,j点における信号を
示す。又第6図のa,b,c,……i,jのデータの1マスがτ
期間に相当する。第6図Aの信号aは、相関判定回路8
よりnクロックまで1番が出力されており、n+1から
n+5クロックまでの5クロック間0番が出力されその
後は1番が出力される。この信号が第5図の端子57より
入力されると、遅延器58よりτ期間遅延した信号bが出
力される。比較器59は信号aとbが異なった時1を出力
するのでn+1とn+6クロックで1となる信号cを出
力する。信号cは遅延器60,61,62,63で順次遅延され信
号d,e,fを得る。又遅延器63よりの出力はInverter64で
反転されて信号gを出力する。NOR65は、つの入力が全
て0となるn+5とn+10クロックで1を出力しラッチ
69を作動させる。ラッチ69には信号bより3クロック分
遅れた信号iが入力され、信号hが1の時に取り込まれ
た信号jを出力する。このように信号aにおいて0番号
は5クロック期間連続しているので信号jに4クロック
期間遅れでそのまま出力される。次に第6図Bの信号
は、相関性判定回路によりnクロックまでは1番が出力
されており、n+1からn+4クロックまでの4クロッ
ク間は0番、n+5からn+7までの3クロック間は1
番、n+8からn+9クロックまでの2クロック間は0
番、そしてn+10以後は1番が出力されている。この信
号が第5図の平滑化回路の端子47に入力されると、比較
器59よりは信号cに示すようにn+1,n+5,n+8クロッ
クで1が出力されるが、NOR65の入力が全て0となるの
はn+14クロックだけである。これにより、ラッチ69に
おいては、信号aのn+1からn+9の信号は全て取り
込まず出力は1番のままである。以上説明したように第
5図の平滑化回路においては、同じ番号が4クロック期
間以下しか連続して入力されない場合、この番号は無視
されて直前に出力されていた番号がそのまま出力され
る。
6図を用いて説明する。第5図において58,60,61,62,6
3,66,67,68はτ期間の遅延器(τ=1/4・FSC)、59は比
較器、69はラッチ回路である。端子57よりサンプル点の
位置を示す番号が入力されると、遅延器58でτ期間遅延
する。そして比較器59において遅延した番号と遅延して
いない番号が比較され、異なる場合は1を出力する。こ
の出力は遅延器60,61,62,63で順次遅延されInverter64
に入力される。比較器59,遅延器60,61,62及びInverter6
4の出力はNOR65に入力される。又、遅延器58より出力さ
れた番号は遅延器66,67,68で3τ期間遅延してラッチ回
路69に入力され、NOR65よりの出力が1となった時にラ
ッチされた端子70に出力される。この平滑化回路はある
サンプル点の位置を示す番号が最低5τ期間連続して入
力された時に、その番号を出力する。第6図を用いて平
滑化回路の動作を説明する。第6図の各段の信号a,b,c,
……i,jは第5図に示すa,b,c,……i,j点における信号を
示す。又第6図のa,b,c,……i,jのデータの1マスがτ
期間に相当する。第6図Aの信号aは、相関判定回路8
よりnクロックまで1番が出力されており、n+1から
n+5クロックまでの5クロック間0番が出力されその
後は1番が出力される。この信号が第5図の端子57より
入力されると、遅延器58よりτ期間遅延した信号bが出
力される。比較器59は信号aとbが異なった時1を出力
するのでn+1とn+6クロックで1となる信号cを出
力する。信号cは遅延器60,61,62,63で順次遅延され信
号d,e,fを得る。又遅延器63よりの出力はInverter64で
反転されて信号gを出力する。NOR65は、つの入力が全
て0となるn+5とn+10クロックで1を出力しラッチ
69を作動させる。ラッチ69には信号bより3クロック分
遅れた信号iが入力され、信号hが1の時に取り込まれ
た信号jを出力する。このように信号aにおいて0番号
は5クロック期間連続しているので信号jに4クロック
期間遅れでそのまま出力される。次に第6図Bの信号
は、相関性判定回路によりnクロックまでは1番が出力
されており、n+1からn+4クロックまでの4クロッ
ク間は0番、n+5からn+7までの3クロック間は1
番、n+8からn+9クロックまでの2クロック間は0
番、そしてn+10以後は1番が出力されている。この信
号が第5図の平滑化回路の端子47に入力されると、比較
器59よりは信号cに示すようにn+1,n+5,n+8クロッ
クで1が出力されるが、NOR65の入力が全て0となるの
はn+14クロックだけである。これにより、ラッチ69に
おいては、信号aのn+1からn+9の信号は全て取り
込まず出力は1番のままである。以上説明したように第
5図の平滑化回路においては、同じ番号が4クロック期
間以下しか連続して入力されない場合、この番号は無視
されて直前に出力されていた番号がそのまま出力され
る。
次に第7図を用いて平滑化回路の働きを説明する。第
7図Aに示すようにβという背景の中にαという輝度及
び色の違う絵柄がある場合、点線で囲んだ部分の波形は
Bに示すものとなる。Bには、色信号C,高域輝度信号
YH,及び色信号Cと高域輝度信号YHの合成である高域映
像信号を示す。これらの信号はl−1とlラインは絵柄
αで、l+1ラインは背景βであり、絵柄αのエッジ部
においてYHは図に示すようにCと同じ波形となったとす
る。YH+Cは図に示すようにlラインにおいては4τ期
間信号がなくなり、lラインはl+1ラインの信号と相
関性が強くなり、相関性判定回路8で誤判定される。し
かし、この誤判定は4τ期間しか起こらないので平滑化
回路11を用いることにより、直前の正しい相関性判定の
結果と置きかえられて、誤動作は防がれる。上記のよう
にして、平滑化回路11により誤動作等を防ぐことができ
る。又平滑化回路において信号の連続性を調べる期間は
3クロックから7クロックぐらいが適当である。
7図Aに示すようにβという背景の中にαという輝度及
び色の違う絵柄がある場合、点線で囲んだ部分の波形は
Bに示すものとなる。Bには、色信号C,高域輝度信号
YH,及び色信号Cと高域輝度信号YHの合成である高域映
像信号を示す。これらの信号はl−1とlラインは絵柄
αで、l+1ラインは背景βであり、絵柄αのエッジ部
においてYHは図に示すようにCと同じ波形となったとす
る。YH+Cは図に示すようにlラインにおいては4τ期
間信号がなくなり、lラインはl+1ラインの信号と相
関性が強くなり、相関性判定回路8で誤判定される。し
かし、この誤判定は4τ期間しか起こらないので平滑化
回路11を用いることにより、直前の正しい相関性判定の
結果と置きかえられて、誤動作は防がれる。上記のよう
にして、平滑化回路11により誤動作等を防ぐことができ
る。又平滑化回路において信号の連続性を調べる期間は
3クロックから7クロックぐらいが適当である。
以上のように平滑化回路により、誤った判定による誤
動作を防ぐことができる。
動作を防ぐことができる。
第1図の第1の構成例では、近傍のサンプル点として
第2図に示したように着目しているサンプル点の上下方
向の2点を用いたが、第2図cに示すように着目してい
るサンプル点S25に対して近傍のサンプル点としてS20,S
28の他にS19,S23,S24,S26,S27,S29を用いることもでき
る。更にフィールドメモリやフレームメモリを用いて3
次元での処理に拡大することもできる。
第2図に示したように着目しているサンプル点の上下方
向の2点を用いたが、第2図cに示すように着目してい
るサンプル点S25に対して近傍のサンプル点としてS20,S
28の他にS19,S23,S24,S26,S27,S29を用いることもでき
る。更にフィールドメモリやフレームメモリを用いて3
次元での処理に拡大することもできる。
発明の効果 以上のように、本発明の輝度信号色信号分離装置によ
れば、以下のような効果が発揮される。
れば、以下のような効果が発揮される。
(1)細かい絵柄や縞模様などの画像で高域映像信号成
分がほとんど高域輝度信号である場合、特に細かい絵柄
や縞模様の境界では輝度信号側の相関値を用いることで
正しく相関判定を行うことができ、最も劣化の少ない輝
度信号色信号分離フィルタを用いることで、高域輝度信
号が色信号成分に漏れ込むことによって生じる色にじみ
状の劣化を防ぐとともに、境界部分のシャープさを保つ
ことができる。
分がほとんど高域輝度信号である場合、特に細かい絵柄
や縞模様の境界では輝度信号側の相関値を用いることで
正しく相関判定を行うことができ、最も劣化の少ない輝
度信号色信号分離フィルタを用いることで、高域輝度信
号が色信号成分に漏れ込むことによって生じる色にじみ
状の劣化を防ぐとともに、境界部分のシャープさを保つ
ことができる。
(2)高域映像信号のほとんどが色信号である場合は、
色信号側の相関値を用いることで正しく相関判定を行う
ことができ、色信号が高域輝度信号成分に漏れ込むこと
によって生じるドット状の妨害を減らすことができる。
色信号側の相関値を用いることで正しく相関判定を行う
ことができ、色信号が高域輝度信号成分に漏れ込むこと
によって生じるドット状の妨害を減らすことができる。
(3)簡単な構成の平滑化回路で一定期間連続している
番号のみを選択することにより、細かい絵柄の部分など
で、最も相関の近い近傍のサンプル点が頻繁に切り替わ
り、その結果選択される輝度信号色信号分離フィルタも
頻繁に切り替わって、それぞれの輝度信号色信号分離フ
ィルタの周波数特性の違いが分離後の画面上で目立つと
いう劣化を防ぐとともに、絵柄のシャープなエッジ部分
では最も相関性の強いサンプル点にすばやく切り替わ
り、最適な輝度信号色信号分離フィルタが選択され、劣
化を大幅に低減できる。
番号のみを選択することにより、細かい絵柄の部分など
で、最も相関の近い近傍のサンプル点が頻繁に切り替わ
り、その結果選択される輝度信号色信号分離フィルタも
頻繁に切り替わって、それぞれの輝度信号色信号分離フ
ィルタの周波数特性の違いが分離後の画面上で目立つと
いう劣化を防ぐとともに、絵柄のシャープなエッジ部分
では最も相関性の強いサンプル点にすばやく切り替わ
り、最適な輝度信号色信号分離フィルタが選択され、劣
化を大幅に低減できる。
第1図は本発明による輝度信号色信号分離装置の構成
図、第2図はサンプル点の位置を示す説明図、第3図は
相関性判定回路の構成図、第4図は閾値回路の構成図、
第5図は平滑化回路の構成図、第6図及び第7図は平滑
化回路の動作の説明図、第8図は従来の輝度信号色信号
分離装置の構成図、第9図は従来の輝度信号色信号分離
装置に用いるサンプル点の位置を示す説明図、第10図は
従来の輝度信号色信号分離装置の動作の説明図である。 2……HPF、3……3水平ライン遅延回路、4……1水
平期間遅延回路、8……相関性判定回路、11……平滑化
回路。
図、第2図はサンプル点の位置を示す説明図、第3図は
相関性判定回路の構成図、第4図は閾値回路の構成図、
第5図は平滑化回路の構成図、第6図及び第7図は平滑
化回路の動作の説明図、第8図は従来の輝度信号色信号
分離装置の構成図、第9図は従来の輝度信号色信号分離
装置に用いるサンプル点の位置を示す説明図、第10図は
従来の輝度信号色信号分離装置の動作の説明図である。 2……HPF、3……3水平ライン遅延回路、4……1水
平期間遅延回路、8……相関性判定回路、11……平滑化
回路。
Claims (1)
- 【請求項1】バースト信号に同期した副搬送波の偶数倍
のクロックでサンプリングされた複合映像信号より高域
輝度信号及び色信号を含む高域映像信号を抽出する高域
炉波フィルタと、 着目しているサンプル点と最も相関性の強い近傍サンプ
ル点を判定してその位置を示す番号を出力する相関性判
定回路と、 この相関性判定回路より出力された番号が一定期間以上
連続で同一である場合のみにその番号を出力し、それ以
外の場合には直前に出力された番号をそのまま出力する
平滑回路と、 前記着目しているサンプル点と近傍のサンプル点を用い
て前記着目しているサンプル点の前記高域映像信号を高
域輝度信号と色信号に分離する複数のフィルタと、 前記平滑化回路の出力により前記複数のフィルタの出力
のうちの一つを選択して出力するスイッチ回路と、 このスイッチ回路より出力された色信号を前記複合映像
信号より減算する減算器を備えており、 前記相関性判定回路は、着目しているサンプル点と近傍
のサンプル点における前記高域炉波フィルタの出力であ
る高域映像信号の副搬送波の半周期離れたサンプル値の
差値を演算する複数の差値演算回路と、この着目してい
るサンプル点の差値と近傍のサンプル点の差値の加算又
は減算を行い色信号又は高域輝度信号の相関値を演算す
る加算器及び減算器と、この相関値の絶対値を求める絶
対値回路と、この絶対値回路の出力を低域炉波する低域
フィルタと、この低域フィルタの出力を重みづけする乗
算器と、この乗算器の出力の最小値を選択して出力しか
つこの最小値を提供する前記近傍のサンプル点の位置を
示す番号を出力する最小値選択回路と、この最小値をあ
る閾値と比較し閾値より最小値が小さい場合前記最小値
選択回路より出力されたサンプル点の位置を示す番号を
そのまま出力する閾値回路より構成され、 前記平滑回路は、前記相関性判定回路の出力である近傍
のサンプル点の位置を示す番号を1サンプリングクロッ
ク期間遅延させる第1の遅延器と、この遅延した信号と
遅延していない信号を比較し同じであるか異なるかを判
定する比較器と、この比較器の出力を1サンプリングク
ロック期間づつ遅延させ第2、第3・・・第(n−1)
の遅延器と、前記第1の遅延器の出力を1サンプリング
クロック期間づつ遅延させる第(n)、第(n+1)・
・・第(2n−4)の遅延器と、前記第2、第3・・・第
(n−1)の遅延器の出力より前記近傍のサンプル点の
位置を示す番号が異なる場合に切替わってからnサンプ
リングクロック期間同じであるかどうかを判定する判定
回路と、この判定回路の出力により前記第(2n−4)の
遅延器の出力をラッチして出力するラッチ回路より構成
されていることを特徴とする輝度信号色信号分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61062299A JP2537792B2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | 輝度信号色信号分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61062299A JP2537792B2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | 輝度信号色信号分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62219891A JPS62219891A (ja) | 1987-09-28 |
JP2537792B2 true JP2537792B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13196100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61062299A Expired - Lifetime JP2537792B2 (ja) | 1986-03-20 | 1986-03-20 | 輝度信号色信号分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537792B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4868650A (en) * | 1988-03-07 | 1989-09-19 | Rca Licensing Corporation | Circuitry for expanding the effect of a video control signal in multiple dimensions |
JPH0271693A (ja) * | 1988-09-06 | 1990-03-12 | Sony Corp | 輝度/クロマ分離回路 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58181782A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-24 | 日本ポリウレタン工業株式会社 | 粒状化された肥料または農薬の製造法 |
JPS59167110A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-20 | Sanyo Electric Co Ltd | 雑音除去装置 |
JPS59181782A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | Toshiba Corp | ノイズ軽減回路 |
JPS59198100A (ja) * | 1983-04-05 | 1984-11-09 | テクトロニツクス・インコーポレイテツド | 色・輝度分離処理装置 |
-
1986
- 1986-03-20 JP JP61062299A patent/JP2537792B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62219891A (ja) | 1987-09-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |