JP2538544B2 - ノイズ軽減回路 - Google Patents

ノイズ軽減回路

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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明はノイズ軽減回路に係り、例えばカラーテレビ
ジョン受像機の映像処理回路において画像の劣化を最小
に抑え、映像信号に混入したパルス状ノイズ成分を検出
し除去するように構成したノイズ軽減回路に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 一般に、カラーテレビジョン受像機内の映像処理回路
において、映像信号中に混入したノイズ成分は再生画像
を大きく損ない画質の劣化や情報の欠落現象を生ずるこ
とになる。
このため、従来よりノイズが混在した映像信号からノ
イズ成分を除去し良質な画像を再現する試みがなされて
きた。例えば次のような方法があげられる。
、電界強度に応じて映像処理回路の伝送帯域を変化さ
せ、ノイズ成分の多い帯域を低下させることにより改善
する。
、テレビジョン放送の映像信号のパワースペクトラム
はその水平周期毎に山を有していることから映像信号パ
ワースペクトラムの多く存在する帯域のみを通過させる
フィルタ、所謂くし形フィルタを通すことによってノイ
ズ成分を低減することができる。
、画素の灰色度をその画素の近傍の灰色度の平均値で
置き換える処理、即ち平滑化処理を行う。
上記方法以外にも、コンピュータ処理にて画像のディ
ジタル処理を行い、ノイズが混在した画像を修復させる
方法も種々考えられるが、しかし、コンピュータによる
ディジタル処理はそのシステムが大きくなりがちなこと
と、処理時間の点から一般に家庭用テレビジョン受像機
に適用するのは困難である。
上述したノイズ低減方法,,についても次のよ
うな問題点がある。
上記の方法については、ノイズの低減は主に映像信
号処理回路の高帯域を阻止することによって行われるた
め、映像信号の高域成分も阻止されることになり再生画
像の細かな絵柄やエッジ部のぼけを生じ画像の劣化をき
たすことになる。
上記で述べたくし形フィルタによるノイズ低減は上
記の平滑化処理と基本的に同一の原理であり、両者と
も同様な不具合点を有している。
ここで、上記の平滑化処理によるノイズの低減につ
いて概略説明しておく。
第1図に示すように、画素の近傍を9点平滑化する場
合を例にとれば、9個の画素y(i,j)(但し−1≦i
≦1,−1≦j≦1)のサンプル平均(i,j)は と表され、この平均(i,j)がノイズ除去画像とな
る。今、真の画像x(i,j)が上記の9点において平面
で近似できるとすると、 x(i,j)=ai+bj+x(0,0)(但し−1≦i≦1,−1
≦j≦1) ……(2) と記述できる。ここで、a,bは各方向の勾配である。ま
た、ノイズ成分をn(i,j)としノイズが加算的である
とすると、 y(i,j)=x(i,j)+n(i,j) ……(3) となる。式(1)に式(2),(3)を代入すると、 となる。今、ノイズn(i,j)は無相関で均一な分散 をもつとすると、新たなノイズは、 となり分散が1/9に低下する。Eは期待値である。した
がってノイズが低減される。
しかしながら、上記の平滑化処理による方法では、
前述で仮定したような画像x(i,j)が平面で近似でき
ない部分において、真の値と異なってしまうという不具
合が生じる。例えば、エッジ部については画像が平面で
近似できないので、平滑化処理によってエッジ部はぼけ
てしまうという問題があった。
また、上記のくし形フィルタによるノイズ低減は上
記の平滑化処理の特殊な場合であり、画素のサンプル
数が2点の場合と考えることができる。したがって、上
記の方法においてもエッジ部がぼけるという問題があ
った。
[発明の目的] 本発明は上述した点に鑑み、画像情報処理において、
画像のエッジ部にぼけを生じていたのを防ぎ、画像の劣
化を最小限に抑え、ノイズ成分を低減させることができ
るノイズ軽減回路を提供することを目的としている。
[発明の概要] 本発明のノイズ軽減回路は、隣接画素間の相関関係を
利用して入力信号からパルス状信号のみを検出し、その
突出部分をノイズとして判定し除去するように構成する
ものであって、入力信号を異なった遅延時間の間隔でサ
ンプリングするための2つの遅延手段と、これらの遅延
手段を切り換えて出力するため信号供給手段と、この信
号供給手段を入力電界レベルやビデオ信号の交流成分の
レベルに応じて切換制御するための信号レベル検出手段
と、遅延手段にてサンプリングされた信号がパルス状信
号であるときこれを論理的に除去し出力するための論理
手段とを備えている。
[発明の実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明す
る。
第2図は映像信号波形の一例を示す波形図、第3図は
ステップ信号波形及びパルス信号波形の一例を示す波形
図、第4図は本発明に係るノイズ軽減回路を実現するた
めの動作説明図である。
テレビジョン送受信システムにおいては送像側で画像
を走査することにより画素の灰色度を時間的に連続な電
気信号に変換し、受像機側で送像側の画像の分解走査に
同期して組立走査することにより二次元の画像に再生し
ている。
電気信号に変換された映像信号の一例を第2図に示
す。第2図(a)は映像信号が低いレベルから高いレベ
ルに立ち上がり、その後、高いレベルから再び低いレベ
ルに立下がる信号波形を示している。なお、横軸上のt0
〜t5は時間的変化を示したもので、等間隔で区切って示
している。
第2図(b)はパルス状のノイズが重畳された信号波
形を示し、時刻t1とt2の間に立上がりノイズN1が発生
し、時刻t3とt4の間に立下がりノイズN2が発生した例を
示している。
この第2図(b)から分かるように、パルス性ノイズ
は本来の信号に対して短時間のうちにレベルが急変する
ものであり、ある時間幅(T1)を設定し、その時間内に
おいて信号レベルが急変した場合は、そこにノイズが発
生したことを判別することができる。
第3図は、ある時間幅(T1)における信号レベルの変
化を表したものであり、等間隔の時間(τ)で区切って
示している。信号(a)は映像信号が低いレベルから高
いレベルに立上がった状態を示し、信号(b)は高いレ
ベルから低いレベルに立下がった状態を示している。ま
た信号(c),(d)は時間幅(T1)の中において立上
がりノイズN1および立下がりノイズN2が発生した場合を
それぞれ示している。
このような信号において、ある時刻(i)を基準にし
て、それよりも(τ)だけ先行した時刻(i−1)およ
び(τ)だけ遅れた時刻(i+1)の各信号レベルを比
較すると、本来の映像信号の場合は、時刻(i−1)お
よび時刻(i+1)の少なくとも一方の信号レベルと時
刻(i)の信号レベルが同レベルになるのに対し、パル
ス性ノイズの場合は、時刻(i−1)および時刻(i+
1)の両信号レベルと時刻(i)の信号レベルが異なっ
ている。したがって、時刻(i)に対するその前後(i
−1,i+1)の信号レベルを比較することで、本来の信
号か、パルス性ノイズかを判別することができる。
例えば、各時刻i−1,i+1の3点の信号を論理値
“1",“0"で表すと、第3図(a)の信号は、時刻i−
1がローレベル“0"、時刻i,i+1がそれぞれ“1"であ
るから、0,1,1と表現でき、同様に第3図(b)の信号
は1,1,0と表現できる。また第3図(c)の信号は、時
刻iがハイレベル“1"、時刻i−1,i+1がそれぞれ
“0"であるから、0,1,0と表現でき、同様に第3図
(d)の信号は1,0,1と表現できる。
このように、基準となる中間の時刻(i)の信号レベ
ルとその前後の少なくとも一方の信号レベルとが同じ場
合(0,1,1や1,1,0等)は本来の信号と判別し、中間の時
刻(i)の信号レベルに対してその前後の信号レベルが
異なる場合(0,1,0又は1,0,1)はパルス性ノイズを判別
することができる。
こうした3点での信号レベルを想定すると表1のよう
な信号パターンP1〜P8が考えられる。この表1におい
てパルス性ノイズのパターンは、P7とP8であり、この
ような信号パターンP7,P8の突出部分又は窪み部分を除
去すれば画像の劣化を伴わずにノイズ成分の大部分を除
去できる。
(なお、本来の信号か、パルス性ノイズかを判別するに
は時間(τ)の設定が重要になる。) 例えば、第4図(a)に示す映像信号に第4図(b)
に示すノイズ信号が加算的に混入した信号は第4図
(c)に示すような信号波形となり、この信号を表1の
7,P8を阻止するフィルタに通すと、その出力は第4図
(d)に示すような波形となりノイズが低減されること
になる。このとき、ステップ信号の立上がり,立下がり
のP3〜P6は阻止されないから、エッジ部がぼけること
はない。第4図(e)は第4図(c)の映像信号を従来
方法の所で述べたような高域分を阻止するフィルタに
通した場合の出力波形であり、又第4図(f)は第4図
(c)の信号を従来方法で述べたような平滑化処理
(図ではサンプル数3の平均化)を行った場合の出力波
形である。第4図(e),(f)のいずれの場合でもス
テップ信号部分にエッジぼけを生じ画像の劣化を伴う。
次に、P7,P8を阻止するノイズ軽減回路の具体的な回
路構成について説明する。
7,P8を阻止するためにはP7については時刻(i)
の信号レベル“1"を“0"に置き換えて0,0,0とすればよ
く、又P8については時刻(i)の信号レベル“0"を
“1"に置き換えて1,1,1とすればよい。
この方法として本発明では、時刻(i−1),
(i),(i+1)の各信号レベルをp(i−1),p
(i),p(i+1)とした場合、各信号レベルp(i−
1),(i),p(i+1)の多数決をとることによりP
7,P8を阻止するためのノイズフィルタ回路を構成する。
第5図,第6図は、本発明において使用するノイズフ
ィルタ回路を示す。
第5図において、フィルタ回路は入力映像信号Vinが
加えられる入力端子1に遅延時刻τを有するディレーラ
イン(遅延線)2を接続し、このライン2に直列に遅延
時間τのディレーライン3を接続し、ディレーライン2
の入出力端子間に論理積回路4を接続し、ディレーライ
ン3の入出力端子間に論理積回路5を接続し、ディレー
ライン2の入力端子とディレーライン3の出力端子との
間に論理積回路6を接続する。そして、論理積回路4,5,
6の各出力の論理和をとるために論理和回路7,8を配置し
ている。即ち、論理積回路4,5の各出力を論理和回路7
に入力し、その論理和出力と論理積回路6の出力とを論
理和回路8に入力している。論理和回路8の出力Voutは
出力端子9から取り出される。
ここで、論理積回路は2つの入力信号を比較し信号レ
ベルの小さい方の信号を出力するものであり、論理和回
路は2つの入力信号を比較し信号レベルの大きい方の信
号を出力するものである。但し、論理積回路、論理和回
路とも、2つの入力信号の信号レベルが同じときは各入
力信号の半分ずつが出力され併わせて1つの信号の信号
レベルとして出力されるものである。
また、第6図は第5図に示す論理積回路4,5,6の代わ
りに論理和回路10,11,12を置き換え、論理和回路7,8の
代わりに論理積回路13,14を置き換えた回路構成とな
る。第5図及び第6図で符号15及び16はパルス状成分を
除去するための論理回路部を示している。
このような構成において、入力映像信号Vinを、時間
的にてτずつ遅延した3つの信号の同時点での各信号の
信号レベルp(i−1),p(i),p(i+1)の大小関
係を、前述のように論理レベル“1",“0"で表わした場
合、第5図に示す回路については、入力端子1に印加さ
れる信号p(i−1)とディレーライン2により出力さ
れる信号p(i)とディレーライン3より出力される信
号(i+1)が表1で示したP7={0,1,0}であるとき
は論理積回路4の出力は“0"、論理積回路5の出力は
“0"となるので、論理和回路7の出力は“0"となる。ま
た、論理積回路6の出力は“0"であるから、論理和回路
8の出力は“0"となり、フィルタ回路通過後に出力端子
9に得られる信号p(i)は“0"となる。したがって、
7は回路通過後{0,0,0}となりパルス状信号の突出し
た部分がノイズ成分として除去される。また、第5図に
おいてp(i−1),p(i),p(i+1)が表1で示し
たP8{1,0,1}であるときは論理積回路4の出力は
“0"、論理積回路5の出力は“0"となるので、論理和回
路7の出力は“0"となる。また、論理積回路6の出力は
“1"であるから、論理和回路8の出力は“1"となり、フ
ィルタ回路通過後に出力端子9に得られる信号p(i)
は“1"となる。したがって、P8は回路通過後{1,1,1}
となりパルス状信号の突出部分がノイズ成分として除去
される。また、第5図において、ステップ状信号の立上
がり、立下がりのP3〜P6については、回路通過後もp
(i)は同等レベルの信号となりP3〜P6が出力される
ので、エッジ部がぼけることがない。
第6図に示した回路については、p(i−1),p
(i),p(i+1)が表1で示したP7={0,1,0}であ
るときは論理和回路10の出力は“1"、論理和回路11の出
力は“1"となるので、論理積回路13の出力は“1"とな
る。また、論理和回路12の出力は“0"であるから、論理
積回路14の出力は“0"となり、フィルタ回路通過後に出
力端子9に得られる信号p(i)は“0"となる。したが
って、P7は回路通過後{0,0,0}となりパルス状信号の
突出部分がノイズ成分として除去される。また、第6図
において、p(i−1),p(i),p(i+1)が表1で
示したP8={1,0,1}であるときは論理和回路10の出力
は“1"、論理和回路11の出力は“1"となるので、論理積
回路13の出力は“1"となる。また、論理和回路12の出力
は“1"であるから、論理積回路14の出力は“1"となり、
フィルタ回路通過後に出力端子9に得られる信号p
(i)は“1"となる。したがって、P8は回路通過後
{1,1,1}=P2となりパルス状信号の突出した部分がノ
イズ成分として除去される。また、第6図において、ス
テップ状信号の立上がり、立下がりのP3〜P6について
は、回路通過後もp(i)は同等レベルの信号となりP
3〜P6が出力されるので、エッジ部がぼけることがな
い。
このような回路構成によれば、ステップ状の信号のエ
ッジ部にぼけを生じる等の画像の劣化を伴うことなく、
ノイズ成分を低減することが可能となる。
ところで、上記のように映像信号の適当な時間τにお
いてP7,P8を示すパルス状信号を阻止する方法(換言す
れば、テレビジョン画面上の隣接画素との相関関係を利
用し、突出したパルス状信号のみをノイズとして判定し
除去する方法)でもノイズ除去効果が高いが、さらに次
のような点での改良が望まれている。
第5図,第6図の回路では第7図(a)に示すよう
にサンプリングを行う時間τに対して1/(2τ)(Hz)
より高い周波数のノイズは除去できないのでこれを改善
する。
第7図(b),(c)に示すようにサンプリングを
行う時間τに対して1/(3τ)(Hz)より低い周波数の
ノイズは除去できないのでこれを改善する。
ノイズ成分だけを判定し除去するわけではないの
で、パルス状の細かな絵柄についてはノイズとして判定
し除去してしまい、画像を劣化させる。特に、ノイズ軽
減の効果を大きくするとその傾向が著しくなるので、こ
れを改善する。
そこで本発明では、第5図及び第6図に示した回路を
改良し、そのディレーライン2,3による遅延時間τを入
力信号レベルの状態、例えば入力電界強度の強弱に応じ
て切り換えるように構成し、ノイズ成分の多い弱電界時
においても有効にノイズ除去を行うことができるように
したものである。
第8図は本発明のノイズ軽減回路を示すブロック図で
ある。
第8図において、ノイズ軽減回路は、入力信号Vinが
加えられる入力端子17に遅延時間τ1のディレーライン1
8を接続し、さらにディレーライン18に直列に遅延時間
τ1のディレーライン19を接続する。また、入力端子17
には前記遅延時間τ1とは異なった遅延時間τ2(例えば
τ1<τ2とする)のディレーライン20を接続し、さらに
ディレーライン20に直列に遅延時間τ2のディレーライ
ン21を接続する。ディレーライン18の出力端およびディ
レーライン20の出力端はスイッチ回路22の入力端子a及
びbに夫々接続し、また、ディレーライン19の出力端お
よびディレーライン21の出力端はスイッチ回路23の入力
端子a及びbに夫々接続している。スイッチ回路22,23
は入力端子a,bのほかにコントロール端子c,出力端子d
を有し、コントロール端子cに例えば“L"レベル(ロー
レベル)の信号が入力された時に入力端子aと出力端子
dが導通し、コントロール端子cに例えば“H"レベル
(ハイレベル)の信号が入力された時に入力端子bと出
力端子dが導通するように構成されている。スイッチ回
路22,23の各コントロール端子cには信号レベル検出手
段例えば入力電界強度を検出するためのAGC(自動利得
制御)回路24の出力端が接続され、入力電界強度が弱電
界の時にAGC回路24は“H"レベルのAGC電圧をスイッチ回
路22,23の各コントロール端子cに印加し、スイッチを
端子aから端子bに切り換えるようにしている。なお、
強電界及び通常電界時にはAGC回路は“L"レベルの信号
を出力する。入力端子17と、スイッチ回路22,23の各出
力端は第5図又は第6図に示した論理回路15又は16に接
続される。この論理回路15又は16は前述したように表1
のP7,P8に示すパルス状信号を除去するフィルタであ
る。そして、論理回路15又は16の出力Voutは出力端子25
より取り出されるようになっている。
このような構成において、ディレーライン18,19の遅
延時間τ1はパルス状ノイズの除去を行う場合、絵柄を
損なわない程度の高い周波数のノイズを除去するように
設定された遅延時間であり、また、ディレーライン20,2
1の遅延時間τ2は遅延時間τ1よりも長い時間とし、ノ
イズ除去を行う場合、遅延時間τ1によって除去される
ノイズの周波数よりも低い周波数のノイズを除去するよ
うに設定されている。したがって、ノイズ成分の少ない
強電界、通常電界時には遅延時間τ1によってノイズを
除去し、画像を劣化させることなくノイズ軽減を行い、
ノイズ成分の多い弱電界時においては遅延時間τ2によ
ってノイズを除去し、より大きなノイズ軽減効果を持つ
ように自動的に切り換えることが可能で、しかもステッ
プ信号の立上がり,立下がりではエッジ部にぼけを生じ
ることがない。
なお、上述したノイズ軽減回路は、テレビジョン回路
の構成において主に水平方向のサンプリングを行う場合
について述べているが、垂直方向或いは水平、垂直両方
向に適用しても全く同様のノイズ軽減回路を構成でき
る。また、上記の実施例では、スイッチ回路22,23を切
り換えるコントロール信号としてAGC電圧を用いる場合
について説明したが、同期信号期間のビデオ信号を抽出
し、この期間中に含まれる交流成分の量、即ちノイズ成
分の量を検出し、その量に応じてスイッチ回路22,23の
切り換えを行うようにしてもよい。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、遅延手段と、論理
手段とを用い、隣接画素間の相関関係を利用して入力信
号からパルス状信号を検出し、その突出部分をノイズと
して除去するようにしたので、従来のノイズ低減回路に
おいて映像信号のステップ状信号部分のエッジ部にぼけ
を生じていたのを防止でき、しかも2つの遅延手段と、
信号供給手段と、信号レベル検出手段とを設け、入力電
界強度のレベルや、ビデオ信号の交流成分のレベルに応
じて信号供給手段を駆動し2つの遅延手段を切り換えて
論理手段に入力するように構成したので、ノイズの多い
期間と少ない期間に対応した遅延時間でサンプリングを
行え、画像の劣化を最小限に抑えてパルス状ノイズ成分
を検出し除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平滑化による画像処理のサンプルを示す説明
図、第2図は映像信号波形の一例を示す波形図、第3図
は第2図の波形の一部を拡大し、ステップ信号波形及び
パルス信号波形を示す説明図、第4図は本発明に係るノ
イズ軽減回路を実現するための動作説明図、第5図、第
6図は本発明に適用するノイズ軽減手段の一例を示すブ
ロック図、第7図は本発明のノイズ軽減回路の動作説明
に供するための説明図、第8図は本発明のノイズ軽減回
路を示すブロック図である。 1,17……入力端子、2,3,18,19,20,21……ディレーライ
ン、4,5,6,13,14……論理積回路、7,8,10,11,12……論
理和回路、9,25……出力端子、15,16……論理手段、18,
19……第1の遅延手段、20,21……第2の遅延手段、22,
23……信号供給手段(スイッチ回路)、24……信号レベ
ル検出手段(AGC回路)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像処理装置にて処理される信号のレベル
    を検出し、そのレベルに応じて異なる検出出力を発生す
    る信号レベル検出手段と、 映像信号を入力し、この映像信号を第1の時間だけ遅延
    した第2の信号、およびこの第2の信号をさらに第1の
    時間だけ遅延した第3の信号を出力する第1の手段と、 前記映像信号を入力し、この映像信号を第2の時間だけ
    遅延した第4の信号、およびこの第4の信号をさらに第
    2の時間だけ遅延した第5の信号を出力する第2の手段
    と、 前記信号レベル検出手段からの検出出力に応じて、前記
    映像信号,第2の信号,第3の信号から成る第1組の信
    号、もしくは前記映像信号,第4の信号,第5の信号か
    ら成る第2組の信号を選択出力する信号供給手段と、 順次時間的にずれた第1,第2,第3の入力信号が供給さ
    れ、第1,第3の入力信号レベルに対して第2の入力信号
    レベルが異なるとき、その第2の入力信号レベルを第1,
    第3の入力信号レベルに近付けるようにしてパルス性ノ
    イズの除去された信号を出力する論理手段と、 前記信号供給手段にて選択出力された第1組,もしくは
    第2組の信号を前記論理手段の前記第1,第2,第3の入力
    信号として供給する手段とを具備したことを特徴とする
    ノイズ軽減回路。
  2. 【請求項2】前記信号レベル検出手段は、入力電界強度
    を検出しその強度が所定の電界強度よりも高いか低いか
    に応じて2値信号を出力する電界強度検出回路にて構成
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のノ
    イズ軽減回路。
  3. 【請求項3】前記信号レベル検出手段は、同期信号期間
    のビデオ信号を抽出しこの期間中に含まれる交流成分が
    所定のレベルよりも高いか低いかに応じて2値信号を出
    力する回路にて構成されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のノイズ軽減回路。
JP14547283A 1983-08-09 1983-08-09 ノイズ軽減回路 Expired - Lifetime JP2538544B2 (ja)

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