JP3293272B2 - 輝度信号色信号分離装置 - Google Patents
輝度信号色信号分離装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばNTSC方式の
複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と搬送色信号
を分離する輝度信号色信号分離装置に関するものであ
る。
複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と搬送色信号
を分離する輝度信号色信号分離装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号処理技術の発達にと
もない、複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と搬
送色信号に分離する輝度信号色信号分離装置において
は、着目する信号と水平もしくは垂直方向近傍点との相
関の有無に応じて複数のフィルタを選択する適応型輝度
信号色信号分離装置が用いられている。
もない、複合カラーテレビジョン信号から輝度信号と搬
送色信号に分離する輝度信号色信号分離装置において
は、着目する信号と水平もしくは垂直方向近傍点との相
関の有無に応じて複数のフィルタを選択する適応型輝度
信号色信号分離装置が用いられている。
【0003】以下、図面を参照しながら、従来の輝度信
号色信号分離装置について説明する。(図5)は従来の
輝度信号色信号分離装置の一構成例である。(図5)に
おいて、501は入力信号(VBS)の色信号成分を抽
出するBPF、502,503,504は信号を1水平
期間遅延させる1Hラインメモリー、505はBPF5
01の出力と、BPF501の出力を1Hラインメモリ
ー502にて1水平期間遅延させた信号とを用いて色信
号を分離するくし形フィルタ、506はBPF501の
出力を1Hラインメモリー502にて1水平期間遅延さ
せた信号と、BPF501の出力を1Hラインメモリー
502,503にて2水平期間遅延させた信号とを用い
て色信号を分離するくし形フィルタである。
号色信号分離装置について説明する。(図5)は従来の
輝度信号色信号分離装置の一構成例である。(図5)に
おいて、501は入力信号(VBS)の色信号成分を抽
出するBPF、502,503,504は信号を1水平
期間遅延させる1Hラインメモリー、505はBPF5
01の出力と、BPF501の出力を1Hラインメモリ
ー502にて1水平期間遅延させた信号とを用いて色信
号を分離するくし形フィルタ、506はBPF501の
出力を1Hラインメモリー502にて1水平期間遅延さ
せた信号と、BPF501の出力を1Hラインメモリー
502,503にて2水平期間遅延させた信号とを用い
て色信号を分離するくし形フィルタである。
【0004】また、507はBPF501の出力と、B
PF501の出力を1Hラインメモリー502にて1水
平期間遅延させた信号とを加算する加算器、508はB
PF501の出力を1Hラインメモリー502にて1水
平期間遅延させた信号と、BPF501の出力を1Hラ
インメモリー502,503にて2水平期間遅延させた
信号とを加算する加算器、509,510は加算器50
7,508の各々の出力信号の絶対値を求める絶対値回
路(ABS)、511,512は各々絶対値回路50
9,510の出力を平滑する平滑化回路、513は平滑
化回路511,512の出力を比較して相関の大小を求
める比較器、514は比較器513の比較結果を基に、
相関がある方のくし形フィルタ505,506の出力を
選択する選択器である。515は選択器514の出力で
ある色信号を、VBS信号を1Hラインメモリー504
にて1水平期間遅延させた信号より減算することにより
輝度信号を求めるフィルタ回路である。
PF501の出力を1Hラインメモリー502にて1水
平期間遅延させた信号とを加算する加算器、508はB
PF501の出力を1Hラインメモリー502にて1水
平期間遅延させた信号と、BPF501の出力を1Hラ
インメモリー502,503にて2水平期間遅延させた
信号とを加算する加算器、509,510は加算器50
7,508の各々の出力信号の絶対値を求める絶対値回
路(ABS)、511,512は各々絶対値回路50
9,510の出力を平滑する平滑化回路、513は平滑
化回路511,512の出力を比較して相関の大小を求
める比較器、514は比較器513の比較結果を基に、
相関がある方のくし形フィルタ505,506の出力を
選択する選択器である。515は選択器514の出力で
ある色信号を、VBS信号を1Hラインメモリー504
にて1水平期間遅延させた信号より減算することにより
輝度信号を求めるフィルタ回路である。
【0005】以上のように構成された輝度信号色信号分
離回路について、以下その動作を説明する。
離回路について、以下その動作を説明する。
【0006】まず、入力された複合カラーテレビジョン
信号VBSは、BPF501によって色信号成分が抽出
される。抽出された色信号成分は各々1Hラインメモリ
ー502,503に順次入力され、合計3ラインの信号
を用いて2種類のくし形フィルタ505,506を形成
する。くし形フィルタ505,506は各ライン間の差
を求めているため、出力は色信号となる。また、前記3
ラインの信号は各々1ライン間の信号を加算することに
より相関値を求めることができる。すなわち、色信号は
1ライン間でその位相は反転しているため、1ライン間
の色信号成分の和が0ならば色信号は相関があるとみな
すことができる。実際には1ライン間の和の絶対値の平
滑が相関値となる。着目する信号の1ライン前の信号と
1ライン後の信号との相関値を比較器513により比較
し、どちらに相関があるか出力する。比較器513の出
力に応じて、選択器514により相関があると判定され
た信号間で形成するくし形フィルタ505,506の出
力を選択する。選択器514で求められた色信号は、V
BS信号を1Hラインメモリー504で遅延した信号か
らフィルタ回路515により減算することにより輝度信
号を求めることができる。
信号VBSは、BPF501によって色信号成分が抽出
される。抽出された色信号成分は各々1Hラインメモリ
ー502,503に順次入力され、合計3ラインの信号
を用いて2種類のくし形フィルタ505,506を形成
する。くし形フィルタ505,506は各ライン間の差
を求めているため、出力は色信号となる。また、前記3
ラインの信号は各々1ライン間の信号を加算することに
より相関値を求めることができる。すなわち、色信号は
1ライン間でその位相は反転しているため、1ライン間
の色信号成分の和が0ならば色信号は相関があるとみな
すことができる。実際には1ライン間の和の絶対値の平
滑が相関値となる。着目する信号の1ライン前の信号と
1ライン後の信号との相関値を比較器513により比較
し、どちらに相関があるか出力する。比較器513の出
力に応じて、選択器514により相関があると判定され
た信号間で形成するくし形フィルタ505,506の出
力を選択する。選択器514で求められた色信号は、V
BS信号を1Hラインメモリー504で遅延した信号か
らフィルタ回路515により減算することにより輝度信
号を求めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、輝度信号の高域成分が色信号成分と区
別できないため、例えばマルチバースト信号の垂直エッ
ジ付近で相関判定に誤判定が起き、輝度信号が色信号に
混入するクロスカラーという劣化を生じていた。すなわ
ち、色信号では1ラインごとにその位相が反転するが、
輝度信号の高域成分は位相が同じであるため、1ライン
和の信号を求めるとその成分が色信号の相関があると0
となる。しかし、輝度信号の相関がある場合はその成分
が0ではなくもとの成分の2倍となる。よって、その相
関が色信号の相関があるか輝度信号の相関があるかで異
なってくる。
ような構成では、輝度信号の高域成分が色信号成分と区
別できないため、例えばマルチバースト信号の垂直エッ
ジ付近で相関判定に誤判定が起き、輝度信号が色信号に
混入するクロスカラーという劣化を生じていた。すなわ
ち、色信号では1ラインごとにその位相が反転するが、
輝度信号の高域成分は位相が同じであるため、1ライン
和の信号を求めるとその成分が色信号の相関があると0
となる。しかし、輝度信号の相関がある場合はその成分
が0ではなくもとの成分の2倍となる。よって、その相
関が色信号の相関があるか輝度信号の相関があるかで異
なってくる。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、輝度信号の高
域成分がある場合でも、輝度信号が色信号に混入するク
ロスカラーが生じることが少ない輝度信号色信号分離装
置を提供するものである。
域成分がある場合でも、輝度信号が色信号に混入するク
ロスカラーが生じることが少ない輝度信号色信号分離装
置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の輝度信号色信号分離装置は、複合カラーテレ
ビジョン信号を入力信号として、着目する信号に対して
画面上で垂直方向に遅延させる複数の遅延器と、この着
目信号と垂直方向の近傍点との色信号の相関性を検出す
る第1の相関検出回路と、前記着目信号と垂直方向の近
傍点との輝度信号の相関性を検出する第2の相関検出回
路と、前記入力信号中の色信号の有無を検出する色検出
回路と、複合カラーテレビジョン信号から色信号を分離
する複数のフィルタ回路と、前記色検出回路の結果に応
じて前記第1の相関検出回路および第2の相関検出回路
の出力を混合する混合回路と、前記混合回路の出力によ
り前記複数のフィルタ回路の出力を選択する選択回路と
路を備えたことを特徴とするものである。
に本発明の輝度信号色信号分離装置は、複合カラーテレ
ビジョン信号を入力信号として、着目する信号に対して
画面上で垂直方向に遅延させる複数の遅延器と、この着
目信号と垂直方向の近傍点との色信号の相関性を検出す
る第1の相関検出回路と、前記着目信号と垂直方向の近
傍点との輝度信号の相関性を検出する第2の相関検出回
路と、前記入力信号中の色信号の有無を検出する色検出
回路と、複合カラーテレビジョン信号から色信号を分離
する複数のフィルタ回路と、前記色検出回路の結果に応
じて前記第1の相関検出回路および第2の相関検出回路
の出力を混合する混合回路と、前記混合回路の出力によ
り前記複数のフィルタ回路の出力を選択する選択回路と
路を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明は、上記の構成により、輝度信号の高域
成分がある場合でも輝度信号が色信号に混入するクロス
カラーが生じることが少ない輝度信号色信号分離ができ
る。
成分がある場合でも輝度信号が色信号に混入するクロス
カラーが生じることが少ない輝度信号色信号分離ができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0012】図1は本発明の輝度信号色信号分離装置の
一実施例におけるブロック図である。図1において、
1、2、3、4は入力信号(以下、VBSと略する)を
1水平期間遅延させる1Hラインメモリー、5はVBS
を1水平期間遅延させた信号と2水平期間遅延させた信
号より色信号を分離するくし形フィルタ、6はVBSを
2水平期間遅延させた信号と3水平期間遅延させた信号
より色信号を分離するくし形フィルタ、7はVBSを2
水平期間遅延させた信号と3水平期間遅延させた信号お
よび4水平期間遅延させた信号より色信号の相関と輝度
信号の相関を求める相関検出回路、8はVBSとVBS
を1水平期間遅延させた信号および2水平期間遅延させ
た信号より色信号の相関と輝度信号の相関を求める相関
検出回路である。また、9はVBSを2水平期間遅延さ
せた信号と3水平期間遅延させた信号より色信号成分の
有無を検出する色レベル検出回路、10はVBSを1水
平期間遅延させた信号と2水平期間遅延させた信号より
色信号成分の有無を検出する色レベル検出回路、11、
12は前記色レベル検出結果をもとに色の相関と輝度の
相関とを混合する混合回路、13は混合回路11、12
から出力される相関値からくし形フィルタ5、くし形フ
ィルタ6のどちらが相関があるかを判定する相関判定回
路、14は相関判定回路13の結果をもとにくし形フィ
ルタ5とくし形フィルタ6のいずれかの出力を選択する
選択器、15は選択器14から出力される色信号を、V
BSを2水平期間遅延させた信号より減算することによ
り輝度信号を求めるフィルタ回路である。
一実施例におけるブロック図である。図1において、
1、2、3、4は入力信号(以下、VBSと略する)を
1水平期間遅延させる1Hラインメモリー、5はVBS
を1水平期間遅延させた信号と2水平期間遅延させた信
号より色信号を分離するくし形フィルタ、6はVBSを
2水平期間遅延させた信号と3水平期間遅延させた信号
より色信号を分離するくし形フィルタ、7はVBSを2
水平期間遅延させた信号と3水平期間遅延させた信号お
よび4水平期間遅延させた信号より色信号の相関と輝度
信号の相関を求める相関検出回路、8はVBSとVBS
を1水平期間遅延させた信号および2水平期間遅延させ
た信号より色信号の相関と輝度信号の相関を求める相関
検出回路である。また、9はVBSを2水平期間遅延さ
せた信号と3水平期間遅延させた信号より色信号成分の
有無を検出する色レベル検出回路、10はVBSを1水
平期間遅延させた信号と2水平期間遅延させた信号より
色信号成分の有無を検出する色レベル検出回路、11、
12は前記色レベル検出結果をもとに色の相関と輝度の
相関とを混合する混合回路、13は混合回路11、12
から出力される相関値からくし形フィルタ5、くし形フ
ィルタ6のどちらが相関があるかを判定する相関判定回
路、14は相関判定回路13の結果をもとにくし形フィ
ルタ5とくし形フィルタ6のいずれかの出力を選択する
選択器、15は選択器14から出力される色信号を、V
BSを2水平期間遅延させた信号より減算することによ
り輝度信号を求めるフィルタ回路である。
【0013】上記のように構成された輝度信号色信号分
離装置において、入力端子よりVBS(コンポジット信
号)が入力されると、1Hラインメモリー1,2,3,
4に順々に入力され、合計5ラインの信号を得る。入力
信号をv0、1Hラインメモリー1の出力をv1、1H
ラインメモリー2の出力をv2、1Hラインメモリー3
の出力をv3、1Hラインメモリー4の出力をv4とす
る。現在着目する走査線の信号をv2とする。くし形フ
ィルタ5では信号v1とv2より輝度信号と色信号を分
離する。画面上では現在着目している点と1ライン下の
信号を用いて分離を行なう。このくし形フィルタ5,6
の構成を示したのが図2である。
離装置において、入力端子よりVBS(コンポジット信
号)が入力されると、1Hラインメモリー1,2,3,
4に順々に入力され、合計5ラインの信号を得る。入力
信号をv0、1Hラインメモリー1の出力をv1、1H
ラインメモリー2の出力をv2、1Hラインメモリー3
の出力をv3、1Hラインメモリー4の出力をv4とす
る。現在着目する走査線の信号をv2とする。くし形フ
ィルタ5では信号v1とv2より輝度信号と色信号を分
離する。画面上では現在着目している点と1ライン下の
信号を用いて分離を行なう。このくし形フィルタ5,6
の構成を示したのが図2である。
【0014】図2において、201,202は入力端
子、203は減算器、204は1/2の乗算器、205
は出力端子である。
子、203は減算器、204は1/2の乗算器、205
は出力端子である。
【0015】このように構成されたくし形フィルタにお
いて、入力端子201と202より1ライン離れたVB
S信号が入力されると、NTSC信号の場合、搬送色信
号は1ライン毎に反転しているので、減算器203にお
いて輝度信号成分のみがなくなり、2倍の振幅の色信号
が得られる。この2倍の振幅の色信号は1/2乗算器2
04で振幅が半分となって色信号が得られ、端子205
より出力される。
いて、入力端子201と202より1ライン離れたVB
S信号が入力されると、NTSC信号の場合、搬送色信
号は1ライン毎に反転しているので、減算器203にお
いて輝度信号成分のみがなくなり、2倍の振幅の色信号
が得られる。この2倍の振幅の色信号は1/2乗算器2
04で振幅が半分となって色信号が得られ、端子205
より出力される。
【0016】くし形フィルタ6ではv2とv3を用いて
輝度信号と色信号を分離する。これは画面上では現在着
目している点と1ライン上の信号を用いて分離を行な
う。
輝度信号と色信号を分離する。これは画面上では現在着
目している点と1ライン上の信号を用いて分離を行な
う。
【0017】相関検出回路8ではv0,v1,v3を用
いてこれらの信号の相関検出を行なう。また、相関検出
回路7ではv2,v3,v4を用いてこれらの信号の相
関検出を行なう。この相関検出回路の構成を示したのが
図3である。
いてこれらの信号の相関検出を行なう。また、相関検出
回路7ではv2,v3,v4を用いてこれらの信号の相
関検出を行なう。この相関検出回路の構成を示したのが
図3である。
【0018】図3において、303,301,302は
入力端子、304,305は減算器、306,309は
絶対値回路、307,310は平滑化回路、308は低
域通過フィルタ(LPF)、311,312は出力端子
である。
入力端子、304,305は減算器、306,309は
絶対値回路、307,310は平滑化回路、308は低
域通過フィルタ(LPF)、311,312は出力端子
である。
【0019】上記の様に構成された相関検出回路におい
て、例えば入力端子303よりv4、入力端子301よ
りv3、入力端子302よりv2が入力されると、減算
器304でこのv2とv4の二つの信号が減算される。
NTSCの色信号は1ライン毎に位相が反転しているの
で、2ライン離れた同相の搬送色信号を減算することで
色信号の差を得る事ができる。加算器304の出力は絶
対値回路(ABS)306で絶対値が演算され、平滑化
回路307でノイズ成分を取り除く。このようにして端
子311より色信号側の相関値が得られる。
て、例えば入力端子303よりv4、入力端子301よ
りv3、入力端子302よりv2が入力されると、減算
器304でこのv2とv4の二つの信号が減算される。
NTSCの色信号は1ライン毎に位相が反転しているの
で、2ライン離れた同相の搬送色信号を減算することで
色信号の差を得る事ができる。加算器304の出力は絶
対値回路(ABS)306で絶対値が演算され、平滑化
回路307でノイズ成分を取り除く。このようにして端
子311より色信号側の相関値が得られる。
【0020】また、入力端子301と302か入力され
た信号は減算器305において減算され、LPF308
において低域輝度信号成分がとりだされ、ABS309
でその絶対値が得られ、平滑化回路310でノイズ成分
が取り除かれ、端子312より、v2とv3の低域輝度
信号成分の相関値が得られる。このように、相関検出回
路7において、着目する信号より画面上で上側の相関値
が得られる。
た信号は減算器305において減算され、LPF308
において低域輝度信号成分がとりだされ、ABS309
でその絶対値が得られ、平滑化回路310でノイズ成分
が取り除かれ、端子312より、v2とv3の低域輝度
信号成分の相関値が得られる。このように、相関検出回
路7において、着目する信号より画面上で上側の相関値
が得られる。
【0021】相関検出回路8も信号v0、v1、v2を
用いて同様に着目する信号より画面上で下側の低域輝度
信号と色信号の相関を検出する。
用いて同様に着目する信号より画面上で下側の低域輝度
信号と色信号の相関を検出する。
【0022】相関検出回路7,8で演算された輝度信号
と色信号の相関性は混合回路(MIX)11と12で、
色レベル検出回路9と10の出力により制御されて混合
される。この色レベル検出回路の構成を示したのが図4
である。
と色信号の相関性は混合回路(MIX)11と12で、
色レベル検出回路9と10の出力により制御されて混合
される。この色レベル検出回路の構成を示したのが図4
である。
【0023】図4において、401,402は入力端
子、403は減算器、404は加算器、405,406
は絶対値回路(ABS)、407,408は平滑化回
路、409は比較回路、410は出力端子、411、4
12は高域通過フィルタ(HPF)である。
子、403は減算器、404は加算器、405,406
は絶対値回路(ABS)、407,408は平滑化回
路、409は比較回路、410は出力端子、411、4
12は高域通過フィルタ(HPF)である。
【0024】上記の様に構成された色レベル検出回路に
おいて、例えば入力端子401よりv3、入力端子40
2よりv2が入力されると、減算器403で二つの信号
の差が演算され、HPF411によって色信号が得られ
る。この色信号は更にABS405でその絶対値が得ら
れ、平滑化回路407で平滑化され、色信号の振幅が出
力される。
おいて、例えば入力端子401よりv3、入力端子40
2よりv2が入力されると、減算器403で二つの信号
の差が演算され、HPF411によって色信号が得られ
る。この色信号は更にABS405でその絶対値が得ら
れ、平滑化回路407で平滑化され、色信号の振幅が出
力される。
【0025】加算器404ではv3とv2が加算され、
さらにHPF412を通過させることにより色信号成分
が無くなり高輝度信号が残る。この高輝度信号はABS
406で絶対値が得られ、平滑化回路408で平滑化さ
れ高輝度信号の振幅が出力される。比較回路409では
色信号の振幅と高輝度信号の振幅が比較され、色信号の
振幅と高輝度信号の振幅に応じてMIX回路11,12
において色信号と輝度信号の相関値が混合される様に制
御信号を出力する。このように、輝度信号と色信号のど
ちらが多く存在するかを検出し、それによりMIX回路
11とMIX回路12で色信号主体の相関検出と輝度信
号主体の相関検出の重み付けを行なうことで、相関判定
を正確に行なえる。なお、HPF411とHPF412
はそれぞれ搬送色信号周波数近傍の信号を通過させるバ
ンドパスフィルタであってもかまわない。
さらにHPF412を通過させることにより色信号成分
が無くなり高輝度信号が残る。この高輝度信号はABS
406で絶対値が得られ、平滑化回路408で平滑化さ
れ高輝度信号の振幅が出力される。比較回路409では
色信号の振幅と高輝度信号の振幅が比較され、色信号の
振幅と高輝度信号の振幅に応じてMIX回路11,12
において色信号と輝度信号の相関値が混合される様に制
御信号を出力する。このように、輝度信号と色信号のど
ちらが多く存在するかを検出し、それによりMIX回路
11とMIX回路12で色信号主体の相関検出と輝度信
号主体の相関検出の重み付けを行なうことで、相関判定
を正確に行なえる。なお、HPF411とHPF412
はそれぞれ搬送色信号周波数近傍の信号を通過させるバ
ンドパスフィルタであってもかまわない。
【0026】
【発明の効果】以上の様に本発明の輝度信号色信号分離
装置によれば、着目する信号と垂直方向の近傍信号の色
信号の相関を求める相関検出回路と、着目する信号と垂
直方向の近傍信号の輝度信号の相関を求める相関検出回
路との出力を、色信号の有無を検出する色検出回路の検
出結果により混合して相関判定をするので、輝度信号の
みの映像信号でも、色信号の多く含まれた通常の映像信
号においても、正確な相関判定ができ、最適なフィルタ
を選択できるので、各種劣化を低減できその効果は大き
い。
装置によれば、着目する信号と垂直方向の近傍信号の色
信号の相関を求める相関検出回路と、着目する信号と垂
直方向の近傍信号の輝度信号の相関を求める相関検出回
路との出力を、色信号の有無を検出する色検出回路の検
出結果により混合して相関判定をするので、輝度信号の
みの映像信号でも、色信号の多く含まれた通常の映像信
号においても、正確な相関判定ができ、最適なフィルタ
を選択できるので、各種劣化を低減できその効果は大き
い。
【図1】本発明の一実施例における輝度信号色信号分離
装置のブロック図
装置のブロック図
【図2】本発明の一実施例におけるくし形フィルタのブ
ロック図
ロック図
【図3】本発明の一実施例における相関検出回路のブロ
ック図
ック図
【図4】本発明の一実施例における色レベル検出回路の
ブロック図
ブロック図
【図5】従来の輝度信号色信号分離装置のブロック図
1,2,3,4 1Hラインメモリー 5,6 くし形フィルタ 7,8 相関検出回路 9,10 色レベル検出回路 11,12 混合回路 13 相関判定回路 14 選択器 15 フィルタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−206090(JP,A) 特開 平2−261287(JP,A) 特開 平3−254592(JP,A) 特開 平5−83732(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/78
Claims (4)
- 【請求項1】複合カラーテレビジョン信号を入力信号と
して、着目する信号に対して画面上で垂直方向に遅延さ
せる複数の遅延器と、この着目信号と垂直方向の近傍点
との色信号の相関性を検出する第1の相関検出回路と、
前記着目信号と垂直方向の近傍点との輝度信号の相関性
を検出する第2の相関検出回路と、前記入力信号中の色
信号の有無を検出する色検出回路と、複合カラーテレビ
ジョン信号から色信号を分離する複数のフィルタ回路
と、前記色検出回路の結果に応じて前記第1の相関検出
回路および第2の相関検出回路の出力を混合する混合回
路と、前記混合回路の出力により前記複数のフィルタ回
路の出力を選択する選択回路と路を備えたことを特徴と
する輝度信号色信号分離装置。 - 【請求項2】第1の相関検出回路は、前記着目する信号
または複数の遅延器の出力である第1の出力信号と、こ
の信号と2水平期間離れた前記複数の遅延器の出力また
は着目する信号である第2の出力信号との差を演算する
減算器と、前記減算器の出力の絶対値を演算する絶対値
回路と、前記絶対値回路の出力を平滑化する平滑化回路
よりなることを特徴とする請求項1記載の輝度信号色信
号分離装置。 - 【請求項3】第2の相関検出回路は、前記着目する信号
または複数の遅延器の出力である第1の出力信号と、こ
の信号と1水平期間離れた前記複数の遅延器の出力また
は着目する信号である第2の出力信号の低域成分との差
を演算する加算器と、前記加算器の出力の絶対値を演算
する絶対値回路と、前記絶対値回路の出力を平滑化する
平滑化回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
輝度信号色信号分離装置。 - 【請求項4】色検出回路は、着目する信号または複数の
遅延器の出力である第1の出力信号と、この信号と1水
平期間離れた前記複数の遅延器の出力または着目する信
号である第2の出力信号との和を演算する加算器と、前
記加算器の出力の高域成分の絶対値を得る第1の絶対値
回路と、前記第1の絶対値回路の出力を平滑化する第1
の平滑化回路と、前記第1の出力信号と第2の出力信号
の差を演算する減算器と、前記減算器の出力の高域成分
の絶対値を得る第2の絶対値回路と、前記第2の絶対値
回路の出力を平滑化する第2の平滑化回路と、前記第1
の平滑化回路および第2の平滑化回路の出力を比較し、
色信号と輝度信号の割合を判定する比較回路とを有して
なることを特徴とする請求項1記載の輝度信号色信号分
離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25285293A JP3293272B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 輝度信号色信号分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25285293A JP3293272B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 輝度信号色信号分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07107511A JPH07107511A (ja) | 1995-04-21 |
JP3293272B2 true JP3293272B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=17243075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25285293A Expired - Fee Related JP3293272B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 輝度信号色信号分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3293272B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP25285293A patent/JP3293272B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH07107511A (ja) | 1995-04-21 |
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