JP2563951B2 - 輝度信号色信号分離装置 - Google Patents

輝度信号色信号分離装置

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JP2563951B2 JP62308202A JP30820287A JP2563951B2 JP 2563951 B2 JP2563951 B2 JP 2563951B2 JP 62308202 A JP62308202 A JP 62308202A JP 30820287 A JP30820287 A JP 30820287A JP 2563951 B2 JP2563951 B2 JP 2563951B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、複合映像信号を入力とし、この複合映像
信号を輝度信号(以下、Y信号と称す)と搬送色信号
(以下、C信号と称す)とに分離する輝度信号色信号分
離装置に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来の輝度信号色信号分離装置の構成を示す
ブロツク図である。なお説明の便宜上PAL方式の複合映
像信号について述べる。
第3図において、(100)は入力端子で、この入力端
子(100)には色副搬送波周波数の4倍の周波数をも
ち、その位相が入力信号のU軸、V軸に一致した信号で
標本化されたデイジタルのPAL方式複合映像信号が印加
される。(201)〜(203)は第1〜第3の遅延回路で、
上記入力端子(100)から入力され前段の回路より供給
された信号を2標本化周期遅延させる。(221),(22
2)は第1,第2の2ライン遅延回路で、前段の回路より
供給された信号を2本平走査期間だけ遅延させる。(31
1),(312)は第1,第2の1/4倍回路で、前段の回路よ
り供給された信号を1/4倍する。(321)は第1の1/2倍
回路で、上記第2の遅延回路(202)の出力信号を1/2倍
する。
(401)〜(403)は第1〜第3の加算回路で、供給さ
れる2系統の信号を加算する。(501)〜(505)は第1
〜第5の減算回路で、供給される2系統の信号間の減算
をおこなう。(601)は切換回路で、上記第1,第2の減
算回路(501),(502)の各出力信号のうちのいずれか
の信号を後述する比較回路(900)の出力制御信号にも
とづいて切り換え出力する。(701),(702)は第1,第
2の絶対値回路で、前段の回路より供給された信号の絶
対値をとる。(800)はある定数を発生する定数発生回
路である。
上記比較回路(900)は上記第2の絶対値回路(702)
の出力信号と第3の加算回路(403)の出力信号を比較
して、上記切換回路(601)の動作を制御する制御信号
を出力する。(101)はC信号出力端子で、上記切換回
路(601)の出力信号であるC信号を出力する。(102)
はY信号出力端子で、上記第5の減算回路(505)の出
力信号であるY信号を出力する。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
水平走査周波数に同期し、かつ色副搬送波周波数の4
倍の周波数をもち、その位相が入力信号のU軸、V軸に
一致した信号で標本化したPAL方式の複合映像信号の標
本値系列は、画面上で第2図のような配列となる。この
第2図を使用して第3図の回路の動作について説明す
る。
いま、入力端子(100)から(S33)なる標本点の標本
値(N33)が入力されたとすると、第1の遅延回路(20
1)の出力に(S32)なる標本点の標本値(N32)が、第
1の2ライン遅延回路(221)の出力に(S23)なる標本
点の標本値(N23)が、第2の遅延回路(202)の出力に
(S22)なる標本点の標本値(N22)が、第3の遅延回路
(203)の出力に(S21)なる標本点の標本値(N21)
が、第2の2ライン遅延回路(222)の出力に(S12)な
る標本点の標本値(N12)がそれぞれ得られる。
第1の加算回路(401)は上記第1の遅延回路(201)
の出力信号(N32)と上記第2の2ライン遅延回路(22
2)の出力信号(N12)とを加算するように構成され、ま
た第1の1/4倍回路(311)は上記第1の加算回路(40
1)の出力信号を1/4倍するように構成されている。次
に、1/2倍回路(321)は上記第2の遅延回路(202)の
出力信号(N22)を1/2倍するように構成されている。第
1の減算回路(501)は上記1/2倍回路(321)の出力信
号から上記第1の1/4倍回路(311)の出力信号を減算す
る。したがつて、上記第1の減算回路(501)の出力信
号(CV)は、 CV=−(1/4)N32+(1/2)N22−(1/4)N12 となる。
第2の加算回路(402)は上記第3の遅延回路(203)
の出力信号(N21)と上記第1の2ライン遅延回路(22
1)の出力信号(N23)とを加算するように構成され、ま
た第2の1/4倍回路(312)は上記第2の加算回路(40
2)の出力を1/4倍するように構成されている。第2の減
算回路(502)は上記1/2倍回路(321)の出力信号から
上記第2の1/4倍回路(312)の出力信号を減算する。し
たがつて、上記第2の減算回路(502)の出力信号(C
H)は、 CH=−(1/4)N21+(1/2)N22−(1/4)N23 となる。
さらに、上記第1の遅延回路(201)の出力信号(N3
2)と第2の2ライン遅延回路(222)の出力信号(N1
2)は第3の減算回路(503)に供給され、この第3の減
算回路(503)の出力信号は第1の絶対値回路(701)で
絶対値がとられる。したがつて、上記第1の絶対値回路
(701)の出力信号(DV)は、 DV=|N32−N12| となる。
また、第1の2ライン遅延回路(221)の出力信号(N
23)と上記第3の遅延回路(203)の出力信号(N21)は
第4の減算回路(504)に供給され、この第4の減算回
路(504)の出力信号は第2の絶対値回路(702)で絶対
値がとられる。したがつて、上記第2の絶対値回路(70
2)の出力信号(DH)は、 DH=|N23−N21| となる。
上記第1の絶対値回路(701)の出力信号(DV)は第
3の加算回路(403)に供給される。定数発生回路(80
0)はある定数(K)を発生するように構成され、この
定数発生回路(800)の出力信号(K)は上記第3の加
算回路(403)に供給され、また上記第3の加算回路(4
03)は上記第1の絶対値回路(701)の出力信号(DV)
と上記定数発生回路(800)の出力信号(K)を加算す
るように構成され、したがつて、上記第3の加算回路
(403)の出力信号(DV1)は、 DV1=DV+K となる。
上記第3の加算回路(403)の出力信号(DV1)と上記
第2の絶対値回路(702)の出力信号(DH)は比較回路
(900)に供給され、この比較回路(900)において上記
加算回路(403)の出力信号(DV1)と第2の絶対値回路
(702)の出力信号(DH)の大きさを比較し、次に述べ
る切換回路(601)に制御信号を送出する。上記切換回
路(601)には第1の減算回路(501)の出力信号(CV)
と第2の減算回路(502)の出力信号(CH)が供給さ
れ、上記比較回路(900)は上記両出力信号(DV1),
(DH)が、DV1<DHのとき、上記切換回路(601)の出力
信号が第1の減算回路(501)の出力信号(CV)となる
ように、また、DV1≧DHのとき、上記切換回路(601)の
出力信号が第2の減算回路(502)の出力信号(CH)と
なるように、上記切換回路(601)に制御信号を送出す
る。
このように、上記比較回路(900)は相関性の高い方
向を意味する信号変化の少ない方向を検出し、信号変化
の少ない方向の標本点を使用したフイルタの出力信号を
選択する制御信号を送出する。また、上記定数発生回路
(800)で発生する定数(K)は垂直方向に対し、走査
線上下2本分離れた標本点の標本値を使用することによ
り垂直解像度の低下を防止するもので、上記定数発生回
路(800)に適切な値を設定することにより垂直解像度
の低下を防ぐことができる。
上記切換回路(601)の出力信号であるC信号は、C
信号出力端子(101)より出力されると同時に第5の減
算回路(505)に供給される。
第5の減算回路(505)は上記第2の遅延回路(202)
の出力信号(N22)から上記切換回路(601)の出力信号
であるC信号を減算する。上記第5の減算回路(505)
の出力信号であるY信号は、Y信号出力端子(102)よ
り出力される。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の輝度信号色信号分離装置は、以上のように構成
され、相関性の検出を複合映像信号を使つておこなうの
で、垂直方向の相関性を検出するための2つの標本点間
の距離が画面上において走査線の4本分に相当する。そ
のため、画像が垂直方向に急激に変化している場合は相
関性の検出を適切におこなえないことがあり、その結
果、クロスカラーやドツト妨害等の画質劣化を発生しや
すいなどの問題があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためにさな
れたもので、急激に変化している画像においても相関性
の検出を適切におこなえ、もつて、Y信号とC信号との
分離を正確におこない得る輝度信号色信号分離装置を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る輝度信号色信号分離装置は、水平走査
周波数に同期した周波数で標本化された複合映像信号を
複数のライン遅延器により1走査線づつ遅延させて注目
標本点およびその周囲の複数の参照標本点の各標本値を
同時に抽出する手段と、上記注目標本点および上記注目
標本点の画面上真上方向に位置する参照標本点の各標本
値から垂直方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成
分を抽出して第1の色信号を得る第1の垂直方向色信号
抽出フィルタと、上記注目標本点および上記注目標本点
の画面上真下方向に位置する参照標本点の各標本値から
垂直方向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽
出して第2の色信号を得る第2の垂直方向色信号抽出フ
ィルタと、上記注目標本点および上記注目標本点の画面
上真左方向に位置する参照標本点の各標本値から水平方
向の色副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出して
第3の色信号を得る第1の水平方向色信号抽出フィルタ
と、上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真右
方向に位置する参照標本点の各標本値から水平方向の色
副搬送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第4の
色信号を得る第2の水平方向色信号抽出フィルタと、上
記注目標本点および上記注目標本点の画面上真上方向に
位置する標本点を含む参照標本点の各標本値から垂直方
向の主に輝度信号の第1の変化量を抽出する第1の変化
量抽出手段と、上記注目標本点および上記注目標本点の
画面上真下方向に位置する標本点を含む参照標本点の各
標本値から垂直方向の主に輝度信号の第2の変化量を抽
出する第2の変化量抽出手段と、上記注目標本点および
上記注目標本点の画面上真左に位置する標本点を含む参
照標本点の各標本値から水平方向の主に輝度信号の第3
の変化量を抽出する第3の変化量抽出手段と、上記注目
標本点および上記注目標本点の画面上真右に位置する標
本点を含む参照標本点の各標本値から水平方向の主に輝
度信号の第4の変化量を抽出する第4の変化量抽出手段
と、上記第1ないし第4の変化量を比較して制御信号を
出力する判定手段と、上記第1ないし第4の色信号を上
記制御信号に基づいて選択して出力色信号として出力す
る選択手段と、上記複合映像信号から上記出力色信号を
除いて出力輝度信号を出力する減算手段とを備え、上記
制御信号は、上記第1の変化量が最小の時は第1の色信
号を選択するように、上記第2の変化量が最小の時は第
2の色信号を選択するように、上記第3の変化量が最小
の時は第3の色信号を選択するように、上記第4の変化
量が最小の時は第4の色信号を選択するように、上記選
択手段を制御するようにしたものである。
[作用] この発明によれば、低域Y信号成分を相関性の検出に
使用することにより、相関性の検出のために用いる2つ
の標本点間の距離が画面上において走査線の2本分にな
り、そのため、画像が垂直方向に急激に変化している場
合においても、相関性の検出を適切かつ高性能におこな
える。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例による輝度信号色信号分
離装置の構成を示すブロツク図であり、同図において、
(100)は色副搬送波周波数の4倍の周波数をもち、そ
の位相が入力信号のU軸、V軸に一致した信号で標本化
されたデイジタルのPAL方式複合映像信号が印加される
入力端子、(201)〜(211)は前段の回路より供給され
た信号をそれぞれ2標本化周期遅延させる第1〜第11の
遅延回路、(221),(222)は前段の回路より供給され
た信号を2264標本化周期、つまり2水平走査期間より6
標本化周期を差し引いた期間遅延させる第1,第2の2ラ
イン遅延回路、(301),(302)は前段の回路より供給
された信号をそれぞれ−1/4倍する第1、第2の−1/4倍
回路、(311)〜(319)は前段の回路より供給された信
号をそれぞれ1/4倍する第1〜第9の1/4倍回路、(32
1)〜(330)は前段の回路より供給された信号をそれぞ
れ1/2倍する第1〜第10の1/2倍回路、(401)〜(406)
は供給される3系統の信号の総和をとる第1〜第6の加
算回路、(407),(408)は供給される2系統の信号を
加算する第7,第8の加算回路、(501)〜(509)は供給
される2系統の信号間の減算をおこなう第1〜第9の減
算回路、(601)は上記第1〜第4の減算回路(501)〜
(504)の各出力信号のうちのいずれかの信号を後述す
る比較回路(900)の出力制御信号にもとづき切り換え
出力する第1の切換回路である。
(602)は上記第9の遅延回路(209)、第6の加算回
路(406)の各出力信号のうちのいずれかの信号を後述
する水平フイルタ検出回路(910)の出力制御信号にも
とづき切り換え出力する第2の切換回路、(701)〜(7
04)は前段の回路より供給された信号の絶対値をとる第
1〜第4の絶対値回路、(800)はある定数を発生する
定数発生回路、(900)は上記第1,第2の絶対値回路(7
01),(702)および第7,第8の加算回路(407),(40
8)の各出力信号を比較し、かつ上記第1の切換回路(6
01)の動作を制御する制御信号を出力する比較回路、
(910)は上記比較回路(900)の出力信号より判断して
上記第2の切換回路(602)の動作を制御する制御信号
を出力する水平フイルタ検出回路、(101)は上記第2
の切換回路(602)の出力信号であるC信号を出力する
C信号出力端子、(102)は上記第7の減算回路(507)
の出力信号であるY信号を出力するY信号出力端子であ
る。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
水平走査周波数に同期し、かつ色副搬送波周波数の4
倍の周波数をもち、その位相が入力信号のU軸、V軸に
一致した信号で標本化したPAL方式の複合映像信号の標
本値系列は、画面上で第2図のような配列となる。この
第2図を使用して、第1図の回路の動作について説明す
る。
いま、入力端子(100)から(S33)なる標本点の標本
値(N33)が入力されたとすると、第1の遅延回路(20
1)の出力に(S32)なる標本点の標本値(N32)が、第
2の遅延回路(202)の出力に(S31)なる標本点の標本
値(N31)が、第1の2ライン遅延回路(221)の出力に
(S24)なる標本点の標本値(N24)が、第3の遅延回路
(203)の出力に(S23)なる標本点の標本値(N23)
が、第4の遅延回路(204)の出力に(S22)なる標本点
の標本値(N22)が、第5の遅延回路(205)の出力に
(S21)なる標本点の標本値(N21)が、第6の遅延回路
(206)の出力に(S20)なる標本点の標本値(N20)
が、第2の2ライン遅延回路(222)の出力に(S13)な
る標本点の標本値(N13)が、第7の遅延回路(207)の
出力に(S12)なる標本点の標本値(N12)が、第8の遅
延回路(208)の出力に(S11)なる標本点の標本値(N1
1)がそれぞれ得られる。
第1の1/2倍回路(321)は上記第1の遅延回路(20
1)の出力信号(N32)を1/2倍するように、第2の1/2倍
回路(322)は上記第4の遅延回路(204)の出力信号
(N22)を1/2倍するように構成されている。次に、第1
の減算回路(501)は上記第2の1/2倍回路(322)の出
力信号より上記第1の1/2倍回路(321)の出力信号を差
し引くように動作する。したがつて、上記第1の減算回
路(501)の出力信号であるC信号成分(C22B)は、 C22B=(1/2)N22−(1/2)N32 となる。このように、上記第1,第2の1/2倍回路(32
1),(322)、第1の減算回路(501)は(S22)なる標
本点のC信号を抽出する垂直方向の色信号抽出フイルタ
を構成している。
第2の1/2倍回路(322)は上記第4の遅延回路(20
4)の出力信号(N22)を1/2倍するように、第3の1/2倍
回路(323)は上記第7の遅延回路(207)の出力信号
(N12)を1/2倍するように構成されている。次に、第2
の減算回路(502)は上記第2の1/2倍回路(322)の出
力信号より上記第3の1/2倍回路(323)の出力信号を差
し引くように動作する。したがつて、上記第2の減算回
路(502)の出力信号であるC信号成分(C22T)は、 C22T=(1/2)N22−(1/2)N12 となる。このように、上記第2,第3の1/2倍回路(32
2),(323)、第2の減算回路(502)は(S22)なる標
本点のC信号を抽出する垂直方向の色信号抽出フイルタ
を構成している。
第2の1/2倍回路(322)は上記第4の遅延回路(20
4)の出力信号(N22)を1/2倍するように、第4の1/2倍
回路(324)は上記第3の遅延回路(203)の出力信号
(N23)を1/2倍するように構成されている。次に、第3
の減算回路(503)は上記第2の1/2倍回路(322)の出
力信号より上記第4の1/2倍回路(324)の出力信号を差
し引くように動作する。したがつて、上記第3の減算回
路(503)の出力信号であるC信号成分(C22R)は、 C22R=(1/2 N22)−(1/2)N23 となる。このように、上記第2,第4の1/2倍回路(32
2),(324)、第3の減算回路(503)は(S22)なる標
本点のC信号を抽出する水平方向の色信号抽出フイルタ
を構成している。
第2の1/2倍回路(322)は上記第4の遅延回路(20
4)の出力信号(N22)を1/2倍するように、第5の1/2倍
回路(325)は上記第5の遅延回路(205)の出力信号
(N21)を1/2倍するように構成されている。次に、第4
の減算回路(504)は上記第2の1/2倍回路(322)の出
力信号より上記第5の1/2倍回路(325)の出力信号を差
し引くように動作する。したがつて、上記第4の減算回
路(504)の出力信号であるC信号成分(C22L)は、 C22L=(1/2)N22−(1/2)N21 となる。このように、上記第2,第5の1/2倍回路(32
2),(325)、第4の減算回路(504)は(S22)なる標
本点のC信号を抽出する水平方向の色信号抽出フイルタ
を構成している。
第1の切換回路(601)は垂直方向の(S22)なる標本
点と(S32)なる標本点の相関性の高さを期待して抽出
した上記第1の減算回路(501)の出力信号であるC信
号成分(C22B)と、垂直方向の(S22)なる標本点と(S
12)なる標本点の相関性の高さを期待して抽出した上記
第2の減算回路(502)の出力信号であるC信号成分(C
22T)と、水平方向の(S22)なる標本点と(S23)なる
標本点の相関性の高さを期待して抽出した上記第3の減
算回路(503)の出力信号であるC信号成分(C22R)
と、水平方向の(S22)なる標本点と(S21)なる標本点
の相関性の高さを期待して抽出した上記第4の減算回路
(504)の出力信号であるC信号成分(C22L)とが入力
され、比較回路(900)より供給される出力制御信号に
よつて4つの入力信号が切り換え出力される。
以下、出力制御信号を発生させているフイルタ選択回
路部分の動作について説明する。
第1の1/4倍回路(311)は上記第3の遅延回路(20
3)の出力信号(N23)を1/4倍するように、第2の1/2倍
回路(322)は上記第4の遅延回路(204)の出力信号
(N22)を1/2倍するように、第2の1/4倍回路(312)は
上記第5の遅延回路(205)の出力信号(N21)を1/4倍
するように構成されている。次に、第1の加算回路(40
1)は上記第1,第2の1/4倍回路(311),(312)、第2
の1/2倍回路(322)の各出力信号の総和をとるように動
作する。したがつて、上記第1の加算回路(401)の出
力信号であるC信号成分(Y22H)は、 Y22H=(1/4)N23+(1/2)N22+(1/4)N21 となる。このように、上記第1,第2の1/4倍回路(31
1),(312)、第2の1/2倍回路(322)、第1の加算回
路(401)は(S22)なる標本点のY信号を抽出する水平
方向のY信号抽出フイルタを構成している、 第3の1/4倍回路(313)は上記入力端子(100)に印
加された信号(N33)を1/4倍するように、第6の1/2倍
回路(326)は上記第1の遅延回路(201)の出力信号
(N32)を1/2倍するように、第4の1/4倍回路(314)は
上記第2の遅延回路(202)の出力信号(N31)を1/4倍
するように構成されている。次に、第2の加算回路(40
2)は上記第3,第4の1/4倍回路(313),(314)、第6
の1/2倍回路(326)の各出力信号の総和をとるように動
作する。したがつて、上記第2の加算回路(402)の出
力信号である低域Y信号成分(Y32H)は、 Y32H=(1/4)N33+(1/2)N32+(1/4)N31 となる。このように、上記第3,第4の1/4倍回路(31
3),(314)、第61/2倍回路(326)、第2の加算回路
(402)は(S32)なる標本点のY信号を抽出する水平方
向のY信号抽出フイルタを構成している。
第5の1/4倍回路(315)は上記第1の2ライン遅延回
路(221)の出力信号(N24)を1/4倍するように、第7
の1/2倍回路(327)は上記第3の遅延回路(203)の出
力信号(N23)を1/2倍するように、第6の1/4倍回路(3
16)は上記第4の遅延回路(204)の出力信号(N22)を
1/4倍するように構成されている。次に、第3の加算回
路(403)は上記第5,第6の1/4倍回路(315),(31
6)、第7の1/2倍回路(317)の各出力信号の総和をと
るように動作する。したがつて、上記第3の加算回路
(403)の出力信号である低域Y信号成分(Y23H)は、 Y23H=(1/4)N24+(1/2)N23+(1/4)N22 となる。このように、上記第5,第6の1/4倍回路(31
5),(316)、第7の1/2倍回路(327)、第3の加算回
路(403)は(S23)なる標本点のY信号を抽出する水平
方向のY信号抽出フイルタを構成している。
第6の1/4倍回路(316)は上記第4の遅延回路(20
4)の出力信号(N22)を1/4倍するように、第8の1/2倍
回路(328)は上記第5の遅延回路(205)の出力信号
(N21)を1/2倍するように、第7の1/4倍回路(317)は
上記第6の遅延回路(206)の出力信号(N20)を1/4倍
するように構成されている。次に、第4の加算回路(40
4)は上記第6,第7の1/4倍回路(316),(317)、第8
の1/2倍回路(328)の各出力信号の総和をとるように動
作する。したがつて、上記第4の加算回路(404)の出
力信号である低域Y信号成分(Y21H)は、 Y21H=(1/4)N22+(1/2)N21+(1/4)N20 となる。このように、上記第6,第7の1/4倍回路(31
6),(317)、第8の1/2倍回路(328)、第4の加算回
路(404)は(S21)なる標本点のY信号を抽出する水平
方向のY信号抽出フイルタを構成している。
第8の1/4倍回路(318)は上記第2の2ライン遅延回
路(222)の出力信号(N13)を1/4倍するように、第9
の1/2倍回路(329)は上記第7の遅延回路(207)の出
力信号(N12)を1/2倍するように、第9の1/4倍回路(3
19)は上記第8の遅延回路(208)の出力信号(N11)を
1/4倍するように構成されている。次に、第5の加算回
路(405)は上記第8,第9の1/4倍回路(318),(31
9)、第9の1/2倍回路(329)の各出力信号の総和をと
るように動作する。したがつて、上記第5の加算回路
(405)の出力信号である低域Y信号成分(Y12H)は、 Y12H=(1/4)N13+(1/2)N12+(1/4)N11 となる。このように、上記第8,第9の1/4倍回路(31
8),(319)、第9の1/2倍回路(329)、第5の加算回
路(405)は(S12)なる標本点のY信号を抽出する水平
方向のY信号抽出フイルタを構成している。
第5の減算回路(505)は上記第1の加算回路(401)
の出力信号である低域Y信号成分(Y22H)から上記第2
の加算回路(402)の出力信号である低域Y信号成分(Y
32H)を差し引くように動作する。次に、第1の絶対値
回路(701)は上記第5の減算回路(505)の出力信号の
絶対値をとるように動作する。したがつて、上記第1の
絶対値回路(701)の出力信号(DB)は、 DB=|Y22H−Y32H| となる。
第6の減算回路(506)は上記第1の加算回路(401)
の出力信号である低域Y信号成分(Y22H)から上記第5
の加算回路(405)の出力信号である低域Y信号成分(Y
12H)を差し引くように動作する。次に、第2の絶対値
回路(702)は上記第6の減算回路(506)の出力信号の
絶対値をとるように動作する。したがつて、上記第2の
絶対値回路(702)の出力信号(DT)は、 DT=|Y22H−Y12H| となる。
第7の減算回路(507)は上記第1の加算回路(401)
の出力信号である低域Y信号成分(Y22H)から上記第3
の加算回路(403)の出力信号である低域Y信号成分(Y
23H)を差し引くように動作する。次に、第3の絶対値
回路(703)は上記第7の減算回路(507)の出力信号の
絶対値をとるように動作する。したがつて、上記第3の
絶対値回路(703)の出力信号(DR)は、 DR=|Y22H−Y23H| となる。
第8の減算回路(508)は上記第1の加算回路(401)
の出力信号である低域Y信号成分(Y22H)から上記第4
の加算回路(404)の出力信号である低域Y信号成分(Y
21H)を差し引くように動作する。次に、第4の絶対値
回路(704)は上記第8の減算回路(508)の出力信号の
絶対値をとるように動作する。したがつて、上記第4の
絶対値回路(704)の出力信号(DL)は、 DL=|Y22H−Y21H| となる。
上記第3の絶対値回路(703)の出力信号(DR)は第
7の加算回路(407)に供給される。定数発生回路(80
0)は、ある決められた定数(K)を発生するので、上
記定数発生回路(800)の出力信号(K)は上記第7の
加算回路(407)に供給される。第7の加算回路(407)
は上記第3の絶対値回路(703)の出力信号(DR)と上
記定数発生回路(800)の出力信号(K)を加算するよ
うに構成されており、したがつて、上記第7の加算回路
(407)の出力(DRK)は、 DRK=DR+K となる。
上記第4の絶対値回路(704)の出力信号(DL)は第
8の加算回路(408)に供給される。上記定数発生回路
(800)の出力信号(K)は上記第7の加算回路(407)
に供給されると同時に上記第8の加算回路(408)に供
給される。上記第8の加算回路(408)は上記第4の絶
対値回路(704)の出力信号(DL)と上記定数発生回路
(800)の出力信号(K)を加算するように構成されて
おり、したがつて、上記第8図の加算回路(408)の出
力(DLK)は、 DLK=DL+K となる。
比較回路(900)には垂直方向の(S22)なる標本点と
(S32)なる標本点の間の低域Y信号成分の変化量を意
味する第1の絶対値回路(701)の出力信号(DB)と、
垂直方向の(S22)なる標本点と(S12)なる標本点の間
の低域Y信号成分の変化量を意味する第2の絶対値回路
(702)の出力信号(DT)と、水平方向の(S22)なる標
本点と(S23)なる標本点の間の低域Y信号成分の変化
量を意味する第7の加算回路(407)の出力信号(DRK)
と、水平方向の(S22)なる標本点と(S21)なる標本点
の間の低域Y信号成分の変化量を意味する第8の加算回
路(408)の出力信号(DLK)との4つの信号が供給され
る。上記比較回路(900)は、これら4つの信号の大小
比較をおこない、その中で最小の信号を判断する。
上記のような比較によつて第1の絶対値回路(701)
の出力信号(DB)が最小のとき第1の減算回路(501)
の出力信号であるC信号成分(C22B)に対応するパルス
コードを、第2の絶対値回路(702)の出力信号(DT)
が最小のとき第2の減算回路(502)の出力信号である
C信号成分(C22T)に対応するパルスコードを、第7の
加算回路(407)の出力信号(DRK)が最小のとき第3の
減算回路(503)の出力信号であるC信号成分(C22R)
に対応するパルスコードを、また第8の減算回路(40
8)の出力信号(DLK)が最小のとき第4の減算回路(50
4)の出力信号であるC信号成分(C22L)に対応するパ
ルスコードを発生し、制御信号として上記第1の切換回
路(601)に送出する。
このように、上記フイルタ選択回路部分は低域Y信号
の相関性を検出し、最も相関性の高い標本点の標本値を
使用して構成された搬送色信号抽出フイルタを選択して
いる。また、上記定数発生回路(800)で発生する定数
(K)は垂直方向に対し、走査線2本分だけ離れた標本
点の標本値を使用することによる垂直解像度の低下を防
止するもので、上記定数発生回路(800)に適切な値を
設定することにより垂直解像度の低下を防ぐことができ
る。
上記第1の切換回路(601)は上記比較回路(900)よ
り供給された制御信号にもとづいて、基準標本点におい
て最適な搬送色信号抽出フイルタを使用して得られた
(S22)なる標本点のC信号成分(C22D)を出力する。
このとき、第9の遅延回路(209)の出力には(S21)な
る標本点のC信号成分(C21D)が、また第10の遅延回路
(210)の出力には(S20)なる標本点のC信号成分(C2
0D)がそれぞれ得られる。
第1の−1/4倍回路(301)は上記第1の切換回路(60
1)の出力信号(C22D)を−1/4倍するように、第10の1/
2倍回路(330)は上記第9の遅延回路(209)の出力信
号(C21D)を1/2倍するように、第2の−1/4倍回路(30
2)は上記第10の遅延回路(210)の出力信号(C20D)を
−1/4倍するように構成されている。次に、第6の加算
回路(406)は上記第1,第2の−1/4倍回路(301),(3
02)、第10の1/2倍回路(330)の各出力信号の総和をと
るように動作する。したがつて、上記第6の加算回路
(406)の出力信号であるC信号成分(C21F)は、 C21F=−(1/4)C22D+(1/2)C21D−(1/4)C20D となる。このように、上記第1,第2の−1/4倍回路(30
1),(302)、第10の1/2倍回路(330)、第6の加算回
路(406)はC信号を抽出する水平方向の色信号抽出フ
イルタを構成している。
第11の遅延回路(211)は上記比較回路(900)の(S2
2)なる標本点に対応した出力信号を(S21)なる標本点
に対応させるために設けた補償用の遅延回路である。
水平フイルタ検出回路(910)は上記第11の遅延回路
(211)の出力信号を入力として、第3の減算回路(50
3)の出力信号であるC信号成分(C22R)に対応するパ
ルスコードを検出したとき、および第4の減算回路(50
4)の出力信号であるC信号成分(C22L)に対応するパ
ルスコードを検出したとき、つまり上記第1の切換回路
(601)の出力信号が水平方向の色信号抽出フイルタの
出力信号であるときにのみパルスを発生し、制御信号と
して第2の切換回路(602)に送出する。
第2の切換回路(602)は上記第9の遅延回路(209)
の出力信号であるC信号生物(C21D)と、第6の加算回
路(406)の出力信号であるC信号成分(C21F)とが入
力され、上記水平フイルタ検出回路(910)より供給さ
れる出力制御信号にパルスが存在するとき、上記第9の
遅延回路(209)の出力信号であるC信号成分(C21D)
を、またパルスが存在しないとき、上記第6の加算回路
(406)の出力信号であるC信号成分(C21F)を出力す
る。ここで、上記第1の切換回路(601)の出力信号が
水平方向の色信号抽出フイルタの出力信号であるときに
は、さらに、水平方向の色信号抽出フイルタを通らない
ように構成しているが、これは水平方向フイルタを二重
にかけるとフイルタ特性が急峻になりドツト妨害が生じ
やすくなるからである。また、上記第1の切換回路(60
1)の出力信号が水平方向の色信号抽出フイルタの出力
信号でないとき、つまり垂直方向の色信号抽出フイルタ
であるときには、さらに水平方向の色信号抽出フイルタ
を通るように構成しているが、これは垂直方向の色信号
抽出フイルタのみの構成ではクロスカラーが生じやすく
なるからである。
上記第2の切換回路(602)の出力信号であるC信号
(C21)は、C信号出力端子(101)より出力されると同
時に第9の減算回路(509)に供給される。
上記第9の減算回路(509)は上記第5の遅延回路(2
05)の出力信号(N21)から上記第2の切換回路(602)
の出力信号であるC信号(C21)を差し引くように動作
する。したがつて、上記第9の減算回路(509)の出力
信号であるY信号(Y21)は、 Y21=N21−C21 となる。
上記第9の減算回路(509)の出力信号であるY信号
(Y21)は、Y信号出力端子(102)より出力される。
なお、上記実施例では、入力信号としてデイジタルの
PAL方式複合映像信号が印加された場合を示したが、第
1,第2の2ライン遅延回路(221),(222)の遅延時間
を2264標本化周期、すなわち2水平走査期間より6標本
化周期を差し引いた期間から904標本化周期、すなわち
水平走査期間より6標本化周期を差し引いた期間に置き
換えることにより色副搬送波周波数の4倍の周波数でNT
SC方式の複合映像信号を標本化して得られるデイジタル
のNTSC方式複合映像信号に対しても適用できる。
[発明の効果] 以上のように、この発明に係る輝度信号色信号分離装
置によれば、水平走査周波数に同期した周波数で標本化
された複合映像信号を複数のライン遅延器により1走査
線づつ遅延させて注目標本点およびその周囲の複数の参
照標本点の各標本値を同時に抽出する手段と、上記注目
標本点および上記注目標本点の画面上真上方向に位置す
る参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の成
分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信号を得る
第1の垂直方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点
および上記注目標本点の画面上真下方向に位置する参照
標本点の各標本値から垂直方向の色副搬送波の成分に相
当する周波数成分を抽出して第2の色信号を得る第2の
垂直方向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点および
上記注目標本点の画面上真左方向に位置する参照標本点
の各標本値から水平方向の色副搬送波の成分に相当する
周波数成分を抽出して第3の色信号を得る第1の水平方
向色信号抽出フィルタと、上記注目標本点および上記注
目標本点の画面上真右方向に位置する参照標本点の各標
本値から水平方向の色副搬送波の成分に相当する周波数
成分を抽出して第4の色信号を得る第2の水平方向色信
号抽出フィルタと、上記注目標本点および上記注目標本
点の画面上真上方向に位置する標本点を含む参照標本点
の各標本値から垂直方向の主に輝度信号の第1の変化量
を抽出する第1の変化量抽出手段と、上記注目標本点お
よび上記注目標本点の画面上真下方向に位置する標本点
を含む参照標本点の各標本値から垂直方向の主に輝度信
号の第2の変化量を抽出する第2の変化量抽出手段と、
上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真左に位
置する標本点を含む参照標本点の各標本値から水平方向
の主に輝度信号の第3の変化量を抽出する第3の変化量
抽出手段と、上記注目標本点および上記注目標本点の画
面上真右に位置する標本点を含む参照標本点の各標本値
から水平方向の主に輝度信号の第4の変化量を抽出する
第4の変化量抽出手段と、上記第1ないし第4の変化量
を比較して制御信号を出力する判定手段と、上記第1な
いし第4の色信号を上記制御信号に基づいて選択して出
力色信号として出力する選択手段と、上記複合映像信号
から上記出力色信号を除いて出力輝度信号を出力する減
算手段とを備え、上記制御信号は、上記第1の変化量が
最小の時は第1の色信号を選択するように、上記第2の
変化量が最小の時は第2の色信号を選択するように、上
記第3の変化量が最小の時は第3の色信号を選択するよ
うに、上記第4の変化量が最小の時は第4の色信号を選
択するように、上記選択手段を制御することにより、相
関性の検出を低域Y信号成分を使つておこなうように構
成したので、相関性の検出を適切、かつ性能よくおこな
うことができ、したがつてクロスカラーやドツト妨害な
どによる画質劣化のない正確なYC分離を実現できるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による輝度信号色信号分離
装置の構成を示すブロツク図、第2図はPAL方式の複合
映像信号を水平走査周波数に同期し、色副搬送波周波数
の4倍の周波数で標本化したときの標本化系列の画面上
の2次元配列を示した図、第3図は従来の輝度信号色信
号分離装置の構成を示すブロツク図である。 (100)……入力端子、(201)〜(211)……第1〜第1
1の遅延回路、(221),(222)……第1,第2の2ライ
ン遅延回路、(301),(302)……第1,第2の−1/4倍
回路、(311)〜(319)……第1〜第9の1/4倍回路、
(321)〜(330)……第1〜第10の1/2倍回路、(401)
〜(408)……第1〜第8の加算回路、(501)〜(50
9)……第1〜第9の減算回路、(601),(602)……
第1,第2切換回路、(701)〜(704)……第1〜第4の
絶対値回路、(800)……定数発生回路、(900)……比
較回路、(910)……水平フイルタ検出回路、(101)…
…C信号出力端子、(102)……Y信号出力端子。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平走査周波数に同期した周波数で標本化
    された複合映像信号を複数のライン遅延器により1走査
    線づつ遅延させて注目標本点およびその周囲の複数の参
    照標本点の各標本値を同時に抽出する手段と、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真上方向
    に位置する参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬
    送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第1の色信
    号を得る第1の垂直方向色信号抽出フィルタと、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真下方向
    に位置する参照標本点の各標本値から垂直方向の色副搬
    送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第2の色信
    号を得る第2の垂直方向色信号抽出フィルタと、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真左方向
    に位置する参照標本点の各標本値から水平方向の色副搬
    送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第3の色信
    号を得る第1の水平方向色信号抽出フィルタと、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真右方向
    に位置する参照標本点の各標本値から水平方向の色副搬
    送波の成分に相当する周波数成分を抽出して第4の色信
    号を得る第2の水平方向色信号抽出フィルタと、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真上方向
    に位置する標本点を含む参照標本点の各標本値から垂直
    方向の主に輝度信号の第1の変化量を抽出する第1の変
    化量抽出手段と、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真下方向
    に位置する標本点を含む参照標本点の各標本値から垂直
    方向の主に輝度信号の第2の変化量を抽出する第2の変
    化量抽出手段と、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真左に位
    置する標本点を含む参照標本点の各標本値から水平方向
    の主に輝度信号の第3の変化量を抽出する第3の変化量
    抽出手段と、 上記注目標本点および上記注目標本点の画面上真右に位
    置する標本点を含む参照標本点の各標本値から水平方向
    の主に輝度信号の第4の変化量を抽出する第4の変化量
    抽出手段と、 上記第1ないし第4の変化量を比較して制御信号を出力
    する判定手段と、 上記第1ないし第4の色信号を上記制御信号に基づいて
    選択して出力色信号として出力する選択手段と、 上記複合映像信号から上記出力色信号を除いて出力輝度
    信号を出力する減算手段とを備え、 上記制御信号は、 上記第1の変化量が最小の時は第1の色信号を選択する
    ように、 上記第2の変化量が最小の時は第2の色信号を選択する
    ように、 上記第3の変化量が最小の時は第3の色信号を選択する
    ように、 上記第4の変化量が最小の時は第4の色信号を選択する
    ように、 上記選択手段を制御することを特徴とする輝度信号色信
    号分離装置。
  2. 【請求項2】上記第1の選択手段から出力される上記第
    1の出力色信号を入力として水平方向の色副搬送波の成
    分に相当する周波数成分を抽出して第2の出力色信号を
    得る第3の水平方向色信号抽出フィルタと、 上記第1の制御信号を基に第2の制御信号を出力する第
    2の判定回路と、 上記第1ないし第2の出力色信号を上記第2の制御信号
    に基づいて選択して出力色信号として出力する第2の選
    択手段とを備え、 上記第2の制御信号は、 上記第1の制御信号が上記第1ないし第2の色信号を選
    択する信号の時は上記第2の出力色信号を選択するよう
    に、 上記第1の制御信号が上記第3ないし第4の色信号を選
    択する信号の時は上記第1の出力色信号を選択するよう
    に、 上記第2の選択手段を制御することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の輝度信号色信号分離装置。
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