JPS63203088A

JPS63203088A - テレビジヨン受像機用立体再生装置

Info

Publication number: JPS63203088A
Application number: JP62034959A
Authority: JP
Inventors: Yasuichi Tanaka; 田中　康市; Makoto Iwahara; 誠岩原; Kiyoaki Suzuki; 鈴木　清明; Hideji Suzuki; 秀次鈴木
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1987-02-18
Filing date: 1987-02-18
Publication date: 1988-08-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はテレビジョン受像機用立体再生装置に関する。

（従来の技術）テレビジョン受像機（以下、ＴＶと記す）の画面に再生
される再生映像信号を視聴名が偏光メガネをかけて立体
画像を知覚する方法としては、従来、面順次方式が提案
されている。この面順次方式は右眼用映像信号による画
像と左眼用映像信号による画像とをフィールド順次に交
互に切換えると共に、右眼あるいは左眼用の画像に対応
させて例えば液晶でできた偏光フィルタの偏光方向を互
いに直交するように切換えるものである。

従来のテレビジョン受像機用立体再生装置は上述した面
順次方式を用いて立体画像を再現していた。

（発明が解決しようとする問題点）従来のテレビジョン受像機用立体再生装置においては、
偏光フィルタの偏光方向をＴＶ画面の垂直ブランキング
期間内、即ちＮＴＳＣ放送方式であれば２１１１３以内
に切換える必要があり、例えば液晶でできた偏光フィル
タの偏光方向を切換える応答性から垂直ブランキング期
間内で偏光方向を切換えることはかなり難しく、この偏
光フィルタを使用して再生画像を見ると横線が出て画面
がチラつき、良好な立体再生画像を得ることができなか
った。

（問題点を解決するための手段）上述した従来の問題点を解決するために、本発明はテレ
ビジョン受像機用立体再生装置を、液晶層の両面に配置
する２枚の第１の電極を複数の第１の電極板に夫々分割
し、絶縁物を介して前記第１の電極と対向して配置され
る第２の電極を複数の第２の電極板に夫々分割し、前記
液晶層の両側に相対した前記第１の電極板と前記第２の
電極板との離間距離が略等しくなるように、前記第１及
び前記第２の電極、前記絶縁物、前記液晶層を重ね合わ
せ配置した二層電極構造の液晶セルと、テレビジョン受
像機の受像管の前面に前記液晶セルを偏光フィルタを介
して配置し、前記液晶セルを前記受像管の有効画面の垂
直方向に少なくとも２分割された前記第１及び前記第２
の電極幅の間隔で前記偏光フィルタの偏光方向を前記画
面の一方から他方へ順次切換える切換駆動手段とを有す
る構成とした。

（実施例）本発明になるテレビジョン受像機用立体再生装置の構成
は、後述するように、液晶層５の両面に配置する２枚の
第１の電極４，６を複数の第１の電極板ａ　ｌ　＋　Ｃ
Ｉ　＋　ｂ２　＊　Ｃ２に夫々分割し、絶縁物（例えば
絶縁膜）３．７を介して第１の電極４．６と対向して配
置される第２の電極２，８を複数の第２の電極板り＋、
ｄ１．ａ２．Ｃ２に夫々分割し、液晶層５の両側に相対
した第１の電極板ａ、、　ＣＩｔ　ｂ２．Ｃ２と第２の
電極板ａ２゜Ｃ２＋　ｂ、、ｄ＋との離間距離が略等し
くなるように、第１の電極４．６及び第２の電極２，８
、絶縁物３，７、液晶層５を重ね合わせ配置した二層電
極構造の液晶セル１０と、テレビジョン受像機の受像管
１１の前面に液晶セル１０を偏光フィルタ１２を介して
配置し、液晶セル１０を受像管１１の有効画面１４の垂
直方向に少なくとも２分割された第１の電極４，６及び
第２の電極２．８幅の間隔で偏光フィルタ１２の偏光方
向を画面の一方から他方へ順次切換える切換駆動手段と
を有する立体再生装置である。

本発明になるテレビジョン受像機用立体再生装置は、従
来の装置の偏光フィルタに要求されていた偏光方向を切
換える高速応答性を緩和することにより、応答の遅い例
えば液晶等でもチラつきのない良好な立体再生画像を得
ることができるよう構成したものであって、偏光フィル
タをＴＶ画面の水平方向に複数に分割して偏光方向を切
換えるものである。

ＴＶの垂直同期信号の繰返し周波数ＶＨ［Ｈ２］、液晶
セルの電極の分割数（電極板の数）をｎとすれば、偏光
方向を切換える切換時間Ｔは、Ｔ＝１／Ｖ、ｘ　（ｎ−
１）／ｎとなり、偏光方向を切換える応答の遅い液晶で
も十分に使用可能となる。さらに電極の分割の境目は二
層電積構造なので、再生画像には偏光方向切換え時の横
線がでないという効果がある。

さて、本発明になるテレビジョン受像機用立体再生装置
につき、第１図乃至第７図に沿って訂細に説明する。

第１図は本発明の一つの要部である液晶セルの断面図で
ある。

液晶セルは電極を４分割した二層電極構造をしており、
同図中、上から下に向って順次、ガラス１、電極２、絶
縁膜３、電極４、液晶層５、電極６、絶縁膜７、電極８
及びガラス９からなる多層構造をしている。電極２は絶
縁膜３を介して電極４と対向して一方の電極構造となり
、電極６は絶縁膜７を介して電極８と対向して他方の電
極構造となり、両者合わせて二層電極構造となっている
。　　−電極４（８）は２電極板ａｚ　ｃｌ　（Ｃ２，
Ｃ２）、電極２（６）は２電極板ｂ＋、ｄ＋　（ｂ２゜
Ｃ２）から構成される。４電極板ａ、、ｂｌ。

ｃｌ、ｄｌ及び４電極板ａ２．ｂ２．Ｃ２，Ｃ２の計８
電極板は、ＴＶの画面サイズを１とすると、Ｉ　ｓｉｎ
θ／ｎ１　（但しｎ−４、電極が４電極２゜４．６．８
で構成されているためであるが、これ以外のとき、ｎ＝
２以上であれば良い）の間隔で配置される。

電極板ａｌ、ａ２、電極板ｂ１．ｂ２、電極板Ｃ１，Ｃ
２、電極板ｄ、、ｄ２は夫々相対させかつ相対する各電
極２−６　（１−８）間の距離が略等しくなるように配
置する。

第２図は液晶セルの使用状態を示す図、第３図は液晶セ
ル１０の８電極端子と受像管の有効画面との関係を示す
図である。

第２図に示すように、ＴＶ受像管１１の前面に偏光フィ
ルタ１２を配置し、この偏光フィルタ１２の前面にセル
１０は配置される。

従って、ＴＶの画面全体は偏光フィルタ１２、液晶セル
１０で完全に覆われる。偏光フィルタ１２と液晶セル１
０は一体にして用いられる。

第３図に示すように、ＴＶ受像管１１の外枠１３より有
効画面１４は−回り小であって、前述した８電極板ａｌ
、ａ２、ｂｌ、ｂ２、Ｃ１，Ｃ２、ｄ＋。

ｄ２と夫々接続する８電極端子ａ１−、ａ２−１ｂ、−
、ｂ２−・Ｃ１′、Ｃ２′・ｄ１′。

ｄ２′は接続線（同図中、実線及び破線で図示）を介し
て後述する増幅回路２５の出力側に接続される。増幅回
路２５は４つの増幅器Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄから構成されてい
る。

電極４の電極板ａ１は電極端子ａ、′を介して増幅器Ａ
の出力側に接続され、同電極の電極板Ｃ１は電極端子Ｃ
１′を介して増幅器Ｃの出力側に接続される。以下同様
に、電極２の電極板ｂ１→電極端子ｂ１′→増幅器Ｂ、
同電極の電極板ｄ１→電極端子ｄｌ−→増幅器Ｄ、電極
６の電極板ｂ２→電極端子ｂ２−→増幅器Ｂ、同電極の
電極板ｄ２→電極端子ｄ２′→増幅器り、電極８の電極
板ａ２→電極端子ａ２′→増幅器Ａ、同電極の電極板Ｃ
２→電極端子Ｃ２−→増幅器Ｃ１このように夫々接続さ
れる。

第４図は本発明の伯の要部である液晶セルを切換え駆動
する切換駆動手段のブロック構成図である。

入力端子１５に印加されたフィールド順次で編成された
立体映像信号（ＴＶ信号）はビデオ増幅器１６に供給さ
れた後、コンポジット信号を同期分離回路１７に供給し
、ここで第５図（Ａ）に示す垂直同期信号（ｖ−ｓｙｎ
ｃ　＞を抽出される。この垂直同期信号はフィールド識
別回路１８に印加され、ここでコンポジット信号を右眼
用映像信号の偶数フィールドと左眼用映像信号の奇数フ
ィールドとに分離するためのフィールド識別信号を生成
する（同図（Ｂ）に図示）。このフィールド識別信号は
ディレィ回路１９．２０．２１に並列に供給される。デ
ィレィ回路１９に供給されたフィールド識別信号は１／
４フイールド遅延される。以下同様に、ディレィ回路２
０に供給された識別信号は１／２フイールド、ディレィ
回路２１に供給された識別信号は３／４フイールド夫々
遅延される。

１／４フイールド遅延されたディレィ回路１９からの識
別信号はモノマルチバイブレータ２２に供給されると、
信号ＬＶＩ（同図（Ｃ）に図示）が出力され、信号ＬＶ
、は増幅器Ａに供給される。こうして電極４（８）の電
極板ａ＋（ａ２）は共に同時に作動する。以下同様に、
１／２フイールド遅延されたディレィ回路２０からの識
別信号はモノマルチバイブレータ２３に供給されると、
信号［ｖ２（同図（Ｄ）に図示）が出力され、信号ＬＶ
２は増幅器Ｂに供給され、電極２（６）の電極板ｂ１（
ｂ２）は共に同時に作動する。３／４フイールド遅延さ
れたディレィ回路２１からの識別信号はモノマルチバイ
ブレータ２４に供給されると、信号ＬＶ３（同図（Ｅ）
に図示）が出力され、信号ＬＶ３は増幅器Ｃに供給され
、電極４（８）の電極板ＣＩ（Ｃ２）は共に同時に作動
する。

また、増幅器りはフィールド識別回路１８から直接、フ
ィールド識別信号が印加され、これにより電極２（６）
の電極板ｄ＋（ｄ２）は共に同時に作動する。

立体画像の再生は、立体映像信号がフィールド順次に右
眼用映像信号の偶数フィールドと左眼用映像信号の奇数
フィールドとが、交互にフィールド順次して再生される
ことにより行なわれる。

従って、右眼用映像信号である偶数フィールドの再生時
は受像管の右眼用画像が偏光フィルタを透過し液晶セル
に入射する。

第５図は奇数偶数フィールドと信号ＬＶ、〜信号ＬＶ４
との関係を示す波形図、第６図は第５図に示すフィール
ド区間ａ〜ｄの時の受像管における偏光方向の変化を説
明する図、第７図は第２図に示すものを偏光メガネ２６
で見ることを説明する図である。

第５図に示すように、偶数フィールドの再生始めからの
１７４フイールドのａ区間のとき、受像管の再生は電極
板ａ＋　＋　ａ２と対応する画面上段部Ａ（ＬＶ＋）部
分の再生となり、液晶セルは第６図（Ａ）に示す状態に
偏光する。Ａ（ＬＶ＋）部分の画像の偏光方向□は、第
７図に示す偏光メガネ２６の右側レンズ２６ａの偏光方
向と同一であるから、右側レンズ２６ａを通過して右目
で知覚される。しかし左側レンズ２６ｂの偏光方向とは
９０’異なるため、この画像は左側レンズ２６ｂを通過
ぜず左目で知覚できない。

偶数フィールドの信号が１７４〜１／２フイールドのｂ
区間のとき、受像管の再生は電極板ｂ１゜ｂ２と対応す
る画面の第２段目Ｂ（ＬＶ２）部分の再生に移り、この
時液晶セル１０の偏光方向は同図（Ｂ）に示す状態に偏
光する。Ｂ（１−Ｖ２）部分の画像の偏光方向は右側レ
ンズ２６ａの偏光方向と同一であるから、右側レンズ２
６ａを通過して右目で知覚される。再生が終った画面上
段部Ａ（ＬＶ＋）部分の液晶セルは偏光方向を９０°偏
光し、次に来る奇数フィールドの再生に入る。

偶数フィールドの信号が再生始めの１７２〜３／４フイ
ールドのＣ区間のとき、受像管の再生は電極板ＣＩ、Ｃ
２と対応する画面の第３段目Ｃ（ＬＶ３）部分の再生に
移り、この時液晶セルの偏光方向は同図（Ｃ）′に示す
状態に偏光する。Ｃ（ＬＶ３）部分の画像の偏光方向は
右側レンズ２６ａの偏光方向と同一であるから、前述と
同様に右側レンズ２６ａを通過して右目で知覚される。

再生が終った画面２段目Ｂ（ＬＶ２）部分の液晶セルは
偏光方向を９０°偏光し、次に来る奇数フィールドの再
生に入る。

偶数フィールドの信号が再生始めの３／４〜１フイール
ドのｄ区間のとき、受像管の再生は電極板ｄ、、ｄ２と
対応する画面の下段口Ｄ（ＬＶ４）部分の再生に移り、
この時液晶セルの偏光方向は同図（Ｄ＞に示す状態に偏
光する。Ｄ（ＬＶ４）部分の画像の偏光方向は右側レン
ズ２６ａの偏光方向と同一であるから、前述と同様に右
側レンズ２６ａを通過して右目で知覚される。再生が終
った画面３段目Ｃ（ＬＶ３）部分の液晶セルは偏光方向
を９０゜偏光し、次に来る奇数フィールドの再生に入る
。

以上のように、液晶セルの偏光は信号ｔＶ＋〜信号ＬＶ
４の各信号に応じて、受像管の上部から下側へ順次再生
が移動していくに従い、偏光方向を９０６変えていき、
左眼用映像信号の奇数フィールドの再生に入った時は、
第６図（Ａ）の状態の偏光方向を全て９０°偏光した状
態から液晶セルの動作が始まり、左眼用の再生に入る。

このように、受像管の上部から下側へ順次再生液晶セル
の偏光方向を偶数フィールドと奇数フィ一ルドとで各４
回づつ順次変えていくことにより、右眼用の画像と左眼
用の画像が１７６０秒毎に交互に再生され、この画像を
第７図に示す偏光メガネ２６の右側レンズ２６ａ及び左
側レンズ２６ｂを介して見ることにより、立体画像とし
て知覚されるのである。

（発明の効果）上述したように、本発明になるテレビジョン受像機用立
体再生装置は、従来の装置の偏光フィルタに要求されて
いた偏光方向を切換える高速応答性を緩和でき、５倍以
上遅くでき、例えばＴＶ画面の垂直ブランキング期間（
ＮＴＳＣ放送方式であれば２ｍ５）以内に切換える必要
がないから、応答の遅い例えば液晶等でもチラつきのな
い良好な立体再生画像を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一つの要部である液晶セルの断面図、
第２図は液晶セルの使用状態を示す図、第３図は液晶セ
ル１０の８電極端子と受像管の有効画面との関係を示す
図、第４図は本発明の他の要部である液晶セルを切換え
駆動する切換駆動手段のブロック構成図、第５図は奇数
偶数フィールドと信号ＬＶ、〜信号ＬＶ４との関係を示
す波形図、第６図は第５図に示すフィールド区間ａ−ｄ
の時の受像管における偏光方向の変化を説明する図、第
７図は第２図に示すものを偏光メガネ２６で見ることを
説明する図である。２．８・・・第２の電極、３．７・・・絶縁物、４．６
・・・第１の電極、５・・・液晶層、１０・・・液晶セ
ル、１１・・・受像管、１２・・・偏光フィルタ、１４
・・・有効画面、１５・・・入力端子、１６・・・ビデ
オ増幅器、１７・・・同期分離回路、１８・・・フィー
ルド識別回路、１９、２０．２１・・・ディレィ回路、
２２、２３．２４・・・モノマルチバイブレータ、２５
・・・増幅回路、ａ、、ｃｌ、ｂ２．　ｄ２・・・第１の電極板、ｂＩ＋
　ｄ　＋、ａ２．Ｃ２・・’第２の電極板。ｔＣン（Ｄ）１′６ ″′Ｉ′７

Claims

【特許請求の範囲】

液晶層の両面に配置する２枚の第１の電極を複数の第１
の電極板に夫々分割し、絶縁物を介して前記第１の電極
と対向して配置される第２の電極を複数の第２の電極板
に夫々分割し、前記液晶層の両側に相対した前記第１の
電極板と前記第２の電極板との離間距離が略等しくなる
ように、前記第１及び前記第２の電極、前記絶縁物、前
記液晶層を重ね合わせ配置した二層電極構造の液晶セル
と、テレビジョン受像機の受像管の前面に前記液晶セル
を偏光フィルタを介して配置し、前記液晶セルを前記受
像管の有効画面の垂直方向に少なくとも２分割された前
記第１及び前記第２の電極幅の間隔で前記偏光フィルタ
の偏光方向を前記画面の一方から他方へ順次切換える切
換駆動手段とを有することを特徴とするテレビジョン受
像機用立体再生装置。