JPS6320234B2 - - Google Patents

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JPS6320234B2
JPS6320234B2 JP8302579A JP8302579A JPS6320234B2 JP S6320234 B2 JPS6320234 B2 JP S6320234B2 JP 8302579 A JP8302579 A JP 8302579A JP 8302579 A JP8302579 A JP 8302579A JP S6320234 B2 JPS6320234 B2 JP S6320234B2
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JP
Japan
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tetrazolyl
pyridinecarboxamide
decomposition
phenyl
group
Prior art date
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Expired
Application number
JP8302579A
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English (en)
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JPS567782A (en
Inventor
Yasushi Honma
Mikio Takeda
Hiroshi Kurokuzuhara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
Priority to JP8302579A priority Critical patent/JPS567782A/ja
Publication of JPS567782A publication Critical patent/JPS567782A/ja
Publication of JPS6320234B2 publication Critical patent/JPS6320234B2/ja
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規ピリジンカルボキサミド誘導体に
関し、更に詳しくは一般式 (但し、Rは水素、ハロゲン、低級アルコキシ
基、水酸基又はジ低級アルキルアミノ基を表わ
し、環Aはフエニル基、又はハロゲン、低級アル
キル基、低級アルコキシ基、ニトロ基及び水酸基
から選ばれる置換基を1〜3個有するフエニル基
を表わす。) で示されるN―(5―テトラゾリル)―6―フエ
ニル―2―ピリジンカルボキサミド類化合物に関
する。 本発明の範囲には、上記ピリジンカルボキサミ
ド誘導体〔〕の薬理的に許容しうる塩も含まれ
る。また、本発明の化合物〔〕は下式で示され
る如く、テトラゾール環の1(H)異性体構造と2(H)
異性体構造をとることができ、これら異性体は相
互に変異するので、本発明の範囲にはこれら両異
性体が含まれる。 (但し、記号は前記と同一意味を有する。) 本発明の化合物〔〕は新規化合物であり、優
れた抗アレルギー作用を有する有用な医薬化合物
である。とくに本発明の化合物〔〕は経口投与
でも優れた抗アレルギー作用を有している点に特
徴を有している。尚、本発明の化合物〔〕のう
ち一部の化合物、例えばN―(5―テトラゾリ
ル)―4―クロロ―6―(2―メチルフエニル)
―2―ピリジンカルボキサミド及び4―クロロ―
6―(3―メトキシフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミドなどは抗アレルギー作用のほかに利
尿作用も兼ねそなえている。 上記一般式〔〕において、記号Rの例として
は、水素、ハロゲン、炭素数1〜4個の低級アル
コキシ基、水酸基、或いは炭素数1〜4個の低級
アルキル基2個で置換されたアミノ基が挙げら
れ、更に記号Rの好適例としては、水素、クロ
ル、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、水
酸基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基など
が挙げられる。一方、環Aの例としては、フエニ
ル基;或いはハロゲン、炭素数1〜4個の低級ア
ルキル基、炭素数1〜4個の低級アルコキシ基、
ニトロ基及び水酸基から選ばれる置換基を1〜3
個有するフエニル基が挙げられ、更に環Aの好適
例としては、フエニル基;2―クロロフエニル
基、3―クロロフエニル基、4―クロロフエニル
基の如きクロロフエニル基;2―メチルフエニル
基、4―メチルフエニル基、4―エチルフエニル
基、4―n―プロピルフエニル基、4―イソピロ
ピルフエニル基、4―n―ブチルフエニル基、4
―t―ブチルフエニル基の如き低級アルキル基フ
エニル基;3,4―ジメチルフエニル基の如きジ
低級アルキルフエニル基;2―メトキシフエニル
基、2―エトキシフエニル基、2―n―プロポキ
シフエニル基、3―メトキシフエニル基、4―メ
トキシフエニル基の如き低級アルコキシフエニル
基;3,4―ジメトキシフエニル基の如きジ低級
アルコキシフエニル基;3,4,5―トリメトキ
シフエニル基の如きトリ低級アルコキシフエニル
基、4―ニトロフエニル基の如きニトロフエニル
基;3―ヒドロキシフエニル基の如きヒドロキシ
フエニル基などが挙げられる。 本発明によれば、目的化合物〔〕は一般式 (但し、R及び環Aは前記と同一意味を有す
る。) で示される6―フエニル―2―ピリジンカルボン
酸類化合物又はそのカルボキシル基における反応
性誘導体を5―アミノテトラゾールと縮合反応さ
せることにより製造することができる。 本発明の縮合反応は、ペプチド化学において酸
アミド結合を形成させるために採用されている常
法に従つて実施することができる。例えば、原料
化合物として遊離カルボン酸〔〕を用いる場合
は、適当な溶媒中縮合剤の存在下に容易に実施す
ることができる。縮合剤としては、例えばN,
N′―ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,
N′―カルボニルジイミダゾールなどが好適に挙
げられる。反応溶媒としては、例えばテトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド或
いはこれらの混合物などが好適に挙げられる。本
反応は−10〜100℃で実施するのが好ましい。 また、原料化合物として化合物〔〕の反応性
誘導体を用いる場合には、酸ハライド法、混合酸
無水物法などによつて実施でき、とりわけ酸ハラ
イド法が好適である。例えば、酸ハライド法によ
る場合は、適当な溶媒中酸受容体の存在下に化合
物〔〕に対応する酸ハライドと5―アミノテト
ラゾールとを反応させることにより実施される。
酸受容体としては、例えばトリエチルアミン、ピ
リジンの如き有機塩基、或いは炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウムの如きアルカリ金属炭酸塩が
好適に挙げられる。反応溶媒としては、例えばジ
メチルホルムアミ、ジオキサンなどが挙げられる
が、酸受容体として前記有機塩基を過剰に用いる
場合には、該有機塩基が溶媒としても役立つため
他の溶媒の使用は必ずしも必要でない。本反応は
20〜120℃程度で行うのが好ましい。尚、上記反
応に用いられる化合物〔〕に対応する酸ハライ
ド(例えば酸クロリド)は、遊離カルボン酸
〔〕をハロゲン化剤で処理することにより得ら
れる。ハロゲン化剤としては、例えばチオニルク
ロリド、オキシ塩化リン、五塩化リンなどが挙げ
られる。本ハロゲン化反応は適当な溶媒中0℃乃
至ハロゲン化剤の還流温度にて実施するのが好ま
しい。反応溶媒としては、例えばベンゼン、トル
エン、ピリジンなどが挙げられるが、ハロゲン化
剤を過剰に用いる場合には、該ハロゲン化剤が溶
媒としても役立つため他の溶媒を使用することは
必ずしも必要でない。尚、上記ハロゲン化反応に
おいて、化合物〔〕として置換基Rが水酸基で
ある化合物を使用する場合、該反応を高温で実施
すると水酸基のハロゲン化を伴い、置換基Rがハ
ロゲンである化合物〔〕の酸ハライドが得られ
る。従つて、化合物〔〕の水酸基をハロゲン化
することなく対応する酸ハライドを製する場合に
は、氷冷下乃至室温下で実施する必要がある。 また、本発明の縮合反応を混酸無水物法で実施
する場合は、化合物〔〕を例えばクロルギ酸エ
チル、クロルギ酸イソブチルなどと反応させて得
られる化合物〔〕の混酸無水物を5―アミノテ
トラゾールと反応させることにより実施される。
本縮合反応は適当な溶媒(例えば、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド或い
はこれらの混合物)中―30〜20℃で行うのが好ま
しい。本発明の縮合反応によつて得られる化合物
〔〕は、必要により該化合物〔〕の置換基R
を前記の定義の範囲内で他の置換基に変えること
ができる。 例えば、化合物〔〕の置換基Rがハロゲンで
ある場合には、該化合物を接触還元することによ
り、置換基Rが水素である化合物〔〕を製する
ことができる。また、置換基Rがハロゲンである
化合物〔〕をアルカリ金属低級アルコキシド
(例えばソジウムメトキシド、ソジウムエトキシ
ド)或いはジ低級アルキルアミン(例えばジメチ
ルアミン、ジエチルアミン)と反応させることに
より、置換基Rが低級アルコキシ基又はジ低級ア
ルキルアミノ基である化合物〔〕を製すること
ができる。更に、置換基Rが水酸基である化合物
〔〕をハロゲン化剤(例えばチオニルクロリド)
と反応させるか、或いは酸受容体(例えば炭酸カ
リウム)の存在下に低級アルキルハライドと反応
させることにより、置換基Rがハロゲン又は低級
アルコキシ基である化合物〔〕が得られる。 前記の如き本発明方法により得られる化合物
〔〕は、医薬として用いる場合、遊離の形でも
或いは薬理的に許容しうる塩としても使用するこ
とができる。薬理的に許容しうる塩としては、ア
ルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム
塩、リチウム塩)、有機アミン塩(例えばトリエ
タノールアミン塩、トリスヒドロキシメチルアミ
ノメタン塩)、塩基性アミノ酸塩(例えばリジン
塩)などが挙げられる。これら塩は遊離の化合物
〔〕に水酸化アルカリ金属(例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム)、ア
ルカリ金属炭酸塩(例えば炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム)、有機アミン
(例えばトリエタノールアミン、トリスヒドロキ
シメチルアミノメタン)、塩基性アミノ酸(例え
ばリジン)などを作用させることにより容易に製
することができる。本発明の化合物〔〕又はそ
の塩を医薬として用いる場合、経口的にも非経口
的にも投与でき、更に適当な医薬担体と混合して
用いることもできる。医薬担体としては、例えば
アラビアゴム、ゼラチン、ソルビツト、トラガン
ト、ポリビニルピロリドン、乳糖、砂糖、リン酸
カリウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、
馬鈴薯でん粉などが挙げられる。投与剤型として
は、錠剤、丸剤、散剤、カプセル剤、顆粒剤の如
き固型剤であつてもよく、また溶液、懸濁液の如
き液剤であつてもよい。更に非経口的に投与する
場合には、注射剤として用いることもできる。 尚、本発明の原料化合物〔〕はJ.Chem.
Soc.,3663(1956)に記載の方法に準じて合成さ
れる6―フエニル―4H―ピラン―4―オン―2
―カルボン酸アルキルエステル類化合物〔〕よ
り下記反応式で示される方法により製造すること
ができる。 (上記式中、R1,R2,R3及びR4は低級アルキ
ル基を表わし、Xはハロゲンを表わす。) 実施例 1 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボン酸0.5gのピリジン12ml溶液に、氷冷下
チオニルクロリド1.5gを加えて室温で30分かく
伴する。次いでこれに5―アミノテトラゾール1
gのピリジン5ml溶液を加え、室温で30分、50〜
60℃で2時間かく伴する。反応後、ピリジンを減
圧留去し、残査に水を加え、10%塩酸で酸性とす
る。析出結晶をろ取し、水洗、乾燥することによ
り、N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキシ
―6―フエニル―2―ピリジンカルボキサミド
0.5gが得られる。収率70% 本品をジメチルホ
ルムアミド・水混液より再結晶するとM.P.280〜
281℃(分解)を示す。 元素分析値 C13H10O2N6 計算値 C,55.31;H,3.57;N,29.78 実験値 C,55.25;H,3.69;N,29.42 実施例 2 4―ヒドロキシ―6―(4―クロロフエニル)
―2―ピリジンカルボン酸2.49g、チオニルクロ
リド6.0g及び5―アミノテトラゾール4.25gを
用い、実施例1と同様に処理することにより、N
―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキシ―6―
(4―クロロフエニル)―2―ピリジンカルボキ
サミド1.43gが得られる。 M.P.283〜284℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・水混液より再結晶) 元素分解値 C13H9O2H6Cl 計算値 C,49.30;H,2.86;N,26.54;Cl,11.20 実験値 C,49.82;H,3.09;N,26.01;Cl,11.86 実施例 3 4―ヒドロキシ―6―(2―n―プロポキシフ
エニル)―2―ピリジンカルボン酸2.73g、チオ
ニルクロリド2.9ml及び5―アミノテトラゾール
3.41gを用い、実施例1と同様に処理することに
より、N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキ
シ―6―(2―n―プロポキシフエニル)―2―
ピリジンカルボキサミド2.55gを得る。 M.P.248〜249℃(分解)(エタノールより再結
晶) 元素分析値 C16H16O3N6 計算値 C,56.46;H,4.74;N,24.70 実験値 C,56.16;H,4.84;N,24.58 実施例 4 4―ヒドロキシ―6―(3,4―ジメトキシフ
エニル)―2―ピリジンカルボン酸2.5g、チオ
ニルクロリド5.4g及び5―アミノテトラゾール
3.85gを用い、実施例1と同様に処理することに
より、N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキ
シ―6―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―
ピリジンカルボキサミド1.31gを得る。 M.P.245〜247℃(分解)(エタノールより再結
晶) 元素分析値 C15H14O4N6・H2O 計算値 C,50.00;H,4.48;N,23.23 実験値 C,49.68;H,4.29;N,23.48 実施例 5 6―(4―メチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボン酸1.5g及びチオニルクロリド15mlの混合
物を2時間加熱還流する。反応終了後、チオニル
クロリドを減圧留去し、残査の6―(4―メチル
フエニル)―2―ピリジンカルボン酸クロリドを
ジメチルホルムアミド20mlに溶解する。この溶液
に5―アミノテトラゾール0.9g、トリエチルア
ミン5g及びジメチルホルムアミド8mlの混合物
を加え、80〜90℃で1.5時間加熱かく拌する。反
応終了後、ジメチルホルムアミドを減圧留去し、
残査に水を加え、次いで10%塩酸でPH2〜3とす
る。析出結晶をろ取し、水洗、乾燥後、エタノー
ルで洗浄することにより、M.P.278〜280℃(分
解)のN―(5―テトラゾリル)―6―(4―メ
チルフエニル)―2―ピリジンカルボキサミド
1.38gが得られる。 元素分析値 C14H12O N6 計算値 C,59.99;H,4.32;N,29.99 実験値 C,59.81;H,4.48;N,29.90 実施例 6 6―(2―メトキシフエニル)―2―ピリジン
カルボン酸2.83g、チオニルクロリド30ml及び5
―アミノテトラゾール1.38gを用い、実施例5と
同様に処理することにより、N―(5―テトラゾ
リル)―6―(2―メトキシフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド2.16gを得る。 M.P.246〜247℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C14H12O2H6 計算値 C,56.75;H;4.08;N,28.37 実験値 C,56.39;H,4.47;N,28.03 実施例 7 6―(4―メトキシフエニル)―2―ピリジン
カルボン酸1.2g、チオニルクロリド12ml及び5
―アミノテトラゾール0.57gを用い、実施例5と
同様に処理することにより、N―(5―テトラゾ
リル)―6―(4―メトキシフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド1.26gを得る。 M.P.268〜271℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C14H12O2N6 計算値 C,56.75;H,4.08;N,28.37 実験値 C,56.42;H,4.24;N,28.47 実施例 8 4―メトキシ―6―フエニル―2―ピリジンカ
ルボン酸9.38g、チオニルクロリド50ml及び5―
アミノテトラゾール3.9gを用い、実施例5と同
様に処理することにより、N―(5―テトラゾリ
ル)―4―メトキシ―6―フエニル―2―ピリジ
ンカルボキサミド5.92gを得る。 M.P.265〜268℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C14H12O2N6 計算値 C,56.75;H,4.08;N,28.37 実験値 C,56.39;H,4.20;N,28.26 実施例 9 4―メトキシ―6―(2―クロロフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸0.8g、チオニルクロリ
ド10ml及び5―アミノテトラゾール0.51gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(2
―クロロフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド0.64gが得られる。 M.P.251〜254℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール・水混液より再結晶) 元素分析値 C14H11O2N6Cl 計算値 C,50.84;H,3.35;N,25.41;Cl,10.72 実験値 C,50.75;H,3.70;N,25.56;Cl,11.04 実施例 10 4―メトキシ―6―(3―クロロフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸1.81g、チオニルクロリ
ド15ml及び5―アミノテトラゾール0.85gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(3
―クロロフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド1.53gを得る。 M.P.253〜255℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C14H11O2N6Cl 計算値 C,50.84;H,3.35;N,25.41;Cl,10.72 実験値 C,51.06;H,3.42;N,25.42;Cl,10.77 実施例 11 4―メトキシ―6―(4―クロロフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸2.70g、チオニルクロリ
ド25ml及び5―アミノテトラゾール1.35gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(4
―クロロフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド1.94gが得られる。 M.P.269〜270℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C14H11O2N6Cl 計算値 C,50.84;H,3.35;N,25.41;Cl,10.72 実験値 C,50.92;H,3.32;N,25.68;Cl,10.52 実施例 12 4―メトキシ―6―(4―メチルフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸1.45g、チオニルクロリ
ド15ml及び5―アミノテトラゾール0.73gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(4
―メチルフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド1.21gが得られる。 M.P.269〜273℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C15H14O2N6 計算値 C,58.05;H,4.55;N,27.09 実験値 C,57.95;H,4.65;N,27.24 実施例 13 4―メトキシ―6―(2―メトキシフエニル)
―2―ピリジンカルボン酸4.73g、チオニルクロ
リド40ml及び5―アミノテトラゾール1.94gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(2
―メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボキサ
ミド1.62gが得られる。 M.P.237〜238℃(分解)(エタノールより再結
晶) 元素分析値 C15H14O3N6 計算値 C,55.21;H,4.32;N,25.76 実験値 C,54.96;H,4.28;N,26.02 実施例 14 4―メトキシ―6―(2―n―プロポキシフエ
ニル)―2―ピリジンカルボン酸3.3g、チオニ
ルクロリド40ml及び5―アミノテトラゾール1.71
gを用い、実施例5と同様に処理することによ
り、N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―
6―(2―n―プロポキシフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド1.6gを得る。 M.P.205〜212℃(分解)(エタノールより再結
晶) 元素分析値 C17H18O3N6・H2O 計算値 C,54.83;H,5.41;N,22.57 実験値 C,54.15;H,4.87;N,22.36 実施例 15 4―メトキシ―6―(3,4―ジメトキシフエ
ニル)―2―ピリジンカルボン酸2.45g、チオニ
ルクロリド30ml及び5―アミノテトラゾール1.1
gを用い、実施例5と同様に処理することによ
り、N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―
6―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド1.78gが得られる。 M.P.246〜247℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C16H16O4N6・1/2HCON(CH32 計算値 C,53.50;H,5.00;N,23.18 実験値 C,53.29;H,4.49;N,23.38 実施例 16 4―メトキシ―6―(4―ニトロフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸2.54g、チオニルクロリ
ド30ml及び5―アミノテトラゾール1.2gを用い、
実施例5と同様に処理することにより、N―(5
―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(4―ニ
トロフエニル)―2―ピリジンカルボキサミド
2.08gが得られる。 M.P.279〜281℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ドより再結晶) 元素分析値 C14H11O4N7 計算値 C,49.27;H,3.25;N,28.73 実験値 C,49.80;H,3.49;N,28.31 実施例 17 4―エトキシ―6―フエニル―2―ピリジンカ
ルボン酸2.45g、チオニルクロリド30ml及び5―
アミノテトラゾール1.12gを用い、実施例5と同
様に処理することにより、N―(5―テトラゾリ
ル)―4―エトキシ―6―フエニル―2―ピリジ
ンカルボキサミド1.45gが得られる。 M.P.262〜263℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C15H14O2N6 計算値 C,58.05;H,4.55;N,27.09 実験値 C,58.51;H,4.72;N,26.71 実施例 18 4―エトキシ―6―(4―メチルフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸0.57g、チオニルクロリ
ド10ml及び5―アミノテトラゾール0.22gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―エトキシ―6―(4
―メチルフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド0.36gが得られる。 M.P.263〜366℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C16H16O2N6 計算値 C,59.25;H,4.97;N,25.91 実験値 C,59.40;H,4.98;N,25.99 実施例 19 4―n―プロポキシ―6―フエニル―2―ピリ
ジンカルボン酸1.95g、チオニルクロリド20ml及
び5―アミノテトラゾール0.84gを用い、実施例
5と同様に処理することにより、N―(5―テト
ラゾリル)―4―n―プロポキシ―6―フエニル
―2―ピリジンカルボキサミド0.4gが得られる。 M.P.234〜236℃(分解)(エタノールより再結
晶) 元素分析値 C16H16O2N6 計算値 C,59.25;H,4.97;N,25.91 実験値 C,58.78;H,4.87;N,26.41 実施例 20 4―ジメチルアミノ―6―フエニル―2―ピリ
ジンカルボン酸塩酸塩0.89g、チオニルクロリド
15ml及び5―アミノチトラゾール0.41gを用い、
実施例5と同様に処理することにより、N―(5
―テトラゾリル)―4―ジメチルアミノ―6―フ
エニル―2―ピリジンカルボキサミド0.36gが得
られる。 M.P.275〜276℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C15H15O N7 計算値 C,58.24;H,4.89;N,31.70 実験値 C,58.11;H,5.00;N,31.55 実施例 21 4―ジエチルアミノ―6―フエニル―2―ピリ
ジンカルボン酸塩酸塩5gチオニルクロリド30ml
及び5―アミノテトラゾール1.79gを用い、実施
例5と同様に処理することにより、N―(5―テ
トラゾリル)―4―ジエチルアミノ―6―フエニ
ル―2―ピリジンカルボキサミド0.57gが得られ
る。 M.P.252〜253℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C17H19O N7 計算値 C,60.52;H,5.68;N,29.07 実験値 C,60.26;H,5.64;N,28.98 実施例 22 4―メトキシ―6―(4―エチルフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸2.38g、チオニルクロリ
ド20ml及び5―アミノテトラゾール0.87gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―(4
―エチルフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド1.56gが得られる。 M.P.254〜256℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C16H16O2N6 計算値 C,59.25;H,4.97;N,25.91 実験値 C,59.54;H,4.93;N,26.31 実施例 23 6―(4―エチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボン酸2.5g、チオニルクロリド20ml及び5―
アミノテトラゾール1.03gを用い、実施例5と同
様に処理することにより、N―(5―テトラゾリ
ル)―6―(4―エチルフエニル)―2―ピリジ
ンカルドサミド1.68gが得られる。 M.P.272〜278℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C15H14O N6 計算値 C,61.21;H,4.79;N,28.56 実験値 C,60.90;H,4.79;N,29.60 実施例 24 4―クロロ―6―(4―n―プロピルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸1.55g、チオニル
クロリド20ml及び5―アミノテトラゾール0.56g
を用い、実施例5と同様に処理することにより、
N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6―
(4―n―プロピルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド1.54gが得られる。 M.P.251〜253℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C16H15O N6Cl 計算値 C,56.05;H,4.42;N,24.52 実験値 C,55.94;H,4.43;N,24.28 実施例 25 4―メトキシ―6―(4―n―プロピルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸1.88g、チオニル
クロリド20ml及び5―アミノテトラゾール0.69g
を用い、実施例5と同様に処理することにより、
N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―
(4―n―プロピルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド1.33gが得られる。 M.P.251〜252℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ドより再結晶) 元素分析値 C17H18O2N6 計算値 C,60.34;H,5.36;N,24.84 実験値 C,60.45;H,5.27;N,24.84 実施例 26 4―クロロ―6―(イソプロピルフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸3.65g、チオニルクロリ
ド15ml及び5―アミノテトラゾール1.32gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6―(4―
イソプロピルフエニル)―2―ピリジンカルボキ
サミド2.99gが得られる。 M.P.249〜252℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C16H15O N6Cl 計算値 C,56.05;H,4.42;N,24.52 実験値 C,56.15;H,4.78;N,24.54 実施例 27 4―メトキシ―6―(4―n―ブチルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸1.91g、チオニル
クロリド15ml及び5―アミノテトラゾール0.63g
を用い、実施例5と同様に処理することにより、
N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―
(4―n―ブチルフエニル)―2―ピリジンカル
ボキサミド1.36gが得られる。 M.P.233〜238℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C18H20N6O2 計算値 C,61.35;H,5.72;N,23.85 実験値 C,61.44;H,5.79;N,23.67 実施例 28 4―クロロ―6―(4―n―ブチルフエニル)
―2―ピリジンカルボン酸2.2g、チオニルクロ
リド30ml及び5―アミノテトラゾール0.76gを用
い、実施例5と同様に処理することにより、N―
(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6―(4―
n―ブチルフエニル)―2―ピリジンカルボキサ
ミド1.06gが得られる。 210℃で湿潤し、225〜227℃で分解(ジメチル
ホルムアミド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C17H17O N6Cl 計算値 C,57.22;H,4.80;N,23.56;Cl,9.94 実験値 C,57.48;H,5.02;N,23.65;Cl,8.64 実施例 29 4―メトキシ―6―(4―t―ブチルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸3.9g、チオニル
クロリド20ml及び5―アミノテトラゾール1.75g
を用い、実施例5と同様に処理することにより、
N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―
(4―t―ブチルフエニル)―2―ピリジンカル
ボキサミド3.25gが得られる。 M.P.257〜259℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・水混液より再結晶) 元素分析値 C18H20O2N6 計算値 C,61.35;H,5.72;N,23.85 実験値 C,61.64;H,5.85;N,23.41 実施例 30 4―クロロ―6―(3,4―ジメチルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸2.3g、チオニル
クロリド15ml及び5―アミノテトラゾール1.12g
を用い、実施例5と同様に処理することにより、
N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6―
(3,4―ジメチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド1.0gが得られる。 240℃より赤変し、252〜255℃で分解(ジメチ
ルホルムアミド・水混液より再結晶) 元素分析値 C15H13O N6Cl 計算値 C,54.80;H,3.98;N,25.57;Cl,10.79 実験値 C,55.00;H,4.02;N,25.87;Cl,10.74 実施例 31 4―メトキシ―6―(3,4―ジメチルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸1.51g、チオニル
クロリド15ml及び5―アミノテトラゾール0.75g
を用い、実施例5と同様に処理することにより、
N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ―6―
(3,4―ジメチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド1.11gが得られる。 M.P.242〜245℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・水混液より再結晶) 元素分析値 C16H16O2N6 計算値 C,59.25;H,4.97;N,25.91 実験値 C,58.73;H,5.22;N,25.43 実施例 32 6―(3,4―ジメチルフエニル)―2―ピリ
ジンカルボン酸1.7g、チオニルクロリド15ml及
び5―アミノテトラゾール0.96gを用い、実施例
5と同様に処理することにより、N―(5―テト
ラゾリル)―6―(3,4―ジメチルフエニル)
―2―ピリジンカルボキサミド1.36gが得られ
る。 M.P.268〜270℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・水混液より再結晶) 元素分析値 C15H14O N6 計算値 C,61.21;H,4.79;N,28.56 実験値 C,61.20;H,4.80;N,28.58 実施例 33 6―(3,4,5―トリメトキシフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸2.75g、ジメチルホルム
アミド13ml及びテトラヒドロフラン50mlの混液に
N,N′―カルボニルジイミダゾール1.62gを加
え、室温で10時間かく拌する。次いで5―アミノ
テトラゾール0.86gを加え、混合物を80℃に2時
間加熱する。反応後、溶媒を減圧留去して約10ml
に濃縮し、酢酸エチル100mlを加え、析出する結
晶をろ取する。これをジメチルホルムアミド・エ
タノール混液より再結晶することにより、M.
P.260〜264℃(分解)(約250℃で湿潤)のN―
(5―テトラゾリル)―6―(3,4,5―トリ
メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド2.15gが得られる。収率63.5% 元素分析値 C16H16O4N6 計算値 C,53.93;H,4.53;N,23.59 実験値 C,53.86;H,4.79;N,23.53 実施例 34 4―メトキシ―6―(4―イソプロピルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸1.57g、N,N′―
カルボニルジイミダゾール0.95g及び5―アミノ
テトラゾール0.544gを用い、実施例33と同様に
処理することにより、N―(5―テトラゾリル)
―4―メトキシ―6―(4―イソプロピルフエニ
ル)―2―ピリジンカルボキサミド1.14gが得ら
れる。 M.P.235〜236℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C17H18O2N6 計算値 C,60.34;H,5.36;N,24.84 実験値 C,60.38;H,5.57;N,24.64 実施例 35 4―メトキシ―6―(3,4,5―トリメトキ
シフエニル)―2―ピリジンカルボン酸2.2g、
N,N′―カルボニルイミダゾール1.16g及び5―
アミノテトラゾール0.645gを用い、実施例33と
同様に処理することにより、N―(5―テトラゾ
リル)―4―メトキシ―6―(3,4,5―トリ
メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド1.53gが得られる。 M.P.244〜245℃(分解)(メタノールより再結
晶) 元素分析値 C17H18O5N6 計算値 C,52.85;H,4.70;N,21.75 実験値 C,52.82;H,4.94;N,21.81 実施例 36 4―クロロ―6―(4―エチルフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸2.34g、N,N′―カルボニ
ルイミダゾール1.52g及び5―アミノテトラゾー
ル0.84gを用い、実施例33と同様に処理すること
により、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ
―6―(4―エチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド1.76gが得られる。 M.P.261〜264℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C15H13O N6Cl 計算値 C,54.80;H,3.99;N,25.57;Cl,10.79 実験値 C,54.99;H,4.08;N,25.87;Cl,10.49 実施例 37 4―クロロ―6―(4―メチルフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸メチルエステル2gを5%
水酸化カリウム・メタノール溶液40mlに加え、水
浴上加温して溶解させる。この溶液を室温で30分
かく拌する。次いでメタノールを留去し、残査に
水を加え、10%塩酸で酸性とし、クロロホルムで
抽出する。抽出液を乾燥後、溶媒を留去する。残
査の4―クロロ―6―(4―メチルフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸にチオニルクロリド30ml
を加え、1時間加熱還流する。反応後、チオニル
クロリドを留去する。残査の4―クロロ―6―
(4―メチルフエニル)―2―ピリジンカルボン
酸クロリドをジメチルホルムアミド20mlに溶解
し、これに5―アミノテトラゾール0.78g、トリ
エチルアミン3g及びジメチルホルムアミド10ml
の混合物を加え、70〜80℃で2時間かく拌する。
反応終了後、溶媒を留去し、残査に水を加え、10
%塩酸でPH1〜2とし、析出結晶をろ取する。こ
の結晶を水洗,乾燥後,ジメチルホルムアミド・
エタノール混液より再結晶することにより、
MP259〜262℃(分解)のN―(5―テトラゾリ
ル)―4―クロロ―6―(4―メチルフエニル)
―2―ピリジンカルボキサミド1.71gが得られ
る。収率71% 元素分析値 C14H11ON6Cl 計算値 C,53.42;H,3.52;N,26.70;Cl,11.27 実験値 C,53.43;H,3.53;N,26.87;Cl,10.92 実施例 38 4―クロロ―6―フエニル―2―ピリジンカル
ボン酸メチルエステル6g、5%水酸化カリウ
ム・メタノール溶液100ml、チオニルクロリド35
ml及び5―アミノテトラゾール2.7gを用い、実
施例37と同様に処理することにより、N―(5―
テトラゾリル)―4―クロロ―6―フエニル―2
―ピリジンカルボキサミド6.04gが得られる。 M.P.261〜267℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・水混液より再結晶) 元素分析値 C13H9O N6Cl 計算値 C,51.92;H,3.02;N,27.95;Cl,11.79 実験値 C,52.06;H,3.33;N,27.62;Cl,11.46 実施例 39 4―クロロ―6―(4―クロロフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸メチルエステル1.5g、5
%水酸化カリウム・メタノール溶液20ml、チオニ
ルクロリド12ml及び5―アミノテトラゾール0.67
gを用い、実施例37と同様に処理することによ
り、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6
―(4―クロロフエニル)―2―ピリジンカルボ
キサミド1.31gが得られる。 M.P.280〜281℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C13H8ON6Cl2 計算値 C,46.58;H,2.41;N,25.08;Cl,21.16 実験値 C,46.78;H,2.67;N,25.87;Cl,21.14 実施例 40 4―クロロ―6―(2―メチルフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸メチルエステル3.22g、5
%水酸化カリウム・メタノール溶液86ml、チオニ
ルクロリド20ml及び5―アミノテトラゾール1.7
gを用い、実施例37と同様に処理することによ
り、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6
―(2―メチルフエニル)―2―ピリジンカルボ
キサミド2.7gが得られる。 M.P.160〜170℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C14H11O N6Cl 計算値 C,53.43;H,3.52;N,26.70;Cl,11.27 実験値 C,53.97;H,3.74;N,26.10;Cl,11.38 実施例 41 4―クロロ―6―(3―メトキシフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸メチルエステル2.31g、
5%水酸化カリウム・エタノール溶液100ml、チ
オニルクロリド15ml及び5―アミノテトラゾール
1.28gを用い、実施例37と同様に処理することに
より、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(3―メトキシフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド1.99gが得られる。 M.P.255〜263℃(分解)ジメチルホルムアミ
ド・エタノール・水混液より再結晶) 元素分析値 C14H11O2N6Cl 計算値 C,50.84;H,3.35;N,25.41;Cl,10.72 実験値 C,50.78;H,3.49;N,25.33;Cl,0.52 実施例 42 4―クロロ―6―(4―メトキシフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸メチルエステル1.5g、
5%水酸化カリウム・メタノール溶液20ml、チオ
ニルクロリド12ml及び5―アミノテトラゾール
0.53gを用い、実施例37と同様に処理することに
より、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボ
キサミド1.5gが得られる。 M.P.250〜251℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C14H11O2N6Cl 計算値 C,50.84;H,3.35;N,25.41;Cl,10.72 実験値 C,50.74;H,3.44;N,25.69;Cl,10.36 実施例 43 4―クロロ―6―(2―n―プロポキシフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸メチルエステル
2.9g、5%水酸化カリウム・メタノール溶液70
ml、チオニルクロリド30ml及び5―アミノテトラ
ゾール1.13gを用い、実施例37と同様に処理する
ことにより、N―(5―テトラゾリル)―4―ク
ロロ―6―(2―n―プロポキシフエニル)―2
―ピリジンカルボキサミド1.55gが得られる。 M.P.195〜205℃(分解)(エタノールより再結
晶) 元素分析値 C16H15O2N6Cl 計算値 C,53.56;H,4.21;N,23.43;Cl,9.88 実験値 C,53.67;H,4.35;N,23.07;Cl,10.77 実施例 44 4―クロロ―6―(3,4―ジメトキシフエニ
ル)―2―ピリジンカルボン酸メチルエステル2
g、5%水酸化カリウム・メタノール溶液40ml、
チオニルクロリド20ml及び5―アミノテトラゾー
ル0.83gを用い、実施例37と同様に処理すること
により、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ
―6―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド1.13gが得られる。 M.P.250〜251℃(分解)(エタノールで洗浄) 元素分析値 C15H13O3N6Cl・1/2H2O 計算値 C,48.72;H,3.82;N,22.73;Cl,9.59 実験値 C,49.20;H,3.72;N,22.79;Cl,10.25 実施例 45 4―クロロ―6―(4―ニトロフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸メチルエステル1.97g、2
%水酸化カリウム・メタノール溶液80ml、チオニ
ルクロリド15ml及び5―アミノテトラゾール0.37
gを用い、実施例37と同様に処理することによ
り、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6
―(4―ニトロフエニル)―2―ピリジンカルボ
キサミド0.7gが得られる。 M.P.289〜290℃(分解)(ジメチルホルムアミ
ド・エタノール混液より再結晶) 元素分析値 C13H8O3N7Cl 計算値 C,45.16;H,2.33;N,28.36;Cl,10.26 実験値 C,45.36;H,2.40;N,28.57;Cl,10.19 実施例 46 4―クロロ―6―(3―ヒドロキシフエニル)
―2―ピリジンカルボン酸メチルエステル0.6g、
5%水酸化カリウム・メタノール混液10ml、チオ
ニルクロリド10ml及び5―アミノテトラゾール
0.13gを用い、実施例37と同様に処理することに
より、N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
―6―(3―ヒドロキシフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド0.16gが得られる。 M.P.300℃以上(エタノールで洗浄) 元素分析値 C13H9O2N6Cl・1/2C2H5O H 計算値 C,49.49;H,3.56;N,24.74 実験値 C,49.95;H,3.14;N,24.17 実施例 47 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボン酸1.0gをオキシ塩化リン8mlに加え、
14時間加熱還流する。反応後、減圧下にオキシ塩
化リンを留去する。残査の4―クロロ―6―フエ
ニル―2―ピリジンカルボン酸クロリドをピリジ
ン20mlとジメチルホルムアミド5mlの混液に溶か
す。この溶液に5―アミノテトラゾール0.48gの
ピリジン5ml溶液を加え、50℃で3時間かく拌す
る。反応液に水約300mlを加え、10%塩酸でリト
マス酸性とし、析出する結晶をろ取する。この結
晶を炭末処理後、エタノールで洗浄することによ
り、M.P.約260℃(分解)のN―(5―テトラゾ
リル)―4―クロロ―6―フエニル―2―ピリジ
ンカルボキサミド915mgが得られる。収率69.8% 本品をジメチルホルムアミド・水混液より再結
晶するとM.P.261〜267℃(分解)を示す。 実施例 48 金属ナトリウム1.5g及びメタノール80mlより
製したナトリウムメトキシド・メタノール溶液に
4―クロロ―6―(4―メトキシフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸メチルエステル3.5gを加
え、17時間加熱還流する。反応液を減圧濃縮し、
濃縮液を10%塩酸30mlと氷の混合物中に注下し、
酢酸エチルで抽出する。抽出液を水、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、乾燥後、
酢酸エチルを留去して粗製の4―メトキシ―6―
(4―メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボ
ン酸メチルエステル2.06gを得る。これに5%水
酸化カリウム・メタノール溶液40mlを加え、70℃
で20分かく拌する。反応後、メタノールを留去す
る。残査を水に溶解し、10%塩酸で酸性とし、酢
酸エチルで抽出する。抽出液を乾燥後、酢酸エチ
ルを留去することにより、粗製の4―メトキシ―
6―(4―メトキシフエニル)―2―ピリジンカ
ルボン酸を得る。これにチオニルクロリド20mlを
加え、1時間加熱還流する。反応後、チオニルク
ロリドを留去して粗製の4―メトキシ―6―(4
―メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボン酸
クロリドを得る。これをベンゼン20mlとジメチル
ホルムアミド10mlの混液に溶解する。この溶液に
5―アミノテトラゾール1g、トリエチルアミン
6g及びジメチルホルムアミド12mlの溶液を滴下
し、70〜80℃で4時間かく拌する。反応後、溶媒
を留去し、残査に水を加え、10%塩酸でPH1〜2
とし、析出する結晶をろ取する。この結晶を水
洗、乾燥後、ジメチルホルムアミド・エタノール
混液より再結晶することにより、M.P.264〜265
℃(分解)のN―(5―テトラゾリル)―4―メ
トキシ―6―(4―メトキシフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド1.57gが得られる。収率36
% 元素分析値 C15H14O3N6 計算値 C,55.21;H,4.23;N,25.76 実験値 C,55.08;H,4.37;N,25.92 実施例 49 N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6―
フエニル―2―ピリジンカルボキサミド1g、酢
酸ナトリウム1.0g、酢酸50ml、ジメチルホルム
アミド40ml、水55ml、10%パラジウム炭素0.1g
の混合物を常温常圧で20時間水素ガスと共に振と
うする。反応後、触媒をろ別し、ろ液を減圧濃縮
する。残査に水を加え、析出する結晶をろ取し、
水洗する。この結晶をジメチルホルムアミド・水
混液より再結晶することにより、M.P.275〜277
℃(分解)のN―(5―テトラゾリル)―6―フ
エニル―2―ピリジンカルボキサミド0.65gが得
られる。収率74% 元素分析値 C13H10O N6・1/2 H2O 計算値 C,56.72;H,4.03;N,30.53 実験値 C,57.31;H,3.85;N,30.23 実施例 50 N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―6―
フエニル―2―ピリジンカルボキサミド6gをエ
タノール150mlにけん濁させ、かく拌下にIN―水
酸化ナトリウム水溶液20mlを加える。少量の不溶
物を炭末とともにろ別し、ろ液を減圧留去する。
残査にイソプロパノール30mlを加えて加熱かく拌
したのち、結晶をろ取することにより、M.P.203
〜215℃(分解)のN―(5―テトラゾリル)―
4―クロロ―6―フエニル―2―ピリジンカルボ
キサミド・ナトリウム塩6gが得られる。 元素分析値 C13H8O N6Cl Na・1/2H2O 計算値 C,47.07;H,2.73;N,25.34;Cl,10.69 実験値 C,47.00;H,2.99;N,24.85;Cl,10.04 実施例 51〜97 実施例50と同様に処理して、下記化合物を得
る。 (51) N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキ
シ―6―フエニル―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 元素分析値 C13H9O2N6Na・H2O 計算値 C,48.45;H,3.44;N,26.08 実験値 C,48.57;H,3.17;N,26.46 (52) N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキ
シ―6―(4―クロロフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (53) N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキ
シ―6―(2―n―プロポキシフエニル)―2
―ピリジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.278〜280℃(分解) (54) N―(5―テトラゾリル)―4―ヒドロキ
シ―6―(3,4―ジメトキシフエニル)―2
―ピリジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (55) N―(5―テトラゾリル)―6―フエニル
―2―ピリジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 元素分析値 C13H9O N6Na・H2O 計算値 C,51.47;H,3.23;N,28.12 実験値 C,50.97;H,3.62;N,27.44 (56) N―(5―テトラゾリル)―6―(4―メ
チルフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (57) N―(5―テトラゾリル)―6―(2―メ
トキシフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.268〜270℃(分解) (58) N―(5―テトラゾリル)―6―(4―メ
トキシフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (59) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―フエニル―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.202〜207℃(分解) 元素分析値 C14H11O2N6Na・1/2H2O 計算値 C,51.37;H,3.70;N,25.68 実験値 C,51.82;H,3.93;N,26.03 (60) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(2―クロロフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.202〜206℃(分解) (61) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(3―クロロフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.200〜203℃(分解) (62) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―クロロフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.210〜220℃(分解) (63) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―メチルフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.182〜192℃(分解) (64) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(2―メトキシフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.170〜180℃(分解) (65) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―メトキシフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.190〜193℃(分解) (66) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(2―n―プロポキシフエニル)―2―
ピリジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.162〜166℃(分解) (67) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―
ピリジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.193〜196℃(分解) (68) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―ニトロフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (69) N―(5―テトラゾリル)―4―エトキシ
―6―フエニル―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.207〜210℃(分解) (70) N―(5―テトラゾリル)―4―エトキシ
―6―(4―メチルフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.200〜205℃(分解) (71) N―(5―テトラゾリル)―4―n―プロ
ポキシ―6―フエニル―2―ピリジンカルボキ
サミド・ナトリウム塩 M.P.200〜208℃(分解) (72) N―(5―テトラゾリル)―4―ジメチル
アミノ―6―フエニル―2―ピリジンカルボキ
サミド・ナトリウム塩 M.P.213〜223℃(分解) (73) N―(5―テトラゾリル)―4―ジエチル
アミノ―6―フエニル―2―ピリジンカルボキ
サミド・ナトリウム塩 M.P.200〜210℃(分解) (74) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―エチルフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.185〜195℃(分解) (75) N―(5―テトラゾリル)―6―(4―エ
チルフエニル)―2―ピリジンカルボキサミ
ド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (76) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―n―プロピルフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.約135℃より徐々に黒化分解 (77) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―n―プロピルフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.255〜258℃(分解) (78) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―イソプロピルフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.約180℃より変色分解 (79) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―n―ブチルフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.166〜170℃(分解) (80) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―n―ブチルフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.約190〜210℃(分解) (81) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―t―ブチルフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300〜302℃(分解) (82) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(3,4―ジメチルフエニル)―2―ピリ
ジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.約160℃より徐々に黒化分解 (83) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(3,4―ジメチルフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.250〜253℃(分解) (84) N―(5―テトラゾリル)―6―(3,4
―ジメチルフエニル)―2―ピリジンカルボキ
サミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (85) N―(5―テトラゾリル)―6―(3,
4,5―トリメトキシフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.260〜270℃(分解) (86) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(4―イソプロピルフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.237〜239℃(分解) (87) N―(5―テトラゾリル)―4―メトキシ
―6―(3,4,5―トリメトキシフエニル)
―2―ピリジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.265〜270℃(分解) (88) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―エチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.180〜210℃(分解) (89) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―クロロフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 (90) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(2―メチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.165〜172℃(分解) (91) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―メチルフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.約250℃より黒化分解 (92) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(3―メトキシフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.170〜175℃(分解) (93) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―メトキシフエニル)―2―ピリジン
カルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.285〜287℃(分解) (94) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(2―n―プロポキシフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.195〜210℃(分解) (95) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(3,4―ジメトキシフエニル)―2―ピ
リジンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.206〜208℃(分解) (96) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(4―ニトロフエニル)―2―ピリジンカ
ルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.220〜240℃(分解) (97) N―(5―テトラゾリル)―4―クロロ―
6―(3―ヒドロキシフエニル)―2―ピリジ
ンカルボキサミド・ナトリウム塩 M.P.300℃以上 実験例 1 抗アレルギー作用をパツシブ・キユタニアス・
アナフイラキシス(Passive cutaneous
anaphylaxis:PCA)反応により調べた。 (方法) Sprague―Dawley系雄ラツト(体重約200g,
1群3〜4匹)の背部を除毛し、20倍に希釈した
抗アスカリス・スウム(Ascaris suum)抗血清
(注1)0.05mlを皮内投与して感作した。約24時
間後に、アスカリス・スウム抽出液(注2)0.5
mg蛋白とエバンス・ブルー(Evans blue)5mg
との混液1mlを尾静脈内に注射してチヤレンジを
行ない、30分後に皮膚に生じた青斑のサイズ(長
径×短径)を測定した。 検体の投与は次の如くして行つた。即ち、検体
をカルボキシメチルセルロース0.5%を含んだ生
理食塩水に溶解もしくは浮遊させ、この検体含有
液をアスカリス・スウム抽出液とエバンス・ブル
ーとの混液に加えて静脈内投与するか、或いは前
記検体含有液をチヤレンジ15分前に経口投与し
た。検体の抗アレルギー作用の強さは、検体無投
与群の青斑のサイズを40%小さくするのに要する
検体投与量(ID40)で表示した。 注1:抗アスカリス・スウム抗血清 Sprague―Dawley系雄ラツト(体重約200g)
のそ脛部にアスカリス・スウム抽出液(注2)2
mg蛋白/0.25mlを皮下投与して免疫した。アジユ
バントとして百日咳ワクチン(Bordetella
pertussis2×2010個/0.5ml)を腹腔内注射した
(1次免疫)。1週間後に、更度アスカリス・スウ
ム抽出液0.2mg蛋白/0.25mlをそ脛部皮下に投与
した(2次免疫)。3週間後に採血し、その血清
を凍結保存した。このようにして調製した抗血清
は、熱感受性の点から考えてIgE抗体に富んだも
のであつた。 注2:アスカリス・スウム抽出液(抗原) 豚回虫アスカリス・スウム20gを生理食塩水
135ml中でポリトロンを用いて破砕・ホモゲナイ
ズし、遠心分離して得られる上清をborate
(12.5mM)buffered saline(PH8.0)で透析し、得
られる内液をアスカリス・スウム抽出液として用
いた(凍結保存)。ロウリー(Lowry)法で定量
すると、5.7mg蛋白/mlであつた。 (結果) 1 静脈内投与 本発明化合物N―(5―テトラゾリル)―4―
クロロ―6―フエニル―2―ピリジンカルボキサ
ミド・ナトリウム塩及び既知化合物インタール
(Intal)をそれぞれ静脈内投与して抗アレルギー
活性を調べた。その結果、ID40値は前者が28.5μ
g/Kg、後者が1800μg/Kgであり、本発明化合
物はインタールに比して60倍以上強い抗アレルギ
ー活性を示した。 2 経口投与 下記第1表に示す本発明化合物を経口投与し、
抗アレルギー活性を調べた。その結果は下記第1
表に示す通りである。尚、インタールは20mg/Kg
の経口投与で無効であつた。
【表】 参考例 1 (化合物〔〕の合成) (1) 60%水素化ナトリウム22.8gの無水エーテル
710mlけん濁液にエタノール10mlを加える。こ
れに、p―メチルベンザルアセトン91.09g、
しゆう酸ジエチルエステル83.2g及び無水エー
テル140mlの混液を15〜22℃でかく拌下に滴下
する。室温で40時間かく拌後、析出結晶をろ取
し、エーテルで洗浄する。次いでこれを10%硫
酸1とクロロホルムとともにかく拌し、クロ
ロホルム層を分取し、更に水層をクロロホルム
で抽出する。クロロホルム層を合し、水洗、乾
燥後、クロロホルムを留去する。残査をエタノ
ールより再結晶することにより、M.P.114〜
115℃の6―(p―メチルフエニル)―2,4
―ジオキソ―5―ヘキセン酸エチルエステル
95.54gが得られる。収率64.5% (2) 6―(p―メチルフエニル)―2,4―ジオ
キソ―5―ヘキセン酸エチルエステル92.6gを
メチレンクロリド410mlに溶解し、臭素57.3g
のメチレンクロリド500ml溶液を0〜−5℃で
50分を要して滴下する。同温で30分かく拌した
のち、減圧下に溶媒を留去する。残査の油状物
〔6―(p―メチルフエニル)―5,6―ジブ
ロモ―2,4―ジオキソ―ヘキサン酸エチルエ
ステル〕に酢酸カリウム160g及びジメチルホ
ルムアミド900mlを加え、70〜75℃で30分かく
拌する。次いで反応混合物を減圧下に約半量に
まで濃縮し、温時酢酸エチルエステル500ml及
び水1を加えて放置する。析出結晶をろ取
し、酢酸エチルエステル、水で洗浄後、エタノ
ールより再結晶することにより、M.P.143〜
145℃の6―(p―メチルフエニル)―4H―ピ
ラン―4―オン―2―カルボン酸エチルエステ
ル35gが得られる。 元素分析値 C15H14O4 計算値 C,69.75;H,5.46 実験値 C,69.33;H,5.72 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】 参考例 2 (化合物〔〕の合成) 6―フエニル―4H―ピラン―4―オン―2―
カルボン酸エチルエステル2gと14%アンモニ
ア・エタノール80mlの混合物を耐圧容器中120〜
150℃に20時間加熱する。冷後、エタノールを減
圧留去する。残査の結晶をエーテルで洗浄するこ
とにより、4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―
ピリジンカルボキサミド1.58gを得る。M.P.221
〜225℃ 収率90% 本品をイソプロピルアルコールより再結晶する
とM.P.225〜226℃を示す。 元素分析値 C12H10O2N2 計算値 C,67.28;H,4.71;N,13.08 実験値 C,67.13;H,4.79;N,13.07 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】 参考例 3 (化合物〔―a〕の合成) 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボキサミド2.6g、5N―水酸化ナトリウム水
溶液60ml及びエタノール30mlの混合物を1時間加
熱還流する。エタノールを減圧留去して約3分の
1に濃縮し、水50mlを加え、濃塩酸を用いてリト
マス酸性とし、析出する結晶をろ取する。この結
晶をエタノールで洗浄後、乾燥することにより、
4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジンカ
ルボン酸2.19gを得る。収率84% 本品をエタノール・ジメチルホルムアミド混液
より再結晶するとM.P.241〜242℃(分解)を示
し、このものは1分子のジメチルホルムアミドを
結晶溶媒としてもつ。 元素分析値 C12H9O3N・C3H7O N 計算値 C,62.49;H,5.59;N,9.72 実験値 C,62.55;H,5.67;N,9.76 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】 参考例 4 (化合物〔〕の合成) 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボキサミド10gとエタノール250mlの混合物
に塩化水素を導通しつつ4時間加熱還流する。更
に混合物を16時間加熱還流する。エタノールを減
圧留去し、残査を水約100mlに溶解する。この溶
液に炭酸水素ナトリウムを加えてアルカリ性とし
クロロホルムで抽出する。抽出層を水洗し、乾燥
後溶媒を減圧留去することにより、4―ヒドロキ
シ―6―フエニル―2―ピリジンカルボン酸エチ
ルエステル9.6gを得る。M.P.115〜117℃ 収率
84.2% 本品の塩酸塩 M.P.162〜163℃(エタノール・アセトン・エ
ーテル混液から再結晶) 元素分析値 C14H13O3N・HCl 計算値 C,60.11;H,5.05;N,5.01 実験値 C,60.03;H,5.12;N,5.27 上記のエタノールの代りにメタノールを用い同
様にして下記化合物を得る。4―ヒドロキシ―6
―(4―メチルフエニル)―2―ピリジンカルボ
ン酸メチルエステル・塩酸塩:M.P.140〜142℃
(分解) 4―ヒドロキシ―6―(4―ニトロフ
エニル)―2―ピリジンカルボン酸メチルエステ
ル:M.P.231〜232℃(分解) 参考例 5 (化合物〔〕の合成) 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボン酸2gとオキシ塩化リン15mlの混合物を
19時間加熱還流する。オキシ塩化リンを減圧留去
し、残査に氷冷下メタノールを加える。メタノー
ルを減圧留去し、残査に少量のエタノールを加え
て結晶をろ取することにより、4―クロロ―6―
フエニル―2―ピリジンカルボン酸メチルエステ
ル2.18gを得る。M.P.83〜85℃ 収率95% 本品
はn―ヘキサンから再結晶するとM.P.86〜88℃
を示す。 元素分析値 C13H10O2N Cl 計算値 C,63.04;H,4.07;N,5.66 実験値 C,63.41;H,4.31;N,5.92 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】 参考例 6 (化合物〔〕の合成) 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボン酸エチルエステル5.2gと塩化チオニル
100mlの混合物を1.5時間加熱還流する。塩化チオ
ニルを減圧留去し、残査にエタノール10mlを加
え、更に水100mlで希釈する。混液から析出した
結晶をろ取する。結晶を水洗乾燥することによ
り、M.P.115.5〜117.5℃を示す4―クロロ―6―
フエニル―2―ピリジンカルボン酸エチルエステ
ル4.91gを得る。収率88% 上記と同様にして下記化合物を得る。 4―クロロ―6―(4―ニトロフエニル)―2
―ピリジンカルボン酸メチルエステル:M.P.167
〜168℃ 参考例 7 (化合物〔―b〕の合成) 4―クロロ―6―フエニル―2―ピリジンカル
ボン酸メチルエステル1.5gと5%水酸化カリウ
ム・メタノールを減圧留去し、残査に水を加え、
更に10%塩酸を加えて液性を酸性とする。酢酸エ
チルを加えて抽出する。抽出量を水洗し、乾燥後
溶媒を減圧留去する。残査を石油エーテルから再
結晶することにより、4―クロロ―6―フエニル
―2―ピリジンカルボン酸1.3gを得る。M.P.82
〜84℃ 収率92% 元素分析値 C12H8O2N Cl 計算値 C,61.68;H,3.45;N,6.00;Cl,15.18 実験値 C,61.81;H,3.63;N,6.01;Cl,15.04 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】 参考例 8 (化合物〔―d〕の合成) 4―クロロ―6―フエニル―2―ピリジンカル
ボン酸2.5gと40%ジメチルアミン水溶液50mlの
混合物を耐圧容器中150℃に12時間加熱する。冷
後、内容物にエタノールを加えて減圧留去する。
残査を塩酸塩とし、エタノール・エーテル混液か
ら再結晶することにより、4―ジメチルアミノ―
6―フエニル―2―ピリジンカルボン酸・塩酸塩
2.39gを得る。M.P.244〜245℃(分解) 収率86
% 元素分析値 C14H14O2N2・HCl 計算値 C,60.32;H,5.42;N,10.05;Cl,12.72 実験値 C,60.58;H,5.50;N,10.12;Cl,12.60 上記のジメチルアミンの代りにジエチルアミン
を用い同様にして下記化合物を得る。 4―ジエチルアミノ―6―フエニル―2―ピリ
ジンカルボン酸・塩酸塩:M.P.175〜179℃(分
解) 参考例 9 (化合物〔〕及び〔―c〕の合成) (1) 金属ナトリウム1.85gとメタノール100mlよ
り製したナトリウムメトキシド・メタノール溶
液に、4―クロロ―6―フエニル―2―ピリジ
ンカルボン酸メチルエステル4gを加えて20時
間加熱還流する。メタノールを減圧留去して約
3分の1に濃縮し、この溶液を氷と10%塩酸25
ml中に注下する。クロロホルムを加えて抽出す
る。抽出層を飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄
し、不溶物をろ別する。ろ液を水洗し、乾燥後
溶媒を減圧留去する。残査をn―ヘキサンから
再結晶することにより、4―メトキシ―6―フ
エニル―2―ピリジンカルボン酸メチルエステ
ル3.43gを得る。M.P.57〜59℃ 収率87% 元素分析値 C14H13O3N 計算値 C,69.12;H,5.39;N,5.76 実験値 C,69.05;H,5.47;N,5.78 (2) 4―メトキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボン酸メチルエステル3.43gと5%水酸化
カリウム・メタノール50mlの混合物を室温で2
時間かく拌する。メタノールを減圧留去し、残
査に水を加えてクロロホルムで抽出する。抽出
層を乾燥後溶媒を減圧留去することにより、4
―メトキシ―6―フエニル―2―ピリジンカル
ボン酸3.14gを得る。収率97% 本品はn―ヘ
キサンから再結晶するとM.P.87〜89℃を示す。 元素分析値 C13H11O3N 計算値 C,68.11;H,4.84;N,6.11 実験値 C,68.07;H,4.92;N,6.13 上記と同様にして下記化合物を得る。 4―メトキシ―6―(2―クロロフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸:M.P.142〜147℃ 4―メトキシ―6―(4―ニトロフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸:M.P.208〜211℃ 参考例 10 (化合物〔―c〕の合成) 金属ナトリウム1.1gとエタノール100mlよりナ
トリウムエトキシドを製し、エタノールを減圧留
去する。残査にジメチルホルムアミド35ml及び4
―クロロ―6―フエニル―2―ピリジンカルボン
酸エチルエステル2.54gを加えて80℃に3時間加
熱かく拌する。ジメチルホルムアミドを減圧留去
し、残査に水20mlを加えて70℃に10分間加熱す
る。冷後、10%塩酸にて液性をPH=2とする。析
出油状物を酢酸エチルで抽出する。抽出層を乾燥
後溶媒を減圧留去することにより、4―エトキシ
―6―フエニル―2―ピリジンカルボン酸2.54g
を得る。M.P.89〜92℃ 収率92.8% 上記と同様にして下記化合物を得る。 4―n―プロポキシ―6―フエニル―2―ピリ
ジンカルボン酸:油状物 参考例 11 (化合物〔―c〕の合成) (1) 4―ヒドロキシ―6―フエニル―2―ピリジ
ンカルボン酸メチルエステル・塩酸塩1g、炭
酸カリウム2g、ジメチルホルムアミド6ml、
水3ml及びヨウ化エチル1.5mlの混合物を70〜
80℃に1時間加熱還流する。溶媒を減圧留去
し、残査に水を加えてクロロホルムで抽出す
る。抽出層を水洗し、乾燥後溶媒を減圧留去す
ることにより、4―エトキシ―6―フエニル―
2―ピリジンカルボン酸メチルエステル0.8g
を油状物として得る。 上記と同様にしてヨウ化メチルを用いて下記
化合物を得る。
【表】 (2) 4―エトキシ―6―フエニル―2―ピリジン
カルボン酸メチルエステル0.8gに5%水酸化
カリウム・メタノール溶液8mlを加え、室温で
2時間かく拌する。メタノールを減圧留去し、
残査に水を加え、更に10%塩酸を加えて液性を
酸性とし、クロロホルムで抽出する。抽出層を
乾燥後、クロロホルムを減圧留去することによ
り、4―エトキシ―6―フエニル―2―ピリジ
ンカルボン酸0.57gを得る。M.P.89〜92℃ 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】 参考例 12 (化合物〔―e〕の合成) 4―クロロ―6―(4―メトキシフエニル)―
2―ピリジンカルボン酸メチルエステル1.1g、
10%パラジウム・炭素0.15g、10%塩酸2ml及び
エタノール40mlの混合物を常温・常圧下水素を通
導して48時間接触還元する。触媒をろ別し、ろ液
を減圧留去することにより、粗製の6―(4―メ
トキシフエニル)―2―ピリジンカルボン酸メチ
ルエステルを得る。これに5%水酸化カリウム・
メタノール溶液20mlを加えて70℃に20分間加熱す
る。メタノールを減圧留去する。残査を水に溶解
し、10%塩酸で液性を酸性とし析出する結晶をろ
取する。結晶を水洗し乾燥することにより、6―
(4―メトキシフエニル)―2―ピリジンカルボ
ン酸0.77gを得る。M.P.146〜148℃本品は酢酸エ
チル・n―ヘキサンから再結晶するとM.P.148〜
150℃を示す。 元素分析値 C13H11O3N 計算値 C,68.11;H,4.84;N,6.11 実験値 C,68.18;H,4.79;N,6.15 上記と同様にして下記化合物を得る。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、Rは水素原子、ハロゲン原子、低級ア
    ルコキシ基、水酸基又ジ低級アルキルアミノ基を
    表し、環Aはフエニル基、又はハロゲン原子、低
    級アルキル基、低級アルコキシ基、ニトロ基及び
    水酸基から選ばれる置換基を1〜3個有するフエ
    ニル基を表す。) で示されるN―(5―テトラゾリル)―6―フエ
    ニル―2―ピリジンカルボキサミド類化合物又は
    その薬理的に許容しうる塩。 2 Rが水素原子、ハロゲン原子又は低級アルコ
    キシ基である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 3 Rが水素原子、クロル原子、又は炭素数1〜
    4個の低級アルコキシ基である特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 4 環Aがフエニル基、又はハロゲン原子、低級
    アルキル基及び低級アルコキシ基から選ばれる置
    換基1〜3個を有するフエニル基である特許請求
    の範囲第1項、第2項又は第3項記載の化合物。
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