JPS63198984A - アルコ−ルオキシダ−ゼ及びその製造方法 - Google Patents

アルコ−ルオキシダ−ゼ及びその製造方法

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JPS63198984A
JPS63198984A JP62030983A JP3098387A JPS63198984A JP S63198984 A JPS63198984 A JP S63198984A JP 62030983 A JP62030983 A JP 62030983A JP 3098387 A JP3098387 A JP 3098387A JP S63198984 A JPS63198984 A JP S63198984A
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alcohol oxidase
alcohol
enzyme
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torulopsis
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JP62030983A
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Sadaji Yokoyama
定治 横山
Shinichiro Sue
末 信一郎
Kanako Hakozaki
箱崎 圭名子
Junko Ogawa
淳子 小川
Akira Obayashi
晃 大林
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Takara Shuzo Co Ltd
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Takara Shuzo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性及び保存安定性の優れたアルコールオキ
シダーゼ及びその製造法に関する。
〔従来の技術〕
アルコールオキシダーゼはアルコールを酸化してアルデ
ヒドと過酸化水素を生成する反応を触媒する。従ってア
ルコールオキシダーゼは各種アルデヒドや過酸化水素を
製造に使用することができる。更に各種アルコール類、
例えばメタノール、エタノール及びn−プロパツール等
の分析にも用いることができる。このためこのような酵
素は血清中のアルコール測定、清酒、ビール、ウィスキ
ー等の酒類製品中のアルコール分析、上記酒類製造中の
工程分析としてのアルコール分析、または各種食品中の
アルコール分析にも大変有用であり、アルコールセンサ
ーとして産業上有益なものである。
現在までのところ、メタノール資化性微生物として知ら
れている酵母には、例えばカンジダ(0andla )
属、ハンセヌラ(aanaenula )属、ビヒア(
Piohia ) Jl 、サツカロミセス(Saoa
harogces )属及びトルロプシス(Torul
opsis )jtlが知られている。
更に具体的に説明すると、サツカロミセス属、トルロプ
シス属及びカンジダ属酵母のアルコールオキシダーゼ生
産については、アグリカルチャル・アンド・バイオロジ
カル・ケミストリー第36巻、第2297〜2306頁
、1972年(Agrioultural and B
iological Ohemistry、 vol、
 36、第2297〜2306頁、1972年)にさら
にトルロプシス属酵母の酵素は特開昭61−96986
号公報に記載されており、またカンジダ属酵母の酵素に
ついては、ユーロピアン・ジャーナル・オプ・バイオケ
ミストリー第36巻、第250〜256頁、1973年
(European 、Tounalof Biooh
emistry vol、36、第250〜256頁、
1973年)にその性質が詳しく報告されている。また
ハンゼヌラ属酵母(特開昭55−19094号公報参照
)、ピヒア属酵母(特開昭56−26187号公報参照
)、リボマイセス(Lipomycea )属酵母(特
開昭59−135885号公報参照)がそれぞれアルコ
ールオキシダーゼを生産することが既に知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した如く、アルコールオキシダーゼは多種類の酵母
から生産されることは既に知られているが、それら酵母
由来のアルコールオキシダーゼは、耐熱性及び安定性が
低くアルデヒド、過酸化水素等の生産やアルコールセン
サーへの利用においては不十分であった。
本発明の目的は、従来の酵素に代り得る、耐熱性で安定
なアルコールオキシダーゼ及びその製造方法を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明を概説すれば、本発明の第1の発明は次の理化学
的性質を有するアルコールオキシダーゼに関する。
(6)作用及び基質特異性: アルコールを酸化してアルデヒドと過酸化水素を生成す
る反応を触媒する (口)至適pH:約6〜8.5 (ハ)安定pH: 約6.0〜8.0 に)至適温度: 約35℃〜40℃ ((ホ)耐熱性: 50″C115分間処理で約90%の残存活性を有する (ハ)分子量: 約5.7 X 10’ (’Iル濾過法)また本発明の
第2の発明は上記アルコールオキシダーゼの製造方法に
関し、トルロプシス(Torulopsill ) J
iに属するアルコールオキシダーゼ生産菌を培養し、培
養物から上記アルコールオキシダーゼを採取するアルコ
ールオキシダーゼの製造方法に関する。
本発明者らは、メタノールを資化、利用、高活性アルコ
ールオキシダーゼ生産酵母の分離及び検索を鋭意性なっ
た結果、耐熱性で安定なアルコールオキシダーゼを生産
する酵母が存在することを見出した。本発明はこの新知
見を基にするものである。
本発明の上記方法によれば、非常に耐熱性で安定なアル
コールオキシダーゼを得ることが可能である。従って本
発明方法は上述した従来法によるアルコールオキシダー
ゼに比し、非常に有効なアルコールオキシダーゼの工業
的生産方法を提供するものである。゛ 次に本発明を更に詳しく説明゛する。
本発明において使用する酵母は、以下に詳述する如く、
特にメタノールまたはエタノールを炭素源として、これ
を資化するものであることが好ましいが、本発明が目的
としているアルコールオキシダーゼを生産する酵母であ
ればいずれでも良い。これらの具体的菌株としては、例
えば本発明者らが±1中より単離したトルロプシス ナ
ゴヤエンシス(Torulopsis nILgoya
amis)M−2003によって代表されるが、この他
にもアルコールオキシダーゼを生産するトルロプシス属
であればいずれでも使用できる。
また、本発明に用いる微生物は、前記トルロプシス ナ
ゴヤエンシスに限らず、その自然的または人為的変異株
であってもメタノールを炭素源としてアルコールオキシ
ダーゼ生産能を有するトルロプシス属酵母であれば使用
することができる。
なお、前記Torulopsis nagoyaens
is M−2003株は工業技術院微生物工業技術研究
所へ微工研菌寄第9130号(y瓦RMP−9130)
として寄託されており、その菌学的性質を列挙すると次
のとおりである。
(I)各培地における生育状態 (1)MY液体培地: 25℃で3〜5日培養、細胞は(2,5−5,0)X 
(3,0−6,0)ミクロン。円形あるいは卵形で、単
独または二連となる。酵母環、被膜の形成は見られない
。分裂子を形成せず多極出芽法で増殖する。
(Z)MY寒天培地: 25℃で5日培養、コロニーはクリーム色(淡黄白色)
、表面は滑らかで光沢があり、周縁は金縁状である。
(3)スライド培養: 25°Cで5日培養、菌糸、偽菌糸は全く形成しガい。
(ID子のり胞子の形成 酢酸ソーダ培地、ゴロトコ’7 (Gorodkowa
 )培地、野菜片培地、MY寒天培地などいずれにおい
ても子のう胞子の形成は認められない。
(Ill)射出胞子の形成 MY寒天培地において、射出胞子の形成は認められない
(IV)生理的性質 (1)最適生育条件; pH4,5〜6.5、温度25
〜37°Cで良好な生育を示す (2生育の範囲i pH2,5〜8.5、温度42℃以
下(3)硝酸塩の資化性;あり (4)アルブチンの分解;あり (5)尿素の分解性;なし く6)ゼラチンの液化性;なし く7)食塩耐性;11〜12% (8)カロチノイドの生成;なし く9デンプン様物質の生成;なし 00ビタミンの要求性;ビオチンを促進的に要求αDメ
タノール資化性;メタノールを炭素源としてよく生育す
、る ■糖類の発酵性 (1)D−グルコース   + (2)D−ガラクトー
ス   +(3)乳    糖  −(4ンマルトース
  −(5)シ  ヨ  糖   −(6)トレハロー
ス  +(7)メレジトース   −(8)ラフィノー
ス  −(旧  ヌ  リ  ン     − CVI)各種炭素源の資化性 (1)D−グルコース   + (2)D−ガラクトー
ス   +(3) L−ソルボース   + (4)D
−リポース   +(5)D−キシロース   + (
6)D−アラビノース   +(7)I+−ラムノース
   + (杓シ  ョ  糖   −(9)マル ド
ース  −00トレハロース   +ODα−メチルグ
ルコシド −02)セロビオース   十q■サ リ 
シ ン   十 aΦメリピオース   −05)ラ 
り ドース  −00ラフイノース   −07)メレ
ジトース   −α印グリセロール   +a9可溶性
でんぷん   −COイ ヌ リ ン   −(21)
エリスリトール   −(22)リ ビ ト − ル 
 +(23ガ??fl−k    −に14)D−マン
ニ)−A/    +(25)D−ズルシトール   
+c2eイノシトール   −(2′r)Dz−乳酸 
  十〇eフハ  り酸  十G2勧エン酸  +(3
Gエタノール  十本国は上記(1) −<1) 、 
(■;■;0自IM −(8) 、 (9)の性質から
ザ・イースト、ア・タキソノミツク・スタディ(?he
 Yeast、 A Taxonomia 5tudy
)ノース・ホーランド・パブリッシング1970年発行
によってトルロプシス属に属すものと推宏される。しか
し本書に記載される公知の酵母の中には、重囲の生理学
的性質と一致するものは見られない。一方、既知のメタ
ノール資化性酵母の中でジャーナル・オプ・ゼネラル・
アプライド−マイクロバイオ四ジー(Jounal o
fGsn@ral Applied Miorobio
logy )第22巻、第197〜202頁、1976
年に記載されている)/l/Wプシス ナゴヤエンシス
とはD−7ラビノースの資化性以外の点でほとんど性質
が一致しており、重囲はトルロプシス ナゴヤエンシス
に属する菌株であると同定した。
次に本発明のアルコールオキシダーゼの一例であるトル
ロプシス ナゴヤエンシスM −2003由来の酵素の
理化学的性質を示す。
(1)作 用: 次の反応を触媒する ROHsOH+ Om ソ=公」OHO+ H*Oz(
式中、Rは水素またはアルキル基を示す)。
(2)基質特異性: 各種基質に対する相対活性(エタノールへの反応活性を
100とした)を次表に示した。
第  1  表 基質特異性 メタノール及びエタノールに対するメカエリス定数(k
m)値はそれぞれ2.43mM及び8.23mMであっ
た。
(つ至適pH= 約6〜8.5 (37℃で測定)(第1図参照)(!@
安定pH範囲: 37℃、15分間処理においてpH約6.0〜8.0で
ほとんど失活が見られない(第2図参照)(0至適温度
: pH7,5において約35℃〜40℃(第3図参照) (0耐熱性: 各温度における15分間加熱処理後の残存相対活性を第
4図に示す。図中1は本発明の酵素、2はビヒア由来の
酵素(シグマ社製)、また3はカンジダ由来の酵素(シ
グマ社製)をそれぞれ示す。
(η保存安定性: 保存安定性の試験は0.05%アジ化ナトリウムを含む
50111M5PH7,5のリン酸綴衝液にアルコール
オキシダーゼを溶解し30℃に保ち活性の経時変化を測
定した。その結果を第5図に示す。
(8〕分子量: 約5.7×105ダルトン(ゲル濾過法)。そのサブユ
ニットの分子量は約7.l×105ダルトン(5DS−
電気泳動法)であった。
(9)単一性: 精−標品は5%アクリルアミド電気泳動(pH8,0)
で単一であった。更に5D8−電気泳動においても単一
なバンドを与えた。
00活性測定法: 酵素活性測定反応液の成分としてはl ynl中に10
0μmolのメタノール、0.01%の4−7ミノアン
チビリン、0.02%の7エノール、5υのパーオキシ
ダーゼを含む。これに酵素液を添加して37°Cで反応
させ500nmの吸光度の増加より、活性を測定する。
酵素反応の単位Uは1分間に1μmolのHootを生
じせしめる酵素力価とする。
本発明の耐熱性かつ安定なアルコールオキシダーゼを製
造するには例えば次のような方決を用いることができる
。即ち、トルロプシス属のアルコールオキシダーゼ生産
能を有する酵母を培地に培養し得られた培養物から本発
明のアルコールオキシダーゼを得ることが可能である。
本発明に使用する・トルロプシス属酵母は本発明のアル
コールオキシダーゼを生産しうるちのであればいずれの
酵母であっても良く、例えばトルロプシス ナゴヤエン
シスM −2003株が挙げられる。
トル四プシス属酵母を培養するための培地はアルコール
オキシダーゼを生産する培地であればよく、窒素源とし
てはペプトン、肉エキス、脱脂粉乳、ポリペプトン、ア
スパラギン酸、グルタミン酸等の有機物及び尿素、硫安
またはアンモニア等を用いることができる。主炭素源と
してはメタノールまたはエタノール、イソプロピルアル
コール、n−プロパツール等も使用できるが好ましくは
メタノールを唯一の炭素節とした培地が酵素の誘導生産
に効果的である。
更に、りん酸第−カリウム、りん酸第二カリウム等のリ
ン酸塩、硫酸マグネシウム、塩化マグネシウム等のマグ
ネシウム塩、及び亜鉛、カルシウム、マンガン、鉄等の
金属イオン、そして各々の使用菌株の生育等に必須の微
量栄養素を適当量添加した培地が使用可能である。  
培地は三角7ラスフ、坂ロフラスコの場合は振トウ培養
、タンク培養の場合は通気攪拌培養で実施可能である。
培養温度は15〜42℃、好ましくは25〜37℃、一
般にpHは2.5〜B、5、好ましくは4.5〜6.5
で行なう。タンク培養の場合、培養時間は通常48〜7
2時間である。
培養終了後、培養液中の濾過または遠心分離により回収
及び洗浄することができる。
次に得られた培養物から本発明のアルコールオキシダー
ゼが採取されるが、培養物、分離生菌体、分離菌体の処
理物、f!#製酵素などの全ての精製段階で採取可能で
ある。
酵素の精製は通常の菌体、内酵素の精製法を使うことが
可能である。即ち遠心分離等により菌体を集めた後、菌
体をダイノミル、フレンチプレス、超音波処理等により
破砕した後、遠心分離によって細胞破砕片を除去し硫安
塩析、ストレプトTイシン処理、プロタミン処理、ポリ
エチレンイミン処理を行なったのち、DI!jAI−セ
ファロース、I)]]l1A11t−ト目バールのイオ
ン交換クロマトグラフィー、ヒドロキシアパタイトなど
の吸着クロマトグラフィー、セファデックスG−200
、ト目パールHW−200等のゲル濾過クロマトグラフ
ィーによって行なうことが可能である。このようにして
本発明のアルコールオキシダーゼを精製することが出来
る。
〔実施例〕
以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例 1 種菌としてトルロプシス゛ナゴヤエンシスM−2003
(ymRMp−9130)を使用する。
wnaal  0.4 P /dl、KH*PO40,
IS’/dI!、1hHPOaO115’ /dl s
 Mg80t e7uao o、 05 P 7dl 
、酵母エキス 0.05P/dl、ペプトン iF−/
dl(pH6,0)よりなる種培地500mjを21容
三角フラスコに入れ120’C,15分間殺菌する。
上記培地にメタノールを2,0%(v / v ) ト
なるように添加し、前記菌株を1白金耳接種し、30℃
でf2時間振トウ培養する。培養終了後、培養液のすべ
てを301ジャーファーメンタ−中の201本培養培地
に接種する。ジャー7アーメンター用の培地組成は、前
記培地と同様である。
本培養は30℃、150 r、p、m 、 、通気11
//(培地)7分で72時間培養する。
培養終了液からアルコールオキシダーゼを採取するため
該液を遠心分離して菌体を得、これをpH7,5の50
mMりん酸緩衝液11に懸濁し、ダイノミルにて細胞を
破砕した後、遠心分離して上澄液を得る。
この上澄液にポリエチレンイミンを0.05%濃度とな
るように添加して、沈殿物を遠心分離により除去し、上
澄液を得る。
次いで50mMりん酸緩衝液(pH7,5)で平衡化し
た500MのDIl!AM−セファロースOl、−6B
カラム(直径7C1+、長さ13 am )にチャージ
し、同緩衝液で洗浄し、次に塩化す) IJウム0〜0
.5Mの濃度勾配で溶出を行なう。アルコールオキシダ
ーゼ溶出画分を集めた。
次いで活性画分を、50mMりん酸緩衝液(pH7,5
)を外液として一晩透析したのち、50ffiMりん酸
緩衝液(pH7,5)で平衡化したDEAIC−トヨバ
ール6508カラム(直径2.2 C11、長さ30c
m)にチャージし、同緩衝液にて洗浄し、次に塩化ナト
リウムO〜0.5Mの濃度勾配で溶出を行なう。アルコ
ールオキシダーゼ溶出画分を集め、限外濾過にて201
まで濃縮した。
この酵素液を0.5 M  xoiを含有t ルpH7
,5の50mMりん酸緩衝液で平衡化したトヨパールH
W−55f9のカラム(直径2.2 cm 、長さ95
cm)にてゲル濾過を行なう。アルコールオキシダーゼ
活性画分を集め、コ四ジオンバッグでlQm#まで濃縮
したのち、凍結乾燥する。
約60%の活性収率でアルコールオキシダーゼを採取し
た。得られた標品の活性は、5.0Ty/ツであり、2
80mmの吸光度あたりの活性は2.517であった。
このようにして得られたアルコールオキシダーゼは、ア
クリルアミドディスク電気泳動で単一ナバンドヲ与え、
更にスーパーロース’I’M Qゲルク四マドグラフィ
ー(ファルマシア社製)においても、分子量約5700
00のところに単一のピークを与えた。
得られたアルコールオキシダーゼの耐熱性を第4図のグ
ラフに1で示す。
応用例 1 実施例1で得られたアルコールオキシダーゼを用いてア
ルコールセンサーを作製し、酵素の安定性について検討
した。
すなわち、アルコールオキシダーゼを、ポーツ、−2゜
エチレンイミンとゲルタールアルデヒドを−s’、’、
+”剤として使用し、トリアセチルセル四−ス膜に固定
した。その結果センサーの電極応答は2週間以上安定で
あった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したとおり、本発明のアルコールオキシ
ダーゼは耐熱性に優れており、培養物からの酵素精製が
容易であること、また保存安定性に優れておりアルコー
ルセンサーに適した酵素である点において顕著な効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、及び第5図はそれぞれ本発明
のアルコールオキシダーゼの至適pH1安定PHq至適
温度及び保存安定性を示すグラフ、m4F!!Jは本発
明のアルコールオキシダーゼ(1)、ピヒア由来のアル
コールオキシダーゼ(り及びカンジダ由来のアルコール
オキシダーゼ(3)の耐熱性を示すグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の理化学的性質を有するアルコールオキシダーゼ
    。 (イ)作用及び基質特異性: アルコールを酸化してアルデヒドと過酸化 水素を生成する反応を触媒する (ロ)至適pH: 約6〜8.5 (ハ)安定pH: 約6.0〜8.0 (ニ)至適温度: 約35℃〜40℃ (ホ)耐熱性 50℃、15分間処理で約90%の残存活性を有する(
    ヘ)分子量: 約5.7×10^5(ゲル濾過法) 2、トルロプシス(Torulopsis)属に属する
    アルコールオキシダーゼ生産能を有する酵母を培養し、
    培養物から下記の理化学的性質を有するアルコールオキ
    シダーゼを採取することを特徴とするアルコールオキシ
    ダーゼの製造方法。 (イ)作用及び基質特異性: アルコールを酸化してアルデヒドと過酸化 水素を生成する反応を触媒する (ロ)至適pH: 約6〜8.5 (ハ)安定pH: 約6.0〜8.0 (ニ)至適温度: 約35℃〜40℃ (ホ)耐熱性: 50℃、15分間処理で約90%の残存活 性を有する (ヘ)分子量: 約5.7×10^5(ゲル濾過法)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5171681A (en) * 1989-07-24 1992-12-15 Toyo Jozo Kabushiki Kaisha Omega-carboxyalcohol oxidase

Non-Patent Citations (1)

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