JPS6319562A - 抗ラフオ−ラ小体単クロ−ン性抗体 - Google Patents

抗ラフオ−ラ小体単クロ−ン性抗体

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JPS6319562A
JPS6319562A JP61163414A JP16341486A JPS6319562A JP S6319562 A JPS6319562 A JP S6319562A JP 61163414 A JP61163414 A JP 61163414A JP 16341486 A JP16341486 A JP 16341486A JP S6319562 A JPS6319562 A JP S6319562A
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hybridoma
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陳雄 花井
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    • G01N33/5308Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for analytes not provided for elsewhere, e.g. nucleic acids, uric acid, worms, mites
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ヒトのラフォーラ小体に対する単クローン性
抗体に関する。本発明の単クローン性抗体は、ラフォー
ラ病、糖原病ハl型の検出に有用である。
従来の技術 ラフォーラ病、糖原病■型の検出は、筋生倹、肝生検な
どによって病理学的に行われている。
ラフォーラ病(ミオクローヌスてんかん)および糖原病
■型は、グリコーゲン分子の枝分かれを形成する酵素で
あるα−1,4−クリカン−6−グルコシルトランスフ
ェラーゼの欠損によって生じる外側技の長い異常グリコ
ーゲン(ラフォーラ小体)が、心筋、神経細胞、肝細胞
、皮膚などに蓄積する疾患である。
ラフォーラ病の多くは家族性に出現し、思春期前後に発
病、けいれん発作、ミオクロニー痴呆、小脳症状、性格
変化などの臨床症状を呈し、進行性の経過をとって10
余年を経て全身衰弱のため死亡する症候群である。
糖原病■型(Andersen病)は、生後まもなく発
育障害があり、肝腫、胛腫、筋緊張低下が出現し、腹水
の合併をみ、2年以内に死亡する症候群である。
発明が解決しようとする間頽点 ラフォーラ病、糖原病■型の診断は、筋生倹、肝生倹な
どによって病理学的に診断をしているが、α−アミラー
ゼ処理、β−アミラーゼ処理、PAS染色−;ど繁惟な
手法が、2、要であり、かつ、確定的なものはなし)っ 異常グリコーゲン(ラフオーラ小体)と反応し、正常の
グリコーゲンとは反応しない単クローン性抗体を確立す
れば、ラフォーラ病、糖原病■型の診断上極めて有効−
;手段となるものと期待される。
問題点を解決するための手段 本発明者ろは、ラフォーラ病患者心筋ホモジネート、あ
るいは、それより抽出した異常グリコーゲンでマウスを
免疫し、ハイブリドーマを作製し、異常グリコーゲンと
反応し、正常グリコーゲンと反応しない単クローン性抗
体を確立し、本願発明を完成するに到った。
従来、このような異常グリコーゲンに対する単クローン
性抗体に関する報告は全くない。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明は、ラフォーラ小体に反応する単クローン性抗体
を提供する。本発明の単クローン性抗体はIgGクラス
に属し、その具体例としては、KM−279と名付けた
ものがあげられる。
本発明の単クローン性抗体は、ラフォーラ病患者の心筋
ホモジネートまたはそれから抽出したラフォーラ小体で
哺乳動物を免疫し、該免疫動物の脾細胞と哺乳動物の骨
髄腫a胞とを融合させ、得られるハイブリドーマ細胞株
かるラフオーラ小l太に反応するハイブリドーマ細胞株
を選び、該仙胞株を培地に培養するか、哺乳動物の腹腔
に投与して腹水化し、培養物または腹水中にラフオーラ
小体に反応する単クローン性抗体をM積させ、該培養物
または復水から該単クローン性抗体を採取することによ
って得られる。
免疫する哺乳動物および骨髄腫細胞の哺乳動物としては
、マウス、ラット、ウシ、ウマなどがあげられる。
哺乳動物としてマウスを用いた、本発明の単クローン性
抗体の具体的製造法を以下に示す。
(1)  免疫化物細胞の調製 マウスをラフォーラ病患者心筋ホモジネートあるいはそ
れから抽出した異常グリコーゲンで免疫して、そのマウ
スから脾細胞を調製する。
ラフォーラ病患者の心筋ホモジネート異常グリコーゲン
は参考例1の方法に従って調製する。
免疫の方法は、8〜lO週令のBALB/cマウスの皮
下あるいは、静脈内あるいは腹腔内に、適当なアジュバ
ント〔例えば、フロイントの完全アジュバント(Com
plete Freund’5Adjuva口t)ある
いは、水酸化アルミニウムゲルと百日咳菌ワクチンなど
〕とともに、ラフオーラ病患者心筋ホモジネートあるい
はそれから抽出した異常グリコーゲンを10〜100■
/匹投与する。以後1〜2週問おきに初回免疫に使った
と同じ抗原を同12〜5回投与する。
各免疫後4〜7日目に、眼底静脈叢より採血し、血清中
の異常グリコーゲンに対する抗体価を調べる。
抗体価の測定法は、同相酵素免疫測定法(酵素免疫測定
法:医学書腕利 1978年)により下記のとおり行う
96穴のEIA用ブL/−) (Flow Labor
atories社製〕に異常グリコーゲンまたは正常グ
リコーー  ゲンの10〜50g/mlリン酸バッファ
ー・セライン(PBS ニリン酸二ナトリウム1.83
g。
リン酸−カリウム0.21g、食塩7.65g、蒸留水
11、p )l 7.2 )溶液を5047穴ずつ分注
し、4℃で一晩放置して抗原をプレートにコートする。
次いで1%牛血清アルブミン(BSA)−PBSを20
0μm/穴分注し、プレート底面上の結合性残基をBS
Aでブロックする。
上記プレートをPBSでよく洗浄後、第1抗体として、
段階希釈した試料(マウス血清、)−イブリドーマ培養
上清、精製抗体)を50μg/穴分注し、4℃で一晩ま
たは、室温で3〜4時間時間放心。PBSで6回洗浄し
た後、第2抗体として、ウサギ抗マウスイムノグロブリ
ン−ペルオキシダーゼ結合物CDAKO社製〕の400
倍希釈液を100JIJI/大分注し、室温で2時間放
置する。PBSで洗浄後、ABTS基5ita12.2
’−アジノピス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−ス
ルホン酸)ニアンモニウム550mgを0.1Mクエン
酸緩衝液(p 84.2 >11に溶かした溶液に、使
用直前に過酸化水素1 頭/mlを加えた溶液〕を用い
、発色を[lD<+snヨの吸光度で測定する。
異常グリコーゲンに対する抗体価が、正常マウス血清の
103倍以上(415nmてのa o ra >になっ
たマウスを免疫化動物細胞の供給源として使う。
細胞融合に供するために、免疫マウスに融合処理の3〜
4日前に、ラフォーラ病患者の心筋のホモジネートある
いはそれから抽出した異常グリコーゲンを10〜2GQ
g/匹を腹腔内に投与し、追加免疫後、肺臓を摘出し、
牌細泡をm製する。
(2)骨髄嗅細胞の調製 骨髄腫細胞としては、マウスから得られた迭化細胞を使
用する。たとえば、a−アヂグアニン耐性マウス(BA
LB/c由来)骨髄腫細胞味P3−X63Ag8−Ul
 (P3−Ul)〔カレント・トピックス・イン・ミク
ロバイオロジイ・アント−イムノロシイ(Curren
t Topicsin  Microbiology 
and 1mmunology)81. 1〜7(19
78)) 、P3−NS I/ 1−Ag41 (NS
−1)〔ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・イムノロシ
イ(European J、 Immunology)
、6  。
511〜519(1976) ) 、SP210−Ag
 14(SP−2)[:ネイチ+ −(Nature)
 、 276 。
269〜270 (1978)) 、P3−X63−A
g8653(653)Cジャーナル・オブ・イムノロシ
イ(J、 Immunology)、旦、 1548〜
1550(1979)) 、P 3−X 63−Ag 
8  (X63)  Cネイチ+ −(Nature)
、 256 、495〜497(1975) 〕などが
用いられる。
これらの細胞株は、8−アザグアニン培地[:RPM+
−1640培地にグルタミン(1,5mM)、2−メル
カプトエタノール(5X10−’M)、ジェンタマイシ
ン(10■/m1)および牛胎児血清(Fe2)(10
%)を加えた正常培地に、さらに8−アザグアニン(1
5■/ml )を加えた培地〕で、継代するが、細胞融
合の3〜4日前jこ正常培地に継代し、融合当日2×1
07以上の細胞数を確保する。
(3)   細 り包 融 合 (1)で免疫したマウスに10〜200μg/匹のラフ
ォーラ@患者心筋ホモジネートあるいは異常グリコーゲ
ンを復腔内に投与し、3〜4日後に弾臓を摘出し、脾細
胞を調製する。この脾細胞と(2)で得られる骨髄腫細
胞株をMEM培地(日永製薬社製)または、PBSでよ
く洗浄し、細胞数が、胛細胞:骨髄腫細胞−5〜10:
1になるように混合し、遠心分離にかける。上清を揄で
、沈澱した細胞群をほぐした後、攪拌しながらポリエチ
レングリコール(P E G100O〜4000)1〜
4g、MEM培地1〜4ml、ジメチルスルホキシド(
Dimethylsulfoxide)  0.5〜1
.0〜Lの混液0.1〜L、 Oml / 10!牌細
胞を加え、0.5〜10分後にMEM培地0.5〜3m
lを加える。その後0.5〜2分毎にM E M培地0
.5〜3mlを数回加えた後、MEM培地を30〜5Q
ml加える。
遠心後、上清を捨て、ゆるやかに細胞をほぐした後、正
常培地50〜20 Qmlを加え、メスピペットでゆる
やかに細胞を懸濁する。この懸濁液を培養用プレートに
半容量/穴ずつ分注し、3〜7%CO2インキユベータ
ー中、35〜40℃で10〜30時間培養する。培養プ
レートに半容量/穴のHAT培地〔正常培地にヒポキサ
ンチン(10−’〜10−3M)、チミジン(10−’
〜to−’M)およびアミノプテリン(10−’〜10
−’M)を加えた培地〕を加え、さらに10〜30時間
培養する。以後1〜3日間日間1コ〜30 捨て、新たに同量のHAT培地を加え、CO2インキ二
ヘーター中、35〜40℃で10〜14日間培養する。
コロニー状に生育してきた融合細胞の認められる穴につ
いて、上浦半容量を捨て、HT培地(HAT培地からア
ミノプテリンを除いた培地)を同量加え、以後1〜3日
間日間1コ〜30HT培地で3〜4日間培養後、培養上
清の一部をとり上記の酵素免疫測定法により、抗異常グ
リコーゲン抗体価を測定する。
抗体価の認められた穴について、限界希釈法によりクロ
ーニングを2〜4回繰り返−し、安定して抗体価の認め
られたものを、抗異常グリコーゲン単りローン性抗体産
生ハイブリドーマ株として選択する。
(4)単クローン性抗体の調製 プリスタン( 2. 6.10. 14−テトラメチル
ペンタデカン)処理した8〜10:i!A令BALB/
c系マウスに(3)で得られた抗異常グリコーゲン単り
ローン性抗体産生ハイブリドーマ細胞2〜4×10’〜
7個/匹を腹腔内注射する。10〜21日でハイブリド
ーマは腹水癌化する。このマウスから腹水を採取し、遠
心分離して固形分を除去後、50%硫安、40%硫安塩
析し、PBS(pH7.2)で1〜2日間透析する。こ
の透析画分を粗@製単りローン性抗体として精製、定量
用に供することができる。
さらに精製が必要な場合には、DE A E−セファロ
ースカラム、プロティンへーカラムあるいはセファクリ
ルS−300カラムなどに通塔し、活性画分(IgGS
 IgMあるいはIgA画分)を集める。
抗体のインタイブ、サブクラスの決定は0uch−te
r+ony法(免疫学実験入門、生物化学実験法15、
学会出版センター刊、p.74 、  1981年)に
よって行う。
蛋白量の定量は、フォーリン法および280nmの吸光
度より算出する。
本発明の単クローン性抗体を生産するハイブリドーマ細
胞株KM−279は英国 EuropeanColle
ction of Animal Ce1l Cu1t
ure(巳CACC) !ご1986年7月3日付でE
CACCNα86070304として寄託しである。
実施例1 (1)免疫マウス牌細胞の調製 8週令のBALB/c雌マウス(静岡県実験動物農業協
同組合)にアジユバントとして水酸化アルミニウムゲル
2mg/匹および百日咳菌死菌ワクチン(千葉系血清研
究所)1x10s細胞/匹と抗原としてラフォーラ病患
者心筋ホモジネートあるいはそれから抽出した異常グリ
コーゲン100g/匹を腹腔内投与し免疫した。
以後、1ないし2週問おきに、ラフォーラ病患者心筋ホ
モジネートあるいはそれから抽出した異常グリコーゲン
100■/匹を腹腔内に投与し、2回目以降の免疫をか
けた。3回目の免疫以降、免疫の5〜7日後に眼底静脈
叢より採血し、血清中の抗−異常グリコーゲン抗体価を
同相法による酵素免疫測定法で調べた。血清中の異常グ
リコーゲンに対する抗体価が正常マウス血清の103倍
以上のマウスに、更に異常グリコーゲン100x/ml
を腹腔内投与して追加免疫し、3日後このマウスから脾
細胞を調製して細胞融合に用いた。
〔2)マウス骨髄腫細胞の調製 8−アザグアニン耐性マウス骨髄腫細り包P3−Ulを
正常培地CRP、’JI−16401: クルタミ71
.5 m M % 2−メルカプトエタノール5xlQ
−5M1ジ工ンタマイシン10x/mlおよび牛胎児血
清Q、 1ml /m+を加えた培地〕に培!’(37
℃、coi 5%a気)L、、、4日後に2Xlo7以
上の細頭包を1与る。
(3)ハイブリドーマの作製 M E M (日永製薬社製)でよく洗浄した免疫マウ
ス牌細1]alX10”個とマウス骨髄腫細胞2X10
’個とを混合し、1.20 Orpm テ5分間遠心分
離にかける。
沈澱として得られた脾細胞とP3−Ulの混合した細胞
群をよくほぐした後、攪拌しながら37℃、ホリエチレ
ングリコールー1000(PEG  1000 ) 2
 g、、MEM 2mlおよびDMSo  0.7m1
(7)混液0.5mlを加え、1分後にMEMlmlを
加えた。その後MEM1mlを1分毎に5回加えた後、
MEMを全容量が50mlとなるよう加える。900r
pI11で遠心分離後、上清を捨て、ゆるやかに細胞を
ほぐした後、HAT培地〔上記正常培地にヒポキサンチ
ン10−’M、チミジンly5 X 10−’M、およ
びアミノプテリン4X10−’Mを加えた培地] 10
0m1を加え、10m1メスピペツトでゅるやかに細胞
を墾濁する。
懸濁液を96大培養用プレート〔falcon 。
ベクトン・ディッキンソン社製〕に200■/穴ずつ分
注し、5%cO□インキュベーター中37℃で、10〜
14日間培養する。
コロニー状に成育してきた融合細胞のみられる穴につい
て、上ff1100μQを捨て、HT培地〔上記HAT
培地よりアミノプテリンを除いた培地〕を1004加え
、37℃で培養する。以後2日間同様にHT培地への交
換を行い、培養を続け4日後、培養上清の一部を採取し
、抗異常グリコーゲン抗体価を上記の同相酵素免疫測定
法により測定する。
抗体価の認められた穴については、限界希釈法によりク
ローニングを2回繰り返し、安定して抗体価の認められ
たクローンを抗異常グリコーゲン単りローン性抗体産生
ハイブリドーマ株として、KM−279を選択する。
(4)単クローン性抗体の精製 ブリスタン処理(2,6,10,14−テトラメチルペ
ンタデカン0.5ml/匹を腹腔内投与し、1〜2週間
飼育する。〕した8i1令ヌードマウス(BALB/c
 nu −/nu−)雌マウスに上記で得られたハイプ
リドーマ株各4 X 10’細胞/匹を腹腔内注射する
。10〜21日後にハイプリドーマ株は腹水癌化する。
10〜21日後に腹水のたまったマウスから腹水(4〜
loml/匹)を採取し、遠心分離して固形分を除去し
た。上清を50%硫安塩析、40%硫安塩析し、PBS
(p H7,2)で2日間透析する。これを粗精装車ク
ローン性抗体とする。粗精装車クローン性抗体をDEA
E−セファロースカラムに通塔後、溶出し、IgG画分
を集め、精装車クローン性抗体とする。
ラフォーラ病、糖原病■型の病理診断は通常の免疫組織
学的手法により行うことができる。
具体例は実施例2に示す。
(5)単クローン性抗体の抗原特異性 同相酵素免疫測定法により、精装車クローン性抗体の特
異性を検討した。抗原としては、ラフォーラ病心筋由来
異常グリコーゲン(参考例1)、正常グリコーゲン(半
井化学社製)、牛血清アルブミン(シグマ社製)を用い
た。
その結果を第1表に示した。
第1表  KM−279の反応特異性 異常グリコーゲン     0.990正常グリコーゲ
ン     0.007牛血清アルブミン     0
.008実施例2 ミクロトームで5μmにスライスしたラフォーラ病ある
いは糖原病■型患者由来の心筋や皮膚の゛    ホル
マリン固定パラフィン包埋組織切片を、卵白アルブミン
でコートしたスライドグラスに固定し、キシレンで脱パ
ラフイン後、アルコール−水で段階的に親水化した。レ
ジン水で5分間すすぎ、0.3%H20,を含むメタノ
ール中で室温30分間静置し、内因性ペルオキシダーゼ
をブロックした。次に切片を20分間PBSで洗浄後、
希釈したウマ正常血清中で室温20分間静置した。切片
から過剰の血清を吸い取り、第1抗体(抗−異常グリコ
ーゲン単クローン性抗体KM−297,20■/ml 
)と300分間反応せた。洗浄後、希釈ビオチン化抗体
(ビオチン化つサギ抗■gG抗体)を300分間反応せ
、さらに洗浄後、アビジン−ビオチン−ペルオキシダー
ゼ複合体(ベクター社製)を300分間反応せた。よく
洗浄後、ペルオキシダーゼ基質C0,02%H202を
含む0.1Mトリス−塩酸バッファー(pH7,2)で
關整した0、1%ジアミノベンジジンテトラヒドロクロ
ライド(diaminobenzidine tetr
ahydrochloride)3を2分間反応させ、
水冷中で反応を停止した。ヘマトキシレン染色後、アル
コール−水およびキシレンで脱水後、カナダバルサムで
固定し、検鏡した。
その結果、ラフォーラ病、糖原病■型患者由来の心筋や
皮膚では、広汎に、異常グリコーゲンの沈着像(ラフォ
ーラ小体)が観察された。
一方、健常人の心筋や皮膚切片は、同様の処理をほどこ
しても、全く染色像は認められなかった。
参考例1 ラフォーラ病患者由来の心筋5〜10gを細切し、最終
濃度が10%になるように20%トリクロル酢酸溶液を
加えながらすりつぶしてから、ホモゲナイザーで均質化
する。ホモジネートを3.00Orpmで10分間遠心
分離し、その上清をとり、2倍量の99.5%エタノー
ルおよび1/30容量の飽和塩化カリウム液を加えてよ
く攪拌する。
再び3.00 Orpmで10分間遠心分離し、沈澱画
分をとる。この沈澱画分をレジン水に溶解する。
エタノール、飽和塩化カリウムによる沈澱操作を3回く
り返したものを、異常グリコーゲンとして用いた。
発明の効果 本発明によれば、ラフォーラ病または糖原病■型の検出
に有用な単クローン性抗体が提供される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ラフォーラ小体に反応する単クローン性抗体。
  2. (2)IgGクラスに属する特許請求の範囲第1項記載
    の単クローン性抗体。
  3. (3)ラフォーラ病患者の心筋ホモジネートまたはそれ
    から抽出したラフォーラ小体で哺乳動物を免疫し、該免
    疫動物の脾細胞と哺乳動物の骨髄腫細胞とを融合させ、
    得られるハイブリドーマ細胞株からラフォーラ小体に反
    応するハイブリドーマ細胞株を選び、該細胞株を培地に
    培養するか、哺乳動物の腹腔に投与して腹水化し、培養
    物または腹水中にラフォーラ小体に反応する単クローン
    性抗体を蓄積させ、該培養物または腹水から該単クロー
    ン性抗体を採取することによって得られる特許請求の範
    囲第1項記載の単クローン性抗体。
JP61163414A 1986-07-11 1986-07-11 抗ラフオ−ラ小体単クロ−ン性抗体 Granted JPS6319562A (ja)

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JP61163414A JPS6319562A (ja) 1986-07-11 1986-07-11 抗ラフオ−ラ小体単クロ−ン性抗体
CA000541610A CA1294905C (en) 1986-07-11 1987-07-08 Anti-lafora body monoclonal antibody
EP87306182A EP0252768B1 (en) 1986-07-11 1987-07-13 Anti-lafora body monoclonal antibody
US07/072,293 US4962032A (en) 1986-07-11 1987-07-13 Anti-lafora body monoclonal antibody
DE87306182T DE3787416T2 (de) 1986-07-11 1987-07-13 Monoklonaler Antikörper gegen Laforakörper.

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