JPS6319415Y2 - - Google Patents

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JPS6319415Y2
JPS6319415Y2 JP1983094064U JP9406483U JPS6319415Y2 JP S6319415 Y2 JPS6319415 Y2 JP S6319415Y2 JP 1983094064 U JP1983094064 U JP 1983094064U JP 9406483 U JP9406483 U JP 9406483U JP S6319415 Y2 JPS6319415 Y2 JP S6319415Y2
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JP
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top plate
washbasin
tip
bolt
back surface
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JP1983094064U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は洗面化粧台や流し台等の天板に、洗面
器やタンク等を固定する洗面器等の取付構造に関
するものである。
従来にあつて、例えば洗面器を洗面化粧台の天
板に固定する取付構造は、第1図及び第2図に示
す通りである。第1図は洗面化粧台(図示せず)
の天板1と、該天板1に固定された洗面器2を裏
面側から見た部分断面斜視図、第2図は第1図の
A部を拡大した図面である。従来における洗面器
2の取り付けは、先づ天板1の中央部に設けた嵌
合孔3に、環状の枠体4を装着する。該枠体4
は、環状立壁部4aと内外の鍔部44b及び4c
とで断面T字状をなしており、環状立壁部4aに
は所定間隔ごとにフツク係合用の長孔5が穿設さ
れている。上記枠体4の嵌合3への装着は、環状
立壁部4aを天板表面1a側から嵌合孔3に挿入
して、外鍔部4cを天板表面1aに接合させる。
そして、次に洗面器2を嵌合孔3内に配設し、そ
の表面2aを枠体4の内鍔部4bに接合させる。
これにより、枠体4は、天板1の嵌合孔壁面3a
と洗面器2の外周側面2cとの間に形成される間
隙を覆蓋するようになる。
しかる後は、締付ボルト6、梃子材7、フツク
8よりなる締付金具9で、洗面器2を天板1に対
して固定するものである。締付金具9の梃子材7
は、後端部に締付ボルト6が螺合貫通しており、
中間部では係合孔10を介してフツク8がこれに
係合保持されている。フツク8の先端部は環状立
壁部4aの長孔5に係合している。また梃子材7
の先端部7aは、、洗面器の裏面2bに当接して
いる。更に上記締付ボルト6の先端面6aは、木
片11を介して天板裏面1bに当接している。締
付ボルト6を締め廻すことにより、梃子材7は洗
面器裏面2bとの当接部(先端部7a)を支点と
して第2図の上方に押圧され、同時に環状立壁部
4aも上方に押圧される。このとき洗面器2は、
上記押圧の反力を受けて枠体2の内鍔部4bと梃
子材7の先端部7aとの間に挟持され、天板1に
対しての固定がなされるものである。
ところが、従来の上記洗面器2の固定にあつて
は、締付ボルト6に対応する天板裏面1bの位置
に木片11を接着固定する必要があつた。これ
は、締付ボルト6の先端面6aを、天板裏面1b
に直接当接させると、材質が相異することと相俟
つて締付ボルト6の押圧力及び回転力により、該
ボルト6の先端面6aが天板裏面1bに食い込む
ので、これを防止するためである。上記木片11
の天板裏面1bに対する接着は、その位置決めを
正確に行なわねばならず、また木片11の設置数
もかなり多いので、該木片11の接着作業に多大
の労力と手間を要する欠点があつた。それに、上
記木片11の固定は、接着した後の養生に、約1
目を必要としており、作業能率が非常に悪いとい
う欠点があつた。更に木片11は経年変化により
腐食することがあり、結果として洗面器2の固定
が緩むということがあつた。
本考案は従来の上記欠点に鑑みてこれを改良除
去したものであつて、締付金具を構成する締付ボ
ルトの先端に、回転自在に嵌合し、且つ天板裏面
に対しては締付ボルトの押圧力を直接伝達するよ
うにした先端押圧部材を設けることにより、従来
用いていた木片を不要になし、洗面器等の取付作
業を大幅に簡略化することのできる洗面器等の取
付構造を提供せんとするものである。
以下に本考案の構成を、洗面化粧台の天板に洗
面器を取り付ける場合の実施例に基づいて説明す
ると次の通りである。尚、従来の場合と同符号の
ものは同部材である。
第3図乃至第7図は本考案の第1の実施例を示
すものである。締付金具12の構成を除けば、他
は第1図及び第2図に示す従来の場合と同じであ
る。而して、この場合の締付金具12は締付ボル
ト13の構成に特徴を有している。締付ボルト1
3は、第4図に示す如く、ボルト先端部に係止部
14を有し、該係止部14から所定間隙を置いて
固定部15が設けられている。そして、係止部1
4と固定部15との間には、外観が広角度円錐台
形をしたラツパ状の先端押圧部材16が遊嵌合状
態で嵌挿されてこれらに挾持されている。次に上
記締付金具12の製作要領を説明する。先づ、第
5図に示すようにボルトの螺子部17に、梃子材
7と固定部15を形成するためのナツト18等を
この順序で螺合させ、続いて広角度円錐台形をし
たラツパ状の先端押圧部材16を遊嵌させる。そ
して、内周面に螺子部19aを有する筒状部材1
9をボルトの螺子部先端に螺合させ、第6図に示
す如く、該筒状部材19の先端((同図の上方側)
を拡開する。同時にカシメ加工を施して、該筒状
部材19をボルトの螺子部先端に固定し、先端押
圧部材17の逸脱防止を図る係止部14を形成す
る。しかる後は、第7図に示す如く、先端押圧部
材16及びナツト18をボルト先端部側に移動さ
せて、前記筒状部材19とナツト18とで先端押
圧部材16を回転自在に挾持する。そして、この
位置でナツト18を溶接等によりボルトの螺子部
17に固定し(第4図参照)、先端押圧部材16
の固定部15を形成する。この状態にあつて、先
端押圧部材16の先端は、ボルトの螺子部先端及
び筒状部材19の先端よりも前方(第4図の上
方)へ突出している。
上述のように構成された締付ボルト13は、そ
の使用状態にあつて、第3図に示すように天板裏
面1bに対して、先端押圧部材16が当接する。
該先端押圧部材16は、係止部14と固定部15
との間に遊嵌合状態で挾持されており、ボルトの
回転は伝達されない。このため、天板裏面1bに
対しては、ボルトの押圧力のみが作用することに
なり、先端押圧部材16は天板裏面1bに食い込
むことはない。それに、先端押圧部材16の天板
裏面1bと接触する部分は、その径がボルトの径
よりもかなり大であり、ボルト先端面を直接天板
裏面1bに当接させる場合よりも、大きな接触範
囲が得られ、しかもボルトの回転が伝達され難く
なるので、確実にボルトを安定させることができ
るものである。従つて、この実施例では、第1図
及び第2図に示すように木片11を必要とせず、
ボルト13の締付作業だけで洗面器2を天板1に
対して取り付けることができ、その作業が非常に
簡単である。
尚、この実施例では、梃子部材7の中間部を環
状立壁部4aの長孔5に直接挿入してこれに係合
させ、フツク8を省略している。もちろん、本実
施例はフツク8を用いることも可能である。
第8図は、本考案の第2の実施例に係る締付金
具20を示すものである。該締付金具20の締付
ボルト24は、ボルト先端17aに卵形状のヘツ
ド21aと、該ヘツド21aよりも小径の首部2
1bを有する係止部材21を、螺合或いは溶接等
により固定し、係止部14を形成している。そし
て、ボルト先端面17aを固定部15に兼用し、
係止部14と固定部15との間に先端押圧部材2
2を遊嵌合させている。先端押圧部材22は、外
観が広角度円錐台形であつてフラツトな先端面2
2aを有し、該先端面22aの中央部に上記係止
部材21を嵌挿するための部22b及び孔22c
が穿設されている。また先端面22aには、ゴム
等の緩衝材23が埋設或いは接着等により固定さ
れている。このような締付ボルト24であれば、
天板裏面1bに対する接触面積が大きく、且つ緩
衝部材23により滑り止め及び緩衝作用がなされ
るので、前記実施例にも増して優れた安定力が得
られ、また天板裏面1bを損傷させることがな
い。その他の構成並びに作用効果は前記第1の実
施例と同じである。
尚、上述の各実施例は、いずれも洗面器2を洗
面化粧台の天板1に固定する場合について説明し
たが、本考案の技術は流し台の天板にタンクを固
定する場合等にも適用可能である。
以上説明したように、本考案の特徴的要部であ
る締付ボルト先端部には、広範接面が最前方に進
出する広角度円錐台形の先端押圧部材を回転自在
に設けることにより、締付操作時に押圧力のみが
伝達され、その押圧力が板の当接面に対して広範
囲に及ぶようになされている。従つて、本願考案
は、洗面器等を天板に固定する場合に、次に列挙
する効果を奏するものである。
天板裏面と締付ボルトとの間に木片を接着固
定する煩雑な作業が省略でき、作業能率を著し
く向上せしめることができる。
締付ボルトは、天板裏面に対して高安定度の
もとに締付けられるので、締付け後に位置ずれ
が生じるようなことはない。
天板裏面に当接される先端押圧部材には、締
付ボルトの押圧力のみが伝達されて、その回転
力は全く伝達されず、また押圧力は当接面に対
して広範囲に及ぶので、天板裏面に局部的な食
い込み傷を生ぜしめることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の洗面器と天板の取付構造を裏面
側から見た部分断面斜視図、第2図は第1図のA
部拡大図、第3図乃至第7図は本考案の第1の実
施例に係るもので、第3図は洗面器と板の取付構
造を示す部分断面図、第4図は締付金具の全体を
示す図面、第5図乃至第7図は締付金具の製作要
領を示す図面、第8図は本考案の第2の実施例に
係る締付金具の全体を示す図面である。 1……天板、3……嵌合孔、2……洗面器、4
a……環状立壁部、4b……内鍔、4c……外
鍔、4……枠体、12,20……締付金具、1
3,24……締付ボルト、7……梃子材、14…
…係止部、15……固定部、16,22……先端
押圧部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 洗面化粧台等の天板に設けた嵌合孔内に洗面器
    等が配置され、環状立壁部と内外の鍔部とで断面
    T字状をなす枠体の上記環状立壁部が上記天板の
    表面側から上記嵌合孔の壁面と洗面器等の外周側
    面との間に挿し込まれ、上記天板裏面側に配置さ
    れた梃子材の中間部が上記環状立壁部に係合さ
    れ、該梃子材の先端部が上記洗面器等の裏面に当
    接されると共に、その後端部に螺合された締付ボ
    ルトが上記天板の裏面に締付けられるようになさ
    れた洗面器等の取付構造において、上記締付ボル
    トは螺子部の先端側に形成された係止部と、該係
    止部から所定間隙をもつて螺子部に形成された固
    定部と、上記係止部と固定部との間に回転自在に
    挟持され且つ広範当接面がボルト先端面及び係止
    部よりも前方へ進出する広角度円錐台形の先端押
    圧部材とで構成されていることを特徴とする洗面
    器等の取付構造。
JP9406483U 1983-06-17 1983-06-17 洗面器等の取付構造 Granted JPS604667U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9406483U JPS604667U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 洗面器等の取付構造

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JP9406483U JPS604667U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 洗面器等の取付構造

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JPS604667U JPS604667U (ja) 1985-01-14
JPS6319415Y2 true JPS6319415Y2 (ja) 1988-05-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630741U (ja) * 1979-08-16 1981-03-25
JPS5644869U (ja) * 1979-09-14 1981-04-22

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