JP2542360Y2 - ロツクボルト装置 - Google Patents

ロツクボルト装置

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JP2542360Y2
JP2542360Y2 JP1991065911U JP6591191U JP2542360Y2 JP 2542360 Y2 JP2542360 Y2 JP 2542360Y2 JP 1991065911 U JP1991065911 U JP 1991065911U JP 6591191 U JP6591191 U JP 6591191U JP 2542360 Y2 JP2542360 Y2 JP 2542360Y2
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rock bolt
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spherical
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和夫 木内
建三 斎藤
修 渡辺
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岡部株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地山等の表面を固定保
持するロツクボルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロツクボルト装置によっ
て地山等の表面を固定保持するには、図8に示すよう
に、地山(イ)の穿孔(ロ)内に挿入して固定したロツ
クボルト(ハ)の外方突出基部に、順次、正方形板の中
央部を外側へ膨出させた山形板(ニ)の中央通孔
(ホ),半球形座金(ヘ)の中央通孔(ト)を嵌合して
六角ナツト(チ)を螺合し、その六角ナツト(チ)をね
じ込んで行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】地山の穿孔内にロツク
ボルトを挿入して固定したとき、そのロツクボルトの軸
方向と、地山表面、または地山表面に当てる支圧板等の
表面(以下、これを単に地山等の表面と言う。)との角
度が直角になる場合は稀である。
【0004】ロツクボルトの軸方向と地山等の表面とが
直角にならないと、通常はロツクボルトの外方突出基部
に平板の中央通孔を嵌合し六角ナツトを螺合して直接そ
のナツトにより平板を締付けても、押えようとする地山
等の表面と平板とを面接触させることが不可能である。
【0005】したがって、このような場合は、図8に示
すように、山形板(ニ)と半球形座金(ヘ)との組合せ
によってロツクボルト(ハ)の基部を地山(イ)等の表
面に定着させることが多い。
【0006】しかし、このような従来のロツクボルト装
置においては、
【0007】(1) 山形板(ニ)の中央通孔(ホ)と
半球形座金(ヘ)との接触が点または線接触であるた
め、荷重が作用すると山形板(ニ)が変形し易く、凹む
ところが生じて締付けがゆるむ状態になる。
【0008】(2) 山形板(ニ)はプレス等により膨
出させているので、地山等の表面より上記膨出させた高
さ分だけロツクボルト装置の突出長さが多くなる。
【0009】(3) 山形板(ニ)の膨出部内にモルタ
ル等を充填することは可成り難しいので、その膨出部内
に雨水等が入って錆を生じる原因になり、防錆上問題と
なる。
【0010】(4) 山形板(ニ)の製作費が高い点で
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は、製作費が安
く、突出長さが短くて地山等の表面を堅固に固定保持す
るロツクボルト装置を提供することを目的とする。
【0012】すなわち、ねじボルトより成るロツクボル
トの基部に、中央通孔の外側内周縁部分に球面凹部を設
けた板状体を挿通し、上記板状体の球面凹部に嵌合して
押圧する球面凸部を先端側に有する締着体を挿着してロ
ツクボルト装置を構成し、製作費が安く、突出長さが短
くて地山等の表面を堅固に固定保持する目的を、中央通
孔に球面凹部を設けた板状体と、球面凸部を有する締着
体とを組合せて用いることにより実現した。
【0013】
【実施例】図1乃至図7は、本考案の一実施例を示し、
その構成を図面について説明すれば、(a)は地山、
(b)は地山(a)に設けた穿孔である。
【0014】(1)はねじボルトより成るロツクボル
ト、(2)はその外周面のロープねじ、(3)は板状体
の平板で、正方形に形成して中央部に通孔(4)を穿
つ。(5)は板状体のリング状の球面受け平座金で、そ
の中央通孔(6)の外側内周縁部分には球面凹部(7)
を設ける。(8)は締着体の球面凸部付ナツトで、六角
ナツト部(9)の内側の先端部に球面凸部(10)を一
体に形成し、内周面にはロープねじ孔(11)を設けて
成る。
【0015】その作用を説明する。図1に示すように地
山(a)の穿孔(b)内に、従来と同様にロツクボルト
(1)を挿入してロツクボルト(1)をその先端の固定
金具により地山(a)に固定し、または、地山(a)に
ロツクボルト(1)の先金で穿孔(b)を形成しながら
ロツクボルト(1)を挿入した後、穿孔(b)内に薬液
を注入する等してロツクボルト(1)を地山(a)に固
定する。
【0016】その後、ロツクボルト(1)の外方突出基
部に、板状体の平板(3)および球面受け平座金(5)
の通孔(4),(6)を嵌合して締着体の球面凸部付ナ
ツト(8)をねじ込めば、その球面凸部付ナツト(8)
の球面凸部(10)が板状体の球面受け平座金(5)の
球面凹部(7)を押圧し、締着体の球面凸部付ナツト
(8)、板状体の球面受け平座金(5),平板(3)お
よび地山(a)の表面が互いに圧接してその平板(3)
により地山(a)の表面を固定保持する。
【0017】地山(a)の表面に支圧板を当てる場合
も、その支圧板を当てると、その他は上記と同様に操作
して支圧板により地山(a)の表面を固定保持する。
【0018】本考案は、地山(a)にドリルで穿孔
(b)を形成した後、該穿孔(b)内にアンカーボルト
(1)を挿入してそのアンカーボルト(1)を固定金
具、薬液等により地山(a)に固定するタイプのロツク
ボルト装置や、地山(a)にロツクボルト(1)の先金
で穿孔(b)を形成しながらロツクボルト(1)を挿入
した後、そのロツクボルト(1)を埋殺しにし注入ロツ
クボルトとして使用するタイプの自穿孔ロツクボルト装
置の何れにも実施することができる。
【0019】なお、上記平板(3)および球面受け平座
金(5)より成る板状体は、一体の球面受け板状体にな
してもよい。
【0020】上記締着体の球面凸部付ナツト(8)は、
その球面凸部(10)とナツト部(9)とを、図8に示
すように分離して形成しても、上記と同様に作用する。
【0021】
【考案の効果】本考案のロツクボルト装置は、下記のよ
うな利点がある。
【0022】(1) 球面凹部を設けた板状体と、球面
凸部を有する締着体とを組合せて用いるから、ロツクボ
ルトの軸方向と地山等の表面との角度が直角でなくて
も、その角度に応じて板状体の球面凹部と締着体の球面
凸部との接合位置が若干変るだけで、常に締着体の球面
凸部が板状体の球面凹部に面接触する。従って、荷重が
作用しても板状体が変形することはなくて地山等の表面
を板状体により確実堅固に固定保持する。
【0023】(2) 板状体を使用するから、地山等の
表面より突出するロツクボルト装置の長さが少なくな
る。
【0024】(3) 締着体,板状体および地山等の表
面が互いに密着接触してそれらの間に空間部が無いか
ら、防錆上有益である。
【0025】(4) 座板に板状体を用いるから、製作
費が安くなる。
【0026】(5) 構造は極めて簡単で、容易安価に
製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るロツクボルト装置を設
置した状態の要部の縦断正面図である。
【図2】その板状体の平板の正面図である。
【図3】同上平面図である。
【図4】板状体の球面受け平座金の正面図で、一側半部
を切断して示す。
【図5】同上平面図である。
【図6】締着体の球面凸部付ナツトの正面図で、一側半
部を切断して示す。
【図7】同上平面図である。
【図8】従来のロツクボルト装置を設置した状態の要部
の正断面図である。
【符号の説明】
a 地山 b 穿孔 1 ロツクボルト 2 ロープねじ 3 平板 4 中央通孔 5 球面受け平座金 6 中央通孔 7 球面凹部 8 球面凸部付ナツト 9 六角ナツト部 10 球面凸部 11 ロープねじ孔 イ 地山 ロ 穿孔 ハ ロツクボルト ニ 山形板 ホ 中央通孔 ヘ 半球形座金 ト 中央通孔 チ 六角ナツト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじボルトより成るロツクボルトの基部
    に、中央通孔の外側内周縁部分に球面凹部を設けた板状
    体を挿通し、上記板状体の球面凹部に嵌合して押圧する
    球面凸部を先端側に有する締着体を挿着してなるロツク
    ボルト装置。
JP1991065911U 1991-07-25 1991-07-25 ロツクボルト装置 Expired - Fee Related JP2542360Y2 (ja)

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JPH0510600U JPH0510600U (ja) 1993-02-12
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