JPH0533802A - 衛生器具の留め具及びその留め具を使用した衛生器具の取付方法 - Google Patents

衛生器具の留め具及びその留め具を使用した衛生器具の取付方法

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JPH0533802A
JPH0533802A JP19163391A JP19163391A JPH0533802A JP H0533802 A JPH0533802 A JP H0533802A JP 19163391 A JP19163391 A JP 19163391A JP 19163391 A JP19163391 A JP 19163391A JP H0533802 A JPH0533802 A JP H0533802A
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JP
Japan
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fastener
sanitary
insert member
concrete
position adjusting
Prior art date
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Pending
Application number
JP19163391A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kaneko
哲雄 金子
Shunroku Ishikawa
俊六 石川
Yoshihiro Katsuragawa
佳裕 桂川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁面または床面のコンクリート打設後、タイ
ル工事に先行して衛生器具を取付けることができる衛生
器具の留め具及びその留め具を使用した衛生器具の取付
方法を得る。 【構成】 コンクリート壁面20にインサート部材18
を固定する。このインサート部材18にアンカーボルト
20をねじ込んで固定する。次に、アンカーボルト20
に螺合している固定ピース22をインサート部材18に
ねじ込む。この時、固定ピース22とインサート部材1
8との螺合量を調整して、固定ピース22とインサート
部材18との間隔をタイル38が貼付できる間隔とす
る。次に、便器の取付板21へアンカーボルト20を挿
通して、ナット30で固定し、化粧キャップ30を取付
ける。これによって、コンクリートの打設後、タイル工
事を待たずに、便器を先行して取付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小便器、大便器及び洗
面器等の衛生器具を壁面または床面に固定する衛生器具
の留め具及びその留め具を使用した衛生器具の取付方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、便器等の衛生器具60は、図4に
示されるように、壁面または床面のコンクリートの打設
及び配管の取付工事が完了した後、コンクリートの壁面
または床面に仕上り材としてのタイル等を貼り付けて仕
上面62を形成し、その後仕上面62を穿孔してアンカ
ースクリュー64を打ち込み、このアンカースクリュー
64にボルト66をねじ込んで、取付けられるようにな
っていた。
【0003】このため、従来の施工手順では、コンクリ
ート仕上面64にタイル等を貼り付ける工程が完了しな
いと、衛生器具60を取付ける作業に進めなかった。
【0004】しかしながら、一時期に衛生器具60を取
付ける作業が集中すると、就労人員の標準化が図れず、
工事費の上昇にも繋がる。また、便器等の衛生器具60
の取付けが遅れると、仮設便所の撤去が遅れ、建設現場
内の衛生環境が劣化する。
【0005】これに対処すべく、便器等の衛生器具60
を先付けすることも考えられているが、従来の留め具で
は、壁面または床面の最終的な仕上面62を考慮して便
器等を取付けることができず、また便器等の衛生器具6
0が固定しづらいという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、壁面または床面のコンクリート打設後、タイル工
事に先行して衛生器具を取付けることができる衛生器具
の留め具及びその留め具を使用した衛生器具の取付方法
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る衛生器具の
留め具は、内周面にねじ山が形成されコンクリートに固
定されるインサート部材と、外周面にねじ山が形成され
前記インサート部材と螺合する位置調整手段と、前記位
置調整手段と螺合し前記位置調整手段に衛生器具を固定
する固定手段と、を有することを特徴としている。
【0008】本発明に係る衛生器具の取付方法は、コン
クリートの打設前あるいは打設後に前記インサート部材
をコンクリート面へ固定する第1工程と、前記インサー
ト部材と前記位置調整手段を所定の螺合量で螺合させる
第2工程と、前記位置調整手段に固定手段を螺合させる
第3工程と、衛生器具を前記固定手段で前記位置調整手
段へ固定する第4工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】上記構成の衛生器具の留め具及びその留め具を
使用した衛生器具の取付方法では、壁面または床面のコ
ンクリートが打設された後、タイル目地が墨出しされ、
このタイル目地と衛生器具との取付位置を考慮してイン
サート部材が壁面または床面へ打ち込まれる。なお、イ
ンサート部材はコンクリート打設前に所定位置に取付
け、コンクリートを打設することによって、固定しても
よい。このインサート部材には、位置調整手段がねじ込
まれ、その螺合量を調整することによって、コンクリー
ト仕上面と位置調整手段の端部との間隔が調整される。
次に、この位置調整手段の端部に衛生器具が当てられ、
固定手段が螺合されて、衛生器具が位置調整手段に固定
される。この後、コンクリート仕上面には、仕上り材と
してのタイル等が貼り付けられ、仕上がり面が形成され
るが、コンクリート仕上面と位置調整手段の端部との間
隔は、タイル等の厚みによって調整することができるの
で、タイル等の貼り付け作業の支障とならない。
【0010】
【実施例】図1に示されるように、本発明の第1実施例
に係る衛生器具の留め具10は、底部12を有する小径
の筒体14と、この小径の筒体14と連通する大径の筒
体16で構成されるインサート部材18を有している。
このインサート部材18は、コンクリート打設前に、タ
イル目地40と便器23との取付位置を考慮して型枠に
固定される。
【0011】インサート部材18の小径の筒体14と大
径の筒体16の内周面には、ねじ山が形成されている。
小径の筒体14には、アンカーボルト20の一端部がね
じ込まれ固定されている。アンカーボルト20の略中間
部には、固定ピース22がねじ込まれている。この固定
ピース22は、円形鍔24と、この円形鍔24と同軸上
にインサート部材18の大径の筒体16と螺合するねじ
山が外周面に形成された円柱体26とから構成されてい
る。この固定ピース22とインサート18との螺合量を
調整することにより、コンクリート壁面19と円形鍔2
4との間隔が調整できるようになっている。これによっ
て、コンクリート壁面19に貼付られるタイル26の肉
厚に対応できると共に、便器23のレベル出しが可能と
なっている。また、固定ピース22の円柱体26には、
六角形のアンカープレート28が螺合しており、固定ピ
ース22とインサート部材18との螺合部分が弛まない
ようになっている。
【0012】アンカーボルト20の他端部には、ナット
30が螺合され、このナット30と固定ピース22の円
形鍔24との間には、防水用の六角形のガスケット32
が挿入されている。このガスケット32とナット30と
の間には、便器23の取付板21が挟持されるようにな
っている。
【0013】なお、アンカーボルト20の他端部の先端
には、半球形状の化粧キャップ36が嵌められている。
【0014】次に、第1実施例に係る衛生器具の留め具
10を使用し便器23をコンクリート壁面19に取付け
る取付方法を説明する。
【0015】図2(A)に示すように、コンクリート打
設前に、タイル目地40と便器23との取付位置を考慮
して型枠にインサート部材18を固定する。この時、イ
ンサート部材18の端面がコンクリート壁面19と同一
平面状となるようにする。その後コンクリートを打設
し、硬化したコンクリート壁面19へタイル38の目地
の墨出しを行う。次に、図示しない給排水用のパイプを
取付ける。
【0016】次に、図2(B)に示すように、アンカー
ボルト20の一端部をインサート部材18の小径の筒体
14にねじ込んで固定する。次に、図2(C)に示すよ
うに、アンカーボルト20へ固定ピース22をねじ込ん
でコンクリート壁面19方向に移動し、円柱体26をイ
ンサート部材18の大径の筒体16にねじ込んで固定す
る。この時、固定ピース22の円柱体26とインサート
部材18の大径の筒体16との螺合量を調整することに
よって、コンクリート壁面19にタイル38が貼付でき
る間隔L(図2(D)参照)を確保する。なお、コンク
リート壁面19には、アンカープレート28が押し当て
られるので、固定ピース22の円柱体26とインサート
部材18の大径の筒体16との螺合部分が弛むことがな
い。
【0017】図2(D)に示されるように、アンカーボ
ルト20の他端部へガスケット32を挿通し、次に、便
器23の取付板21に穿設された取付孔42へアンカー
ボルト20を挿通して、ナット30で締め付ける。これ
によって、便器23の取付板21は、ガスケット32を
介在させて固定ピース22とナット30とに挟持されて
固定される。
【0018】図2(E)に示されるように、最後に、便
器23の取付板21とコンクリート壁面19との間にタ
イル38が貼られ、タイル38の仕上面と便器23の取
付板21との隙間にシーリング材44を注入し、アンカ
ーボルト20の他端部に、化粧キャップ36を装着して
全工程が完了する。これによって、コンクリートの打設
後、タイル工事を待たずに便器等の衛生器具が取付ける
ことが可能となるので、柔軟な工程を組むことができ
る。また、工事中においても便器23の使用が可能とな
り、建設現場の衛生環境が向上する。
【0019】なお、設計変更等によって、タイル38の
肉厚が増減しても、固定ピース22の円柱体26とイン
サート部材18の大径の筒体16との螺合量を調整する
ことによって対応できる。
【0020】次に、第2実施例について説明する。図3
(A)に示されるように、第2実施例では、第1実施例
と異なりインサート部材50は内周面にねじ山が形成さ
れた1つの筒体から構成されている。このインサート部
材50は、コンクリート壁面19にタイル目地40が墨
出しされ、このタイル目地40と便器23の取付板21
との取付位置を考慮して打ち込まれる。このように、第
2実施例では、コンクリート壁面19にタイル目地40
が墨出しされた後に、インサート部材50が打ち込まれ
るので、インサート部材50の取付精度が第1実施例に
比較して向上する。
【0021】図3(B)に示されるように、このインサ
ート部材50には、固定ピース22がねじ込まれ、さら
に図3(C)に示されるように、アンカーボルト52に
ガスケット32及び便器23の取付板21を挿通して、
固定ピース22へねじ込み、ナット32で締め付けるこ
とによって、便器23を固定する。これによっても、第
1実施例と同様な効果が発揮される。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る衛生器具の留め具及びその
留め具を使用した衛生器具の取付方法は、上記構成とし
たので、タイル工事に先行して衛生器具を取付けること
ができる。このため、衛生器具の取付作業が集中せず、
就労人員の標準化が図れ、工事費の削減が図れる。ま
た、早期に仮設便所等の撤去が可能となり、建設現場内
の衛生環境を改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る衛生器具の留め具の分解斜視
図である。
【図2】第1実施例に係る衛生器具の留め具の取付方法
を示した断面図である。
【図3】第2実施例に係る衛生器具の留め具の取付方法
を示した断面図である。
【図4】従来工法によって洗面具をタイル壁面に取付け
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
18 インサート部材 20 アンカーボルト(固定手段) 22 固定ピース(位置調整手段) 30 ナット(固定手段) 50 インサート部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面にねじ山が形成されコンクリート
    に固定されるインサート部材と、外周面にねじ山が形成
    され前記インサート部材と螺合する位置調整手段と、前
    記位置調整手段と螺合し前記位置調整手段へ衛生器具を
    固定する固定手段と、を有することを特徴とする衛生器
    具の留め具。
  2. 【請求項2】 コンクリートの打設前あるいは打設後に
    前記インサート部材をコンクリート面へ固定する第1工
    程と、前記インサート部材と前記位置調整手段を所定の
    螺合量で螺合させる第2工程と、前記位置調整手段に固
    定手段を螺合させる第3工程と、衛生器具を前記固定手
    段で前記位置調整手段へ固定する第4工程と、を有する
    ことを特徴とする衛生器具の取付方法。
JP19163391A 1991-07-31 1991-07-31 衛生器具の留め具及びその留め具を使用した衛生器具の取付方法 Pending JPH0533802A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0827904A (ja) * 1994-07-19 1996-01-30 Isao Hinuma Gl工法対応アンカー
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US8023867B2 (en) 2007-03-01 2011-09-20 Ricoh Company, Ltd. Magnet roller and method for the same, magnetic particle-support member, development device, process cartridge, and image forming apparatus
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