JP2511033Y2 - 便器用固定構造 - Google Patents

便器用固定構造

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JP2511033Y2
JP2511033Y2 JP13932489U JP13932489U JP2511033Y2 JP 2511033 Y2 JP2511033 Y2 JP 2511033Y2 JP 13932489 U JP13932489 U JP 13932489U JP 13932489 U JP13932489 U JP 13932489U JP 2511033 Y2 JP2511033 Y2 JP 2511033Y2
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toilet
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弘人 大西
浩之 坂本
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東陶機器株式会社
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、小便器や大便器等の便器を床面又は壁面に
固定するための便器用固定構造に関する。
〔従来の技術〕
従来より、小便器や大便器等の便器を固定するため
に、便器に床面又は壁面への固定部を設け、アンカーボ
ルト等を床面又は壁面に直角にねじ込む構造が採られて
いる。
たとえば第3図に示すように、小便器20の底部側面を
えぐって板状の張出し部21を設け、この張出し部21に、
第4図に示すようにボルト穴22を開け、ボルト23で床面
へ固定している。ボルト23で固定した後は、ボルト23の
頭部に化粧キャップ24を取り付けている。あるいは、ボ
ルト23の頭部は露出状態のままにしている場合もあり、
小便器20の側面に固定作業用の凹部を設け、これにフラ
ンジカバーで蓋をする場合もある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、ボルト23の頭部を露出状態のままにする場
合、小便器20の美観が損なわれるとともに、尿がボルト
23にかかって腐食する等の問題が生じる。また、ボルト
23の頭部が小便器20の陶器面から突き出てしまうため、
見栄えが悪く、また、ボルト23の周囲が掃除しにくいた
め汚れ易くなるという問題があった。化粧キャップ24を
取り付けることにより、尿が直接ボルト23にかかること
はなくなるが、化粧キャップ24が陶器面から突出するた
め依然見栄えが悪く、また、汚れ易いという問題が残
る。
また、小便器20の側面に形成された固定作業用の凹部
にフランジカバーで蓋をする場合においては、ボルトが
完全に隠れるので、尿がボルトにかかるおそれはない
が、小便器据付け時の作業空間を考えると、どうしても
小便器の側面えぐりが大きくなるため、見栄えがよいと
はいえなかった。
本考案は、上記の欠点を解消するためになされたもの
で、便器の固定部を便器の内部に設けることにより、美
観が損なわれず、また、汚れの付着が少ない便器の固定
構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の便器用固定構造は、雌ねじ部を備え床面又は
壁面に固定される固定板と、便器本体の外壁部から便器
内部に伸延して前記雌ねじ部に対向し且つ該雌ねじ部に
対応した透孔を有する取付部と、前記外壁部に前記雌ね
じ部に対応して開設された施工用孔と、該施工用孔及び
前記透孔を介して前記雌ねじ部に螺入され前記取付部を
前記固定板に締結するビス又はボルト等の締結具とを備
えたことを特徴とする。
また、取付部を外壁面から斜めに立ち上げると共に、
固定板に取付部の下面に沿う斜めの姿勢の取付け片を設
け、この取付け片に雌ネジ部を備える構成としてもよ
い。
〔作用〕
固定板を便器本体の取付面に予め固定しておきその雌
ねじに便器本体の内部に設けた取付部の透孔を合わせて
仮置きする。そして、便器本体の外壁部の施工用孔から
ビス又はボルト等の締結具を差し込み、工具を利用して
この締結具を透孔から固定板の雌ねじにねじ込めば、取
付部が固定板に連結され、便器本体はその取付面に固定
される。この施工において、締結具は便器本体の中に隠
れてしまうので、その頭部等が便器本体の表面から突き
出ることのない施工が可能となる。
取付け部を斜めに立ち上げたものとし、固定板にはこ
の取付け部の下面に沿う取付け片を設けてこれに雌ネジ
部を備えるようにすれば、この雌ネジ部に螺合する締結
具を外壁の外から締め上げることで、便器本体をその据
付け面側に押し付けることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本考案の
特徴を具体的に説明する。
第1図は本考案実施例の小便器用固定構造の固定後の
状態を示す部分切断斜視図、第2図は同小便器用固定構
造作業途中の状態を示す部分断面図である。
陶器製の小便器本体1の底部の外壁部2に、施工用孔
3が開設されている。また、小便器本体1の内部には、
外壁部2から小便器内部に伸延する取付部4が、外壁部
2に対して上向きに傾斜して形成されている。この取付
部4の前記施工用孔3に対応する個所には、透孔5が開
設されている。
一方、小便器本体1を固定すべき床面6には、金属製
の固定板7が取り付られ、その両端が内側に傾斜して折
り曲げられて、前記取付部4と略平行な取付片8が形成
されている。なお、第1図及び第2図においては、一端
のみ図示している。固定板7の取付片8には雌ねじ部9
が形成されている。この雌ねじ部9は、取付片8に取付
部4の透孔5に対応して透孔10を形成するとともに、取
付片8の背面の透孔10位置にナット11を溶接することに
より形成される。また、締結具として使用するビス12に
透孔5より径大の座金13が遊嵌されるとともに、ビス12
の先端部に座金係止具として本実施例ではOリング14が
取り付けられている。
次に、上述の固定構造による固定作業の手順について
説明する。
まず、床面6に固定板7を取り付け、この上に小便器
本体1を載置して、固定板7のナット11と取付部4の透
孔5の位置を合わせる。
次に、第2図に示すように、外壁部2の施工用孔3に
ビス12を挿入し、更に、取付部4の透孔5を介してナッ
ト11に螺入する。このとき、ビス12に遊嵌されている座
金13が落下しようとするが、Oリング14により係止され
るので、ビス12の先端がナット11にねじ込まれる前に、
座金13がビス12から抜け落ちることはない。
ビス12をドライバ等で更に回転させると、ビス12がナ
ット11にねじ込まれ、Oリング14がナット11の位置に到
ると、Oリング14はねじ込みに合わせて自然にスライド
する。したがって、Oリング14が締め付けの邪魔になる
ことはない。
ビス12を最後まで締め付けると、第1図に示すよう
に、ビス12の頭部12aと固定板7の取付片8との間に、
座金13及び取付部4が挟まれ、床面6に対して小便器本
体1が固定されることになる。このとき、取付部4及び
取付片8はともに傾斜しているので、ビス12を締め付け
ると、小便器本体1に垂直荷重がかかり小便器本体1を
床面6に対して確実に固定することができる。
小便器本体1の固定が全て完了した後には、第1図に
示すように、施工用孔3を化粧用のキャップ15で塞ぐ。
このキャップ15は、施工用孔3を塞ぎさえすればよいの
で充分薄くすることができ、小便器本体1の外壁部2か
ら突出する部分は少ない。したがって、小便器の美観を
損ねることがなく、また、汚れにくい。
上記のように、本実施例によれば、ビス12の頭部12a
は小便器本体1の内部へ隠れてしまうため、小便器の見
栄えがよくなり、また、ビス12の頭部12aの周囲に汚れ
が付着することがない。
なお、実施例においては、小便器本体1を床面6に固
定しているが、壁面に固定する場合も同様な固定構造を
採用することができる。また、小便器だけでなく大便器
やその他の便器にも本考案が適用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の便器用固定構造におい
ては、便器本体の外壁部に開設した施工用孔からビス又
はボルト等の締結具を挿通し、便器本体内部に形成した
取付部において便器本体を固定するようにしている。こ
のため、便器本体を固定する締結具の頭が便器本体内部
に隠れ、便器本体の美観が向上すると共に、便器本体の
表面に突起物がないので埃の堆積がなく掃除も簡単なの
で常に衛生的に使える。また、取付面に予め固定した固
定板に対して施工用孔から締結具をねじ込むだけの作業
でよいので、施工も簡単になる。
また、斜めの姿勢の取付け部及び固定板の取付け片を
備えることによって、取付け片に設けた雌ネジ部との締
結具を外壁の外から締め上げることで、便器本体を据付
け面側に押し付けることができ、安定した固定が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の便器用固定構造の固定後の状態を示す
部分切断斜視図、第2図は作業途中の状態を示す断面
図、第3図は従来の固定構造が適用された小便器を示す
正面図、第4図は同小便器の固定構造部分を拡大して示
す断面図である。 1:小便器本体、2:外壁部 3:施工用孔、4:取付部 5:透孔、6:床面 7:固定板、8:取付片 9:雌ねじ部、10:透孔 11:ナット、12:ビス(締結具) 12a:頭部、13:座金 14:Oリング、15:キャップ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌ねじ部を備え床面又は壁面に固定される
    固定板と、便器本体の外壁部から便器内部に伸延して前
    記雌ネジ部に対向し且つ該雌ネジ部に対応した透孔を有
    する取付部と、前記外壁部に前記雌ネジ部に対応して開
    設された施工用孔と、該施工用孔及び前記透孔を介して
    前記雌ネジ部に螺入され前記取付部を前記固定板に締結
    するビス又はボルト等の締結具とを備えたことを特徴と
    する便器用固定構造。
  2. 【請求項2】前記取付部を前記外壁部から斜めに立ち上
    げると共に、前記固定板に前記取付部の下面に沿う斜め
    の姿勢の取付け片を設け、該取付け片に前記雌ネジ部を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の便器用固定
    構造。
JP13932489U 1989-11-29 1989-11-29 便器用固定構造 Expired - Lifetime JP2511033Y2 (ja)

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