JP2742456B2 - 便器の固定方法 - Google Patents

便器の固定方法

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JP2742456B2
JP2742456B2 JP31193189A JP31193189A JP2742456B2 JP 2742456 B2 JP2742456 B2 JP 2742456B2 JP 31193189 A JP31193189 A JP 31193189A JP 31193189 A JP31193189 A JP 31193189A JP 2742456 B2 JP2742456 B2 JP 2742456B2
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弘人 大西
浩之 坂本
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東陶機器株式会社
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、床面等に対して便器を固定する方法に関す
る。
〔従来の技術〕
たとえば、床面に対して小便器や大便器等の便器を固
定するに際して、第3図に示すように、便器の底部21
を、予め床面に固定されている固定板22にビス24により
固定することが行われている。この固定作業に際して
は、底部21の外壁部25に開設された施工用孔26からビス
24を挿入し、便器本体の取付部27に形成された透孔28を
介して、固定板22に形成された雌ねじ部23に螺入するこ
とにより、固定板22に対して取付部27を固定している。
なお、この固定のためには、前記ビス24の長さは、取付
部27の厚みに固定板22及び雌ねじ部23の厚みを足した長
さより若干長ければ充分である。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記ビス24を雌ねじ部23に螺入するためには、ビス24
の頭部24aを指で掴んだ状態で、予め先端24bを雌ねじ部
23の位置に一致させておかなければならない。ところ
が、ビス24の先端24bを雌ねじ部23に当接させようとす
ると、ビス24の頭部24aが外壁部25の内側まで来てしま
い、施工用孔26から手を入れてビス24の頭部24aを掴む
ことが困難となる。したがって、位置合わせ作業が非常
に困難となる。
そこで従来、ビスとして全長が長いもの、すなわち、
第4図に示すように、先端29bを雌ねじ部23に当接させ
た状態でも、頭部29aが外壁部25から充分外側に突出す
る程度の長さを有するビス29を使用していた。
しかしながら、長いビス29は短いビス24よりも単価が
高いため、必要以上に長いビス29を使用することはコス
ト高を招く。また、長いビス29を使用すると、固定板22
に対して取付部27を固定するためには短いビス25に比較
して多数回回転させなければならず、締め付けに時間が
かかる。更に、ビス29をねじ込んだとき、先端29bが内
側に大きく突出してしまい、小便器内部の他の構成部材
と干渉を生じるおそれもある。このため、ビス29を確実
に締結することができなかったり、或いは、干渉を避け
るために小便器内部の構造が制限を受ける等の問題があ
った。
また、短いビス24を使用し、施工用孔26の径を大きく
して施工用孔26からビス24の頭部24aを掴むようにする
ことも考えられるが、小便器の外観を損ねてしまうとい
う問題がある。
本発明は、上記の欠点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、小さな施工用孔からでも、便器内
部でのビスやボルト等の締結具の締結を容易に行えるよ
うにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の便器の固定方法は、その目的を達成するため
に、ビス又はボルト等の締結具の頭部に管状対を嵌合
し、この嵌合状態のまま、前記締結具を便器の外壁部に
開設した施工用孔から挿入し、前記便器の内部に形成さ
れた取付部に開設した透孔を介して、予め固定面に取り
付けられている固定板の雌ネジ部に螺入することを特徴
とする。
〔作用〕
本発明においては、ビスやボルト等の締結具の頭部に
管状体を嵌合しているので、締結具の見掛け上の長さが
長くなる。したがって、締結具を固定板の雌ネジ部に螺
入するに際し、管状体の後端部が外壁部より外側に突出
する。これにより、管状体の後端部を掴んで締結具の先
端と雌ネジ部の位置合わせ作業を容易に行うことができ
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明の
特徴を具体的に説明する。
第1図は本発明の固定方法を床設置のストール型小便
器に適用した例を示す要部縦断面図、第2図は小便器全
体を示す一部切欠正面図である。
陶器製の小便器1の底部2の外壁部3に、施工用孔4
が開設されている。小便器1の内部には、外壁部3と内
部壁5とを連結する取付部6が、外壁部3に対して傾斜
して形成されている。この取付部6の前記施工用孔4に
対応する個所には、透孔7が開設されている。
一方、小便器1を固定すべき床面8には、金属製の固
定板9が取り付られ、その両端が内側に傾斜して折り曲
げられて、前記取付部6と略平行な取付片10が形成され
ている。なお、第1図においては、一端のみ図示してい
る。固定板9の取付片10には雌ねじ部11が形成されてい
る。この雌ねじ部11は、たとえば、取付片10にナットを
溶接することにより形成される。
そして、締結具として用いるビス12に透孔7より径大
の座金13を遊嵌した状態で、施工用孔4及び透孔7を介
して雌ねじ部11に螺入するようにしている。これによ
り、ビス12の頭部12aと固定板9の取付片10との間に座
金13と取付部6が挟まれ、床面8に対し小便器1が固定
されることになる。なお、符番15は座金13の脱落を防止
するためのOリングである。
次に、固定板9に取付部6を固定する方法について詳
細に説明する。
まず、ビス12の頭部12aに、内径が頭部12aの外径より
僅かに小さく弾性を有する合成樹脂製のチューブ、たと
えば、ビニルチューブ14の前端部14aを圧入嵌合させ
る。このビニルチューブ14の長さは、ビス12の先端が雌
ねじ部11に当接したときに、後端部14bが外壁部3より
外側に突出し、ビス12を雌ねじ部11に完全に螺入したと
き、後端部14bが外壁部3より内側に位置するように選
定する。
次に、ビニルチューブ14内にドライバ16を差し込んだ
状態でビス12を施工用孔4に挿入し、ビニルチューブ14
の後端部14bを指で押えながら、ビス12の先端の位置を
取付片10の雌ねじ部11の位置に一致させる。このとき、
ビニルチューブ14の後端部14bは、外壁部3よりも外側
に位置するので、位置合わせ作業を容易に行うことがで
きる。
なお、ビニルチューブ14内にドライバ16を差し込む前
に、後端部14bを持って位置合わせを行い、その後ドラ
イバ16を差し込んでもよい。
位置合わせ終了後、ドライバ16の刃をビス12の凹溝に
係合させて回転すると、ビス12が雌ねじ部11に螺入され
る。一旦ビス12が雌ねじ部11に螺入された後は、ビニル
チューブ14をビス12から引き抜いてもよいが、締め付け
作業時のドライバ16の姿勢を安定させるためには、ビニ
ルチューブ14を嵌合させたままにしておくことが望まし
い。
ビス12を最後まで螺入すると、先に述べたように、ビ
ス12の頭部12aと固定板9の取付片10との間に座金13と
取付部6が挟まれ、床面8に対して小便器1が固定され
る。このとき、ビニルチューブ14の後端部14bは、外壁
部3より内側に位置するので美観を損ねることはない
が、引き抜いて処分してもよい。また、施工用孔4の径
も、座金13が通過する程度の小さな径であるので、これ
もやはり美観を損ねることはない。なお、この施工用孔
4には化粧キャップ(図示せず)を着脱自在に取り付け
てもよい。
また、ビニルチューブ14をビス12に嵌合させたままに
しておけば、ビス12を取り外すときのドライバ16のガイ
ドとして機能するとともに、ビス12が小便器1の内部に
落下するのを防止することができる。
なお、ビス12に代えて適切な強度を持つボルトを締結
具として使うこともでき、小便器だけでなく大便器やそ
の他の各種便器の固定にも本発明の方法が利用できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の便器の固定方法によれ
ば、ビス又はボルト等の締結具の頭部に管状体を嵌合し
たので、小さな施工用孔から通常長さの締結具を挿通し
て、ドライバ等の工具により便器内の奥の固定板に締結
具を容易に締付けることができる。そして、従来のよう
に長いビス等の締結具を使用する必要がないため、コス
トダウンを図ることができる。また、短い締結具の使用
が可能となるため、狭い空間でも締結具の先端が他の部
材と干渉することなく締結を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の固定方法を小便器の床固定に実施した
ときの要部縦断面図、第2図は小便器の全体を示す一部
切欠正面図、第3図及び第4図は従来例における小便器
の固定方法を説明するための要部断面図である。 1:小便器、2,21:底部 3,25:外壁部、4,26:施工用孔 5:内壁部、6,27:取付部 7,28:透孔、8:床面 9,22:固定板、10:取付片 11,23:雌ねじ部、12,24,29:ビス(締結具) 12a,24a,29a:頭部、13:座金 14:ビニルチューブ、14a:前端部 14b:後端部、15:Oリング 16:ドライバ、24b,29b:先端

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビス又はボルト等の締結具の頭部に管状体
    を嵌合し、この嵌合状態のまま、前記締結具を便器の外
    壁部に開設した施工用孔から挿入し、前記便器の内部に
    形成された取付部を開設した透孔を介して、予め固定面
    に取り付けられている固定板の雌ネジ部に螺入すること
    を特徴とする便器の固定方法。
JP31193189A 1989-11-29 1989-11-29 便器の固定方法 Expired - Lifetime JP2742456B2 (ja)

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JP2501480Y2 (ja) * 1991-03-29 1996-06-19 株式会社イナックス 排臭機能を有する小便器

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