JPS63193904A - 臭素を反応溶剤として用いるポリスチレン芳香族環の臭素化 - Google Patents

臭素を反応溶剤として用いるポリスチレン芳香族環の臭素化

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JPS63193904A
JPS63193904A JP63016777A JP1677788A JPS63193904A JP S63193904 A JPS63193904 A JP S63193904A JP 63016777 A JP63016777 A JP 63016777A JP 1677788 A JP1677788 A JP 1677788A JP S63193904 A JPS63193904 A JP S63193904A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般に反応媒体とし【臭素を、臭素化試薬とし
℃塩化臭素を用いてスチレンの単独重合体および共重合
体を臭素化し、その際ポリスチレンに対する臭素化試薬
のモル比を調節することにより臭素化度の調節が可能な
る方法に関する、従来の技術 これまでポリスチレンの臭素化には多数の方法が使用さ
れてきた。しかしながら、これらの方法はいずれも全く
具合がよいというわけではなく、全テ幾つかの欠点を有
していた。
これまで知られたポリスチレンの臭素化法は、塩素化炭
化水素などの反応媒体を使用していた。
例えばナーアーマン(Naarman)等の米国特許第
4.074.032号、ナーアーマン等の米国特許第4
.143.221号、バーズ(Barda)  等の米
国特許第4.352.909号、ディーベ/’ (Di
ebe 1 )等の西独特許第2800012号を参照
されたい。
これら引用特許のいずれにも、反応媒体として臭素を使
用することは開示されていない。
また同時に、先行技術の方法によるポリスチレンの臭素
化は、臭素化反応の調節に適さぬ活性の触媒、たとえば
三塩化アルミニウムまたは塩化鉄卸の存在下に行なわれ
ていた。ディーベル等の米国特許第4,200.703
号には三塩化アルミニウムおよび塩化鉄■はポリスチレ
ン臭素化用のMとして好適である旨が開示されているが
、この方法は重合体の架橋を避けるために水などの親核
性物質を添加して触媒能を温和忙する(moderat
e)必要がある。例えば、バーズの米国特許第4.22
3.169号(塩化アンチモン触媒の使用と水添加たよ
る触媒の温和化を開示している)、ディーベル等の米国
特許第4.2 G O,703号、更にはバーズの米国
特許第4.352.909号(温和剤を用いぬ、塩素化
炭化水素反応媒体中での塩化アンチモン触媒を開示して
いる)、ジャリックス(Jalica)の米国特許第4
.028.486号およびケインミュラー(Kainm
uller)等のカナダ特許第1.124,947号を
参照されたい。
先行技術の諸法によるポリスチレンの臭素化では、多数
の場合、ポリスチレンな水素で予備処理してオレフィン
性二重結合を除去するか(ナーアーマン等の米国特許第
4,074,032号)、あるいは臭素化触媒と同じも
のを触媒として用いて現所で(in 5itu)スチレ
ンをカチオン重合する(ナーアーマン等の米国特許第4
,143,221号、リンデンシュミット(Linde
nschmidt)等の米国特許第4.360.445
号)必要がある。
ポリスチレンの先行技術臭素化法に加え、七の他の芳香
族化合物たとえばジフェニルエーテル、フェノール、ト
ルエン、キシレンおよびナフチルエーテルを反応媒体の
臭素中で臭素化するため、これまで多数の方法が使用さ
れてきた。しかしながら、これらの方法はポリスチレン
の臭素化にはいずれも有効ではないと教示されている。
ステプニツカ(Stepniczka)の米国特許第3
.965,197号は、非縮合環芳香族化合物たとエバ
ベンゼン、トルエン、キシレン、フェノールおよびジフ
ェニルエーテルを完全に臭素化する方法を開示している
。この開示方法は1反応溶媒ならびに臭素化試薬として
液体臭素を使用する。。約10℃乃至常温で臭素化する
ため、アルミニウム。
鉄またはそれらの対応ハロゲン化物のような触媒を使用
している。英国特許第1.411.524号やドイツ特
許第2,400.455号にも同様な方法が開示されて
いる。
ペイ(Hay)?の米国特許第4,546,139号(
1985年10月8日発行)は、多臭化ジナフチルエー
テルの諸用途について記載した組成物特許である。該特
許は、反応溶媒および臭素化試薬として液体臭素を使用
し、ナフチルエーテルを臭素化する方法を教示している
。この方法は三塩化アルミニウムなどのルイス酸触媒を
使用し、臭素化反応の温度は15℃である。得られた生
成物は約751の臭素を含有する。
ガーマン(Garman)等の米国特許第4.287.
373号は、反応媒体として液体臭素を用いたフェノー
ルおよびジフェニルエーテルの臭素化方法を配賦してい
る。この方法は、35℃以上55℃までの昇温下でアル
ミニウムまたは鉄のハロゲン化物などルイス酸触媒を用
いて、実質的に純粋な過臭化生成物を与える。
しかしながら、ステ7ニツカ、ペイおよびカーマンの方
法は、ボ1Jスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)ま
たはその他のスチレン系重合体の芳香壇上の臭素化水準
を調節するには効果的でない。
更にこれら諸特許に開示されている方法は、前記芳香族
化合物の完全臭素化を求めるもので、所望の部分臭素化
水準を達成するよう反応を調節することは開示されてお
らず、実際、これらの方法では不可能である。加うるに
、ステプニツカ、ペイおよびガーマン法の臭素化試薬で
ある臭素は比較的弱いものであるため、三塩化丁ルミニ
ウムなどの対応する強い触媒を使用せねばならない。、
ポリスチレンおよびその他のスチレン系重合体の場合、
このような触媒は付随する重合体分解を量的に増大させ
、かつ、重合体の架橋を促進させ、その結果、熱安定性
が減少し且つ加工難匿が増大した望ましさの低下した重
合体をもたらす、 発明が解決しようとする富来題 本発明により調製される臭素化ポリスチレン系重合体は
、通常は可燃性の熱可塑性プラスチックや熱硬化性樹脂
など多数の材料に難燃性を付与するのに使用可能である
以上より、本発明の主目的は、ポリスチレンを臭素化し
て熱的に安定な難燃性添加剤を製造する方法を提供する
ことである。
本発明の別目的は、ポリスチレンに対する臭素化試薬の
七ル比を調整することにより臭素化度を調節するポリス
チレンの臭素化方法を提供することである。
餞1を解決するための手段 出願人等は、平均臭素置換度を芳香環皐位当り約1乃至
5臭素原子の範囲にすることができる、スチレン系重合
体の調節臭素化法を知見したのである。出願人等の方法
の利点は、スチレン皐独重合体またはスチレン共重合体
を、単一反応溶媒としての液体臭素および触媒としての
ルイス酸ノーロゲン化物の存在下に、臭素化試薬と反応
させることkより達成される。そのあと、臭素化された
スチレン系重合体を反応混合物から回収するのである。
本法の好適実施態様では、無水の条件下で触媒としてア
ンチモン金属を、臭素化試薬として塩化臭素を使用する
。この好適方法は、アンチモン金属触媒が存在する過剰
の液体臭素に固体ポリスチレンと塩素を同時に添加する
ことからなる。この好適触媒は、含有スチレン単位基皐
で約0.1乃至約10モルパーセントのアンチモン量で
供給され、コノアンチモンが臭素と反応して臭化アンチ
モンを現所的に形成するのである。塩素は臭素と反応し
、好適臭素化試薬である塩化臭素を生成する。
得られる生成物の臭素含量は、ポリスチレンに対する塩
素のモル比を調整することにより調節可能であり、代表
的な塩素のモル比は塩素、約0乃至4モル/ポリスチレ
ン、モルの範囲にある。
本法により製造された臭素化ボ11スチレンは、ポリス
チレンに対して約500乃至約500,000のピーク
分子量(rMPs分子量」)を有し、臭素含量は約40
乃至約76%である。本生成物の有機塩素の代表的1g
は約1憾未満である。本生成物は臭素を熱水からフラッ
シェ蒸留することKより単離され、容易に濾過される生
成物水性スラリーを与える。本法から得られる臭素化ポ
リスチレンは、とりわけ、各−1合体への難燃性添加剤
として有用である。
本発明方法の一好過実施態様は下記の化学式にて表わさ
れる。
!=1.2.314または5 臭素化ポリスチレン 本発明に従い、臭素化試薬として塩化臭素を用い、調節
されたルイス酸ハロゲン化物の触媒作用を受けた芳香族
単位のハロゲン化反応により、ポリスチレンは臭素化さ
れる。この好適方法は触媒としてアンチモン金属を、唯
一の反応媒体として液体臭素を使用し、反応温度は約−
20°C乃至約60℃であって約10−30℃が好まし
い。本法の副生物は塩化水素カスである。
臭素化ポリスチレンは、臭素溶液中の°臭素化ポリスチ
レンを熱水に徐々に添加することにより水性スラリーと
して単離される。熱水が臭素を蒸留にて除去し、生成物
水性スラリーを形成するのである。生成物は濾過にて回
収され、引続き乾燥器にて乾燥される。臭素化生成物の
分子量は、出発ポリスチレンの分子!kK応じて約50
0乃至約5[30,000とすることができる。
本法で使用されるポリスチレンは、スチレン単量体のイ
オン重合またはフリーラジカル重合により得られる。こ
れらの重合は、過酸化物、アゾ化合物、ルイス酸触媒ま
たは熱的手段忙より開始することができる。スチレン単
量体自身は商業的供給業者から入手可能であり、一般に
約15乃至約7 [1ppmの三級ブチルカテコール安
定剤を含有する。これに加え、商業的に入手可能なポリ
スチレンを本法に使用してもよい。
臭素化するポリスチレンは、ゲル浸透クロマトグラフ法
での測定によるMPS分子量が約300乃至約1.50
0,000の範囲に入るものが好ましい。出願人等は、
約300乃至約300.000の好適範囲に入るMPS
分子量のポリスチレンを用いて、主題の方法がうまくゆ
くことを証明した。
この範囲は、MPSが約500乃至約300.0O[1
範囲の臭素化ポリスチレンを与える。臭素化生成物の分
子量が見掛上変らないのは、臭素化条件下で重合体鎖の
一部が開裂したことに基くものと思われる。
使用するポリスチレンは、十分に純粋なものでなければ
ならない。例えば不純物のスチレン単量体があると、臭
素または塩化臭素と反応してハロゲン化アルキルを形成
し、生成物を汚染して熱的に不安定にし、かつ、それを
変色する。従ってポリスチレン中の残留スチレン単量体
は低含量でなければならない。残留スチレン単量体水率
は約0.1重量%未満であることが望ましい。同様にし
て、炭素−炭素二重結合を含有するスチレンの二量体ま
たは三量体を高率で含有するポリスチレンも、同等に高
い水準であっては望ましくない。ポリスチレンは、オレ
フィンの他に酸素含有−有機化合物や水の含有蓋も低水
準でなければならす、全体会せて約300 ppm以下
であることが好ましい。このような酸素含有不純物は芳
香族臭素化触媒を不活件にするため、最終生成物の有機
臭素含量を濾らし、かつ、反応を遅くするのである。
本発明の方法は、他のスチレン系単独重合体および共重
合体の臭素化にも使用される。本発明の方法にて臭素化
されるその他の重合体にはポリ(p−メチルスチレン)
、ボIJ −(α−メチルスチレン)およびスチレンと
無水マレイン酸またはアクリロニトリルとの共重合体が
ある。但し、これらに限定されるわけではない。上記重
合体の混合物ならびに上記重合体と他の重合体との混合
物も、同様に本発明の方法にて臭素化される。
スチレン糸の単独重合体および共重合体から調製される
重合体は、約10乃至約75重f係範囲の有機臭素を含
有することが好ましい。本性は、有機臭素含量が約0乃
至約80重量係の範囲にある実質上任意の芳香族臭素化
度を有する臭素化ポリスチレン系物質の製造に使用する
ことができる。
・本発明の方法では、ポリスチレンを固体として取り扱
い、この固体の重合体を臭素に添加することが好ましい
。ポリスチレンは、商業的に入手できる固体の形態で直
接使用することも、あるいは使用前に粉砕することも可
能である。臭素化を行なうために逆添加法(すなわち、
臭素をポリスチレンに添加する)を使用することもでき
るが、この方法は反応塊状物の攪拌を妨害し、臭素化初
期段階における適度の温度調節を特徴とする特許請求の
範囲に記載の好適方法では、塩素を臭素、ポリスチレン
、触媒混合物に液面下から添加することKより、臭素化
試薬の塩化臭素を現所で調製する。別法として、塩素と
臭素を同時に反応混合物中に直接導入して塩化臭素を調
製することも可能である。商業的に入手できる塩化臭素
も同様に使用可能である。
塩素とポリスチレンを臭素と触媒に直接添加する好適方
法では、所望の臭素化水準Kl’する化学量論量より少
過剰、好ましくは約15係過剰の塩素を使用することが
好ましい。別法として、ポリスチレンの添加後に塩素を
導入することも可能であり、その際には所望の臭素化水
準に要する理論量より少過剰の塩素を必要とする。出願
人等の方法の更に別な実施態様では、ポリスチレンの添
加前に全塩素を臭素に添加することも可能であり、・商
業的に入手できる塩化臭素を使用してもよい0以上に加
え、臭素は単独でも臭素化試薬として効果的である。し
かしながら、この方法は代表的には有機臭素含量の低い
生成物をもたらす。臭素化剤として塩化臭素を用いて得
られる高臭素化水準を達成するKは、反応条件をより厳
しく且つ反応時間を長くする必要があり、それでも熱安
定性に乏しい生成物しか得られない。
約300 ppm未満、好ましくは約50 ppm未満
の水を含有する市販の臭素は、反応溶奴および/または
塩化臭素y4iA用に使用される。同様に好適な水含量
の市販塩素も使用される。水は触媒を加水分解してその
機能を温和にするので、このような水率以下に維持しな
ければならないのである。
結局、触媒強度を最大にするには、臭素、塩素および重
合体中の水の水準は低いことが好ましい、臭素化の実行
にはルイス酸ハロゲン化物型の触媒が使用される。この
ような触媒は市販品を購入して直接使用してもよいが、
対応する金属と臭素を反応させて現所で形成することも
できる。本発明に使用される代表的触媒はSh、5bC
13,5bCls、Fe、 FeCl3、A1.A/C
13,5bBr35bBr、、FeBr3およびA/D
r、、、あるいは同様の触媒強度を有するその他のルイ
ス酸ハロゲン化物であり、Ti(J、、5nCA’4 
、ZnおよびZnBr2  も望ましさは低(なるが使
用される。
この反応に好適な触媒はハロゲン化アンチモン、例えば
8bC1sまたは臭化アンチモン、特にアンチモン金属
を臭素に添加して現所で形成されたものである、ハロゲ
ン化アンチモン触媒は、活性が低いので重合鎖の開裂を
最少にする傾向がある。
水は触1&強度を温和にして高い有機臭素含量の達成を
妨害するので、触媒は無水であることが望ましい、 反応を触媒的に進行させるには、重合体に含まれるスチ
レン単位当り約1710乃至約10モルパーセントの触
媒水準が使用される。しかしながら、経済的な見地から
前記範囲の下限またはその付近で触媒を使用するととK
なる。触媒水準は約1乃至約3−v−ルバーセントの範
囲であることが好まし℃・、 本発明の方法用として選択される反応媒体は液体臭素で
あり、これはポリスチレンのみならス臭素化ポリスチレ
ンも溶解する能力を有する。加うるに、約5℃以下の反
応温度では液体塩化臭素が反応溶媒として使用可能であ
る。しかしながら、これらの条件下では臭素化水準の詞
節が幾分か困難である。
本発明の方法に使用される臭素は本質的に無水、好まし
くは水分が約50 ppm以下でなければならない。臭
素中の水の影響は触媒量を追加することにより克服する
ことができ、触媒は系を効果的に乾燥する、しかしなが
ら、好適触媒の金属アンチモンは高価であるため、この
別法は経済的に可能とは云えない。別法として、濃硫酸
で乾燥することにより臭素を無水にすることができる。
この方法は、代表的には、最終水含量が本発明方法の好
適水準である約5 [1ppm未満の臭素を製造する。
通常触媒水準である1乃至3モルパーセントの金属アン
チモンを使用した際、水濃度が約50 ppmより着る
しく大であると、触媒活性を温和にして最終生成物の臭
素含量は低下する。
本発明の方法は、約−20℃から約60℃までの広範な
る反応温度で実施可能である。これ以下の反応温度も凍
結点降下剤の添加により達成できるが、反応速度が低下
し、従って適正な有機臭素含量を達成するkは反応時間
をより長くしおよび/または触媒水準をより高くする必
要がある。反応温度を高くすると反応速度が増大し、従
って触媒水準を低くする必要がある。しかしながら、反
応温度が高いと重合体鎖の脂肪族炭化水素セグメントの
臭鴬化速度も増大する、このような臭素化から得られた
生成物は、熱安定性か低いのであまり望ましくはない。
従って、本発明方法の好適温度は約10℃乃至約60℃
の範囲内である。およそ好適な温度で反応を実施すると
、望ましい色訓、適正な有機臭素含量を有し、かつ、加
水分解性)・ロゲンの水準が許容可能な生成物が得られ
る。これに加え、好適温度での反応は触媒を反応時間に
対して効果的に妥当な水fsKバランス良く保持する。
本発明の好適方法においてポリスチレンと塩素の同時添
加が完了したあと、反応塊状物を約15℃の好適反応温
度で攪拌する。この期間、塩化水素ガスの発生を、それ
が所望臭素化水準の理論量に達するまで監視する。これ
に喪する代表的な時間は、実質的に無水の系では約1時
間あるいはそれ以下である。
撹拌期の児了後、所望ならば反応塊状物(主として臭素
と臭素化ポリスチレンを含有する)K含まれる触媒を、
少量の水を添加して失活させる。
水は活性触媒を分解し、更なる芳香環臭素化を停止する
。水の使用量は、含有触媒に対する化学量論量から大過
剰まで変えることができる。
臭素化ポリスチレンは、水などの非溶剤を用いる沈澱法
により反応塊状物から回収される。好ましくは反応塊状
物を熱水(たとえば290℃)に徐々に添加する。この
熱非溶剤は臭素を蒸留に℃除去し、同時に臭素化ポリス
チレンを水スラリーとして単離する。臭素に対して不活
性な有機非溶剤も、生成物の単離に使用される。水は臭
素からの分離が容易でありて溶剤臭素の回収および再循
環を楽にするので、生成物分離用の好適な非溶剤である
次に沈澱した生成物をf過して捕集する。別法として、
r過前に残留するやもじれぬ機盤の遊離臭素をできるだ
け除去するためアンモニア、ヒドラジ/、ギ酸ナトリウ
ム、ギ酸、二酸化硫黄、亜硫酸水素ナトリウムまたは亜
硫酸ナトリウムなどの臭素還元剤で水性重合体スラリー
を処理することができる。これに加え、更に高純度の生
成物を望む場合には、沈澱した湿フィルタケーキな炭化
水素または塩素化炭化水素に溶解し、P+度、非溶剤中
で沈澱させてもよい。
実施例I 攪拌機、温度計および塩素ガス導入用の浸漬管を備えた
1リツトルの丸底フラスコに、液体臭素を4951LJ
?(1545,1,967モル)と金属アンチモノを5
.3g(0,044モル)添加した。
この臭素化反応混合物を15℃まで冷却し、150IC
1,44モル)の固体ポリスチレンな1時間にわたって
連続的に添加した。ポリスチレンの添加と同時に塩素ガ
ス138.4g(1,95モル)を浸漬管を経由して液
面下から2時間にわたり添加した。ポリスチレンと塩素
を添加している間中、臭素化反応混合物の温度を15℃
に維持して塩化水素排カスをスクラバー内で吸収し、吸
収速度をスクラバー重量の変化で監視した。塩素添加の
完了後、攪拌を1時間にわたって継続し、その間に塩化
水素の発生は止った。臭素で飽和された塩化水素が、ス
クラバー内に合計133.9g捕集された。
反応塊状物を5℃に冷却した。
水を使用する重合体の単離 単蒸留装置と臭素化反応混合物の添加用せん動(psj
istaltic)ポンプを備えた5リツトルの丸底7
2スコに、3002.:lの水を仕込んだ。この水を9
5℃に加熱し、臭素化ポリスチレン/臭素の反応混合物
16B1.7.9を、釜温か590℃に維持されるよう
な速度で蒸留釜洗体々に添加した。添加の間中、臭素を
水と共に連続的にフラッシェ蒸留して塔頂留分として捕
集し、臭素化ポリスチレンを水中スラリーとして単離し
た、臭素化ポリスチレンスラリーを100℃に1時間保
持し、その間に釜を輩素で周期的に掃気して最後の微量
臭素の除去を助けた。臭素蒸留の間、合計1852.6
gの臭素と水を受器に捕集した。臭素化ポリスチレンの
水スラリーを濾過して645.2gの水で洗浄し、湿フ
ィルタケーキ641.5 gと水性母液2745゜2g
を得た。この湿ケーキは28チの水分を宮有しており、
乾燥すると464.5gの生成物が得られた。この生成
物の分析結果は、有機臭素含量が67.5%でMPS分
子量は10.000であった、 実施例■ 実施例Iと同様にして、3.5モルパーセントの金属ア
ンチモンを用いて臭素化ポリスチレンを調製した。但し
、ポリスチレン:臭素の比は1:18.6に変更した、
フラッシェ蒸留にてA累を水から除去して生成物を濾過
したあと、湿フィルタケーキを2201111の1.2
−ジクロロエタンに溶解して16.6重量憾の溶液にし
た。この臭素化ポリスチレン/1.2−ジクロロエタン
の溶液を105Iの4.7%亜硫酸水素ナトリウム水溶
液と共に50℃で3時間にわたり蒸煮した。攪拌機と単
蒸留装量を備えた反応器内の590℃の水に、該溶液を
徐々に連続添加して生成物を単離した、これにより、1
.2−ジクロロエタンが水共沸物として塔頂に7ラツシ
エ蒸留されると同時に、生成物が水性スラリーとして沈
澱した。濾過・乾燥後、MP8分子量が9900で66
.5憾の有機臭素を含有する臭素化ポリスチレンが54
.5 、i?得られた。
実施例■ メタノール非溶剤沈澱を用いるポリスチレン触媒−とし
て3.5モルパーセントの金属アンチモンを使用し、か
つ、ポリスチレン:臭素の比が1:12.5であったこ
とを除き、実施例Iに従って臭素化ポリスチレンを調製
したe1時間にわたる塩素添加後の保持期間が完了した
あと、臭素化反応混合物を水で急冷した。実施例■と同
様に、生成物を水性スラリーとして単離した。濾過後、
湿フィルタケーキの一部13.8Jil)をテトラヒド
ロフランに溶解した。この臭素化ポリスチレンを過剰の
メタノールで再沈澱した。乾燥生成物の収量は199g
であり、65.7%の有機臭素を宮有し、10.600
の分子普を有していた。
実施例■ の臭素化 soomgの丸底7,9xコに200m1<624.0
9.3.90%ル)の液体臭素と4.38g(0,01
9モル)の三塩化アンチモンを仕込んだ。臭素化反応混
合物の温度を25℃に調整し、1時間にわたって33.
4g(0,32モル)のポリスチレンを添加し、その間
は反応温度を25±2℃に維持した。全ポリスチレンを
釜に添加したあと、塩素57.89(0,82モル)を
1時間にわたって液面下から添加し、その間は反応温度
を25±2℃に維持した。
塩素添加の完了後、臭素化反応混合物を25±2℃に2
時間保持すると反応が完結した。これは塩化水素排ガス
が発生しなくなったことKより証明される。この臭素化
反応混合物を53m7の水で急冷した。実施例工と同様
にして、生成物から臭素をストリッピングで除去し、生
成物を水性スラリーとして単離すると、r過後に156
.、lの湿ケーキが得られた。この湿った生成物を75
ONのテトラヒドロフランに溶解した。テトラヒドロフ
ラン溶液を10100Oのメタノールに添加して生成物
を沈澱させた。乾燥した臭素化ポリスチレンの重量は1
19.7gであって、有機臭素含量は71.8チ、MP
S分子量は4400であった。
実施例■ 触媒トして1モル−パーセントの三塩化アンチモンを用
い、実施例■と同様にして臭素化ポリスチレンを調製し
た。有機臭素含量691チおよびMPS分子it780
0の乾燥生成物が得られた。
実施例■ の臭素化 実施例■と同様にして、触媒として4モル−パーセント
の三塩化アンチモンを、ポリスチレンのモル当り1.0
1モルの塩素を用いて高分子量のポリスチレンを臭素化
した。更には生成物を沈澱させ、熱水(90−100℃
)を用いて溶剤をフラッシュ蒸留した。以上により有機
臭素含t66.5係およびMPS分子ft117,00
0の生成物が得られた。
実施例■ の臭素化 実施例■と同様にして低分子量ポリスチレンを臭素化し
た。溶液の温度を15±2℃に維持し、その間に60.
0.!i’(0,576モル)のポリスチレンと28.
52.!i+(0,398モル)の塩素を1時間にわた
って添加した。そのあと1時間にわたり表面下から塩素
の追加量28.25gを連続的に添加した。生成物を沈
澱させ、熱水(90−100℃)を用いて溶剤を7ラツ
シエ蒸留した。有機臭素含量が65.9%の生成物が得
られた、 実施例■ 合体の調製 実施例Vlと同様にして、本発明の方法により別の共重
合体および単独重合体を臭素化した。ポリスチレンに関
する結果を第1表に、各種共重合体に関する結果を第■
表に表記する。第1表では塩素の使用モル比を変えて、
臭素含姓の異なる臭素化ポリスチレンが調製できること
を示した。最適の技術というわけではないが、これらの
データは、重合体の臭素化水準を調節するための別法で
あることを示している。
第1表 ポリスチレン   0       49.2   1
.3ポリスチレン   0.52    55.7  
 1.7ポリスチレン   1.01    66.5
   2.5ポリスチレン   1.61    72
.2   3.3第■表 実施例■ 素化 コンデンサ、攪拌機および液面下に塩素ガスを添加する
手段を備えた0、5リツトルの四ツロフラスコに、62
4g(3,9モル)の液体臭素と第■表に示した量のハ
ロゲン化金属触媒を仕込んだ。
臭素の温度を15℃に調整し、粉砕したポリスチレン(
13−16メツシユ)を1時間にわたり連続的に添加し
、全部で32.59(Q、31モル)添加した。ポリス
チレンを添加している間中、15士1℃に維持するため
必要に応じて冷却した。各場合共、ポリスチレンの添加
と同時K及びその後の1時間にわたって、31g(0,
4モル)の塩素を液面下から反応塊状物に連続的に添加
した。塩素の添加終了後15分間にわたり反応塊状物を
15℃に維持し、そのあと90℃の熱水に徐々に連続添
加して臭素を7ラツシエ蒸留し、生成物を水性スラリー
として単離した。r過したあと、生成物を強制ドラフト
オープン内115℃で乾燥した。これらの実験の生成物
に関するデータを第■表に示す。
第■表 塩化アルミニウム  3.36(1)72.6   ≦
1.0塩化アルミニアルミニウム29    71.7
   ≦10塩イしjり;(II)       3.
27     72.0    ≦1.〇三塩化アンチ
そン  3.00    67.5   ≦1.0塩化
錫(n)      3.39    48.6   
3.8四塩化チタン    2.95    47.Q
    4.1臭イヒjぼ8胃)          
    3.27         45.5    
   4.9無  し       0       
 46.4    7.8(1)  反応塊状物に34
.8g(0,5モル)の塩素を添加した。
実施例X 臭素中でのポリスチレンの調節臭素化 コンデンサ、攪拌機および塩素ガスを液面下から添加す
るための手段を備えた1リツトルの四ツロフラスコに、
2.060Ii(12,9モル)の液体臭素と13.6
,9(0,0596モル)の三塩化アンチモンを仕込ん
だ。臭素の温度を15℃に調整し、1時間50分にわた
りポリスチレンを連続的に添加し、その量は20Q、O
,1t923モル)K違した。同時に105.6.1t
49モル)の塩素ガスを液面下から反応塊状物化連続添
加した。塩素の添加を一定速度で更IC3時間にわたっ
て継続し、塩素の合計添加量は256.39 (3,3
3モル) Ic達した。ポリスチレン/塩素の添加の間
、必要に応じて冷却して15±1℃の温度に維持した。
反応時の4点にて反応混合物の試料を15乃至20g採
取し、その代りに等容積の臭素をポンプと小さな中ぐり
管(bore tubing)を用い【添加した。各試
料に対する反応器への添加塩素は下記のiiK相当する
試料 塩素の 塩素の ポリスチレンのモル当りの1 
 105.6g1,49       1.532  
145.2#   2,05       2.053
  188.7g2,66       2,624 
 236.3g!1,33       3.09試料
採取時間の5分以内に、98重量% NaOHおよび1
15重量% NaHso、、の水溶液150dを用いて
各試料を中和した。この溶液を数分間攪拌したあと、臭
素化ポリスチレンの沈澱を乳鉢に移し、約60−の亜硫
酸塩溶液と共に乳棒でつき砕いてこの臭素を確実忙中和
した。次にこの固形物をr過にて単離し、25−011
17の水で3回洗浄して120℃で乾燥した。これら実
験の生成物に関するデータを第■表に示す。
第■表 試料 有機Brの芳香環当りの  試料採取時の1  
58.68  1,53     1.552  61
.72  2.05     2.133  67.3
6  2,62     2.774  70.84 
  ′5.09     5.47上記のデータは、試
料採取時点までに添加したBrC1当量数の線型関数な
ることを示している。
すなわち、臭素化ポリスチレンの臭素化水準は、反応系
に添加する塩素量を調節することにより、広範に調節可
能である。
実施例M 臭素中でのポリスチレン臭素化の微細調節コンデンサ、
攪拌機および液面下から塩素ガスを添加するための手段
を備えた0、5リツトルの四ツロフラスコに、6241
3.9モル)の液体臭素と2.059(0,0168モ
ル)のアンチモンを仕込んだ。臭素の温度を15±2℃
に調整してポリスチレンを1時間にわたって連続的に計
50.Og(0,48モル)を添加した。同時に所望の
塩素仕込量合計の半量を液面下から添加し、そのあと残
りの塩素の添加を完了した。ポリスチレ//塩素の添加
の間中、溶液を15±2℃に維持した。
この臭素化ポリスチレンを実施例■のように単離した。
これら実験の生成物に関するデータを第7表に示す。
実施例Xと同様に、上記データは臭素化水準が塩素添加
量の線型関数であること、従って臭素化は仕込塩素量に
より調節可能なることを示し【いる。
(外3名) 手  続  補  正  書 昭和63年4月ンど日 ネ 1、事件の表示 昭和63年特許顧第16777号 2、発明の名称 J、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 4、代理人 5、補正のN象 (別紙) 1.[特許請求の範囲]を次のとおり補正する。
rl)  唯一の反応溶剤としての液体臭素および触媒
としてのルイス酸ハロゲン化物の存在下にスチレン系の
単独重合体および共重合体を臭素化剤と反応させること
、およびその後に訊反応により製造された臭素化スチレ
ン系重合体を回収することの工程からなる所望の臭素化
度を有する臭素化されたスチレン系重合体を5!逍する
方法。
2) スチレン系のI…独重重合体たは共重合体が、ポ
リスチレン、ポリ−(p−メチルスチレン)、ポリ−(
a−メチルスチレン)、スチレン−無水マレイン酸共重
合体、スチレン−7クリロニトリル共重合本およびそれ
らの混合物からなる群から選択される特許請求の範囲第
1項に記載の方法。
3)アンチモン、ハロゲン化7ンチモン、反応条件下で
臭化アンチモンを形成するアンチモン化合物、鉄、ハロ
ゲン化鉄、反応条件下で臭化鉄を形成する鉄化合物、ア
ルミニウム、ハロゲン化アルミニウム、反応条件下で臭
化アルミニウムを形成するアルミニウム化合物、チタン
、ハロゲン化チタン、反応条件下で臭化チタンを形成す
るチタン化合物、錫、ハロゲン化第二錫、反応条件下で
臭化第二錫を形成する錫(第二)化合物、亜鉛、ハロゲ
ン化亜鉛および反応条件下で臭化亜鉛を形成する亜鉛化
合物からなる群から触媒を選択する特許請求の範囲fj
S1項に記載の方法。
4)約−20℃から約60℃までの温度で開始すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
5) スチレン系の単独重合体または共重合体に含有さ
れる芳香族環を基準にして約0.1乃至約10モルパー
セントに等しい量にて触媒を供給する特許請求の範囲第
1項に記載の方法。
6)臭素化Mが塩化臭素である特許請求の範囲第1項に
記載の方法。
7)n、体臭素の反応溶剤に塩素を添加することにより
、その場で塩化臭素を形成する特許請求の範囲第6項に
記載の方法。
8)反応混合物が実質的に無水である特許請求の範囲f
jS1項に記載の方法。
9) 反応混合物を臭素に対して不活性な非溶剤に接触
させて反応混合物から臭素化されたスチレン系重合体を
沈澱させること、およびこの沈澱した臭素化スチレン系
重合体をr遇することにより、反応混合物から臭素化ス
チレン不重合体を回収する特許請求の範囲第1項に記載
の方法。
10)非溶剤が水である、特許請求の範囲Pt59項に
記載の方法。
11)スチレン系重合体が、約300乃至約1,500
,000のMPS分子量を有する特許請求の範囲!51
項に記載の方法。
12)唯一の反応媒体としてポリスチレン1部当り約5
乃至約100部の液体臭素とハロゲン化アンチモン触媒
の存在下に、約−20℃乃至約60℃の温度で約300
乃至約1,500,000のMPS分子量を有するポリ
スチレンを実質的に無水の条件下で塩化臭素と反応させ
ること、およびその後このように製造された臭素化ポリ
スチレンを回収することの工程からなる、約72重量%
までの臭素を含有する臭素化ポリスチレンの製造方法。
13)  液体臭素の反応浴Mに塩素を添加することに
より、その場で塩化臭素を形成する特許請求の範囲第1
2項に記載の方法。
14)  ポリスチレンに対する塩素のモル比を調整す
ることに19、ポリスチレンの臭素化度を調節する特許
請求の範囲rjS13項に記載の方法。」以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)唯一の反応溶剤としての液体臭素および触媒として
    のルイス酸ハロゲン化物の存在下にスチレン系の単独重
    合体および共重合体を臭素化剤と反応させること、およ
    びその後に該反応により製造された臭素化スチレン系重
    合体を回収することの工程からなる臭素化されたスチレ
    ン系重合体を製造する方法。 2)スチレン系の単独重合体または共重合体が、ポリス
    チレン、ポリ−(P−メチルスチレン)、ポリ−(α−
    メチルスチレン)、スチレン−無水マレイン酸共重合体
    、スチレン−アクリロニトリル共重合体およびそれらの
    混合物からなる群から選択される特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 3)アンチモン、ハロゲン化アンチモン、反応条件下で
    臭化アンチモンを形成するアンチモン化合物、鉄、ハロ
    ゲン化鉄、反応条件下で臭化鉄を形成する鉄化合物、ア
    ルミニウム、ハロゲン化アルミニウム、反応条件下で臭
    化アルミニウムを形成するアルミニウム化合物、チタン
    、ハロゲン化チタン、反応条件下で臭化チタンを形成す
    るチタン化合物、錫、ハロゲン化第二錫、反応条件下で
    臭化第二錫を形成する錫(第二)化合物、亜鉛、ハロゲ
    ン化亜鉛および反応条件下で臭化錫亜鉛を形成する亜鉛
    化合物からなる群から触媒を選択する特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 4)約−20℃から約60℃までの温度で開始すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 5)スチレン系の単独重合体または共重合体に含有され
    る芳香族環を基準にして約0.1乃至約10モルパーセ
    ントに等しい量にて触媒を供給する特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 6)臭素化剤が塩化臭素である特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 7)液体臭素の反応溶剤に塩素を添加することにより、
    現所にて塩化臭素を形成する特許請求の範囲第6項に記
    載の方法。 8)反応混合物が実質的に無水である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 9)反応混合物を臭素に対して不活性な非溶剤に接触さ
    せて反応混合物から臭素化されたスチレン系重合体を沈
    澱させること、およびこの沈澱した臭素化スチレン系重
    合体を濾過することにより、反応混合物から臭素化スチ
    レン系重合体を回収する特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 10)非溶剤が水である、特許請求の範囲第9項に記載
    の方法。 11)スチレン系重合体が、約300乃至約1,500
    ,000のMPS分子量を有する特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 12)唯一の反応媒体としてポリスチレン1部当り約5
    乃至約100部の液体臭素とハロゲン化アンチモン触媒
    の存在下に、約−20℃乃至約60℃の温度で約300
    乃至約1,500,000のMPS分子量を有するポリ
    スチレンを実質的に無水の条件下で塩化臭素と反応させ
    ること、およびその後このように製造された臭素化ポリ
    スチレンを回収することの工程からなる、約72重量%
    までの臭素を含有する臭素化ポリスチレンの製造方法。 13)液体臭素の反応溶剤に塩素を添加することにより
    、現所で塩化臭素を形成する特許請求の範囲第12項に
    記載の方法。 14)ポリスチレンに対する塩素のモル比を調整するこ
    とにより、ポリスチレンの臭素化度を調節する特許請求
    の範囲第13項に記載の方法。
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