JPH0543497A - デカブロモジフエニルアルカン方法 - Google Patents

デカブロモジフエニルアルカン方法

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JPH0543497A
JPH0543497A JP3342447A JP34244791A JPH0543497A JP H0543497 A JPH0543497 A JP H0543497A JP 3342447 A JP3342447 A JP 3342447A JP 34244791 A JP34244791 A JP 34244791A JP H0543497 A JPH0543497 A JP H0543497A
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bromine
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diphenylalkane
decabromodiphenylalkane
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    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C37/11Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms
    • C07C37/16Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by reactions increasing the number of carbon atoms by condensation involving hydroxy groups of phenols or alcohols or the ether or mineral ester group derived therefrom

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 臭素及び臭素化触媒を含む反応容器に固体の
ジフェニルアルカンを供給することによって撹拌できる
反応物体を形成すること;反応物体を、供給の間は、約
15℃以下である温度で維持すること;供給に引き続い
て、50℃〜60℃の範囲内の反応物体温度を得るこ
と;並びに反応物体からデカブロモジフェニルアルカン
が主要素をなす生成物を回収すること:を有して成る、
デカブロモジフェニルアルカンが主要素をなしそして少
なくとも約9.0の平均臭素価を有する生成物を製造す
るための方法。 【効果】 本発明の方法は、デカブロモジフェニルアル
カンが主要素をなしそして少なくとも約9.0の平均臭
素価を有する白または白に近い生成物を生成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、デカブロモジフェニルアルカン
が主要素をなす生成物を製造するための方法に関する。
【0002】ポリブロモジフェニルアルカン、例えばデ
カブロモジフェニルエタン及びデカブロモジフェニルメ
タンは、ポリオレフィン中の及びポリスチレン性ベース
の調製物中の使用のための既知の難燃剤である。商業ベ
ースでは、ポリブロモジフェニルアルカンは、選ばれた
ポリブロモジフェニルアルカンが主要素をなす生成物と
して調製物に供給されるであろう。この生成物は、それ
を製造するために使用される方法に特徴的である形態及
び不純物含量を有するであろう。生成物の物理的特性、
例えば、熱安定性が調製物の加工性を限定する場合に
は、生成物に対する加工者の願望は精々限定される。生
成物の色が白でないかまたは少なくとも白に近くない場
合には、この生成物はある種の調製物における使用のた
めには適切であろうが、この生成物の使用は、白または
薄い色を要求する調製物においては受け入れられないで
あろう。
【0003】本発明の方法は、デカブロモジフェニルア
ルカンが主要素をなしそして少なくとも約9.0の平均
臭素価を有する白または白に近い生成物を生成させる。
本発明の方法は、少なくとも初期には固体の形にあるジ
フェニルアルカン及び臭素化触媒を含む反応容器に、
(1)約10ppm以下の不純物を含み、そして(2)
ジフェニルアルカンの1モルあたり18〜30モルの臭
素を供給する量で仕込まれる臭素を供給することによっ
て撹拌できる反応物体を形成すること;反応物体を、供
給の間は、約15℃以下である温度で維持すること;供
給に引き続いて、50℃〜60℃の範囲内の反応物体温
度を得ること;並びに反応物体からデカブロモジフェニ
ルアルカンが主要素をなす生成物を回収すること:を有
して成る。供給溶液のジフェニルアルカン部分は、式:
【0004】
【化1】
【0005】[式中、Rは、1〜10の炭素原子を含む
アルキレン基である]によって表すことができる。好ま
しいR基はメチレン及びエチレンであり、これらは、そ
れぞれ、好ましい反応物であるジフェニルメタン及び
1,2−ジフェニルエタンを与える。その他のジフェニ
ルアルカンの例は、1−メチル−1,2−ジフェニルエ
タン、1,4−ジフェニルブタン、1,6−ジフェニル
ヘキサン、1,3−ジフェニルプロパン、2,3−ジメ
チル−1,4−ジフェニルブタン、2−エチル−3−メ
チル−1,4−ジフェニルブタン、2−メチル−1,7
−ジフェニルヘキサン、1,9−ジフェニルノナン及び
1,10−ジフェニルデカンである。ジフェニルアルカ
ン反応物は、種々のルートによって製造することができ
る。例えば、CA97 38651d(日本公開82/
45114)及びCA46 7084gは、ジフェニル
アルカンを生成させるための、三塩化アルミニウムの存
在下でのベンゼンと二ハロゲン化エチレンとの反応を開
示している。ジフェニルアルカンを製造するためのもう
一つの方法は、ジフェニルエタン及びジフェニルアルケ
ンを生成させるための、金属酸化物触媒の存在下での少
なくとも400℃の温度でのトルエンの酸化的二量化を
含む。このジフェニルアルケンは、次に、オレフィン性
不飽和を除くために水素化される。
【0006】ジフェニルアルカン反応物に種々の不純物
が伴うことは珍しくはない。これらの不純物は、しばし
ば、最後のデカブロモジフェニルアルカン生成物に良く
ない色を与える。これらの色の原因となる不純物の例
は、ジフェニルメタン、フェニルシクロヘキサン、テト
ラヒドロナフタレン、並びに1,2−ジフェニルエタン
のメチル及びエチル誘導体である。不純物含量を減少さ
せることは、慣用の方法で達成することができ、例え
ば、ジフェニルアルカンを再結晶することができる。再
結晶法が記述されている実施例VIIを参照せよ。好ま
しくは、精製されたジフェニルアルカン反応物は、約1
0重量%未満の不純物そしてもっとも好ましくは、約2
重量%未満の不純物を有する。
【0007】臭素化されるジフェニルアルカンは、少な
くとも初期には固体の形にある。かくして、このジフェ
ニルアルカンは、その融点未満の温度にある。本質的に
純粋なジフェニルエタンに関しては、融点は53℃〜5
5℃である。
【0008】溶融されたジフェニルアルカンもまた使用
することができるので、本発明の方法は固体のジフェニ
ルアルカンの使用に限定されない。しかしながら、溶融
されたジフェニルアルカンが使用される時には、ジフェ
ニルアルカン反応物の分解を減少させるために、溶融さ
れたジフェニルアルカンを含む反応容器中を不活性雰囲
気に維持しなければならない。それ故、反応容器に臭素
を供給する前に反応容器に固体のジフェニルアルカンを
仕込むことが、より容易でかつ一層経済的である。
【0009】反応容器に供給される元素の臭素(B
2)の量は、求められる臭素化度を達成するためにそ
して容易に撹拌される反応物体を与えるために十分な臭
素を供給しなければならない。一般に、ジフェニルアル
カン供給物の1モルあたり18〜30モルの臭素が適切
であろう。好ましくは、ジフェニルアルカンの1モルあ
たり20〜28モルの臭素が使用される。もっとも好ま
しい量はジフェニルアルカンの1モルあたり23〜27
モルの臭素の範囲である。反応が完了した後で、芳香族
置換において使用されなかった臭素は、反応物体の液体
成分でありそして撹拌できる反応物体を供給する前述の
目的を果し続けるであろう。
【0010】臭素添加は、一般に、一定の時間を経て起
こり、そして添加速度は、反応のスケール及び温度を制
御しそして臭化水素放出を取り扱う能力に依存する。実
験的なスケールでは、添加には典型的には0.05〜
1.5時間を必要とし、一方商業的スケールでは、添加
は、1.0〜10.0時間またはそれ以上を含むであろ
う。商業的スケールのためには4〜5時間が典型的であ
ろう。
【0011】本発明の方法において利用される臭素は、
もしあるとしても、生成物の色特質への影響が殆どない
ように、10ppm以下の有機不純物、例えばオイル、
グリース、カルボニル含有炭化水素及び鉄しか含んでは
いけないこともまた見い出された。このような純度を有
する商業的グレードの臭素は、入手することができる。
このような物が入手できない場合には、臭素の有機不純
物及び水含量は、3対1容量比の臭素及び濃(94〜9
8%)硫酸を一緒に混合することによって好都合に減少
させることができる。二相混合物が形成され、これは1
0〜16時間撹拌される。撹拌及び放置の後で、不純物
及び水と一緒の硫酸相は、臭素相から分離される。臭素
の純度をさらに増進させるために、回収された臭素相
に、蒸留を施すことができる。
【0012】本発明の方法において使用される臭素化触
媒は、好ましくはAlCl3及び/またはAlBr3であ
るが、アルミニウム粉末、鉄粉末、FeCl3、FeB
3、ZrCl4または前記の物の2またはそれより多い
任意の組み合わせの使用が為されてもよい。その他の臭
素化触媒は、それらが、遭遇するであろうプロセス条件
下で要求される臭素化の程度を与えるのに十分な触媒活
性を有するという条件下で、適切である。触媒的な量が
使用される。典型的には、触媒は、本発明の方法におい
て使用されるジフェニルアルカン反応物の重量を基にし
て0.1〜20重量%の範囲内の量で存在するであろ
う。好ましい量は、同じ基準で8〜15重量%の範囲内
であり、そして9.0〜11.0重量%がもっとも好ま
しい。本発明の臭素化触媒及びジフェニルアルカンは、
任意の順序でまたは一緒に反応容器に仕込むことができ
る。典型的には、臭素化触媒を、臭素化されるジフェニ
ルアルカンを含む反応容器に添加する。しかしながら、
臭素化触媒はまた、臭素と混合されそして臭素供給物と
共に反応容器に仕込まれてもよい。
【0013】反応容器に臭素及び臭素化触媒を仕込む間
は、反応容器中に大気の湿気を吸い込まないように注意
しなければならない。反応容器中の湿気の存在は、多く
の臭素化触媒が水との接触によって不活性化されるの
で、有害である。
【0014】反応物体温度は、臭素添加の間は、約15
℃以下に、そして好ましくは0℃〜15℃の範囲内に保
持される。ジフェニルアルカンの臭素化は発熱性である
ので、上で要求されたような添加温度を得るためには、
反応物体の冷却が必要とされるであろう。反応熱は、反
応容器を冷却することによってまたは、頭上コンデンサ
ーの使用によって熱が除去できるように反応物体を還流
条件下にせしめることによって、反応物体から除去する
ことができる。臭素添加の速度は、選ばれた添加温度を
維持するために装置の能力に依存するであろう。
【0015】臭素の添加が少なくとも実質的に完了した
後で、反応物体は、50℃〜60℃の範囲内の温度にさ
れる。選ばれた温度は、反応物体のために還流条件を与
え得るが、還流条件は必須ではない。好ましくは、反応
物体は、少なくとも約9.0の平均臭素価を得るために
必要とされる乗り(ride)時間の間選ばれた温度で
保持される。平均臭素価は、生成物中の各々の臭素化さ
れたジフェニルアルカン分子の上の芳香族置換された臭
素原子の平均数として定義される。かくして、9.0の
平均臭素価は、生成物中のジフェニルアルカン分子のす
べてが、環を全臭素化されたのではないこと、それ故、
生成物中の低次のブロモ同族体、例えばノナブロモジフ
ェニルアルカン及びオクタブロモジフェニルアルカンの
存在を示す。平均臭素価が10.0に近付くにつれて、
これらの低次のブロモ同族体の量は減少しそしてデカブ
ロモ同族体の量は増加するであろう。
【0016】9.0以上の選ばれた平均臭素価を得るた
めには、生成物が製造される時に、生成物のサンプリン
グ及び分析を、乗り時間の十分さを決定するために使用
することができる。実質的に全臭素化生成物が望まれる
場合には、乗り時間は、反応物体からのHBr放出を監
視することによって好都合に決定される。HBr放出が
検出されなくなった時には、一層の意味ある臭素化は起
こっていなくてそしてかくして乗り時間は満たされたの
である。一般に、乗り時間は30分〜5時間であって、
2〜4時間が好ましい。
【0017】この乗り時間の後では、反応物体は液体 -
固体混合物を構成するであろう。この固体は、臭素化
されたジフェニルアルカン、触媒、伴出された臭素及び
その他の不純物を含有して成る。液体は、殆どが臭素か
ら成るであろう。臭素化されたジフェニルアルカン生成
物及びその伴出された臭素の回収は、慣用的に実施され
る。例えば、反応物体は、反応物体から未伴出臭素を除
去しそして触媒を不活性化するためにスチームストリッ
プすることができる。次に、残りの固体は、存在するす
べてのHBrを中和しそして除去するために水性塩基、
例えばNaOHまたはNa2CO3の水溶液によって洗浄
される。最後の水洗浄ステップは、デカブロモジフェニ
ルアルカンが主要素をなす、即ち50+重量%である生
成物を得るために使用される。この生成物は、良好な色
のものでありそして優れた色を有するようにさらに処理
することができる。好ましい生成物は90+重量%、そ
してもっとも好ましくは98+重量%のデカブロモジフ
ェニルアルカンを含むものである。
【0018】この追加の処理は、一般的に、伴出された
臭素の生成物からの除去を含むであろう。この除去は、
6〜20時間180℃〜300℃、好ましくは200℃
〜250℃の範囲内の温度で生成物をオーブン熟成する
ことによって実施することができる。処理のもう一つの
方法は、30分〜4時間、もっとも好ましくは2時間約
180℃を越える、もっとも好ましくは200℃〜30
0℃の範囲の温度で約3:1のNa2CO3対Na2SO3
のモル比を有するNa2CO3及びNa2SO3の水溶液と
生成物を接触させることを有して成る。
【0019】もう一つの実施態様においては、固体のジ
フェニルアルカンは、臭素化触媒及び十分な臭素を含む
反応容器に添加されて、求められる臭素化度を達成しそ
して容易に撹拌される反応物体を与えることができる。
前に述べたように、必要とされる臭素の量は、一般的
に、ジフェニルアルカン反応物の1モルあたり18〜3
0モルの範囲である。反応容器へのジフェニルアルカン
添加の速度は、選ばれた臭素化温度を維持するために装
置の能力に依存する。一般的に、ジフェニルアルカン
は、所望の臭素化反応を実施するために利用される装置
のスケールに依存して5分〜10時間またはそれより長
い期間にわたって反応容器に添加されるであろう。その
他のすべての面においては、この実施態様における反応
物体は、本発明の前に述べた実施態様における固体のジ
フェニルアルカンへの臭素の添加によって得られる反応
物体と同様に処理されてよい。
【0020】本発明のデカブロモジフェニルアルカンが
主要素をなす生成物は、実質的に任意の可燃性物質との
調製物における難燃剤として使用することができる。こ
の物質は、巨大分子、例えば、セルロース性物質または
ポリマーでよい。例示的なポリマーは、橋かけされた及
びそうではないオレフィンポリマー、例えばエチレン、
プロピレン及びブチレンのホモポリマー;2またはそれ
より多いこのようなアルキレンモノマーのコポリマー並
びに1またはそれより多いこのようなアルキレンモノマ
ー及び任意のその他の共重合可能なモノマーのコポリマ
ー、例えば、エチレン/プロピレンコポリマー、エチレ
ン/エチルアクリレートコポリマー及びエチレン/酢酸
ビニルコポリマー;オレフィン的に不飽和なモノマーの
ポリマー、例えば、ポリスチレン、例えば高衝撃ポリス
チレン、及びスチレンコポリマー;ポリウレタン;ポリ
アミド;ポリイミド;ポリカーボネート;ポリエーテ
ル;アクリル樹脂;ポリエステル、殊にポリ(エチレン
テレフタレート)及びポリ(ブチレンテレフタレー
ト);エポキシ樹脂;アルキド樹脂;フェノール樹脂;
エラストマー、例えば、ブタジエン/スチレンコポリマ
ー及びブタジエン/アクリロニトリルコポリマー;アク
リロニトリル、ブタジエン及びスチレンのターポリマ
ー;天然ゴム;ブチルゴム;並びにポリシロキサンであ
る。ポリマーはまた、種々のポリマーのブレンドでもよ
い。さらに、適切である場合には、ポリマーは、化学的
手段によってまたは照射によって橋かけされてもよい。
【0021】調製物中で使用される生成物の量は、求め
られる難燃性を得るために必要とされる量であろう。す
べての場合について、調製物中の本発明の生成物の割合
に関する単一の正確な値は、この割合が特定の可燃性物
質、他の添加剤の存在及び任意の与えられた応用におい
て求められる難燃性の程度に従って変わるであろうか
ら、与えることができないことは当業者には明らかであ
ろう。さらに、特定の調製物において与えられた難燃性
を達成するために必要な割合は、調製物がそれに製造さ
れる予定の物体の形に依存するであろう。例えば、電気
絶縁体、チューブ及びフィルムは、各々、異なって振る
舞うであろう。しかしながら、一般に、調製物は、本発
明の生成物が調製物中のただ一つの難燃剤化合物である
時には、5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%
の本発明の生成物を含んでよい。
【0022】調製物中で、無機化合物、殊に酸化第二
鉄、酸化亜鉛、ホウ酸亜鉛、5族元素、例えば、ビスマ
ス、ヒ素、リン及び殊にアンチモンの酸化物と共に本発
明の生成物を使用することは殊に有利である。これらの
化合物の中で、酸化アンチモンが殊に好ましい。このよ
うな化合物が調製物中に存在する場合には、与えられた
難燃性を達成するために必要とされる生成物の量は、応
じて減少される。一般に、本発明の生成物及び無機化合
物は、1:1〜7:1、そして好ましくは2:1〜4:
1の重量比にある。
【0023】本発明の生成物及び上の無機化合物を含有
して成る難燃剤系を含む調製物は、約40重量%までの
そして好ましくは20〜30重量%のこの系を含んでよ
い。調製物中に通常存在する任意の添加剤、例えば、可
塑剤、酸化防止剤、充填剤、顔料、及びUV安定剤は、
本発明の生成物と共に調製物中で使用することができ
る。
【0024】熱可塑性ポリマー及び本発明の生成物を含
む調製物から製造される熱可塑性物体は、慣用的に、例
えば、射出成形、押出成形、または圧縮成形によって製
造することができる。
【0025】
【実施例】以下の実施例は、本明細書中で記述された本
発明を単に例示し、そして本発明を限定するとして解釈
されてはならない。
【0026】実施例I この実施例は比較の目的のために提示される。使用され
たBr2は、この手順においては使用に先立って精製し
なかった。ジフェニルエタン反応物を、溶融しそして周
囲の雰囲気下で反応がまに添加した。このジフェニルエ
タン反応物は、アルドリッチ(Aldrich)ケミカ
ル社から得られそしてその純度を増すために再結晶され
た。
【0027】500Mlの樹脂反応がまは、機械的撹拌
機、還流コンデンサー、温度制御器を有する温度計、加
熱テープによって包まれた添加漏斗、及び苛性スクラバ
ーを備えていた。この反応がまに臭素(400.0g、
2.5モル)を仕込み、そして氷浴を使用して10℃に
冷却した。次に、無水塩化アルミニウム(2.1g)を
この反応がまに添加した。ジフェニルエタン(18.2
g、0.1モル)を添加漏斗中で約80℃に溶融した。
次に、溶融されたジフェニルエタンを、その中の内容物
が10〜17℃である反応がまに添加した。添加には約
17分かかった。反応がまの内容物を還流(59℃)に
3.5時間加熱した。還流の後で、反応がま内容物を4
5℃に冷却し、そしてそれに水(200Ml)を添加し
た。反応がま内容物を室温になるようにせしめた。次
に、反応がま内容物を、加熱しそして蒸留して過剰の臭
素を除去した。臭素除去の後で、反応がま内容物を濾過
して固体の生成物を回収し、これを、水で、そして次に
10%水性HClで、引き続いて再び水(2x200M
l)で洗浄した。洗浄された生成物を、強制空気オーブ
ン中で200℃で22時間加熱した。加熱された生成物
(94.0g、96.7%収率)は、350〜356℃
の融点並びにL=84.7、a=0.95、b=10.
12のハンター色値及びY.I.=20.9を有してい
た。
【0028】実施例II この実施例は比較の目的のために提示される。使用され
たBr2を精製せず、そしてジフェニルエタンを溶融し
そして空気の存在下で反応がまに添加した。3リットル
の樹脂反応がまは、機械的撹拌機、サーム - オ - ウオ
ッチ(therm−o−watch)を有する温度計、
加熱テープによって包まれた添加漏斗、加熱マントル及
び二重の還流コンデンサーを備えていた。添加漏斗に粉
砕されたジフェニルエタン(111.0g、0.60モ
ル)を仕込み、そして加熱テープによってゆっくりと加
熱した。この反応器に臭素(2407.0g、15モ
ル)及び触媒(AlCl3、8.9g)を仕込んだ。次
に、溶融されたジフェニルエタン(55〜66℃で保持
された)を、60〜75分の期間にわたって臭素及び触
媒に添加した。添加の間は、反応がま温度を25〜30
℃で保持した。添加が完了した後で、反応混合物を撹拌
しそして還流(60℃)で4.5時間加熱した。次に、
水(1000Ml)を反応がまに仕込みそして臭素を1
00℃で蒸気頭部温度に留去した。生成物を、濾過し、
水で一度そして次にキシレン(250Ml)で洗浄し
た。生成物を200℃で16時間オーブン熟成すると、
L=79.59、a=1.19、b=11.92のハン
ター色値及び28.15の黄色度指数(Y.I.)を有
する灰色がかった白い固体の572.0g(98%)が
得られた。この固体は、340〜344℃の融点及び8
2.7%の臭素含量を有していた。
【0029】実施例III この実施例は本発明の方法を例示する。実施例I中で記
述した装置をこの実施例のために使用した。使用された
Br2は、臭素及び濃H2SO4(3:1の容量比)の混
合物を約12〜14時間の期間一緒に撹拌することによ
って精製した。この期間の後で、2相混合物が、精製さ
れた臭素がこれらの相の一つを構成して、得られる。こ
の臭素相を回収した。この回収された臭素は非常に純粋
であったけれども、臭素を蒸留することによって一層の
精製を実施した。
【0030】反応がまにジフェニルエタン(18.2
g、0.1モル)を仕込み、そして氷浴を使用して10
℃に冷却した。次に、無水塩化アルミニウム(1.8
g)を反応がまに添加した。10〜16℃の温度で液体
臭素(480.0g、3.0モル)を30分の期間にわ
たって反応がま中に供給した。臭素添加が完了した後
で、反応がま内容物を還流(59℃)に3時間加熱し
た。還流の後で、反応がま内容物を25℃に冷却し、そ
してそれに水(200Ml)を添加した。次に、反応が
ま内容物を、加熱しそして100℃の蒸気温度に蒸留し
て過剰の臭素を除去した。臭素除去の後で、反応がま内
容物を濾過して固体の生成物を回収した。固体の生成物
を、強制空気オーブン中で200℃で24時間加熱し
た。加熱された生成物(94.0g、96.7%収率)
は、L=85.0、a=1.9、b=10.4のハンタ
ー色値及びY.I.=23.8を有していた。
【0031】実施例IV (1)臭素添加が完了した後で反応がま内容物を30分
間還流したことを除いては実施例IIIの手順に従っ
た。生成物を、200℃で16時間オーブン熟成しそし
て次に250℃で3時間オーブン熟成した。
【0032】生成した生成物(95.7g、98.4%
収率)は、L=88.0、a=1.5、b=8.1のハ
ンター色値及びY.I.=18.1を有していた。
【0033】実施例V 臭素添加が完了した後で反応物体を還流無しで周囲の室
温で4時間撹拌したことを除いては実施例IIIの手順
に従った。
【0034】最後の生成物(92.4g、98.0%収
率)は、L=90.6、a=0.8、b=10.3のハ
ンター色値及びY.I.=21.3を有していた。
【0035】実施例VI 以下の実施例はジフェニルエタンを精製するための方法
を例示する。
【0036】1Lのビーカーにメタノール(300m
L)を仕込んだ。次に、粗製ジフェニルエタン(300
g)を添加した。ビーカーの内容物を加熱しそして65
℃で撹拌し、そして次に生成した透明な溶液を、ゆっく
りと室温に冷却せしめた。結晶性固体が形成された。こ
の固体を、濾過しそして120mLのメタノールで一度
洗浄しそして次に乾燥した。回収物は274.5g(9
1.5%)であった。再結晶された物質は、元の出発の
ジフェニルエタンに関する49℃〜50℃より少し高い
50℃〜54℃の融点を有していた。出発のジフェニル
エタンは33.2のY.I.(L=81.2、a=−
2.9、b=16.1)を有し、一方再結晶されたジフ
ェニルエタン物質は2.8のY.I.(L=90.8、
a=−0.4、b=1.4)を有していた。
【0037】本発明の主なる特徴及び態様は以下の通り
である。
【0038】1)少なくとも初期には固体の形にあるジ
フェニルアルカン及び臭素化触媒を含む反応容器に、
(1)約10ppm以下の不純物を含み、そして(2)
供給されるジフェニルアルカンの1モルあたり18〜3
0モルの臭素を供給する量で仕込まれる臭素を供給する
ことによって撹拌できる反応物体を形成すること;反応
物体を、供給の間は、約15℃以下である温度で維持す
ること;供給に引き続いて、50℃〜60℃の範囲内の
反応物体温度を得ること;並びに反応物体からデカブロ
モジフェニルアルカンが主要素をなす生成物を回収する
こと;を有して成る、デカブロモジフェニルアルカンが
主要素をなしそして少なくとも約9.0の平均臭素価を
有する生成物を製造するための方法。
【0039】2)生成物が約90+重量%のデカブロモ
ジフェニルアルカンを含有して成る、上記1に記載の方
法。
【0040】3)該ジフェニルアルカン反応物がジフェ
ニルエタンである、上記1または2に記載の方法。
【0041】4)該ジフェニルアルカン反応物が約2重
量%未満の不純物を含み、仕込まれる臭素の量がジフェ
ニルアルカンの1モルあたり20〜28モルの臭素を供
給し、そして臭素供給に引き続いて得られる反応物体温
度が5分〜5時間維持される、上記1から3の少なくと
も一つに記載の方法。
【0042】5)生成物を、反応物体をスチームストリ
ップしてそれから未伴出臭素を除去することによって回
収し、回収された生成物を、水性塩基によって洗浄して
存在する可能性があるすべてのHBrを中和し、洗浄さ
れた生成物を、キレート化剤によって処理してそれから
のすべての不活性化された触媒の除去を容易にし、そし
て処理された生成物を、水性媒体によって洗浄する、先
行する記載の少なくとも一つに記載の方法。
【0043】6)水性媒体で洗浄された生成物が95+
重量%のデカブロモジフェニルアルカンを含みそして伴
出された臭素をそれから除去するためにさらに処理され
る、上記5に記載の方法。
【0044】7)水性媒体で洗浄された生成物が伴出さ
れた臭素をそれから放出するために約70℃以上の温度
に加熱される、上記5に記載の方法。
【0045】8)水性媒体で洗浄された生成物が約18
0℃以上の温度で約3:1のNa2CO3対Na2SO3
モル比を有するNa2CO3及びNa2SO3の水性処理溶
液と接触させられる、上記5に記載の方法。
【0046】9)臭素及び臭素化触媒を含む反応容器に
固体のジフェニルアルカンを供給することによって撹拌
できる反応物体を形成すること;反応物体を、供給の間
は、約15℃以下である温度で維持すること;供給に引
き続いて、50℃〜60℃の範囲内の反応物体温度を得
ること;並びに反応物体からデカブロモジフェニルアル
カンが主要素をなす生成物を回収すること;を有して成
る、デカブロモジフェニルアルカンが主要素をなしそし
て少なくとも約9.0の平均臭素価を有する生成物を製
造するための方法。
【0047】10)該ジフェニルアルカン反応物がジフ
ェニルエタンであり、反応容器中の臭素の量がジフェニ
ルアルカンの1モルあたり20〜28モルの臭素を供給
し、そしてデカブロモジフェニルアルカンが主要素をな
す生成物が200℃〜250℃の範囲内の温度で6〜2
0時間オーブン熟成される、上記9に記載の方法。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも初期には固体の形にあるジフ
    ェニルアルカン及び臭素化触媒を含む反応容器に、
    (1)約10ppm以下の不純物を含み、そして(2)
    供給されるジフェニルアルカンの1モルあたり18〜3
    0モルの臭素を供給する量で仕込まれる臭素を供給する
    ことによって撹拌できる反応物体を形成すること;反応
    物体を、供給の間は、約15℃以下である温度で維持す
    ること;供給に引き続いて、50℃〜60℃の範囲内の
    反応物体温度を得ること;並びに反応物体からデカブロ
    モジフェニルアルカンが主要素をなす生成物を回収する
    こと:を有して成る、デカブロモジフェニルアルカンが
    主要素をなしそして少なくとも約9.0の平均臭素価を
    有する生成物を製造するための方法。
  2. 【請求項2】 生成物を、反応物体をスチームストリッ
    プしてそれから未伴出臭素を除去することによって回収
    し、回収された生成物を、水性塩基によって洗浄して存
    在する可能性があるすべてのHBrを中和し、洗浄され
    た生成物を、キレート化剤によって処理してそれからの
    すべての不活性化された触媒の除去を容易にし、そして
    処理された生成物を、水性媒体によって洗浄する、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 臭素及び臭素化触媒を含む反応容器に固
    体のジフェニルアルカンを供給することによって撹拌で
    きる反応物体を形成すること;反応物体を、供給の間
    は、約15℃以下である温度で維持すること;供給に引
    き続いて、50℃〜60℃の範囲内の反応物体温度を得
    ること;並びに反応物体からデカブロモジフェニルアル
    カンが主要素をなす生成物を回収すること:を有して成
    る、デカブロモジフェニルアルカンが主要素をなしそし
    て少なくとも約9.0の平均臭素価を有する生成物を製
    造するための方法。
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