JP2701241B2 - 臭素化法 - Google Patents

臭素化法

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JP2701241B2
JP2701241B2 JP1146926A JP14692689A JP2701241B2 JP 2701241 B2 JP2701241 B2 JP 2701241B2 JP 1146926 A JP1146926 A JP 1146926A JP 14692689 A JP14692689 A JP 14692689A JP 2701241 B2 JP2701241 B2 JP 2701241B2
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サーダト・フサイン
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アルベマール・コーポレーシヨン
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/02Halogenated hydrocarbons
    • C08K5/03Halogenated hydrocarbons aromatic, e.g. C6H5-CH2-Cl
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C17/00Preparation of halogenated hydrocarbons
    • C07C17/093Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
    • C07C17/10Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
    • C07C17/12Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主にデカブロムジフエニルアルカンの生成
物の製造法に関する。
要するに本発明は主にデカブロムジフエニルアルカン
である生成物の製造法に関する。本発明は、臭化メチレ
ン及びジフエニルアルカンを含有する溶液を、元素状臭
素(Br2)及び臭素化触媒を含む反応容器に添加し;こ
の反応物を、該ジフエニルアルカンの実質的にすべての
過臭素化を達成するのに十分な期間維持し、そして主に
デカブロムジフエニルアルカンである生成物を反応物か
ら回収する、ことを含んでなる。
ポリブロムジフエニルアルカン例えばデカブロムジフ
エニルエタンはポリオレフインに及びポリスチレン基材
の組成物に用いるための公知の難燃剤である。商業的基
準において、ポリブロムジフエニルアルカンは選択した
主にポリブロムジフエニルアルカンの生成物として組成
物に供給される。この生成物はそれを製造するために用
いる方法の特徴である形態と不純物含量を有しよう。生
成物の物理的特性例えば熱安定性が組成物の加工性を制
限するならば、加工業者の生成物に対する期待はこれに
制限される。生成物の色が白でない或いは少くとも白に
近くないならば、生成物はいくつかの組成物に用いるの
に適当であるが、この生成物は白色の必要な組成物には
許容されないであろう。
それ故に、本発明の目的は良好な物理性を有するデカ
ブロムジフエニルアルカンに富む生成物の製造法を提供
することである。また本発明の目的は、良好な物理性ば
かりでなく、少くとも白色に近い色を示す生成物の製造
法を提供することである。本発明の更なる目的はそのよ
うなデカブロムジフエニルアルカン生成物を含有する組
成物を提供することである。本発明の更なる他の目的は
そのような組成物から作られる製品を提供することであ
る。
本発明は主にデカブロムジフエニルアルカンである生
成物の製造法に関する。この生成物は良好な物理的及び
色特性を有し、普通可燃性の高分子物質との組成物にお
いて難燃剤となる。
本方法は、臭化メチレン及びジフエニルアルカンを含
む溶液を、元素状臭素(Br2)と臭素化触媒を含む反応
溶液に供給することによって撹拌しうる反応物を生成せ
しめ;この反応物を、ジフエニルアルカンの実質的にす
べてを過臭素化するのに十分な時間維持し;そして反応
物から、主にデカブロムジフエニルアルカンである生成
物を回収することからなる。
供給物溶液のジフエニルアルカン溶質部分は式 [式中、Rは炭素数1〜10のアルキレン基である] で表わすことができる。好適なR基はメチレン及びエチ
レンであり、これらは好適な反応物ジフエニルメタン及
び1,2−ジフエニルエタンを与える。他のジフエニルア
ルカンの例は、1−メチル−1,2−ジフエニルエタン、
1,4−ジフエニルブタン、1,6−ジフエニルヘキサン、2,
3−ジメチル−1,4−ジフエニルブタン、2−エチル−3
−メチル−1,4−ジフエニルブタン、2−メチル−1,7−
ジフエニルヘキサン、1,9−ジフエニルノナン及び1,10
−ジフエニルデカンである。ジフエニルアルカン反応物
は種々の経路によって製造することができる。例えばCA
973651d(特公昭第57/45114号)及びCA46、7084gは、ベ
ンゼンとジハロゲン化エチレンの、三塩化アルミニウム
の存在下の反応によるジフエニルエタンの製造を開示し
ている。他のジフエニルアルカンの製造法は、少くとも
400℃の温度及び金属酸化物触媒の存在下におけるトル
エンの酸化的二量化によるジフエニルエタン及びジフエ
ニルアルケンの製造を含む。後者の生成物は続いて水素
化することによりオレフイン性不飽和を飽和にすること
ができる。
ジフエニルアルカン反応物が種々の不純物、特に異性
体不純物を付随することは異常なことでない。これらの
不純物はしばしば最終のデカブロムジフエニルアルカン
生成物に着色を与える。これらの色を誘導する不純物の
例は、しばしば1,2−ジフエニルエタンに付随するスチ
レン及び1,1−ジフエニルエタンである。この不純物含
量の減少は常法により達成でき、例えばジフエニルアル
カンは再結晶することができる。参照、再結晶法を記述
する実施例VII。
供給物溶液の溶媒部分として臭化メチレンを用いるこ
とは、これが優れた生成物を与えるので本発明の重要な
観点である。本明細書の第I表において、本発明のジフ
エニルエタン生成物の優れた熱安定性が示されている。
供給物の溶液は一般に臭化メチレンを40〜90重量%含
有する。それよりも少ない、即ち35重量%の臭化メチレ
ンの使用は、以後に特定するよりも大過剰のBr2を用い
ない限り、撹拌の困難な反応物体を生成しよう。臭化メ
チレンの量が上述の範囲の上限を越える場合、必要とさ
れない余分な臭化メチレンが工程に更なる費用を加算す
るので、工程の経済性は悪影響を受ける。好適な量の臭
化メチレンは40〜85重量%の範囲内であり、最も好適な
量が55〜80重量%の範囲内である。
本発明の方法において、市販級のBr2が使用しうる。
このBr2が最終生成物に着色を与える不純物を含有する
ならば、Br2を処理してその不純物含量を減じなければ
ならず、或いは着色生成物を処理してその色を改善しな
ければならない。Br2は簡便には簡単な蒸留技術によっ
て処理される。着色生成物は、生成物を反応物から回収
した後、但しこれをオーブンで熟成する前に、有機洗浄
溶媒で洗浄することによって処理することができる。こ
の有機洗浄溶媒は、例えば臭化メチレン、二塩化エチレ
ン、四塩化炭素、キシレン、トルエン、ベンゼン、アセ
トン、又はメタノールであってよい。臭化メチレンは本
方法における溶媒として用いるものと同一の化合物であ
るから好適である。
本発明の方法において用いる触媒は、アルミニウム粉
末、鉄粉、FeCl3及び/又はFeBr3を単独で又は三ハロゲ
ン化アルミニウムと組合わせて利用してもよいが、好ま
しくはAlCl3及び/又はAlBr3である。他の臭素化触媒
は、それが遭遇する工程条件下に過臭素化するのに十分
な触媒活性を有するならば適当である。触媒は触媒量で
使用される。典型的には、触媒は工程に用いるジフエニ
ルアルカン反応物の重量に基づいて0.1〜20重量%の範
囲内の量で存在するであろう。好適な量は同一の基準で
1〜10重量%である。
供給物溶液の反応容器への添加中、反応温度は少くと
も約5℃であるべきである。好適な温度範囲は10〜80℃
である。最も簡便には、反応物は最初室温及び大気圧下
にあってよい。50℃以上の反応物の温度を達成したい場
合には、Br2及び/又は臭化メチレンの反応物からの消
散を防止或いは減ずるための手段を講ずるべきである。
これは昇圧して沸とうを防ぐことにより或いは蒸発した
Br2及び/又は臭化メチレンを必要に応じて還流させる
ことにより達成することができる。
供給物の溶液の添加は一般にある期間にわたって行わ
れ、そして添加の速度は反応の規模並びに温度を制御す
る能力及び臭化水素の発生を処理する能力に依存する。
実験室の規模において、添加は典型的には0.5〜1.5時間
を要し、一方商業的規模において、添加は1.0〜10.0時
間又はそれ以上を要しよう。4〜5時間は商業的規模に
対して典型的であろう。
添加の完了後、ジフエニルアルカンの実質的な過臭素
化を高収率で保証するのに必要とされる時間反応物を維
持する。この期間中反応物の温度は約50℃以上であっ
て、この期間を最少にすることが好適である。そのよう
な昇温は有用であるけれど、Br2及び/又は塩化メチレ
ンの反応物からの取り返しのきかない沸とうによる反応
物のBr2及び/又は臭化メチレン含量を不本意に減少さ
せないように注意しなければならない。そのような減少
を防ぐために、Br2及び塩化メチレンの沸点に達しない
ように工程の温度及び圧力を設定することができる。よ
り好適な技術は、沸とう条件を許容し、そして発生する
蒸発の還流物を反応物に返送することである。凡そ大気
圧である好適な圧力下において、沸とうする温度は60〜
80℃の範囲内であろう。この範囲内の温度に維持する時
間は少くとも約4時間である。
最初に反応容器中に存在するBr2の量は、所望のデカ
ブロムジフエニルエタン生成物を製造するのに必要とさ
れる化学量論量以上少くとも約50%過剰であるべきであ
る。反応中の反応物の温度はBr2の量に影響するであろ
う。即ちこれは好ましくは低温の場合に大過剰量が有利
であり、一方高温の場合に小過剰量で十分であるように
使用される。例えば約50℃の反応温度において過剰量は
約150%であるべきであり、一方約80℃の反応温度では
過剰量は約100%であってよい。50%過剰よりも非常に
少ないBr2の量は、最低の反応温度において臭素化の少
ない生成物の得られる可能性がある。Br2の化学量論量
は、各置換位置に対して1つのBr原子及びそのような置
換に付随するHBrの生成に対して1つのBr原子を与える
のに必要とされるBr2の量として定義される、斯して化
学量論量は置換位置1つ当たりBr21モルとなる。例えば
デカブロムフエニルエタンの生成は、化学量論的には所
望の置換を達成するために10モルのBr2を必要としよ
う。
反応時間の終了した後、主にデカブロムジフエニルエ
タンである生成物を反応物から回収する。この回収は常
法によることができる。好ましくは反応物を室温まで冷
却させる。次いで水を添加して触媒を不活性化させる。
続いて反応物を加熱して、依然存在する臭素と臭化メチ
レンを除去する。これが達成された後、生成物を反応物
から濾過し、水洗して不活性化された触媒及び他の不純
物の存在を減ずる。溶媒洗浄後、生成物を140〜170℃の
温度で1時間乾燥する。次いで生成物を直ぐに炉で熟成
して包含されているBr2、溶媒及び他の不純物を更に除
去する。この炉での熟成は一般に150℃以上、但し250℃
以下の温度で4〜20時間行なわれよう。
前述したように本発明のデカブロムジフエニルアルカ
ン生成物は良好な色と物理性を有する。炉熟成後の生成
物は高純度と高熱安定性を示す。確かに本発明のデカブ
ロジフエニルエタン生成物は、344〜355℃の範囲内の融
点を示し、また熱重量分析に供した時400℃において約2
0重量%以下の重量損失を示す。この重量損失の傾向は
以下の通りである: 300℃ 350℃ 400℃ 重量損失% <0.5 <4.5 <20.0 本発明のデカブロムジフエニルアルカンの色は少くと
も白色に近い。例えばデカブロムジフエニルエタン生成
物は次のハンター(Hunter)色度計値を有する:L=94〜
95、a=0〜0.3、b=5〜6、及びY.I.=10〜12。
本発明の主にデカブロムジフエニルアルカンは、実施
的にいずれの可燃性物質との組成物においても難燃剤と
して使用しうる。この物質は高分子、例えばセルロース
性物質又は重合体であってもよい。重合体の例はオレフ
イン重合体、架橋された及びその他のような重合体、例
えばエチレン、プロピレン及びブチレンの単独重合体;
そのようなアルケン単量体の2つ又はそれ以上の共重合
体及びそのようなアルケン単量体の1つ又はそれ以上と
いずれか他の共重合しうる単量体との共重合体、例えば
エチレン/プロピレン共重合体、エチレン/アクリル酸
エチル共重合体及びエチレン/酢酸ビニル共重合体;オ
レフイン性不飽和単量体の重合体、例えばポリスチレ
ン、高衝撃ポリスチレン、及びスチレン共重合体;ポリ
ウレタン;ポリアミド;ポリイミド;ポリカーボネー
ト;ポリエーテル;アクリル樹脂;ポリエステル、特に
ポリ(エチレンテレフタレート)及びポリ(ブチレンテ
レフタレート);エポキシ樹脂;アルキド;フエノール
樹脂;弾性体、例えばブタジエン/スチレン共重合体及
びブタジエン/アクリロニトリル共重合体;アクリロニ
トリル、ブタジエン及びスチレンのターポリマー;天然
ゴム;ブチルゴム;及びポリシロキサンである。重合体
は種々の重合体の混合物であってもよい。更に重合体は
適当な場合には化学的手段により又は照射により架橋さ
れていてもよい。
組成物に用いる本発明の生成物の量は意図する難燃性
を得るために必要とされる量であろう。すべての場合に
対して本生成物の組成物中における割合の唯一の正確な
値は規定できないということは同業者にとって明らかで
あろう。その理由は、この割合が可燃性物質の種類、他
の添加剤の存在、及び与えられた用途において求められ
る難燃化の程度と共に変化するからであろう。更に特別
な組成物において与えられた難燃性を達成するのに必要
とされる割合は、その組成物から作る製品の形態に依存
しよう。例えば電気絶縁体、管及びフイルムはそれぞれ
異なった挙動を示す。しかしながら一般に組成物は、そ
れが組成物中の唯一の難燃剤化合物であるならばこれを
5〜40重量%、好ましくは10〜30重量%含有することが
できる。
本発明の生成物を、無機化合物特に酸化第二鉄、酸化
亜鉛、ホウ酸亜鉛、第V族元素例えばビスマス、ヒ素、
燐及び特にアンチモンの酸化物と共に組成物中に用いる
ことは特に有利である。これらの化合物の中で酸化アン
チモンは特に好適である。そのような化合物が組成物中
に依存するならば、与えられた難燃性を達成するために
必要される主にデカブロムジフエニルアルカンの生成物
の量は対応して減ぜられる。
本発明の生成物及び上記無機化合物からなる難燃剤系
を含有する組成物は、その系を約40重量%まで、好まし
くは20〜30重量%含有することができる。
本発明の生成物及び無機化合物は可燃性物質の燃焼条
件下に反応して、無機臭素化合物例えば臭化水素及びオ
キシブロマイドを生成し、これが難燃性を補助すると思
われる。本発明の臭素含有生成物も独立に難燃剤として
働き、そして難燃剤系中の生成物と無機化合物の割合
は、その系を混入する材料及び商業的考慮に依存して選
択の問題である。一般に本発明の生成物及び無機化合物
は1:1〜7:1、好ましくは2:1〜4:1の重量比である。
本発明の生成物を含有する組成物は、そのような組成
物中に普通存在する添加剤例えば可塑剤、抗酸化剤、充
填剤、顔料又はUV安定剤のいずれを含有していてもよ
い。
熱可塑性重合体及び本発明の生成物を含有する組成物
から製造される熱可塑性製品は、常法により例えば射出
成形、押出し成形、圧縮成形などにより製造することが
できる。
次に実施例を呈示する。
実施例I 本実施例は本発明のものではなくて、むしろ対照の目
的で示す。この実施例によって例示される方法は臭素を
反応物として及び単独の溶媒として双方に用いることに
よるデカブロムジフエニルエタンが主の生成物を生成す
る。
3の樹脂釜に、機械的撹拌機、温度計、温度調節
器、加熱テープを巻いた滴下濾斗、加熱マントル及び二
重還流凝縮器を装備した。この釜に臭素2407.0g(15.00
モル)及び無水塩化アルミニウム8.9gを仕込んだ。仕込
んだ臭素の量は、ジフエニルエタン反応物を過臭素化す
るのに必要とされる化学量論量の150%過剰の量であっ
た。
滴下濾斗に粉砕したジフエニルエタン(111.0g、0.61
モル)を仕込み、加熱テープによってゆっくり加熱して
ジフエニルエタンを溶融した(55〜66℃)。この溶融し
たジフエニルエタンを60〜75分間にわたって反応器に添
加した。この添加中に得られる反応物を25〜30℃の温度
に保った。
添加が実質的に完了した後、反応物を撹拌し、還流す
る(60℃)まで4.5時間加熱した。この期間の後、反応
は完結したようであった。
この反応物に水(1)を添加して触媒を不活性化さ
せた。次いで得られる蒸気が、臭素の実質的にすべてが
除去されたことを示す100℃の温度になるまで臭素を留
去した。
得られる固体生成物を濾過し、水で1回洗浄し、次い
でキシレン250mlで洗浄した。この洗浄した生成物を乾
燥し、200℃下に16時間炉で熟成した。デカブロムジフ
エニルエタンに富む生成物の収量:572.0g(96%)。こ
の生成物は340〜344℃の融点と82.7%の臭素含量を有し
た。
実施例II 本実施例は対照の目的で呈示し、本発明のものではな
い。本実施例で例示される方法は、エチレンジクロリド
を工程溶媒として用いることによりデカブロムジフエニ
ルエタンに富む生成物を製造する。
ガラス反応容器中に、臭素256g(1.6モル)、エチレ
ンジクロリド25ml及び無水塩化アルミニウム1.5gを入れ
た。撹拌しながら、ジフエニルエタン14.6g(0.08モ
ル)のエチレンジクロリド25ml中溶液を2時間にわたっ
て25〜35℃で添加した。この反応混合物を還流するまで
加熱し、6時間還流させた。次いでこれを室温まで冷却
し、エチレンジクロリド150mlを添加した。臭素をいく
らかのエチレンジクロリドと一緒に留出させた。この混
合物を冷却し、エチレンジクロリドを更に100mlに添加
し、次いで痕跡量の臭素の色しか残らなくなるまで臭素
を再び留去した。生成物を濾過によって回収し、エチレ
ジクロリドで2回洗浄し、100℃で4時間乾燥して主に
デカブロムジフエニルエタンの明橙色の生成物76.2g
(収率98.5%)を得た。この生成物を200℃下に16時間
炉で熟成し、融点335〜342℃及び臭素含量82.1%(計算
値=82.1%)を有する灰色がかった生成物を得た。
実施例III〜VIは本発明の方法を例示する。
実施例III 500mlの樹脂釜に、機械的撹拌機、還流凝縮器、温度
計、温度調節器及び滴下濾斗を装備した。
この釜にBr2320g(2.0モル)及び塩化アルミニウム1.
8gを仕込んだ。この臭素320gは過臭素化に必要とされる
化学量論量以上100%過剰の臭素に相当する。
滴下濾斗に、ジフエニルエタン18.2g(0.1モル)及び
臭化メチレン49.4g(20ml)を含有する溶液を仕込ん
だ。この溶液を滴下濾斗から30分間にわたって反応釜に
滴下した。この添加中、得られる反応物を室温で撹拌し
た。添加の完了後、反応物を撹拌し、還流(65〜67℃)
まで6時間加熱した。
6時間が経過した後、反応は完結したようであった。
反応物を室温まで冷却した。この反応物に水(150ml)
を添加して触媒を不活性化させた。触媒の不活性化後、
得られる蒸気が約100℃になるまで反応物を加熱して、
依然存在する臭素及び臭化メチレンを除去した。
固体生成物を残りの溶液から濾過し、水200mlずつで
2回洗浄し、160℃で1時間乾燥した。次いで生成物を
強制空気循環炉中200℃下に15時間炉で熟成した。白色
の生成物(95.5g、98%)を得た。この生成物は融点344
〜354℃と平均臭素含量82.6%を有した。
実施例IV 樹脂釜(3)に、機械的撹拌機、還流凝縮器、温度
制御器付きの温度計及び滴下濾斗を装備した。
この釜にBr22160g(13.5モル)及び無水塩化アルミニ
ウム10.9gを仕込んだ。本実施例で用いるBr2の量は過臭
素化に必要とされる化学量論量以上80%過剰の臭素に相
当する。
滴下濾斗に、ジフエニルエタン136.8g(0.75モル)及
び臭化メチレン185.2g(75ml)を含有する溶液を仕込ん
だ。この溶液を滴下濾斗から30分間にわたって反応釜に
滴下した。この添加中、得られる反応物を室温で撹拌し
た。添加の完了後、反応物を撹拌し、還流(65〜66℃)
まで5時間加熱した。
6時間が経過した後、反応は完結したようであった。
反応物を室温まで冷却した。この反応物に水(800ml)
を添加して触媒を不活性化させた。触媒の不活性化後、
反応物を加熱して依然存在する臭素及び臭化メチレンを
除去した。蒸気が100℃になった時加熱を止めた。
固体のデカブロムジフエニルエタンに富む生成物を反
応物から濾過し、水250mlずつで2回洗浄し、次いでキ
シレン250mlずつで2回洗浄した。回収した生成物を室
温下に夜通した風乾した。次いで生成物を強制空気炉中
200℃下に12時間炉で熟成した。明沃褐色の生成物(71
9.8g、98.7%)が得られた。生成物は340〜350℃の融点
と83.3%の臭素含量を有した。
実施例V 臭化メチレン30ml(74.4g)をジフエニルエタン18.2g
を溶解するために用い且つ回収した生成物を200℃下に1
6時間炉で熟成する以外実施例3の方法に従った。
灰色がかった主にデカブロムジフエニルエタン生成物
(93.0g、95.6%)を得た。この生成物は345〜354℃の
融点と83.4%の臭素含量を有した。
実施例VI 3の釜に機械的撹拌機、還流凝縮器、滴下濾斗、温
度調節器付き温度計及び加熱マントルを装備した。この
釜に臭素1600g(10モル、化学量論量の100%過剰量)及
び無水塩化アルミニウム9.0gを仕込んだ。
滴下濾斗に、ジフエニルエタン91.0g(0.5モル)及び
臭化メチレン185g(75ml)を含む溶液を入れた。この溶
液を40分間にわたって釜に添加した。
添加が完了した後、反応物の撹拌性を補助するために
臭化メチレン62.0g(25ml)を更に添加した。次いで反
応物を66〜67℃に加熱し、その温度で6時間撹拌した。
6時間が経過した後、反応物を50℃まで冷却した。こ
の反応物に水(500ml)を添加して触媒を不活性化し
た。次いで反応物を加熱して、それからBr2及び臭化メ
チレンを除去した。この除去を行なった後、反応物から
白色の生成物を濾過した。
主にデカブロムジフエニルエタンである生成物を水40
0mlずつ2回洗浄した。この洗浄後、回収した生成物を1
25℃で2時間乾燥した。乾燥後に生成物を強制空気循環
炉中において200℃下に8時間炉で熟成した。
炉での熟成を行なった後、生成物をトルエン400mlず
つで2回洗浄し、次いで室温で乾燥した。乾燥後、生成
物を再び200℃に更に2時間加熱して、依然存在するか
も知れない溶媒を除去した。
生成物の最終収量は475.4g(97.8%)であった。この
最終生成物は、熱重量分析に供した時、200℃及び300℃
で0.0重量%、400℃で17.0重量%及び500℃で84.9重量
%の損失を示した。
また最終生成物はハンター色度計で色試験したが、次
の値を示した:L=91.5、a=0.3、b=9.98、及びY.I.
=20.0。
また最終生成物は344〜352℃の融点を有した。
実施例VII 実施例IVで製造した最終生成物の一部分をハンツマン
(Huntsman)840D HIPS(高衝撃ポリスチレン)及び酸
化アンチモン相乗作用剤と配合した。デカブロムジフエ
ニルエタンに富む生成物は約12重量%の量で存在し、一
方酸化アンチモン相乗作用剤は約4重量%の量で存在し
た。このすべての重量%は組成物の全重量に基づくもの
である。
組成物は、ハーケ・システム・フオーテイ(Haake S
ystem Forty)押出し機での205〜225℃下における押出
しによって製造した。次いで回収した組成物をバッテン
フエルド(Battenfeld)射出成形機により200〜227℃の
筒域温度で射出成形した。
この射出成形した製品を、UL−94に従って試験した。
1/8インチの細片はV−0の評価を示した。更に射出成
形した製品をUV安定性の測定試験に供した。28.5の△E4
8(太陽光照射機)が得られた。
実施例VIII 次の実施例はジフエニルエタン反応物を精製して良好
な色を得る方法を例示する。
1のビーカーにメタノール(300ml)を仕込んだ。
次いで粗ジフエニルエタン(300g)を添加した。このビ
ーカーの内容物を65℃に加熱し、撹拌し、次いで得られ
た透明な溶液をゆっくりと室温まで冷却した。結晶の固
体が生成した。この固体を濾過し、メタノール120mlで
1回洗浄し、次いで乾燥した。回収量は274.5g(91.5
%)であった。この再結晶した物質は、元の出発ジフエ
ニルエタンの49〜50℃より僅かに高い50〜54℃の融点を
有した。この出発ジフエニルエタンは33.2の黄色指数
(Yellowness Index)(L=81.2、a=−2.9、b=1
6.1)を有し、一方再結晶したジフエニルエタン物質は
2.8の黄色指数(L=90.8、a=−0.4、b=1.4)を有
した。
ジフエニルエタン反応物は、主にデカブロムジフエニ
ルエタンの生成物が良好な色を有するように、ハンター
色度計で測定して5又はそれ以下の黄色指数を有すべき
であると思われる。
次の表は本発明の方法の生成物の優れた熱安定性を例
示する。
すべての熱重量分析は空気の存在下に且つ951型TGAモ
ジユールを備えたデユポン製990型熱分析機を用いて行
なった。
典型的な測定は、試験すべき物質10〜20mgを白金製試
料ホルダー中に入れ、次いで試料ホルダーを石英管中に
封入することによって行なった。次いで全体を炉の中に
入れ、空気流を50ml/分に調節した。系をプログラムに
より10℃/分の加熱速度で25℃から500℃まで加熱し
た。温度に対する重量損失は装置が自動的に記録した。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ジフエニルアルカン及び40〜90重
    量%の臭化メチレンを含んでなる溶液を、Br2及び臭素
    化触媒を含む反応容器に添加し、但し該臭素を、ジフエ
    ニレンアルカンを過臭素化するために必要とされる化学
    量論量より過剰の少くとも50%の量で存在させることに
    よって撹拌しうる反応物体を生成せしめ、 (b) この物体を、該ジフエニルアルカンの実質的に
    すべての過臭素化を達成するのに十分な時間維持し、そ
    して (c) 主にデカブロムジフエニルアルカンの生成物を
    該反応物体から回収し、次いで、回収された該生成物を
    炉中で熟成する、 ことを特徴とする主にデカブロムジフエニルアルカンの
    生成物の製造法。
  2. 【請求項2】デカブロムジフエニルエタンを主たる量で
    且つ不純物を少量で含有する、但し該デカブロムジフエ
    ニルエタンはジフエニルエタンの臭素化で製造されたも
    のであり、そして該デカブロムジフエニルエタン生成物
    は、炉で熟成させられた結果として、344〜355℃の範囲
    内の融点を有するものである、ことを特徴とするデカブ
    ロムジフエニルエタン生成物。
  3. 【請求項3】デカブロムジフエニルエタンを主たる量で
    且つ不純物を少量で含有し、但し該デカブロムジフエニ
    ルエタンはジフエニルエタンの臭素化で製造されたもの
    であり、そして該デカブロムジフエニルエタン生成物
    は、炉で熟成させられた結果として、熱重量分析に供し
    た時に400℃で約20重量%未満の重量損失を示すもので
    ある、ことを特徴とするデカブロムジフエニルエタン生
    成物。
  4. 【請求項4】デカブロムジフエニルエタンを主たる量で
    且つ不純物を少量で含有する、但し該デカブロムジフエ
    ニルエタンはジフエニルエタンの臭素化で製造されたも
    のであり、そして該デカブロムジフエニルエタン生成物
    は、炉で熟成させられた結果として、熱重量分析に供し
    た時に次の重量損失傾向 300℃ 350℃ 400℃ 重量損失% <0.5 <4.5 <15.5 を示すものである、ことを特徴とするデカブロムジフエ
    ニルエタン生成物。
  5. 【請求項5】高衝撃ポリスチレン、アクリロニトリル−
    ブタジエン−スチレンターポリマー、又はポリオレフイ
    ン及び難燃性量の特許請求の範囲第2項記載のデカブロ
    ムジフエニルエタン生成物を含んでなる熱可塑性組成
    物。
  6. 【請求項6】高衝撃ポリスチレン、アクリロニトリル−
    ブタジエン−スチレンターポリマー、又はポリオレフイ
    ン及び難燃性量の特許請求の範囲第3項記載のデカブロ
    ムジフエニルエタン生成物を含んでなる熱可塑性組成
    物。
  7. 【請求項7】高衝撃ポリスチレン、アクリロニトリル−
    ブタジエン−スチレンターポリマー、又はポリオレフイ
    ン及び難燃性量の特許請求の範囲第4項記載のデカブロ
    ムジフエニルエタン生成物を含んでなる熱可塑性組成
    物。
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