JPS6318918B2 - - Google Patents

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JPS6318918B2
JPS6318918B2 JP55087289A JP8728980A JPS6318918B2 JP S6318918 B2 JPS6318918 B2 JP S6318918B2 JP 55087289 A JP55087289 A JP 55087289A JP 8728980 A JP8728980 A JP 8728980A JP S6318918 B2 JPS6318918 B2 JP S6318918B2
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JP
Japan
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signal
color
recording
playback
during
Prior art date
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Expired
Application number
JP55087289A
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English (en)
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JPS5713881A (en
Inventor
Yoshitsugu Shibuya
Kunio Sekimoto
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8728980A priority Critical patent/JPS5713881A/ja
Publication of JPS5713881A publication Critical patent/JPS5713881A/ja
Publication of JPS6318918B2 publication Critical patent/JPS6318918B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/79Processing of colour television signals in connection with recording
    • H04N9/80Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
    • H04N9/82Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
    • H04N9/83Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal
    • H04N9/84Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the recorded chrominance signal occupying a frequency band under the frequency band of the recorded brightness signal the recorded signal showing a feature, which is different in adjacent track parts, e.g. different phase or frequency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、PAL方式あるいはSECAM方式カラ
ーテレビジヨン信号の記録再生装置に関し、長時
間の記録を可能とし、かつ色信号の隣接信号妨害
を軽減するとともに、静止再生、スローモーシヨ
ン再生、高速再生、逆転再生等の特殊再生時にも
水平同期信号の不連続による画面の曲り(スキユ
ー歪)がなく、色信号不連続による色相の乱れも
ない良好な再生画像が得られるよう構成したもの
である。 近来、家庭用YTRは高密度化の傾向に有り、
2ヘツド型ヘリカルスキヤンVTRでは、2つの
ヘツドにアジマス角度を設け、隣接するトラツク
間にガードバンドを設けない記録方式が一般化し
ている。 第1図にVHS方式のPAL,SECAM信号用
VTRの記録パターンを示す。第1図において、
−A,−B,−A,−B,…は記録トラ
ツクを表わし、−A,−A,−A,…はA
ヘツドで書かれた軌跡、−B,−B,−
B,…はBヘツドで書かれた軌跡で、Aヘツド、
Bヘツド間には±6゜のアジマス角度が設けられて
いる(図では示さず)。また、−1,−2,
−3,…はライン番号を表わし、付記されてい
るRとBは、そのラインの色信号を表わす。即
ち、PAL信号では、1ラインごとにR−Y信号
の位相が反転しているが、R−Y信号が正の状態
をR、負の状態をBで表わす。また、SECAM信
号では、1ラインごとにR−Y信号とB−Y信号
が交互に伝送されているが、R−Y信号が伝送さ
れている状態をR,B−Y信号が伝送されている
状態をBで表わす。また、αHは隣接するトラツク
間の水平同期信号のずれ量で、VHS方式PAL,
SECAM信号用VTRではαH=1.5に設定されてい
る。なお、この時のトラツクピツチTpは49μm、
テープスピードは23.4mm/Sである。 このようにVHS方式PAL,SECAM信号用
VTRでは隣接するトラツク間の水平同期信号が
並び、かつ、隣り合う色信号も並んでいる。即
ち、Rの隣りはR,Bの隣りはBになつている。 次に、このようなVTRで特殊再生(静止、ス
ロー、高速、逆転再生を総称する)する場合につ
いて説明する。第2図は静止再生、第3図は高速
再生、第4図は逆転再生の場合のヘツドの軌跡を
表わし、はAヘツドの再生軌跡、はBヘツド
の再生軌跡である。但し、第2図ではA,B両ヘ
ツドとも同じ軌跡を描く。前述のように、A,B
両ヘツドにはアジマス角度が設けられているた
め、AヘツドはAヘツドで書かれた軌跡の信号の
みを、BヘツドはBヘツドで書かれた軌跡の信号
のみを再生する。従つて、第2図〜第4図におい
て、それぞれ斜線の部分の信号が再生される。第
2図では、Aヘツドでは斜線の部分の信号が、
Bヘツドでは斜線の部分の信号が再生される。
このような特殊再生時には、1つのヘツドの1再
生中、記録軌跡をジヤンプしたり、ヘツド切換時
に通常再生の場合と異つた信号順序になつたりす
る。これらの状態を分類すると、 1 1つのヘツドの1再生中に、2つ先の記録軌
跡へ移行する(高速再生時)。 〔第3図で、Aヘツドの−A軌跡から−
A軌跡への移行、およびBヘツドの−B軌跡
から−B軌跡への移行〕 2 ヘツドの切換時に1つ先の記録軌跡へ移行す
る(静止、スロー、高速、逆転再生時)。 〔第2図で、Bヘツドの−B軌跡からAヘ
ツドの−A軌跡への移行、第4図で、Aヘツ
ドの−A軌跡から−B軌跡へ移行〕 3 ヘツド切換時に3つ先の記録軌跡へ移行する
(高速再生時)。 〔第3図で、Aヘツドの−A軌跡からBヘ
ツドの−B軌跡への移行〕 4 ヘツド切換時に1つ前の軌跡へ移行する(静
止、スロー、逆転再生時)。 〔第2図で、Aヘツドの−A軌跡からBヘ
ツドの−B軌跡への移行、第4図で、Bヘツ
ドの−B軌跡からAヘツドの−A軌跡への
移行〕 5 1つのヘツドの1再生中に、2つ前の記録軌
跡へ移行する(静止、スロー、逆転再生時)。 〔第4図で、Aヘツドの−A軌跡から−
A軌跡への移行、−A軌跡から−A軌跡へ
の移行、Bヘツドの−B軌跡から−B軌跡
への移行〕 の5通りになる。上述の5つの場合において、水
平同期信号の連続性と色信号の連続性が重要であ
る。水平同期信号の連続性がなくなると画面でス
キユー歪が生じることになる。次に色信号の連続
性について述べる。PALおよびSECAM信号で
は、1ラインごとに色信号が切換えられている。
即ち、PALでは1ラインごとにR−Y信号の搬
送波の位相が反転されており、SECAMではR−
Y信号とB−Y信号が1ラインごとに切換えて伝
送されている。従つて、フイルードの途中または
始めで色信号の順序が逆転すると、テレビジヨン
受像機の色判別回路が誤動作したり、引込むまで
の時間がかかつたりし、色がつかなかつたり、画
面の途中や上部で色相が乱れたりする。 第1図の記録パターンのVTRで上述の5つの
場合を見ると、1および5の場合は、記録パター
ンで水平同期信号および色信号が並んでいるた
め、水平同期信号の連続性も色信号の連続性も保
たれる。2の場合は、通常再生の場合と全く同じ
ヘツドの切換えが行なわれるため水平同期信号お
よび色信号の連続性が保たれる。3の場合は、ヘ
ツド切換時に再生される信号は2トラツクと2αH
ラインスキツプされる。第3図の−Aから−
Bへの移行では、−Bトラツクと−Aトラツ
クおよび、−Aトラツクの−312ライン、
−313ライン(1/2ライン)、−Bトラツクの
−313ライン(1/2ライン)、−314ラインがスキ
ツプされ、−311ラインから−315ラインへ移
行する。従つてスキツプされる全ライン数は625
+2αH=628(αH=1.5)となり、これは偶数である
ので、水平同期信号および色信号の連続性は保た
れる。4の場合は、ヘツド切換時に、再生される
信号は1つ前のトラツクへもどり、かつ2αHライ
ンもとへもどる。第2図の−Aから−Bへの
移行では−Aトラツクの−314ラインから
−Bトラツクの−312ラインへ移行する。即ち、
625〜2αH=628ライン前へもどる。第4図の−
Bトラツクから−Aトラツクへの移行に際して
も同様に625+2αH=628ライン前へもどる。これ
は偶数であるので、水平同期信号および色信号の
連続性は保たれる。 このように第1図のような記録パターンの
VTRでは特殊再生時にも常に水平同期信号およ
び色信号の連続性が保たれている。 次に、VHS方式PAL,SECAM信号用VTRの
信号処理の基本ブロツク図を第5図に示し、簡単
に説明する。第5図において、1は映像信号入力
端子、2は低域フイルタ、3は帯域フイルタ、4
は周波数変調器、5は周波数変換器、6は加算
器、7はヘツド、8は高域フイルタ、9は低域フ
イルタ、10は周波数復調器、11は周波数変換
器、12は加算器、13は映像信号出力端子であ
る。入力端子1に印加された映像信号は、低域フ
イルタ2および帯域フイルタ3により輝度信号と
搬送色信号に分離される。輝度信号は周波数変調
器4で周波変調波とされ、加算器6に導かれる。
一方、搬送色信号は周波数変換器5で低域周波数
に変換され、加算器6で前記周波数変調波に重畳
され、ヘツド7を通じてテープに記録される。こ
の低域への周波数変換時に、PAL,SECAMのそ
れぞれの信号に応じた信号処理が施される。ヘツ
ド7から再生された信号は高域フイルタ8および
低域フイルタ9によつて輝度信号の周波数変調波
および低域に変換された搬送色信号に分離され
る。周波数変調波は、周波数復調器10に導か
れ、復調されて再生輝度信号が得られ、加算器1
2へ導かれる。一方、低域に変換された搬送色信
号は周波数変換器11でもとの周波数にもどさ
れ、加算器12で、再生輝度信号に加えられ、出
力端子13に再生映像信号が得られる。周波数変
換器11で搬送色信号をもとの周波数にもどす過
程でPAL、SECAMそれぞれの信号に応じた信号
処理が施される。 本発明は、前述の第1図のパターンより更に高
密度化を進めたり、あるいは異つたパターンにし
たりして、特殊再生時に、水平同期信号および色
信号の連続性を得る方法を提供するものである。 第2図〜第4図で説明したように特殊再生時に
信号の不連続が生じ得る5つの場合がある。その
それぞれの場合について任意のパターンでのαH
と水平同期信号および色信号の連続性について説
明する。1の場合はトラツク移行時に625+2αH
イン先へ移行する。5の場合は625+2αHライン前
へ移行する。また前述のように、ヘツド切換時
に、2の場合は通常再生のときと全く同じように
信号が移行し、いかなるパターンでも水平同期信
号および色信号の連続性は保たれ、3の場合は
625+2αHライン先へ移行し、4の場合は625+2αH
ライン前へ移行する。従つて、これらのときに水
平同期信号が常に連続であるための条件は、スキ
ツプされるライン数、または逆もどりするライン
数が整数であること、即ち、625+2αHが整数であ
ることであり、 αH=n/2(n:整数) となる。また、色信号が連続であるための条件
は、625+2αHが偶数であること、即ち、2αHが奇
数であることであり、 αH=(2n+1)/2(n:整数) となる。 以上のことから、第1図の記録パターンより更
に記録密度を上げる場合、通常再生はもちろん、
特殊再生時にも水平同期信号及び色信号の連続性
が得られる記録パターンはαH=0.5のみである。
ところがVHS方式のPAL,SECAM信号用VTR
において、αH=0.5とするとテープスピードは7.8
mm/S、トラツクピツチはTp=16μmとなり、音
声の性能も悪くなり、しかも隣接する色信号は並
ばないので隣接妨害信号の影響を受けることにな
り、画質も劣化する。αH≠(2n+1)/2の任
意の記録パターンで隣接色信号が並ばない時に記
録パターンで隣接色信号を並べ、特殊再生時にも
色信号の連続性を得るようにする一方法は特願昭
54−106946号に述べてある。また、αH=n/2の
ときは、前述のように特殊再生時水平同期信号の
連続性が得られる。 本発明は、以上の点に鑑み、αH=1.5より記録
密度を高め、家庭用として満足できる音声の性能
および画質が得られるような記録パターンあるい
は任意のαH≠n/2の記録パターンにおいても特
殊再生時に水平同期信号および色信号の連続性が
得られる方法を提供するものである。 今、VHS方式PAL,SECAM信号用VTRのテ
ープスピードを半分にすると、αH=0.75になり、
テープスピードは11.7mm/S、トラツクピツチは
Tp=24μmとなり、音声の性能および画質は家庭
用としてほぼ満足できるものが得られる。このαH
=0.75の場合を例にとり、本発明を説明する。な
お、本発明は、αH=0.75のみならず、任意のαH
(≠n/2)の記録パターンに対しても適用可能
である。 第6図にαH=0.75の場合の記録パターンを示
す。第6図において、トラツク、ラインおよび色
信号の記号は第1図と同じ意味である。また、第
7図は、この記録パターンでの静止再生、第8図
は高速再生、第9図は逆転再生の時のヘツドの軌
跡を表わし、第10図は静止再生、第11図は高
速再生、第12図は逆転再生の時の水平同期信号
と色信号の順序および再生エンベロープ波形を表
わす。第7〜9図はαH=1.5の場合の第2〜4図
に対応し、記号は同じ意味である。αH≠n/2の
任意のパターンでは、特殊再生の前記2以外の場
合、水平同期信号およびび色信号の連続性がくず
れる。特殊再生のこれらの場合を第7図〜12図
により説明する。特殊再生1の場合は、例えば第
8図および第11図の高速再生時にAヘツドが斜
線部分−Aトラツクから−Aトラツクに移高
する時(第11a点)、Bヘツドが−Bトラツ
クから−Bトラツクに移行する時(第11図b
点)に相当する。この時、Aトラツクどおしおよ
びBトラツクどおしで水平同期信号および色信号
が並んでいないため不連続を生じる。この不連続
点でスキツプされるライン数は前述のように625
+2αH=626.5(αH=0.75)となり、第11図a点
では−3ラインRの途中から−4ラインRの
途中へ、b点では−622ラインBの途中から
−623ラインBの途中へ移行し、移行時の水平同
期信号の間隔は0.5H(H:ライン期間の単位)と
なる。また色信号はa点では−2ラインBから
−5ラインBへ移る過程で、0.5Hの期間があ
き、b点では−621ラインRから−624ライン
Rへ移る過程で、0.5Hの期間があくことになる。
いずれも連続な場合に比べ不連続点で、不連続点
前の色信号に対し、不連続点後の色信号が0.5H
進んでいる(1.5H遅れている)ことになる。3
の場合は、第8図および第11図で、Aヘツドの
−A軌跡からBヘツドの−B軌跡への切換点
(第11図c点)に相当する。このときスキツプ
されるラインは−312ラインの後1/4から−
314ラインの前1/4までの626.5ライン(625+
H:αH=0.75)となり、前述の1)の場合と同
様の不連続を生じる。c点で、−311ラインの
終りから−315ラインの始めへの移行で、水平
同期信号の間隔は1.5Hになり、色信号はBから
Rへ移る過程で1.5Hの期間があく、この場合も
1)の場合と同様に、不連続点で連続な場合に比
べ、不連続点後の色信号が不連続点前の色信号に
対し0.5H進んでいる(1.5H遅れている)。4の場
合は、第7図および第10図で、Aヘツドの−
A軌跡からBヘツドの−B軌跡への切換点(第
10図d点)に相当する。このとき−314ライ
ンの始めから1/4の点から−312ラインの始めか
ら3/4の点まで626.5ライン(625+2αH:αH
0.75)前へもどる。d点で−313ラインの終り
から−313ラインの始めへの移行で水平同期信
号の間隔は0.5Hになり色信号はBからRへ移る
過程で0.5Hの期間があく。この時、不連続点で
連続な場合に比べ、不連続点後の色信号が不連続
点前の色信号に対し1.5H進んでいる(0.5H遅れ
ている)。5の場合は、第9図および第12図で
Aヘツドの−A軌跡から−A軌跡への移行
(第12図e点)、−A軌跡から−A軌跡への
移行、Bヘツドの−B軌跡から−B軌跡への
移行(第12図f点)に相当し、4の場合と同様
の不連続を生じる。e点で、−311ラインの終
りから、−312ラインの始めへの移行で水平同
期信号の間隔は、1.5Hになり、色信号はBから
Bへ移る過程で1.5Hの期間があく。この時も4
の場合と同様に、不連続点で、連続な場合に比
べ、不連続点後の色信号が不連続点前の色信号に
対し1.5H進んでいる(0.5H遅れている)。f点も
全く同じである。 以上に述べた不連続状態をもとめ一般化する。
1トラツクに形成されるライン数をtH(前述の例
ではtH=312.5)とすると、特殊再生の1と3の
場合は2(tH+αH)ラインスキツプされ、4と5
の場合は2(tH+αH)ライン前の信号へもどるこ
とになる。このスキツプまたは前へもどるライン
数2(tH+αH)が整数ならば水平同期信号はその
点で連続になり、偶数ならば色信号も連続にな
る。従つて、前記1と3の場合はトラツク移行点
で水平同期信号は〔2(tH+αH)−m〕ライン
(m:整数)スキツプされたのと等価であり、色
信号は〔2(tH+αH)−2l〕ライン(l:整数)ス
キツプされたのと等価である。また、4の場合
は、水平同期信号は〔2(tH+αH)−m〕ライン前
へもどつたのと等価で、色信号は〔2(tH+αH)−
2l〕ライン前へもどつたのと等価である。これは
不連続点の前後で、1と3の場合は、不連続点前
の信号に対し、不連続点後信号は、水平同期信号
は〔2(tH+αH)−m〕ライン進み、色信号は〔2
(tH+αH)−2l〕ライン進むことを意味する。ま
た、4と5の場合は、不連続点前の信号に対し、
不連続点後の信号は、水平同期信号は〔2(tH
αH)−m〕ライン遅れ、色信号は〔2(tH+αH)−
2l〕ライン遅れることを意味する。これを前述の
αH=0.75にあてはめると、2(tH+αH)=626.5にな
り、m=626,2l=626とすると、1と3の場合
は、不連続点後で、水平同期信号は0.5H進み、
色信号は0.5H進み、4と5の場合は、不連続点
後で水平同期信号は0.5H遅れ、色信号は0.5H遅
れることになり、前述の結果と一致する。 以上説明のごとく、特殊再生を行なうと、前記
2以外の場合は、水平同期信号及び色信号の連続
性がくずれることになる。また第6図の記録パタ
ーンから分かるようにαH=0.75では隣接する信号
が並んでいない。従つて隣接トラツクから受ける
妨害信号は、主信号と異なつた情報(0.75ライン
ずれた情報)となる。輝度信号は比較的高い周波
数(周波数偏移3.8MHz〜4.8MHz)で周波数変調
されて記録されている為アジマス損失が大きく、
隣接信号情報(防害信号情報)が、主信号情報と
異なつていてもそれ程影響を受けないが、色信号
は低域周波数に変換して記録される為アジマス損
失が比較的少なく、隣接信号の影響を受け易い。
PAL信号の搬送色信号は、位相及び振巾で情報
を伝送している為、ライン間の位相相関が有り、
これを利用して隣接防害信号を除去することがで
きるが、SECAM信号の色信号は周波数変調信号
である為ライン間の厳密な位相関係が無く、これ
を利用して隣接妨害信号を除去することが難し
い。第1図の記録パターンのように隣接する信号
が並んでいると、隣接妨害信号は主信号とほぼ同
じ信号になり、その影響は少ない。特に、
SECAM色信号は、周波数変調波であるので、隣
接妨害色信号の周波数が主信号の周波数とほぼ同
じであれば零ビートとなり復調後の妨害信号量も
極めて少なくなる。本発明は、このような点も考
慮し、隣接色信号の妨害を従来並みにし、かつ特
殊再生時にも正常な色信号再生を行ない、高密度
記録を可能にするものである。 第13図及び第14図に本発明の第1の実施例
の基本ブロツク図、第15図にスイツチ制御信
号、第16図に第13図及び第14図の各部波形
と輝度信号及び色信号の関係、また第17図に本
発明における色信号の記録パターン(αH=0.75)
を示し、これらに従つて本発明の説明を行なう。
なお、輝度信号の記録パターンは第6図と同じて
ある。 第13図は、本発明の記録系の一実施例であ
り、1〜7は第5図と同じものを表わし、同じ動
作を行なう。14〜20はそれぞれ1.25H,
0.5H,1.75H,1.0H,0.25H,1.5H,0.75Hデイ
レーライン、21はスイツチ回路、22,23は
加算器、24はヘツド切換信号入力端子、25,
26はフリツプフロツプ、27はヘツド切換信
号、28,29はそれぞれフリツプフロツプ2
5,26の出力信号、30は垂直同期信号分離回
路、31は垂直同期信号、32はAND回路、3
3は第1のインデツクス信号、32は第2のイン
デツクス発生器、35は第2のインデツクス信号
である。第15図、第16図の波形は上記それぞ
れの番号の信号に対応する。第13図において輝
度信号は、低域フイルター2を通つた後、周波数
変換器4で変調されて加算器6で色信号と合成さ
れる。一方帯域フイルタ3の出力搬送色信号は、
そのままでスイツチ回路21のa端子へ、1.25H
デイレーライン14を経てスイツチ回路21のb
端子へ、0.5Hデイレーライン15を経てスイツ
チ回路21のc端子へ、1.75Hデイレーライン1
6を経てスイツチ回路21のd端子へ、1.0Hデ
イレーライン17を経てスイツチ回路21のe端
子へ、0.25Hデイレーライン18を経てスイツチ
回路21のf端子へ、1.5Hデイレーライン19
を経てスイツチ回路21のg端子へ、0.75Hデイ
レーライン20を経てスイツチ回路21のh端子
へと、それぞれ接続される。スイツチ回路21
は、ヘツド切換信号入力端子24に印加されたヘ
ツドに切換信号27(第15,16図の27)、
及び信号27をフリツプフロツプ25で1/2分周
した信号28(第15,16図の28)、更に信
号28をフリツプフロツプ26で1/2分周した信
号29(第15,16図の29)によつて制御さ
れ、スイツチ回路21の出力は、 信号27…高、信号28…高、信号29…高の
とき端子a、信号27…低、信号28…高、信号
29…高のとき端子b、信号27…高、信号28
…低、信号29…高のとき端子c、信号27…
低、信号28…低、信号29…高のとき端子d、
信号27…高、信号28…高、信号29…低のと
き端子e、信号27…低、信号28…高、信号2
9…低のとき端子f、信号27…高、信号28…
低、信号29…低のとき端子g、信号27…低、
信号28…低、信号29…低のとき端子h、へそ
れぞれ接続されるように成されている(第16図
67)。従つて、スイツチ回路21の出力には第
16図68に示すように、入力信号に対し、遅延
時間が1トラツク(フイールド)ごとに0,
1.25H,0.5H,1.75H,1.0H,0.25H,1.5H,
0.75H,0,1.25H…となる色信号が得られる。
スイツチ回路21の出力色信号は周波数変換器5
に印加され、変換された色信号は加算器22に印
加される。加算器22には、スイツチ制御信号の
基準を決める為の第1のインデツクス信号33
(第15図33)も印加される。この第1のイン
デツクス信号33は垂直同期分離器30で得られ
た垂直同期信号31(第15図31)、ヘツド切
換信号27(第15,16図27)、フリツプフ
ロツプ25の出力信号28(第15,16図2
8)、フリツプフロツプ26の出力信号29(第
15,16図29)のそれぞれの信号をAND回
路32に導き前記4種の信号が全て高レベルの
時、その出力に8フイールドを1周期とする信号
が得られるようにしたものであり、すなわち色信
号の遅延時間0の時に相当する。加算器22で得
られた色信号と第1のインデツクス信号33の合
成信号は更に加算器23に印加される。加算器2
3には、特殊再生時に再生搬送色信号と再生輝度
信号の時間差が同一もしくはHの整数倍に保たれ
るように、再生輝度信号の遅延時間切換を制御す
る為の第2のインデツクス信号35も印加され
る。この第2のインデツクス信号35は、フリツ
プフロツプ25の出力信号28によつて制御され
るインデツクス発生器34で形成される。例えば
第15図のように信号28が高レベルの期間(色
信号遅延時間0,1.25H,1.0H,0.25Hの期間)
を示すものである。この信号35は、色信号およ
び輝度信号と帯域が重ならない周波数で前記の前
期間もしくは一部の期間発生するものや、任意の
周波数で前記の全期間もしくは一部の期間中の、
水平同期信号の一部もしくは全期間発生するもの
で良い。尚第15図や以下の図面および説明では
便宜上信号35をパルス信号として扱うことにす
る。実際に記録される信号とパルス信号は振巾変
復調等によつて容易に変換できる。加算器23で
得られた色信号と第1および第2のインデツクス
信号33,35の合成信号は加算器6に印加され
て、第5図の場合と同様に記録される。今トラツ
ク−A,−B,−A,−B,−A,
−B,−A,−B,…に記録される色信号が
それぞれ0,1.25H,0.5H,1.75H,1.0H,
0.25H,1.5H,0.75H,…と遅延されたとすると、
色信号の記録パターンは、第17図のようにな
り、隣接するトラツク同志は全て並ぶことにな
る。また第1のインデツクス信号は、−A,
−A,…トラツクに、第2のインデツクス信号は
−A,−B,−A,−B,…トラツクに
挿入されている。尚トラツクと色信号の関係は遅
延時間切換が基準と一致しておけば、第17図に
限らない。 次に再生系について述べる。第14図は第1の
実施例の再生系を示す一実施例であり、スイツチ
制御信号、各部の波形と色信号の関係は、記録同
様第15,16図に示す。これらに従つて説明す
ると、第14図において7〜13は第5図と同一
で、同一動作を行なう。36,37はそれぞれ
0.75H,0.25Hのデイレーライン、38はスイツ
チ、39〜45はそれぞれ1.75H,0.5H,1.25H,
0.75H,1.5H,0.25H,1.0Hのデイレーライン、
46はスイツチ回路、47は第1のインデツクス
分離器、48は第1のインデツクス信号、49は
ヘツド切換信号入力端子、50,51はフリツプ
フロツプ、53,54はそれぞれフリツプフロツ
プ50,51の出力信号、55は第2のインデツ
クス分離器、56は第2のインデツクス信号、5
7はAND回路、58はNOR回路、59はOR回
路、60はOR回路59の出力信号、61はエン
ベロープ検波器、62はエンベロープ検波器61
の出力信号、63はパルス発生器、64はパルス
発生器63の出力信号、65はフリツプフロツ
プ、66はスイツチ制御信号であり、第15,1
6図の波形は上記それぞれの番号の信号に対応す
る。周波数復調器10で得られた再生輝度信号
は、0.75Hデイレーライン36と0.25Hデイレー
ライン37にそれぞれ印加されて、それらの出力
はスイツチ38に接続される。スイツチ38はス
イツチ制御信号66によつて制御され、通常の再
生時には、スイツチ33の出力には0.75H遅延さ
れた信号のみが取り出される。制御信号66につ
いては後述の特殊再生の時に、説明を行なう。ス
イツチ38の出力信号は加算器12で再生色信号
と合成される。一方低域フイルタ9で分離された
低域再生色信号は、周波数変換器11でもとの周
波数の色信号にもどされ、1.75Hデイレーライン
39,0.5Hデイレーライン40,1.25Hデイレー
ライン41、そのままの信号、0.75Hデイレーラ
イン42,1.5Hデイレーライン43,0.25Hデイ
レーライン44,1.0Hデイレーライン45のそ
れぞれを経て、スイツチ回路46の入力端子a,
b,c,d,e,f,g,hに接続される。スイ
ツチ回路46は、ヘツド切換信号入力端子49に
印加されたヘツド切換信号52(第15,16図
52)、及び信号52をフリツプフロツプ50で
1/2分周した信号53(第15,16図53)、更
に信号53をフリツプフロツプ51で1/2分周し
た信号54(第15,16図54)によつて制御
され、スイツチ回路21と同じ動作をする(第1
6図に示す52,53,54,69の関係)。こ
れによりスイツチ回路46の出力には、第16図
70に示すごとく、それぞれのデイレーラインの
入力端子に対し、遅延時間が1トラツクごとに
1.75H,0.5H,1.25H,0,0.75H,1.5H,
0.25H,1.0H…となる再生色信号が得られる。前
記したように記録時において1トラツクごとの遅
延が行なわれているので、第16図71に示すよ
うに記録再生の合計遅延時間は全てのトラツク
で、1.75Hになる。これは、全てのトラツクでの
合計遅延時間が等しくなるようにスイツチ回路4
6の制御信号を、再生第1のインデツクス信号4
8(第15図48)によつて制御しているからで
ある。これらの信号関係は第15図に示される通
りである。ビデオヘツドから再生される再生信号
の中から第1のインデツク分離器47によつて、
第1のインデツクス信号48を取り出し、その第
1のインデツクス信号をフリツプフロツプ50,
51のそれぞれのリセツト端子に印加する。第1
のインデツクス信号が印加されると、フリツプフ
ロツプの出力信号53,54は高レベルとなり、
次のインデツクス信号が来るまでは、ヘツド切換
信号52によつて、第15図のように信号53,
54をそれぞれ出力する。記録時において垂直同
期信号31、ヘツド切換信号27、フリツプフロ
ツプ25,26のそれぞれの出力信号28,29
の全てが高レベルになつた時のみ第1のインデツ
クス信号33が出力されるように成されている。
すなわち通常再生時は、分離された再生第1のイ
ンデツクス信号48を基準として再生色信号の遅
延切換を制御していることになる。スイツチ回路
46から出力される色信号は加算器12において
再生輝度信号と合成されて端子13より再生映像
信号として出力される。前記説明では再生時に再
生輝度信号を0.75H遅延したが、1.75Hまたはそ
れにHの整数倍加えた時間の遅延を行なうことに
より、再生輝度信号と再生色信号の時間差を0、
またはHの整数倍にすることもできる。また記録
時に遅延を行ない、再生時には遅延を行なわない
か、両方を併用することもできる。また前記説明
では、第1のインデツクス信号によつて全トラツ
クの色信号記録再生合計遅延時間が一定になるよ
うに遅延切換の制御を行なつたが、第1のインデ
ツクス信号の代りに第2のインデツクス信号を用
いて、前記フリツプフロツプ50の制御を行なえ
ば、(フリツプフロツプ51の制御は行なわな
い)、記録再生合計時間に2Hの差が発生する場合
があるが、色信号の連続性は保たれ、かつ、輝度
信号との時間差が0かHの整数倍になるので、正
常な色信号および映像信号の再生を行なうことが
できる。 次に特殊再生を行なう場合について述べる。特
殊再生時は、前記の第1の再生インデツクス信号
による制御は行なわず、ヘツド切換信号にのみ同
期したそれぞれフリツプフロツプの出力信号をス
イツチ制御信号として用いる。特殊再生時には第
7〜9の説明で述べたように色信号の不連続が生
ずる5つの場合があり、αH=0.75の場合に、水平
同期信号及び色信号の連続性がくずれる様子は前
述した。これらの場合について本発明の実施例を
説明する。第18,19,20図は、輝度信号に
ついては第6図の記録パターンを、色信号につい
ては第17図の記録パターンをそれぞれ第7〜9
図のような再生軌跡で特殊再生した時の各トラツ
クの輝度信号及び色信号の遅延時間関係を示す図
である。52,53,54,69,70は第16
図のものと同一であり、73,62,64,5
6,66は特殊再生それぞれの場合のエンベロー
プ波形、エンベロープ検波出力信号、パルス発生
器出力信号、第2のインデツクス信号、スイツチ
制御信号である。74〜77は静止再生、78〜
81は高速再生、82〜85は逆転再生のそれぞ
れの場合の再生トラツク、色信号の記録遅延時
間、色信号の記録再生合計の遅延時間、輝度信号
の再生遅延時間を表わしている。特殊再生時の色
信号及び輝度信号の遅延関係を説明する前に、輝
度信号の遅延切換を行なうスイツチ38の制御信
号66の動作を第18図の静止再生の場合を例に
とつて説明する。 記録時に2フイールド間隔で挿入された第2の
インデツクス信号は(実施例では記録色信号の遅
延時間が0,1.25H,1.0H,0.25Hの期間に挿入
されている。)、特殊再生時にヘツド出力信号の中
からインデツクス分離器55で分離される。 第18図の例では−Bの再生期間に第2のイ
ンデツクス信号が得られる。得られた第2のイン
デツクス信号56とフリツプフロツプ50の出力
信号53をそれぞれAND回路57とNOR回路5
8に印加し、得られた2つの出力信号をOR回路
59に印加して、信号60を得る。すなわち、イ
ンデツクス信号56とフリツプフロツプ出力信号
53の演算出力60は、 信号56…高、信号53…高の時出力信号60
…高、 信号56…高、信号53…低の時出力信号60
…低、 信号56…低、信号53…高の時出力信号60
…低、 信号56…低、信号53…低の時出力信号60
…高、 となる。 一方エンベロープ73は、エンベロープ検波器
61で検波されて、信号62が得られる。この信
号62はパルス発生器63に印加されて、エンベ
ロープの落ち込み部分でパルス64を発生する。
パルス64はフリツプフロツプ65に印加され、
エンベロープ落ちを周期とする前記スイツチ制御
信号66を得ることができる。フリツプフロツプ
65には前記OR回路の出力信号60が、制御信
号として加えられ、信号60が高レベルの時にフ
リツプフロツプ65の出力信号66(スイツチ制
御信号)が高レベルになる。スイツチ制御信号を
用いてスイツチ38の切換を行ない、色信号の記
録再生合計遅延時間がHの整数倍+0.75Hの期間
(信号66の高レベルの期間)では、輝度信号が
0.75H遅延され、Hの整数倍+0.25Hの期間(信
号66の低レベルの期間)では0.25H遅延される
ように成されている。 前述の特殊再生1の場合は、第8図で−Aト
ラツクから−Aトラツクへの移行時、及び−
Bトラツクから−Bトラツクへの移行時に相当
し、例えば第19図80のような色信号遅れにな
る。この場合は、1つのヘツドで1再生中である
ので再生途中で色信号の遅延切換は行なわれな
い。そして第17図の記録パターンで分るよう
に、1つおきのトラツクの色信号が並んでいる為
色信号の連続性は保たれる。尚、第19図80で
−Aから−A,−Bから−Bへの移行時
に色信号の遅延量が、0.5H変つている(移行後
の色信号が0.5H遅れている)。これは、第8図の
原パターン再生時に不連続点後で色信号が0.5H
進んでいるので移行時に0.5H遅らすことで色信
号の順序を正常にすることができる。また輝度信
号は第18図の場合と同様に、信号66が高レベ
ルのとき0.75H信号66が低レベルのとき0.25H
遅延される。このようにして第8図の原パターン
再生時に不連続点で輝度信号が0.5Hずれている
ので移行時に0.5Hずらすことで水平同期信号の
連続性は保つことができる。2の場合は第7図の
−Bから−A、第9図の−Aから−Bへ
の移行に相当し、第18図76、第20図84の
ような色信号遅れになる。この場合は通常再生時
と同じ色信号遅延切換で色信号の連続性は保たれ
る。輝度信号については、第18図77、第20
図85のような遅れになり通常再生時と同じ水で
水平同期信号の連続性は保たれる。3の場合は第
8図の−Aから−Bへの移行に相当し、第1
9図80のような色信号遅れになる。この場合ヘ
ツド切換後の色信号が0.5H遅れている。これは、
第8図の原パターン再生時に切換後で0.5H進ん
でいるので0.5H遅すことにより色信号の順序を
正常にすることができる。 輝度信号については第19図81のようにヘツ
ド切換時に−Aトラツクに対して0.5Hの遅延
差をつけることにより水平同期信号の連続性を保
つことができる。4の場合は第7図の−Aから
−B、第9図の−Bから−Aへの移行時に
相当し、第18図76,第20図84のような色
信号遅れになる。この場合はヘツド切換時の色信
号遅延量は1.5H変化する。第7図、第9図の原
パターン再生時に1.5H進むので、切換時に1.5H
遅らす(0.5H進める)ことにより正常にするこ
とができる。輝度信号については、77,85の
ように、ヘツド切換時に0.5Hずらすことにより、
水平同期信号の連続性を正常にすることができ
る。5の場合は、第9図の−Aから−A,
−Aから−A,−Bから−Bへの移行時に
相当し、第20図84のような色信号遅れにな
り、この場合も1の場合と同様に色信号の連続性
を正常にすることができる。輝度信号についても
85のようになり水平同期信号の連続性を正常に
することができる。以上のように、本発明によれ
ば、特殊再生のいかなる場合も色信号の連続性を
正常に保ち、テレビジヨン受像機での色判別の誤
りをなくし、正常な色をつけることができる。前
記実施例では、通常再生時に色信号の合計遅延時
間が、1.75Hになる場合を説明したが、再生時に
下記表1のように遅延するように構成して、輝度
信号と色信号の遅延時間差が0またはHの整数倍
なるようにしてもよい。
【表】
【表】 この場合も特殊再生時の遅延切換動作は、前述
の説明と同様である。 次にヘツドの取り付け角度を180゜より〔(αH
1/2)−2i〕H(i:整数)相当分だけずらして
取り付けることが考えられる。αH=0.75Hの時に
2つのヘツドを第30図のように180゜から0.75H
(i=1,αH+1/2−2i=−0.75)だけずらし
て取り付けた場合の記録パターンを第21図に示
している。 第21図のパターンにおいて−Aと−B,
−Aと−B,−Aと−B,−Aと−
B同志は輝度信号及び色信号は並んでいるので、
前記説明にあるように隣接妨害信号の影響は少な
いが、他の隣接トラツクでは、輝度信号及び色信
号は並んでおらず、特に色信号は隣接妨害信号の
影響を受け易い。また1トラツクおきの信号が、
並んでいないということは、特殊再生時の水平同
期信号及び色信号の連続性がくずれることにな
り、特殊再生2以外の場合は、第7図から第12
図の特殊再生状態と同様の状態が起こる。そこ
で、本発明の第2の実施例は、第21図の原パタ
ーンを利用した場合でも隣接色信号の妨害を従来
並みにし、かつ特殊再生時に良好な画像が得られ
るようにするものである。 第22図及び第23図に本発明の第2の実施例
の基本ブロツク図、第24図にスイツチ制御信
号、第25図に第22図及び第23図の各部波形
と輝度信号及び色信号の関係、また第26図に第
2の実施例における色信号の記録パターン(αH
0.75で一方のヘツドを0.75H量ずらす)を示し、
これらに従つて説明を行なう。第1の実施例と同
一番号のブロツク及び波形は全く同一の動作を行
ない、尚かつ、全体の基本的構成及び動作も類似
する。前記説明にもあるように第21図の原パタ
ーンでは、2トラツク単位(2フイールド単位)
で、隣接する輝度信号及び色信号が並んでいるの
で、色信号については2トラツク単位での遅延切
換を行なえば全てのトラツク間で、並べられるこ
とが分る。 輝度信号については、アジマス損失を利用して
隣接妨害信号の影響を軽減できるので、信号の並
べ変えは行なわない。そこで第2の実施例の説明
では特にこの部分について主に説明し、他の部分
は簡単にとどめる。第22図は第2図の実施例に
おける記録系の一実施例であり、86〜88はそ
れぞれ0.5H,1.0H,1.5Hのデイレーライン、8
9はスイツチ回路、32はAND回路、33は第
1のインデツクス信号、34は第2のインデツク
ス発生器、35は第2のインデツクス信号であ
る。第24図、25図の波形はそれぞれの番号の
信号に対応する。低域フイルター2で得られた輝
度信号は、周波数変調器4で周波数変調されて加
算器6に加えられる。一方帯域フイルタ3で得ら
れた色信号はそのままの信号と0.5H86,1.0H
87,1.5H88、のそれぞれのデイレーライン
を経てスイツチ回路89の入力端子a,b,c,
dに加えられ、スイツチ回路89で遅延切換動作
が行なわれる。 スイツチ回路89は、制御信号28と29によ
つて制御される。制御信号は、第24図に示され
るように、第1の実施例(第15図)と同じ構成
で信号が出力される。スイツチ回路82の出力
は、 信号28…高、信号29…高のとき端子a、 信号28…低、信号29…高のとき端子b、 信号28…高、信号29…低のとき端子c、 信号28…低、信号29…低のとき端子d、 へそれぞれ接続されるように成されている(第2
5図96)。従つて、スイツチ回路89の出力に
は、第25図97に示すように入力信号に対し、
遅延時間が2トラツクごとに0,0.5H,1.0H,
1.5H,…となる色信号が得られる。スイツチ回
路89の出力色信号は周波数変換器5に印加され
変換された色信号は加算器22に印加される。加
算器22には第1の実施例と同様にスイツチ制御
信号の基準を決める為の第1のインデツクス信号
33(第24図33)も印加される。この第1の
インデツクス信号33は、垂直同期分離期30で
得られた垂直同期信号31(第24図31)、ヘ
ツド切換信号21(第24図27)、フリツプフ
ロツプ25の出力信号28(第24,25図2
8)、フリツプフロツプ26の出力信号29(第
24,25図29)のそれぞれの信号をAND回
路を32に導き前記4種の信号が全て高レベルの
時、その出力に8フイールドを1周期とする信号
が得られるようにしたものであり、すなわち色信
号の遅延時間0の時に相当する。加算器22で得
られた色信号と第1のインデツクス信号33の合
成信号は更に加算器23に印加される。加算器2
3には、特殊再生時に再生搬送色信号と再生輝度
信号の時間差が同一もしくはHの整数倍に保たれ
るように、再生輝度信号の遅延時間切換を制御す
る為の第2のインデツクス信号35も印加され
る。この第2のインデツクス信号35は、フリツ
プフロツプ25の出力信号28によつて制御され
るインデツクス発生器34で形成される。例えば
第24図のように信号28が高レベルの期間(色
信号遅延時間0,1.0H期間)を示すものである。
この信号35は、色信号および輝度信号と帯域が
重ならない周波数で前記の全期間もしくは一部の
期間発生するものや、任意の周波数で前記の全期
間もしくは一部の期間中の、水平同期信号の一部
もしくは全期間発生するもので良い。尚第24図
や以下の図面および説明では便宜上信号35をパ
ルス信号として扱うことにする。実際に記録され
る信号とパルス信号は振巾変復調等によつて容易
に変換できる。加算器23で得られた色信号と第
1および第2のインデツクス信号33,35の合
成信号は加算器6に印加されて、第5図の場合と
同様に記録される。今トラツク−A,−B,
−A,−B,−A,−B,−A,−
B,…に記録される色信号がそれぞれ0,0.5H,
1.0H,1.5H,…と遅延されたとすると、色信号
の記録パターンは、第26図のようになり、隣接
トラツク同志は全て並ぶことになる。 また第1のインデツクス信号は、−A,V−
A,…トラツクに、第2のインデツクス信号は
−A,−B,−A,−B,…トラツクに挿
入されている。尚トラツクと色信号の関係は遅延
時間切換が基準と一致しておれば、第26図に限
らない。次に再生系について述べる。第23図は
第2の実施例の再生系を示す一実施例であり、ス
イツチ制御信号、各部の波形と輝度信号及び色信
号の関係は記録系同様第24,25図に示す。第
23図において、90は0.5Hデイレーライン、
91はスイツチ、92〜94はそれぞれ1.5H,
1.0H,0.5Hのデイレーライン、95はスイツチ
回路、47は第1のインデツクス分離器、53と
54はスイツチ95の制御信号、55は第2のイ
ンデツクス分離器、61はエンベロープ検波器、
66はスイツチ91の制御信号であり、第24,
25図の波形は上記それぞれの番号の信号に対応
する。周波数復調器10で得られた再生輝度信号
は、0.5Hデイレーライン90を経て信号とその
ままの信号がスイツチ91に接続される。スイツ
チ91はスイツチ制御信号66によつて制御さ
れ、通常の再生時には、スイツチ91の出力には
0.5H遅延された信号のみが取り出される。制御
信号66については後述の特殊再生の時に、説明
を行なう。スイツチ91の出力信号は加算器12
で再生色信号と合成される。一方、周波数変換器
11でもとの周波数に変換された色信号は1.5H
デイレーライン92、1.0Hデイレーライン93,
0.5Hデイレーライン94のそれぞれのデイレー
ラインを経た信号と、そのままの信号がスイツチ
回路95の入力端子a,b,c,dに接続され
る。スイツチ回路95は、制御信号53,54に
よつて制御される。制御信号は第23図に示され
るように、第1の実施例(第14図)と同じ構成
で作成される。スイツチ回路95は、前記制御信
号53,54によつて制御され、第22図のスイ
ツチ回路89と同じ動作をする。(第25図53,
54,98の関係)。これによりスイツチ回路9
5の出力には、(第25図99に示すごとく、そ
れぞれのデイレーラインの入力信号に対し、遅延
時間が2トラツクごとに1.5H,1.0H,0.5H,0,
…となる再生色信号が得られるが、記録時にも2
トラツクごとの遅延が行なわれているので第25
図100に示すように、記録再生の合計遅延時間
は全てのトラツクで1.5Hとなる。各トラツク間
の合計遅延時間が等しくなるように、再生第1の
インデツクス信号48を用いて、スイツチ制御信
号53,54を制御している。前記第1のインデ
ツクス信号48の分離及び制御の動作は、第1の
実施例と同様である。 スイツチ回路95から出力される色信号は、加
算器12において再生輝度信号と合成されて端子
13より再生映像信号として出力される。前記説
明では再生時に再生輝度信号を0.5H遅延したが、
1.5HまたはそれにHの整数倍加えた時間の遅延
を行なうことにより、再生輝度信号と再生色信号
の時間差を0、またはHの整数倍にすることもで
きる。また記録時に遅延を行ない、再生時には遅
延を行なわないか、両方を併用することもでき
る。また前記説明では、第1のインデツクス信号
によつて全トラツクの色信号記録再生合計遅延時
間が一定になるように遅延切換の制御を行なつた
が、第1のインデツクス信号の代りに第2のイン
デツクス信号を用いて、前記フリツプフロツプ5
0の制御を行なえば、(フリツプフロツプ51の
制御は行なわない)、記録再生合計時間に2Hの差
が発生する場合があるが、色信号の連続性は保た
れかつ、輝度信号との時間差が0かHの整数倍に
なるので、正常な色信号および映像信号の再生を
行なうことができる。 次に特殊再生する場合について述べる。特殊再
生の時は第1の実施例と同様に、再生第1のイン
デツクス信号によつてスイツチ制御信号の制御は
行なわない。第27,28,29図は、輝度信号
については第21図の原記録パターンを、色信号
については第26図の記録パターンを、特殊再生
した時の各トラツクの輝度信号及び色信号の遅延
量を示す図である。53,54,98,99は第
25図と同一のものであり、102,62,6
4,56,66は特殊再生それぞれの場合のエン
ベロープ波形、エンベロープ検波出力信号、パル
ス発生器出力信号、第2のインデツクス信号、ス
イツチ制御信号である。103〜106静止再
生、107〜110は高速再生、111〜114
は逆転再生のそれぞれの場合の再生トラツク、色
信号の記録遅延時間、色信号の記録再生合計遅延
時間、輝度信号の再生遅延時間を表わしている。 輝度信号の遅延切換を行なうスイツチ91の制
御信号66の動作は、前述の第1の実施例と同一
であり、始めに記録時に2フイールド間隔で挿入
された第2のインデツクス信号35(第2の実施
例における記録色信号の遅延時間、0,1.0の期
間に挿入されている。)を特殊再生時に第2のイ
ンデツクス分離器55で分離して信号56を得
る。次に信号56とスイツチ制御信号53を、
AND回路57とNOR回路58とOR回路59で
演算を行なう。前記演算出力信号を、エンベロー
プ検波器61、パルス発生器63、フリツプフロ
ツプ65で作られるスイツチ制御信号66の制御
信号として用いる。スイツチ制御信号66により
スイツチ91の切換を行ない、色信号の記録再生
合計遅延時間がHの整数倍+0.5Hの期間(信号
66の高レベルの期間)では、輝度信号が0.5H
遅延され、Hの整数倍の期間(信号66の低レベ
ルの期間)では遅延が行なわれないように成され
ている。 特殊再生1の場合は、第8図で−Aトラツク
から−Aトラツク及び−Bトラツクから−
Bトラツクへの移行時に相当し、例えば第28図
109のような色信号遅れになり、この場合は1
つのヘツドで1再生中であるので再生途中で色信
号の遅延切換えは行なわれない。そして1つおき
のトラツクの色信号が並んでいる為に色信号の連
続性は保たれる。また輝度信号は110のように
なり、前記説明のように信号66が高レベルの時
に0.5H、低レベルの時に0の遅延切換が行なわ
れる。このようにして、第8図の原パターン再生
時に不連続点後で輝度信号が0.5Hずれているの
で移行時に0.5Hずらすことで水平同期信号の連
続性も保つことができる。2の場合は第7図の
−Bから−A、第9図の−Aから−Bへの
移行に相当し、第27図105、第29図113
のような色信号遅れになる。この場合は通常再生
時と同じ色信号遅延切換で色信号の連続性は保た
れる。輝度信号については、第27図106,第
29図114のような遅れになり通常再生時と同
じで水平同期信号の連続性は保たれる。3の場合
は第8図の−Aから−Bへの移行に相当し、
第28図109のような色信号遅れになる。この
場合ヘツド切換後の色信号が0.5H遅れている。
これは、第8図の原パターン再生時に切換後で
0.5H進んでいるので0.5H遅すことにより色信号
の連続性を正常にすることができる。 輝度信号については第28図110のようにヘ
ツド切換時に−Aトラツクに対して0.5Hの遅
延差をつけることにより水平同期信号の連続性を
保つことができる。4の場合は第7図の−Aか
ら−B、第9図の−Bから−Aへの移行時
に相当し、第27図105、第29図113のよ
うな色信号遅れになる。この場合は、ヘツド切換
時の遅延量は1.5H変化している。第7図及び第
9図の原パターン再生時に1.5H進むので、切換
時に0.5H遅らす(0.5H進める)ことにより正常
にすることができる。輝度信号については、第2
7図106,第29図114のようにヘツド切換
時に0.5Hずらすことにより水平同期信号の連続
性を正常にすることができる。5の場合は第9図
の−Aから−A,−Aから−A、−B
から−Bへの移行時に相当し、第29図113
のような色信号遅れになり、この場合は1の場合
と同じで連続性を正常にすることができる。輝度
信号についても第29図114のようになり水平
同期信号の連続性を正常にすることができる。 以上のように片方のヘツドをずらして記録再生
する時の特殊再生のいかなる場合でも色信号及び
水平同期信号の連続性を正常にすることができ
る。また第2の実施例で通常再生時に、色信号の
合計遅延時間が1.5Hになる場合を説明したが、
再生時に下記表2のように遅延するように構成し
て、輝度信号と色信号の遅延時間差が0、または
Hの整数倍になるようにしてもよい。
【表】 前述した第1及び第2の実施例において、特殊
再生時の水平同期信号の不連続点を検出する方法
としてエンベロープの落ち込みを利用してエンベ
ロープ検波を行なつたが、AFC回路を用いて
AFC誤差信号の変化で直接水平同期信号の不連
続点を検出することもできる。また、特殊再生時
に輝度信号の遅延切換用スイツチ制御信号をエン
ベロープ検波等による水平同期信号の不連続点検
出によつて得るようにしたが、第2のインデツク
ス信号を、第1の実施例の場合、記録色信号の遅
延時間、0,1.25H,1.0H,0.25Hの全期間に、
また第2の実施例の場合、記録色信号の遅延時間
0,1.0Hの全期間に挿入しておけば、インデツ
クス信号の検出だけで得ることも可能である。 前述の説明では遅延素子として、デイレーライ
ンを用いたが、その他の素子として例えばCCD
等を用いることも十分に可能である。 以上の説明のごとく、本発明によれば、PAL
及びSECAM信号の記録及び再生に際し、従来よ
り高密度化を計れ、特殊再生時にもスキユー歪み
も発生せず色信号の順序を正常にして画質、音声
共に十分なものを得ることができる。 以上、任意のαH(αH≠n/2)、特にαH=0.75の
場合について本発明を説明したが、本発明は、上
記αH=0.75以外の任意のαHのパターンについても
適用できる。ヘツドの取付け位置が互いに180゜の
時は記録色信号を1トラツクごとに遅れが(αH
1/2)Hづつ多くなるか、またはそれから2kH
引いた時間の順序で遅延させ、再生色信号を記録
と逆の順序で遅延させればよい。 例えば、1トラツクに1フイールド記録する場
合でαH=0.75の時は、αH+1/2=1.25となり、
記録色信号を1トラツクごとに1.25Hづつ遅延時
間が多くなるか、それから2kH引いた時間の順序
で遅延することは、0,1.25H,2.5H−2H=
0.5H(k=1),3.75H−2H=1.75H(k=1),
5.0H−4H=1.0H(k=2),6.25H−6H=0.25H
(k=3),7.5H−6H=1.5H(k=3),8.75H−
8H=0.75H(k=4),10H−10H=0(k=5),
…という順序になり実施例と一致する。第1の実
施例のように輝度信号を記録した場合、輝度信号
は前述の特殊再生の項で説明したように、特殊再
生1と3(すなわち高速再生の時)の場合は不連
続点で〔2(tH+αH)−m〕H進み、4と5(すな
わち静止、スロー逆転再生の時)の場合は〔2−
(tH+αH)−m〕H遅れる。1トラツクに1フイー
ルド記録する場合はtH=312.5、従つて2(tH+αH
−m=2αH+625−m=2αH−kとなり、1)と3
の場合は(2αH−k)H進み、4と5の場合は
(2αH−k)H遅れることになる。従つて特殊再生
時は、不連続点で1と3の場合(2αH−k)H遅
らし、4と5の場合(2αH−k)H進めると水平
同期信号の連続性を正常にすることができる。例
えばαH=0.75の時に2αH=1.5になり、不連続点ご
とに1.5H−1H=0.5H(k=1)遅らすか、進め
ること(0.5Hの場合はどちらも同じになる。)に
なり実施例と一致する。 次に片方のヘツドを(αH+1/2)Hの時間、
またはそれから2iH引いた時間の相当分だけずら
した時のパターンでは、記録色信号を2トラツク
ごとに遅れが(2αH+1)Hづつ多くなるか、ま
たはそれに2kH加えた時間の順序で遅延させ、再
生色信号を記録と逆の順序で遅延させればよい。
例えば、αH=0.75で、0.75Hのヘツドずれの時、
H+1=2.5となり、記録色信号を2トラツクご
とに2.5Hづつ遅延時間が多くなるか、それから
2kH引いた時間の順序で遅延することは、0,
2.5H−2.0H=0.5(k=1),5.0−4.0H=1.0H(k
=2),7.5H−6.0H=1.5H(k=3),10H−10H
=0(k=5),…の順序になり実施例と一致す
る。輝度信号の特殊再生の場合は前述第1の実施
例と同様に、不連続点ごとに(2αH−k)H遅ら
すか、進めることによつて水平同期信号の連続性
を正常にすることができる。例えばαH=0.75の
時、2αH=1.5となり、不連続点ごとに1.5H−
1.0H=0.5H(k=1)遅らすか、進めることとな
り実施例と一致する。 尚ヘツド回転方向とテープ走行方向が逆である
パターンではαHを負にすれば以上のことは全てあ
てはまる。また本発明は1トラツクに1フイール
ド記録するもの以外についてもトラツクごとの色
信号及び輝度信号の遅延量を適当に設定すること
により適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はPAL,SECAM信号用VHS方式VTR
の記録パターン(αH=1.5)を示す図、第2図、
第3図および第4図はそれぞれ第1図のパターン
で特殊再生した時のヘツド軌跡を示す図、第5図
は第1図のパターンにおける信号処理方式の基本
ブロツク図、第6図はαH=0.75の場合の記録パタ
ーン図、第7図、第8図および第9図はそれぞれ
第6図のパターンで特殊再生した時のヘツド軌跡
を示す図、第10図、第11図および第12図
は、第6図のパターンで特殊再生した時の、水平
同期信号及び色信号の順序と再生トラツク及びエ
ンベロープを示す図、第13図と第14図は本発
明の第1の実施例を示すブロツク図、第15図は
第13図および第14図の実施例におけるスイツ
チ制御信号の波形図、第16図は同実施例の各部
波形と記録時及び通常再生時の色信号及び輝度信
号の遅延時間を示す図、第17図は、本発明の同
実施例における色信号の記録パターンを示す図、
第18図、第19図および第20図は同実施例の
各部波形と特殊再生時の色信号及び輝度信号の遅
延時間を示す図、第21図はαH=0.75で片方のヘ
ツドを0.75Hだけずらした場合の記録パターン
図、第22図および第23図は第21図のパター
ンを用いる時の本発明の第2の実施例を示すブロ
ツク図、第24図は同第2の実施例におけるスイ
ツチ制御信号の波形図、第25図は同第2の実施
例における各部波形と記録時及び通常再生時の色
信号及び輝度信号の遅延時間を示す図、第26図
は本発明の第2の実施例における色信号の記録パ
ターンを示す図、第27図、第28図および第2
9図は同第2の実施例の各部波形と特殊再生時の
色信号及び輝度信号の遅延時間を示す図、第30
図は本発明の第2の実施例のヘツド配置を示す図
である。 14〜20,36,37,39〜45,86〜
88,90,92〜94……デイレーライン、2
1,46,89,95……スイツチ回路、24,
49……ヘツド切換信号入力端子、25,26,
50,51……フリツプフロツプ、30……垂直
同期信号分離器、32……AND回路、34……
インデツクス発生器、47,55……インデツク
ス分離器、61……エンベロープ検波器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 PALあるいはSECAM方式カラーテレビジヨ
    ン信号を、互にアジマス角度を持つ2つのヘツド
    で磁気テープに斜めの記録トラツクとして順次記
    録再生する映像信号記録再生装置において、カラ
    ーテレビジヨン信号中の輝度信号は、時間による
    遅延差を設けることなく記録し、色信号は一定期
    間ごとに、一定またはそれと2kH(k:整数、
    H:水平走査時間)異なる時間差をもつて順次遅
    延して、記録軌跡上で隣り合うトラツク間の色信
    号を並べるように記録し、再生時、再生色信号を
    一定期間ごとに、記録時と逆の一定またはそれと
    2kH異なる時間差をもつて順次遅延して出力色信
    号を得るとともに、記録時のテープ速度と異なる
    テープ速度で再生する特殊再生時、再生水平同期
    信号の不連続点を検出し、その検出信号によつて
    作成された制御信号によつて再生輝度信号の遅延
    時間を順次切換えて、記録再生合計での色信号の
    遅延時間と輝度信号の遅延時間の差が、(記録時
    と同じスピードでの)通常再生および特殊再生時
    において、常に0または水平走査時間の整数倍に
    なるよう構成したことを特徴とする映像信号記録
    再生装置。 2 1トラツクに1フイールドの信号を記録し、
    2つのヘツドを互いに180゜の位置に配置して、隣
    り合うトラツク間の水平同期信号のずれをαH(αH
    ≠n/2,n:整数)とした時、記録すべきカラ
    ーテレビジヨン信号中の色信号を1トラツクごと
    に〔(αH+1/2)−2k〕ラインづつ順次遅延し
    て記録し、再生時色信号を、ヘツド切換ごとに記
    録時と逆の順序で順次遅延するとともに特殊再生
    時、再生水平同期信号の不連続点を検出し、その
    検出信号によつて、不連続点が検出されるごと
    に、記録時のテープ速度より大なるテープ速度で
    再生する高速再生時には、不連続点前より再生輝
    度信号を(2αH−k)ライン遅延させ、記録時の
    テープ速度より小さるテープ速度で再生する再生
    時には、不連続点前より再生輝度信号を(2αH
    k)ライン進ませるべく、再生輝度信号の遅延時
    間を順次切換えることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の映像信号記録再生装置。 但し、ヘツド回転方向とテープ走行方向が同じ
    場合はαH>0、逆の場合はαH<0とする。 3 1トラツクに1フイールドの信号を記録し、
    2つのヘツドが互いに180゜の位置に配置された時
    の隣り合うトラツク間の水平同期信号のずれがαH
    (αH≠n/2)であり、かつ2つのヘツドのいず
    れか一方を〔(αH+1/2)−2i〕H(i:整数)
    相当分だけ、180゜の位置よりずらした位置に配置
    するように成し、カラーテレビジヨン信号中の色
    信号を2トラツク単位で〔(2αH+1)−2k〕ライ
    ンづつ遅延して記録し、再生時、色信号をヘツド
    2回切換ごとに記録時と逆の順序で順次遅延する
    とともに、特殊再生時、再生水平同期信号の不連
    続点を検出し、その検出信号によつて、不連続点
    が検出されるごとに、記録時のテープ速度より大
    なるテープ速度で再生する高速再生時には、不連
    続点前より再生輝度信号を(2αH−k)ライン遅
    延させ、記録時のテープ速度より小なるテープ速
    度で再生する再生時には、不連続点前より再生輝
    度信号を(2αH−k)ライン進ませるべく、再生
    輝度信号の遅延時間を順次切換えることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の映像信号記録
    再生装置。 4 記録時に、色信号遅延の繰り返しに同期した
    パイロツト信号を共に記録し、通常再生時、前記
    パイロツト信号により、再生色信号遅延の繰り返
    し時期を制御して、通常再生時の記録再生合計で
    の色信号遅延時間がどの期間についても同じにな
    るよう構成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の映像信号記録再生装置。
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JPH075530U (ja) * 1993-06-29 1995-01-27 株式会社遠藤製作所 天ぷら鍋

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JPS6047586A (ja) * 1983-08-26 1985-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録再生装置
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