JPS63187230A - 複写機の自動原稿送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プラテンカバーとこのプラテンカバーの下面
側に設けられたエンドレス搬送ベルトとを備える複写機
の自動原稿送り装置に係わり、特にエンドレス搬送ベル
トを停止させ手動により複写を行う場合にもプラテン上
に載置した原稿面の原稿サイズを自動的に検出できる自
動原稿送り装置の改良に関するものである。

［従来の技術］ 従来の自動原稿送り装置としては、第６図〜第７図に示
すものが知られている。

すなわちこの装置は、複写機本体（ａ）上面にその基端
側が回動可能に支承されてその先端側が上下方向に開閉
するプラテンカバー（ｂ）と、このプラテンカバー（ｂ
）の下面側に設けられて複写機本体（ａ）上面のプラテ
ン（Ｃ）に原稿（ＣＩ）を供給すると共に、複写終了後
プラテン（Ｃ）面から原稿（ｄ）を排出させるエンドレ
ス搬送ベルト（ｅ）とでその主要部が構成されるもので
、通常、上記プラテンカバー（ｂ）の原１（ｄ）挿入側
には、原稿トレイ（ｆ）と、この原稿トレイ（ｆ）に収
納された原稿（ｄ）を自動原稿送り装置（０）側へ送出
す供給ローラ（ｈ）とで構成される自動原稿供給装置（
ｊ）が配置されている。

そしてこの自動原稿送り装置（ｌによると、第７図に示
すようにシート状の原１（ｄ）をその複写面を下側にし
て上記原稿トレイ（ｆ）内に収納するだけで、自動原稿
送り装置（ｇ）のエンドレス搬送ベルト（ｅ）によりプ
ラテン（Ｃ）面上に原稿（ｄ）を送込むことができるた
め、従来１コピ一操作毎に必要とされていたプラテンカ
バー（１））の開閉操作が不要となって、その操作性を
著しく向上させる長所を有しているものである。

尚、第６図中（ｋ）は、上記プラテンカバー（ｂ）の上
面側に設けられてエンドレス搬送ベルト（ｅ）により排
出される複写済原稿（ｄ）を回収するための排出トレイ
を示している。

ところで従来の複写機には、複写操作のより簡便化とミ
スコピーを防止する観点から、上記プラテン（Ｃ）上に
載置された原稿（ｄ）面の原稿（ｄ）サイズを検出し、
この原１（ｄ）サイズに適した複写用紙を自動的に選択
して感光ドラム（図示せず）へ供給させるための原稿サ
イズ検知システムが通常組込まれており、例えば、自動
原稿送り装置を備えていない通常の複写機においては、
第８図〜第９図に示すようにプラテンカバー（ｂ）の下
面側に発光素子と受光素子からなる複数のセンサ（Ｓ）
〜（Ｓ）を埋設し、プラテンカバー（ｂ）閉止時に上記
発光素子をプラテン（Ｃ）側に向けて発光させ、その反
射光１１．ｍ基いて原稿サイズを検出する原稿サイズ検
知システムが組込まれており、一方、自動原稿送り装置
を備える複写機においては、上記プラテンカバー（ｂ）
の下面側にエンドレス搬送ベルト（ｅ）があり上記セン
サを配設した場合このエンドレス搬送ベルト（ｅ）に遮
られてセンサが機能しないため、上記プラテンカバー（
ｂ）にセンサを設ける方式に替え、通常、上記自動原稿
供給装置（ｊ）の原稿トレイ（ｆ）に光センサ（図示せ
ず）を配置すると共に、供給ローラ（ｈ）にはこのロー
ラ（ｈ）により原稿（ｄ）を送出す時間をカウントする
カウンター（図示せず）を配設し、上記光センサからの
出力信号と上記カウンターからのカウント信号とにより
原稿サイズを検出する原稿サイズ検知システムが組込ま
れている。

［発明が解決しようとする問題点］ 従って自動原稿送り装置（ｌを備える複写機においては
、上記自動原稿供給装置（ｊ）を停止させている時、す
なわちエンドレス搬送ベルト（ｅ）を停止させ、手動に
より１枚ずつプラテン（Ｃ）上に原稿（ｄ）を載置して
複写を行う場合には上記原稿サイズ検知システムが機能
しなくなるため、オペレータは原稿サイズに適した複写
用紙を自ら選択しなければならなくなってコピー操作が
面倒となる問題点があった。

［問題点を解決するための手段〕 本発明は以上の問題点に着目してなされたもので、その
課題とするところは、エンドレス搬送ベルトを停止させ
手動によりコピーを取る場合においても、プラテン上に
載置した原稿面の原稿サイズを自動的に検出できる自動
原稿送り装置を提供するにある。

すなわち本発明は、複写機本体上面に設けられ複写時に
プラテン上の原稿を被覆するプラテンカバーと、このプ
ラテンカバーの下面側に設けられ上記プラテン面へ原稿
を供給すると共に複写終了後プラテン面から原稿を排出
させるエンドレス搬送ベルトとを備える複写機の自動原
稿送り装置を前提とし、上記エンドレス搬送ベルトにこ
のエンドレス搬送ベルトの基準面を常に上記プラテン面
側で停止させる停止位置制御手段を設け、かつ上記基準
面の適宜箇所に複数の検知窓を開設すると共に、上記エ
ンドレス搬送ベルト停止時における各検知窓の上方側に
プラテンカバーを閉止した時に上記検知窓を介してプラ
テン面上に載置された原稿面の原稿サイズを検知するセ
ンサを夫々配置したことを特徴とするものである。

この様な技術的手段において上記停止位置制御手段につ
いては、エンドレス搬送ベルトの内周面の一部に形成す
る黒色シール部と、発光素子と受光素子から成り上記黒
色シール部を検出づる光センサと、この光センサからの
出力信号に基いて上記エンドレス搬送ベルトの駆動を停
止させエンドレス搬送ベルトの基準面を常にプラテン面
側で停止させるＭ１１１部とで構成することができる。

尚、上記黒色シール部を形成づる構成に替えてエンドレ
ス搬送ベルトの外周面の一部に反射部、若しくは開口部
を形成し、これを上記光センサにより検出する構成であ
っても良い。また、上記制御部についてはこれをマイク
ロコンピュータやスイッチング回路等により構成するこ
とができる。

また上記検知窓はエンドレス搬送ベルトの基準面側に複
数設けられるが、この配設箇所、並びに個数については
、この検知窓の上方に配置されるセンサによりプラテン
面上に載置された各種サイズの原稿面の原稿サイズを検
出可能な範囲なら任意である。

更に、上記検知窓の上方に設けられるセンサについては
、エンドレス搬送ベルトの内部に適宜支持手段でもって
取付は配置されるもので、具体的には発光素子と受光素
子からなる光センサによりこれを構成することができる
。また、これ等センサの下面側、若しくは上記検知窓に
は、反射率が高く、かつ半光透過性の被覆シートを適宜
配置して上記検知窓からの漏光がプラテンカバー側へ漏
れないようにし、これにより検知窓の影が感光体上に形
成されないような構成を採っても良い。

またこの自動原稿送り装置は、その原稿挿入側に自動原
稿供給装置を備えるタイプであっても、あるいは手動に
より原稿を挿入するタイプであっても良く、その適用範
囲についても任意である。

［作用］ 上述したような技術的手段によれば、上記エンドレス搬
送ベルトが検知窓の形成された基準面を常にプラテン面
側に面した状態で停止されるため、エンドレス搬送ベル
トを停止させ手動により複写を行う場合、上記検知窓の
上方に配置されたセンサによりプラテン上に載置された
原稿の原稿サイズを検知することが可能となる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明すると、この実施例に係る自動原稿送り装置は従来の
装置と同様第１図〜第２図に示すように、プラテンカバ
ー（１）と、このプラテンカバー（１）の下面側に配置
されたエンドレス搬送ベルト（２）とでその主要部が構
成されるもので、プラテンカバー（１）の原稿挿入側に
はｇ稿トレイ（３）と供給ローラ（４）からなる自動原
稿供給装置（５）が配置されている。

まず上記プラテンカバー（１）は、硬質のプラスチック
により形成され、その上面側には複写済み原稿を回収す
るための排出トレイ（６）が設けられていると共に、プ
ラテンカバー（１）の背面側に一対の支持片（７）が取
付けら、その基端側が回動可能に軸受されてプラテンカ
バー（１）の正面側が上下方向へ開閉可能となっている
。

また、このプラテンカバー（１）の下面側には、第２図
〜第３図に示すように原稿（８）排出側に上記プラテン
カバー（１〉の幅方向に亘って配設されて駆動モータ（
図示せず）により回動駆動される駆動ａ−ラ（９）と、
原稿（８）挿入側に配設された従動ローラ（１０）と、
これ等駆動ローラ（９）と従動ａ−ラ（１０）間に巻装
されて矢印方向へ回動するエンドレス搬送ベルト（２）
が配設されており、かつこのエンドレス搬送ベルト（２
）には、その−面側を基準面（１１）としてその幅方向
に亘り３の検知窓（１２）〜（１２）が、またその長さ
方向に亘り２の検知窓（１３）　　（１３）が夫々開設
されていると共に、エンドレス搬送ベルト（２）の上記
基準面（１１ンとは別の面の内面側の一部に金属油で形
成された反射部（１４）が形成されている。

更に、上記エンドレス搬送ベルト（２）の内側には、プ
ラテンカバー（１）の内壁に取付けられて上記エンドレ
ス搬送ベルト（２）の検知窓（１２）〜（１３）に対向
する部位に開口部（１５〉の開設さ４え板状支持部材（
１６）が配設されており、かっこの支持部材（１６）の
上記開口部（１５）にはプラテン（１７）側へ向けて発
光する発光素子とその反射光を検知する受光素子から成
る光センサ（１８）〜（１８）が夫々配設されている。

また、上記支持部材（１６）には、上記プラテン（１７
）側とは反対方向へ向けて発光する発光素子とその反射
光を検知する受光素子から成る光センサ（１９）が配設
されており、上記エンドレス搬送ベルト（２）の内面側
に形成された反射部（１４）を検出してこの検出信号を
、第５図に示すマイクロコンピュータで構成される制御
部（２０）に入力するように構成されている。

また上記制Ｗ部（２０）には、原稿トレイ（３）に収納
された原稿（８）の送出し終了時点を検知する別の制御
系（２１）からの検出信号が入力されるようになってお
り、この制御系（２１）の出力信号と上記光センサ（１
９）からの出力信号とが重複して制御部（２０）に入力
された時上記エンドレス搬送ベルト（２）の駆動モータ
（Ｍ）を止めてエンドレス搬送ベルト（２）の基準面（
１１）が常にプラテン（１１）面側で停止されるように
形成されている。

また上記支持部材（１６）には、その下面側に第４図に
示すように上記光センサ（１８）〜（１８）を被覆する
半透明性の白色シート（２２）が配設されており、プラ
テン（１１）上の原稿（８）面を透過しかつ上記検知窓
（１３）〜（１３）を介して支持部材（１６）側へ照射
される照明ランプ（図示せず）からの光の一部を反射す
るようになっており、これによって感光ドラム（図示せ
ず）には検知窓（１２）〜（１３）の影が形成されない
ようになっている。尚、上記白色シート（２２）は半透
明性であり、支持部材（１６）に設けられた光センサ（
１８）の機能には支障がないようになっている。

尚、この自動原稿送り装置においては従来の装置と同様
、自動原稿供給装置（５）の原稿トレイ（３）に配置さ
れた光レンサ（図示せず）と、供給ローラ（４）の原稿
（８）送り時間をカウントするカウンタ（図示せず）と
で構成される原稿サイズ検知システムが組込まれており
、自動原稿送り装置を作動させて複写を行う場合にはそ
の複写原稿（８）の原稿サイズが自動的に検知されるよ
うになっている。

そして、このように構成された自動原稿送り装置を利用
して複写を行うには、従来の装置と同様に自動原稿供給
装置（５）の原稿トレイ（３）にその複写面を下側にし
て原稿（８）を収容しする。

次いで、複写機本体上面側に設けられたスタートボタン
（図示せず）を操作することにより、自動原稿供給袋Ｍ
（５）が作動して原稿（８）を原稿送り装置（２３）側
へ供給づ゛ると共に、自動原稿送り装置（２３）のエン
ドレス搬送ベルト（２）も回動して上記原稿（８）をプ
ラテン（１１〉面の所定位置へ搬送し、この位置で複写
された後この原１（８）は排出トレイ（６）側へ排出さ
れる。

このときこの装置においては、上記自動原稿供給装置（
５）に組込まれた原稿サイズ検知システムが作動し、上
記原稿（８）の原稿サイズが自動的に検出されて原稿サ
イズに適した複写用紙が感光ドラム（図示せず）へ供給
されるようになっており、従来の装置と同様ミスコピー
が起こり難くくなっている。

尚、複写終了後、自動原稿送り装置（２３）のエンドレ
ス搬送ベルト（２〉は、上記光センサ（１９）により搬
送ベルト（２）の反射部（１４）が検知され、その基準
面（１１）をプラテン（１７）面側へ向けて停止するよ
うになっており、これによりエンドレス搬送ベルト（２
）停止時において、エンドレス搬送ベルト（２）の検知
窓（１２）〜（１３）と支持部材（１６）の光センサ（
１８）〜（１８）とは常に対向するようになっている。

一方、上記エンドレス搬送ベルト（２）を停止させ手動
操作にて複写を行うには、まず上記プラテンカバー（１
）を開放しプラテン（１１）面に原稿（８）を載置した
後、プラテンカバー（１）を閉止しかつスタートボタン
を操作して１原稿（８）毎に複写を行うものである。

ここでこのＲｅにおいては、上記プラテンカバー（１）
を閉止した時、エンドレス搬送ベルト（２）の内側に配
設された光センサ（１８）〜（１８）が作動してその発
光素子から上記検知窓（１２）〜（１３）を介しプラテ
ン（１７）面側へ向かって光が照射され、この反射光が
受光素子により検知されるようになっており、かつその
反射光量の大小により原稿（８）の原稿サイズが自動的
に検出されてその原稿（８）面に適した複写用紙が上記
感光ドラムへ供給されるようになっている。

従って、手動操作により複写を行う場合においても、オ
ペレータは原稿サイズに適した複写用紙を自ら選択する
必要がなくなるため、従来の８置と較べてその操作性が
著しく向上する長所を有している。

尚、上記光センサ（１８）〜（１８）の下面側には半透
明性の白色シート（２２）が配設されており、上記源ｍ
（Ｂ）を透過した照明ランプ（図示せず）の光の一部は
上記白色シート（２２）により反射されて感光ドラム側
へ至るため、感光ドラムに検知窓（１２）〜（１３）の
影が形成されなくなってコピー画質も良好となる長所を
有している。

［発明の効果］ 本発明は以上のように、エンドレス搬送ベルトを停止さ
せ手動操作により複写を行う場合においてもプラテン上
に載置した原稿の原稿サイズが自動的に検知できるため
、手動操作時における複写用紙の選択操作をも自動化で
きる効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の実施例を示しており、第１図
はこの実流例に係る自動原稿送り装置の斜視図、第２図
は第１図のＩＩ−Ｉ面断面図、第３図はそのエンドレス
搬送ベルトの平面図、第４図はその部分断面図、第５図
はその停止位置制御手段の制御系の説明図を示しており
、また第６図〜第９図は従来例を示しており、第６図は
従来の自動原稿送り装置の斜視図、第７図は第６図のＶ
ｌ−■面断面図、第８図は自動原稿送り装置を備えてい
ない複写機の斜視図、第９図はそのプラテンカバーの断
面図を夫々示している。 ［符号説明］ （１）・・・プラテンカバー （２）・・・エンドレス搬送ベルト （８）・・・原稿 （１１）・・・基準面 （１２）〜（１３）・・・検知窓 （１４）・・・反射部 （１１）・・・プラテン （１８）〜（１９）・・・光センサ （２０）・・・制御部 （２２）・・・白色シート

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複写機本体上面に設けられ複写時にプラテン上の
   原稿を被覆するプラテンカバーと、このプラテンカバー
   の下面側に設けられ上記プラテン面へ原稿を供給すると
   共に複写終了後プラテン面から原稿を排出させるエンド
   レス搬送ベルトとを備える複写機の自動原稿送り装置に
   おいて、上記エンドレス搬送ベルトには、このエンドレ
   ス搬送ベルトの基準面を常に上記プラテン面側で停止さ
   せる停止位置制御手段を設けると共に、上記基準面の適
   宜箇所に複数の検知窓を開設し、かつ上記エンドレス搬
   送ベルト停止時における各検知窓の上方側には、プラテ
   ンカバーを閉止した時に上記検知窓を介してプラテン面
   上に載置された原稿面の原稿サイズを検知するセンサを
   夫々配置したことを特徴とする複写機の自動原稿送り装
   置。
2. （２）上記検知窓、若しくはセンサが、反射率の高い半
   光透過性の被覆シートを備えていることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の複写機の自動原稿送り装置。