JP4145599B2 - 自動原稿送り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置が具備する原稿読取装置に関し、特に、原稿読取装置における原稿自動送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置に具備される原稿読取装置の原稿読取方式には、ベルトやローラの搬送手段によって搬送された原稿をプラテンガラス上に静止させて静止した原稿を読取光学系を走査させることにより当該原稿の画像を読み取る原稿固定読取方式と、搬送装置によって移動する原稿を所定の読取位置において静止した読取光学系で読み取るようにしたシートスルー読取方式の二種類の読取方式が、従来から一般的に知られている。
【0003】
ここで、後者のシートスルー読取方式の原稿読取装置は、原稿を載置する第1のプラテンガラスとこの第1のプラテンガラスに隣接して配置された第2のプラテンガラスとを備え、第1のプラテンガラス上に載置されたブック物等の静止した原稿の読み取りを、読取手段を副走査方向(原稿の搬送方向)に移動させつつ行うと共に、原稿搬送装置の給紙トレイから送られた原稿を第2のプラテンガラス上を通過させ、この通過する原稿を第2のプラテンガラスの下方に静止する読取手段によって原稿を読み取るように構成されている。
【0004】
このように構成された従来の原稿読取装置の読取部においては、第2のプラテンガラスの上流側に配置された搬入ローラ対と、第2のプラテンガラスの下流側に配置された搬出ローラ対と、第2のプラテンガラスの上面と対向して設けられた案内ガイドを有する湾曲した読取経路とが設けられている。そして、搬入ローラ対上流側の給紙トレイから送られた原稿は、搬入ローラ対によって第2のプラテンガラスに送られた後に、第1のプラテンガラスと第2のプラテンガラスの間に設けられた掬い上げ部材にて第2のプラテンガラスの上面から掬い上げられて搬出ローラ対に案内される。
【0005】
しかし、このような原稿読取装置の読取部においては、第2のプラテンガラスからの原稿の先端を掬い上げ部材にて掬い上げる際に、原稿先端が掬い上げ部材の傾斜面に突き当たる際の衝撃によって、読取位置において原稿の搬送ブレや速度変化が生じることとなり、読取画像が歪む原因となっていた。また、原稿の後端が搬入ローラ対における原稿ニップ点を通り過ぎる際に、原稿の後端が下方側に急激に落下することとなるので原稿の搬送ブレや速度変化が生じて読取画像が歪む原因となっていた。
【0006】
この問題を解決するために、他の従来技術においては、図8で示すような第2のプラテンガラス201の上に透明フィルム部材207を設け、この透明フィルム部材207に沿って原稿を搬送するように構成したものがあった。
【0007】
この透明フィルム部材207は、案内ガイド204と第2のプラテンガラス201の間に配置され、案内ガイド204との間に湾曲した読取経路206を形成する。そして、この透明フィルム207は、その一端207aが読取経路206の上流側ガイド208の裏側に固着されてその他端207bはフリーの状態になっており、読取経路206の下流ガイド209の内側に差し込まれた状態となっている。
【0008】
この透明フィルム部材207は、例えば、ポリエチレンテレフタレートシート(マイラー)等の可撓性部材で構成され、第2のプラテンガラス201の長手方向のほぼ全域に対向位置して第2のプラテンガラス201上面に接触するように取り付けられている。これによって、読取部に給紙された原稿は、搬入ローラ202によって透明フィルム部材207と案内ガイド204との間に案内され、第2のプラテンガラス201の上方を通過する。そして、第2のプラテンガラス207の下方の読取位置に静止した読取手段が第2のプラテンガラス201と透明フィルム部材207を介して原稿の画像を読み取ることとなる。そして、読み取られた原稿は、透明フィルム部材207に沿って搬出ローラ203に導かれて排出されるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した透明フィルム部材207は、原稿が擦れて搬送されるためキズや汚れが付着して読取画像に影響を及ぼすので定期的に原稿案内面を清掃したり、透明フィルム部材そのものを交換する必要がある。この透明フィルム部材の交換作業は、画像読取装置に対して自動原稿送り装置を開状態として行うため、限られたスペースで作業を行わなければならなす、その透明フィルム部材の取扱によっては、キズや折れが生じる可能性があり交換作業が煩雑であった。また、透明フィルム部材の原稿搬送方向下流側端部を排紙経路内に差し込む際に確実に差し込まれずに原稿のジャム等の要因になっていた。
【0010】
本発明は、原稿の走行を安定にするために読取部に設けられる透明フィルム部材のメンテナンスを容易にし、メンテナンス時にフィルム部材に損傷が生じない自動原稿送り装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、プラテンガラス上方の読取位置の上流側から下流側に原稿を案内する案内ガイド手段を備えた自動原稿送り装置であって、前記案内ガイド手段は、前記読取位置の上流側で原稿の搬入を案内する搬入ガイド部と、下流側で原稿の搬出を案内する搬出ガイド部と、読取位置に配置された露光開口部とを有するベース部材と、このベース部材の露光開口を覆う透明フィルム部材とから成るガイドユニットで構成し、前記ベース部材は、前記搬入ガイド部と前記搬出ガイド部と前記露光開口部とを合成樹脂の一体成形で形成する。
【0012】
前記透明フィルム部材は、前記ベース部材の搬入側端部に固定され前記搬入ガイド部と露光開口部と搬出ガイド部のそれぞれ表面を覆って原稿案内面を形成し、このベース部材と透明フィルム部材は、前記搬入ガイド部に前記露光開口部に向けて原稿を給送する搬入ローラの係合孔を設け、前記透明フィルム部材で形成された原稿案内面は前記搬入ローラから前記露光開口部に原稿を案内するように構成する
【0013】
更に、前記ベース部材には、その搬入側端部に前記装置フレームに設けられた回転支軸に回動自在に係合する嵌合部を設け、その搬出側端部に前記装置フレームに設けられた凹部と係合する凸部を設け、前記ベース部材は、前記凹部に前記凸部を嵌合して装置フレームに位置保持されると共に、この凹部と凸部の嵌合を解除して前記回転支軸を中心に所定角度回動し、この所定角度回動した状態で離脱可能となるように前記嵌合部は前記回転支軸に嵌合される。これによって、ガイドユニットを装置フレームに対し所定の角度で解放することが可能となり、メンテナンス等を容易にした
【0018】
さらに、前記読取ガイドユニットは、前記装置フレームに配設した回転支軸に回動自在に係合する嵌合部を有し、この嵌合部は前記回転支軸に離脱可能に係合されおり、前記嵌合部が前記回転支軸から引き抜かれることにより前記装置フレームからの取り外が容易となり、本装置のメンテナンス性を著しく向上させたのである。
【0019】
本発明は、さらに、搬送される原稿を読み取るためのプラテンガラスと、前記プラテンガラス上に原稿を搬送する自動原稿送り装置と、前記プラテンガラス上の読取位置において原稿を読み取る光学読取手段とを有する画像読取装置を提供するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る原稿読取装置1における自動原稿送り装置の実施の形態例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る原稿読取装置1に搭載された自動原稿送り装置2を示す断面図である。
【0025】
原稿読取装置1本体は、プラテンガラス4を介してランプ等の光源5からの光を搬送される原稿に照射し、その反射光を複数のミラー6で反射させてレンズ7を介してCCDなどの読取素子8により光電変換して原稿画像を読み取る。ここで、本自動原稿送り装置は、プラテンガラス4に載置されたブック物等の厚い原稿を光源5やミラー6などから構成される光源ユニットを副走査方向に移動させることによってプラテンガラス4を介して原稿の画像を読み取るモードと、自動原稿送り装置でプラテンガラス4の上方を搬送される原稿を所定の読取位置で光源ユニットを停止させて読み取るモードとを備えている。この読取モードにおいて、プラテンガラス4上面に載置される原稿の一部は後述する透明フィルム50とプラテンガラス4上面との間に位置して光学ユニットで読み取られることとなる
【0026】
図1における本装置の実施の形態においては、2キャリッジ方式の画像読取装置の例を記載しているが、光源5、ミラー6、レンズ7、読取素子8が一つのキャリッジに搭載された光学読み取り手段がプラテンガラス4の下を図面の右側から左側(副走査方向)に移動しつつ原稿面の画像を読み取るように構成した1キャリッジ方式の画像読取装置にも、本発明が摘要可能である。
【0027】
自動原稿送り装置は、複数枚の原稿を載置可能な給紙トレイ10と、読み取られた原稿を収納する排紙トレイ11と、プラテンガラス4を押圧するためにスポンジ等の多孔質部材と白色マイラー等のフィルム部材で構成された押圧カバー12を備えている。
【0028】
給紙部は、給紙トレイ10上に載置された原稿の最上位原稿に接触して繰り出す昇降自在な繰り出しローラ21、繰り出しローラ21で繰り出された原稿を給送する給紙ローラ22と最上位原稿の1枚のみを通過して2枚目以降の原稿の給送を阻止する分離部材23からなる分離手段、この分離手段で1枚に分離され給送される原稿の先端を突き当てて整合した後に下流側に送るレジストローラ対24が配置されている。
【0029】
これらの繰り出しローラ21、給紙ローラ22、レジストローラ対24によって給紙トレイ10上の原稿は給紙経路30に沿って案内される。この繰り出しローラ21、給紙ローラ22は、給紙モータM1にワンウェイクラッチOW1(図示せず)を介して駆動連結されており、またレジストローラ対24はワンウェイクラッチOW2(図示せず)を介して給紙モータM1に駆動連結されている。これにより、給紙モータM1の正転で繰り出しローラ21と給紙ローラ22を駆動し、逆転でレジストローラ対24が駆動される。
【0030】
排紙部には、搬出ローラ対25からの原稿を排紙経路31に沿って排紙トレイ11に排紙する排紙ローラ対26が配置されている。この排紙ローラ対26は正逆転可能な搬送排紙モータM2に連結されており、両面モードの際に原稿の後端部をニップした状態で逆回転して原稿をスイッチバックして循環経路32を介して搬送経路35に再送するように制御される。また、排紙経路31には送られる原稿の先端によって上方に可動して原稿を通過させ、原稿の後端が通過すると下方に可動する自重フラッパ41が設けられており、この自重フラッパ41は、排紙ローラ26が逆転してスイッチバックされた原稿を支障なく循環経路32に案内する。このフラッパ41は、常時付勢バネで下方に付勢されており、原稿が排紙経路31に沿って排紙ローラ対26に送られる際には排紙される原稿の先端により上方に押し上がり原稿の通過を許容し、排紙ローラ対26にて原稿をスイッチバックする際には下方に位置して排紙経路31を塞ぎ、循環経路32に原稿を案内するように構成されている。
【0031】
給紙トレイ10の原稿給紙方向下流側には、給紙トレイ10上に原稿が載置されたことを検出するエンプティセンサS1が設けられ、給紙経路30には給紙される原稿の端部を検知するレジストセンサS2が設けられている。さらに、読取部の手前にはリードセンサS3、排紙ローラ対26の手前には排出センサS4がそれぞれ設けられており、これらのセンサは送られる原稿の端部を検知する。
【0032】
上記の各センサS1〜S4は、原稿の搬送を制御するためのCPU等を含む制御手段に接続されており、各センサからの検知信号に基づいて、上述した各モータM1、M2及び各ソレノイドSOL1(図示せず)が制御され、原稿の搬入及び搬出動作が実行される。
【0033】
また、給紙トレイ10には、原稿給紙方向に複数のセンサが設けられており、この複数のセンサの出力信号により給紙トレイ10上に載置された原稿の長さが検出される。さらに、給紙トレイ10上に載置された原稿の幅方向を規制するサイドガイド13が設けられており、このサイドガイド13の移動量によって出力が変化するボリューム(図示せず)から原稿の幅を検出する。この原稿の長さと原稿の幅の検出結果に基づき原稿サイズを判断する。
【0034】
図2に示すように、本装置の読取部20は、読取位置Xに原稿を搬送する搬入ローラ対28、この搬入ローラ対28からの原稿を読取位置Xに向けて案内する搬入ガイド15、読取位置Xに読み取られた原稿を搬出する搬出ローラ25、読取位置Xからの原稿を搬出ローラ25に案内するための搬出ガイド16、搬入ガイド15と搬出ガイド16との間に掛け渡されプラテンガラス側に湾曲した原稿読取経路を形成する可撓性部材から成る透明フィルム部材50、読取位置Xと搬入ローラ対28との間に設けられて透明フィルム部材50に接触するプラテンローラ27、プラテンローラ27の下流に配置されて透明フィルム部材50に接触する白色のバックアップガイド45で構成されている。
【0035】
また、透明フィルム部材50とプラテンガラス4との間には白色板状部材46、47が設けられている。この白色板状部材46、47は、読取位置Xの原稿搬送方向前後に設けられており、プラテンガラス4に手置きされた薄紙原稿が光源5の光を透過しても良好な画像を得ることができる。従来の読取モードにおいては、薄手の原稿(例えば、設計図や原図などに用いられる半透明なトレースシートやOHPなどに用いられる透明シート)は光学ユニットの光源からの照射光を透過してしまう。薄手の原稿を透過した光は透明フィルム部材50も透過し、透明フィルム部材50に対向するプラテンローラ27及びバックアップガイド45に到達し、プラテンローラ27及びバックアップガイド45に反射する。この際に、プラテンローラ27と及びバックアップガイド45との境などが暗くなっているため、十分に光が反射されずに読み取り画像に黒いスジが生じることとなる。しかし本願発明では、プラテンガラス4と透明フィルム部材50との間に白色板状部材46、47を設け、薄手の原稿を透過した照射光は白色板状部材46、47にて反射させるようにしているので、照射光が通過する薄手の原稿であって良好な画像を得ることが可能である
【0036】
図3は、透明フィルム部材50と搬入ガイド15、搬出ガイド16の構成の斜視図を示す。
【0037】
透明フィルム部材50は、原稿搬送方向上流側の一端部に取付孔50dが複数設けられており、この取付孔50dと搬入ガイド15に固定部として形成された突起50aとを係合させることによって固定支持している。また、下流側の他端部は簾状に複数に分割された舌部50b、50cが形成されている。そして、この簾状に分割された隣り合う舌部50b、50cの一方の舌部50bは、搬出ガイド16の原稿案内面側にフリー状態に延設されている。他方の舌部50cは搬出ガイド16の背面側に延設されており、その先端に設けられた取付孔50fが後述する張力付与部材55に支持部として形成された突起55aに係合されている。
【0038】
上記したように取り付けられた透明フィルム部材50は、搬入ガイド15の原稿案内面から搬出ガイド16の原稿案内面に沿って湾曲した搬送経路35を形成しており、弾性力によりプラテンローラ27の周面に圧接されている。
【0039】
プラテンガラス4と透明フィルム部材50との間には、透明フィルム部材50が下方に揺動可能とする所定の空間SP(0.5mm〜1.0mm)が確保される。この空間SPは、装置フレームに設けられた規制手段(突起)がプラテンガラス4上面に当接し、装置フレームに固定されたプラテンローラ27の位置を位置決めすることによって形成される。透明フィルム部材50は、プラテンローラ27と透明フィルム部材50の間に進入された原稿によってこの空間SP内を下方に変動させるようにして揺動し、これによって、原稿が原稿搬送経路内をスムースに通過させることを可能としているのである。
【0040】
図4は、本装置における読取部20における張力付与部材55の部位を拡大した概略図である。図3の説明で述べたように、張力付与部材55は、透明フィルム部材50の舌部50cの取付孔50fに係合させることで透明フィルム部材50を固定支持する突起55aと、読取ガイドユニットの骨格の側部に形成されたピンに係合するための軸支孔が形成されたアーム部55bが形成されている。
【0041】
また、読取ガイドユニット60の骨格の側部とアーム部55bとの間には、張力付与部材55を読取ガイドユニットの側部のピボット軸(回転軸)56aを支点として原稿搬送方向に回動付勢する捩りコイルバネ56が取り付けられている。
【0042】
この捩りコイルバネ56は、一端が張力付与部材55のアーム部55bに取付けられ、他端が読取ガイドユニット60の側部に取り付けられており、張力付与部材55を回動付勢することにより透明フィルム部材50に張力を付与する。
【0043】
ここで、透明フィルム部材50は、張力が付与されることによって、透明フィルム部材50に接触するプラテンローラ27と透明フィルム部材50の舌部50cに接触する搬出ガイド16の上流側端部との間のたるみが解消され、プラテンローラ27と搬出ガイド16との間を略平行にする。
【0044】
ここで、読取ガイドユニット60について説明する。図5は、図3で説明した搬入ガイド15、搬出ガイド16及び透明フィルム部材50とが一体的に構成された読取ガイドユニット60の斜視図を示す。搬入ガイド15、搬出ガイド16、透明フィルム部材50及び張力付与部材55は、一体の読取ガイドユニット60を構成しており、装置フレーム17に対して着脱可能に取り付けられている。
【0045】
さらに、搬入ガイド15と搬出ガイド16は、図3に示すように一体に樹脂形成されて読取ガイドユニット60の骨格を形成しており、その中央部に原稿を読み取るための開口部61が形成されている。そして、この開口部61に透明フィルム部材50が取り付けられ、また透明フィルム部材50を支持する張力付与部材55が取り付けられている。
【0046】
図6は、装置フレーム17に読取ガイドユニット60を装着した状態の断面図を示す。読取ガイドユニット60の原稿搬送方向上流側の側部には、装置フレーム17に形成されたピン52に嵌め込まれる嵌合部62と装置フレーム17の凹部17aに係合して読取ガイドユニット60を所定の位置に保持するための凸部63aが形成されたカギ状に突出した突出部63とが形成されている。
【0047】
図7は、装置フレーム17から読取ガイドユニット60を下方に回動させた状態の断面図を示す。
【0048】
読取ガイドユニット60の着脱動作は、まず突出部63に押圧力を与えて撓ませることによって、装置フレーム17の凹部17aと突出部63の凸部63aとの係合を解除して読取ガイドユニット60を装置フレーム17のピン52を支点として所定角度(例えば、装置フレームに対して90度)回動させる。このとき、突出部63は板状に樹脂形成されているので容易に撓ませることが出来る。装置フレーム17の凹部17aと突出部63の凸部63aとの係合の解除は容易に可能である。
【0049】
なお、透明フィルム部材50の簡単な汚れを取り除くだけであれば、装置フレーム17の凹部17aと突出部63の凸部63aとの係合を解除して読取ガイドユニット60を装置フレームのピン52を支点として所定角度だけ回動させた状態で清掃などのメンテナンスを行うこともできる。
【0050】
そして、読取ガイドユニット60を装置フレーム17から取り外す際は、読取ガイドユニット60の嵌合部62に沿って読取ガイドユニット60を下方に引くことにより装置フレーム17から読取ガイドユニット60を取り外すことができる。
【0051】
装着する際は、上述の手順とは逆に装置フレーム17のピン52に読取ガイドユニット60の切欠き部62を押し込むように嵌め込み、そして回動させることによって装置フレーム17の凹部17aと読取ガイドユニット60の突出部63の凸部63aを係合させることによって装置フレーム17に対し読取ガイドユニット60が取り付けられる。
【0052】
以上詳しく説明したように、本発明に係る自動原稿送り装置は、プラテンガラス上方の読取位置の上流側から下流側に原稿を案内する案内ガイド手段を備える自動原稿送り装置であって、前記案内ガイド手段は、前記読取位置の原稿搬送方向上流側に設けられて原稿を前記読取位置に案内する搬入ガイド部材と、前記読取位置の原稿搬送方向下流側に設けられて前記読取位置から搬出される原稿を案内する搬出ガイド部材と、前記搬入ガイド部材と前記搬出ガイド部材の間に配置されて前記プラテンガラス側に湾曲した原稿読取経路を形成する可撓性の読取ガイド部材とを一体的に備えた読取ガイドユニットからなり、前記読取ガイドユニットを装置フレームに対して着脱可能に支持するように構成される。
【0053】
【発明の効果】
これにより、本装置の読取部における原稿の搬送がスムースに行われることにより、良好な画像データの取得を可能とすると共に、搬入ガイド部と案内ガイド部と搬出ガイド部とを一体的に備え、装置フレームに対して回動可能及び着脱可能に支持された読取ガイドユニットとしたことで、透明なフィルム部材に損傷を与えることなく、フィルム部材及び白ガイドの交換及びクリーニング等のメンテナンス作業を短時間に容易且つ確実に行われることを実現したのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る、自動原稿送り装置の全体構成を示すものである。
【図2】 自動原稿送り装置の主要部の図を示すものである。
【図3】 読取ガイドユニットの構成の斜視図を示すものである。
【図4】 読取部における、張力付与部材の部位を拡大した概略図である。
【図5】 本発明に係る、読取ガイドユニットの斜視図を示す。
【図6】 装置フレームに読取ガイドユニットを装着した状態の断面図を示す。
【図7】 装置フレームから読取ガイドユニットを下方に回動させた状態の断面図を示す。
【図8】 従来例における自動原稿送り装置の主要部の概要を示すものである。
【符号の説明】
1 原稿読取装置
2 自動原稿送り装置
15 搬入ガイド
16 搬出ガイド
17 装置フレーム
21 繰り出しローラ
27 プラテンローラ
28 搬入ローラ対
30 給紙経路
35 搬送経路
46 白色板状部材
47 白色板状部材
45 バックアップガイド
50 フィルム部材
50a 突起
50b 舌部
50c 舌部
50d 取付孔
50f 取付孔
55 張力付与部材
55b アーム部
56 コイルバネ
60 読取ガイドユニット
63 突出部

Claims (2)

  1. プラテンガラス上方の読取位置の上流側から下流側に原稿を案内する案内ガイド手段を備えた自動原稿送り装置であって、
    前記案内ガイド手段は、
    前記読取位置の上流側で原稿の搬入を案内する搬入ガイド部と、下流側で原稿の搬出を案内する搬出ガイド部と、読取位置に配置された露光開口部と
    を有するベース部材と、
    このベース部材の露光開口を覆う透明フィルム部材とから成るガイドユニットで構成され、
    前記ベース部材は、前記搬入ガイド部と前記搬出ガイド部と前記露光開口部とを合成樹脂の一体成形で形成され、
    前記透明フィルム部材は、前記ベース部材の搬入側端部に固定され前記搬入ガイド部と露光開口部と搬出ガイド部のそれぞれ表面を覆って原稿案内面を形成し、
    このベース部材と透明フィルム部材は、前記搬入ガイド部に前記露光開口部に向けて原稿を給送する搬入ローラの係合孔が設けられ、
    前記透明フィルム部材で形成された原稿案内面は前記搬入ローラから前記露光開口部に原稿を案内するように構成され、
    更に、前記ベース部材には、その搬入側端部に前記装置フレームに設けられた回転支軸に回動自在に係合する嵌合部が設けられ、その搬出側端部に前記装置フレームに設けられた凹部と係合する凸部が設けられ、
    前記ベース部材は、前記凹部に前記凸部を嵌合して装置フレームに位置保持されると共に、この凹部と凸部の嵌合を解除して前記回転支軸を中心に所定角度回動し、この所定角度回動した状態で離脱可能となるように前記嵌合部は前記回転支軸に嵌合されていることを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 搬送される原稿を読み取るためのプラテンガラスと、
    前記プラテンガラス上に原稿を搬送する自動原稿送り装置と、
    前記プラテンガラス上の読取位置において原稿を読み取る光学読取手段とを有する画像読取装置であって、
    前記自動原稿送り装置は請求項1に記載の構成を備えていることを特徴とする画像読取装置
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