JPS631842B2 - - Google Patents

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JPS631842B2
JPS631842B2 JP16955184A JP16955184A JPS631842B2 JP S631842 B2 JPS631842 B2 JP S631842B2 JP 16955184 A JP16955184 A JP 16955184A JP 16955184 A JP16955184 A JP 16955184A JP S631842 B2 JPS631842 B2 JP S631842B2
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JP
Japan
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brush
handle
brush head
support shaft
bristles
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JPS6148356A (ja
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Hiroshi Fukuba
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、歯ブラシに電池を設置し、通常の
ブラツシング効果にプラスして、電位傾斜によ
り、ムシ歯及び歯槽ノーローの予防を一層効果的
に行なうイオン歯ブラシに関するものである。
[従来の技術] 従来、ムシ歯予防の方法として、歯面に弗化物
を塗布したり、弗化物を成分とする歯磨剤を使用
することが広く行なわれている。しかしながら、
口中の歯髄血液のPHは7.8、歯髄組織のPHは7.3、
唾液のPHは6、8位であるため、(+)イオンは
歯の表面から歯髄組織に向うが、(−)イオンは
歯髄組織から歯の表面に向う傾向にある。このた
め、口中では、(−)イオンである弗素イオンは
歯髄組織には浸透しにくく、その使用効果をあげ
るには良くない環境である。
従来から、弗素イオンの使用効果をあげるた
め、歯ブラシ柄の中に1.5V位の電池を入れ、そ
の先端植毛部の植毛間に導電材による端子を設置
し、該端子を電池の(−)電極に接続し、柄部を
金属製とし、この部を(+)電極としたイオン歯
ブラシ(電気歯ブラシ、通電歯ブラシ或は電子歯
ブラシ)が数多く提案されている(例えば特公昭
48−27390号、実公昭43−5092号参照)。このイオ
ン歯ブラシで、弗化物の混入した歯磨剤を用いて
歯を磨くと、電流は柄を握る手から歯髄組織等を
経て歯の表面に向つて流れ、弗素イオンは逆に歯
の表面から浸透して内部に沈着して歯の健康増進
に大きな効果があることは従来公知である。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、従来、発表されてきたイオン歯ブラシ
は構造が複雑、従つてコスト高、取扱い不便等で
一般の普及に難があつた。即ち、ブラシ植毛間に
(−)端子が設置され、この端子はブラシ台の内
部から柄の内部を通つて電池に接続される構造で
高価なものになつている。
また、ブラシ毛が使用によつてブラシ台より外
側に毛先が拡がつてくればこれを廃棄して、新し
いブラシを使用するのが、充分なブラツシング効
果を得るための必要条件とされている。しかし、
従来のイオン歯ブラシは、柄とブラシ部が一体の
もの、或は柄とブラシ部が分離されているがブラ
シ部にも比較的高価な導電材が設けられているも
の等であり、いづれも頻繁に廃棄して新品にとり
替え使用するには余りにも高価であり、普及上大
変な障害となつている。
また、従来のブラシ柄は金属製筒状体で、内部
全体が電池を収容するため複雑な構造なつている
ものが多く、柄の太さも大き目となり、とり扱い
も不便、コストも高いものとなつている。そこで
構造が複雑でコスト高となるのであれば、柄部を
長期間使用できるように、ブラシ部と柄部を分離
し、電池もとり替え使用することが考えられ、そ
のような構成ものも従来多い。しかし、電動歯ブ
ラシのように、目に見えるブラシの動きがあつ
て、それなりの機構が内蔵されているものは別と
して、イオン歯ブラシのように全く動く部分がな
いものの場合は、電池をとり替え使用するという
方法は使用者の感覚になじまない。
この発明は、このような従来技術の問題点に鑑
みなされたもので、その目的とするところは、イ
オン歯ブラシの機能を十分に発揮させながらブラ
シ毛の部分を必要に応じて廃棄交換可能とし、か
つこのブラシ毛の部分の廃棄交換に伴うコストの
増大を極力抑制してイオン歯ブラシの普及を可能
ならしめることにある。
[問題点を解決するための手段] この発明は、この目的を達成するために、ブラ
シ毛が植毛されたブラシヘツド部と、把持用柄部
と、電源と、を備えるイオン歯ブラシにおいて、
把持用柄部に対してブラシヘツド部を脱着可能に
構成し、把持用柄部には、導電性材料からなる支
軸を突設するとともに該支軸を電源の一方の電極
に接続し、かつ把持用柄部の少なくとも一部外表
面に電源の他方の電極に接続された導電性材料か
らなる端体を装着し、ブラシヘツド部には、該ブ
ラシヘツド部の長手方向に延在し、前記柄部に突
設された前記支軸を受領する支軸挿入部と、前記
ブラシ毛と支軸挿入部との間を連絡し、液体を媒
体として前記ブラシ毛と前記支軸を電気的に導通
可能とする液路と、を形成してある構成を有す
る。
[作用] この構成により、使用者が把持用柄部を把持し
て歯をブラシ毛でブラツシングすると、液体、例
えば唾液等がブラシ毛を濡らすとともに液路を浸
し、これにより電源→把持用柄部の端体→手→身
体→歯→ブラシ毛→液路→支軸→電源という電気
回路が形成され、電子の流れが発生して歯垢等を
歯面から除去し易くし、ブラシ毛によるブラツシ
ングの刷掃効果をさらに向上させる。
ここで、導電性材料の支軸や端体等の比較的高
価な部材は全て把持用柄部側に設けられており、
従つてブラシヘツド部は、ブラシ毛を植毛すると
ともに支軸挿入部や液路を一体成形すれば足り、
例えば合成樹脂等を使用すれば極めて安価に製造
することができる。
よつて、把持用柄部に対して脱着可能なブラシ
ヘツド部は必要に応じ廃棄、交換してもそのコス
トは低く抑えられる。例えば、ブラシヘツド部を
6ケとり替え使用する間は、1ケの柄部を続いて
使用し、また次の6ケを使用するときには新しい
柄部にとり替えるという使用方法をとることがで
きる。電源として電池や外部電源を使用すること
ができるが電池の場合、例えば、酸化銀電池1.5
ボルト、8mAH(ミリアンペア・アワー)、5.8
m/m直径、1.65m/m厚さ、を使用するなら
ば、通常、人体を通る電流は20〜30μA(マイクロ
アンペア)であり、濡れ手で歯磨時間1回2分と
すれば、1200回の使用が可能となる。1日1回と
すれば3年強の寿命があることになるので、1ケ
月に1ケ程度ブラシヘツド部をとり替え、6ケ月
目に柄部も新品にとり替えることにすれば充分過
ぎる電池容量があることになる。
[実施例] 次に本発明に好ましい実施態様の一例について
説明する。
1は柄部で、その一端に形成された凸状端部5
に支軸2が固着され、この支軸2はその先端が柄
部1から該柄部1の長手方向外方に突出して延在
するとともにその基部は柄部1内にまで延在して
いる。支軸2は電気の良導体材である。支軸2の
柄部側の基端付近において、柄部1内に小孔17
が設けられ、ここに良導体ばね16及び電源の一
例としての電池15が収納され、これにより支軸
2の一端は電池15の一方の電極、例えば(−)
電極に接続される。この電池15の上端面に導電
性材料からなる端体14が接続され、この端体1
4は、ばね16の圧力に抗して柄部1の表面に固
定される。これにより、端体14は電池15の他
方の電極に接続されるとともに電池15を密封収
納する。23は回り止め凹溝である。
符号3はブラシヘツド部で、主としてブラシ毛
7が植毛されたヘツド20とヘツド20より柄部
1寄りのシヤンク25とからなる。シヤンク25
は溝6およびブリツジ18を有する。ブリツジ1
8から溝6をはさんでアーム19,19が伸び、
その先端部には凹状端部4が形成される。ブリツ
ジ18とヘツド20の間には溝6と同軸的に連通
する連通溝10が形成される。すなわち、ブラシ
ヘツド部3のシヤンク25には、柄部1への装着
時の支軸2を受領するための受け構造が形成さ
れ、この受け構造が、この実施例では、ブラシヘ
ツド部3の長手方向に、前記溝6からブリツジ1
8内を介して連通溝10まで至る有底孔の形態を
とる支軸挿入部であり、連通溝10は唾液等の液
体で浸されて装着時の支軸2とブラシ毛7,9と
を電気的に接続させる液路の一部として機能す
る。従つて、ブラシヘツド部3自体は必ずしも導
電性材料を含む必要はないが、その材質は使用態
様、用途に応じて適宜選択すれば良い。好ましく
は、ブラシヘツド部3は合成樹脂で一体成形、コ
ストを極力低減させるのが良い。なお、第2,4
図では連通溝10がブラシヘツド部3の表裏を貫
通するように示されているが、必ずしもそうする
必要はなく、実質的に溝6と連通して支軸挿入部
を形成するとともにブラシヘツド部3の表面に開
口するように形成すれば良い。
また、この実施例では、第3図に示すように、
連通溝10のブラシ側端部に数ケの小溝8が、連
通溝10に隣接する数ケのブラシ毛7の根元部に
向つて存在する。この小溝8は、唾液などを介し
て支軸2とブラシ毛7,9を電気的に接続させる
という連通溝10の機能をさらに促進させるもの
である。
前記凸状端部5には、小凸起12が一対形成さ
れ、凹状端部4には小窪み21がこれに対応して
一対形成される。22は回り止め凸起、13は水
切鍔である。ブラシヘツド部3の溝6に柄部1の
支軸2をさしこむと、アーム19,19が弾性的
に開いて、凹状端部4が凸状端部5の小凸起1
2,12を乗超え、凹状端部4の小窪み21,2
1が節度感をもつて前記小凸起12,12に嵌ま
り、よつて柄部1にブラシヘツド部3が嵌着す
る。ここで、特にこの実施例では、支軸2はブラ
シヘツド部3の溝6から連通溝10に至る支軸挿
入部内に受領されているので、ブラシヘツド部3
は支軸2によつても支持されることにもなり、そ
の場合はブラシヘツド部3と柄部1の連結は強固
なものとなり、従つてブラツシング時にブラシヘ
ツド部3がガタついたり、ブラシヘツド部3に大
きな力が作用してもブラシヘツド部3が容易に柄
部1からはずれるようなことは防止できることに
もなる。逆に支軸2はブラシヘツド部3の支軸挿
入部に包持される関係となり、支軸2が直接歯以
外の部分に接触して短絡するようなことを防止で
きる。
柄部1をもち、口中にブラシヘツド部3を入れ
て、ブラツシングをすると、ブラシ毛は唾液水分
で濡れ、ブラシ毛7,7間にも水分が入りこむ。
連通溝10にも水分が入りこむ。従つて、この水
分はブラシ毛7,7の根元部からブラシヘツド部
3の表面を経て直接、あるいは前記小溝8がある
場合はこの小溝8を介して支軸2に繋がり、支軸
2に接する連通溝10の水と、ブラシ毛7,7間
の水とが連結される。支軸2に隣接するブラシ毛
7………7以外のブラシ毛9………9にも、ブラ
シ毛7から9へと水分が連結して存在する。従つ
てブラシ毛7………7,9………9の毛先が歯に
接触すれば、支軸2と該歯とは充分な水分によつ
て効率よく連結されることとなる。
柄部1をもつ手は、電池の(+)電極の連結さ
れた端体14に接触し、(−)電極に接続する支
軸2は水分を媒体として歯に接触するので、弗化
物の混入した歯磨剤を用いてブラツシングすると
閉回路を構成して、電流は手から歯髄組織等を経
て歯の表面に向つて流れることとなり、(−)イ
オンである弗素イオンは逆に歯の表面から浸透し
て内部に沈着し、歯質の強化及びムシ歯、歯槽ノ
ーローの予防に大きな貢献をするものである。
尚、弗化物を全く使用せず、イオン歯ブラシの
みの場合でも大変有用である。即ち、「1ケ月間
の使用前後の口腔内カラーフイルムのスライドを
作成し比較観察してみると驚く程の差異が認めら
れた。歯ぐきの発赤、腫膨は軽減ないし消失し、
歯ぐきの光沢も著しく良好となり健康な緊張を呈
するに至つてくる。歯垢、歯牙沈着物の清掃効果
も著明である。云々」(東京歯科大学、加藤倉三
教援、“物化学療法の展開と現況”より) [効果] 以上の説明から、本発明のイオン歯ブラシは、
ブラシ毛の交換が必要な場合でも歯ブラシ全体を
交換する必要なく、比較的安価なブラシヘツド部
のみを把持用柄部から取り外して新しいものと交
換すれば良く、とり扱い簡単、経済的で、広く社
会に普及させ、歯の健康増進、歯質の強化等に大
きく貢献できる大変有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るイオン歯ブラシの一実施
例を示す分解斜視図、第2図は同分解底面図、第
3図は柄部とブラシヘツド部が一体の正面図、第
4図はその側面断面図、第5図はその側面図、第
6図は第4図のA−A断面図、第7図は第4図の
B−B断面図である。 1……柄部、2……支軸、3……ブラシヘツド
部、10……連通溝、14……端体、15……電
池。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ブラシ毛が植毛されたブラシヘツド部と、把
    持用柄部と、電源と、を備えるイオン歯ブラシに
    おいて、把持用柄部に対してブラシヘツド部を脱
    着可能に構成し、把持用柄部には、導電性材料か
    らなる支軸を突設するとともに該支軸を電源の一
    方の電極に接続し、かつ把持用柄部の少なくとも
    一部外表面に電源の他方の電極に接続された導電
    性材料からなる端体を装着し、ブラシヘツド部に
    は、該ブラシヘツド部の長手方向に延在し、前記
    柄部に突設された前記支軸を受領する支軸挿入部
    と、前記ブラシ毛と支軸挿入部との間を連絡し、
    液体を媒体として前記ブラシ毛と前記支軸を電気
    的に導通可能とする液路と、を形成してあるイオ
    ン歯ブラシ。
JP16955184A 1984-08-14 1984-08-14 イオン歯ブラシ Granted JPS6148356A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16955184A JPS6148356A (ja) 1984-08-14 1984-08-14 イオン歯ブラシ
CA000488501A CA1251610A (en) 1984-08-14 1985-08-12 Electric tooth-brush
DE8585305725T DE3571746D1 (en) 1984-08-14 1985-08-13 Electric tooth-brush
EP19850305725 EP0174740B1 (en) 1984-08-14 1985-08-13 Electric tooth-brush
US06/890,794 US4726806A (en) 1984-08-14 1986-07-24 Electric tooth-brush
HK8990A HK8990A (en) 1984-08-14 1990-02-01 Electric tooth-brush

Applications Claiming Priority (1)

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JP16955184A JPS6148356A (ja) 1984-08-14 1984-08-14 イオン歯ブラシ

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JPS6148356A JPS6148356A (ja) 1986-03-10
JPS631842B2 true JPS631842B2 (ja) 1988-01-14

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JP16955184A Granted JPS6148356A (ja) 1984-08-14 1984-08-14 イオン歯ブラシ

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Families Citing this family (5)

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JPS6148356A (ja) 1986-03-10

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