JPS63296703A

JPS63296703A - 可変極電子歯ブラシ

Info

Publication number: JPS63296703A
Application number: JP13547987A
Authority: JP
Inventors: 福場　博; 大谷　宏
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-05-29
Filing date: 1987-05-29
Publication date: 1988-12-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、歯ブラシに電池を設置し、通常のブラッシ
ング効果にプラスして、電位傾斜により、ムシ歯及び歯
槽ノーローの予防を一層効果的に行なう可変極電子歯ブ
ラシに関するものである。

従来、ムシ歯予防の方法として、歯面に弗化物を塗布し
たり、弗化物を成分とする歯磨剤を使用することがひ広
く行なわれている。しかしながら、概ね口中の歯髄血液
のｐＨは７．８．歯髄組織のｐＨは７．３．唾液のｐＨ
は６．８位であるため、（＋）イオンは歯の表面から歯
髄組織に向かうが、（−）イオンは歯髄組織から歯の表
面に向う傾向にある。このため、口中では、（−）イオ
ンである弗素イオンは歯髄組織には浸透しにくく、その
使用効果をあげるには良くない環境である。

従来から、弗素イオンの使用効果をあげるため、歯ブラ
シ柄の中に電池を入れ、その先端植毛部の植毛間に導電材による端子を設置し、
譲端子を電池の（−）電極に接続し、柄部を金属製とし
、この部を（＋）電極としたイオン歯ブラシ（電気歯ブ
ラシ、通電歯ブラシ或は電子歯ブラシ）が数多く提案さ
れている。このイオン歯ブラシで、弗化物の混入した歯
磨剤を用いて歯を磨くと、電流は柄を握る手から歯髄組
織等を経て歯の表面に向って流れ、弗素イオンは逆に歯
の表面から浸透して内部に沈着して歯の健康増進に大き
な効果があることは従来公知である。

一方、ムシ歯、歯周病の主因をなす口内細菌を含む歯垢
は、口内の唾液中においてＰＨの状態算によっては（−
）に帯電するので、上記弗素イオン浸透時のブラシ毛を
（−）で使用する場合は、歯面に付着している歯垢中の
細菌を刺激し、歯面と歯垢との安定的な付着状態を不安
定な状態に変化させ、歯垢を歯面から■脱し易くするも
のであった。

ここで、逆の極性、即ち、ブラシ毛を（＋）にすること
によって、上記の歯垢をブラシ毛に吸い寄せる作用が発
生し、歯の清掃に寄与することになるものである。

本発明の目的は、使用中にブラシ毛の極性を（−）及び
（＋）、に容易に変換することができる可変極電子ブラ
シを提供せんとするものである。

次に本発明に好ましい実施態様の一例について説明する
。

１は柄部で、その一端の凸状端部５に支軸２が固着され
、この支軸２はその先端が柄部１から外方に突出して延
在するとともにその基部は柄部１内にまで延在している
。支軸２は電気の良導体材である。支軸２の柄部側端付
近において、柄部１内に小孔１７，１７’が設けられ、
ここに良導体ばね１６，１６’及び電源の一例として上
面が（＋）下面が（−）の電池１５及び上面が（−）、
下面が（＋）の電池１５’が収納され、これにより支軸
２の一端は電池の１５，１５’の夫々一方の電極に接続
される。この電池１５，１５’の上端面に導電柱材料か
らなる端体１４が接続され、この端体１４は、ばね１６，１６’
の圧力に抗して柄部１の表面に固定される。これにより
、端体１４は電池１５，１５’を密封収納する。

符号３はブラシヘッド部で、溝６およびブリッジ１８を
有する。ブリッジ１８から溝６をはさんでアーム１９、
１９が伸び、その先端部には凹状端部４が形成される。

ブリッジ１８とヘッド２０の間には溝６と連通する連通
溝１０が形成される。溝６とブリッジ１８内と連通溝１
０に支軸２が挿通されるように形成される。すなわち、
ブラシヘッド部３には、柄部１への装着時の支軸２を受
領するための受け構造が形成され、この受け構造が、こ
の実施例では、前記溝６からブリッジ１８内を介して連
通溝１０まで至る有底孔であり、連通溝１０は唾液等の
液体で浸されて装着時の支軸２とブラシ毛７とを電気的
に接続させる液路の一部として機能する。

前記凸状端部５には、小凸起１２が形成され、凹状端部
４には小窪み２１が形成される。

１３は水切■である。ブラシヘッド部３の溝６に柄部１の支軸２をさしこむと、アーム１
９、１９が弾性的に開いて、凹状端部４が小凸起１２を
乗超えて節度感をもって柄部１にブラシヘッド部３が嵌
着する。

前記端体１４の軸孔３４にはダイヤル軸３２が滑嵌合し
、該軸の外方にはダイヤル３０が、内方にはスライド３
１が一体的に、水密的に構成される。スライド３１は非
導電材にてなり、その一部のみ導電材にてなる導電部３
３が形成され、下面は電池１５，１５’に、上面は端体
１４の内面に接觸している。図示の状態ではスライド３
１の導電部３３は電池１５’に接觸しているので、端体
１４は（＋）に、従って支軸２、ブラシ毛７は（−）に
荷電することになる。ダイヤル３０を１８０°回せば、
導電部３３は電池１５に接觸して前記極性は夫々反対と
なる。

柄部いをもち、口中にブラシヘッド部３を入れて、ブラ
ッシングをすると、ブラシ毛は唾液水分で濡れ、ブラシ
毛７、７間にも水分が入りこむ。

連通溝１０にも水分が入りこむ。従って、この水分はブ
ラシ毛７、７の根元部からブラシヘッド部３の表面を経
て支軸２に繁がり、支軸２に接する連通溝１０の水と、ブラシ毛７、７間の水と
が連結される。従ってブラシ毛７・・・７の毛先が歯に接触すれば、支軸２と該歯と
は充分な水分によって効率よく連結されることとなる。

柄部１をもつ手は、電池１５’の（＋）電極の連結され
た端体１４に接触し、（−）電極に接続する支軸２は水
分を媒体として歯に接触するので、弗化物の混入した歯
磨剤を用いてブラッシングすると閉回路を構成して、電
流は手から歯髄組織等を経て歯の表面に向って流れるこ
ととなり、（−）イオンである弗素イオンは逆に歯の表
面から浸透して内部に沈着し、歯質の強化及びムシ歯、
歯槽ノーローの予防をするものである。

次に、ダイヤルを回して導電部３３を電池１５に接觸さ
せると、上記とは反対極性、即ち、端体１４は（−）、
ブラシ毛７は（＋）となる。この状態で、例えば水だけ
で歯を磨くと、歯垢及び、食物や飲み物に起因し歯面等
に付着している物質は、ＰＨの状態等によっては概ね（
−）に帯電するので（＋）のブラシ毛に吸い寄せられる
ことになり、歯の清掃に大きな効果をもたらすものであ
る。

以上は本発明の一実施例を説明したもので、これ以外に
も、電池の個数やダイヤルの有無などに束縛されること
なく、極性交換し得るものは、すべて本発明に含まれる
ことはいうまでもない。

以上の説明から、本発明の可変極電子歯ブラシは、簡単
な操作で、ブラシ毛の極性を（−）から（＋）、（＋）
から（−）と変換でき、歯質の強化、歯垢の効率的な除
去、従って歯の健康増進に大きく貢献できる大変有用な
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図はその側面断面図。１・・・柄部　　　２・・・支軸　３・・・ブラシヘッ
ド部１０・・・連通溝　１４・・・端体１５，１５’・
・・電池３０・・・ダイアル

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ブラシ毛が（＋）に荷電するところの電子歯ブラ
シ。
（２）柄部に可変極用操作手段を備えたところの可変極
電子歯ブラシ。