JPH0628016Y2 - 歯刷子 - Google Patents

歯刷子

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JPH0628016Y2
JPH0628016Y2 JP1987114641U JP11464187U JPH0628016Y2 JP H0628016 Y2 JPH0628016 Y2 JP H0628016Y2 JP 1987114641 U JP1987114641 U JP 1987114641U JP 11464187 U JP11464187 U JP 11464187U JP H0628016 Y2 JPH0628016 Y2 JP H0628016Y2
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JP
Japan
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toothbrush
head
substances
oral cavity
ions
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Application number
JP1987114641U
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JPS6419327U (ja
Inventor
ジャック・ケネス・イボット
Original Assignee
株式会社ニューバイス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は歯刷子に関するもので、より具体的には使用時
に口腔内においてイオンを発生させる歯刷子に関するも
のである。
《従来の技術》 口腔内においてイオンを発生させると、このイオンがバ
クテリアを殺菌し、歯肉を強化しまた歯石を分解して歯
槽膿漏を防止する効果が有ることは知られており、この
ため多数のイオンを発生させる歯刷子が提案されてい
る。
このイオン発生歯刷子の多くは柄部に乾電池を収納し、
この電池のプラス端子に接続する金属板を柄部の表面に
取付け、電池のマイナス端子に接続する金属板を刷子毛
の基部にまで延長し、柄部を握ってこの歯刷子を使用す
ると、電池のプラス端子から人体を通って、口腔内の水
分、歯磨剤がイオン化され歯刷子毛基部のマイナス金属
板、次いで電池のマイナス端子へと微電流が流れるよう
にしている。
この乾電池を使用したものは比較的大きな電圧が得られ
るため、口腔内の水分、歯磨剤からなる電解質がイオン
化し、多量のイオンが発生されるが小型電池を使用する
場合には高価な歯刷子となってしまい、また比較的大き
な単3電池等を用いる時には重量の大きなものとなって
しまう。更に大きな問題は、使用中に電池が液漏れした
時に、その漏洩した電解液が口腔内に入る虞れがあり極
めて危険である。
これに対し、実開昭59−97625に係る歯刷子のよ
うに、乾電池を使用することなしに、プラス電位を発生
する金属とマイナス電位を発生する金属とを歯刷子の頭
部内に埋設し、プラス電位を発生する金属は頭部から柄
部に延設して柄部の表面に露出させ、一方マイナス電位
を発生する金属は刷子毛の基部に接続し、両金属間に水
が介在するようにしたものも公知となっている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、この公知の歯刷子では上記の乾電池の代
りに電位差を有する両金属を分離配設し、この間に水を
介在させて電池機能を持たせているだけであるからこの
電池の起電力は極めて小さく、プラス電位の金属から人
体を通ってマイナス電位の金属へ至る電気エネルギーの
移動は極めて小さく、乾電池を使用した場合に比較して
そのイオン化効果はほとんど期待できないと言わざるを
得ない。
本考案は上記のような乾電池を用いた歯刷子と電位差を
有する2種の金属を用いた歯刷子の両者の欠点を解消す
るとともに両者の利点を兼ね備えた歯刷子を提供するこ
とを目的としてなされたものである。
《問題点を解決するための手段》 従来のイオン発生歯刷子が乾電池或いは異種金属で形成
した電池から陽極端子板を引き出し、この端子板を手で
把持することによって人体を通して口腔内の水分や歯磨
剤を通り陰極端子板に至る回路を形成していた、即ち外
部電池の起電力により口腔内にイオンが発生するように
していたのに対し、本考案では口腔内の水分または歯磨
剤がイオン化傾向の異る2種の物質によって形成する電
池自体の電解質となっていて、この電解質がイオン化し
てイオンが発生する点で、従来のものと基本的に異って
いるのである。そして、上記の目的を達成するため本考
案に係る歯刷子では口腔内に挿入される歯刷子の頭部に
イオン化傾向の異る2種の物質を少なくとも両者の一部
を露出した状態で取付け、該両物質の一部を直接的また
は抵抗体を介して相互に連結し、該頭部を口腔内に挿入
した時に該口腔内における水分または歯磨剤を電解質と
して該両物質間にイオンの移動が生じるようにしてなる
のである。
好ましくは、上記両物質をワイヤー状または細幅状に形
成して、一方の物質をタングステン、他方の物質をアル
ミニウムとすることである。
《作用》 歯刷子の頭部に取付けられた2種の金属はイオン化傾向
が異るために一方が陽極となり他方が陰極となる。そし
て両金属が口腔内の水分または歯磨剤に接すると、これ
を電解質として電池系が形成され、水分または歯磨剤を
通してイオンが移動する。この水分または歯磨剤は口腔
内の歯または歯肉に付着しているため、イオンは歯の表
面及び歯肉の内部を通り、歯に付着したバクテリアを殺
菌し、歯石を分解しまた歯肉を活性化して血液の循環を
高め、歯肉を強化する。また、上記2種の金属は歯刷子
の頭部に露出しているため、歯を磨いている間にこれら
の金属の一部が歯肉に接触すると、歯肉を通して多量の
イオンの移動が生ずるため、歯肉をより一層増強するの
に役立つことになる。
《実施例》 以下に本考案の好適な実施例について添附図面を参照に
して説明する。
第1図は本考案に係る歯刷子を示し、1は柄部、2は頭
部、3は刷子毛を示している。この頭部2の外周部には
イオン化傾向の異る2本の金属線4,5が巻設され、両
金属線4,5の基部4a,5aは頭部2の下方部を横方
向に貫通し、この基部4a,5aにおいて両金属線4,
5は第2図に示すように抵抗線6によって連結されてい
る。即ち、両金属線4,5は基部4a,5a以外の部分
が頭部2の両側及び前端において外部に露出されてお
り、好ましくは使用中に金属線4,5が歯に引掛からな
いように、頭部2の外周面に金属線4,5が嵌入する溝
を形成して金属線4,5の外周面と頭部2の溝を挟む外
周面とを面一とすることである。
上記のイオン化傾向の異る2本の金属線4,5としては
アルミニウム線とステンレス線またはアルミニウム線と
タングステン線の組合せが好ましいが、後者の組合せの
方が大きな電位差が得られる。尚、上記の組合せの場
合、前者が負極で後者が正極となる。
本考案の上記実施例では、イオン化傾向の異る2本の金
属線4,5を抵抗線6を介して連結しているが、第3図
に示すように、両金属線をその基部において直接接続す
るようにしても良い。この抵抗線6を用いた場合には両
金属線間の電流は小さいが電解質を介して得られる電圧
は大きいためイオンの移動速度が速いものとなる。一
方、抵抗線を介在させない場合は両金属線間の電流は大
きくなるため、多量のイオンが移動することになる。ま
た、上記の抵抗線の代りに他の抵抗体、例えば導電性接
着剤等を用いて、両金属線4,5を連結するようにして
も良い。
また、上記実施例では金属線4,5としてワイヤーを用
いたが、細幅状の金属線を用いても良い。
更に、イオン化傾向の異る2つの物質は、金属に限られ
るものでなく、例えばアルミニウムとカーボンの組合せ
が考えられ、アルミニウム線と炭素繊維によって第1実
施例のように構成することもできる。
以上のように構成した本考案の歯刷子を歯磨剤とともに
使用すると、通常歯磨剤は口腔内の歯だけでなく歯刷子
の頭部にも付着する、そして歯磨剤は塩分等を含んだ電
解質であるため、イオン化傾向の異る2種の金属がその
一端を結合して電解質内に挿入されると電池を構成する
のと同じ原理により、両金属線間には電解質を通ってイ
オンの移動が生じる。このイオンの流れは歯磨剤の付着
した歯の表面、歯の隙間及び歯肉にも生じる。そして、
歯肉は良導電体であるため、歯肉の中を通ってイオンの
流動が生じ、歯肉の細胞を活性化させ、血行を増し歯肉
を強化する。一方、歯の表面、歯の隙間を流れるイオン
は歯石を分解し、バクテリアを殺し、歯の清浄効果を高
め、虫歯、歯槽膿漏の発生を防止する。また、歯磨の際
に、歯刷子の頭部2から露出した両金属線4,5は時々
歯肉に直接的に接触するため、歯肉を介して両金属線
4,5間に直接微電流が流れることになり、歯肉の活性
化を一段と計ることができる。
《効果》 以上のように、本考案に係る歯刷子は従来公知のイオン
発生歯刷子のように乾電池を使用することなく、軽量に
して安全なイオン発生歯刷子とすることができる。
そして、本考案ではイオン化傾向の異る2種の物質を用
いているが、これらは歯刷子の頭部に設けるだけで良い
から、従来のイオン歯刷子のように柄部の握持状態によ
ってイオンの発生状態が影響されることなく、また極め
て製造コストが低く、使い棄て式とすることができる。
また、イオン化傾向の異る2種の物質は、その一部が直
接的または抵抗体を介して連結されているから、口腔内
の水分または歯磨剤を介して2種の物質間に閉回路が形
成され、従来のように人体を回路構成の要件としないか
ら、歯刷子の頭部周囲に多量のイオンの流動を集中的に
生じさせてイオン発生による前述した種々の効果を奏す
ることができる。
また、イオン化傾向の異る2種の物質は、少なくともそ
れらの一部が露出した状態で頭部に取付けられているか
ら、口腔内の水分や歯磨剤と接触して歯や歯肉の周囲に
多量のイオンの流れを生じさせ上記のイオン効果を上げ
ることができるとともに、歯を磨いている間にこれら2
種の物質が直接歯肉に接するとイオンが歯肉を貫通して
流れ、歯肉の細胞を活性化させて歯肉を強化することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る歯刷子を示す側面図、第2図は第
1図に示した歯刷子の頭部に巻設されるとともに基部が
埋設されてなるイオン化傾向の異る2種のワイヤー及び
抵抗線の接続状態を示す斜視図、第3図は本考案の第2
実施例において歯刷子の頭部に埋設されるイオン化傾向
の異る2本のワイヤーを直接接続した状態を示す斜視図
である。 1……柄部、2……頭部 4,5……金属線、6……抵抗線

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】口腔内に挿入される歯刷子の頭部にイオン
    化傾向の異る2種の物質を少なくとも両者の一部を露出
    した状態で取付け、該両物質の一部を直接的または抵抗
    体を介して相互に連結し、該頭部を口腔内に挿入した時
    に該口腔内における水分または歯磨剤を電解質として該
    両物質間にイオンの移動が生じることを特徴とする歯刷
    子。
  2. 【請求項2】前記両物質をワイヤー状または細幅状に形
    成して前記頭部に巻設してなることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の歯刷子。
  3. 【請求項3】前記両物質の一方がタングステンで他方が
    アルミニウムであることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の歯刷子。
JP1987114641U 1987-07-28 1987-07-28 歯刷子 Expired - Lifetime JPH0628016Y2 (ja)

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JPS6419327U JPS6419327U (ja) 1989-01-31
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JPS5327984A (en) * 1976-08-25 1978-03-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd Intermediate hinge-up deck for cargo carrier vessels

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