JP3036521U - 歯ブラシ - Google Patents

歯ブラシ

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JP3036521U
JP3036521U JP1996009612U JP961296U JP3036521U JP 3036521 U JP3036521 U JP 3036521U JP 1996009612 U JP1996009612 U JP 1996009612U JP 961296 U JP961296 U JP 961296U JP 3036521 U JP3036521 U JP 3036521U
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fluoride
chamber
toothbrush
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storage chamber
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JP1996009612U
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Inventor
昌邦 金井
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昌邦 金井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド部にフッ化物を埋設し、このフッ化物
を分解してフッ素イオンを生成し、このフッ素イオンを
使用して虫歯を予防できる歯ブラシを提供する。 【解決手段】 柄1のハンドル部2を導電性材料で構成
してその内部に電池収納室5を形成する。また、ヘッド
部3に凹部電解室11を形成してその前後左右の壁面及
び底面には電極12を設け、この電極12を首部4に埋
設された導線13の先端部と接続して導線13の末端部
を電池収納室5の電池8の陰極に接触させる。さらに、
ヘッド部3及び凹部電解室11の複数のタフトホール1
0には刷毛14をそれぞれ植毛し、凹部電解室11には
硬化されたCaF2 15を充てんする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、虫歯の予防に効果的なフッ素イオンを歯に付与する歯ブラシに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
フッ素イオンは、歯に対する滲透により、バクテリアやウイルスの斃死、この 斃死に伴う軟組織の溶解防止、歯質や歯槽骨の石灰化促進、増殖性細胞の斃死及 び汚物除去などの効能を有し、これらを通じて虫歯を予防できることで知られて いる。そこで、従来、歯磨き剤にフッ化物を加え、このフッ化物を分解してフッ 素イオンを生成し、このフッ素イオンを歯磨き時に用いて虫歯を予防するように している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来においては、以上のように歯磨き剤中のフッ化物を分解してフッ素イオン を生成し、このフッ素イオンを歯磨き時に使用して虫歯を予防するようにしてい たが、十分な効果が期待できないという問題があった。
【0004】 本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、ヘッド部にフッ化物を埋設し、 このフッ化物を分解してフッ素イオンを生成し、このフッ素イオンを使用して虫 歯を予防できる歯ブラシを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案においては、ハンドル部、首部 その先端にヘッド部を備えたものにおいて、ハンドル部を導電性材料で構成して その内部に電池収納室を形成し、ヘッド部に凹部電解室を形成してその外周壁に は電極を設けるとともに、この電極を首部に埋設された導線と接続して当該導線 の末端部を電池収納室に臨ませ、ヘッド部には刷毛を植毛し、凹部電解室には水 溶性硬化剤で硬化されたフッ化カルシウムを充てんするようにしている。
【0006】 請求項1記載の考案によれば、歯磨きの際、歯ブラシと人体の接続で回路が形 成され、フッ化カルシウムが溶解してフッ素イオンを生成し、このフッ素イオン が凹部電解室から刷毛を介して歯に流れ、バクテリアやウイルスの斃死、この斃 死に伴う軟組織の溶解防止、歯質や歯槽骨の石灰化促進、増殖性細胞の斃死及び 汚物除去などの効能が期待できる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 本実施形態における歯ブラシは、図1に示すように、柄1のハンドル部2を導 電性材料で構成してその内部に電池収納室5を形成し、ヘッド部3に凹部電解室 11を形成してその面部分には電極12を設けるとともに、この電極12を首部 4の導線13と接続して導線13の末端部を電池収納室5に臨ませ、ヘッド部3 には刷毛14を植毛し、凹部電解室11には粉末が水溶性硬化剤で硬化されたフ ッ化カルシウム(CaF2 )15を充てんするようにしている。
【0008】 柄1は、図1に示すように、合成樹脂を材料として成形され、その末端(図1 の右側)から先端(図1の左側)にかけてハンドル部2、首部4及びヘッド部3 を備えており、ハンドル部2とヘッド部3及び首部4とが別々に構成されている 。ハンドル部2は、各種の導電性プラスチック(例えば、ポリチアジルポリアセ チレン、ポリパラフェニレン、ポリピロール、ポリペリナフタレン、ポリジアセ チレン、グラファイト、ポリアセンキノンラジカルポリマー、又はポリ銅フタロ シアニンなど)を材料として形成されている。
【0009】 ハンドル部2は、その内部が電池収納室5として形成され、この電池収納室5 の開口内周面側(図1の左側)には雌ねじ6が形成されており、電池収納室5の 内部にはコイルばね7を介してアルカリ乾電池などの電池8の陽極端子(+極) が接触支持されるようになっている。この電池8は、その数、形状、種類(例え ば、リチウム電池など)、又は配置態様などを特に問うものではないが、少なく ともCaF2 15を分解してイオン化することが可能な2.8V(DC)以上、 様々な抵抗を考えて3V以上、好ましくは6Vの電圧を印加することが望ましい 。
【0010】 また、ヘッド部3は、その末端に首部4が伸長成形され、この首部4の末端面 の中心には円筒形の螺合部9が形成されている。ヘッド部3には、図2に示すよ うに、多数のタフトホール10と凹部電解室11がそれぞれ開けられており、こ の凹部電解室11の底面には多数のタフトホール10が成形されている。また、 螺合部9は、その外周面に雄ねじが形成されており、この雄ねじがハンドル部2 の雌ねじ6と螺合するようになっている。また、電極12は、薄い金属板からな り、凹部電解室11の外周壁及び底面を囲繞している。また、導線13は、首部 4にインサートされ、その先端部が電極12に接続されており、末端部が螺合部 9を貫通突出してハンドル部2の電池8の陰極(−極)に接触するようになって いる。なお、本実施形態においては、電極12と導線13を別々に形成したもの を示したが、電極12と導線13を一体形成しても良い。
【0011】 また、刷毛14は、束ねられたナイロン製の複数(例えば、22本〜60本) の毛からなり、多数のタフトホール10に真鍮製の平線(図示せず)を介してそ れぞれ植毛されている。さらに、CaF2 15は、粉末状に微粉砕され、水溶性 硬化剤で硬化された状態で凹部電解室11に充てんされている。なお、刷毛14 の硬軟、種類、若しくは長さなどは適宜変更することができ、又ナイロン製の刷 毛14の代わりに自然毛などを用いることも可能である。
【0012】 上記構成において、歯ブラシを組み立てるには、ハンドル部2の電池収納室5 に電池8を挿入してその陽極端子をコイルばね7に接触支持させ、電池収納室5 の雌ねじ6に螺合部9の雄ねじを螺締めすれば良い。次いで、本実施形態の歯ブ ラシを使用して虫歯を予防する場合には、柄1のハンドル部2を握り、歯ブラシ と人体の接続で電気回路を形成すれば良い。すると、水と混合した凹部電解室1 1のCaF2 15が溶解してフッ素イオンを生成し、このフッ素イオンが凹部電 解室11から刷毛14を介し歯に流れてバクテリアやウイルスの斃死、この斃死 に伴う軟組織の溶解防止、歯質や歯槽骨の石灰化促進、増殖性細胞の斃死及び汚 物除去などの効能を発揮する。
【0013】 上記作用により、サッパリとした磨き心地と、歯がツルツルする爽快感を得る ことができ、虫歯をきわめて有効に予防することができる。また、CaF2 15 は、理想的な条件下においても、水100g中に16mg程度しか溶解しないの で、減少量がきわめて少なく、これを通じて長期使用が期待できる。
【0014】 なお、上記ブラッシングの際、歯磨き剤は、ごく少量を塗布すればよく、又省 略しても上記効果を得ることができる。また、ブラッシングの際、直流電流が流 れるが、この直流電流はきわめて微小なものであるから、電気的な刺激をなんら 感じることがない。したがって、入れ歯や差し歯のある者、児童、又は妊婦でも 安心して使用することが可能になる。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ヘッド部にフッ化カルシウムを埋設し、このフ ッ化カルシウムを分解してフッ素イオンを生成し、このフッ素イオンを使用して 虫歯を予防できる歯ブラシを提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る歯ブラシの一実施形態を示す断面
説明図である。
【図2】図1の平面図である。
【符号の説明】
1…柄 2…ハンドル部 3…ヘッド部 4…首部 5…電池収納室 11…凹部電解室 12…電極 13…導線 14…刷毛 15…フッ化カルシウム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル部、首部その先端にヘッド部を
    備えた歯ブラシにおいて、ハンドル部を導電性材料で構
    成してその内部に電池収納室を形成し、ヘッド部に凹部
    電解室を形成してその外周壁には電極を設けるととも
    に、この電極を首部に埋設された導線と接続して当該導
    線の末端部を電池収納室に臨ませ、ヘッド部には刷毛を
    植毛し、凹部電解室には水溶性硬化剤で硬化されたフッ
    化カルシウムを充てんしたことを特徴とする歯ブラシ。
JP1996009612U 1996-09-04 1996-09-04 歯ブラシ Expired - Lifetime JP3036521U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996009612U JP3036521U (ja) 1996-09-04 1996-09-04 歯ブラシ

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JP1996009612U JP3036521U (ja) 1996-09-04 1996-09-04 歯ブラシ

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JP3036521U true JP3036521U (ja) 1997-04-22

Family

ID=43171283

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996009612U Expired - Lifetime JP3036521U (ja) 1996-09-04 1996-09-04 歯ブラシ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013535272A (ja) * 2010-07-30 2013-09-12 マイコーン デンタル サプライ カンパニー インコーポレイテッド 歯の再石灰化のための反応性組成物付属歯ブラシ

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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