JP2610973B2 - イオン歯ブラシ - Google Patents

イオン歯ブラシ

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JP2610973B2
JP2610973B2 JP63315328A JP31532888A JP2610973B2 JP 2610973 B2 JP2610973 B2 JP 2610973B2 JP 63315328 A JP63315328 A JP 63315328A JP 31532888 A JP31532888 A JP 31532888A JP 2610973 B2 JP2610973 B2 JP 2610973B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イオン歯ブラシに係り、特に歯と歯ブラシ
の間に電流を流すことにより歯の歯垢をより効果的に除
去するイオン歯ブラシに関する。
[従来の技術] 従来より、歯垢の除去および歯磨剤中の弗化物の浸透
をよくするため、歯ブラシ柄の中に電池を内蔵し、ブラ
シヘッドの植毛部の植毛間に導電材よりなる端子を設置
し、該端子を電池の負電極に接続し、柄部を金属製とし
てこれを正電極としたイオン歯ブラシが数多く提案され
ている。(例えば特公昭48−27390号、実公昭43−5092
号参照)しかしこれら従来のイオン歯ブラシは構造が複
雑でコストが高く、取扱いが不便であるなどにより一般
への普及に難があった。そこで出願人は、特公昭63−18
42号に記載のようなイオン歯ブラシを提案し、これらの
問題を解決した。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この特公昭63−1842号に記載のイオン歯ブ
ラシは、柄部に固定された支軸がブラシヘッド部へ挿入
された際に液路を介して外部に連通する構造となってい
るため、歯磨剤などがこの支軸のブラシヘッド部への挿
入孔もしくは液路の間に混入し、これが固化して付着堆
積する場合がある。この場合、ブラシヘッド部と柄部と
を分離する際に前記固化した歯磨剤などが両者を分離す
るのに妨げとなり、よって大きな引抜き力を必要とする
という問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、その
目的とするところは、例え歯磨剤などが液路などに侵入
し、そこに付着しても、ブラシヘッド部と柄部との分離
の妨げにならないようにしたイオン歯ブラシを提供する
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、このような目的を達成するために、ブラシ
毛が植毛されたブラシヘッド部と、把持用柄部と、電源
と、を備えるイオン歯ブラシにおいて、把持用柄部に対
してブラシヘッド部を脱着可能に構成し、把持用柄部に
は、導電性材料からなる支軸を突設するとともに該支軸
を電源の一方の電極に接続し、かつ把持用柄部の少なく
とも一部外表面に電源の他方の電極に接続された導電性
材料からなる端体を装着し、ブラシヘッド部には、該ブ
ラシヘッド部の長手方向に延在し、前記柄部に突設され
た前記支軸を受領する支軸挿入部と、該支軸挿入部に設
けられ、該支軸挿入部に挿入された支軸に接触する導電
部材と、前記ブラシ毛と導電部材との間を連絡し、液体
を媒体として前記ブラシ毛と前記導電部材を電気的に導
通可能とする液路と、を形成してある構造を有する。
[作用] この構成により、使用者が柄部を把持して歯をブラシ
毛でブラッシングすると、唾液等がブラシ毛を濡らすと
ともに液路を浸し、これにより電源→把持用柄部の端体
→手→身体→歯→ブラシ毛→液路→導電部材→支軸→電
源という電気回路が形成され、電子の流れが発生して歯
垢等を歯面から除去し易くし、ブラシ毛によるブラッシ
ングの刷掃効果をさらに向上させる。
ここで、柄部から突出する支軸は液路を介して外部に
は連通せず、従って唾液とともに液路に侵入する歯磨剤
が支軸と支軸挿入部との間に混入して固化付着すること
もなく、よって把持用柄部はブラシヘッド部から容易に
分離することができる。
[実施例] 次に本発明を図面に示す実施例に基いて説明する。
第1図ないし第3図には本発明の第1実施例が示され
ている。1は柄部で、その一端に形成された凸状端部5
に支軸2が固着され、この支軸2はその先端が柄部1か
ら該柄部1の長手方向外方に突出して延在するとともに
その基部は柄部1内にまで延在している。支軸2は電気
の良導体材である。支軸2の柄部側の基端付近におい
て、柄部1内に小孔17が設けられ、ここに良導体ばね16
及び電源の一例としての電池15が収納され、これにより
支軸2の一端は電池15の一方の電極、例えば(−)電極
に接続される。この電池15の上端面に導電性材料からな
る端体14が接続され、この端体14は、ばね16の圧力に抗
して柄部1の表面に固定される。これにより、端体14は
電池15の他方の電極に接続されるとともに電池15を密封
収納する。23は回り止め凹溝である。
符号3はブラシヘッド部で、主としてブラシ毛7が植
毛されたヘッド20とヘッド20より柄部1寄りのシャンク
25とからなる。シャンク25の先端部には、凹状端部4が
形成され、柄部1の凸状端部5と係合可能になってい
る。ブラシヘッド部3のシャンク25には、柄部1への装
着時の支軸2を受領するための受け構造が形成され、こ
の受け構造が、この実施例では、ブラシヘッド部3の長
手方向に延在し、前記凹状端部4の中央部に開口端を有
してブラシ毛7近傍の位置まで至る有底孔の形態をとる
支軸挿入部6である。
ブラシヘッド部3のブラシ毛7、9側表面には連通溝
10が形成され、この連通溝10はシャンク25寄りのブラシ
毛7近傍から所定長さ延在するとともに支軸挿入部6と
連通する。この連通溝10と連通して外部に露出し得る支
軸挿入部6内一部には、導電部材、例えば軟質導電性ゴ
ム30が埋設されている。そして、支軸2は、装着時にこ
の導電性ゴム30に弾性的に当接するようにその寸法が決
定される。連通溝10は唾液等の液体で侵されることによ
り、前記導電性ゴム30を介し、装着時の支軸2とブラシ
毛7、9とを電気的に接続させる液路の一部として機能
する。
従って、ブラシヘッド部3自体は必ずしも導電性材料
を含む必要はないが、その材質は使用態様、用途に応じ
て適宜選択すれば良い。好ましくは、ブラシヘッド部3
は合成樹脂で一体成形し、コストを極力低減させるのが
良い。
また、この実施例では、第2図に示すように、連通溝
10のブラシ側端部に数ヶの小溝8が、連通溝10に隣接す
る数ヶのブラシ毛7の根元部に向って存在する。この小
溝8は、唾液などを介して支軸2とブラシ毛7、9を電
気的に接続させるという連通溝10の機能をさらに促進さ
せるものである。
前記凸状端部5には、小凸起12が一対形成され、凹状
端部4には小窪み21がこれに対応して一対形成される。
22は回り止め凸起、13は水切鍔である。ブラシヘッド部
3の溝6に柄部1の支軸2をさしこむと、凹状端部4が
弾性的に開いて、凹状端部4が凸状端部5の小凸起12、
12を乗超え、凹状端部4の小窪み21、21が節度感をもっ
て前記小凸起12、12に嵌まり、よって柄部1にブラシヘ
ッド部3が嵌着する。
柄部1をもち、口中にブラシヘッド部3を入れて、ブ
ラッシングをすると、ブラシ毛は唾液水分で濡れ、ブラ
シ毛7、7間から連通溝10に水分が入りこむ。従って、
この水分はブラシ毛7、7の根元部からブラシヘッド部
3の表面を経て直接、あるいは前記小溝8がある場合は
この小溝8を介し、かつ導電部材である導電性ゴム30を
介して支軸2に繋がり、支軸2に接する連通溝10の水
と、ブラシ毛7、7間の水とが連結される。支軸2に隣
接するブラシ毛7…7以外のブラシ毛9…9にも、ブラ
シ毛7から9へと水分が連結して存在する。従ってブラ
シ毛7…7、9…9の毛先が歯に接触すれば、支軸2と
該歯とは充分な水分によって効率よく電気的に連結され
ることとなる。
柄部1をもつ手は、電池の(+)電極の連結された端
体14に接触し、(−)電極に接続する支軸2は水分を媒
体として歯に接触するので、弗化物の混入した歯磨剤を
用いてブラッシングすると閉回路を構成して、電流は手
から歯髄組織等を経て歯の表面に向って流れることとな
り、(−)イオンである弗素イオンは逆に歯の表面から
浸透して内部に沈着し、歯質の強化及びムシ歯、歯槽ノ
ーローの予防には大きな貢献をする。
尚、弗化物を全く使用せず、イオン歯ブラシのみの場
合でも歯垢除去機能が普通歯ブラシに比較して大幅に向
上することが確認されている。
以上の実施例によれば、支軸は直接歯磨剤や唾液に触
れることがほとんどなくなるので、歯磨剤が連通溝10内
に固化付着しても、ブラシヘッド部3と柄部1との着脱
が困難になるということは防止できる。
次に第4図には本発明の第2実施例が示され、この実
施例が第1実施例と異なる点は、導電部材としてゴムに
換え、金属性のロッド32およびこれに接してコイルばね
34を支軸挿入部6内に埋設した点である。この実施例に
よっても支軸2は弾性的にコイルばね34を介して導電性
のロッド32に接続されることになる。
[効果] 以上のように、本発明によれば、歯磨剤がブラシヘッ
ド部の液路等に付着しても、ブラシヘッド部と柄部との
着脱に支障が生じるということを防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るイオン歯ブラシの一実施例を示す
分解斜視図、第2図は柄部とブラシヘッド部が一体の正
面図、第3図はその側面断面図、第4図は本発明の他の
実施例を示す切欠き側面図である。 1……柄部 2……支軸 3……ブラシヘッド部 10……連通溝 14……端体 15……電池 30……導電性ゴム 32……金属 34……コイルばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシ毛が植毛されたブラシヘッド部と、
    把持用柄部と、電源と、を備えるイオン歯ブラシにおい
    て、把持用柄部に対してブラシヘッド部を脱着可能に構
    成し、把持用柄部には、導電性材料からなる支軸を突設
    するとともに該支軸を電源の一方の電極に接続し、かつ
    把持用柄部の少なくとも一部外表面に電源の他方の電極
    に接続された導電性材料からなる端体を装着し、ブラシ
    ヘッド部には、該ブラシヘッド部の長手方向に延在し、
    前記柄部に突設された前記支軸を受領する支軸挿入部
    と、該支軸挿入部に設けられ、該支軸挿入部に挿入され
    た支軸に接触する導電部材と、前記ブラシ毛と導電部材
    との間を連絡し、液体を媒体として前記ブラシ毛と前記
    導電部材を電気的に導通可能とする液路と、を形成して
    あるイオン歯ブラシ。
JP63315328A 1988-12-14 1988-12-14 イオン歯ブラシ Expired - Lifetime JP2610973B2 (ja)

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