JP2000236948A - 電子歯ブラシ - Google Patents

電子歯ブラシ

Info

Publication number
JP2000236948A
JP2000236948A JP11046260A JP4626099A JP2000236948A JP 2000236948 A JP2000236948 A JP 2000236948A JP 11046260 A JP11046260 A JP 11046260A JP 4626099 A JP4626099 A JP 4626099A JP 2000236948 A JP2000236948 A JP 2000236948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
positive electrode
contact
toothbrush
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11046260A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kokama
賢司 小蒲
Etsuro Murayama
悦朗 村山
Shigeo Ikeda
成夫 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PORITORONIKUSU KK
SATELLITE INTELLIGENCE KK
Polytronics Inc
Original Assignee
PORITORONIKUSU KK
SATELLITE INTELLIGENCE KK
Polytronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PORITORONIKUSU KK, SATELLITE INTELLIGENCE KK, Polytronics Inc filed Critical PORITORONIKUSU KK
Priority to JP11046260A priority Critical patent/JP2000236948A/ja
Publication of JP2000236948A publication Critical patent/JP2000236948A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】起電力の低下がなく、電池交換が不要な電子歯
ブラシを提供することを目的とする。 【解決手段】同時に皮接されるように配置された二種の
異なる導電性物質を具備する電池素子を配設することに
より、生体に皮接するだけで電流を与えることができる
歯ブラシを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微少電流によって
歯垢を除去する歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、不規則な日常生活や食生活の変化
から、歯肉炎等の歯周疾患が増加している。歯周疾患の
主因は歯垢の沈着であるが、歯垢は歯に強固に付着して
いるために除去するのが容易ではない。これまでに、歯
垢を除去するための歯ブラシや歯磨き粉が多数開発され
ているが、これらの多くは化学的な作用又は物理的機械
的な力を利用するものである。
【0003】これに対して、最近、歯に微少電流を流し
て歯垢を分解する歯ブラシ(以下電子歯ブラシ)が提案
され、歯周病の予防及び治療に効果的であることが明ら
かとなっている。
【0004】従来の電子歯ブラシは、典型的には、把持
部に内蔵された電池、把持部の表面上に設置され、且つ
一端が該電池の正極と接触している金属(正極金属)、
及び植毛部の植設面に露出した表面を有し、且つ一端が
該前記電池の負極に接触している金属(陰極金属)を具
備する。正極金属を手で握った状態で該電子歯ブラシを
口腔に入れ、負極金属を唾液に接触させると、内臓され
ている電池の正極と負極が通電されて、歯に微少電流が
与えられる。
【0005】しかし、電池が内蔵された従来の電子歯ブ
ラシは、時間とともに起電力が低下し、効果が減弱する
のみならず、電池の交換が不可欠であるという欠点を有
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
存するこのような欠点を克服するためになされたもので
あり、起電力の低下がなく、電池交換が不要な電子歯ブ
ラシを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、使用時に微小電流を流して歯垢の除去を
補助する電子歯ブラシであって、基台の片面に歯を磨く
ための刷毛が植設されたブラシ部と、該ブラシ部の一端
から延出した把持部と、少なくとも一部分が使用時に口
腔内で液体に接触するように露出した状態で、前記ブラ
シ部の基台に設けられた正極部および/または負極部
と、前記正極部および負極部の一方のみが前記ブラシ部
の基台に設けられる場合に、使用時に使用者の手に接触
するように前記把持部に露出して設けられた正極部また
は負極部とを具備すると共に、前記正極部は、少なくと
もその表面が前記負極部に比べて高い標準電極電位を有
する導電性物質からなり、前記負極部は、少なくともそ
の表面が前記正極部に比べて低い標準電極電位を有する
導電性物質からなり、前記正極部と前記負極部とは電気
的に接続されており、使用時には使用者の身体と共に生
体電池を構成して前記微小電流を流す電子歯ブラシ毛が
植設された植毛部及び該植毛部から延出した握持部から
なる歯ブラシであって、少なくとも一つの皮接面を有す
る一以上の正極部と少なくとも一つの皮接面を有する一
以上の負極部を具備する電池素子が一以上配設され、前
記正極部は、少なくともその表面が前記負極部に比べて
高い標準電極電位を有する導電性物質からなり、前記負
極部は、少なくともその表面が前記正極部に比べて低い
標準電極電位を有する導電性物質からなり、前記正極部
及び/又は前記負極部は、植毛部に皮接面を有し、前記
正極部と前記負極部は電気的に接続されており、同時に
皮接したときに通電して電流を与えることを特徴とする
歯ブラシを提供する。
【0008】本発明は、標準電極電位に差がある二種類
の電極を生体に接触したときに形成される生体電池を応
用したものである。この生体電池については既に認めら
れており、肩こり治療具等に応用されている。生体電池
の原理については、例えば特開平8−173554号に
記載されている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施例を説明する。
【0010】図1は、本発明の一実施例の電子歯ブラシ
を、ブラシ部と把持部とに分解した状態で示すの上面図
であり、図2は該上面図、図1の歯ブラシを組み立てた
状態で、図1の線I−Iに沿ったおける断面で示す図で
ある。
【0011】本発明の電子歯ブラシは、植毛部基台1
に、歯を磨くための刷毛毛2を植設したブラシ部10
と、、開口部3、該ブラシ部10の一端部に結合されて
延出する把持部4とを具備している。基台1の結合部に
は差し込み穴7が形成され、また把持部4の結合部には
挿入部8が形成されていて、この挿入部8を差し込み穴
7に嵌合することにより、一体の歯ブラシに組み立てる
ことができる。基台1および把持部4は、プラスチック
製または木製等、従来の歯ブラシに使用されているもの
を用いることができる。、刷毛3もまた、動物の毛、ナ
イロンのような合成繊維など、従来の歯ブラシに通常用
いられているものを使用することができる。
【0012】ブラシ部10の基台1には、薄板状の陰極
5が埋設されており、その一端部は挿入穴7において露
出している。また、刷毛3が植設された基台1の植設面
には、陰極5に至る露出穴3が穿設されており、該露出
穴3を通して陰極5は外部に露出されている。一方、挿
入部8を含む把持部4の表面には、薄膜状の正極5が被
着されている。正極5、及び陰極6を具備する。従っ
て、挿入部8を差し込み穴7に挿入して歯ブラシを組み
立てると、層入部表面の正極5は差込穴に露出している
陰極6に接触し、両者は電気的に接続される。
【0013】植毛部1に植設されている毛2は、歯ブラ
シに通常用いられるものである。
【0014】上記のように、開口部3が設けられている
ため、組み立てられた歯ブラシを所期の用途で使用する
と、は、唾液が開口部を通して陰極6の露出面に皮接面
に接触して、使用者の身体と電気的に接触する。得るよ
うに設けられている。ここで、「皮接面」とは、体液を
含む身体部位と直接接することができる表面を意味す
る。開口部3を設けない場合には、陰極6は、植毛部基
台1の表面上に設ける。一以上の皮接面を有さなければ
ならない一方、所期の態様使用においては、使用者が把
持部4を握って使用するから、正極5が使用者の手に接
触する。その結果、正極5および陰極6は使用者の身体
を介して電気的に接続し、電池素子を形成することにな
る。
【0015】本実施例の植毛部1は、 握持部4を嵌合
するための凹部を有する。該凹部には、陰極6の一端が
配置されている。
【0016】陰極6に用いる導電性物質は、正極5に使
用する導電性物質に比べて低い標準単極電位を有する任
意の導電性物質であり得る。導電性物質には、金属及び
その合金、並びに半導体が含まれる。n型半導体を用い
ると、電極上に塩が析出せず電流が安定に供給されるの
で、導電性物質にはn型半導体を使用することが好まし
い。n型半導体には酸化亜鉛、酸化錫、酸化インジウ
ム、酸化アンチモンなどの金属酸化物半導体が含まれる
が、これらに限定されない。
【0017】本実施例の把持部4の表面に設ける正極5
は、導電性物質がをメッキして形成することができる。
されており、該導電性物質が正極5として作用する。正
極5に用いる導電性物質は、化学的変化を受け難く且つ
高い標準電極電位を有する任意の金属又はその合金であ
ることが好ましく、金が特に好ましい。
【0018】握持部4の一端には凸部が存在し、植毛部
1の凹部に嵌合される。該凹部には陰極6の一端が配置
されているので、正極5は陰極6と直接接触して、両者で
電池素子を形成する。
【0019】本実施例の電子歯ブラシの使用法は、普通
の歯ブラシと全く同じであり、把持部4の上に存在する
正極5を手で握った状態で、植毛部1を口腔内に入れて
歯を磨けばよい。口腔内に存在する唾液が開口部3に入
って陰極6に触れると、正極5と陰極6は通電され、歯
に微少電流を与える。この微小電流の作用によって、優
れた歯垢除去効果を得ることができる。
【0020】なお、上記実施例では本実施例では、正極
が把持部に配置され、ブラシ部の基台1に負極が植毛部
に配置されているが、把持部に負極を配置し、植毛部に
正極を配置してもよい。また、植毛部に正極とおよび負
極の両者を植毛部に配置しても、所期の生体電池が構成
され、上記と同様の効果を得ることができる。すること
もできる。
【0021】更に、本実施例のように正極と負極との接
触は、上記実施例のように両者をは直接接触させること
により達成してもよいが、導電性物質を介して電気的に
接続することにより達成ししてもよい。
【0022】本発明の電子歯ブラシは、植毛部と把持部
が連続一体をなす構造であってもよいり得るが、植毛部
のみを交換し得るように、本実施例のごとく把持部から
植毛部を取り外せる構造が好ましい。
【0023】加えて、本発明の電子歯ブラシには、二以
上の電池素子を配設することも可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子歯ブラシ
は、微小電流により歯垢の除去を補助できると共に、電
池交換が不要であり、且つ起電力が低下しないという顕
著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子歯ブラシの実施例を示す図。
【図2】図1の断面図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599025396 村山 悦朗 神奈川県藤沢市白旗3−2−8 (71)出願人 598150215 池田 成夫 東京都世田谷区東玉川2−37−17 (72)発明者 小蒲 賢司 千葉県千葉市緑区あすみが丘7−34−2 (72)発明者 村山 悦朗 神奈川県藤沢市白旗3−2−8 (72)発明者 池田 成夫 東京都世田谷区東玉川2−37−17 Fターム(参考) 3B202 AA06 AB30 BA02 CA05 CB07 DB04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用時に微小電流を流して歯垢の除去を
    補助する電子歯ブラシであって、 基台の片面に歯を磨くための刷毛毛が植設されたブラシ
    部と、 該ブラシ部の一端植毛部及び該植毛部から延出した把持
    部からなる歯ブラシであってと、少なくとも一つの皮接
    面を有する一以上の正極部と少なくとも一つの皮接面を
    有する一以上の負極部を具備する電池素子が一以上配設
    され少なくとも一部分が使用時に口腔内で液体に接触す
    るように露出した状態で、前記ブラシ部の基台に設けら
    れた正極部および/または負極部と、 前記正極部および負極部の一方のみが前記ブラシ部の基
    台に設けられる場合に、使用時に使用者の手に接触する
    ように前記把持部に露出して設けられた正極部または負
    極部とを具備すると共に、 前記正極部は、少なくともその表面が前記負極部に比べ
    て高い標準電極電位を有する導電性物質からなりなり、 前記負極部は、少なくともその表面が前記正極部に比べ
    て低い標準電極電位を有する導電性物質からなりなり、 前記正極部及び/又は前記負極部が、植毛部に皮接面を
    有し、 前記正極部と前記負極部とは電気的に接続されており、
    同時に皮接したときに使用時には使用者の身体と共に生
    体電池を構成して前記微小電流を流す電子通電して電流
    を与えることを特徴とする歯ブラシ。
  2. 【請求項2】 請求項1の歯ブラシであって、負極部の
    導電性物質がn型半導体である歯ブラシ。
JP11046260A 1999-02-24 1999-02-24 電子歯ブラシ Pending JP2000236948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11046260A JP2000236948A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 電子歯ブラシ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11046260A JP2000236948A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 電子歯ブラシ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000236948A true JP2000236948A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12742245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11046260A Pending JP2000236948A (ja) 1999-02-24 1999-02-24 電子歯ブラシ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000236948A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1174055A3 (en) * 2000-07-17 2003-04-09 Yoshinori Nakagawa Electronic toothbrush and electronic brush
WO2006043758A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-27 Seung Ryong Yoon フッ素イオン歯ブラシ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1174055A3 (en) * 2000-07-17 2003-04-09 Yoshinori Nakagawa Electronic toothbrush and electronic brush
WO2006043758A1 (ja) * 2004-09-30 2006-04-27 Seung Ryong Yoon フッ素イオン歯ブラシ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4691718A (en) Toothbrush
US8858580B2 (en) Tongue cleaning device
JPH02200211A (ja) 電子歯ブラシ
TW201121461A (en) Oral care implement
JP5314675B2 (ja) 電子歯ブラシ
US20080083074A1 (en) Mouth cleaning device
RU2741827C2 (ru) Устройство для ухода за полостью рта с жертвенным электродом
JP2006102095A (ja) 口腔清掃用具
CN102791166A (zh) 刷体及牙刷
JP2000236948A (ja) 電子歯ブラシ
WO2014201019A1 (en) Cleansing device
JPH1042962A (ja) イオン歯ブラシ
US20050160542A1 (en) Electromotion toothbrush rotatable in positive or reverse direction
JP2560162B2 (ja) イオン歯ブラシ
JP4372537B2 (ja) 口腔清掃用具
RU2183439C2 (ru) Зубная щетка
JPH0744887B2 (ja) 磁気イオン歯ブラシ
JPH06217830A (ja) イオン歯ブラシ
JPS631842B2 (ja)
WO1992010113A1 (en) Tooth brush
JPH05305010A (ja) イオン歯ブラシ
WO2001030196A1 (fr) Brosse a dents
JPH0147191B2 (ja)
JPS63296703A (ja) 可変極電子歯ブラシ
WO2006043758A1 (ja) フッ素イオン歯ブラシ