JPH02283310A - 電子歯ブラシ - Google Patents

電子歯ブラシ

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JPH02283310A
JPH02283310A JP10472989A JP10472989A JPH02283310A JP H02283310 A JPH02283310 A JP H02283310A JP 10472989 A JP10472989 A JP 10472989A JP 10472989 A JP10472989 A JP 10472989A JP H02283310 A JPH02283310 A JP H02283310A
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Shuji Sakuma
周治 佐久間
Kiminori Atsumi
公則 渥美
Keijiro Fujita
恵二郎 藤田
Hiroshi Yoshida
弘 吉田
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Sangi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業−にの利用分野) 本発明は電子歯ブラシに関するもので、具体的には歯ブ
ラシの柄部を陰極に、ブラシ部を陽極になるように電池
と連結し、使用時に柄部から人体を通して11腔内の歯
牙及び歯肉などを経てブラシ部に至る電気回路が形成さ
れる電子歯ブラシに関するものである。
(従来の技術) う蝕予防で重要なことはプラークを除去することであり
、その為に歯磨きが一般的に行なわれている。しかし、
歯のブラッシングだけではプラークを除去しきれない。
そごで、電子歯ブラシなどを用いて、う蝕予防効果を高
める方法が行なわれている。従来の電子歯ブラシは・イ
オン導入法の考え方が基本となっている。イオン導入法
とはフッ素を含有した歯磨剤などを用いた場合に、ブラ
シ部をマイナス極に、柄部をプラス極にすることにより
歯牙側をプラス極に帯電させ、フッ素イオンを歯牙に効
果的に取り込まゼ、う蝕r防効果を高めたり、又歯槽膿
漏などの化膿部分が酸性であり、この部分のタンパク質
がプラスイオンとして7j・在するので、ブラシ部をマ
イナス極とすることで電気的にこのタンパク質を取り尖
り、病巣部を清潔にすることを期待したものである。し
たがって、従来の電子歯ブラシは、ブラシ部側をマイナ
ス極、歯牙、歯肉などの口腔内、柄部側をプラス極とし
ンバク質を除去して、清潔にする効果がある。
しかし、フッ素については斑状歯等の問題が起こった為
、歯磨剤などに添加する量に規制ができる等、最近では
フン化物入り歯磨剤が余り使用されなくなっている。又
、歯槽膿漏などにより化膿したような部分は酸性であり
、当然その部分のタンパク質はプラスイオンとして存在
している。然しなから通常の場合LJ中は中性から弱酸
性で、歯を磨く際には多くの場合、中性イ」近の歯磨き
剤を使用するため、日中のタンパク質の多くはマイナス
イオンとして存在している。したがって、最近のように
フン化物入り歯磨剤が余り使用されず、又、化膿などの
炎症がなく、特に酸性になっていない通常の口中におい
ては、上記のようなブラシ部をマイナス極に、歯牙、歯
肉などの日中をプラス極に帯電させた電子歯ブラシでは
タンパク質の除去は期待できず、う蝕予防等の効果が得
られない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、毎日行なう通常の歯磨きで、タンパク質や細
菌を効果的に除去でき、プラーク形成の阻止、及びプラ
ーク除去が行え、・う蝕が予防できる電子歯ブラシを提
供することを目的としている。
(課題を解決するだめの手段及び作用)プラークは食ベ
カス、細菌、細菌の産する不溶性グルカン、唾液中のタ
ンパク質により構成されており、これらの構成物の内掛
なくとも一つを取り除くことによりプラークの形成は明
害され、プラークも除去される。したがって、プラーク
の形成に関与している細菌やタンパク質を取り除くこと
、特に細菌を取り除くこと、はプラーク形成の阻害に大
変な効果があることは明らかである。既に日中の細菌に
ついては多くの研究がなされており、特に歯垢を形成す
る細菌はマイナスの電位であることが一般に知られてい
る。(「歯学微生物学」口腔細菌学談話金偏、11[]
腔レしザ球閑の固体表面への付着機構に関する研究」佐
藤尚毅著(広島出語19,1987))又、う蝕の発生
に重要な作用を持つものにペリクルがある。ペリクルは
歯のエナメル質に唾液中のタンパク質が吸着することに
より形成され、このトにプラークが沈着する。このペリ
クルは細菌の何着を促進してプラークを形成する作用と
、脱灰をおさえてう蝕を予防する効果を持つ。したがっ
て、ペリクルを形成しているタンパク質を取り除くこと
は、プラーク形成の阻害に役立つ場合と、う蝕を予防す
る効果を失ってしまう場合がある。ペリクルやプラーク
を形成するタンパク質名や極性については一般に知られ
ている([唾液の生化学的検査」久保木芳徳他著(歯科
ジャーナル19(2)、1984))が、ペリクルとプ
ラークのそれぞれに対するタンパク質の量的割合などは
まだ明らかにされていない。
そごで、本発明者らはこれらの極性について研究した結
果、唾液中のプラーク形成に関与するほとんどの細菌は
、pl+に関係なく常にマイナスイオンとして存在して
いること、プラークを形成するタンパク質はpH6,0
以」二でマイナスイオンとして、pl+4.0以下では
プラスイオンきして多く存在していること、又、ペリク
ルを形成するタンパク質はp117.0以上でマイナス
イオンとして、pH5,0以下ではプラスイオンとして
多く存在していることを見出だした。
即ち、歯磨き時、ブラシ部側をプラス極に、柄部をマイ
ナス極にした電子歯ブラシを使用して歯牙などのロ中l
マイナス極に帯電させるごとにより、口中のpl+に係
わらず歯磨き時にプラーク形成に関与する多くの細菌を
除去することができ、加えて、通常および歯磨き時のI
口中がほぼ中性であるので、プラークを形成するタンパ
ク質も歯磨き特番こ同時に除去できること、又、ペリク
ルを形成するタンパク質は中性以」二でマイナスイオン
として存在するので、日中が清潔な状態の時にだけペリ
クルを形成するタンパク質が除去され、ペリクルが除去
されても日中が清潔な状態の中で新鮮なペリクルが形成
される。しかし、う蝕を起こしやすいような日中が酸性
状態の時にはペリクルを形成しているタンパク質を除去
することばない。従って、ペリクルのう蝕予防効果を保
つことができる。即ち、本発明は、う蝕予防の為に機械
的清掃効果の他に、イオン的に清掃効果を強化した歯ブ
ラシであり、フッ化物を歯牙に導入する効果はないが、
毎日の歯磨きを行なうことにより、効果的にプラークの
形成阻害、除去を行ない、う蝕予防効果を得ることがで
きる電子歯ブラシを提供するものである。
使用する電子歯ブラシの電圧はタンパク質を効果的に除
去することができ、歯ブラシを使用しても人体に感じな
い1〜IOV、好ましくはブラシ部の電極に触れても影
響の無い1〜3■を使用する。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
例1) 第1図は本発明の第1実施例による電子歯ブラシの縦断
面図である。柄部5に内蔵された電池1の陽極より植毛
部6の外面へと延びた陽極板2が、植毛部表面及び植毛
用凹部3の表面に露出され、凹部3には刷毛が植毛され
ている。電池1の陰極より延びた陰極板4が柄部5の末
端表面に露出されている。柄部5の陰極板4を握って歯
を磨くとき、陰極板4、人体、日中、唾液、刷毛、陽極
板2、電池1とで電気回路が形成され、植毛部より口腔
を通って柄部へと通電される。
第2図は本発明による別の電子歯ブラシの縦断面図であ
り、植を部6と柄部5とは別々に作成され、植毛部6に
柄部5を差込むことにより使用される。植毛部6は陽極
栓2′が刷毛の付近に露出し、植毛部6内の空間に備え
られた電導体8を有し、陽極栓2′ば電導体8と接続し
ている。柄部5は電池1を内蔵し、電池1の陰極に電気
的に接続された陰極板4及び電池1の陽極より延びた電
導部7よりなっている。植毛部6に柄部5が差込まれる
と柄部5の電導部7は植毛部6の電導体8と電気的に接
続される。柄部5を握って歯を磨くとき、電池1の陽極
電導部7、電導体8、陽極栓2′、口腔、唾液、人体、
陰極板4、電池陰極と電気回路を形成し植毛部より口腔
をとおって柄部へ通電される。
例2) 通常の歯ブラシを使用している検査員30名により、A
:本発明の電子歯ブラシ〔電圧1.sv、極性:ブラシ
部が(+)、柄部が(−)〕、−B:従来より市販され
ている電子歯ブラシ(電圧:1゜5V、極性:ブラシ部
が(−)、柄部が(−+−) )、C:通常の歯ブラシ
を用いて比較試験を行なった。
検査員10名の前歯について市販の歯垢染色液を用いて
歯垢の染色を行なった。次にへの電子歯ブラシに替えて
1力月間使用した後、再び歯垢染色液で歯垢の染色を行
ない、染色面積を測定し、染色面積の比較を行なった。
同様の検査を13の電子歯ブラシとCの歯ブラシで行な
い、それぞれの歯垢除去面積を比較した。結果を表1に
示した。
表1゜ これらの結果は、本発明による電子歯ブラシがプラーク
の除去に有効であることを示している。
参考例1) ペリクルを構成するタンパク質がpHの違いによりプラ
ス極、マイナス極のどらら側に移動するかをサブマリン
ポリアクリルアミドゲル電気泳動を行ない調べた。pl
+は酢酸すl・リウム緩衝液を用いて4.0〜8.0に
調整した。染色は銀染色を行tI′っだ。
又、実験に用いたペリクルは人工エナメル質(ハイドロ
キシアパタイト焼結体)を1時間口腔内に含み、この人
工エナメル質−)1にペリクルを形成させた後、生理食
塩水で洗浄するごとにより得た。
表2゜ *染色面積し皿歯の面積にえJ−J−6染色された面積
を示す。
参考例2) プラークを構成するタンパク質について例1)と同様の
実験を行なった。
実験に用いたプラークは1日以上歯を磨かなかった歯面
より採取することにより得た。結果を表2に示した。
表3゜ 参考例3) プラークの液体電気泳動を行ない。プラーク及びプラー
クを構成している細菌がpHの違いによりプラス極、マ
イナス極のどちら側に移動するかを調べた。pHは酢酸
すI・リウム緩衝液を用いて4.0〜8.0に調整した
。移動後、歯垢染色液によりプラークを染色した。
又、実験に用いたプラークは1口以上歯を磨かなかった
歯面より採取することにより得た。
その結果、全てのpalにおいてほとんどのプラークが
プラス極に移動し、若干量の移動しないプラークが見ら
れた。しかし、マイナス極に移動したプラークは無かっ
た。
(効 果) 植毛部を陽に荷電させた電子歯ブラシは従来の植毛部を
陰に荷電させた電子歯ブラシに比し歯垢除去作用が著し
く強く、う蝕予防に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子歯ブラシの1例の縦断面図で
ある。 1−−−一電池;  2−−−−−一陽極板、  3−
−一刷毛植毛穴; 4−−−−−−−陰極板;  5−
−−−−柄部; 6 ・−植毛部; 代理人 弁理士 桑 原 英 明 1 】 手続主甫正書(方式) 平成1年 8月 日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 歯ブラシに電池を収納し、電池のプラス極をブラシ部に
    、マイナス極を柄部側に導電性材料で露出させた歯ブラ
    シ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04120628U (ja) * 1991-04-16 1992-10-28 株式会社イナツクス 抗菌ブラシ
KR20020087710A (ko) * 2001-05-16 2002-11-23 세인전자 주식회사 미소전류를 이용한 칫솔 겸용 구강 치료기
JP2013528426A (ja) * 2010-05-06 2013-07-11 ブラウン ゲーエムベーハー 口腔清掃装置及び口腔清掃装置のヘッド部分
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