JPS622905A - 歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明け、爾ブランに関し、％に詳述すれば、植毛部を
イオン溶出型セラミックより成形した歯ブラシに関する
。本発明による歯ブラシは、う触予防及び歯槽１＠漏予
防に効果的に活用される。

（従来技術とその問題点） 通常の歯ブラシは、毛を植えた４４ｆ７毛部と、手にも
つ杷柄部とを合成樹脂材で一体成形し、歯ブラシの毛の
部分を歯牙の表面にあて、両者を摩擦することで、歯牙
表面の歯垢を除去させるものである。この歯ブラシは、
しかし、歯垢を取ジ去るために、歯牙表面を強くこすし
、歯牙表面を摩耗させる欠点がある。

一方、小型電池の発達によ）、該電池を歯ブラシに組込
み、歯牙表面の歯垢を電子分解、除去させることが試み
られる。この種の歯ブラシは、通称電子歯ブラシ（ｅｌ
ｅｃｔｒｏｎｉｃ　ｔｏｏｔｈｂｒｕｓｈ　）と呼ばれ
、把柄部内に収めた電池に、植毛部に延出する導電棒の
一端を接続し、又、該電池に把柄部表面の導電板を接続
したものである。この電子歯ブラシでは、使用者が把柄
部の導電板を手にすると、身体、歯牙および導電棒を介
しての電気回路が構成され、負極を示す歯ブラシが正極
を示す歯垢を吸引し、歯牙表面から歯垢を分解除去させ
ている。

ところで、この電子歯ブラシは、歯牙表面から歯垢を分
解、除去をさせるが、しかし、歯牙表面層の強化は全く
考慮されていない。即ち、植毛部の毛によって、歯牙表
面は、依然として、゛摩耗を受けている。

（本発明の技術的課題） 本発明は、カルシウムイオンやフッ素イオンを歯牙及び
歯髄に沈着、浸透させることで、前述した従来技術の不
具合を解消させることを、解決すべき技術的課題とする
。

（本発明の技術的手段とその作用） 前述した課題を解決するために、本発明は、毛を植えた
植毛部をイオン溶出型セラミックにより成形し、電池に
接続された導電体をこの植毛部圧延用させる技術的手段
を採用する。

この手段の採用は、歯垢の分解除去に加えて、電流は、
手から人体を通り歯牙の底面に向って流れ、セラミック
より溶出したカルシウム又はフッ素イオンを歯牙及び歯
髄に沈着、浸透させる。かくして、歯牙及び歯髄は強化
され、又、美しくなる。

イオン溶出型セラミックは、ハイドロキシアパタイト、
フッ化アパタイト等のアパタイト成形物が好ましい。又
、植毛部を負極側に且つ杷柄部の導体部を正極側とさせ
る。さらに、把柄部を合成樹脂材或いはイオン溶出型セ
ラミックよ）形成する。

（実施例） 第１図を参照する。歯ブラシ１は、毛２を植えた植毛部
３と、該植毛部３に保持された把柄部４よりなる。植毛
部３は、イオン溶出型セラミックよシなシ、好ましくは
、ノーイドロキシアパタイト（Ｃａ＞ｏ　（ＰＯ４）１
１　（ＯＨ）　２　）　＋フッ化アバタイ）　（ＣＩＬ
ＩＯ（ＰＯ４）６Ｆ！　）等のアパタイトセラミック成
形物よ多構成する。このアパタイトセラミック成形物は
、ハイドロキシアパタイトやフッ化アパタイトの７０〜
９０重量％に、シリコンアクリル系ポリマー又はアクリ
ル樹脂を３０〜１０重量％を加えて混合し、室温にて、
約５００〜７００　Ｋｙ／−の圧力をかけ、通常のプラ
スチックのように成形することで得られる。

合成樹脂又はイオン溶出型セラミックよりなる把柄部４
は、その内部に小型の電池５を有し、該電池５の負極側
に銀、銅などの導電材からなる第１の導電体６を接続す
る。第１の導電体６は植毛部３の内部塩延出する。把柄
部４０表面に配した第２の導電体７を電池５の正極側に
接続する。

把柄部４と植毛部３とを、別体に成形し、第１の導電体
６を、植毛部３の内部に差込むことで、把柄部４と植毛
部３とを一体としてもよく、又、予め一体成形してもよ
い。植毛部３に、毛２の側に開口する孔８を複数個設け
る。孔８は第１の導電体６を外部に露出させ、通電性を
良くさせる。孔８は細長いスロット状のものでも良く、
この場合−個の細長なスロット状の孔を植毛部３の把柄
部４側忙大きくとるとよい。

前記歯ブラシ１において、使用者が手に触れる第２の導
電体Ｔは正極に、且つ植毛部３は負極となっている。従
って、第２の導電体γ、使用者の手及び人体を通った電
流は、歯髄組織歯牙組織を経て、歯牙の表面に向って流
れ、植毛部３のイオン溶出型セラミックより溶出したカ
ルシウム又はフッ素イオンが歯牙及び歯髄に沈看、浸透
する。一方、この電流の流れは、歯牙表向の歯垢のタン
パク質有機物イオンを歯ブラシ１に吸看させ、歯牙表面
から歯垢を分解除去させる。

歯々がきの際、リン酸カルシウムやハイドロキシアパタ
イトなどのカルシウムイオンを含む歯みがき材、又は、
フッ化物を含有する歯みがき材や、溶液の存在があれば
、前述したカルシウムやフッ素イオンの歯牙及び歯髄へ
の沈着、浸透が促進される。

（実験例） 第２図を参照する。食塩水中にハイドロキシアパタイト
（Ｃａ　１０　（ＰＯ４）　６　（ＯＨ）　２）からな
る植毛部３を浸漬し、第２の導電体６を電池５の負極側
に接続した。歯髄腔内に正極を結び且つ歯頚部表面を絶
縁支持した歯根部を食塩水中に入れる。

電池５は１．５Ｖである。

この装置において、歯根部表面に毛２を−Ｈ６回当てる
作業を１ケ月続けた。その結果、カルシウムとハイドロ
キシアパタイトのコーテイング層が歯牙表面に確認され
た。同−条件丁で、フッ化アパタイト（Ｃａ１０　（Ｐ
Ｏ４）６Ｆ２　）の植毛部を用いたところ、肉′（”表
面にフッ素とフッ化アパタイトのコーティング層が確認
された。

（効果） 少なくとも植毛部をイオン溶出型セラミックにより形成
することで、歯垢の分解除去のみならず、歯牙表面にカ
ルシウム、フッ素、ノ・イドロキシアバタイトやフッ化
アパタイトのコーティング層が得られ、歯牙表面を強化
すると共に美しくさせ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の側断面図、および第２図は実
験装置を示す説明図である。 図中：１・・・歯ブラシ、２・・・毛、３・・・植毛部
１．４・・・杷柄部、５・・・電池、６，７・・・導電
体。 代理人　弁理士　栗　　　原　　　英　　　明手続補正
書 昭和６０年　７　月　２乙日

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）毛を植えた植毛部と杷柄部とよりなり、前記植毛
   部がイオン溶出型セラミックよりなり、前記杷柄部がそ
   の内部に配した電池と、該電池の一端に接続された第１
   の導電体と、前記電池の他端に接続され且つ前記杷柄部
   の表面に固定された第２の導電体を有し、前記第１の導
   電体が前記植毛部の内部に延出していることを特徴とす
   る歯ブラシ。
2. （２）前記植毛部が、ハイドロキシアパタイト（Ｃａ＿
   １＿０（ＰＯ＿４）＿６（ＯＨ）＿２）、フッ化アパタ
   イト（Ｃａ＿１＿０（ＰＯ＿４）＿６Ｆ＿２）等のアパ
   タイトセラミック成形物よりなることを特徴とする特許
   請求の範囲第（１）項記載の歯ブラシ。
3. （３）前記第１の導電体が前記電池の負極に且つ前記第
   ２の導電体が前記電池の正極に接続されることを特徴と
   する特許請求の範囲第（２）項の歯ブラシ。
4. （４）前記杷柄部が合成樹脂材からなり、前記第１の導
   電体が前記植毛部に差込み自在となつていることを特徴
   とする特許請求の範囲第（３）項の歯ブラシ。
5. （５）前記杷柄部がイオン溶出型セラミックよりなり、
   前記植毛部と一体成形されていることを特徴とする特許
   請求の範囲第（３）項の歯ブラシ。