JPS63181864A - 多層箱型循環式駐車装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は機械式立体駐車装置の技術分野で利用され、特
に、多層箱型循環式駐車装置に関する。

（従来の技術） 従来の多層箱型循環式駐車装置においては１例えば特開
昭６０−７３９７２号公報にも示されているように、複
数層の横移送路の両端部に昇降装置を備えた昇降路が形
成され、各横移送路は、１対の横行レール上に複数個の
自動車用パレットが横行可能に載置されてなり、各昇降
装置は、昇降路の四隅に設けられた上下１対のスプロケ
ットの間に４個のループ状チェーンが循環可能に巻き掛
けられ、これらチェーンの２個づつの間に複数個の昇降
レールが各横行レールに導通するように架設されてなる
構成とされていた。そして、所望の上下相隣接せる２層
の横移送路間でのパレットの循環は、チェーンを停止し
て昇降レールを横行レールに導通させ、これら両レール
間でパレットの受渡しを行ない、パレットを昇降レール
上に載せてチェーンを循環させ、そのパレットを昇降さ
せることにより行なわれていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、上記従来の構成によれば、他層のパレットが昇
降路内に存在しているとチェーンおよび昇降レールを循
環させることができないので、各昇降路内には循環させ
ようとする層のパレットが１個づつしか存在できず、そ
のため昇降路内の空間を有効に利用できないという欠点
があり、しかもこの欠点は横移送路の層数を増やすほど
顕著になるという問題があった。

本発明は、このような従来の問題点を解決し。

昇降路内に複数個のパレットが存在していてもチェーン
および昇降レールの循環を可能とすることにより、昇降
路内の駐車台数を増やすことを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明の上記問題点を解決するための手段は。

複数層の横移送路の両端部に昇降装置を備えた昇降路が
形成され、前記各横移送路は、１対の横行レール上に複
数個の自動車用パレットが横行可能に載置されてなり、
前記各昇降装置は、昇降路の四隅に設けられた上下１対
のスプロケットの間に４個のループ状チェーンが循環可
能に巻き掛けられ、これらチェーンの２個づつの間に複
数個の昇降レールが各横行レールに導通するよう、に架
設されてなる多層箱型循環式駐車装置において、前記各
パレットは横行用車輪と退避用車輪とを２対づつ備え、
前記各昇降路内には、各昇降レールの両側において昇降
レール上のパレットの退避用車輪を支持するための補助
レールが複数個昇降可能に設けられるとともに、各昇降
レールの両端部に係合してその昇降を案内するためのガ
イドレールが複数個各チェーンの載荷側に沿って設けら
れ、各ガイドレールは中間部がチェーンの反載荷側の方
向に屈曲可能に形成され、チェーン停止時には昇降レー
ルが横行レールに導通してこれら両レール間でのパレッ
トの受渡しを可能とし、パレットの横行用車輪を昇降レ
ール上に載せてチェーンを循環させることによりパレッ
トの昇降を可能とし、補助レールを上昇させて昇降レー
ル上のパレットの退避用車輪を支持させるとともに、ガ
イドレールの中間部をチェーンの反載荷側に屈曲させて
昇降レールを横行用車輪から離脱させることにより。

このパレットを昇降させることなくチェーンおよび昇降
レールの循環を可能としたことを特徴とするものである
。

（作用） 上記の手段による作用は、所望の上下相隣接せる２層の
横移送路間でのパレットの循環は、他層のパレットが昇
降路内に存在していても次の操作により可能である。昇
降路内に存在している他層のパレットは横行用車輪を介
して昇降レール上に載っている。まず、補助レールを上
昇させて昇降レール上の他層のパレットの退避用車輪を
支持させ、横行用車輪を浮かせるとともに、ガイドレー
ルの中間部をチェーンの反載荷側に屈曲させて昇降レー
ルをチェーンの反載荷側に引き寄せ、昇降レールを横行
用車輪から離脱させる。これにより、このパレットを昇
降させることなくチェーンおよび昇降レールの循環が可
能となる。そこで、両昇降装置のチェーンを１層分だけ
循環させ、上記所望の２層における昇降レール上のパレ
ットのうち、上層のものを下層に下降させると同時に下
層のものを上層に上昇させる。次いで、各層の全パレッ
トを互いに反対方向にパレット１個分だけ横行させる。

その際、各層の両端のパレットは横行レールと昇降レー
ルとの間で受渡しされるが、横行用車輪または退避用車
輪のいずれか一方が必ず横行レールおよび昇降レールの
いずれかに載っているので、補助レールが下降していて
もパレットが脱線することはない。こうして、両層間で
パレットが１個づつ循環されたことになる。以後、この
昇降、受渡しを繰り返すことにより、両層間で所望数の
パレットを循環させることができる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図に基づい
て説明する。

第１図は本実施例の３層箱型循環式駐車装置１を示して
おり、下層から上層に向って第１層横移送路２Ａ、第２
層横移送路２Ｂおよび第３層横移送路２Ｃが形成され、
これら各横移送路２Ａ、２Ｂ、２Ｇの左右（図示の左右
）両端部に左昇降路３Ａおよび右昇降路３Ｂが形成され
てなる。各横移送路２Ａ、２Ｂ、２Ｇは、第２図に示す
１対の横行レール４上に自動車用パレット５が複数個（
図示のものは４個）づつ載置されてなる。右昇降路３Ｂ
の最上層には、自動車用出入口６が開口している。左昇
降路３Ａおよび右昇降路３Ｂは、それぞれ内部に第２図
に示す昇降装置７を備えるとともに、両昇降路３Ａ、３
Ｂ内には１合わせて暦数と同数すなわち３個のパレット
５を収容している。

第２図ないし第４図において、各パレット５は。

台部８の前後（第２図の上下）両端面から突出するよう
に２対の横行用車輪９とその外側に２対の退避用車輪１
ｏとを備えてなる。各昇降袋ｗ７は、前記各昇降路３Ａ
、３Ｂ内の四隅に４個の支柱１１が立設され、支柱１１
の左右１対づつの間に上下２個の回転軸１２が回転可能
に架設され、各回転軸１２にスプロケット１３が２個づ
つ固設され、スプロケット１３の上下１対づつの間に４
個のループ状のチェーン１４が循環可能に巻き掛けられ
。

チェーン１４の左右２個づつの間には、暦数の２倍の数
すなわち６個の昇降レール１５が各横行し一ル４に導通
するように等間隔に架設されてなる。

各昇降レール１５の左右面端面にはガイドローラ１６が
１対づつ設けられ、該ガイドローラは、昇降レール１５
の昇降を案内するためにチェーン１４の載荷側に沿って
各支柱１１に設けられた複数個のガイドレール１７を転
勤可能に挟持している。

各ガイドレール１７は、Ｌ字形の断面形状を有し。

中間部の各横移送路２Ａ、２Ｂ、２Ｃに対応する個所に
おいてチェーン１４の反載荷側の方向に屈曲可能に複数
個のピン１８により接続されてなり、上下両端部が２個
のピン１９により各支柱１１に回動可能に取り付けられ
ている。各支柱１１には。

ガイドレール１７を屈曲させるためのシリンダ２０が複
数個固設され、そのピストン棒２１が各ガイドレール１
７のピン１８の近傍に接続されている。さらに、各支柱
１１が前記横移送路２Ａ、２Ｂ、２Ｇに対応する個所に
は、第４図に示すように、複数個のレバー２２の中間部
が支柱１１に固設されたシャフト２３により回動可能に
取り付けられている。各レバー２２は、一端に補助レー
ル２４が固着されるとともに、他端には支柱１１に回動
可能に支持されたシリンダ２５のピストン棒２６が接続
されている。各補助レール２４は、レバー２２の回動に
より各昇降レール１５の両側において昇降し、昇降レー
ル１５上のパレット５の退避用車輪１０を支持可能に形
成されている。

次に、上記実施例の作用について説明する。

所望の上下相隣接せる２層、例えば第２層横移送路２Ｂ
と第３層横移送路２Ｃとの間でパレット５を循環させる
場合について説明する。この循環動作は第１＠の矢印で
示す反時計方向に行なわれるものとする。当初、両昇降
路３Ａ、３Ｂにおける３個のパレット５の横行用車輪９
は昇降レール１５上に載っている（第２図の２点鎖線参
照）。

まず、左昇降路３Ａにおいて、第１層横移送路２Ａに対
応するシリンダ２５のピストン棒２６を短縮駆動してレ
バー２２を回動させ、補助レール２４を上昇させて第１
層横移送路２Ａの昇降レール１５上のパレット５の退避
用車輪１０を支持させ、横行用車輪９を浮かせるととも
に、第１層横移送路２Ａに対応するシリンダ２０のピス
トン捧２１を短縮駆動してガイドレール１７の一部をチ
ェーン１４の反載荷側に屈曲させ、第１層横移送路２Ａ
に対応する昇降レール１５をチェーン１４の反載荷側に
引き寄せてその昇降レール１５を横行用車輪９から離脱
させる。これにより、左昇降路３Ａの第１層横移送路２
Ａのパレット５を昇降させることなく、チェーン１４お
よび昇降レール１５の循環が可能となる（第２図の実線
参照）。そこで、両昇降装置７のチェーン１４を１層分
だけ循環させ、第３層横移送路２Ｃの左端のパレット５
を第２層横移送路２Ｂに下降させると同時に、第２層横
移送路２Ｂの右端のパレット５を第３層横移送路２Ｃに
上昇させる（第１図の２点鎖線参照）。次いで、第２層
横移送路２Ｂおよび第３層横移送路２Ｃの全パレット５
を第１図の矢印方向にパレット１個分だけ横行させる。

ここで、各層積移送路２Ｂ、２Ｃの両端のパレット５は
横行レール４と昇降レール１５との間で受渡しされるが
、横行用車輪９または退避用車輪１ｏのいずれが一方が
必ず横行レール４および昇降レール１５のいずれかに載
っているので、補助レール２４が下降していてもパレッ
ト５が脱線することはない（第２図の２点鎖線参照）。

こうして、第２層横移送路２Ｂと第３層横移送路２Ｃと
の間でパレット５が１個づつ循環されたことになる。そ
の後、前記の昇降動作および受渡し動作を繰り返して両
層移送路２Ｂ、２Ｃ間でパレット５を循環させることに
より、所望のパレット５を右昇降路３Ｂ内に呼び出し、
これを出入口６に上昇させて自動車の入出庫が行なわれ
る。また、第１層横移送路２Ａと第２層横移送路２Ｂと
の間でも上記と同じ要領でパレット５を循環させること
ができる。

なお、上記実施例の駐車装置１は３層であったが、４層
以上としてもよいことはいうまでもなく、暦数を増やす
ほど経済的になる。また、４層以上とした場合には、パ
レットの昇降、受渡しおよび横行の各動作を適宜組み合
わせることにより、両昇降路内に合わせて暦数よりも多
い個数（例えば４層の場合は６個）のパレットを収容す
ることも可能である。

（発明の効果） 本発明は、以上述べたように、各パレットに横行用車輪
と退避用車輪とを２対づつ設け、各昇降路内にパレット
の退避用車輪を支持するための補助レールを昇降可能に
設けるとともに、昇降レールを案内するために中間部が
屈曲可能なガイドレールを設けることにより、昇降路内
に存在するパレットを昇降させることなくチェーンおよ
び昇降レールの循環を可能にする構成としたので、両昇
降路内に合わせて少なくとも層数と同数のパレットを収
容することができ、暦数が増えるほど経済的になるとい
う利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示し、第１図は３層箱型循
環式駐車装置の断面図、第２図は第１図の■−■線にお
ける断面図、第３図は第２図の■−■線における断面図
、第４図は第２図のｒＶ−ｒＶ線における断面図である
。 １・・・・・・３層箱型循環式駐車装置、２Ａ・・・・
・・第１層横移送路、２Ｂ・・・・・・第２層横移送路
、２Ｃ・・・・・・第３層横移送路、３Ａ・・・・・・
左昇降路、３Ｂ・・・・・・右昇降路、４・・・・・・
横行レール、５・・・・・・パレット、７・・・・・・
昇降装置、９・・・・・・横行用車輪、１０・・・・・
・退避用車輪、１３・・・・・・スプロケット、１４・
・・・・・チェーン、１５・・・・・・昇降レール、１
７・・・・・・ガイドレール、２４・・・・・・補助レ
ール。 第１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数層の横移送路の両端部に昇降装置を備えた昇
   降路が形成され、前記各横移送路は、１対の横行レール
   上に複数個の自動車用パレットが横行可能に載置されて
   なり、前記各昇降装置は、昇降路の四隅に設けられた上
   下１対のスプロケットの間に４個のループ状チェーンが
   循環可能に巻き掛けられ、これらチェーンの２個づつの
   間に複数個の昇降レールが各横行レールに導通するよう
   に架設されてなる多層箱型循環式駐車装置において、前
   記各パレットは横行用車輪と退避用車輪とを２対づつ備
   え、前記各昇降路内には、各昇降レールの両側において
   昇降レール上のパレットの退避用車輪を支持するための
   補助レールが複数個昇降可能に設けられるとともに、各
   昇降レールの両端部に係合してその昇降を案内するため
   のガイドレールが複数個各チェーンの載荷側に沿って設
   けられ、各ガイドレールは中間部がチェーンの反載荷側
   の方向に屈曲可能に形成され、チェーン停止時には昇降
   レールが横行レールに導通してこれら両レール間でのパ
   レットの受渡しを可能とし、パレットの横行用車輪を昇
   降レール上に載せてチェーンを循環させることによりパ
   レットの昇降を可能とし、補助レールを上昇させて昇降
   レール上のパレットの退避用車輪を支持させるとともに
   、ガイドレールの中間部をチェーンの反載荷側に屈曲さ
   せて昇降レールを横行用車輪から離脱させることにより
   、このパレットを昇降させることなくチェーンおよび昇
   降レールの循環を可能としたことを特徴とする多層箱型
   循環式駐車装置。