JP2546734Y2 - 機械式駐車設備 - Google Patents

機械式駐車設備

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JP2546734Y2
JP2546734Y2 JP1468592U JP1468592U JP2546734Y2 JP 2546734 Y2 JP2546734 Y2 JP 2546734Y2 JP 1468592 U JP1468592 U JP 1468592U JP 1468592 U JP1468592 U JP 1468592U JP 2546734 Y2 JP2546734 Y2 JP 2546734Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両を搭載収容する多
数のパレットを循環移動可能に備えた機械式駐車設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】機械式駐車設備の一例として、車両を載
せるパレットを横方向に移送する2本の横移送部を2本
の縦移送部で連絡して矩形状のパレット循環径路を構成
し、この循環径路において多数のパレットを水平に循環
移動せしめるようにした水平循環式のものは一般に知ら
れている(特開昭64−14477号公報,実開平2−
150357号公報等参照)。この場合、上記パレット
循環径路を備えた駐車部の上方に車両の乗入れ部が設け
られていて、この乗入れ部と駐車部のパレット循環径路
に隣接する位置とがパレット昇降台を備えた昇降手段に
よって連絡されている。
【0003】ところで、上記パレット循環径路でのパレ
ットの循環移動は、矩形状循環径路の対角位置(一方の
縦移送部の一端部と他方の縦移送部の他端部)の2か所
にパレットが存在しない空きスペースを形成して行われ
ているのが通常である。つまり、上記両横移送部におい
てパレットを互いに逆方向へ移動させて上記両空きスペ
ースにパレットを同時に送り込み、次にこの送り込まれ
た両パレットを上記両縦移送部において互い逆方向へ移
動させて上記対角位置に再び空きスペースを形成する、
という作業を繰り返すことにより、所望のパレットを上
記昇降手段に隣接する位置に速やかに循環移動せしめる
ようになされている。
【0004】従って、このような駐車設備の場合、パレ
ット循環径路に2つの空きスペースを形成する必要か
ら、循環径路上に配置できるパレット数は配置可能な最
大数よりも2つ少ないものになる。
【0005】これに対して、パレット循環径路には配置
可能な最大数よりも1つ少ない数のパレットを配置して
おき、パレット循環移動の際に当該循環径路から1つの
パレットを昇降手段の昇降台に移すことにより、上記循
環径路上に2つの空きスペースを形成する、という提案
はある(特開昭3−96577号公報参照)。すなわ
ち、この提案は、昇降台を利用することにより、パレッ
ト循環径路に配置できるパレット数を1つ多くする、と
いうものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記提案で
は、車両の収容台数を1台増やすことができるものの、
さらに収容台数を増やすことが要求された場合に対応で
きない。すなわち、本考案の課題は、車両の収容台数を
さらに増大せしめることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような課
題に対して、上述の昇降台だけでなく、車両の乗入れ部
をもパレットを一時的に配置しておく場所として利用で
きるようにするものである。
【0008】すなわち、上記課題を解決する手段は、上
下若しくは左右に並設され各々車両を載せるパレットを
横方向に移送する複数本の横移送部と、これらの横移送
部を各々連絡し横移送部間で上記パレットを移送する複
数本の連絡部とを有し、これらの横移送部及び連絡部に
より多数のパレットを循環移動せしめる駐車部と、上記
駐車部の上方に設けられ車両を駐車のために乗入れる乗
入れ部と、上記パレットを載せる昇降台を有し該昇降台
を上記駐車部のパレット循環径路に隣接する位置と上記
乗入れ部との間でパレットを昇降せしめる昇降手段と、
上記乗入れ部に設けられ、上記昇降台からパレットを取
り上げ保持するパレット保持手段とを備えていることを
特徴とする機械式駐車設備である。
【0009】この場合、複数本の横移送部を左右に並設
したものは、上述の水平循環式駐車設備となり、複数本
の横移送部を上下に並設したものは、多層箱型循環式駐
車設備となる。すなわち、この箱型の場合は、上下の横
移送部を連絡部としてのパレット昇降手段で連絡し、パ
レットを上下に循環移動させることになる。
【0010】
【作用】上記駐車設備においては、パレットの循環移動
に際して、パレット循環径路上のパレットを昇降手段の
昇降台上に移し、該昇降台を乗入れ部に上昇させる。そ
して、パレット保持手段を作動させて上記昇降台からパ
レットを取り上げ保持する。従って、当該昇降台は空き
状態になるものであり、よって、この昇降台を駐車部に
下ろし、パレット循環径路からさらにあと1台のパレッ
トを昇降台に移すことができる。すなわち、パレット循
環径路に配置可能な最大数のパレットを配置しておいて
も、2台のパレットを当該循環径路から一時的に取り出
した状態にして、この循環径路に2つの空きスペースを
形成することができ、パレットの円滑且つ迅速な循環移
動に支障はない。
【0011】
【考案の効果】従って、本考案によれば、車両の乗入れ
部に昇降手段の昇降台からパレットを取り上げて保持す
るパレット保持手段を設けたから、パレット循環径路か
ら2台のパレットを一時的に取り出した状態にすること
ができ、パレットの円滑な循環移動に支障を来すことな
く、パレット台数、つまりは車両の収容台数を増やすこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1及び図2には水平循環式駐車装置を上
下2層にして設けた駐車設備が示されている。同図にお
いて、1は上層駐車装置、2は下層駐車装置であり、建
物の地下に設けられていて、駐車部を構成している。上
層駐車装置1は、車両を載せるためのパレット3を支持
してその移送を案内する一対の平行に横方向に延びる横
移送レール4,4をそれぞれ備え、互いに平行になるよ
う並設された第1と第2の横移送部5,6と、この両横
移送部5,6の両端部の外側方間に設けられ、両横移送
部5,6の端部間でパレット3を移動させる第1と第2
の両縦移送部(連絡部)7,8とによりパレット3を循
環せしめる矩形状の水平循環路を構成している。
【0014】上記各横移送部5,6の中央位置にはパレ
ット3を横移送する横移送手段9,9が設けられ、縦移
送部7,8にはパレット3を縦移送する縦移送手段1
0,10が設けられている。下層駐車装置2も上層駐車
装置1と同じ構成である。
【0015】上記上層駐車装置1のパレット循環径路に
隣接する位置(第1横移送部5の延長線上であって第1
縦移送部7の外側位置)の上方に、車両を駐車のために
乗入れる乗入れ部11が設けられている。上層駐車装置
1及び下層駐車装置2の各パレット循環径路に隣接する
位置と上記乗入れ部11とは、パレット3を載せる昇降
台13を有する昇降手段12によって連絡されている。
この昇降手段12は、昇降台13の昇降を案内するガイ
ドポール14を備え、チェーンコンベヤ手段(図示省
略)によって、昇降台13を昇降せしめるように構成さ
れている。
【0016】そうして、上記乗入れ部11には、上記昇
降台13からパレット3を取り上げ保持するパレット保
持手段15が設けられている。このパレット保持手段1
4については、図3乃至図5に具体的に示されている。
【0017】すなわち、車両の乗入れ部位の両側には、
パレット3の長手方向に沿って車両乗降用デッキ21,
21が設けられ、該デッキ21,21の長手方向中央部
の下方位置にモータ(パレット保持手段15の駆動手
段)22,22が設けられている。上記各モータ22の
出力軸は、パレット昇降路側へ向かって突出していて、
両軸の直角方向減速機23に連結されている。この減速
機23の互いに逆方向へ突出した各出力軸は上記デッキ
21の長手方向両端部の下方位置に設けられた直角方向
減速機24にユニバーサルジョイント25及び伝動軸2
6を介して連結されている。
【0018】上記減速機24の出力軸24aは、ピロー
型の軸受にて支持されていて、パレット昇降路に向かっ
て突出している。そして、上記減速機24の出力軸24
aの先端にアーム27の基部が固定されていて、該アー
ム27の先部にパレット3を支持するための支持ピン2
8がパレット昇降路上に突出するように設けられてい
る。
【0019】また、上記パレット3には、図3に示すよ
うに、その前後の両側部にそれぞれ側方へ突出したピン
受け29が設けられている。このピン受け29は上記ア
ーム27の支持ピン28に受けられるものである。
【0020】上記支持ピン28とピン受け29との関係
について説明する。アーム27は、図3及び図5に示す
ように、その先端が上記モータ22の方へ突出した状態
(鎖線で示す)を初期状態とする。この状態から前後の
アーム27,27が互いに矢符Aで示すように逆回転す
ることによって、支持ピン28,28がパレット3のピ
ン受け29,29に当接してパレット3を支え昇降台1
3から取り上げることになる。
【0021】パレット3を昇降台13の上に降ろす場合
には、上記アーム27,27が上記矢符Aとは逆方向に
回転することになる。すなわち、この逆方向への回転に
よってパレット3はアーム27の支持ピン28から昇降
台13に移り、その後、アーム27が初期状態位置まで
回転することにより、このアーム27の支持ピン28は
パレット3のピン受け29の下からその前方若しくは後
方へ退避した状態になる。この場合、上記パレット3の
ピン受け29は、上記アーム初期状態では支持ピン28
と上下にラップしない(干渉しない)幅に設定されてい
る。
【0022】なお、図3において、31は車両が出入り
する入出庫口、32は入出庫口のドアである。さらに、
図4において、33は昇降手段12のチェーンコンベヤ
を構成する上部スプロケット、34は昇降台13に連結
されたコンベヤチェーンである。
【0023】そうして、本実施例の場合、当該駐車設備
には19台のパレット3が配置されている。このパレッ
ト数は上層と下層の駐車装置1,2に配置可能な各最大
パレット数(空きパレット部を設けない場合のパレット
数)の合計数20よりも1つ少ない数である。
【0024】従って、例えば上層駐車装置1においてパ
レット3の循環を行なう場合には、まず、第1横移送部
5よりパレット3を昇降台13に送り出し、該昇降台1
3を乗入れ部11に上昇させる。これにより、上層駐車
装置1のパレット循環径路ではパレット1台分の空きス
ペースが形成されることになり、当該パレット循環径路
でのパレットの循環移動が可能になる。乗入れ部11に
おいては、パレット保持手段15のアーム27を初期状
態から矢符A方向に回転させてパレット3を昇降台13
から取り上げる(図1、図4及び図5に示す状態にな
る)。
【0025】次に、上記昇降台13を上層駐車装置1の
パレット循環径路横に下降させ、図2に示すように、第
1横移送部5よりパレット3を昇降台13に送り出す。
これにより、当該パレット循環径路ではパレット2台分
の空きスペースが形成されることになり、パレット3の
循環移動を従来どおり迅速且つ円滑に行なうことができ
るようになる。
【0026】下層駐車装置2においてパレット3の循環
移動を行なう場合にも、上記上層駐車装置1の場合と同
様である。また、乗入れ部11のパレット保持手段15
に保持されているパレット3と、下層駐車装置2のパレ
ット3とを入れ替える場合には、以下のようにして行な
う。
【0027】いま、パレット保持手段15に保持されて
いるパレットをAとし、下層駐車装置2の入れ替えるべ
きパレットをBとする。まず、下層駐車装置2から当該
パレットBを昇降台13に載せて上層駐車装置1へ移
す。そして、この空いた昇降台13を乗入れ部11へ上
昇させて、パレット保持手段15からパレットAを受け
取る。次に、昇降台13を下層駐車装置2の横に下降さ
せて、パレットAを昇降台13から下層駐車装置2に移
す。次に、空いた昇降台13を上層駐車装置1の横に上
昇させてパレットBを受け取り、乗入れ部11に上昇さ
せてパレット保持手段15に当該パレットBを保持せし
める。
【0028】従って、上記駐車設備においては、昇降手
段12及びパレット保持手段15の利用により、パレッ
ト循環径路にパレット2台分の空きスペースを形成する
ことができ、よって、パレットの循環性を損なうことな
く、パレット配置台数を多くし、駐車台数を増やすこと
ができるものである。
【0029】なお、上記実施例では、昇降路を横移送部
の延長線上に設けたが、縦移送部の延長線上に設けても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】駐車設備の縦断面図
【図2】駐車部の平面図
【図3】乗入れ部を示す水平断面図
【図4】図3のB−B線断面図
【図5】パレットとパレット保持手段との関係を示す断
面図
【符号の説明】
1,2 駐車装置 3 パレット 5,6 横移送部 7,8 縦移送部(連絡部) 11 乗入れ部 12 昇降手段 13 昇降台 15 パレット保持手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下若しくは左右に並設され各々車両を載
    せるパレットを横方向に移送する複数本の横移送部と、
    これらの横移送部を各々連絡し横移送部間で上記パレッ
    トを移送する複数本の連絡部とを有し、これらの横移送
    部及び連絡部により多数のパレットを循環移動せしめる
    駐車部と、 上記駐車部の上方に設けられ車両を駐車のために乗入れ
    る乗入れ部と、 上記パレットを載せる昇降台を有し該昇降台を上記駐車
    部のパレット循環径路に隣接する位置と上記乗入れ部と
    の間でパレットを昇降せしめる昇降手段と、 上記乗入れ部に設けられ、上記昇降台からパレットを取
    り上げ保持するパレット保持手段とを備えていることを
    特徴とする機械式駐車設備。
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