JPS63180758A - 車両用油圧作動式変速機の制御装置 - Google Patents

車両用油圧作動式変速機の制御装置

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Publication number
JPS63180758A
JPS63180758A JP1144487A JP1144487A JPS63180758A JP S63180758 A JPS63180758 A JP S63180758A JP 1144487 A JP1144487 A JP 1144487A JP 1144487 A JP1144487 A JP 1144487A JP S63180758 A JPS63180758 A JP S63180758A
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JP
Japan
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oil
valve
speed
pressure
drain
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JP1144487A
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English (en)
Inventor
Tadashi Yamatani
山谷 忠司
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、変速機に備える低速伝動系と高速伝動系とを
各確立する低速油圧係合要素と高速油圧係合要素とへの
給排油をシフト弁により切換制御して、該各油圧係合要
素を選択的に作動させるようにした車両用油圧作動式変
速機の制御装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種装置として、特公昭56−43179号公
報により、高速油圧係合要素にシフト弁を介して接続さ
れる排油路に低速油圧係合要素の油圧を開き側に作用さ
れる排油制御弁を介設し、低速油圧係合要素への給油と
高速油圧係合要素からの該排油路を介しての排油とを行
なうシフトダウン時に、高速油圧係合要素の油圧を当初
は緩やかに降下させてエンジンの吹上りを防止し、低速
油圧係合要素の油圧の所定圧への上昇で該制御弁が開弁
された後高速油圧係合要素の油圧が急速に降下されるよ
うにして、円滑なシフトダウンを行ない得られるように
したものは知られる。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、シフト弁をエンジンのスロットル開度と車速
とに応じて自動的に切換制御して自動変速を行う場合、
スロットル開度が大きくなる程高車速側での変速が行わ
れるように変速特性を設定するを一般とし、シフトダウ
ン前後でのエンジン回転数の変化量がスロットル開度の
増加に伴って増加する。
即ち、高速伝動系のギヤ比をIh、低速伝動系のギヤ比
を11、変速機の出力軸の変速時の回転数をNとすると
、シフトダウン前の工゛ンジン回転数Ne、と、シフト
ダウン後のエンジン回転数Ne2は、 Ne+=NXIh Ne2=N X  II となり、エンジン回転数の変化量ΔNeは、ΔNe= 
N x (II −Ih) となって、変速機の出力軸の回転数、即ち車速が増加す
る程ΔNeも増加し、高車速側での変速が行われる高ス
ロットル開度域でのシフトダウンに際しエンジン回転数
が高速走行時のままであると、低速油圧係合要素の出力
側と入力側との回転数差(=ΔNe)が大きくなり過ぎ
て、低速油圧係合要素の係合がスムーズに行われなくな
り、変速ショックを生じ易くなる。
本発明は、かかる問題点を解決し、高スロットル開度域
でも円滑なシフトダウンを行い得られるようにした装置
を提供することをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成すべく、変速機に備える低速
伝動系と高速伝動系とを各確立する低速油圧係合要素と
高速油圧係合要素とへの給排油をシフト弁により切換制
御して、該各油圧係合要素を選択的に作動させるように
すると共に、該高速油圧係合要素に該シフト弁を介して
接続される排油路に該低速油圧係合要素の油圧を開き側
に作用される第1の排油制御弁を介設するものにおいて
、該排油路に該第1の排油制御弁と並列にエンジンのス
ロットル開度が高開度のとき開かれる第2の排油制御弁
を設けたことを特徴とする。
(作 用) 高スロットル開度域では、第2の排油制御弁が開弁され
るため、シフトダウン時該第2の排油制御弁を介して高
速油圧係合要素からの排油が行われ、高速油圧係合要素
の油圧が速やかに降下して、高速油圧係合要素の解放が
早められ、低速油圧係合要素の油圧が上昇して該係合要
素が係合される迄の間にエンジンが多少吹上り、高スロ
ットル開度域でのシフトダウンに際して生ずる低速油圧
係合要素の出力側と入力側の過大な回転数差がエンジン
の吹上りにより減少されて、該係合要素がスムーズに係
合されるようになり、円滑なシフトダウンが行われる。
(実施例) 第1図を参照して(1)は前進4段後進1段の変速を行
う変速機を示し、該変速機(1)はエンジン(2)に流
体トルクコンバータ(3)を介して連結される入力軸(
1a)と、車両の駆動輪(4)にデフギア(5)を介し
て連結される出力軸(1b)との間に前進用の1速乃至
4速の伝動系(G1)(G2)(G3)(G4)と後進
伝動系(GR)とを備え、前進用の各伝動系(G1)(
G2)(G3) (G4)に油圧係合要素たる1速乃至
4速の各油圧クラッチ(CI)(C2)(C3HC4)
を介入して、該各油圧クラッチ(C1)(C2)(C3
)(C4)の係合により該各伝動系(G1)(G2)(
G3)(G4)を選択的に確立させるようにし、又後進
伝動系(GR)は、4速伝動系(G4)と4速油圧クラ
ツチ(C4)を共用するものとし、該両伝動系(G4)
(GR)は出力軸(1b)上のセクレタギア(6)の図
面で左方の前進位置と右方の後進位置とへの切換動作で
選択的に確立されるようにした。
図面で(7)は1速伝動系(G1)に介入したワンウェ
イクラッチで、出力軸(1b)側のオーバー回転を許容
すべく作動する。
前記各油圧クラッチ(C1)(C2)(C3)(C4)
は、第2図に示す油圧回路によりその給排油を制御され
るもので、これを詳述するに、該油圧回路は、油圧源(
8)と第3図に明示するパーキング用の「P」、後進用
の「R」、ニュートラル用の「N」、自動変速用のrD
Jと「S」、2速保持用の12」の6位置に切換操作自
在なマニアル弁(9)と、1速−2速切換用の第1シフ
ト弁(101)と、2速−3速切換用の第2シフト弁(
102)と、3速−4速切換用の第3シフト弁(10a
)と、前記セレクタギア(6)を連結した前後進切換用
のサーボ弁(11)とを備え、マニアル弁(9)のrD
J位置では、油圧源(8)に連なる給油用の第1油路(
Ll)が該弁(9)の環状溝(9a)を介して第1シフ
ト弁(1(h)に連なる第2油路([2)に接続され、
第1油路(Ll)から第2油路(L2)にレギュレータ
弁aδで一定のライン圧に調圧された圧油が供給されて
、第2油路(L2)から分岐した第3油路(L3)を介
して1速油圧クラツチ(C1)への給油と、第1乃至第
3シフト弁(101) (102) (103)を介し
て2速乃至4速の油圧クラッチ(C2)(C3) (C
4)への給油とが行われるようにした。
第1シフト弁(1(h)は右方の1速位置と左方の2速
位置とに切換自在に、第2シフト弁(102)は右方の
2速位置と左方の3速位置とに切換自在に、第3シフト
弁(10a)は右方の3速位置と左方の4速位置とに切
換自在構成されるもので、第1油路(Ll)に接続した
モジュレータ弁a3からのモジュレータ圧(ライン圧よ
り低い一定圧)を、該弁a3の出力側の第4油路(L4
)にオリフィス(14+)を介して連なる第5油路(L
5)を介して第1シフト弁(10+)と第2シフト弁(
102)の右端の油室(10、a)(102a)と、第
4油路([4)に別のオリフィス(142)を介して連
なる第6油路(L6)を介して第1シフト弁(1(h)
の左端の油室(10、b)と第3シフト弁(10a)の
右端の油室(103a)とに入力するようにし、該第5
油路([5)に電磁式の常閉型第1大気開放弁(15d
と、該第6油路(シロ)に電磁式の常閉型第2大気開放
弁(152)とを接続して、該両人気開放弁(15+)
 (152)の開閉によりこれらシフト弁(10+) 
(102) (103)を各変速段に対応して以下の如
く切換えるようにした。
一/− 即ち、1速段では、第1大気開放弁(15+)を開、第
2大気開放弁(152)を閏とするもので、これによれ
ば第1第2シフト弁(101) (102)の右端の油
室(10+ a)(102a)へのモジュレータ圧の入
力が断たれ、第1シフト弁(1(h)の左端の油室(1
01b)と第3シフト弁(103)の右端の油室(10
3a)とにモジュレータ圧が入力され、第1シフト弁(
1(h)が右端のばね(10+ c)に抗して右方の1
速位置と、第2シフト弁(102)が左端のばね(10
2C)の付勢力で右方の2速位置と、第3シフト弁(1
03)が左端のばね(10s C)に抗して左方の4速
位置とに切換動作される。この状態では、第1シフト弁
(1(h)の流入側の前記第2油路([2)と流出側の
第7油路(Ll)との連通が断たれ、第3油路([3)
を介、して1速油圧クラツチ(C1)のみに給油され、
1速伝動系(G1)が確立される。
2速段では、第1第2大気開放弁(151) (152
)を共に開とするもので、これによれば第1シフト弁(
1(h)の左端の油室(10+ b)と第3シフト弁(
103)の右端の油室(103a)とへのモジュレータ
圧の入力も断たれ、第1シフト弁(1o1)と第3シフ
ト弁(10a)とが夫々ばね(101C)(1G 3c
)の付勢力で左方の2速位置と右方の3速位置に切換動
作され、第2シフト弁(102)は上記と同様に2速位
置に保持される。この状態では、第2油路(L2)が第
1シフト弁(1(h)の環状溝(1o 、 d)を介し
て第7油路([7)に接続され、マニアル弁(9)のr
DJ位置で第7油路(Ll)に該弁(9)の切欠溝(9
b)を介して接続される第8油路(L8)と、該第8油
路(L8)に第2シフト弁 (102)の2速位置で該
弁(102)の環状溝(1o2d)を介して接続される
第9油路([9)とを介して2速油圧クラツチ(C2)
に給油され、2速伝動系(G2)が確立される。この場
合、前記ワンウェイクラッチ(7)の作用により1速伝
動系(G1)を介しての動力伝達は自動的に停止される
3速段では、第1大気開放弁(15+)を閏、第2大気
開放弁(152)を開とするもので、これによれば第1
第2シフト弁(101) (102)の右端の油室(1
0+ a)(io 2 a)にモジュレータ圧が入力さ
れ、第2シフト弁(102)がばね(102C)に抗し
て左方の3速位置に切換動作され、第1シフト弁(10
dと第3シフト弁(103)は夫々2速位置と3速位置
に保持される。この状態では、第8油路(L8)が第2
シフト弁(102)の環状溝(10□e)を介して第3
シフト弁(10a)に連なる第10油路(LIO)に接
続され、第3シフト弁(103)の3速位置で該弁(1
03)の環状溝(io 3 d)を介して該第10油路
(LIO)に接続される第11油路(Lll)を介して
3速油圧クラツチ(C3)に給油され、又2速油圧クラ
ツチ(C2)に連なる前記第9油路(L9)が第2シフ
ト弁(102)の環状溝(102d)を介して第1排油
路(LDI)に接続されて2速油圧クラツチ(C2)か
らの排油が行われ、3速伝動系(G3)が確立される。
4速段では、第1第2大気開放弁(15+) (152
)を共に閉とするもので、これによれば第1シフト弁(
1(h)と第2シフト弁(102)は3速段と同様に夫
々2速位置と3速位置に保持され、第3シフト弁(10
3)が右端の油室(103a>へのモジュレータ圧の入
力で左方の4速位置に切換動作される。尚、第1シフト
弁(1(h)は、その両端の油室(Iota)(io 
+ b)へのモジュレータ圧の入力によりモジュレータ
圧による左方と右方の押圧力がバランスして、ばね(1
O、C)の付勢力により2速位置に保持される。この状
態では、前記第10油路([io)が第3シフト弁(1
03)の環状溝(103e)を介して第12油路(L1
2)に接続され、マニアル弁(9)のrDJ位置で該弁
(9)の切欠溝(9C)を介して該第12油路(112
)に接続される第13油路(113)を介して4速油圧
クラツチ(C4)に給油され、又3速油圧クラツチ(C
3)に連なる前記第11油路(Lll)が第3シフト弁
(103)の環状溝(103d)を介して第2排油路(
LD2)に接続されて3速油圧クラツチ(C3)からの
排油が行われ、4速伝動系(G4)が確立される。
尚、4速→3速のシフトダウン時は、第12油路(L1
2)が3速位置に存する第3シフト弁(10a)の環状
溝(103e)を介して第3排油路(LD3)に接続さ
れて4速油圧クラツチ(C4)からの排油が行われ、又
3速→2速のシフトダウン時は、3速位置に存する第3
シフト弁(103)の環状溝(103d)を介して第1
1油路(Lll)に接続される第10油路(Lio)が
2速位置に存する第2シフト弁<102)の環状溝(1
02e)を介して第4排油路(LD4)に接続されて3
速油圧クラツチ(C3)からの排油が行われ、又2速→
1速シフトダウン時は、2速段で上記の如く第2油路(
[2)に接続されていた第7油路(Ll)が第1シフト
弁(1(h)の1速位置への切換動作で該弁(101)
の環状溝(1o+d)を介して排油ボート(101e)
に接続され、ここで該第7油路(Ll)は2速段と同様
に第8油路(L8)と第9油路(L9)とを介して2速
油圧クラツチ(C2)に接続されているため、これら油
路(L9)(L8)(17)を介して2速油圧クラツチ
(C2)からの排油が行われる。
以上の如くマニアル弁(9)のrDJ位置では、第1第
2大気開放弁(15+) (152)の開閉により1速
乃至4速の伝動系(Gl)(G2)(G3)(G4)が
選択的に確立され、第4図示の如きマイクロコンピュー
タから成る電子制御回路aeにエンジンのスロットル開
度センサ(16a)からの信号(エンジン負荷に関係し
た吸気管負圧等の他の信号でも良い)と、車速センサ(
16b)からの信号と、マニアル弁(9)のポジション
センサ(16C)からの信号とを入力し、該制御回路a
eにより、例えば第6図に示す如き変速特性が得られる
ように該両人気開放弁(15d (152)を開閉制御
する。
図面で(AI)(A2)(A3)(A4)は各油圧クラ
ッチ(CI)(C2)(C3)(C4)の給排油時にお
ける急激な圧変化を緩衝すべく設けたアキュムレータ、
(171は第1油路(Ll)にマニアル弁(9)を介し
て接続される第14油路(Ll4)から入力されるライ
ン圧をスロットル開度に応じた第5図示の如きスロット
ル圧に調圧して出力するスロットル弁を示し、該スロッ
トル弁a7)からのスロットル圧を2速乃至4速用のア
キュムレータ(A2)(A3) (A4)に背圧として
作用させ、更に第2油路(L2)に該スロットル圧で右
方の開き側に押圧される減圧弁aeを介入し、スロット
ル開度の低開度領域では該第2油路([2)の下流側へ
の供給圧を低下させるようにした。尚、該減圧弁(II
Dは特開昭59−166750号で公知であり、その詳
細な説明は省略する。
前記各排油路(LDl)(LD2)(LD3)(L12
)には、夫々排油制御弁(191) (192) (1
93) (19a)とこれに並列のオリフィス(20+
) (202) (203) (204)とを介入し、
該各制御弁(191) (192) (193) (1
9A)の閉弁と開弁とで該各排油路(LDI)(LD2
)(LD3)(L12)の管路抵抗を増減制御し得るよ
うにした。
これを更に詳述するに、3速→4速のシフトアップ時に
3速油圧クラツチ(C3)に接続される第2排油路(L
D2)に介設した第2排油制御弁(192)は、係合側
の4速油圧クラツチ(C4)の油圧(以下4速圧と記す
)で左方の開き側に押圧され、3速→4速のシフトアッ
プ時に4速圧の所定圧への上昇で該制御弁(192)が
開弁され、その前後で解放側の3速油圧クラツチ(C3
)の油圧(以下3速圧と記す)の降圧特性に緩急の差が
つけられ、3速油圧クラツチ(C3)の解放タイミング
が適切にコントロールされて、エンジンの吹上りや必要
以上の供噛みによるエンジンストールを生ずることなく
円滑な変速が得られるよ−1臥    − うにした。又、4速→3速のシフトダウン時に4速油圧
クラツチ(C4)に接続される第3排油路(LD3)に
介設した第3排油制御弁(193)は、係合側の3速圧
で左方の開き側に押圧されて3速圧の昇圧で開弁され、
4速→3速のシフトダウンを上記と同様に円滑に行わせ
るべく機能する。
ところで、走行条件、例えば急激なアクセル操作等に際
し、3速を飛越して2速と4速の間での変速が行われる
ように変速特性が設定されることがあり、そこで2速油
圧クラツチ(C2)に対応する第1排油路(LDl)に
介設した第1排油制御弁(191)は、2速→3速のシ
フトアップと2速→4速のシフトアップとの何れにも対
処し得るよう、特開昭61−84450号で知られる如
く3速圧と4速圧とで右方の開ぎ側に押圧されるものと
し、又該制御弁(IL+)を2速油圧クラツチ(C2)
の油圧(以下2速圧と記す)で左方の閉じ側に押圧し、
2速→3速及び2速→4速のシフトアップ時に解放側の
2速圧の降下と係合側の3速圧や4速圧の上昇とでその
差圧が所定値以下になったとき開弁されるようにした。
尚、かかる差圧応動型の排油制御弁は特開昭61−82
051号で公知である。
又、3速→2速のシフトダウン時に3速油圧クラツチ(
C3)に接続される第4排油路(L12)に介設した第
4排油制御弁(194)は係合側の2速圧で左方の開き
側に押圧されるものとし、更に4速→2速のシフトダウ
ンにも対処し得るよう、4速油圧クラツチ(C4)に接
続される前記第3排油路(LD3)を該制御弁(19a
)の共通の流入ボート(19<a)に分岐路(LD3a
)を介して接続して該第3排油路(LD3)に該制御弁
(19a)が第3排油制御弁(193)と並列に介入さ
れるようにし、4速→2速のシフトダウン時にも係合側
の2速圧の上昇で解放側の4速圧が速やかに降下される
ようにした。この場合、3速→2速のシフトダウン時に
、第4排油制御弁(194)の開弁前に第4排油路(L
12)から流入ポート(19a a)と第3排油路(L
D3)とを介してオリフィス(203)から3速油圧ク
ラツチ(C3)の油が排出されて、3速圧の降下が第4
排油路(L12)のオリフィス(20a)で規定される
降圧特性よりも急にならないよう、分岐路(LD3a)
に第4排油路(L12)からの油の逆流を阻止する逆止
弁(21+)を介設し、又同様に第4排油路(L12)
に第3排油路(LD3)からの油の逆流を阻止する逆止
弁(212)を介設する。
尚、前記第3排油制御弁(19g)を3速圧に加えて2
速圧によっても開き方向に押圧されるものに構成し、4
速→2速のシフトダウンに対処することも可能であるが
、この場合法制御弁(193)に3速圧用の油室と2速
圧用の油室とを2段に形成しなければならず、前記第1
排油制御弁(19+)と同様に弁が大型化し、ミッショ
ンケースに内蔵する限られた大きさのバルブブロックへ
の組込みが困難になることがある。これに対し、上記第
4排油制御弁(19a)を用いれば、3速→2速のシフ
トダウン専用の制御弁と同様の小型の制御弁で4速→2
速のシフトダウンにも対処でき有利である。
尚、前進5段型の変速機の場合、該制御弁(19a)の
流入ボート(19<a)に5速油圧クラツチ用の排油路
を接続して、5速→2速のシフトダウンにも対処し得る
ように構成できる。
又、スロットル開度の低開度領域でのシフトダウンに際
しては、解放側のクラッチ圧を速やかに降下させた方が
円滑な変速が行われ、そこで特開昭61−127956
号で知られる如く、前記第3排油路(LD3)に第3排
油制御弁(193)と並列に低スロツトル開度で開かれ
る第5排油制御弁(19s)と、前記第4排油路(LD
4)に第4排油制御弁(19a)と並列に低スロツトル
開度で開かれる第5排油制御弁(196)と、前記第4
排油路(LD4)に第4排油制御弁(194)と並列に
低スロツトル開度で開かれる第6排油制御弁(19a)
とを各介設し、ここで該第6排油制御井(19s)は、
前記スロットル弁Qつを押圧するプランジャで構成して
、スロットル開度に連動する操作子(196a)により
左方の閉じ側に押動されるものとし、第5排油制御弁(
196)も同様にスロットル開度に連動する操作子(1
958)により左方の閉じ側に押動されるものとし、低
スロツトル開度では該各制御弁(195)(196)が
右方の開き位置に復帰されて、3速→2速、4速→3速
、4速→2速のシフトダウン時に3速圧や4速圧が該各
制御弁(19s) (196)を介しての排油で速やか
に降下されるようにした。また、第5排油制御弁(19
s)は、右端外周に小径の段部(19s b)を備える
ものとし、高スロットル開度時に第3排油路(LD3)
を該段部(195b)を介して右方の大気解放口に接続
して、4速からのシフトダウンに際して4速圧の降下を
早めるようにした。
これは、一般にスロットル開度が高開度になる程高車速
側での変速が行われるように変速特性が設定されており
、この場合車速が増す程シフトダウンの前後でのエンジ
ン回転数の変化量が大きくなるため、高スロットル開度
でのシフトダウンに際しては、高速段側のクラッチ圧を
早期に降下させて低速段側のクラッチ圧の上昇による低
速段の確立前にニュートラル状態を僅かに形成し、ここ
でエンジンを多少吹上らせた−  19 一 方が低速段の油圧クラッチの入力側と出力側の回転差が
減少されて該クラッチがスムースに係合し、円滑なシフ
トダウンが行われるためである。
又、3速→1速のシフトダウンが行われた場合、3速油
圧クラツチ(C3)に接続される第2排油路(LD2)
に介設した第2排油制御弁(192)は開弁されず、こ
のままではオリフィス(202)のみからの排油が行わ
れて3速圧の降下が遅くなり、アクセルペダルを踏込ん
での3速→1速へのキックダウン変速時に1速伝動系(
G1)が確立されるまでに時間がかかつて加速性が悪く
なる。そこで、該第2排油路(LD2)を第2シフト弁
(1(h)の1速位置で該弁(1(h)に形成した環状
溝(101f)を介して排油ボート(10+ (])に
接続するようにし、か′かるキックダウン時には3速油
圧クラツチ(C3)の油を該排油ボート(1G + O
)から絞り抵抗なしに排油し、1速伝動系(G1)をタ
イムラグなしに確立し得るようにした。尚、マニアル弁
(9)のrDJ位置で1速油圧クラツチ(C1)は常時
係合されており、3速油圧クラツチ(C3)が解放され
た時点で1速伝動系(G1)が確立される。
以上、マニアル弁(9)のrDJ位置での油路構成につ
いて説明したが、「S」位置でもrDJ位置と同様な油
路構成となり、第1第2大気開放弁(15+) (15
2)を開閉する電子制御回路L3eに記憶されている変
速特性の切換えにより、例えば第7図に示す如き変速特
性での1速乃至4速の自動変速を行う。第7図の変速特
性は、第6図のものより高速側での変速が行われ、スポ
ーティな走行や山岳走行に適するように設定されている
尚、rDJ位置で第7油路(L7)と第8油路(L8)
とは、マニアル弁(9)切欠溝(9b)を介して接続さ
れていたが、「S」位置では該弁(9)の環状溝(9d
)を介して該両油路(17) (L8)が接続される。
マニアル弁(9)の「2」位置では、第1油路([1)
に該弁(9)の切欠溝(9e)を介して接続される第1
4油路(L14)が該弁(9)の環状溝(9d)を介し
て第8油路(L8)に接続され、ライン圧が第1シフト
弁(101)を介さずに第2シフト弁(102)に入力
される。ここで、「2」位置では、第1第2大気開放弁
(131) (132)が共に開弁されて第2シフト弁
(102)は右方の2速位置に存し、第8油路(L8)
が第9油路(L9)に接続され、2速油圧クラツチ(C
2)に給油されて2速伝動系(G2)が確立される。
尚、「2」位置では、マニアル弁(9)に形成した軸孔
から成る排油孔(9f)に第2油路(L2)が該弁(9
)の切欠溝(9Q)を介して接続され、1速油圧クラツ
チ(C1)には給油されない。又、rDJ「S」位置で
はマニアル弁(9)の切欠溝(9h)を介して排油孔(
9f)に接続されていた第2シフト弁(102)の左端
の油室(102b)に連なる第15油路(Ll5)がマ
ニアル弁(9)の環状溝(91)を介して第6油路(L
6)に接続され、第2大気開放弁(152)により該油
室(102b)の油圧を制御し得る状態となる。これは
、何らかの故障で第1第2大気開放弁(Is 1) (
152)のソレノイドへの通電が不能となって、該両人
気開放弁(151) (152)が閉弁されたままにな
っても(rDJ  rsJ位置での4速段の状態)、マ
ニアル弁(9)を「2」位置にすることで2速伝動系(
G2)を確立して、強い駆動力を得られるようにするた
めである。即ち、「2」位置では、第1大気開放弁(1
51)の閉弁により第2シフト弁(102)の右端の油
室(102a)にモジュレータ圧が入力されても、第2
大気開放弁(152)の閉弁により左端の油室(102
b)にもモジュレータ圧が入力され、モジュレータ圧に
よる左方と右方の押圧力がバランスしてばね(102C
)により第2シフト弁(102)が右方の2速位置に切
換えられ、2速油圧クラツチ(C2)への給油が行われ
る。
又、「2」位置で第2シフト弁(102)を介して2速
油圧クラツチ(C2)に給油するようにしたのは、「2
」位置においても電子制御回路のプログラム次第で3速
伝動系(G3)を確立し得るようにするためである。即
ち、rDJ  rsJ位置で高速走行中にマニアル弁(
9)を「2」位置に切換えると、エンジンのオーバーラ
ンや大きな変速ショックを生ずることがあり、これを回
避するため例えば所定の高車速以上では「2」位置であ
っても3速伝動系(G3)を確立し得るようにすること
が考えられ、かかる制御を可能にするためである。
〆 この場合、rDJ rsJ位置と同様に第1油路(Ll
)を第2油路(L2)に接続して、第1シフト弁(10
1)を介して第2シフト弁(102)に給油することも
考えられるが、これでは1速油圧クラツチ(C1)の故
障で万が−これからの油洩れを生ずると、rDJ  r
sJ位置のみならず「2」位置でもライン圧低下によっ
て総ての油圧クラッチが係合できなくなり、前進走行不
能となる不具合を生ずる。
然し、上記の構成によれば、「2」位置では第1シフト
弁(1(h)を介さずに第8油路(L8)を介して第2
シフト弁(102)に直接給油されるため、少なくとも
「2」位置での前進走行は可能になり上記不具合は生じ
ない。
マニアル弁(9)のrRJ位置では、第1油路([1)
がマニアル弁(9)の切欠溝(9j)を介して第1シフ
ト弁(1(h)に連なる第16油路(116)に接続さ
れ、この場合電子制御回路aeにより、第1大気開放弁
(151)は閉、第2大気開放弁(152)は開となっ
て(rDJ rsJ位置での3速段の状態)第1シフト
弁(1(h)は左方の2速位置に切換えられているため
、該弁(10+)の環状溝(1o + h)を介して第
16油路(116)がサーボ弁01)の左端の油室(1
1a)に連なる第17油路(117)に接続され、該サ
ーボ弁C11が該第17油路(Ll7)を介して入力さ
れるライン圧によりばね(Ilb)に抗して右動し、該
サーボ弁atに連結したセレクギア(6)が右方の後進
位置に切換えられると共に、後進位置で第17油路(L
l7)が該油室(11a )に連なるサーボ弁atの軸
孔(11C)を介してマニアル弁(9)に連なる第18
油路(118)に接続される。
該第18油路(118)は、マニアル弁(9)のrRJ
位置で切欠溝(9c)を介して4速油圧クラツチ(C4
)に連なる第13油路(113)に接続されており、か
くて4速油圧クラツチ(C4)への給油とセレクタギア
(6)の後進位置への切換えとで後進伝動系(GR)が
確立される。
尚、サーボ弁atの後進位置への右動によれば、第3シ
フト弁(103)の左端の油室(103b)に連なる第
19油路(119)がサーボ弁atの切欠溝(11d 
)とばね室(11e)とを介して第14油路(Li2)
に接続され、マニアル弁(9)のrRJ位置で該第14
油路(Li2)に環状溝(9a)を介して接続される排
油ボート(9k)により該油室(1o 3 b)が大気
開放されるが、マニアル弁(9)をrRJ位置からrD
J「S」位置に切換えたとき、後記する如くサーボ弁a
t+の前進位置への復帰が遅れると、rDJ「S」位置
では第14油路([14)に上記の如く第1油路(シ1
)が接続されることから、第14油路(Li2)から上
記とは逆に第19油路(119)を介して該油室(1o
 3 b)にライン圧が入力され、第3シフトバルブ(
10a)が強制的に右方の3速位置に保持されるように
した。その理由は以下の通りである。
即ち、電子制御回路aeより変速制御を行う変速機では
、車速センサ(16b)等の入力信号系統に異常を生ず
ると正常な変速制御を行い得なくなり、例えば高速走行
中に低速段にシフトダウンされてエンジンのオーバーラ
ン等の不具合を生ずることがあり、そこでかかる変速機
では、入力信号系統の異常を検出する自己診断機能を電
子制御回路Geに付加し、異常検出時は最高速段を確立
するように変速制御するを一般としており、図示の実施
例について考えれば、4速段の状態即ち第1第2大気開
放弁(15+) (1s 2)を共に閉弁する状態とな
る。
従って、入力信号系統の異常を生じた状態でマニアル弁
(9)をrRJ位置からrDj  rsJ位置に切換え
ると、4速油圧クラツチ(C4)に引続き給油されるこ
とになり、この場合サーボ弁(11)の油室(118)
から第17油路(Li2)と2速位置に存する第1シフ
ト弁(1(h)の環状溝(101h)と第16油路(1
16)とマニアル弁(9)の切欠溝(9j)とを介して
排油ポート(91)に排油されるが、冷温で油の粘性が
高いと該油室(11a )からの排油、従ってサーボ弁
(Ivの左方の前進位置への移動が遅れ、マニアル弁(
9)をrDJ rsJ位置に切換えた後もセレクタギア
(6)が後進位置に残ることがあり、4速油圧クラツチ
(C4)への給油と相俟って引続き後進伝動系(GR)
が確立され、一方rDJ「S」位置への切換えによれば
1速油圧クラツチ(C1)にも給油されるから、後進伝
動系(GR)と1速伝動系(G1)とが同時確立される
ことになり、1速4速の油圧クラッチ(C1)(C4)
のクラッチディスクの焼損や早期摩耗を生ずる。
然し、上記の構成によれば、サーボ弁aつの前進位置の
移動が遅れると、第3シフト弁(10a)の左端の油室
(103b)に第19油路(Li2)を介してライン圧
が入力されるため、その右端の油室(103a)に第2
大気開放弁(152)の閉弁でモジュレータ圧が入力さ
れても、ライン圧とばね(103C)とによる右方への
押圧力がモジュレータ圧による左方の押圧力を上回って
第3シフト弁(10a)は右方の3速位置に保持され、
4速油圧クラツチ(C4)からの排油と3速油圧クラツ
チ(C3)への給油とが行われて、3速伝動系(G3)
が確立され、上記の不具合を生じない。
尚、rRJ位置で第16油路(116) 、第1シフト
弁(101)、第17油路(Li2)を介してサーボ弁
a′Dに給油するのは、車両が一定車速以上で前進中の
ときは第1シフト弁(1(h)を1速位置に切換えて両
油路(Li2)(Li2)の接続を阻止し、後進伝動系
(OR)を確立させないようにするためである。この場
合、rDJ  rsJ  r2Jの前進側位置からrN
J位置に戻したとき、車速が一定値以上であれば、第1
シフト弁(1(h)を予め1速位置に切換え、rRJ位
置での後進伝動系(GR)の確立を確実に阻止し得るよ
うにする。
マニアル弁(9)のrNJ位置では、第1油路([1)
からモジュレータ弁0に給油されるだけで、マニアル弁
(9)の下流側の油路には一切給油されず、これはl”
PJ位置でも同様である。
尚、第1第2大気開放弁(15+) (Is 2)は常
閉型としたが、これは該合弁(Is 1) (152)
を常開型とした場合、ソレノイド(158’Jへの通電
で該合弁(15+)(152)の開き方向の付勢ばねと
モジュレータ圧とに抗して該8弁(151) (152
)を開弁じ得るように大きな励磁力を発生させる必要が
あって、弁が大型化するのに対し、常閉型ではソレノイ
ド(15a)への通電時合弁(15d (152)を閉
じ方向の付勢ばねのばね力からモジュレータ圧による押
圧力を差し引いた比較的小さな励磁力で開弁できて、弁
を小型化できるためである。又、該両弁(151)(1
52)を閉弁しての4速段でのクルーズ走行時、該両弁
(Is 1) (152)への通電を停止できて消費電
力を少なくできる利点もある。
以上でマニアル弁(9)の各位置での変速制御の説明を
終り、次に流体トルクコンバータ(3)に内蔵するクラ
ッチ■について説明する。
第2図を参照して、該クラッチ■は、流体トルクコンバ
ータ(3)の入力側の例えば入力ケース(3a)と出力
側の例えばタービン翼車(3b)とを機械的に連結する
もので、入力ケース(3a)とタービン翼車(3b)と
の間隙にタービン翼車(3b)にダンパスプリングc2
2b)を介して連結されるクラッチ板122a)を軸方
向に移動自在に設けて構成され、該トルクコンバータ(
3)の内部空隙を該クラッチ板Q2a)により翼車収納
室のと入力ケース(3a)側の背圧室[相]とに区分し
、後記制御弁■により該内部空隙に該背圧室@側からの
給油を行うクラッチ解放状態と、該収納室■側からの給
油を行うクラッチ係合状態とに切換自在とし、係合状態
では該収納室■の内圧(以下Paと記す)と該背圧室[
相]の内圧(以下pbと記す)との差圧に応じた係合力
で該クラッチ板G!2a)が入力ケース(3a)に摩擦
係合されるようにした。
該制御弁■は、レギュレータ弁α2に連なる第20油路
(120)を背圧室[相]に連なる第21油路(L21
)に接続して該背圧室@への給油を行う右方の解放位置
(図示の位置)と、第20油路(L20)を翼車収納室
のに連なる第22油路(L22 )に接続して該収納室
のへの給油を行う左方の係合位置とに切換え自在であり
、該制御弁■の右端の油室(25a)に第4油路(L4
)を介してモジュレータ圧(以下Pmと記す)を入力す
ると共に、その左端の油室(25b)にオリフィス26
1)を介して第一  31 − 4油路([4)に接続される第23油路(123)を接
続し、該第23油路(L23)に電磁式の常閉型第3大
気開放弁(15a)を接続して、該弁(15a)の開弁
によれば該両油室(25a)G?5b)の差圧により制
御弁■がばね(25c)に抗して係合位置に切換えられ
、クラッチ■が係合されるようにした。
図面で■はPaを比較的高圧の所定値に調圧すべく翼車
収納室のに連なる第5排油路(LD5)に介設したチェ
ック弁から成る第1調圧弁、■はオイルクーラ、■はオ
イルリザーバー、(3h)(302)はオイルクーラー
■や潤滑部への流入圧が過度に上昇しないように設けた
リリーフ弁を示す。
ここで、クラッチ■の係合状態は、Paとpbの差圧の
増減による係合力の変化で該クラッチ■の入力側と出力
側とを直結する直結状態と、入力側と出力側の滑りを許
容する滑り状態とに切換えられるもので、この差圧を走
行状態に応じて可変制御すべく以下のように構成した。
即ち、制御弁■の係合位置において前記第一  32 
− 21油路(121)に接続される第24油路(L24)
と、前記第22油路(L22)から分岐した第25油路
(125)とを設け、該両油路(124)(L25)を
第2調圧弁■を介して接続して、背圧室[相]と翼車収
納室■とを連通する連通路を構成し、又前記第5排油路
(LD5)に前記第1調圧弁のに並列の第6排油路(L
D6)を接続して、これに開閉弁■を介設し、ここで該
開閉弁■は、右端の油室(3)a)に入力される前記ス
ロットル弁(17+からのスロットル圧(以下Pθと記
す)で左方の閉じ側と第4油路(L4)にオリフィスC
i!62)を介して接続される第26油路(126)を
介して左端の油室(32b)に入力されるPm及びばね
(32c)で右方の開き側に押圧されるものとし、該第
26油路(126)に電磁式の常閉型第4大気開放弁(
154)を接続して、該開放弁(15a)が開弁され旦
つPθが所定値Ps以上(スロットル開度が所定開度0
3以上)のときのみ該開閉弁■が開閉されるようにし、
該第4大気開放弁(154)の閉弁で左端の油室(yb
)にPmが入力されているときは、スロットル開度が全
開になっでも該開閉弁■は閉弁されないようにした。
前記第2調圧弁■は、第6排油路(LD6)に開閉弁■
の開弁で接続される第27油路(L27)を介して入力
される油圧即ちPaで右方の開き側と、第24油路(L
24)に連なるパイロット油路(L24a)を介して入
力される油圧即ちpbで左方の閉じ側とに押圧される差
圧応動型に構成されるものとし、更に該第2調圧弁■を
スロットル弁(17+からのPaで閉じ側と、前記第2
6油路(L26)を介して入力されるPm及びばね(3
1a )で開き側とに押圧するようにした。従って第2
調圧弁■のPa及びpbの受圧面積をSl、Pa及びP
mの受圧面積をS2、ばね(31a )の力をFとする
と、第2調圧弁■に作用する力の関係は、 Pa51+ Pm52+ F = PbS1+ Pe5
2となり、 の関係式が成立する。
ここで、上記した第3第4大気開放弁(153)(15
a)は、変速制御用の前記第1第2大気開放弁(151
) (152)と同様に電子制御回路aθにより開閉制
御される。
第8図はクラッチのの作動特性を示し、同図のa線より
高速側の領域で第3大気開放弁(153)を開弁して、
上記の如く制御弁■を係合位置に切換え、クラッチ■を
係合作動させるようにし、又同図のb線で囲まれた領域
で第4大気開放弁(154)を開弁させるように、した
而して、b線で囲まれた領域で且つスロットル開度が0
8以上の第8図のA領域でのみ上記した開閉弁■の閉弁
条件が満たされることになり、b線で囲まれたθS以下
のB領域や、a線とb線の間のC領域では開閉弁■が開
弁状態に保持され、Paは第6排油路(LD6)を介し
ての排油により比較的低圧になり、又背圧室Q@への第
2調圧弁■を介しての排油が行われ、Paとpbの差圧
は上記(1)式に従ってスロットル開度の増加に伴いい
増加し、クラッチ係合力がスロットル開度の増加による
エンジンの出力トルクに応じて増加して、トルクコンバ
ータ(3)の速度比が出力トルクの増減に係わりなく一
定になるようにクラッチのが滑り状態で作動する。ここ
で、C領域では第4大気開放弁(15a)が閉弁されて
いるため、第2調圧弁■にPmが入力されるが、B領域
では第4大気開放弁(Is a)の開弁によりpIll
の入力が停止されるため、Paとpbの差圧が(1)式
のPmの順方だけ増加し、かくてトルクコンバータ(3
)の速度比をC領域では0.92〜0.93程度に保持
して、低車速域や低スロツトル開度域で大きくなり易い
トルク変動をクラッチ■の滑りで有効に吸収し得るよう
にし、スロットル開度が極端に低開度でなくトルク変動
が殆ど問題にならないB領域では速度比を1.0にかろ
うじて保持できる程度の係合力を得られるようにし、必
要以上のクラッチ■の滑りによる燃費性の悪化を防止し
得るようにした。
又、スロットル開度を全開に近いθ。以下の極低開度と
して減速走行を行うときは、エンジンからのトルク変動
は問題にならないため、a線とb線との間の領域であっ
ても00以下のD領域では、トルクコンバータ(3)の
速度比をフィードバックして第4大気開放弁(Is a
)を単位時間当りの開弁時間が目標速度比との偏差に応
じて変化されるようにデユーティ制御し、速度比を1.
02〜1.03程度に保って、エンジンブレーキの効き
具合を良好に維持し且つエンジンブレーキ時の車体振動
の発生も防止し得るようにする。
上記したA領域では、開閉弁■が閉弁され、第6排油路
(LD6)を介しての排油が停止されて、Paは第1調
圧弁ので設定される比較的高圧の値に保持され、又第2
調圧弁■への第27油路(L27)を介してのPaの入
力と、第26油路(126)を開してのPmの入力とが
停止され、第2調圧弁■はPa(Ps以上)によりばね
(31a )に抗して閉位置に押し切られて背圧室QΦ
への給油が停止され、pbは大気圧に近い値となり、P
aとpbの差圧が大きくなってクラッチ■は直結状態で
作動する。
図面で■は第1乃至第4大気開放弁(151) (15
2)(15a) (15a)とモジュレータ弁(13及
びスロットル弁aDの上流側に設けたオイルフィルター
、(Is b )は電子制御回路aeからの指令信号に
応じて各大気開放弁(15+) (152) (153
) (15a)のソレノイド(15a )への通電を行
う駆動回路、(16d)はエンジン回転数センサを示し
、車速と変速段のギア比とで算出される流体トルクコン
バータ(3)の出力側の回転数とエンジン回転数とで該
トルクコンバータ(3)の速度比を求めるようにした。
(発明の効果) 以上の如く本発明によるときは、第1乃至第3シフト弁
を第1大気開放弁と第2大気開放弁との2個の電磁弁だ
けで切換制御して1速乃至4速の変速を行い得られ、シ
フト弁及び電磁弁の個数を可及的に削減できて、コスト
ダウン及び消費電力の低減を図れ、而も第1乃至第3シ
フト弁を用いる従来の油圧回路の変更を少なくでき、製
造上有利である効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用する変速機の1例の線図、第2図
はその油圧回路図、第3図は油圧開路のマニアル弁とシ
フ1〜弁の拡大図、第4図は電子制御回路のブロック回
路図、第5図は油圧回路に設けたスロットル弁の出力特
性図、第6図はマニアル弁のIDJ位置での変速特性図
、第7図はその「S」位置での変速特性図、第8図はト
ルクコンバータ用クラッチの作動特性図である。 (G2)(G3)・・・低速伝動系 (G4)・・・高速伝動系 (C2HC3)・・・低速油圧係合要素(C4)・・・
高速油圧係合要素 (LD3)・・・高速油圧係合要素の排油路(101)
 (102) (10a)・・・シフト弁(19a) 
(19a)・・・第1の排油制御弁(19s)・・・第
2の排油制御弁 ペロへLさ既歿 一一一」 xvl ビ(1> J−−F〜 門 υ べ0へJ−→F1づ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、変速機に備える低速伝動系と高速伝動系とを各確立
    する低速油圧係合要素と高速油圧係合要素とへの給排油
    をシフト弁により切換制御して、該各油圧係合要素を選
    択的に作動させるようにすると共に、該高速油圧係合要
    素に該シフト弁を介して接続される排油路に該低速油圧
    係合要素の油圧を開き側に作用される第1の排油制御弁
    を介設するものにおいて、該排油路に該第1の排油制御
    弁と並列にエンジンのスロットル開度が高開度のとき開
    かれる第2の排油制御弁を設けたことを特徴とする車両
    用油圧作動式変速機の制御装置。 2、該第2の排油制御弁をスロットル開度が低開度のと
    きにも開かれるように構成したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の車両用油圧作動式変速機の制御装
    置。
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