JPS6317874A - エピクロルヒドリンの製造法 - Google Patents

エピクロルヒドリンの製造法

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JPS6317874A
JPS6317874A JP16276886A JP16276886A JPS6317874A JP S6317874 A JPS6317874 A JP S6317874A JP 16276886 A JP16276886 A JP 16276886A JP 16276886 A JP16276886 A JP 16276886A JP S6317874 A JPS6317874 A JP S6317874A
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伸幸 永戸
Hideki Mori
秀樹 森
Kenichiro Maki
牧 健一郎
Toshio Mori
敏夫 森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は2・3−ジクロル−1−プロパノールを石灰1
してケン化してエピクロルヒドリンを製造する方法にI
!!する。
〔従来の技術J3よびその欠点〕 エピクロルヒドリン(以下E’CHという)は、従来ア
リルクロライドのりUルヒドリン化によって得られる2
・3−ジクロル−1−プロパノールおよび1・3−ジク
ロル−2−ブ[1パノールの2種の異性体混合物(以下
ジクロル−プロパノールという)水溶液を、ぞのまま石
灰几と混合し、棚段式の蒸留塔でスチームによりストリ
ッピングしながらケン化反応させ、塔頂より/[成した
エピクロルヒドリンを扱き出し、塔底から副生物のグリ
ピリンを廃液ととbに排出さけることにより製造されて
いる。
しかし、−り記シクロループ[lパノールはGffJが
低く、生成したE Cl−1が然発しにくく、良好な選
折率が重積られない。そのためE CHのストリッピン
グが充分行なわれるようにするため、スチームKg/E
CII幻−4〜8の大江のスチームを必要とし、コスト
高となる。ざらに、ジクロル−プロパノールは混合物で
あり、それぞれの成分のケン化速度が貨なるため、各成
分に対して最適な反応条件が得られない等の欠点がある
本発明者等は、先に上記の欠点を解決するため、使用す
る石灰乳とジクロル−プロパノール合31)1の10〜
50wt%のシクロループ〔1パノールと石灰乳とを、
反応蒸留塔の同じ位置に導入してケン化ザることにより
、スチームに3/ECHKgが1〜3.5のスチーム吊
ぐ、ストリッピング効果を高め、/!選択率が維持出来
る方法を提案したく特開重積R60−258172)。
しかし、ジクロル−プロパノールのP1澗度溶液特に2
・3−ジクロル−1−プロパノールの高濃度溶液を用い
た場合、これのケン化速度は比較的遅いため、2・3−
ジクロル−1−プロパノールと水との共沸によって、未
反応の2・3−ジクロル−1−プロパノールがE CH
、水とともに蒸発して塔頂に移行して反応系外に出て反
応しないため、反応率に限界を生ずる。
これを解決する方法として、反応蒸留塔のシクロループ
[lパノール供給位置より上部に石灰乳を供することが
提案されている(特開昭59−19688)。
この方法においては、ジクロル−プロパノール供給位置
より上部に、反応に必要な石灰乳を供給するので、水と
の共沸によって蒸発するジクロル−プロパノールは、C
a(Oil)zと反応してECHとなるので、未反応の
状態で系外に出ることはない。
しかし、その量は比較的少ないため、石灰乳中のCa(
OH)z 濃度はあまり低下しない。そのため、ジクロ
ル−プロパノールの供給される位置まで降下する間の塔
につまりが発生し易い。このため安定運転をする事が困
難である。さらに、発生したECHがCa(OH)2重
積度の高い石灰乳と接触して塔頂に移行するので、加水
分解を受は易く、選択率が低下する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記の事情に鑑み、比較的ケン化速度の遅い2
・3−ジクロル−1−プロパノールの濃度の高い溶液を
用い、反応率、選択率が共に高く、水蒸気の消費品の少
ない、そして安定運転の可能となるE CHの製造法を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成すべくなされたしので、その
要旨は、反応蒸留j6を用いて、使用する石灰乳と2・
3−ジクロル−1−プロパノールの合計!!!量に対し
て、10〜5Qwt%の濃度の2・3−ジクロル−1−
プロパノールを蒸留塔に供給して、反応生成するエピク
ロヒドリンをスチームによってストリッピングさせるエ
ピクロルヒドリンのjFJ iiS法において、2・3
−ジクロル−1−プロパノール1モルに対して、0.0
5〜0.2モルのCa(OH)zを含有する石灰乳を2
・3−ジクロル−1−プロパノールの供給位置より上部
に供給し、0.35〜0.6モルのCa(Oil)2を
含0′rjる石灰乳を2・3−ジクロル−1−プロパノ
ールと同じ供給位置に供給するエピクロルヒドリンの製
造法にある。
〔発明の具体的構成J3よび作用〕 以下本発明の詳細な説明する。
本発明の方法に使用される反応蒸留塔には、充填塔、多
孔板塔などがあるが、通常ダウンカマーを有する多孔板
塔が用いられ、下端より水蒸気が導入される。
2・3−ジクロル−・1−プロパノール(以下2・3D
CPLという)をケン化するのに用いられるアルカリと
しては、生成した[CHの加水分解が少ないためCa(
OH)2が用いられる。Ca(Off)zの理論量は、
2・30 CP 重積モルに対して1/2モルであるが
、ケン化反応が充分行なわれるように、理論量の1.1
〜1.5倍が用いられる。
また、反応蒸留塔に導入される2・3 D Cl) L
の濃度は、使用される石灰乳のffi、Bよび2−3D
CPLhiの合Stの10〜50wt%である。この濃
度がiQwt%未讃では、スチームの使用量が多くなっ
て経済的に不利となり、550wt%を越えると、石灰
乳中のCa(0重積)2濃度が濃くなって取扱いが困難
となる。
また、2・3DCPLは全in反応蒸留塔の1s上段よ
りやや下方の段に所定の流速で、所定間の石灰乳ととも
に導入されるが、その際、それぞれ別個に同じ段に供給
しても、或いは導入直前に合流混合して供給してもよい
。この2・3DCPL−の導入される段より上の段に覧
よ、2・3DCPt−の導入層1モルに対して0.05
〜0.2モルのCa(OH)2を含有する石灰乳が導入
される。また、上記2・3 D CP l−と共に、2
・3DCPL 1 Tlニルに対して、0.35〜0.
6モルのCa(Oil)2を含有する石灰乳が導入され
る。
上記上部段に導入されるCa(OH)2が2・3 D 
CP 重積モルに対して0.05モル未満では、水と共
?1!する2・3DCPLを完全にケン化することが出
来ず、0.2モルを越えると未反応のCa(0重積)z
が多くなり、石灰乳がつまり易くなったり、生成したF
CI+がストリッピングされて塔頂に移行づる過程で加
水分解され易くなる。
また、2−3DCPLと共に供給するCa(Off)2
の16が2・3 D CP L 1モルに対し、0 、
35 tル未満では、2・3 D CP L、L段に供
給JるCa(叶)2の楢が多くなり、石灰濶曵の濃い部
分が生じ、tlE CHの加水分解が速進され、0.6
′Uニルを越えると、石灰が過剰となって経済的でなく
なる。
本発明の方法は、上記の枯成となっているので、反応蒸
留塔ド端より吹込まれるスチームによって加熱され、水
と共沸げる2・3 D CP Lは、上部段に供給され
る石灰乳によってケン化される。その場合、共沸する2
・3DCPLのmは比較的少ないが、上部段より供給さ
れるCa(0旧2の吊も少ないので、大部分のCa(O
H)2がケン化反応にJ、って消費される。したがって
蒸留反応塔内部にはCa(OH)2瀾度の高い部分がな
く、生成してストリッピングされた[C重積は、はとん
どが加水分解されることなく、塔頂より放出される。
この水蒸気とECHの蒸気は冷却凝縮されるが、ECH
は水に殆ど溶解せず、E CHは下層の液として回収さ
れる。したがって、転化率、選択率が共によくなり、消
費するスチームhlはE C81Kg当り1〜3.5K
sとなる。
(実施例、比較FA) 次に実施例、比較例を示して本発明の詳細な説明する。
用いた反応蒸留塔は、内径55m5nさ1500mのガ
ラス製の塔で、内部には、径1mの孔が280個穿設さ
れ、深さ5rmのダウンカマーを有する多孔板が100
s間隔に10枚設けられた多孔板塔である。この塔の最
下段の下側には、スチーム吹込みノズルが取付けられ、
流聞晶1を通して所定間のスチームが供給出来るように
なっている。また、最−F段には石灰乳が宙吊ポンプに
よって−・定速度で供給づ“る供給ノズルが設けられ、
最上段から2段[1にtま、定植ポンプによってそれぞ
れ送られる石灰乳および2・3 D CI) Lが合流
混合される液供給ノズルが取付けられている。また、塔
頂には、留出液を冷却捕集するクーラーおよびアキュム
レータが取付りられ、塔底には500mの丸底フラスコ
が取付けられており、この丸底フラスコ1中の′重積吊
が40dに保持されるように、定−1ポンプを用いて連
続的に抜出されるようになっている。
実施例1 上記装5を使用し、最上段の供給ノズルからは、ca(
on)2が9.5wt%の石灰乳77 Q / I)r
を導入し、最下段Jζす2段目の供給ノズルからは、f
ailじ濃度の石灰乳300 (コ/ h r J5よ
び2 ・3DCPL85.3(J/hrを供給しながら
、スチーム吸込ノズルからスチームを吹込lνだ。また
、塔底から流出する廃液を、丸底フラスコより人出しな
がら、2詩間運転をして反応系を安定化さけた。その後
さらに1時間運転を行ない、堝拍留出液と、丸底フラス
コ1内の液をリンブリングして分析した。その結果、2
・3DCPLの転化率は97.5%、FCHの選択率は
97.0%であった。また、E CH189に対するス
チームの消τキ!dは2.0に9である。
但し、 転化率= 選択率− (供給2・3DCPLの(ル数)×転化率比較例1 石灰乳の全ff1377g/hrおよび2−3DCPL
85.3Q/hrを最上段に供給した他は実施例1と同
じ操作によって反応蒸留、サンプリングを行なった。ぞ
の結果、 2・3DCPLの転化率は84.1%、ECHの選択率
は97.1%、ECH1/ryに対する消費スチーム化
は、2.0Kgであった。
比較例2 石灰乳の全ff1377g/hrを最上段に供給し、2
−3DCPL85.3Q/hrを最上段により2段目に
供給した伯は、実施例1と同じ操作によっで反応蒸留を
行なった。その結果、この運転においては最上段におけ
る石灰乳の流れが安定せず運転が困難であった。
〔効果〕
以上述べたように本発明に係るE CHの製造法は、転
化率、選択率が共によく、スチームの使用量も少なく、
安定した運転が可能で、従来の方法に比して極めて優れ
たものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 反応蒸留塔を用いて、使用する石灰乳と、2・3−ジク
    ロル−1−プロパノールの合計重積に対して、10〜5
    0wt%の濃度の2・3−ジクロル−1−プロパノール
    を蒸留塔に供給して、反応生成するエピクロルヒドリン
    をスチームによつてストッピングさせるエピクロルヒド
    リンの製造法において、2・3−ジクロル−1−プロパ
    ノール1モルに対して、0.05〜0.2モルの Ca(OH)_2を含有する石灰乳を2・3−ジクロル
    −1−プロパノールの供給位置より上部に供給し、2・
    3−ジクロル−1−プロパノール1モルに対して、0.
    35〜0、6モルのCa(OH)_2を含有する石灰乳
    を2・3−ジクロル−1−プロパノールと同じ供給位置
    に供給することを特徴とするエピクロルヒドリンの製造
    法。
JP16276886A 1986-07-10 1986-07-10 エピクロルヒドリンの製造法 Expired - Lifetime JPH0788366B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03145481A (ja) * 1989-10-28 1991-06-20 Daiso Co Ltd エピクロルヒドリンの製造方法
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