JPS631775Y2 - - Google Patents

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JPS631775Y2
JPS631775Y2 JP1982081241U JP8124182U JPS631775Y2 JP S631775 Y2 JPS631775 Y2 JP S631775Y2 JP 1982081241 U JP1982081241 U JP 1982081241U JP 8124182 U JP8124182 U JP 8124182U JP S631775 Y2 JPS631775 Y2 JP S631775Y2
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JP
Japan
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fertilizer
bag
plants
sheet
water
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JP1982081241U
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JPS58182624U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は肥料袋に関するものである。
土木工事により造成された傾斜面は肥料養分に
乏しいため、この傾斜面に植林あるいは植生帯を
施して斜面を緑化するには肥料を施す必要があ
る。
ところで、この場合、植物導入の時期から2〜
3年分の肥料を施すのが望ましいが、このように
大量の肥料を施すと、土中の水分の浸透圧が増加
して吸水障害を生じさせて植物を枯死させたり、
肥料による濃度障害で植物の生長を阻害すること
がある。
したがつて、植物導入時に肥料を大量に与えず
追肥を行なうようにしている。
しかしながら、追肥を行なうことは面倒であ
り、十分実行されていないのが現状である。
本考案は、前記従来の現状に鑑みてなされたも
ので、植物導入時に一度に施肥するものの、その
肥効を一定期間経過後に現われるようにし、植物
導入時に容易に施肥することのできる肥料袋を提
供しようとするものである。
つぎに、本考案を一実施例である図面にしたが
つて説明する。
図において、1は紙、布等透水性のあるシート
で、このシート1の一面に、たとえば、パラフイ
ン系、アスフアルト系、フエノール系の日射、温
度、土壌微生物等にもとづく風化により崩壊しや
すい防水剤(コーテイング剤)をコーテイング2
して、シート1に防水性を付与したものである。
なお、前記コーテイング2に代えて、シート1に
パラフイン系、アスフアルト系、フエノール系、
あるいはスチレン系ポリマー等を含浸させてシー
ト1に防水性を付与してもよい。
本考案は、前記防水加工を施した透水性シート
1を、図示するように、ヒートシール、ホツトメ
ルトあるいはミシン掛け3により筒状とし、この
中に肥料4およびたとえば、ピート、バーク、ワ
ラ、バーミキユライト、パーライト等の土壌改良
材5を充填し、両端部を前記同様手段で封止して
袋部6としたものである。なお、袋部6の形成方
法および肥料4等の袋部6内への充填方法は前記
のものに限らないことは勿論である。
前記のようにして形成した肥料袋Aは、法面へ
の植物導入時に、法面に、等高線に沿つて、筋状
に設置あるいは等高線上に設けた溝内に設置する
ものである。
このように法面に設置された肥料袋Aは、防水
加工を施してあるため、施工時期においては雨水
等により内部の肥料4は流出せず、大量の肥料4
が内蔵されていても植物に何の障害をも与えるこ
とはない。
そして、年数が経過するにつれて、シート1に
防水性を付与しているコーテイング2等が風化に
より亀裂や崩壊等を起し、袋部6内の肥料4は逐
次土中に水分により供給される。
つまり、肥料袋Aは植物導入時に施工されるも
のであるが、その肥効は施工後、長期間経過後に
発揮され、追肥したのと同じ効果を奏する。しか
も、この時期においては、植物は十分生育してい
るため肥料の濃度障害を生じる恐れはない。ま
た、肥料袋Aを等高線に沿つて条施すれば、それ
だけ肥料の濃度障害を防止することができる。
なお、肥効を発揮する期間は、シートの性質、
コーテイング剤あるいはコーテイング厚み等によ
つて調整することができる。
さらに、本考案にかかる肥料袋Aは、実施例の
ようにそのまゝ法面等に施工してもよく、杭状パ
イプに入れたり、植生土のう中に内包させてもよ
いばかりか、法面以外に施工してもよいことは物
論である。その他、実公昭51−37282号公報、実
公昭51−37283号公報に示されるような植生板に、
適宜間隔でヒートシール、ホツトメルトあるいは
接着剤により接着させておけば、植生板の法面へ
の施工と肥料袋の施工が同時にできて合理的であ
る。また、種子吹付工に用いられる吹付資材の定
着を良好にする目的で使われる種子吹付用ネツト
に適当な間隔に接着させておいてもよい。
以上の説明で明らかなように、本考案にかかる
肥料袋によれば、肥料は防水性を有する透水性シ
ートにより覆われているため、肥料袋を設置して
も直ちに肥効が生じず、植物が十分生育した頃に
防水性が風化により失われて肥料が流出し追肥と
同等効果を奏する。また、プラスチツクなどでコ
ーテイングして肥効の発現を遅らせた緩効性肥料
を、肥料袋中に入れると、なお一層肥効の長期的
かつ効果的な利用が可能となる。
したがつて、植物導入時に、肥効が遅れて発揮
される追肥を予め行なうことができるため、その
施工は容易であり、かつ安価に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案にかゝる肥料袋の断面図であ
る。 1…透水性シート、2…コーテイング、3…接
合部、4…肥料、5…土壌改良材、6…袋部、A
…肥料袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 日射、温度等により風化するパラフイン系、ア
    スフアルト系、フエノール系の防水剤で全面を防
    水加工した透水性シートで形成した袋部に、少な
    くとも肥料を内蔵させたことを特徴とする肥料
    袋。
JP8124182U 1982-05-31 1982-05-31 肥料袋 Granted JPS58182624U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124182U JPS58182624U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 肥料袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8124182U JPS58182624U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 肥料袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58182624U JPS58182624U (ja) 1983-12-06
JPS631775Y2 true JPS631775Y2 (ja) 1988-01-18

Family

ID=30090360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8124182U Granted JPS58182624U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 肥料袋

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JP (1) JPS58182624U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917768U (ja) * 1972-05-24 1974-02-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58182624U (ja) 1983-12-06

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